JPH0754760Y2 - 薄型温水器 - Google Patents
薄型温水器Info
- Publication number
- JPH0754760Y2 JPH0754760Y2 JP1990113207U JP11320790U JPH0754760Y2 JP H0754760 Y2 JPH0754760 Y2 JP H0754760Y2 JP 1990113207 U JP1990113207 U JP 1990113207U JP 11320790 U JP11320790 U JP 11320790U JP H0754760 Y2 JPH0754760 Y2 JP H0754760Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- water heater
- vertical pipe
- thin water
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として家庭で利用され、水道に直結して給
水される電気温水器に関する。
水される電気温水器に関する。
(従来の技術) 従来使用されている電気温水器のタンクは、円筒形又は
角筒形をしている。
角筒形をしている。
(考案が解決しようとする課題) この種の電気温水器は、通常タンク容積が360l前後あ
り、タンクの高さを180cmとすると円筒形タンクでは外
径が約51cm、角筒形タンクでは一辺の長さが約45cmとな
り、そのタンクの外面を断熱材で覆うため、温水器の外
郭はかなり大きくなる。そして、この温水器の据付場所
は、住居用建物の隅角部や壁面に沿った場所とされる
が、建物自体に余裕が少い上、壁面から突出する温水器
の寸法が大きいため、据付場所の選定がむずかしい場合
が多い。
り、タンクの高さを180cmとすると円筒形タンクでは外
径が約51cm、角筒形タンクでは一辺の長さが約45cmとな
り、そのタンクの外面を断熱材で覆うため、温水器の外
郭はかなり大きくなる。そして、この温水器の据付場所
は、住居用建物の隅角部や壁面に沿った場所とされる
が、建物自体に余裕が少い上、壁面から突出する温水器
の寸法が大きいため、据付場所の選定がむずかしい場合
が多い。
このうち、角筒形タンクは、円筒形タンクに比し寸法上
有利であり、横断面を長方形にすれば更に有利となる
が、いずれの場合も円筒形タンクに比して耐圧力が劣
り、通常の水道圧力でも変形し易く、水圧を減少させる
手段を用いなければならず高価になる。
有利であり、横断面を長方形にすれば更に有利となる
が、いずれの場合も円筒形タンクに比して耐圧力が劣
り、通常の水道圧力でも変形し易く、水圧を減少させる
手段を用いなければならず高価になる。
また、円筒形、角筒形のいずれのタンクも外圧力に対す
る抵抗力は更に小さいから、温水器が高層階に設置され
ていて、水道が断水して落差による負圧が生じると、タ
ンクが圧潰するおそれがある。
る抵抗力は更に小さいから、温水器が高層階に設置され
ていて、水道が断水して落差による負圧が生じると、タ
ンクが圧潰するおそれがある。
したがって本考案は、壁面に沿って据付けても該壁面か
ら突出する寸法が少なくすみ、かつ耐圧力の大きい電気
温水器を得ることを課題とする。
ら突出する寸法が少なくすみ、かつ耐圧力の大きい電気
温水器を得ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) 本考案における前記課題の第1の解決手段は、板材より
なる対称形の一対の殻体で、横断面が円形で両端が縮小
する複数個の縦管と、隣接する縦管の両端相互を連絡す
る小径の連絡路を形成し、両殻体の外周部及び縦管に沿
う中間部を溶接して一体としたタンクを備え、該タンク
の内部下方に電気ヒータを設けたことを特徴とし、第2
の解決手段は、複数個の管穴を一例に穿設した一対のフ
ランジ板の各管穴に、円管状の縦管の上下端を挿入して
溶接し、フランジ板の縦管接続側と反対の側に、幅方向
断面が半円形で長手方向両端が縮小する鏡板を溶接して
一体としたタンクを備え、該タンクの内部下方に電気ヒ
ータを設けたことを特徴とする。
なる対称形の一対の殻体で、横断面が円形で両端が縮小
する複数個の縦管と、隣接する縦管の両端相互を連絡す
る小径の連絡路を形成し、両殻体の外周部及び縦管に沿
う中間部を溶接して一体としたタンクを備え、該タンク
の内部下方に電気ヒータを設けたことを特徴とし、第2
の解決手段は、複数個の管穴を一例に穿設した一対のフ
ランジ板の各管穴に、円管状の縦管の上下端を挿入して
溶接し、フランジ板の縦管接続側と反対の側に、幅方向
断面が半円形で長手方向両端が縮小する鏡板を溶接して
一体としたタンクを備え、該タンクの内部下方に電気ヒ
ータを設けたことを特徴とする。
(作用) 前記第1の解決手段によれば、小径の縦管が一列に並ぶ
ためタンクの奥行寸法が小さくなり、該縦管が小径のた
め耐圧力が大となる。そしてタンクの内設された電気ヒ
ータの加熱により、水は縦管中を上昇して上部の連絡路
から別の縦管に入って下降して元の縦管に戻る対流によ
り循環しながら昇温する。
ためタンクの奥行寸法が小さくなり、該縦管が小径のた
め耐圧力が大となる。そしてタンクの内設された電気ヒ
ータの加熱により、水は縦管中を上昇して上部の連絡路
から別の縦管に入って下降して元の縦管に戻る対流によ
り循環しながら昇温する。
また、第2の解決手段においても、タンクの奥行寸法、
耐圧力は第1のものと同じであり、水は縦管内又は鏡板
内に設置された電気ヒータで加熱されて同様の循環及び
昇温を行う。
耐圧力は第1のものと同じであり、水は縦管内又は鏡板
内に設置された電気ヒータで加熱されて同様の循環及び
昇温を行う。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。第1
図〜第5図の第1実施例において、1は薄型温水器、2
はタンク、3は給水口、4は出湯口、5は下部に内設し
た電気ヒータ、6はタンク2を断熱材を介して囲む外箱
である。
図〜第5図の第1実施例において、1は薄型温水器、2
はタンク、3は給水口、4は出湯口、5は下部に内設し
た電気ヒータ、6はタンク2を断熱材を介して囲む外箱
である。
タンク2は、通常用いられている厚さ0.8〜1.0mmのステ
ンレス板をプレスにより成形した対称形の2枚の殻体7,
7を溶接して作られ、両殻体7,7によって横断面円形の3
本の縦管8が形成され、該縦管8の上下の端部9,10は半
球状とされ、隣り合う縦管の端部9,9又は10,10は小径の
連絡路11,12で連絡され、これらを囲む外周部13と縦管
8,8の間に形成した縦長の接合部14はローラ電極により
シーム溶接されている。
ンレス板をプレスにより成形した対称形の2枚の殻体7,
7を溶接して作られ、両殻体7,7によって横断面円形の3
本の縦管8が形成され、該縦管8の上下の端部9,10は半
球状とされ、隣り合う縦管の端部9,9又は10,10は小径の
連絡路11,12で連絡され、これらを囲む外周部13と縦管
8,8の間に形成した縦長の接合部14はローラ電極により
シーム溶接されている。
各殻体7の内面は第5図に示され、縦管半部8a,連絡路
半部11a,12aが半円形断面で凹設され、接合面13a,14aが
同一平面上に設けられている。
半部11a,12aが半円形断面で凹設され、接合面13a,14aが
同一平面上に設けられている。
このタンク2において、縦管8の外形dを30cm、高さh
を180cmとすると、幅Bは96cm、総容積は約375lとなる
が、奥行は、前記円筒形タンクに比して21cm、該筒形タ
ンクに比して15cm短縮され、断熱層の最小厚さを同一と
するとこの寸法差がそのまま温水器の寸法差となり、薄
型になるため据付場所の選択が格段に容易になる。
を180cmとすると、幅Bは96cm、総容積は約375lとなる
が、奥行は、前記円筒形タンクに比して21cm、該筒形タ
ンクに比して15cm短縮され、断熱層の最小厚さを同一と
するとこの寸法差がそのまま温水器の寸法差となり、薄
型になるため据付場所の選択が格段に容易になる。
次に第2の実施例を第6図〜第8図によって説明する。
この薄型温水器20のタンク21は、外径30cm、肉厚0.8mm
のステンレス丸パイプよりなる3本の縦管22を上下のフ
ランジ板23,24の管穴25,26に挿入して溶接し、各フラン
ジ板に外側から鏡板27,28を溶接してなるもので、鏡板2
7,28は幅方断面が半円形で長手方向両端が半球状になっ
ており、それぞれの曲率半径は縦管半径と略等しくされ
る。このタンク21内にも前記と同様に電気ヒータ5が内
設され、鏡板に給水口3と出湯口4が設けられる。この
タンク21においても前記タンク2と同様に耐圧性が高く
薄型になる。
この薄型温水器20のタンク21は、外径30cm、肉厚0.8mm
のステンレス丸パイプよりなる3本の縦管22を上下のフ
ランジ板23,24の管穴25,26に挿入して溶接し、各フラン
ジ板に外側から鏡板27,28を溶接してなるもので、鏡板2
7,28は幅方断面が半円形で長手方向両端が半球状になっ
ており、それぞれの曲率半径は縦管半径と略等しくされ
る。このタンク21内にも前記と同様に電気ヒータ5が内
設され、鏡板に給水口3と出湯口4が設けられる。この
タンク21においても前記タンク2と同様に耐圧性が高く
薄型になる。
以上の各実施例は縦管8又は22を3本としたが据付場所
の条件に応じてその数を変更し、これに応じて各縦管外
径を変更することができる。
の条件に応じてその数を変更し、これに応じて各縦管外
径を変更することができる。
(考案の効果) 以上のように請求項1,2の考案は、温水器を奥行寸法が
小さい薄形のものとすることができるので据付場所の選
定が容易であり、建物の隅角部や壁面に沿って邪魔にな
らないように配置できる利点があり、小容量のものは壁
掛型にすることもできる。
小さい薄形のものとすることができるので据付場所の選
定が容易であり、建物の隅角部や壁面に沿って邪魔にな
らないように配置できる利点があり、小容量のものは壁
掛型にすることもできる。
しかも、縦管の内径が小さくなるため、肉厚を大にしな
くても正圧及び負圧に対する強度が大になり、水圧が特
に高い地域であっても減圧手段は必要がなく、また高層
階に設置されても断水時の負圧による圧潰が生じない効
果がある。
くても正圧及び負圧に対する強度が大になり、水圧が特
に高い地域であっても減圧手段は必要がなく、また高層
階に設置されても断水時の負圧による圧潰が生じない効
果がある。
更に、各縦管を連絡する部分が短く形成されるので、該
連絡する部分での放熱が少ない。
連絡する部分での放熱が少ない。
その上、請求項1の考案によれば、複数の縦管と縦管同
士を連絡する連絡路をもつ複雑なタンクを、一種類の金
型で成形加工でき、該成形加工の後は殻同士を溶接する
だけでよいから、生産能率が高い利点がある。
士を連絡する連絡路をもつ複雑なタンクを、一種類の金
型で成形加工でき、該成形加工の後は殻同士を溶接する
だけでよいから、生産能率が高い利点がある。
また、請求項2の考案によれば、成形加工部分は、比較
的小型の鏡板だけであり、該鏡板は、小型で構造が簡単
な一種類の成形金型で加工でき、該鏡板とフランジ板と
を用いることにより縦管の端部が閉じられると共に連通
路が形成され、連通路を別に設ける必要がないから、金
型費及び加工費が安価で済む利点がある。
的小型の鏡板だけであり、該鏡板は、小型で構造が簡単
な一種類の成形金型で加工でき、該鏡板とフランジ板と
を用いることにより縦管の端部が閉じられると共に連通
路が形成され、連通路を別に設ける必要がないから、金
型費及び加工費が安価で済む利点がある。
第1図〜第5図は第1実施例を示し、第1図は正面図、
第2図はイ−イ断面図、第3図は平面図、第4図は斜面
図、第5図は殻体内面図、第6図〜第8図は第2実施例
を示し、第6図は縦断正面図、第7図は斜面図、第8図
は分解斜面図である。 1,20…薄型温水器、2,21…タンク 5…電熱ヒータ、7…殻体 8,22…縦管、11,12…連絡路 13,14…接合部、23,24…フランジ板 27,28…鏡板
第2図はイ−イ断面図、第3図は平面図、第4図は斜面
図、第5図は殻体内面図、第6図〜第8図は第2実施例
を示し、第6図は縦断正面図、第7図は斜面図、第8図
は分解斜面図である。 1,20…薄型温水器、2,21…タンク 5…電熱ヒータ、7…殻体 8,22…縦管、11,12…連絡路 13,14…接合部、23,24…フランジ板 27,28…鏡板
Claims (2)
- 【請求項1】板材よりなる対称形の一対の殻体で、横断
面が円形で両端が縮小する複数個の縦管と、隣接する縦
管の両端相互を連絡する小径の連絡路を形成し、両殻体
の外周部及び縦管に沿う中間部を溶接して一体としたタ
ンクを備え、該タンクの内部下方に電気ヒータを設けた
ことを特徴とする薄型温水器。 - 【請求項2】複数個の管穴を一列に穿設した一対のフラ
ンジ板の各管穴に、円管状の縦管の上下端を挿入して溶
接し、フランジ板の縦管接続側と反対の側に、幅方向断
面が半円形で長手方向両端が縮小する鏡板を溶接して一
体としたタンクを備え、該タンクの内部下方に電気ヒー
タを設けたことを特徴とする薄型温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990113207U JPH0754760Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 薄型温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990113207U JPH0754760Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 薄型温水器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0470957U JPH0470957U (ja) | 1992-06-23 |
JPH0754760Y2 true JPH0754760Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31860764
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990113207U Expired - Lifetime JPH0754760Y2 (ja) | 1990-10-29 | 1990-10-29 | 薄型温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0754760Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2900719B1 (fr) * | 2006-05-02 | 2008-07-25 | Claude Somajini | Chauffe-eau plat |
JP2009097825A (ja) * | 2007-10-18 | 2009-05-07 | Panasonic Corp | 貯湯槽 |
DE112015000245T5 (de) | 2014-07-30 | 2016-09-15 | Fuji Electric Co., Ltd. | Halbleitermodul |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61106823U (ja) * | 1984-12-20 | 1986-07-07 | ||
JPH0225079Y2 (ja) * | 1985-08-30 | 1990-07-10 | ||
JPH01106856U (ja) * | 1988-01-11 | 1989-07-19 |
-
1990
- 1990-10-29 JP JP1990113207U patent/JPH0754760Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0470957U (ja) | 1992-06-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |