JPH07508692A - 被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法本発明は、請求の範囲第１項の 上位概念による被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法に関する。

ドイツ連邦共和国特許第３８３０７３２号明細書からはオフセット印刷機におけ る湿し剤供給の監視方法が公知である。この方法では縁部から所定のインク面ま での領域における非印刷面又は印刷面が光電変換器を用いて走査され、この走査 によって生じた信号が評価される。

この方法の欠点は、測定領域のトップ（全）階調面において汚れが生じてしまっ た場合に初めて、湿し剤の供給量を変化させる信号がトリガされることである。

これは印刷されたチェックシートが引出されるまで印刷されるコピーの品質低下 に結び付く。

本発明の課題はオフセット輪転印刷機におけるインク濃度変化の評価方法を提供 することである。

前記課題は請求の範囲第１項の特徴部分に記載の本発明により解決される。

本発明によれば、特に次のような利点が得られる。

すなわち複数の相並ぶゾーンに亘るインク濃度の検出によってインク濃度値が一 定に維持されないしはこのインク濃度値が後続の論理回路で評価され、それによ って湿し剤の供給量が常時調整され得ることである。

これにより階調限界に達する前に湿し剤の供給量を変化させる信号が発生し、こ のことに基づいて印刷の際の品質欠陥が回避される。操作者又は自動インク濃度 制御部にはインク濃度の変化の際に、所望のインク濃度を再び達成するためにい つどのような方向で湿し剤の供給量又はインク量を変化させるべきかを示唆する 指示ないし信号が供給される。すなわち本発明の方法によれば被印刷体上の彩色 性に関するインク濃度変化のきっかけが容易に見つけられる。

以下では本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。

図面 図１は印刷装置構成のブロック回路図である。

図２は本発明による方法のフローチャートである。

実施例 被印刷体（例えば印刷枚葉紙）１上に印刷される、被印刷体１の走行方向に対し て横方向に延在する例えば多数の測定領域（測定スポット＝規格化された測定面 を有している）を有する印刷コントロールパンチ上の印刷インク層のインク濃度 は、例えば濃度計又は濃度測定装置２を用いて測定される。しかしながらそれは 被印刷体１の回転方向に対して横方向に印刷される適当な題材からなる測定スポ ットでもあってもよい。

測定スポット毎に、配色される色彩（例えば“マゼンタ′°）のインクゾーンは トップ階調及び複数のラスク−トーンにて生じる。インク濃度測定値又は測色値 ３は、マイクロプロセッサ４（例えばメモリ装置と入カニニット及び出カニニッ トを備えたコンピュータ）に被印刷体１上のその位置と値に基づいて記憶される 。

同時にマイクロプロセッサ４にはさらに選択可能なパラメータないし入力値が入 力キーボード６を介して入力される。しかしながら測定スポットの位置の正確な 座標とそれに属するインク濃度値ないし測色値をそれらの許容偏差内で六カする ことも可能である。これによって先行する製造時の値を取り込むことが可能とな る。以下においてさらに詳細に説明される方法ステップに基づいて湿し剤の供給 量は、モータ８によって駆動されるここでは図示されていない湿しローラの回転 数の上昇又は低減によって変化される。モータ８（例えばＤＣモータ）の回転数 は回転数検出器９によって検出され、その測定値はマイクロプロセッサ４に実際 値として供給される。

第１の方法ステップ２１では操作者によってスタート信号が例えばマイクロプロ セッサ４の入力キーボードから入力される。引き続き第２の方法ステップ２２に おいて入力装置からの入力６が操作者によって行われる。このような入カバラメ ータロには前記データ以外にも、相互に隣接して存在する複数のゾーンＡＺ（こ のゾーンのインク濃度変化が評価と同時におこなわれるべきである、例えば複数 の彩色のうちの１つの相互に隣接して存在する１１個のゾーン）、印刷機立上り 時間に対する時定数で　（例えば枚葉紙５０枚）、時定数τに対する乗算値Ｘ（ 例えば４）等がある。しかしながら前記選択可能な入カバラメータロは一時的に マイクロプロセンサ４内に記憶させてもよい。

さらにマイクロプロセッサ４には検査すべき被印刷体１の濃度計３から第３の方 法ステップ２３において以下に述べるような測定信号が供給され記憶される。

この第３の方法ステップは前述した方法ステップ２２と同時に行うことができる 。前記のような測定値とは最後のインク−湿し剤の供給量の変更があった時から の印刷枚葉紙の数Ｔ、インク濃度値ないし測色値が変化した相互に隣接して存在 するゾーンの数ＡＮＺ、ゾーン濃度変化ΔＤである。次の方法ステップ２４では 最後のインク湿し剤の変化の後での経過期間Ｔ中の枚葉紙数が検査される。

最後のインク湿し剤の変化後の経過期間Ｔがｘ×τの値（例えば４×５０枚）よ りも小さい場合には、当該方法は終了する。それ以外は通常２００枚の枚葉紙の 後で次の方法ステップにおいて次のことが検査される。すなわち予め遷択される １つの彩色の相並ぶゾーンＡＺの数が、測定されたインク濃度値ないし測色値が 変化した相並ぶゾーンＡＮＺの数以下であるか否がが検査される。該当する場合 には当該方法は継続されない。詳細には方法ステップ２６においてインク濃度値 が１つ又はごく一部の隣接ゾーンでしか変化していない場合には、但しゾーン毎 の湿し機構は存在しないという前提のもとで湿り具合の差は生じていないという ことが理論的に導かれる。当該方法はこのような場合には終了する。それ以外で は次の方法ステップ２７において、つまり詳細にはイン・り濃度の変化した相並 ぶゾーンＡＮＺの数が、方向性の同じインク濃度値偏差ないし測色値偏差（測定 閾値）を有する同じ色の、例えば１１の相並ぶゾーンの数よりも大きい場合に、 インク濃度値変化ないし測色値変化ΔＤが導出される。

このインク濃度値変化ないし測色値変化ΔＤの導出は次のように行われる。すな わちインク濃度値ないし測色値が過度に高い場合には方法ステップ２８において 湿しローラーモータ８の回転数ｎと湿しローラの回転数が高められ、インク濃度 値ないし測色値が過度に低い場合には方法ステップ２９において湿しローラーモ ータ８の回転数と湿しローラの回転数が（例えば１％の追従制御量だけ）低減さ れる。これによって前者の場合にはより多くの湿し剤が供給され、後者の場合に はより少ない湿し剤が供給されるものとなる。インク濃度値偏差ないし測色値偏 差が湿し剤の分量の違いに基づいていることは周知であるので湿しローラの回転 数ス化が行われる。従って比較的僅かな印刷サンプル内の僅かな湿し剤の変化は 濃度計によって測定可能な濃度変化を生ぜしめるという考察に基づき時間経過Ｔ は大幅に低減され得る。この場合の方向付は特性量としては最大のインク濃度値 偏差ないし測色値偏差が取り出される。当該方法は方法ステップ３１において終 了する。

この方法はゾーン毎の湿し機構の制御に対しても、あるいは濃度測定方式で作動 す・る、測定領域には接続されていない測定系における湿り具合の補正に対して も適している。この場合比較に用いられる全ての色の全てのゾーンに関しインク も湿り具合も変わらないことが保証されなければならない。

当該発明においては被印刷体として枚葉紙やウェブだけでなくゴム胴や緊定され る印刷インク着内部を備えた印刷版も認められる。

総じて言えることは、本！！明の方法は被印刷体上の印刷インク層のインク濃度 値ないし潤色値の制御方法であることである。この場合印刷される、すなわちイ ンク層を有する被印刷体上の彩色及び位置の定められた多蚊の測定スポットのイ ンク濃度値ないし測色値が測定される。各彩色（例えば“マゼンタ″）に対して 、被印刷体上の印刷インク層の、それぞれ選定された測定スポットに対するイン ク濃度値ないし測色値が、位置決めされ選定された多数の測定スポットに対して 設定される。この目標値として記憶されるインク濃度値ないし測色値（これは良 好に印刷された被印刷体上で測定され得る、また最終の印刷ジョブの純粋な測定 値でもよい）は、目標値としてマイクロプロセッサに供給されそこに記憶される 。すなわちインク濃度値ないし測色値のそれぞれに対して、被印刷体上のその目 標値に関するデータと許容偏差伴うか伴っていない許容インク濃度値ないし測色 値が得られる。引き続き監視すべき印刷インクの着肉された印刷体上の選択され 位置決めされた測定スポットのインク濃度値ないし測色値が測定され記憶される 。この値はそれに対応付けされたインク濃度目標値ないし測色目標値と比較され 、インク濃度目標値ないし測色目標値からめられたインク濃度偏差ないし測色偏 差が値に関し及び位置的に一時的にマイクロプロセッサのメモリに記憶される。

続いてこのインク濃度偏差値ないし測色偏差値からは評価アルゴリズムを用いて マイクロプロセッサにおいて、方向性（出方向）の同じインク濃度偏差ないし測 色偏差を有する複数の相並ぶすき間のない一連の測定スポットが形成されている か否かめられる。そのようにしてめられたすき間のない一連の測定スポットは、 それが同じインク濃度偏差ないし測色偏差の相並ぶ測定スポットの所期の数に相 応しているか否かに基づいて検査される。その後で、方向性が同じで相互に直に 隣接する測定スポットの所定の品質のインク濃度偏差ないし測色偏差を有する一 連の測定スポットが１つ又は複数存在する場合に、マイクロプロセッサから電気 信号が生成され評価装置に供給される。この評価装置においてこの信号は操作者 に次のようなことを示唆する指示を生ぜしめることに用いられる。すなわち湿し 剤の供給量をインク濃度偏差ないし測色偏差に応じてプラス方向又はマイナス方 向に相応に増加ないし低減させることを示唆する指示を生ぜしめることに用いら れる。しかしながらこの電、気信号は湿し剤供給装置のための駆動装置の制御に も、すなわち湿し剤供給装置の電気モータ駆動部の回転を上昇させるかないし低 減させることに用いてもよい。またこの電気信号と同時に、例えばインク供給装 置の操作者に印刷インクの供給を変化させない命令を与える第２の信号も供給さ れ得る。

前記したようなことが何も生じなかった場合にはマイクロプロセッサによって印 刷インク量を相応に変化させる命令が生せしめられる。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．被印刷体上の印刷インク層のインク濃度値ないし測色値の制御方法であつて 、被印刷体上の彩色性及び色位置の定められた多数の測定スポットにおけるイン ク濃度測定値ないし測色測定値が測定される、被印刷体上の印刷インク層のイン ク濃度制御方法において、 彩色性に対して被印刷体上の印刷インク層のそれぞれ選定された測定スポツト毎 のインク濃度値ないし測色値を、多数の位置決めされ選定された測定スポットに 対して設定し、前記選定された測定スポツトに対する目標値として記憶し、 監視すべき印刷インクの着肉された印刷体（１）上の位置決めされ選定された測 定スポットのインク濃度値ないし測色値を測定して記憶し、それに対応付けされ たインク濃度目標値ないし測色目標値と比放し、 インク濃度目標値ないし測色目標値からのインク濃度偏差を値に関し及び位置的 に一時的にマイクロプロセッサのメモリに記憶し、 評価アルゴリズムを用いてマイクロプロセッサによリ、方向性（±方向）の同じ インク濃度偏差ないし測色偏差を有する複数の相並ぶすき間のない一連の測定ス ポット（３）が形成されているか否かをしらべ、 方向性の同じインク濃度偏差ないし測色偏差を有する前記のような一連の測定ス ポットが１つ又は複数存在する場合には、マイクロプロセッサの評価信号から、 投与される湿し剤の供給量を相応に変化させる電気信号が生成されることを特徴 とする、被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法。
2. ２．方向性の同じインク濃度偏差ないし測色偏差を有する前記のような一連の測 定スポットが１つ又は複数存在する場合に、マイクロプロセッサの評価信号から 、投与される湿し剤の供給量を偏差に応じて変化させかっ印刷インク供給量は変 化させないような電気信号が生成される、請求の範囲第１項記載の被印刷体上の 印刷インク層のインク濃度制御方法。
3. ３．前記のような一連の測定スポットが存在しない場合に、マイクロプロセッサ から、印刷インクの供給を偏差に応じて変化させる電気信号が生成される、請求 の範囲第１項又は項記載の被印刷体上の印刷インク層のインク濃度制御方法。