JPH0744332Y2 - ベンダー - Google Patents
ベンダーInfo
- Publication number
- JPH0744332Y2 JPH0744332Y2 JP7522592U JP7522592U JPH0744332Y2 JP H0744332 Y2 JPH0744332 Y2 JP H0744332Y2 JP 7522592 U JP7522592 U JP 7522592U JP 7522592 U JP7522592 U JP 7522592U JP H0744332 Y2 JPH0744332 Y2 JP H0744332Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- bending
- rotating frame
- bending die
- clamping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、金属管材や金属棒材な
どの被曲げ材を所定の曲率で曲げ加工するためのベンダ
ーに関するもので、機枠上に固定された曲げダイスと、
この曲げダイスの被曲げ材挿入口に曲げダイスに対し遠
近移動自在に設けられて曲げダイスとの間で被曲げ材を
挟持固定するクランプ用ダイスと、前記曲げダイスの曲
げ中心周りに回動する押し付け用ダイスとを備えたベン
ダーに関する。
どの被曲げ材を所定の曲率で曲げ加工するためのベンダ
ーに関するもので、機枠上に固定された曲げダイスと、
この曲げダイスの被曲げ材挿入口に曲げダイスに対し遠
近移動自在に設けられて曲げダイスとの間で被曲げ材を
挟持固定するクランプ用ダイスと、前記曲げダイスの曲
げ中心周りに回動する押し付け用ダイスとを備えたベン
ダーに関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来この種のベンダーで
は、曲げダイス、クランプ用ダイス及び押し付け用ダイ
スがそれぞれ所定位置にボルトで締結固定されていて、
被曲げ材の直径や曲げ曲率が変更される際にダイスを取
り替えるにあたっては、各ダイスを固定しているボルト
を一つ一つ緩めてボルト孔から抜き取った上で、ダイス
を交換し、再びボルトを取付けて締結するようにしてい
ることから、ダイスの取り替え作業に非常な手間と時間
がかかっていた。
は、曲げダイス、クランプ用ダイス及び押し付け用ダイ
スがそれぞれ所定位置にボルトで締結固定されていて、
被曲げ材の直径や曲げ曲率が変更される際にダイスを取
り替えるにあたっては、各ダイスを固定しているボルト
を一つ一つ緩めてボルト孔から抜き取った上で、ダイス
を交換し、再びボルトを取付けて締結するようにしてい
ることから、ダイスの取り替え作業に非常な手間と時間
がかかっていた。
【0003】本考案は、各ダイスの取り替え作業が簡単
容易に行えるベンダーを提供することを目的とする。
容易に行えるベンダーを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の請求項1に係る
ベンダーは、機枠1上に固定された曲げダイス10と、
この曲げダイス10の被曲げ材挿入口18に曲げダイス
10に対し遠近移動自在に設けられて曲げダイス10と
の間で被曲げ材Mを挟持固定する取替可能なクランプ用
ダイス20と、前記曲げダイス10の曲げ中心周りに回
動自在に設けられた回動フレーム17と、この回動フレ
ーム17上の所定位置に着脱可能に設けられ、当該回動
フレーム17の回動に伴って前記曲げダイス10の周り
を回動する押し付け用ダイス30と、前記回動フレーム
17を駆動する駆動手段31とを備え、前記曲げダイス
10は、その曲げ中心位置に設けられた取付用貫通孔1
1を、前記機枠1上に立設された取付軸9に軸方向挿脱
自在にして且つ回転不能に嵌合すると共に、前記取付軸
9の上端部に同軸に設けられたねじ孔14に、ボルト頭
15aが前記取付用貫通孔11よりも径小のボルト15
を、当該ボルト15の軸部に対し挿脱可能な略U字形座
金16を介して螺入締結することによって固定されてな
ることを特徴とする。
ベンダーは、機枠1上に固定された曲げダイス10と、
この曲げダイス10の被曲げ材挿入口18に曲げダイス
10に対し遠近移動自在に設けられて曲げダイス10と
の間で被曲げ材Mを挟持固定する取替可能なクランプ用
ダイス20と、前記曲げダイス10の曲げ中心周りに回
動自在に設けられた回動フレーム17と、この回動フレ
ーム17上の所定位置に着脱可能に設けられ、当該回動
フレーム17の回動に伴って前記曲げダイス10の周り
を回動する押し付け用ダイス30と、前記回動フレーム
17を駆動する駆動手段31とを備え、前記曲げダイス
10は、その曲げ中心位置に設けられた取付用貫通孔1
1を、前記機枠1上に立設された取付軸9に軸方向挿脱
自在にして且つ回転不能に嵌合すると共に、前記取付軸
9の上端部に同軸に設けられたねじ孔14に、ボルト頭
15aが前記取付用貫通孔11よりも径小のボルト15
を、当該ボルト15の軸部に対し挿脱可能な略U字形座
金16を介して螺入締結することによって固定されてな
ることを特徴とする。
【0005】請求項2に係るベンダーは、前記クランプ
用ダイス20は、前記機枠1の水平支持台3上で前記曲
げダイス10に対し遠近方向摺動自在に支持されたスラ
イドブロック21に、略蟻形溝部21aと略蟻形ほぞ部
20bとを介して上下方向抜き差し自在に連結し、この
スライドブロック21を、前記水平支持台3上に当該ブ
ロック21と同列上に配置した複数個の連鎖リンク2
2,23の一端側リンク22に枢支連結し、他端側リン
ク33を水平支持台3上に枢着し、この他端側リンク2
3には当該リンク23を上向きに回動させるための操作
レバー27を突設し、前記クランプ用ダイス20は、前
記連鎖リンク22,23が前記水平支持台3と実質的に
平行にあるとき被曲げ材挟持位置となり、前記操作レバ
ー27を操作して前記他端側リンク23を上向きに回動
させたとき被曲げ材開放位置となるように構成したこと
を特徴とする。
用ダイス20は、前記機枠1の水平支持台3上で前記曲
げダイス10に対し遠近方向摺動自在に支持されたスラ
イドブロック21に、略蟻形溝部21aと略蟻形ほぞ部
20bとを介して上下方向抜き差し自在に連結し、この
スライドブロック21を、前記水平支持台3上に当該ブ
ロック21と同列上に配置した複数個の連鎖リンク2
2,23の一端側リンク22に枢支連結し、他端側リン
ク33を水平支持台3上に枢着し、この他端側リンク2
3には当該リンク23を上向きに回動させるための操作
レバー27を突設し、前記クランプ用ダイス20は、前
記連鎖リンク22,23が前記水平支持台3と実質的に
平行にあるとき被曲げ材挟持位置となり、前記操作レバ
ー27を操作して前記他端側リンク23を上向きに回動
させたとき被曲げ材開放位置となるように構成したこと
を特徴とする。
【0006】請求項3に係るベンダーは、前記押し付け
用ダイス30が当該ダイス30を支持するブラケット3
2と共にユニットに構成され、前記ブラケット32は、
前記押し付け用ダイス30を軸着する上下側板34,3
5と両側板をつなぐ外側板36とでコ字形に形成されて
いて、前記下側板35を載置する載置面37aと、前記
外側板36を支持する外周側支持面37bと、前記コ字
形ブラケット32の後端面を支持する後端支持面37c
とを有する、前記回動フレーム17上の嵌合支持部37
に着脱可能に嵌合支持されていることを特徴する。
用ダイス30が当該ダイス30を支持するブラケット3
2と共にユニットに構成され、前記ブラケット32は、
前記押し付け用ダイス30を軸着する上下側板34,3
5と両側板をつなぐ外側板36とでコ字形に形成されて
いて、前記下側板35を載置する載置面37aと、前記
外側板36を支持する外周側支持面37bと、前記コ字
形ブラケット32の後端面を支持する後端支持面37c
とを有する、前記回動フレーム17上の嵌合支持部37
に着脱可能に嵌合支持されていることを特徴する。
【0007】請求項4に係るベンダーは、前記回動フレ
ーム17の一端部が前記取付軸9に枢着されており、こ
の回動フレーム17を駆動する駆動手段31は、前記取
付軸9と同軸に回転自在に取付けられると共に前記回動
フレーム17の枢着端部に一体連結されたピニオン38
と、このピニオン38に噛合するラック39と、このラ
ック39を往復駆動する油圧シリンダ40とからなるこ
とを特徴とする。
ーム17の一端部が前記取付軸9に枢着されており、こ
の回動フレーム17を駆動する駆動手段31は、前記取
付軸9と同軸に回転自在に取付けられると共に前記回動
フレーム17の枢着端部に一体連結されたピニオン38
と、このピニオン38に噛合するラック39と、このラ
ック39を往復駆動する油圧シリンダ40とからなるこ
とを特徴とする。
【0008】
【実施例】本考案に係るベンダーの一実施例を示す図1
〜図7において、1は機枠で、水平基台2(図3及び図
6参照)と、この水平基台2と面一を成して一体連設さ
れた水平支持台3と、前記水平基台2の前面側に配設さ
れた前脚板4と、この前脚板4と対向する後方位置に配
設された後脚板5と、両脚板4、5の下端部相互をつな
ぐ底板6と、前記水平支持台3の端部に配設された端脚
板7と、から構成されている。8は、後脚板5と端脚板
7とを連結するタイボルトである。
〜図7において、1は機枠で、水平基台2(図3及び図
6参照)と、この水平基台2と面一を成して一体連設さ
れた水平支持台3と、前記水平基台2の前面側に配設さ
れた前脚板4と、この前脚板4と対向する後方位置に配
設された後脚板5と、両脚板4、5の下端部相互をつな
ぐ底板6と、前記水平支持台3の端部に配設された端脚
板7と、から構成されている。8は、後脚板5と端脚板
7とを連結するタイボルトである。
【0009】前記機枠1には、図6に示すように、底板
6から水平基台2を貫通して当該水平基台2の上面中央
に突出する取付軸9が立設固定されていて、この取付軸
9に、略円板状の曲げダイス10が嵌合固定される。即
ち、曲げダイス10は、その曲げ中心位置に前記取付軸
9に嵌合可能な取付用貫通孔11を有すると共に、下面
には前記水平基台2上面に突設されたキー12に嵌合可
能なキー溝13を有し、一方、前記取付軸9はその上端
部に同軸に形成されたねじ孔14を有する。しかして、
前記曲げダイス10は、その取付用貫通孔11を前記取
付軸9に嵌合させると共に、前記キー12を前記キー溝
13に嵌合させ、そして前記取付軸9のねじ孔14に、
ボルト頭15aが前記取付用貫通孔11の孔径よりも径
小のダイス固定用ボルト15を、当該ボルト15の軸部
に対し挿抜可能な略U字形の座金16を介して螺入し締
結することによって、前記水平基台2上の定位置に固定
される。なお、取付軸9には、曲げダイス10の曲げ中
心周りに回動する回動フレーム17が回転自在に取付ら
れているが、この回動フレーム17については後述す
る。
6から水平基台2を貫通して当該水平基台2の上面中央
に突出する取付軸9が立設固定されていて、この取付軸
9に、略円板状の曲げダイス10が嵌合固定される。即
ち、曲げダイス10は、その曲げ中心位置に前記取付軸
9に嵌合可能な取付用貫通孔11を有すると共に、下面
には前記水平基台2上面に突設されたキー12に嵌合可
能なキー溝13を有し、一方、前記取付軸9はその上端
部に同軸に形成されたねじ孔14を有する。しかして、
前記曲げダイス10は、その取付用貫通孔11を前記取
付軸9に嵌合させると共に、前記キー12を前記キー溝
13に嵌合させ、そして前記取付軸9のねじ孔14に、
ボルト頭15aが前記取付用貫通孔11の孔径よりも径
小のダイス固定用ボルト15を、当該ボルト15の軸部
に対し挿抜可能な略U字形の座金16を介して螺入し締
結することによって、前記水平基台2上の定位置に固定
される。なお、取付軸9には、曲げダイス10の曲げ中
心周りに回動する回動フレーム17が回転自在に取付ら
れているが、この回動フレーム17については後述す
る。
【0010】前記曲げダイス10は、外周部に断面半円
形の案内溝10aを有し、その被曲げ材挿入口18は、
ダイス本体とは別部材により形成されてビス19で固定
されている。
形の案内溝10aを有し、その被曲げ材挿入口18は、
ダイス本体とは別部材により形成されてビス19で固定
されている。
【0011】前記機枠1の水平支持台3上には、前記曲
げダイス10の被曲げ材挿入口18において曲げダイス
10との間で被曲げ材Mを挟持固定する取り替え可能な
クランプ用ダイス20が、曲げダイス10に対し遠近移
動自在に設けられている。このクランプ用ダイス20は
前記曲げダイス10の案内溝10aに対応する案内溝2
0aを有する。
げダイス10の被曲げ材挿入口18において曲げダイス
10との間で被曲げ材Mを挟持固定する取り替え可能な
クランプ用ダイス20が、曲げダイス10に対し遠近移
動自在に設けられている。このクランプ用ダイス20は
前記曲げダイス10の案内溝10aに対応する案内溝2
0aを有する。
【0012】前記クランプ用ダイス20は、図1及び図
7に示すように、水平支持台3上で曲げダイス10に対
し遠近方向摺動自在に支持されたスライドブロック21
に、スライドブロック21側の略蟻形溝部21aとクラ
ンプ用ダイス20側の略蟻形ほぞ部20bとを介して上
下方向抜き差し自在に連結され、このスライドブロック
21は、水平支持台3上に当該ブロック21と同列上に
配置した複数個の連鎖リンク22,23の一端側リンク
22にピンP1により枢着され、他端側リンク23は、
前記水平支持台3上に前記スライドブロック21と同方
向に摺動自在に支持された別のスライドブロック24に
ピンP2で枢着されている。このスライドブロック24
には、図1及び図2に示すように、水平支持台3上の固
定片25に螺合貫通された調整ボルト26が回転自在に
連結されている。前記他端側リンク23には当該リンク
23を上向きに回動させるための操作レバー27が突設
されている。前記連鎖リンク22,23はピンP3によ
り枢支連結されており、このピンP3は、常時は図2に
示すように両端側のピンP1,P2より若干下位に位置
している。
7に示すように、水平支持台3上で曲げダイス10に対
し遠近方向摺動自在に支持されたスライドブロック21
に、スライドブロック21側の略蟻形溝部21aとクラ
ンプ用ダイス20側の略蟻形ほぞ部20bとを介して上
下方向抜き差し自在に連結され、このスライドブロック
21は、水平支持台3上に当該ブロック21と同列上に
配置した複数個の連鎖リンク22,23の一端側リンク
22にピンP1により枢着され、他端側リンク23は、
前記水平支持台3上に前記スライドブロック21と同方
向に摺動自在に支持された別のスライドブロック24に
ピンP2で枢着されている。このスライドブロック24
には、図1及び図2に示すように、水平支持台3上の固
定片25に螺合貫通された調整ボルト26が回転自在に
連結されている。前記他端側リンク23には当該リンク
23を上向きに回動させるための操作レバー27が突設
されている。前記連鎖リンク22,23はピンP3によ
り枢支連結されており、このピンP3は、常時は図2に
示すように両端側のピンP1,P2より若干下位に位置
している。
【0013】前記スライドブロック21,24のそれぞ
れの下面には、前記水平支持台3に貫通形成されたガイ
ド溝28a,29aにそれぞれ案内されるガイド片28
b,29bが突設されていると共に、各ガイド片28
b,29bの下端には抜け出し阻止片28c,29cが
ねじ部材28d,29dにより取付けられている。スラ
イドブロック24は、前記のように調整ボルト26と連
結していて、常時は定位置に固定されている。
れの下面には、前記水平支持台3に貫通形成されたガイ
ド溝28a,29aにそれぞれ案内されるガイド片28
b,29bが突設されていると共に、各ガイド片28
b,29bの下端には抜け出し阻止片28c,29cが
ねじ部材28d,29dにより取付けられている。スラ
イドブロック24は、前記のように調整ボルト26と連
結していて、常時は定位置に固定されている。
【0014】従って、前記クランプ用ダイス20は、前
記連鎖リンク22,23が図2に示すように水平支持台
3と実質的に平行にあるとき、曲げダイス10の被曲げ
材挿入口18に当接して、双方の案内溝20a,10a
間で被曲げ材Mを挟持固定する被曲げ材挟持位置とな
る。この場合、調整ボルト26を回転させて、これと連
結しているスライドブロック24を適宜スライドさせる
ことにより、クランプ用ダイス20と曲げダイス10と
の当接位置の調整を行うことができる。また、前記操作
レバー27を、図2の直立姿勢から図4の傾転姿勢へと
回動操作して、リンク23を上向きに回動させることに
より、リンク22を介してスライドブロック21を水平
支持台3沿いにスライドさせ、それによりクランプ用ダ
イス20は前記被曲げ材挿入口18から引き離されて、
被曲げ材開放位置となる。
記連鎖リンク22,23が図2に示すように水平支持台
3と実質的に平行にあるとき、曲げダイス10の被曲げ
材挿入口18に当接して、双方の案内溝20a,10a
間で被曲げ材Mを挟持固定する被曲げ材挟持位置とな
る。この場合、調整ボルト26を回転させて、これと連
結しているスライドブロック24を適宜スライドさせる
ことにより、クランプ用ダイス20と曲げダイス10と
の当接位置の調整を行うことができる。また、前記操作
レバー27を、図2の直立姿勢から図4の傾転姿勢へと
回動操作して、リンク23を上向きに回動させることに
より、リンク22を介してスライドブロック21を水平
支持台3沿いにスライドさせ、それによりクランプ用ダ
イス20は前記被曲げ材挿入口18から引き離されて、
被曲げ材開放位置となる。
【0015】前記回動フレーム17は、図3及び図6で
明らかなように、その一端側に円板状の基板部17aを
有し、この基板部17aが前記取付軸9に回転自在に枢
着されていて、駆動手段31により曲げダイス10の曲
げ中心周りに回動される。そして、この回動フレーム1
7の先端側に、当該フレーム17の回動に伴って曲げダ
イス10の周りを回動する押し付け用ダイス30が着脱
可能に設けられる。この押し付け用ダイス30は、その
外周部に、前記曲げダイス10及びクランプ用ダイス2
0の案内溝10a,20aと同じ断面形状の案内溝30
aを有する。
明らかなように、その一端側に円板状の基板部17aを
有し、この基板部17aが前記取付軸9に回転自在に枢
着されていて、駆動手段31により曲げダイス10の曲
げ中心周りに回動される。そして、この回動フレーム1
7の先端側に、当該フレーム17の回動に伴って曲げダ
イス10の周りを回動する押し付け用ダイス30が着脱
可能に設けられる。この押し付け用ダイス30は、その
外周部に、前記曲げダイス10及びクランプ用ダイス2
0の案内溝10a,20aと同じ断面形状の案内溝30
aを有する。
【0016】前記押し付け用ダイス30は、このダイス
30を支持するブラケット32に一体的に組付けられ
て、当該ブラケット32と共にダイスユニットDUを構
成している。前記ブラケット32は、図5に示すよう
に、押し付け用ダイス30をボルト33により着脱可能
に軸着する上下側板34,35と、両側板34,35を
連結する外側板36とでコ字枠状に形成されている。一
方、前記回動フレーム17上には、図3に示すように、
前記ブラケット32の下側板35を嵌合載置する載置面
37aと、外側板36を支持する外周側支持面37b
と、下側板35及び外側板36の後端面を支持する後端
支持面37cとを有する嵌合支持部37が設けられてい
て、この嵌合支持部37に前記ブラケット32が着脱自
在に嵌合支持されることになる。
30を支持するブラケット32に一体的に組付けられ
て、当該ブラケット32と共にダイスユニットDUを構
成している。前記ブラケット32は、図5に示すよう
に、押し付け用ダイス30をボルト33により着脱可能
に軸着する上下側板34,35と、両側板34,35を
連結する外側板36とでコ字枠状に形成されている。一
方、前記回動フレーム17上には、図3に示すように、
前記ブラケット32の下側板35を嵌合載置する載置面
37aと、外側板36を支持する外周側支持面37b
と、下側板35及び外側板36の後端面を支持する後端
支持面37cとを有する嵌合支持部37が設けられてい
て、この嵌合支持部37に前記ブラケット32が着脱自
在に嵌合支持されることになる。
【0017】前記回動フレーム17を駆動する駆動手段
31は、図3及び図6に示すように、前記取付軸9に回
転自在に嵌合されていると共に、当該回動フレーム17
の基板部17aに一体的に連結されたピニオン38と、
このピニオン38に噛合するラック39と、このラック
39を往復駆動する油圧シリンダ40とからなる。前記
ラック39は、その一端側が機枠1の後脚板5と底板6
とのコーナー部で長さ方向スライド自在に支持され(図
6参照)、他端が油圧シリンダ40に連動連結されてい
る。なお、回動フレーム17は、油圧シリンダ40の収
縮時には図3の実線図示のように被曲げ材挿入口18に
接近した位置にあり、油圧シリンダ40が所定ストロー
ク伸長作動することにより、例えば同図の仮想図示位置
まで曲げダイス10の曲げ中心周りに回動した位置にあ
る。
31は、図3及び図6に示すように、前記取付軸9に回
転自在に嵌合されていると共に、当該回動フレーム17
の基板部17aに一体的に連結されたピニオン38と、
このピニオン38に噛合するラック39と、このラック
39を往復駆動する油圧シリンダ40とからなる。前記
ラック39は、その一端側が機枠1の後脚板5と底板6
とのコーナー部で長さ方向スライド自在に支持され(図
6参照)、他端が油圧シリンダ40に連動連結されてい
る。なお、回動フレーム17は、油圧シリンダ40の収
縮時には図3の実線図示のように被曲げ材挿入口18に
接近した位置にあり、油圧シリンダ40が所定ストロー
ク伸長作動することにより、例えば同図の仮想図示位置
まで曲げダイス10の曲げ中心周りに回動した位置にあ
る。
【0018】以上説明したような構成のベンダーを使用
して、金属管などの被曲げ材Mを曲げ加工するときは、
先ず、図4に示すように、操作レバー27を手前側へ引
いて、リンク23を上方へ回動させることにより、リン
ク22を介してスライドブロック22を水平支持台3沿
いにスライドさせながらクランプ用ダイス20を、被曲
げ材挿入口18から引き離し、被曲げ材開放位置とす
る。斯かる状態で被曲げ材Mを被曲げ材挿入口18より
所要長さ挿入した後、前記操作レバー27を元の位置に
戻すと、上向きに屈曲していた連鎖リンク22,23が
水平支持台3と平行状に伸張して、クランプ用ダイス2
0が被曲げ材挿入口18で曲げダイス10に当接し、被
曲げ材Mの所要箇所を挟持固定する。
して、金属管などの被曲げ材Mを曲げ加工するときは、
先ず、図4に示すように、操作レバー27を手前側へ引
いて、リンク23を上方へ回動させることにより、リン
ク22を介してスライドブロック22を水平支持台3沿
いにスライドさせながらクランプ用ダイス20を、被曲
げ材挿入口18から引き離し、被曲げ材開放位置とす
る。斯かる状態で被曲げ材Mを被曲げ材挿入口18より
所要長さ挿入した後、前記操作レバー27を元の位置に
戻すと、上向きに屈曲していた連鎖リンク22,23が
水平支持台3と平行状に伸張して、クランプ用ダイス2
0が被曲げ材挿入口18で曲げダイス10に当接し、被
曲げ材Mの所要箇所を挟持固定する。
【0019】上記のようにクランプ用ダイス20により
被曲げ材Mを挟持固定した状態から、油圧シリンダ40
を伸長作動させると、ラック39がその長さ方向に移動
してピニオン38を回転させ、それにより回動フレーム
17が回動して、この回動フレーム17上のダイスユニ
ットDUが曲げダイス10の周りを回動する。このダイ
スユニットDUの回動に伴い、被曲げ材挿入口18より
挿入された被曲げ材Mは、図1の仮想線図示のように、
押し付け用ダイス30によって曲げダイス10の外周部
に押し付けられつつ所定の曲率に曲げ成形されることに
なる。なお、回動フレーム17が曲げ作用方向に回動す
る時、当該回動フレーム17上のダイスユニットDUに
は上記曲げ作用回動方向と逆方向の反力及び遠心方向の
反力が作用するが、それらの反力は前記嵌合支持部37
の外周側支持面37b及び後端支持面37cによって支
持されるため、曲げ加工中にダイスユニットDUが回動
フレーム17上で不都合に移動したり、回動フレーム1
7上から脱落するようなことはない。
被曲げ材Mを挟持固定した状態から、油圧シリンダ40
を伸長作動させると、ラック39がその長さ方向に移動
してピニオン38を回転させ、それにより回動フレーム
17が回動して、この回動フレーム17上のダイスユニ
ットDUが曲げダイス10の周りを回動する。このダイ
スユニットDUの回動に伴い、被曲げ材挿入口18より
挿入された被曲げ材Mは、図1の仮想線図示のように、
押し付け用ダイス30によって曲げダイス10の外周部
に押し付けられつつ所定の曲率に曲げ成形されることに
なる。なお、回動フレーム17が曲げ作用方向に回動す
る時、当該回動フレーム17上のダイスユニットDUに
は上記曲げ作用回動方向と逆方向の反力及び遠心方向の
反力が作用するが、それらの反力は前記嵌合支持部37
の外周側支持面37b及び後端支持面37cによって支
持されるため、曲げ加工中にダイスユニットDUが回動
フレーム17上で不都合に移動したり、回動フレーム1
7上から脱落するようなことはない。
【0020】上記のような2次元曲げ加工後、操作レバ
ー27によりクランプ用ダイス20を開放操作し、前記
被曲げ材Mをその軸線周りに例えば90度回転させた状
態で被曲げ材挿入口18から更に前方へ所要長さ移動さ
せ、そして再びクランプ用ダイス20を操作レバー27
によりクランプ操作して被曲げ材Mを固定した状態で、
上述の曲げ操作を繰り返すことにより、3次元曲げ加工
を行うことができる。このような2次元、3次元の曲げ
加工を連続的に行う場合に、クランプ用ダイス20の開
閉操作が操作レバー27により簡単且つ迅速に行えるた
め、曲げ作業が非常に容易で作業能率の著しく向上を図
ることができる。また、このような2次、3次元曲げ加
工において、押し付け用ダイス30が所謂ローラタイプ
であって、曲げダイス10の周りを回動するものである
ため、曲げ箇所相互間の長さを極力短くとれるという利
点がある。
ー27によりクランプ用ダイス20を開放操作し、前記
被曲げ材Mをその軸線周りに例えば90度回転させた状
態で被曲げ材挿入口18から更に前方へ所要長さ移動さ
せ、そして再びクランプ用ダイス20を操作レバー27
によりクランプ操作して被曲げ材Mを固定した状態で、
上述の曲げ操作を繰り返すことにより、3次元曲げ加工
を行うことができる。このような2次元、3次元の曲げ
加工を連続的に行う場合に、クランプ用ダイス20の開
閉操作が操作レバー27により簡単且つ迅速に行えるた
め、曲げ作業が非常に容易で作業能率の著しく向上を図
ることができる。また、このような2次、3次元曲げ加
工において、押し付け用ダイス30が所謂ローラタイプ
であって、曲げダイス10の周りを回動するものである
ため、曲げ箇所相互間の長さを極力短くとれるという利
点がある。
【0021】一方、被曲げ材Mの径を変更したり、曲げ
曲率を変更する場合、曲げダイス10、クランプ用ダイ
ス20及び押し付け用ダイス30をそれぞれ取り替える
必要があるが、斯かる場合に、先ず、曲げダイス10を
取り替えるには、図6に示すように、取付軸9に螺着さ
れているダイス固定用ボルト15を適当に緩めて、U字
形座金16をボルト頭15aと曲げダイス10の上面と
の間から抜き取れば、当初使用の曲げダイス10は、ボ
ルト15を取付けたまま、このダイス10を持ち上げる
だけで、簡単容易に取り外すことができる。そして、所
要の曲げダイス10を取付軸9に嵌合し、ダイス固定用
ボルト15のボルト頭15aと曲げダイス10の上面と
の間に前記U字形座金16を挿入して、ダイス固定用ボ
ルト15を締結するだけで、曲げダイス10の取付けも
簡単容易に行うことができる。
曲率を変更する場合、曲げダイス10、クランプ用ダイ
ス20及び押し付け用ダイス30をそれぞれ取り替える
必要があるが、斯かる場合に、先ず、曲げダイス10を
取り替えるには、図6に示すように、取付軸9に螺着さ
れているダイス固定用ボルト15を適当に緩めて、U字
形座金16をボルト頭15aと曲げダイス10の上面と
の間から抜き取れば、当初使用の曲げダイス10は、ボ
ルト15を取付けたまま、このダイス10を持ち上げる
だけで、簡単容易に取り外すことができる。そして、所
要の曲げダイス10を取付軸9に嵌合し、ダイス固定用
ボルト15のボルト頭15aと曲げダイス10の上面と
の間に前記U字形座金16を挿入して、ダイス固定用ボ
ルト15を締結するだけで、曲げダイス10の取付けも
簡単容易に行うことができる。
【0022】次に、クランプ用ダイス20を取り替える
には、図7に示すように、当初使用のクランプ用ダイス
20は、このダイス20をそのまま上方へ引き上げるだ
けで、スライドブロック21から簡単に抜き取ることが
できる。また、新たなクランプ用ダイス20の取付け
も、スライドブロック21側の略蟻形溝部21aにクラ
ンプ用ダイス20側の略蟻形ほぞ部20bを差し込むだ
けでよい。
には、図7に示すように、当初使用のクランプ用ダイス
20は、このダイス20をそのまま上方へ引き上げるだ
けで、スライドブロック21から簡単に抜き取ることが
できる。また、新たなクランプ用ダイス20の取付け
も、スライドブロック21側の略蟻形溝部21aにクラ
ンプ用ダイス20側の略蟻形ほぞ部20bを差し込むだ
けでよい。
【0023】また、押し付け用ダイス30を取り替える
には、回動フレーム17上の嵌合支持部37に嵌合支持
されているダイスユニットDUを、そのまま上方へ持ち
上げるか、または前方へ引くだけで、簡単に取り外すこ
とができ、そして新たな押し付け用ダイス30が軸着さ
れている所要のダイスユニットDUを、図3に示される
状態、または図5に示される状態から回動フレーム17
上の嵌合支持部37に挿入すればよい。
には、回動フレーム17上の嵌合支持部37に嵌合支持
されているダイスユニットDUを、そのまま上方へ持ち
上げるか、または前方へ引くだけで、簡単に取り外すこ
とができ、そして新たな押し付け用ダイス30が軸着さ
れている所要のダイスユニットDUを、図3に示される
状態、または図5に示される状態から回動フレーム17
上の嵌合支持部37に挿入すればよい。
【0024】以上説明した実施例では、押し付け用ダイ
ス30をブラケット32と共にユニットに構成したダイ
スユニットDUとして、回動フレーム17上に着脱可能
に設けているが、この押し付け用ダイス30は、単独で
回動フレーム17上の所定位置に着脱可能に装着するよ
うにしてもよい。また、クランプ用ダイス20の取り替
え構造は、実施例以外の構造にすることもできる。ま
た、曲げダイス10、クランプ用ダイス20及び押し付
け用ダイス30の各ダイス外周部に形成される案内溝1
0a,20a,30aは、半円形に限らず、角形など所
望の断面形状とすることができる。更に、回動フレーム
17を駆動するための駆動手段31は、実施例ではピニ
オン38、ラック39及び油圧シリンダ40により構成
しているが、例えば回動フレーム17を直接回転駆動す
るような油圧モーターなどからなる駆動手段でもよい。
ス30をブラケット32と共にユニットに構成したダイ
スユニットDUとして、回動フレーム17上に着脱可能
に設けているが、この押し付け用ダイス30は、単独で
回動フレーム17上の所定位置に着脱可能に装着するよ
うにしてもよい。また、クランプ用ダイス20の取り替
え構造は、実施例以外の構造にすることもできる。ま
た、曲げダイス10、クランプ用ダイス20及び押し付
け用ダイス30の各ダイス外周部に形成される案内溝1
0a,20a,30aは、半円形に限らず、角形など所
望の断面形状とすることができる。更に、回動フレーム
17を駆動するための駆動手段31は、実施例ではピニ
オン38、ラック39及び油圧シリンダ40により構成
しているが、例えば回動フレーム17を直接回転駆動す
るような油圧モーターなどからなる駆動手段でもよい。
【0025】
【考案の作用及び効果】本考案の請求項1に係るベンダ
ーでは、クランプ用ダイスにより被曲げ材を挟持固定し
た状態から、駆動手段により回動フレームを回動させる
ことにより、この回動フレーム上の押し付け用ダイスが
曲げダイスの周りを回動し、これに伴い被曲げ材挿入口
より挿入された被曲げ材は、前記押し付け用ダイスによ
って曲げダイスの外周部に押し付けられつつ所定の曲率
に曲げ成形される。しかして、前記被曲げ材の径を変更
したり、曲げ曲率を変更する場合、特に、曲げダイスを
取り替えるには、取付軸に螺着されているダイス固定用
ボルトを、取付用貫通孔から取り外すことなく適当に緩
めて、略U字形座金をボルト頭と曲げダイスの上面との
間から抜き取れば、当初使用の曲げダイスは、これをそ
のまま持ち上げるだけで、簡単容易に取り外すことがで
きる。そして、新たに取付けるダイスは、これを取付軸
に嵌合し、前記U字形座金をダイス固定用ボルトのボル
ト頭と曲げダイス上面の間に挿入して、ダイス固定用ボ
ルトを締結するだけでよい。従って、このベンダーによ
れば、ダイスの取り替えが簡単容易に行え、作業の段取
りが非常に良くなる。
ーでは、クランプ用ダイスにより被曲げ材を挟持固定し
た状態から、駆動手段により回動フレームを回動させる
ことにより、この回動フレーム上の押し付け用ダイスが
曲げダイスの周りを回動し、これに伴い被曲げ材挿入口
より挿入された被曲げ材は、前記押し付け用ダイスによ
って曲げダイスの外周部に押し付けられつつ所定の曲率
に曲げ成形される。しかして、前記被曲げ材の径を変更
したり、曲げ曲率を変更する場合、特に、曲げダイスを
取り替えるには、取付軸に螺着されているダイス固定用
ボルトを、取付用貫通孔から取り外すことなく適当に緩
めて、略U字形座金をボルト頭と曲げダイスの上面との
間から抜き取れば、当初使用の曲げダイスは、これをそ
のまま持ち上げるだけで、簡単容易に取り外すことがで
きる。そして、新たに取付けるダイスは、これを取付軸
に嵌合し、前記U字形座金をダイス固定用ボルトのボル
ト頭と曲げダイス上面の間に挿入して、ダイス固定用ボ
ルトを締結するだけでよい。従って、このベンダーによ
れば、ダイスの取り替えが簡単容易に行え、作業の段取
りが非常に良くなる。
【0026】請求項2によれば、操作レバーによって、
当該レバー側のリンクを上方へ回動させると、このリン
クを含む連鎖リンクを介してスライドブロックが水平支
持台に沿ってスライドしながらクランプ用ダイスを、被
曲げ材挿入口から引き離して被曲げ材開放状態に位置さ
せる。斯かる状態で被曲げ材を被曲げ材挿入口に挿入
し、前記操作レバーを元の位置に戻すと、前記連鎖リン
クが水平支持台と平行状に伸張して、クランプ用ダイス
は被曲げ材挿入口で曲げダイスに近接して被曲げ材を挟
持固定する。このように、操作レバーを回動操作するだ
けでクランプ用ダイスを開閉できるから、被曲げ材挿入
口での被曲げ材の固定及び開放操作が容易迅速に行え、
作業能率の著しい向上を図ることができる。これは、2
次元、3次元の曲げ加工を連続的に行う場合に特に有効
である。
当該レバー側のリンクを上方へ回動させると、このリン
クを含む連鎖リンクを介してスライドブロックが水平支
持台に沿ってスライドしながらクランプ用ダイスを、被
曲げ材挿入口から引き離して被曲げ材開放状態に位置さ
せる。斯かる状態で被曲げ材を被曲げ材挿入口に挿入
し、前記操作レバーを元の位置に戻すと、前記連鎖リン
クが水平支持台と平行状に伸張して、クランプ用ダイス
は被曲げ材挿入口で曲げダイスに近接して被曲げ材を挟
持固定する。このように、操作レバーを回動操作するだ
けでクランプ用ダイスを開閉できるから、被曲げ材挿入
口での被曲げ材の固定及び開放操作が容易迅速に行え、
作業能率の著しい向上を図ることができる。これは、2
次元、3次元の曲げ加工を連続的に行う場合に特に有効
である。
【0027】また請求項2によれば、クランプ用ダイス
を取り替える際に、当初使用のクランプ用ダイスは、こ
のダイスをそのまま上方へ引き上げるだけで、スライド
ブロックから簡単に抜き取ることができ、また新たなク
ランプ用ダイスの取付けも、略蟻形溝部に対して略蟻形
ほぞ部を差し込むだけでよいから、簡単容易に取付けで
き、作業の段取りが極めて良好となる。
を取り替える際に、当初使用のクランプ用ダイスは、こ
のダイスをそのまま上方へ引き上げるだけで、スライド
ブロックから簡単に抜き取ることができ、また新たなク
ランプ用ダイスの取付けも、略蟻形溝部に対して略蟻形
ほぞ部を差し込むだけでよいから、簡単容易に取付けで
き、作業の段取りが極めて良好となる。
【0028】請求項3によると、押し付け用ダイスを取
り替えるには、回動フレーム上の嵌合支持部に嵌合支持
されているダイスユニットを、そのまま上方へ持ち上げ
るか、または前方へ引くだけで、簡単に取り外すことが
でき、そして新たな押し付け用ダイスが軸着されている
所要のダイスユニットを前記嵌合支持部に挿入すればよ
いから、押し付け用ダイスの取り替えが極めて簡単容易
となり、作業の段取りが極めて良好となる。
り替えるには、回動フレーム上の嵌合支持部に嵌合支持
されているダイスユニットを、そのまま上方へ持ち上げ
るか、または前方へ引くだけで、簡単に取り外すことが
でき、そして新たな押し付け用ダイスが軸着されている
所要のダイスユニットを前記嵌合支持部に挿入すればよ
いから、押し付け用ダイスの取り替えが極めて簡単容易
となり、作業の段取りが極めて良好となる。
【0029】また、請求項4によれば、小型の油圧シリ
ンダにより、回動フレームを回転する強力な回転トルク
が得られ、従ってベンダー全体を小型且つ軽量構造に構
成するできると共に、ポータブルタイプのベンダーにす
ることが可能となる。
ンダにより、回動フレームを回転する強力な回転トルク
が得られ、従ってベンダー全体を小型且つ軽量構造に構
成するできると共に、ポータブルタイプのベンダーにす
ることが可能となる。
【図1】本考案の実施例を示すベンダーの平面図であ
る。
る。
【図2】同上の正面図で、クランプ用ダイスが閉じた状
態を示す。
態を示す。
【図3】曲げダイスを取り外した状態でのベンダーの一
部切欠平面図である。
部切欠平面図である。
【図4】クランプ用ダイスが開放状態にあるベンダーの
正面図である。
正面図である。
【図5】ダイスユニットの取付け要領を示す説明図であ
る。
る。
【図6】図1のA−A線断面図である。
【図7】クランプ用ダイスの取り外し要領を示す説明図
である。
である。
1 機枠 2 水平基台 3 水平支持台 9 取付軸 10 曲げダイス 10a 案内溝 11 取付用貫通孔 12 キー 13 キー溝 14 ねじ孔 15 ダイス固定用ボルト 15a ボルト頭 16 U字形の座金 17 回動フレーム 18 被曲げ材挿入口 20 クランプ用ダイス 20a 案内溝 20b 蟻形ほぞ部 21 スライドブロック 21a 蟻形溝部 22 連鎖リンク 23 連鎖リンク 26 調整ボルト 27 操作レバー 30 押し付け用ダイス 30a 案内溝 31 駆動手段 32 ブラケット DU ダイスユニット 34 上側板 35 下側板 36 外側板 37 嵌合支持部 37a 載置面 37b 外周側支持面 37c 後端支持面 38 ピニオン 39 ラック 40 油圧シリンダ M 被曲げ材
Claims (4)
- 【請求項1】機枠上に固定された曲げダイスと、この曲
げダイスの被曲げ材挿入口に曲げダイスに対し遠近移動
自在に設けられて曲げダイスとの間で被曲げ材を挟持固
定する取り替え可能なクランプ用ダイスと、前記曲げダ
イスの曲げ中心周りに回動自在に設けられた回動フレー
ムと、この回動フレーム上の所定位置に着脱可能に設け
られ、当該回動フレームの回動に伴って前記曲げダイス
の周りを回動する押し付け用ダイスと、前記回動フレー
ムを駆動する駆動手段とを備え、前記曲げダイスは、そ
の曲げ中心位置に設けられた取付用貫通孔を、前記機枠
上に立設された取付軸に軸方向挿脱可能にして且つ回転
不能に嵌合すると共に、前記取付軸の上端部に同軸に設
けられたねじ孔に、ボルト頭が前記取付用貫通孔よりも
径小のボルトを、当該ボルトの軸部に対し挿抜可能な略
U字形座金を介して螺入締結することによって固定され
てなるベンダー。 - 【請求項2】前記クランプ用ダイスは、前記機枠の水平
支持台上で前記曲げダイスに対し遠近方向摺動自在に支
持されたスライドブロックに、略蟻形溝部と略蟻形ほぞ
部とを介して上下方向抜き差し自在に連結し、このスラ
イドブロックを、前記水平支持台上に当該ブロックと同
列上に配置した複数個の連鎖リンクの一端側リンクに枢
支連結し、他端側リンクを水平支持台上に枢着し、この
他端側リンクには当該リンクを上向きに回動させるため
の操作レバーを突設し、前記クランプ用ダイスは、前記
連鎖リンクが前記水平支持台と実質的に平行にあるとき
被曲げ材挟持位置となり、前記操作レバーを操作して前
記他端側リンクを上向きに回動させたとき被曲げ材開放
位置となるように構成した請求項1に記載のベンダー。 - 【請求項3】前記押し付け用ダイスは、当該ダイスを支
持するブラケットと共にユニットに構成され、前記ブラ
ケットは、前記押し付け用ダイスを軸着する上下側板と
両側板をつなぐ外側板とでコ字形に形成されていて、前
記下側板を載置する載置面と、前記外側板を支持する外
周側支持面と、前記コ字形ブラケットの後端面を支持す
る後端支持面とを有する、前記回動フレーム上の嵌合支
持部に着脱可能に嵌合支持されてなる請求項1に記載の
ベンダー。 - 【請求項4】前記回動フレームはその一端部が前記取付
軸に枢着されており、この回動フレームを駆動する駆動
手段は、前記取付軸と同軸に回転自在に取付けられると
共に前記回動フレームの枢着端部に一体連結されたピニ
オンと、このピニオンに噛合するラックと、このラック
を往復駆動する油圧シリンダとからなる請求項1に記載
のベンダー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7522592U JPH0744332Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ベンダー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7522592U JPH0744332Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ベンダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639220U JPH0639220U (ja) | 1994-05-24 |
JPH0744332Y2 true JPH0744332Y2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=13570074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7522592U Expired - Lifetime JPH0744332Y2 (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | ベンダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744332Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1181936C (zh) * | 2000-02-17 | 2004-12-29 | 三樱工业株式会社 | 弯曲加工装置 |
WO2011142176A1 (ja) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | 三桜工業 株式会社 | パイプの曲げ加工装置 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP7522592U patent/JPH0744332Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639220U (ja) | 1994-05-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960409 |