JPH0748849Y2 - 外装板の取付構造 - Google Patents
外装板の取付構造Info
- Publication number
- JPH0748849Y2 JPH0748849Y2 JP1989057504U JP5750489U JPH0748849Y2 JP H0748849 Y2 JPH0748849 Y2 JP H0748849Y2 JP 1989057504 U JP1989057504 U JP 1989057504U JP 5750489 U JP5750489 U JP 5750489U JP H0748849 Y2 JPH0748849 Y2 JP H0748849Y2
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- JP
- Japan
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- piece
- exterior plate
- engaging
- exterior
- receiver
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Description
本考案は、家屋の外壁面を構成する外装板の取付構造に
関するものである。
関するものである。
外装板を壁下地材の外面に取り付けて家屋の外壁面を形
成することがおこなわれている。そして壁下地材に外装
板を固定するにあたっては、外装板を柱や間柱などの壁
下地材の外面に重ね、釘などを外装板から壁下地材に打
ち込むことによっておこなうのが一般的である。
成することがおこなわれている。そして壁下地材に外装
板を固定するにあたっては、外装板を柱や間柱などの壁
下地材の外面に重ね、釘などを外装板から壁下地材に打
ち込むことによっておこなうのが一般的である。
しかし、このように外装板を壁下地材に重ねて取り付け
るようにすると、外装板と壁下地材との間に通気用の間
隙を形成して床下と天井との間の換気をおこなわせるよ
うなことができなくなるという問題があり、また外装板
に釘を打ち込むと釘孔の箇所から雨水が浸入したりする
おそれがあり、特にコンクリートなど無機質系の材料で
外装板を形成しているときには釘孔が大きくあけられる
ことになって雨水の浸入が問題になるものであった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、外装板
と壁下地材との間に通気用の間隙を形成した状態で外装
板を取り付けることができ、しかも釘打ちの必要なく外
装板の取り付けをおこなうことができると共に、加えて
目地の防水性を高めることができる外装板の取付構造を
提供することを目的とするものである。
るようにすると、外装板と壁下地材との間に通気用の間
隙を形成して床下と天井との間の換気をおこなわせるよ
うなことができなくなるという問題があり、また外装板
に釘を打ち込むと釘孔の箇所から雨水が浸入したりする
おそれがあり、特にコンクリートなど無機質系の材料で
外装板を形成しているときには釘孔が大きくあけられる
ことになって雨水の浸入が問題になるものであった。 本考案は上記の点に鑑みて為されたものであり、外装板
と壁下地材との間に通気用の間隙を形成した状態で外装
板を取り付けることができ、しかも釘打ちの必要なく外
装板の取り付けをおこなうことができると共に、加えて
目地の防水性を高めることができる外装板の取付構造を
提供することを目的とするものである。
本考案に係る外装板の取付構造は、外面側が開口する断
面略コ字型に形成されるスペーサ片1の両端にそれぞれ
外方へ受け片2,2を延設して受け具3を形成し、受け具
3のスペーサ片1の内面にそれぞれ凹段部10,10を形成
すると共に弾性材11を設けたシール体12をこの凹段部10
にはめ込んだ状態でスペーサ片1内に取着し、この受け
具3を壁下地材4の外面に固定すると共に受け具3の受
け片2の外面側に係合金具5を引掛け係止して取り付
け、受け具3の外側に外装板6を配設し、上下に隣合う
外装板6,6の上の外装板6の下端面に形成した下係合部
7を係合金具5に外方へ突出して形成した係合片8の上
側に係合させると共に下の外装板6の上端面に形成した
上係合部9を係合片8の下側に係合させて各外装板6,6
を受け具3に取り付け、左右に隣合う一対の外装板6,6
の各側端部の背面をシール体12の弾性材11に弾接させる
と共に、この両外装板6,6の側端面間の目地14に目地棒1
3を圧入して成ることを特徴とするものである。
面略コ字型に形成されるスペーサ片1の両端にそれぞれ
外方へ受け片2,2を延設して受け具3を形成し、受け具
3のスペーサ片1の内面にそれぞれ凹段部10,10を形成
すると共に弾性材11を設けたシール体12をこの凹段部10
にはめ込んだ状態でスペーサ片1内に取着し、この受け
具3を壁下地材4の外面に固定すると共に受け具3の受
け片2の外面側に係合金具5を引掛け係止して取り付
け、受け具3の外側に外装板6を配設し、上下に隣合う
外装板6,6の上の外装板6の下端面に形成した下係合部
7を係合金具5に外方へ突出して形成した係合片8の上
側に係合させると共に下の外装板6の上端面に形成した
上係合部9を係合片8の下側に係合させて各外装板6,6
を受け具3に取り付け、左右に隣合う一対の外装板6,6
の各側端部の背面をシール体12の弾性材11に弾接させる
と共に、この両外装板6,6の側端面間の目地14に目地棒1
3を圧入して成ることを特徴とするものである。
本考案にあっては、スペーサ片1と受け片2とで形成さ
れる受け具3を介して壁下地材4に外装板6を取り付け
ることになるために、受け具3のスペーサ片1の寸法分
だけ外装板6を壁下地材4から浮かして取り付けること
ができ、外装板6と壁下地材4との間に隙間21を形成す
ることができる。また受け具3の受け片2に引っ掛け係
合して取着した係合金具5の係合片8に外装板6の下端
の下係合部7や上端の上係合部9を係合させることによ
って、係合金具5による係合手段で釘打ちする必要なく
外装板6の取り付けをおこなうことができる。 さらに、受け具3のスペーサ片1の内面にそれぞれ凹段
部10,10を形成すると共に弾性材11を設けたシール体12
をこの凹段部10にはめ込んだ状態でスペーサ片1内に取
着し、左右に隣合う一対の外装板6,6の各側端部の背面
をシール体12の弾性材11に弾接させると共に、この両外
装板6,6の側端面間の目地14に目地棒13を圧入すること
によって、目地棒13及びシール体の弾性材11によって外
装板6の目地14を二重に防水処理することができる。
れる受け具3を介して壁下地材4に外装板6を取り付け
ることになるために、受け具3のスペーサ片1の寸法分
だけ外装板6を壁下地材4から浮かして取り付けること
ができ、外装板6と壁下地材4との間に隙間21を形成す
ることができる。また受け具3の受け片2に引っ掛け係
合して取着した係合金具5の係合片8に外装板6の下端
の下係合部7や上端の上係合部9を係合させることによ
って、係合金具5による係合手段で釘打ちする必要なく
外装板6の取り付けをおこなうことができる。 さらに、受け具3のスペーサ片1の内面にそれぞれ凹段
部10,10を形成すると共に弾性材11を設けたシール体12
をこの凹段部10にはめ込んだ状態でスペーサ片1内に取
着し、左右に隣合う一対の外装板6,6の各側端部の背面
をシール体12の弾性材11に弾接させると共に、この両外
装板6,6の側端面間の目地14に目地棒13を圧入すること
によって、目地棒13及びシール体の弾性材11によって外
装板6の目地14を二重に防水処理することができる。
以下本考案を実施例によって詳述する。 受け具3は金属板を折曲して上下に長尺に形成されるも
のであり、第2図に示すように断面略コ字型のスペーサ
片1の両側端に上下全長に亘って受け片2,2を外方へ延
設した形態に形成してある。スペーサ片1はその両側の
先部を断面L型に屈曲してあり、内面側に凹段部10,10
が上下全長に亘って形成されるようにしてある。また各
受け片2,2の先端には上下複数箇所において切欠部15が
形成してあり、受け片2の基部の箇所において上下複数
箇所で係止孔16が穿設してある。係止孔16は切欠部15に
対向する高さの位置に設けてあり、下部が切欠部15より
も下方へ延長されるように係止孔16が上下に長いスリッ
トとして形成してある。係合金具5は縦片17の上部の両
側端に背面側へ引掛片18,18を折り返して設けると共に
縦片17の下端に水平方向へ係合片8を屈曲して延設する
ことによって形成されるものであり、係合片18には先部
に断面台形に折曲した係合屈曲部19が形成してある。 また、シール体12は金属製等のバックアップ板20の外面
に発泡樹脂などの弾性材11を接着することによって上下
長尺に形成されるものであり、第2図に示すようにバッ
クアップ板20の中央部に断面コ字型にバックアップ用突
部22を上下全長に亘るように突設すると共にバックアッ
プ用突部22の両側においてそれぞれ弾性材11,11を接着
して取り付けるようにしてある。さらに目地棒13は第2
図に示すように両側面に複数片の弾性ひれ片23,23…を
設けて、ゴムや樹脂などの弾性材で上下長尺に形成され
るものである。 外装板6はセメント押出し成形品など、無機質板で形成
されるものであり、その下端面には下係合部7が、上端
面には上係合部9がそれぞれ設けてある。下係合部7は
外装板6の幅全長に亘る凹溝として形成してあり、上係
合部9は外装板6の幅全長に亘る突条として形成してあ
る。 しかして外装板6を施工するにあたっては、まず柱や間
柱など壁下地材4の屋外面に受け具3を縦に取り付け
る。取り付けはスペーサ片1の底から壁下地材4にビス
等の固着具24を打入することによっておこなうことがで
きる。次に受け具3のスペーサ片1内にシール体12を取
り付ける。シール体12はバックアップ板20のバックアッ
プ用突部22や弾性材11の先部がスペーサ片1内から突出
する状態で、スペーサ片1の凹段部10,10にバックアッ
プ板20の両側端部をはめ込んで取り付けられるものであ
る。凹段部10にはめ込むことによって受け具3のスペー
サ片1の底から浮かした状態でシール体12を取り付ける
とができるものであり、スペーサ片1の底にシール体12
を取り付ける場合に比べてシール体12に設ける弾性材11
の厚みを薄く形成することができるのである。 このようにして受け具3を壁下地材4に固定すると共に
シール体12を受け具3に取り付けたのち、受け具3の受
け片2の外面側に外装板6を取り付けるものであり、外
装板6の取り付けは係合金具5を用いておこない。受け
具3の受け片2への係合金具5の取り付けは、まず第3
図(a)のように左右一対の引掛片18,18のうち一方の
引掛片18を係止孔16の上部に差し込むと共に他方の引掛
片18を切欠部15に通してこの他方の引掛片18を受け片2
より背方に位置させ、この状態で第3図(b)の矢印の
ように一方の引掛片18を係止孔16に沿ってスライドさせ
るように係合金具5を引き降ろして、一方の引掛片18を
係止孔16の下端部に係止させた状態で他方の引掛片18も
切欠部15の下側において受け片2の端縁に係止させるこ
とによって、第4図に示すようにビス止めなどの必要な
く係止手段でおこなうことができるようにしてある。 上記のように各係止片2の外面に係合金具5を取り付け
る際に第1図(b)に示すように、上下に隣合う外装板
6,6のうち、下側の外装板6の上端の上係合部9を係合
金具5の係合片8の係合屈曲部19の下面の凹面に係合さ
せると共に、上側の外装板6を係合片8上に載置させた
状態でその下端の下係合部7を係合屈曲部19の上面の凸
面に係合させるようにして、外装板16の上下を係合させ
た状態で係合金具5によって外装板6を受け具3に取り
付けるものである。このようにして受け具3に外装板6
を取り付けることによって、壁下地材4からの受け具3
のスペーサ片1の突出寸法分、外装板6を壁下地材4か
ら浮かした状態で取り付けることができ、外装板6と壁
下地材4との間に例えば床下と天井裏とを連通させる通
気用の間隙21を形成することができる。また外装板6の
取り付けは係合金具5による係合手段でおこなうため
に、外装板6を取り付けるにあたって釘打ちなどをおこ
なう必要がないものである。 また、左右に隣合う外装板6,6は第1図(a)に示すよ
うに、対向する端面をバックアップ板20のバックアップ
用突部22の両側に当接させた状態でそれぞれの側端部を
受け具3の受け片2に係合金具5によって取り付けるよ
うにしてあり、各外装板6,6の側端部の背面をシール体1
2の弾性材11,11に弾接させてある。そしてこの左右の外
装板6,6の側端面間に形成される目地14に目地棒13を圧
入して目地14の防水処理をおこなうものである。目地棒
13はバックアップ用突部22がバックアップの作用をする
ために、一定の深さで目地14に圧入することができる。
このようにして、目地棒13及びシール体12の弾性材11に
よって外装板6の目地14の部分を二重に防水処理するこ
とができるものである。尚、火災等に際して火災が外装
板6の目地14に侵入しても、目地14の奥には金属のバッ
クアップ板20や受け具3が存在するために、火災が壁下
地材4に作用することを遮断することができ、目地14の
箇所の耐火性能が高いものである。 第5図は受け具3の受け片2への係合金具5の取り付け
の他の実施例を示すものであり、このものでは受け片2
に一対の係止孔25,25を設けると共に係合金具5の上端
に一対の引掛片26,26を設け、係止孔25に引掛片26を引
掛係止して係合金具5の取り付けをおこなうようにして
ある。
のであり、第2図に示すように断面略コ字型のスペーサ
片1の両側端に上下全長に亘って受け片2,2を外方へ延
設した形態に形成してある。スペーサ片1はその両側の
先部を断面L型に屈曲してあり、内面側に凹段部10,10
が上下全長に亘って形成されるようにしてある。また各
受け片2,2の先端には上下複数箇所において切欠部15が
形成してあり、受け片2の基部の箇所において上下複数
箇所で係止孔16が穿設してある。係止孔16は切欠部15に
対向する高さの位置に設けてあり、下部が切欠部15より
も下方へ延長されるように係止孔16が上下に長いスリッ
トとして形成してある。係合金具5は縦片17の上部の両
側端に背面側へ引掛片18,18を折り返して設けると共に
縦片17の下端に水平方向へ係合片8を屈曲して延設する
ことによって形成されるものであり、係合片18には先部
に断面台形に折曲した係合屈曲部19が形成してある。 また、シール体12は金属製等のバックアップ板20の外面
に発泡樹脂などの弾性材11を接着することによって上下
長尺に形成されるものであり、第2図に示すようにバッ
クアップ板20の中央部に断面コ字型にバックアップ用突
部22を上下全長に亘るように突設すると共にバックアッ
プ用突部22の両側においてそれぞれ弾性材11,11を接着
して取り付けるようにしてある。さらに目地棒13は第2
図に示すように両側面に複数片の弾性ひれ片23,23…を
設けて、ゴムや樹脂などの弾性材で上下長尺に形成され
るものである。 外装板6はセメント押出し成形品など、無機質板で形成
されるものであり、その下端面には下係合部7が、上端
面には上係合部9がそれぞれ設けてある。下係合部7は
外装板6の幅全長に亘る凹溝として形成してあり、上係
合部9は外装板6の幅全長に亘る突条として形成してあ
る。 しかして外装板6を施工するにあたっては、まず柱や間
柱など壁下地材4の屋外面に受け具3を縦に取り付け
る。取り付けはスペーサ片1の底から壁下地材4にビス
等の固着具24を打入することによっておこなうことがで
きる。次に受け具3のスペーサ片1内にシール体12を取
り付ける。シール体12はバックアップ板20のバックアッ
プ用突部22や弾性材11の先部がスペーサ片1内から突出
する状態で、スペーサ片1の凹段部10,10にバックアッ
プ板20の両側端部をはめ込んで取り付けられるものであ
る。凹段部10にはめ込むことによって受け具3のスペー
サ片1の底から浮かした状態でシール体12を取り付ける
とができるものであり、スペーサ片1の底にシール体12
を取り付ける場合に比べてシール体12に設ける弾性材11
の厚みを薄く形成することができるのである。 このようにして受け具3を壁下地材4に固定すると共に
シール体12を受け具3に取り付けたのち、受け具3の受
け片2の外面側に外装板6を取り付けるものであり、外
装板6の取り付けは係合金具5を用いておこない。受け
具3の受け片2への係合金具5の取り付けは、まず第3
図(a)のように左右一対の引掛片18,18のうち一方の
引掛片18を係止孔16の上部に差し込むと共に他方の引掛
片18を切欠部15に通してこの他方の引掛片18を受け片2
より背方に位置させ、この状態で第3図(b)の矢印の
ように一方の引掛片18を係止孔16に沿ってスライドさせ
るように係合金具5を引き降ろして、一方の引掛片18を
係止孔16の下端部に係止させた状態で他方の引掛片18も
切欠部15の下側において受け片2の端縁に係止させるこ
とによって、第4図に示すようにビス止めなどの必要な
く係止手段でおこなうことができるようにしてある。 上記のように各係止片2の外面に係合金具5を取り付け
る際に第1図(b)に示すように、上下に隣合う外装板
6,6のうち、下側の外装板6の上端の上係合部9を係合
金具5の係合片8の係合屈曲部19の下面の凹面に係合さ
せると共に、上側の外装板6を係合片8上に載置させた
状態でその下端の下係合部7を係合屈曲部19の上面の凸
面に係合させるようにして、外装板16の上下を係合させ
た状態で係合金具5によって外装板6を受け具3に取り
付けるものである。このようにして受け具3に外装板6
を取り付けることによって、壁下地材4からの受け具3
のスペーサ片1の突出寸法分、外装板6を壁下地材4か
ら浮かした状態で取り付けることができ、外装板6と壁
下地材4との間に例えば床下と天井裏とを連通させる通
気用の間隙21を形成することができる。また外装板6の
取り付けは係合金具5による係合手段でおこなうため
に、外装板6を取り付けるにあたって釘打ちなどをおこ
なう必要がないものである。 また、左右に隣合う外装板6,6は第1図(a)に示すよ
うに、対向する端面をバックアップ板20のバックアップ
用突部22の両側に当接させた状態でそれぞれの側端部を
受け具3の受け片2に係合金具5によって取り付けるよ
うにしてあり、各外装板6,6の側端部の背面をシール体1
2の弾性材11,11に弾接させてある。そしてこの左右の外
装板6,6の側端面間に形成される目地14に目地棒13を圧
入して目地14の防水処理をおこなうものである。目地棒
13はバックアップ用突部22がバックアップの作用をする
ために、一定の深さで目地14に圧入することができる。
このようにして、目地棒13及びシール体12の弾性材11に
よって外装板6の目地14の部分を二重に防水処理するこ
とができるものである。尚、火災等に際して火災が外装
板6の目地14に侵入しても、目地14の奥には金属のバッ
クアップ板20や受け具3が存在するために、火災が壁下
地材4に作用することを遮断することができ、目地14の
箇所の耐火性能が高いものである。 第5図は受け具3の受け片2への係合金具5の取り付け
の他の実施例を示すものであり、このものでは受け片2
に一対の係止孔25,25を設けると共に係合金具5の上端
に一対の引掛片26,26を設け、係止孔25に引掛片26を引
掛係止して係合金具5の取り付けをおこなうようにして
ある。
上述のように本考案にあっては、外面側が開口する断面
略コ字型に形成されるスペーサ片の両端にそれぞれ外方
へ受け片を延設して受け具を形成し、この受け具を壁下
地材の外面に固定すると共に受け具の受け片の外面側に
係合金具を引掛け係止して取り付け、受け具の外側に外
装板を配設して係合金具で外装板を受け具に取り付ける
ようにしたので、外装板は受け具を介して壁下地材に取
り付けられるものであって、受け具のスペーサ片の寸法
分だけ外装板を壁下地材から浮かして取り付けることが
できるものであり、外装板と壁下地材との間に通気用の
隙間を形成することが可能になるものである。また上下
に隣合う外装板の上の外装板の下端面に形成した下係合
部を係合金具に外方へ突出して形成した係合片の上側に
係合させると共に下の外装板の上端面に形成した上係合
部を係合片の下側に係合させて各外装板を受け具に取り
付けるようにしたので、係合金具による係合手段で外装
板の取り付けをおこなうことができるものであって、釘
打ちをおこなう場合のような釘孔からの雨水の浸入など
のおそれがないものである。 また、受け具のスペーサ片の内面にそれぞれ凹段部を形
成すると共に弾性材を設けたシール体をこの凹段部には
め込んだ状態でスペーサ片内に取着し、左右に隣合う一
対の外装板の各側端部の背面をシール体の弾性材に弾接
させた状態で外装板を取り付けるようにすると共に、こ
の両外装板の側端面間に形成される目地に目地棒を圧入
するようにしたので、目地棒及びシール体の弾性材によ
って外装板の目地の部分を二重に防水処理することがで
き、目地の防水性能を高めることができるものである。
略コ字型に形成されるスペーサ片の両端にそれぞれ外方
へ受け片を延設して受け具を形成し、この受け具を壁下
地材の外面に固定すると共に受け具の受け片の外面側に
係合金具を引掛け係止して取り付け、受け具の外側に外
装板を配設して係合金具で外装板を受け具に取り付ける
ようにしたので、外装板は受け具を介して壁下地材に取
り付けられるものであって、受け具のスペーサ片の寸法
分だけ外装板を壁下地材から浮かして取り付けることが
できるものであり、外装板と壁下地材との間に通気用の
隙間を形成することが可能になるものである。また上下
に隣合う外装板の上の外装板の下端面に形成した下係合
部を係合金具に外方へ突出して形成した係合片の上側に
係合させると共に下の外装板の上端面に形成した上係合
部を係合片の下側に係合させて各外装板を受け具に取り
付けるようにしたので、係合金具による係合手段で外装
板の取り付けをおこなうことができるものであって、釘
打ちをおこなう場合のような釘孔からの雨水の浸入など
のおそれがないものである。 また、受け具のスペーサ片の内面にそれぞれ凹段部を形
成すると共に弾性材を設けたシール体をこの凹段部には
め込んだ状態でスペーサ片内に取着し、左右に隣合う一
対の外装板の各側端部の背面をシール体の弾性材に弾接
させた状態で外装板を取り付けるようにすると共に、こ
の両外装板の側端面間に形成される目地に目地棒を圧入
するようにしたので、目地棒及びシール体の弾性材によ
って外装板の目地の部分を二重に防水処理することがで
き、目地の防水性能を高めることができるものである。
第1図(a)(b)は本考案の一実施例の横断面図と縦
断面図、第2図は同上の分解斜視図、第3図(a)
(b)は同上の受け具への係合金具の取付状態を示す斜
視図、第4図は同上の受け具への係合金具の取付状態を
示す横断面図、第5図は本考案の他の実施例の一部の分
解斜視図である。 1はスペーサ片、2は受け片、3は受け具、4は壁下地
材、5は係合金具、6は外装板、7は下係合部、8は係
合片、9は上係合部、10は凹段部、11は弾性材、12はシ
ール体、13は目地棒、14は目地である。
断面図、第2図は同上の分解斜視図、第3図(a)
(b)は同上の受け具への係合金具の取付状態を示す斜
視図、第4図は同上の受け具への係合金具の取付状態を
示す横断面図、第5図は本考案の他の実施例の一部の分
解斜視図である。 1はスペーサ片、2は受け片、3は受け具、4は壁下地
材、5は係合金具、6は外装板、7は下係合部、8は係
合片、9は上係合部、10は凹段部、11は弾性材、12はシ
ール体、13は目地棒、14は目地である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 黒岩 保彦 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 旭 化成工業株式会社内 (72)考案者 笹尾 博行 東京都千代田区有楽町1丁目1番2号 旭 化成工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−165640(JP,A) 特開 昭61−290163(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】外面側が開口する断面略コ字型に形成され
るスペーサ片の両端にそれぞれ外方へ受け片を延設して
受け具を形成し、受け具のスペーサ片の内面にそれぞれ
凹段部を形成すると共に弾性材を設けたシール体をこの
凹段部にはめ込んだ状態でスペーサ片内に取着し、受け
具を壁下地材の外面に固定すると共に受け具の受け片の
外面側に係合金具を引掛け係止して取り付け、受け具の
外側に外装板を配設し、上下に隣合う外装板の上の外装
板の下端面に形成した下係合部を係合金具に外方へ突出
して形成した係合片の上側に係合させると共に下の外装
板の上端面に形成した上係合部を係合片の下側に係合さ
せて各外装板を受け具に取り付け、左右に隣合う一対の
外装板の各側端部の背面をシール体の弾性材に弾接させ
ると共に、この両外装板の側端面間の目地に目地棒を圧
入して成る外装板の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057504U JPH0748849Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装板の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989057504U JPH0748849Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装板の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02149041U JPH02149041U (ja) | 1990-12-18 |
JPH0748849Y2 true JPH0748849Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31582270
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989057504U Expired - Lifetime JPH0748849Y2 (ja) | 1989-05-18 | 1989-05-18 | 外装板の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0748849Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
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JPH0819752B2 (ja) * | 1986-12-25 | 1996-02-28 | 株式会社アイジー技術研究所 | 改修外壁構造 |
-
1989
- 1989-05-18 JP JP1989057504U patent/JPH0748849Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02149041U (ja) | 1990-12-18 |
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