JPH0740621A - シリアルプリンタのホームポジション決定方法 - Google Patents
シリアルプリンタのホームポジション決定方法Info
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- JPH0740621A JPH0740621A JP20456693A JP20456693A JPH0740621A JP H0740621 A JPH0740621 A JP H0740621A JP 20456693 A JP20456693 A JP 20456693A JP 20456693 A JP20456693 A JP 20456693A JP H0740621 A JPH0740621 A JP H0740621A
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- JP
- Japan
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- carriage
- home position
- stepping motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホームポジション検出器を用いることなく、
印字ヘッドのホームポジションを決定し、ホームポジシ
ョン検出器を削減したシリアルプリンタのホームポジシ
ョン決定方法を提供する。 【構成】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、このキ
ャリッジをステッピングモータによって移送するキャリ
ッジ機構と、前記ステッピングモータの回転を制御する
制御手段とを備えて、前記ステッピングモータを正転又
は逆転させて前記キャリッジを停止部材に衝突させて停
止させ、その停止位置から予め設定されたステップ数だ
け前記ステッピングモータを回転させた位置を前記印字
ヘッドのホームポジションとするものである。
印字ヘッドのホームポジションを決定し、ホームポジシ
ョン検出器を削減したシリアルプリンタのホームポジシ
ョン決定方法を提供する。 【構成】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、このキ
ャリッジをステッピングモータによって移送するキャリ
ッジ機構と、前記ステッピングモータの回転を制御する
制御手段とを備えて、前記ステッピングモータを正転又
は逆転させて前記キャリッジを停止部材に衝突させて停
止させ、その停止位置から予め設定されたステップ数だ
け前記ステッピングモータを回転させた位置を前記印字
ヘッドのホームポジションとするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字ヘッドのホームポ
ジションの決定を簡易化したシリアルプリンタのホーム
ポジション決定方法に関する。
ジションの決定を簡易化したシリアルプリンタのホーム
ポジション決定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のシリアルプリンタにおけ
る印字ヘッド移送機構を示している。印字ヘッド100
はキャリッジ102に搭載されており、キャリッジ10
2は、一対のキャリッジスティ104によって支持され
て左右に移動する。印字ヘッド100は、このキャリッ
ジ102とともに左右に移動可能である。勿論、キャリ
ッジスティ104は、その一端側がフレーム106に固
定されているように、その他端側もフレーム106に同
様に固定されている。
る印字ヘッド移送機構を示している。印字ヘッド100
はキャリッジ102に搭載されており、キャリッジ10
2は、一対のキャリッジスティ104によって支持され
て左右に移動する。印字ヘッド100は、このキャリッ
ジ102とともに左右に移動可能である。勿論、キャリ
ッジスティ104は、その一端側がフレーム106に固
定されているように、その他端側もフレーム106に同
様に固定されている。
【0003】また、フレーム106には、キャリッジ1
02を移送するキャリッジモータとしてステッピングモ
ータ110が設置されている。このステッピングモータ
110の回転軸に取り付けられたタイミングプーリとタ
イミングプーリ112との間にはタイミングベルト11
4が懸け回され、このタイミングベルト114の中途部
にはキャリッジ102が取り付けられている。即ち、ス
テッピングモータ110の正転、逆転又は停止により、
キャリッジ102とともに印字ヘッド100は、タイミ
ングベルト114の回転により、所望の方向及び位置に
移送し、停止させることができる。
02を移送するキャリッジモータとしてステッピングモ
ータ110が設置されている。このステッピングモータ
110の回転軸に取り付けられたタイミングプーリとタ
イミングプーリ112との間にはタイミングベルト11
4が懸け回され、このタイミングベルト114の中途部
にはキャリッジ102が取り付けられている。即ち、ス
テッピングモータ110の正転、逆転又は停止により、
キャリッジ102とともに印字ヘッド100は、タイミ
ングベルト114の回転により、所望の方向及び位置に
移送し、停止させることができる。
【0004】印字ヘッド100のホームポジションの検
出手段として印字領域の左側又は右側にホームポジショ
ン検出器が設置される。この印字ヘッド移送機構では、
左側にホームポジション検出器116が設けられてい
る。このホームポジション検出器116は、例えばフォ
トセンサで構成されており、キャリッジ102の下面側
の突片118によって光を遮断し、ホームポジションを
表す信号を出力する。
出手段として印字領域の左側又は右側にホームポジショ
ン検出器が設置される。この印字ヘッド移送機構では、
左側にホームポジション検出器116が設けられてい
る。このホームポジション検出器116は、例えばフォ
トセンサで構成されており、キャリッジ102の下面側
の突片118によって光を遮断し、ホームポジションを
表す信号を出力する。
【0005】そして、この印字ヘッド移送機構には、図
6に示すような制御手段として制御部200が連携され
ている。この制御部200は、CPU202等を備え
て、ホームポジション検出器116の検出信号を取り込
み、ホストコンピュータ300からの印字データに基づ
く印字出力を印字ヘッド100に対して与えるとともに
ステッピングモータ110に対して制御出力を発生す
る。
6に示すような制御手段として制御部200が連携され
ている。この制御部200は、CPU202等を備え
て、ホームポジション検出器116の検出信号を取り込
み、ホストコンピュータ300からの印字データに基づ
く印字出力を印字ヘッド100に対して与えるとともに
ステッピングモータ110に対して制御出力を発生す
る。
【0006】ところで、このような印字ヘッド移送機構
では、キャリッジ102は、ステッピングモータ110
の正転又は逆転により、印字桁方向へ左右に移動する
が、その移動可能領域を越えてステッピングモータ11
0が回転する場合がある。この場合、キャリッジ102
はフレーム106の左端又は右端に当たり、そのとき、
ステッピングモータ110が脱調する構成である。
では、キャリッジ102は、ステッピングモータ110
の正転又は逆転により、印字桁方向へ左右に移動する
が、その移動可能領域を越えてステッピングモータ11
0が回転する場合がある。この場合、キャリッジ102
はフレーム106の左端又は右端に当たり、そのとき、
ステッピングモータ110が脱調する構成である。
【0007】また、ホームポジション検出器116によ
るホームポジションの検出は、電源投入時又はリセット
時に行なう。その場合、ステッピングモータ110を脱
調しないように回転させて、キャリッジ102をホーム
ポジションセンサ領域に移動させ、ホームポジション検
出器116を以てキャリッジ102を検出するのであ
る。このホームポジションは、ホームポジション検出器
116の検出信号を制御部で受けて記憶手段に記憶し、
この位置を基準にしてステッピングモータ110が脱調
しないようにキャリッジ102を移送し、印字ヘッド1
00に印字動作を行なわせるような制御を実現する。
るホームポジションの検出は、電源投入時又はリセット
時に行なう。その場合、ステッピングモータ110を脱
調しないように回転させて、キャリッジ102をホーム
ポジションセンサ領域に移動させ、ホームポジション検
出器116を以てキャリッジ102を検出するのであ
る。このホームポジションは、ホームポジション検出器
116の検出信号を制御部で受けて記憶手段に記憶し、
この位置を基準にしてステッピングモータ110が脱調
しないようにキャリッジ102を移送し、印字ヘッド1
00に印字動作を行なわせるような制御を実現する。
【0008】図7は、電源投入時のホームポジション検
出器116によるホームポジション検出を示している。
ステップS21では、制御部200におけるCPU20
2を初期化した後、ステップS22ではホームポジショ
ン検出器116によるキャリッジ検出を行なう。これが
ホームポジションの検出である。ホームポジション検出
器116がキャリッジ102を検出すると、ステップS
23に移行し、ステッピングモータ110を正転させて
キャリッジ102を右側に移送する。ステップS24で
は再びキャリッジ102の検出を行い、キャリッジ10
2が未検出状態になるまで、キャリッジ102は右側に
移送される。ステップS24でキャリッジ102が未検
出状態になると、ステップS25に移行し、ステッピン
グモータ110を停止させる。
出器116によるホームポジション検出を示している。
ステップS21では、制御部200におけるCPU20
2を初期化した後、ステップS22ではホームポジショ
ン検出器116によるキャリッジ検出を行なう。これが
ホームポジションの検出である。ホームポジション検出
器116がキャリッジ102を検出すると、ステップS
23に移行し、ステッピングモータ110を正転させて
キャリッジ102を右側に移送する。ステップS24で
は再びキャリッジ102の検出を行い、キャリッジ10
2が未検出状態になるまで、キャリッジ102は右側に
移送される。ステップS24でキャリッジ102が未検
出状態になると、ステップS25に移行し、ステッピン
グモータ110を停止させる。
【0009】また、ステップS22でキャリッジ102
が検出されない場合、又はステップS25を経た場合に
は、ステップS26に移行してキャリッジ102を左側
に移送し、ステップS27でキャリッジ102の検出を
行なう。キャリッジ102の左側への移送動作はキャリ
ッジ102が検出されるまで持続し、ステップS27で
キャリッジ102が検出されると、ステップS28に移
行し、ステッピングモータ110を停止させる。このと
き、キャリッジ102はホームポジション位置に停止す
る。
が検出されない場合、又はステップS25を経た場合に
は、ステップS26に移行してキャリッジ102を左側
に移送し、ステップS27でキャリッジ102の検出を
行なう。キャリッジ102の左側への移送動作はキャリ
ッジ102が検出されるまで持続し、ステップS27で
キャリッジ102が検出されると、ステップS28に移
行し、ステッピングモータ110を停止させる。このと
き、キャリッジ102はホームポジション位置に停止す
る。
【0010】ステップS29では印字データを受信し、
その印字処理準備に移行する。即ち、ステップS30で
はキャリッジ102を右側に移送し、ステップS31に
移行してステッピングモータ110の回転量、例えば、
8ステップだけ回転したか否かを判定する。キャリッジ
102の右側移送は、この8ステップ回転が完了するま
で、即ち、8ステップ位置まで移送する。この8ステッ
プ位置が用紙エッジ位置であり、その位置までキャリッ
ジ102、即ち、印字ヘッド100が移送されることに
なる。そして、ステップS31で8ステップ回転が完了
すると、ステップS32に移行し、印字動作が行なわれ
る。
その印字処理準備に移行する。即ち、ステップS30で
はキャリッジ102を右側に移送し、ステップS31に
移行してステッピングモータ110の回転量、例えば、
8ステップだけ回転したか否かを判定する。キャリッジ
102の右側移送は、この8ステップ回転が完了するま
で、即ち、8ステップ位置まで移送する。この8ステッ
プ位置が用紙エッジ位置であり、その位置までキャリッ
ジ102、即ち、印字ヘッド100が移送されることに
なる。そして、ステップS31で8ステップ回転が完了
すると、ステップS32に移行し、印字動作が行なわれ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
シリアルプリンタでは、印字ヘッド100のホームポジ
ションを検出する手段としてホームポジション検出器1
16を必要とするとともに、このホームポジション検出
器116の検出信号を用いたホームポジション検出処理
及びその制御を必要としている。
シリアルプリンタでは、印字ヘッド100のホームポジ
ションを検出する手段としてホームポジション検出器1
16を必要とするとともに、このホームポジション検出
器116の検出信号を用いたホームポジション検出処理
及びその制御を必要としている。
【0012】そこで、本発明は、このようなホームポジ
ション検出器を用いることなく、印字ヘッドのホームポ
ジションを決定し、ホームポジション検出器を削減した
シリアルプリンタのホームポジション決定方法を提供す
ることを目的とする。
ション検出器を用いることなく、印字ヘッドのホームポ
ジションを決定し、ホームポジション検出器を削減した
シリアルプリンタのホームポジション決定方法を提供す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアルプリン
タのホームポジション決定方法は、図1及び図2に例示
するように、印字ヘッドを搭載したキャリッジと、この
キャリッジをステッピングモータによって移送するキャ
リッジ機構と、前記ステッピングモータの回転を制御す
る制御手段とを備えて、前記ステッピングモータを正転
又は逆転させて前記キャリッジを停止部材に衝突させて
停止させ、その停止位置から予め設定されたステップ数
だけ前記ステッピングモータを回転させた位置を前記印
字ヘッドのホームポジションとすることを特徴とする。
タのホームポジション決定方法は、図1及び図2に例示
するように、印字ヘッドを搭載したキャリッジと、この
キャリッジをステッピングモータによって移送するキャ
リッジ機構と、前記ステッピングモータの回転を制御す
る制御手段とを備えて、前記ステッピングモータを正転
又は逆転させて前記キャリッジを停止部材に衝突させて
停止させ、その停止位置から予め設定されたステップ数
だけ前記ステッピングモータを回転させた位置を前記印
字ヘッドのホームポジションとすることを特徴とする。
【0014】また、本発明のシリアルプリンタのホーム
ポジション決定方法は、前記停止部材にシリアルプリン
タのフレームを用いたことを特徴とする。
ポジション決定方法は、前記停止部材にシリアルプリン
タのフレームを用いたことを特徴とする。
【0015】
【作用】電源投入時又はリセット時にステッピングモー
タを正転又は逆転させてキャリッジを移送し、停止部材
に衝突させて停止させる。この停止位置から所定のステ
ップ数だけステッピングモータを回転させて停止させ、
その停止位置をホームポジションとする。このような方
法では、ホームポジション検出器は全く不要となり、キ
ャリッジの停止位置から確実かつ高精度にホームポジシ
ョンを決定することができる。
タを正転又は逆転させてキャリッジを移送し、停止部材
に衝突させて停止させる。この停止位置から所定のステ
ップ数だけステッピングモータを回転させて停止させ、
その停止位置をホームポジションとする。このような方
法では、ホームポジション検出器は全く不要となり、キ
ャリッジの停止位置から確実かつ高精度にホームポジシ
ョンを決定することができる。
【0016】また、停止部材には、特別なストッパを設
置することもできるが、プリンタのフレームを用いるこ
とができる。このような既存部材を用いることで、ホー
ムポジション検出器の省略に加えてプリンタの簡略化を
より進めることができる。
置することもできるが、プリンタのフレームを用いるこ
とができる。このような既存部材を用いることで、ホー
ムポジション検出器の省略に加えてプリンタの簡略化を
より進めることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0018】図1は、本発明のシリアルプリンタのホー
ムポジション決定方法の一実施例を示している。このシ
リアルプリンタの制御部2にはホストコンピュータ4が
接続されており、印字データはこのホストコンピュータ
4から与えられる。なお、このシリアルプリンタには、
プリンタとホストコンピュータ4とを一つの筐体内に内
蔵したワードプロセッサ等も含まれる。
ムポジション決定方法の一実施例を示している。このシ
リアルプリンタの制御部2にはホストコンピュータ4が
接続されており、印字データはこのホストコンピュータ
4から与えられる。なお、このシリアルプリンタには、
プリンタとホストコンピュータ4とを一つの筐体内に内
蔵したワードプロセッサ等も含まれる。
【0019】制御部2には、マイクロコンピュータが用
いられている。中央処理装置(CPU)21は、プログ
ラムに従ってプログラム制御、その制御のための演算等
を行なう。このCPU21には、その制御に応じて記憶
手段、入出力手段、表示手段等が連携されている。
いられている。中央処理装置(CPU)21は、プログ
ラムに従ってプログラム制御、その制御のための演算等
を行なう。このCPU21には、その制御に応じて記憶
手段、入出力手段、表示手段等が連携されている。
【0020】記憶手段には、このCPU21で実行する
制御動作に必要なデータの取込み、制御プログラム又は
演算途上の各種データを格納する主記憶手段を構成する
ROM22及びRAM23が設置されている。ROM2
2は、制御プログラムやテーブル等を持つ読出し専用メ
モリ、RAM23は演算途上のデータや印字データ等を
格納する随時書込みメモリである。図示していないが、
記憶手段としてはフレキシブルディスク等の記憶媒体を
用いることができる。また、ホストコンピュータ4側の
記憶手段も、この制御部2の補助記憶手段として用いる
ことができる。
制御動作に必要なデータの取込み、制御プログラム又は
演算途上の各種データを格納する主記憶手段を構成する
ROM22及びRAM23が設置されている。ROM2
2は、制御プログラムやテーブル等を持つ読出し専用メ
モリ、RAM23は演算途上のデータや印字データ等を
格納する随時書込みメモリである。図示していないが、
記憶手段としてはフレキシブルディスク等の記憶媒体を
用いることができる。また、ホストコンピュータ4側の
記憶手段も、この制御部2の補助記憶手段として用いる
ことができる。
【0021】データ入力手段としてインタフェイス(I
/F)24が設置されており、このI/F24にはホス
トコンピュータ4から印字データ等が入力される。その
外部データは、図示しないセンサレシーバ等の入力ユニ
ットを通してCPU21に取り込まれる。
/F)24が設置されており、このI/F24にはホス
トコンピュータ4から印字データ等が入力される。その
外部データは、図示しないセンサレシーバ等の入力ユニ
ットを通してCPU21に取り込まれる。
【0022】データ出力手段としてドライバ25、26
が設置されている。CPU21から出力されるキャリッ
ジ移送出力は、ドライバ25を通してキャリッジ移送手
段を成すキャリッジ機構のステッピングモータ6に加え
られる。また、CPU21から出力される印字出力は、
ドライバ26を通して印字ヘッド8に加えられる。
が設置されている。CPU21から出力されるキャリッ
ジ移送出力は、ドライバ25を通してキャリッジ移送手
段を成すキャリッジ機構のステッピングモータ6に加え
られる。また、CPU21から出力される印字出力は、
ドライバ26を通して印字ヘッド8に加えられる。
【0023】次に、図2は、キャリッジ機構を搭載した
印字ヘッド移送機構の具体的な実施例を示している。印
字ヘッド8はキャリッジ10に搭載されており、キャリ
ッジ10は、一対のキャリッジスティ12によって支持
されて左右に移動する。印字ヘッド8は、このキャリッ
ジ10とともに左右に移動可能である。キャリッジステ
ィ12はフレーム14に固定されている。
印字ヘッド移送機構の具体的な実施例を示している。印
字ヘッド8はキャリッジ10に搭載されており、キャリ
ッジ10は、一対のキャリッジスティ12によって支持
されて左右に移動する。印字ヘッド8は、このキャリッ
ジ10とともに左右に移動可能である。キャリッジステ
ィ12はフレーム14に固定されている。
【0024】また、フレーム14には、キャリッジ10
を移送するキャリッジモータとしてステッピングモータ
6が設置されている。このステッピングモータ6の回転
軸に取り付けられたタイミングプーリとタイミングプー
リ16との間にはタイミングベルト18が懸け回され、
このタイミングベルト18の中途部にはキャリッジ10
が取り付けられている。即ち、ステッピングモータ6の
正転、逆転又は停止により、キャリッジ10とともに印
字ヘッド8は、タイミングベルト18の駆動で所望の方
向及び位置に移送する。その場合、ステッピングモータ
6を必要以上に回転させた場合には、キャリッジ10は
右側又は左側に位置する停止部材としてのフレーム14
に衝突して停止させることができる。
を移送するキャリッジモータとしてステッピングモータ
6が設置されている。このステッピングモータ6の回転
軸に取り付けられたタイミングプーリとタイミングプー
リ16との間にはタイミングベルト18が懸け回され、
このタイミングベルト18の中途部にはキャリッジ10
が取り付けられている。即ち、ステッピングモータ6の
正転、逆転又は停止により、キャリッジ10とともに印
字ヘッド8は、タイミングベルト18の駆動で所望の方
向及び位置に移送する。その場合、ステッピングモータ
6を必要以上に回転させた場合には、キャリッジ10は
右側又は左側に位置する停止部材としてのフレーム14
に衝突して停止させることができる。
【0025】次に、図3は、この印字ヘッド移送機構に
おけるキャリッジ10の移送領域を示している。14L
は停止部材としてのフレーム14のキャリッジ10の左
側停止位置、14Rは停止部材としてのフレーム14の
キャリッジ10の右側停止位置を示している。また、H
Pはキャリッジ10を初期設定すべきホームポジション
位置、PEは用紙30のエッジ位置を示している。
おけるキャリッジ10の移送領域を示している。14L
は停止部材としてのフレーム14のキャリッジ10の左
側停止位置、14Rは停止部材としてのフレーム14の
キャリッジ10の右側停止位置を示している。また、H
Pはキャリッジ10を初期設定すべきホームポジション
位置、PEは用紙30のエッジ位置を示している。
【0026】次に、図4は、ホームポジションの決定方
法を示したフローチャートを示している。電源投入後、
ステップS1に移行し、CPU21等、制御部2を初期
化する。ステップS2ではステッピングモータ6を回転
させ、キャリッジ10を左側に移送する。この移送中、
ステップS3では、ステッピングモータ6がnステップ
回転したか否かを判定する。ここで、nステップは予め
設定する値であり、キャリッジ10が同一方向に移送で
きるステッピングモータ6のステップ数より多い数であ
って、ステッピングモータ6を確実に脱調できる値であ
る。したがって、ステップS3では、ステッピングモー
タ6が脱調するまでステッピングモータ6を回転させる
ことになる。
法を示したフローチャートを示している。電源投入後、
ステップS1に移行し、CPU21等、制御部2を初期
化する。ステップS2ではステッピングモータ6を回転
させ、キャリッジ10を左側に移送する。この移送中、
ステップS3では、ステッピングモータ6がnステップ
回転したか否かを判定する。ここで、nステップは予め
設定する値であり、キャリッジ10が同一方向に移送で
きるステッピングモータ6のステップ数より多い数であ
って、ステッピングモータ6を確実に脱調できる値であ
る。したがって、ステップS3では、ステッピングモー
タ6が脱調するまでステッピングモータ6を回転させる
ことになる。
【0027】ステップS3でステッピングモータ6の回
転がnステップに達したとすると、ステップS4に移行
し、ステッピングモータ6を停止させた後、ステップS
5に移行する。ステップS5ではキャリッジ10を右側
に移送し、ステップS6に移行する。ステップS6で
は、ステッピングモータ6がn1 ステップ回転したか否
かを判定する。このn1 ステップは、ステッピングモー
タ6を脱調状態から回転制御状態に復帰させるためのス
テップ数であり、例えば、10ステップ程度に設定され
る。
転がnステップに達したとすると、ステップS4に移行
し、ステッピングモータ6を停止させた後、ステップS
5に移行する。ステップS5ではキャリッジ10を右側
に移送し、ステップS6に移行する。ステップS6で
は、ステッピングモータ6がn1 ステップ回転したか否
かを判定する。このn1 ステップは、ステッピングモー
タ6を脱調状態から回転制御状態に復帰させるためのス
テップ数であり、例えば、10ステップ程度に設定され
る。
【0028】ステップS7では制御状態に移行したステ
ッピングモータ6を停止させる。この位置がホームポジ
ション位置HPである。そして、ステップS8でデータ
受信を行なう。即ち、ホストコンピュータ4からの印字
データをI/F24で受け、印字準備態勢に移行する。
ッピングモータ6を停止させる。この位置がホームポジ
ション位置HPである。そして、ステップS8でデータ
受信を行なう。即ち、ホストコンピュータ4からの印字
データをI/F24で受け、印字準備態勢に移行する。
【0029】ステップS9ではキャリッジ10を右側に
移送し、ステップS10ではステッピングモータ6がn
2 ステップ回転したか否かを判定する。このn2 ステッ
プは、用紙30のエッジまでキャリッジ10を移送する
ステップ数であり、例えば、8ステップに設定される。
移送し、ステップS10ではステッピングモータ6がn
2 ステップ回転したか否かを判定する。このn2 ステッ
プは、用紙30のエッジまでキャリッジ10を移送する
ステップ数であり、例えば、8ステップに設定される。
【0030】このようなキャリッジ10の移送の後、ス
テップS11に移行し、印字動作に移行する。
テップS11に移行し、印字動作に移行する。
【0031】以上説明したように、従来のシリアルプリ
ンタのようにホームポジション検出器を用いることな
く、キャリッジ10をステッピングモータ6の制御のみ
でホームポジション位置に停止させた後、用紙エッジに
移送し、印字動作に入ることができる。しかも、このよ
うな処理は、電源投入時の他、リセット時にも同様に行
なうことができ、速やかに実行することができる。
ンタのようにホームポジション検出器を用いることな
く、キャリッジ10をステッピングモータ6の制御のみ
でホームポジション位置に停止させた後、用紙エッジに
移送し、印字動作に入ることができる。しかも、このよ
うな処理は、電源投入時の他、リセット時にも同様に行
なうことができ、速やかに実行することができる。
【0032】なお、ステッピングモータ6を脱調させた
とき、脱調時に騒音が大きくなる場合があるが、キャリ
ッジを移送するモータにトルクの小さいステッピングモ
ータを用いることで回避することができる。特に、サー
マルプリンタやインクジェットプリンタ等に有効であ
り、印字用紙幅が狭く、キャリッジの移送領域が狭いプ
リンタ、即ち、脱調時間が短いレシート発行用のプリン
タ等に好適である。
とき、脱調時に騒音が大きくなる場合があるが、キャリ
ッジを移送するモータにトルクの小さいステッピングモ
ータを用いることで回避することができる。特に、サー
マルプリンタやインクジェットプリンタ等に有効であ
り、印字用紙幅が狭く、キャリッジの移送領域が狭いプ
リンタ、即ち、脱調時間が短いレシート発行用のプリン
タ等に好適である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホームポジション検出器を用いることなく印字ヘッドの
ホームポジションを決定でき、ホームポジション検出器
の省略とともにホームポジション検出器を用いたホーム
ポジション検出及びその制御が不要になり、構成の簡略
化を図ることができる。
ホームポジション検出器を用いることなく印字ヘッドの
ホームポジションを決定でき、ホームポジション検出器
の省略とともにホームポジション検出器を用いたホーム
ポジション検出及びその制御が不要になり、構成の簡略
化を図ることができる。
【0034】また、停止部材にフレームを用いれば、よ
り構成の簡略化を図ることができる。
り構成の簡略化を図ることができる。
【図1】本発明のシリアルプリンタのホームポジション
決定方法の一実施例を示すブロック図である。
決定方法の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示したシリアルプリンタにおける印字ヘ
ッド移送機構を示す斜視図である。
ッド移送機構を示す斜視図である。
【図3】図1に示したシリアルプリンタにおける印字ヘ
ッド移送領域を示す図である。
ッド移送領域を示す図である。
【図4】本発明のシリアルプリンタのホームポジション
決定方法の一実施例を示すフローチャートである。
決定方法の一実施例を示すフローチャートである。
【図5】従来のシリアルプリンタにおける印字ヘッド移
送機構を示す斜視図である。
送機構を示す斜視図である。
【図6】従来のシリアルプリンタの全体構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図7】従来のホームポジション検出器を用いたシリア
ルプリンタのホームポジション決定方法を示すフローチ
ャートである。
ルプリンタのホームポジション決定方法を示すフローチ
ャートである。
2 制御部(制御手段) 6 ステッピングモータ(キャリッジ機構) 8 印字ヘッド 10 キャリッジ 14 フレーム(停止部材)
Claims (2)
- 【請求項1】 印字ヘッドを搭載したキャリッジと、 このキャリッジをステッピングモータによって移送する
キャリッジ機構と、 前記ステッピングモータの回転を制御する制御手段と、 を備えて、前記ステッピングモータを正転又は逆転させ
て前記キャリッジを停止部材に衝突させて停止させ、そ
の停止位置から予め設定されたステップ数だけ前記ステ
ッピングモータを回転させた位置を前記印字ヘッドのホ
ームポジションとすることを特徴とするシリアルプリン
タのホームポジション決定方法。 - 【請求項2】 前記停止部材にシリアルプリンタのフレ
ームを用いたことを特徴とする請求項1記載のシリアル
プリンタのホームポジション決定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20456693A JPH0740621A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | シリアルプリンタのホームポジション決定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20456693A JPH0740621A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | シリアルプリンタのホームポジション決定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740621A true JPH0740621A (ja) | 1995-02-10 |
Family
ID=16492597
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20456693A Pending JPH0740621A (ja) | 1993-07-26 | 1993-07-26 | シリアルプリンタのホームポジション決定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740621A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19654905A1 (de) * | 1996-03-11 | 1997-11-13 | Siemens Nixdorf Inf Syst | Antriebsverfahren für ein Schneidemesser zum Schneiden eines bandförmigen Aufzeichnungsträgers und Anordnung hierzu |
JP2006015562A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Seiko Epson Corp | キャリッジ駆動装置、該キャリッジ駆動装置を備えた液体噴射装置 |
JP2007216472A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Seiko Epson Corp | 画像入力装置及び基準位置検出方法 |
JP2010264766A (ja) * | 2010-08-30 | 2010-11-25 | Seiko Epson Corp | キャリッジ駆動装置、該キャリッジ駆動装置を備えた液体噴射装置 |
-
1993
- 1993-07-26 JP JP20456693A patent/JPH0740621A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2010264766A (ja) * | 2010-08-30 | 2010-11-25 | Seiko Epson Corp | キャリッジ駆動装置、該キャリッジ駆動装置を備えた液体噴射装置 |
JP4692790B2 (ja) * | 2010-08-30 | 2011-06-01 | セイコーエプソン株式会社 | キャリッジ駆動装置、該キャリッジ駆動装置を備えた液体噴射装置 |
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