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JPH0740604A - 文字展開方法 - Google Patents

文字展開方法

Info

Publication number
JPH0740604A
JPH0740604A JP5190567A JP19056793A JPH0740604A JP H0740604 A JPH0740604 A JP H0740604A JP 5190567 A JP5190567 A JP 5190567A JP 19056793 A JP19056793 A JP 19056793A JP H0740604 A JPH0740604 A JP H0740604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
expansion
pointer
buffer
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5190567A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Takikita
博通 瀧北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Star Micronics Co Ltd
Original Assignee
Star Micronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Star Micronics Co Ltd filed Critical Star Micronics Co Ltd
Priority to JP5190567A priority Critical patent/JPH0740604A/ja
Publication of JPH0740604A publication Critical patent/JPH0740604A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字キャリッジの停止時間を極力少なくし
て、全体の印字速度向上を図ることができる文字展開方
法を提供する。 【構成】 図4(b)に示す印字バッファ1にn行目の
印字データ「A〜R」が展開を終えており、図4(c)
に示す印字バッファ2にn+1行目の印字データ「S〜
Z」が展開を終えており、さらに印字バッファ1の下位
番地である左端から中間番地を示す印字ポインタまでの
印字データ「A〜I」は、図4(a)に示すように、用
紙上の印字が終了している。印字バッファ1において印
字データ「A〜I」が展開していた領域は新たに展開可
能領域となって、n+2行目の印字データ「12…」を
展開する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤドットプリン
タ、インクジェットプリンタ、感熱プリンタ、電子写真
プリンタなど、単票紙や連続用紙上に漢字、英数字、記
号などの文字を行単位でドットパターンに展開して、印
字記録を行うための文字展開方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の典型的なプリンタは、1行分のド
ットパターンを格納するための印字バッファを2つまた
はそれ以上備えており、このようなプリンタにおける文
字展開処理は、まず1行分の印字コードを第1の印字バ
ッファに展開した後、第1の印字バッファの印字動作と
並行して、次の行の印字コードを第2の印字バッファに
展開し、次に第2の印字バッファの印字動作と並行し
て、次の行の印字コードを第1または第3の印字バッフ
ァに展開し、以下、文字展開用のバッファと印字用のバ
ッファとを交互に切換えて印字を継続するものである。
【0003】図15は、従来の文字展開方法の一例を示
すタイミングチャートである。印字バッファ1と印字バ
ッファ2の2つの印字バッファを備えたプリンタにおい
て、まず印字ヘッド等を搭載したキャリッジが前行の印
字動作を実行している期間に、印字バッファ1にドット
パターンから成る1行分の印字データを展開し、その展
開処理が終了して、その後キャリッジが停止して、キャ
リッジの再駆動に必要な所定時間を経過した時点で、印
字バッファ1に展開された印字データの印字動作を開始
する。この印字動作は、メインプログラムに対する割込
み処理で行われる。一方、メインプログラムは次行の印
字データを印字バッファ2に展開する。印字バッファ2
での展開が終了して、印字バッファ1の印字動作が終了
すると、再びキャリッジの再駆動が必要な所定時間、キ
ャリッジの駆動は停止する。このような動作を繰返すこ
とによって、2つの印字バッファによる連続印字が行わ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
文字展開方法では、1つの印字バッファに1行分の展開
された印字データが対応するため、大きな記憶容量を持
つ印字バッファが必要になるという課題がある。
【0005】さらに、図16に示すように、多くの印字
データから成る(A)行の次に、僅かな印字データから
成る(B)行が来て、次に多くの印字データから成る
(C)行が来るという文章パターンが繰返される場合、
(B)行の印字が終了した時点からキャリッジの再駆動
所定時間を経過しても、次の(C)行の文字展開が終了
していないためにキャリッジの停止期間が長くなる現象
が発生する。
【0006】図17は、図16の文章パターンにおける
文字展開動作を示すタイミングチャートである。まず、
キャリッジが(A)行の印字を実行している期間に、印
字バッファ1に(B)行の印字データを展開する。この
とき(B)行のデータ量が少ないため、展開が短時間で
終了する。次に、キャリッジの再駆動所定時間を経過し
た後、印字バッファ1で展開された(B)行の印字動作
を行うとともに、印字バッファ2に(C)行の印字デー
タを展開する。このとき(B)行のデータ量が少ないた
め、印字が短時間で終了するが、次の(C)行のデータ
量は多いため、展開するのに要する時間が長くなる。し
たがって、(B)行の印字終了後のキャリッジの再駆動
所定時間が経過しても、(C)行の展開が終了していな
いと、キャリッジが必要以上に停止してしまう。
【0007】このように、信号処理系に比べて低速なキ
ャリッジの動作を可能な限り停止させないように制御す
ることが、プリンタの印字速度向上の点から重要である
が、印字データの量によってキャリッジの停止時間が伸
縮するのは使用者に違和感を与えるとともに、全体の印
字スループットが低下するという課題がある。
【0008】本発明の目的は、前述した課題を解決する
ため、印字キャリッジの停止時間を極力少なくして、全
体の印字速度向上を図ることができる文字展開方法を提
供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、一連の印字コ
ードを格納した第1記憶手段から、印字コードを順次取
出す工程と、各印字コードに対応したドットパターンを
予め記憶した第2記憶手段から、当該印字コードに対応
するドットパターンを取出す工程と、取出された当該ド
ットパターンを、1印字行分のドットパターンを格納す
るための第3記憶手段へ格納する工程とを具備する文字
展開方法において、第3記憶手段の格納領域に未印字ド
ットパターンが残っている状態で、当該未印字ドットパ
ターンの格納領域以外の領域に、別の印字行をドットパ
ターンに展開して順次格納することを特徴とする文字展
開方法である。
【0010】また本発明は、前記未印字ドットパターン
が第3記憶手段の中間番地から下位番地または上位番地
に向かって順次残っている場合、別の印字行のドットパ
ターンを第3記憶手段の上位番地または下位番地から前
記中間番地に向かって順次格納することを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明に従えば、1印字行分のドットパターン
を格納するための第3記憶手段の格納領域に未印字ドッ
トパターンが残っている状態で、当該未印字ドットパタ
ーンの格納領域以外の領域に、別の印字行をドットパタ
ーンに展開して順次格納することによって、印字キャリ
ッジが展開処理の終了を待つ停止時間を極力少なくする
ことが可能になるとともに、第3記憶手段の記憶空間の
有効利用を図ることができる。
【0012】また、未印字ドットパターンが第3記憶手
段の中間番地から上位番地へ向かって順次残っている場
合、別の印字行のドットパターンを第3記憶手段の下位
番地から当該中間番地に向かって順次格納することによ
って、印字バッファから印字データを読み出す方向と展
開方向とが同じになり、印字終了領域が増えるにつれて
展開処理を連続的に行うことが可能になる。また、未印
字ドットパターンが第3記憶手段の中間番地から下位番
地に向かって順次残っている場合、別の印字行のドット
パターンを第3記憶手段の上位番地から当該中間番地に
向かって順次格納することによって、前述と同様に、印
字バッファから印字データを読み出す方向と展開方向と
が同じになり、印字終了領域が増えるにつれて展開処理
を連続的に行うことが可能になる。したがって、文字展
開処理を円滑に実行することができる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明に係る文字展開方法が適用可
能なプリンタの電気的構成の一例を示すブロック図であ
る。このプリンタは、所定のプログラムに従ってデータ
転送やデータ演算などのデータ処理を行うMPU(マイ
クロプロセッサユニット)3と、MPU3に対して所定
の周期で割込み信号を出力するプログラマブルタイマ4
と、MPU3の制御プログラムやデータを格納するため
のプログラムROM(Read Only Memory)5と、印字コ
ードに対応したドットパターンを記憶するための文字パ
ターンROM(Character Generator)6と、MPU3の
プログラム動作に従って発生する各種データを記憶する
ためのRAM(Random Access Memory)7と、プリント
ヘッド10aを持つ印字機構10および駆動回路9と接
続された入出力回路8と、これらの間でデータを転送す
るためのバス11と、コンピュータなどの外部のホスト
装置11から印字コマンドや印字コードを受取るための
インタフェイス12などで構成されている。
【0014】RAM7には、ホスト装置11からインタ
フェイス12を介して送られる印字制御コードや文字コ
ードなどの受信データを格納するための受信バッファ
と、印字すべき文字の実寸を示す文字ドット列数や文字
間スペースの実寸を示すスペースドット列数などの、印
字コードから後述の印字バッファ1および印字バッファ
2にドットイメージ展開するのに必要なデータを格納す
るためのコンディショナ情報格納エリアと、1印字行分
のドットパターンを格納するための印字バッファ1と、
印字バッファ1における展開処理の開始位置を示す展開
先頭アドレス、展開処理の終了位置を示す展開終了アド
レス、展開処理の方向が右向きか左向きかを示す展開ポ
インタ方向、ならびに印字バッファ1に格納されたドッ
トパターンを用紙に印字する際の印字左端位置および印
字右端位置等のデータを格納するための展開パラメータ
格納エリア1と、印字バッファ1および展開パラメータ
格納エリア1と同じ構成であって別の印字行を展開する
ための印字バッファ2および展開パラメータ格納エリア
2と、印字バッファ1または印字バッファ2における現
在の展開位置を示す展開ポインタおよび現在の印字位置
を示す印字ポインタと、印字ポインタの方向を示す読出
し方向フラグと、プリントヘッド10aの印字方向を示
す印字方向フラグと、その他の記憶エリアなどが設けら
れる。
【0015】図2は、本発明に係る文字展開方法が適用
可能なプリンタの機械的構成の一例を示す概略図であ
る。このプリンタは、用紙34の幅方向に沿って往復運
動を行うキャリッジ32と、複数の印字ワイアを有する
プリントヘッド10aと、印字ワイヤの衝撃によって用
紙34にインクを転写するインクリボン33と、用紙3
4を所定量ずつ搬送するプラテン35と、キャリッジ3
2の往復運動を案内するガイドステー36,37と、キ
ャリッジ32と連結した駆動ベルト38と、駆動ベルト
38を支持するプーリ39,40と、プーリ40を回転
駆動するためのキャリッジモータ41などを備えてお
り、筺体に取付けられたフォトセンサ42がキャリッジ
32に取付けられた遮光板31を検知することによっ
て、キャリッジ32のホームポジション43を検出して
いる。
【0016】図3は、本発明の一実施例である文字展開
方法の動作を示すための機能ブロック図である。印字位
置制御手段21は図1に示した受信バッファに格納され
た一連の印字コードを分析して、印字バッファに展開す
べき実データと展開対象とならないデータ、たとえば行
先頭または行後尾に位置するタブやスペース等の存在を
識別して、印字開始位置と印字終了位置を決定する。
【0017】印字バッファ切替え手段22は、印字コー
ドをドットパターンに展開する際、2つの印字バッファ
のうちどちらの印字バッファが使用可能であるかを判断
する。なお、印字バッファ1および印字バッファ2は交
互に使用するのが原則である。
【0018】印字ポインタカウンタ23は、印字バッフ
ァ1または印字バッファ2上に展開された印字データの
中で、プリントヘッド10aが印字している現在位置を
印字ポインタとして定義し、その印字ポインタの数値を
記憶する。
【0019】印字ポインタ方向判断手段24は、印字位
置制御手段21によって決定された印字開始位置と印字
終了位置から、プリントヘッド10aが印字を実行する
ための最短移動方向およびその印字方向を決定し、その
とき印字ポインタが印字バッファ上を1つずつ増加する
インクリメントで移動するのか、1つずつ減少するデク
リメントで移動するのかを判断する。
【0020】展開ポインタカウンタ25は、印字バッフ
ァ1または印字バッファ2に展開中の印字データの最後
の位置を展開ポインタとして定義し、その展開ポインタ
の数値を記憶する。
【0021】展開ポインタ方向判断手段26は、印字ポ
インタ方向判断手段24で決定した印字ポインタの移動
方向に基づいて、印字バッファ1または印字バッファ2
の両端のどちらから展開処理が可能であるかを判断す
る。なお、展開ポインタの移動方向と印字ポインタの移
動方向は同一となる。
【0022】ポインタ比較制御手段27は、印字バッフ
ァ1または印字バッファ2に展開された印字データのう
ち、印字が終了して空いた印字バッファ領域を判断する
ために、印字ポインタカウンタ23の数値と展開ポイン
タカウンタ25の数値と比較して、印字バッファの空き
領域に新たな印字データの展開処理が可能であるかを判
断する。さらに、印字位置制御手段21で決定された印
字終了位置と印字ポインタが示す位置とを比較して、印
字終了位置に印字ポインタが追い付いた時点で印字終了
と判断し、印字バッファ切替え手段22によって印字バ
ッファ1または印字バッファ2の交互切換えを行う。
【0023】印字データ展開手段28は、図1の受信バ
ッファ中の印字コードに基づいてポインタ比較制御手段
27により示される展開可能な領域にドットパターンか
ら成る印字データを展開する。
【0024】図4は、印字バッファ1および印字バッフ
ァ2における印字動作および展開処理を説明する概念図
である。図4(b)に示す印字バッファ1の格納領域
に、n行目の印字データ「A〜R」が展開を終えてお
り、図4(c)に示す印字バッファ2の格納領域にn+
1行目の印字データ「S〜Z」が展開を終えており、さ
らに、印字バッファ1の下位番地である左端から中間番
地を示す印字ポインタまでの印字データ「A〜I」は、
図4(a)に示すように、用紙上の印字が終了してお
り、引き続きプリントヘッドが図中右方の印字方向に移
動しながら、印字ポインタから右端の上位番地に向かっ
て残っている印字データ「J〜R」を印字しようとして
いる。このn行目の印字は、印字位置制御手段21によ
って決定された印字開始位置と印字終了位置に基づいて
プリントヘッドの印字方向が判断され、そしてその印字
方向に基づいて印字ポインタ方向判断手段24が印字ポ
インタの方向を判断し、印字ポインタカウンタ23をイ
ンクリメントするかデクリメントするかを決定する。こ
の印字ポインタの方向に基づいて、展開ポインタ方向判
断手段26が印字データの展開をどちらの方向へ行うか
を判断する。
【0025】図4に示すように、印字バッファ1で展開
された印字データ「A〜I」は印字を既に終えており、
その空いた領域が展開可能領域となって、n+2行目の
印字データ「12…」を展開することになる。したがっ
て印字ポインタの移動方向と展開ポインタの移動方向は
同一になる。
【0026】このようにして展開方向を決定し、n+2
行目の展開を開始する一方、ポインタ比較制御手段27
が常に印字ポインタカウンタ23の値と展開ポインタカ
ウンタ25の値とを比較し、両者の移動方向がインクリ
メントとなる場合は(印字ポインタカウンタ)>(展開
ポインタカウンタ)が成立するように制御し、両者の移
動方向がデクリメントとなる場合は(印字ポインタカウ
ンタ)<(展開ポインタカウンタ)が成立するように制
御する。もし、ポインタ比較制御手段が、展開ポインタ
が印字ポインタカウンタに追い付いたと判断した場合、
すなわち両者の値が等しい場合、印字動作が進行して印
字ポインタが先へ進むまでは印字データ展開手段28は
展開処理を中断する。こうして印字ポインタが図中右方
へ移動してn行目の印字が終了し、かつ展開ポインタが
図中右方へ移動して空き領域にn+2行目の展開処理が
終了した時点で、印字バッファ切替え手段22が次の印
字動作または展開処理を行う印字バッファ2に切換え
る。
【0027】図5は、印字ポインタおよび展開ポインタ
の移動方向が図4と逆である場合の動作を説明する概念
図である。図5(b)に示す印字バッファ1の格納領域
において、印字ポインタがデクリメントで移動し、図中
左方が印字方向となる場合は、展開ポインタもデクリメ
ントで移動し、印字バッファ1の上位番地である右端か
ら左方へ向かって、ドットパターンから成る印字データ
の展開が行われる。このようにデクリメントで展開する
処理を行う場合、図5(b)に示すように、ドットパタ
ーンが鏡像反転するように展開される。この様子を詳説
すると、図6(a)に示すように、文字「A」に対応す
るドットパターンが「abc」というビットデータであ
って、文字「B」に対応するドットパターンが「de
f」というビットデータであると仮定すると、図6
(b)に示すように、文字「AB」を印字バッファの格
納領域に左から右へインクリメント方向に展開する場合
は「abcdef」というドットパターンが作られ、一
方、図6(c)に示すように、文字「AB」を印字バッ
ファの格納領域に右から左へデクリメント方向に展開す
る場合、「fedcba」というドットパターンが作ら
れる。次に図6(d)に示すように、用紙の左端から文
字「AB」を印字する場合、図6(b)では印字ポイン
タが左から右へ移動することになり、図6(c)では印
字ポインタが右から左へ移動することになる。したがっ
て、このような文字展開方法を採用することによって、
印字バッファの空き領域が右側であっても左側であって
も、連続的なドットパターンを作成することができる。
【0028】図7〜図12は、本発明の一実施例である
文字展開方法の動作を示すフローチャートである。図7
において、ステップa1から開始して、ステップa2に
おいて、図1のMPU3がホスト装置11から送られる
一連の印字コードをインタフェイス12を介して受信す
ると、ステップa3において、受信した印字コードを受
信バッファへ書込む。次に、受信バッファに格納された
印字コードを1文字単位でコンディショナ情報へ変換し
て中間コード化し、RAM7のコンディショナ情報格納
エリアに格納する。次にステップa5において、CR
(キャリッジリターン)またはLF(ラインフィード)
のコードを受信したかを調べることによって、1行分の
コンディショナ情報が生成できたか否かを判断して、1
行分が生成できていなければステップa2に戻って上述
のステップa2〜ステップa4を繰返す。1行分のコン
ディショナ情報が生成できれば、ステップa6へ移行し
て、イメージ展開処理を実行した後、ステップa2へ戻
る。
【0029】図8は、図7のステップa6におけるイメ
ージ展開処理の動作を示すフローチャートである。まず
ステップb1において、印字バッファ1または印字バッ
ファ2のうち使用可能な印字バッファを選択した後、ス
テップb2おいてこれから展開処理を行う印字バッファ
に、既に展開された印字データが存在するか否かを判断
して、存在しなければステップb3に移行して、展開ポ
インタの移動方向をインクリメント方向に設定して、選
択された印字バッファにおいて1行分の印字データを展
開処理した後、ステップb13へ移る。一方、ステップ
b2において、展開済みの印字データが存在する場合
は、ステップb4へ移行して、既に展開されている印字
データが現在印字中であるか否かを判断して、現在印字
中でなければデータ受信を続行するために、ステップb
5へ移行してインタフェイス12から印字コードを受信
した後、ステップb6において受信した印字コードを受
信バッファへ書込み、再びステップb4へ戻る。
【0030】一方、ステップb4において現在印字中と
判断されれば、ステップb7へ移行して、RAM7中の
印字方向フラグを参照することによって印字ポインタの
移動方向がインクリメント方向かデクリメント方向かを
読込んだ後、次にステップb8において、印字ポインタ
の移動方向に基づいて展開ポインタの移動方向を同一に
なるように設定し、両者のポインタの移動方向がインク
リメント方向であれば、ステップb9に移行して、展開
ポインタのインクリメント方向へ1行分の展開処理を行
う。
【0031】図9は、図8のステップb9におけるイン
クリメント方向の展開処理の動作を示すフローチャート
である。まずステップc1において、印字ポインタと展
開ポインタの大小を比較して、印字ポインタの方が大き
ければステップc2に移行して展開ポインタのインクリ
メント方向へ向かってコンディショナ情報に基づいて印
字データを展開した後、ステップc3において展開ポイ
ンタの値に1を加算してリターンする。ステップc1に
おいて印字ポインタが展開ポインタと等しいまたは小さ
い場合、データ受信を続行するためにステップc4に移
行してインタフェイス12から印字コードを受信した
後、ステップc5において受信した印字コードを受信バ
ッファへ書込みを行ってリターンする。
【0032】図8に戻って、ステップb10において1
行分の展開処理が終了したか否かを判断して、終了して
いなければステップb9の展開処理を繰返す。1行分の
展開処理が終了していればステップb13へ移る。
【0033】一方、ステップb8において、印字ポイン
タおよび展開ポインタの移動方向がデクリメント方向で
あれば、ステップb11に移行して、展開ポインタのデ
クリメント方向へ1行分の展開処理を行う。
【0034】図10は、図8のステップb11における
デクリメント方向の展開処理の動作を示すフローチャー
トである。まずステップd1において、印字ポインタと
展開ポインタの大小を比較して、印字ポインタの方が小
さければステップd2に移行して展開ポインタのデクリ
メント方向へ向かってコンディショナ情報に基づいて印
字データを展開した後、ステップd3において展開ポイ
ンタの値に1を減算してリターンする。ステップd1に
おいて、印字ポインタが展開ポインタと等しいまたは大
きい場合、データ受信を続行するために、ステップd4
に移行してインタフェイス12から印字コードを受信し
た後、ステップd5において受信した印字コードを受信
バッファへ書込みを行ってリターンする。
【0035】図8に戻って、次に印字バッファにおける
1行分の展開処理が終了すると、ステップb13におい
て、選択された印字バッファに関する展開パラメータす
なわち、図1に示す展開先頭アドレス、展開終了アドレ
ス、展開ポインタ方向、印字左端位置および印字右端位
置を選択された方の展開パラメータ格納エリアに設定し
て、次にステップb14において、印字ポインタ準備処
理を実行する。
【0036】図11は、図8のステップb14おける印
字ポインタ準備処理の動作を示すフローチャートであ
る。まずステップe1において印字すべき印字バッファ
の展開パラメータを上述の展開パラメータ格納エリアか
ら読込んだ後、ステップe2において展開パラメータの
印字左端位置および印字右端位置に基づいてプリントヘ
ッドの印字方向を正方向または逆方向のどちらかに決定
し、かつ印字方向フラグに設定する。次にステップe3
において、展開パラメータの展開ポインタ方向がどちら
かであるかを判断して、インクリメント方向であればス
テップe4へ移行して、さらにプリントヘッドの印字方
向を判定して正方向であればステップe5へ移行して、
印字ポインタの方向を展開パラメータの展開先頭アドレ
スからインクリメント方向に決定し、かつ読出し方向フ
ラグに設定し、次のステップe6において印字ポインタ
の数値を展開先頭アドレスに設定した後、リターンす
る。
【0037】ステップe4において、プリントヘッドの
印字方向が逆方向であればステップe7へ移行して、印
字ポインタの方向を展開パラメータの展開終了アドレス
からデクリメント方向に決定し、かつ読出方向フラグに
設定し、次のステップe8において、印字ポインタの数
値を展開終了アドレスに設定した後、リターンする。
【0038】一方、ステップe3において、展開パラメ
ータの展開ポインタ方向がデクリメント方向であれば、
ステップe9に移行して、さらにプリントヘッドの印字
方向を判定して、正方向であればステップe10へ移行
して、印字ポインタの方向を展開パラメータの展開先頭
アドレスからデクリメント方向に決定し、かつ読出し方
向フラグに設定し、次のステップe11において、印字
ポインタの数値を展開先頭アドレスに設定した後、リタ
ーンする。
【0039】ステップe9において、プリントヘッドの
印字方向が逆方向であれば、ステップe12に移行して
印字ポインタの方向を展開パラメータの展開終了アドレ
スからインクリメント方向に決定し、かつ読出方向フラ
グに設定し、次のステップe13において、印字ポイン
タの数値を展開終了アドレスに設定した後、リターンす
る。
【0040】図8に戻って、ステップb15において印
字割込み処理をイネーブル(許可)する。この印字割込
み処理は、予め図1のプログラマブルタイマ4に印字周
期と印字列数をタイマパラメータとして設定しておい
て、プログラマブルタイマ4がMPU3に割込み信号を
発生して1行のみ印字するルーチンであり、モータの動
きに合わせて周期的に繰返し実行される。
【0041】図12は、図8のステップb15における
印字割込みイネーブルによって周期的に実行される印字
割り込み処理の動作を示すフローチャートである。まず
ステップf1において、印字ポインタの示す印字バッフ
ァ上の印字データを1列読込み、次のステップf2にお
いて1列分の印字処理を行い、次にステップf3におい
て印字ポインタの移動方向がインクリメント方向であれ
ば印字ポインタの数値に1を加算し、一方印字ポインタ
方向がデクリメント方向であれば印字ポインタの数値か
ら1を減算する。次のステップf4において、1行分の
印字処理が終了したかどうかを判断し、終了していなけ
ればステップf1に戻り、終了していればリターンす
る。こうして一連の印字データが印字されることにな
る。
【0042】図13は、本発明に係る文字展開方法の動
作例および印字例を説明する概念図である。図13
(a)に示すような文章を用紙に印字する場合、まず図
13(b)に示す印字バッファ1に第1行の印字データ
「123456789」が展開された後、印字バッファ
2に第2行の印字データ「ABCDEFGH」が展開さ
れる。そして、印字バッファ2の文字展開の実行中に、
図13(c)に示すように、印字バッファ1の左端から
順番に第1行の印字動作が行われ、印字ポインタがイン
クリメント方向に移動するとともに、印字が終了した領
域において第3行の印字データ「イロハニホヘト」が順
番に展開され、展開ポインタが印字ポインタを追いかけ
るようにインクリメント方向に移動する。
【0043】次に、印字バッファ1に展開された第1行
の印字データ「1〜9」の印字が終了すると、図13
(d)に示すように、印字バッファ2に展開された第2
行の印字データ「A〜H」の印字動作が印字バッファ2
の右から左へ向かって行われ、印字バッファ2の印字ポ
インタが右端からデクリメント方向に移動する。このと
き、印字が終了した領域において、第4行の印字データ
「アイウエオカキ」が鏡像反転しながら順番に展開さ
れ、展開ポインタが印字ポインタを追いかけるようにデ
クリメント方向に移動する。そして、印字バッファ2の
文字展開の実行中に、図13(e)に示すように、印字
バッファ1に展開された第3行の印字データ「イ〜ト」
が印字され、印字ポインタがデクリメント方向に移動す
るとともに、印字が終了した領域において第5行の印字
データ「abcdefghijklmnopq」が順番
に展開され、展開ポインタが印字ポインタを追いかける
ようにデクリメント方向に移動する。
【0044】次に、図13(f)に示すように、印字バ
ッファ2に展開された第4行の印字データ「ア〜キ」の
印字動作が印字バッファ2の左から右へ向かって行わ
れ、印字ポインタが左端からインクリメント方向に移動
する。このとき印字が終了した領域において、第6行の
印字データ「123456789」が順番に展開され、
展開ポインタが印字ポインタを追いかけるようにインク
リメント方向へ移動する。そして、印字バッファ2の文
字展開の実行中に、図13(g)に示すように、印字バ
ッファ1に展開された第5行の印字データ「a〜q」が
印字され、印字ポインタがデクリメント方向に移動する
とともに、印字が終了した領域において第7行の印字デ
ータ「ABCDEFGHIJ」が順番に展開され、展開
ポインタが印字ポインタを追いかけるようにデクリメン
ト方向へ移動する。
【0045】次に、図13(h)に示すように、印字バ
ッファ2に展開された第6行の印字データ「1〜9」の
印字動作が印字バッファ2の右から左へ向かって行わ
れ、印字ポインタが右端からデクリメント方向へ移動す
る。このとき印字が終了した領域において、第8行の印
字データ「イロハニホヘト」が順番に展開され、展開ポ
インタが印字ポインタを追いかけるようにデクリメント
方向へ移動する。
【0046】以上のような動作を繰返すことによって、
図13(a)に示すような印字を得ることができる。
【0047】図14は、本発明に係る文字展開方法の動
作を示すタイミングチャートである。まず、キャリッジ
が印字バッファ2に展開されていたn−1行目の印字動
作を実行している期間に、印字バッファ1にn行目の印
字データを展開する。このときn行目の展開が終了する
と、印字バッファ2において印字が終了している領域
に、n+1行目のデータ展開を続行する。ここで、n−
1行目の印字が終了すると、キャリッジが次の印字動作
に必要な再駆動所定時間だけ待機した後、印字バッファ
1に展開されたn行目の印字データの印字動作を開始す
る。印字動作が続いて印字バッファ1の空いた領域にn
+2行目の印字データが展開される。このように1行分
の印字データの量が変動しても、印字バッファの空き領
域において後続する印字行の文字展開を行うことができ
るため、キャリッジが文字展開の終了を待つ時間が解消
され、全体の印字速度が向上する。
【0048】なお、以上の実施例において、2つの印字
バッファを切換えて展開処理および印字動作を行う例を
説明したが、本発明は3つ以上の印字バッファを順番に
切換える方法でも同様に適用できる。また、印字バッフ
ァ1だけを用いた構成でも、本発明を適用することによ
って、2つの印字バッファを用いたのと同様な印字スル
ープットを得ることができる。
【0049】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、1
行分の印字データの量が多くなったり少なくなって変動
した場合でも、印字キャリッジが文字展開処理の終了を
待つ停止時間を極力減らすことができるため、全体の印
字速度を向上するとともに、記憶空間の有効利用を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文字展開方法が適用可能なプリン
タの電気的構成の一例を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る文字展開方法が適用可能なプリン
タの機械的構成の一例を示す概略図である。
【図3】本発明の一実施例である文字展開方法の動作を
示すための機能ブロック図である。
【図4】印字バッファ1および印字バッファ2における
印字動作および展開処理を説明する概念図である。
【図5】印字ポインタおよび展開ポインタの移動方向が
図4と逆である場合の動作を説明する概念図である。
【図6】印字ポインタおよび展開ポインタの移動方向が
図4と逆である場合の動作を説明する概念図である。
【図7】本発明の一実施例である文字展開方法の動作を
示すフローチャートである。
【図8】図7のステップa6におけるイメージ展開処理
の動作を示すフローチャートである。
【図9】図8のステップb9におけるインクリメント方
向の展開処理の動作を示すフローチャートである。
【図10】図8のステップb11におけるデクリメント
方向の展開処理の動作を示すフローチャートである。
【図11】図8のステップb14における印字ポインタ
準備処理の動作を示すフローチャートである。
【図12】図8のステップb15における印字割込み処
理の動作を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る文字展開方法の動作例および印
字例を説明する概念図である。
【図14】本発明に係る文字展開方法の動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図15】従来の文字展開方法の一例を示すタイミング
チャートである。
【図16】複数行から成る文章パターンを示す概念図で
ある。
【図17】図16の文章パターンにおける文字展開動作
を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 MPU(マイクロプロセッサユニット) 4 プログラマブルタイマ 5 プログラムROM 6 文字パターンROM 7 RAM 8 入出力回路 9 駆動回路 10 印字機構 11 ホスト装置 12 インタフェイス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連の印字コードを格納した第1記憶手
    段から、印字コードを順次取出す工程と、 各印字コードに対応したドットパターンを予め記憶した
    第2記憶手段から、当該印字コードに対応するドットパ
    ターンを取出す工程と、 取出された当該ドットパターンを、1印字行分のドット
    パターンを格納するための第3記憶手段へ格納する工程
    とを具備する文字展開方法において、 第3記憶手段の格納領域に未印字ドットパターンが残っ
    ている状態で、当該未印字ドットパターンの格納領域以
    外の領域に、別の印字行をドットパターンに展開して順
    次格納することを特徴とする文字展開方法。
  2. 【請求項2】 前記未印字ドットパターンが第3記憶手
    段の中間番地から下位番地または上位番地に向かって順
    次残っている場合、別の印字行のドットパターンを第3
    記憶手段の上位番地または下位番地から前記中間番地に
    向かって順次格納することを特徴とする請求項1に記載
    の文字展開方法。
JP5190567A 1993-07-30 1993-07-30 文字展開方法 Pending JPH0740604A (ja)

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JP5190567A JPH0740604A (ja) 1993-07-30 1993-07-30 文字展開方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8764148B2 (en) 2005-02-08 2014-07-01 Durst Phototechnik—A.G. Inkjet printing device and method for printing multi-colored images

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8764148B2 (en) 2005-02-08 2014-07-01 Durst Phototechnik—A.G. Inkjet printing device and method for printing multi-colored images

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