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JPH0736072U - ピークホールド回路 - Google Patents

ピークホールド回路

Info

Publication number
JPH0736072U
JPH0736072U JP7246793U JP7246793U JPH0736072U JP H0736072 U JPH0736072 U JP H0736072U JP 7246793 U JP7246793 U JP 7246793U JP 7246793 U JP7246793 U JP 7246793U JP H0736072 U JPH0736072 U JP H0736072U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
voltage
operational amplifier
reset
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7246793U
Other languages
English (en)
Inventor
晋一 秋田
俊也 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP7246793U priority Critical patent/JPH0736072U/ja
Publication of JPH0736072U publication Critical patent/JPH0736072U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 急峻なパルスが印加しても、ピーク値付近の
タイミングでリセットパルスが印加しても、正常にピー
ク値をホールドできるようにする。 【構成】 反転入力端子に入力電圧が印加する演算増幅
器11の出力電圧によりPチャンネルFET12の導通
を制御し、該PチャンネルFET12に流れる電流を抵
抗18で減流してコンデンサ13に充電し、該コンデン
サ12の電圧を抵抗18を介して演算増幅器11の非反
転入力端子に入力させる。このコンデンサ12の出力を
ピーク値として取り出す。このコンデンサ12の電荷は
リセット用のNチャンネルFETで所定タイミングで放
電させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スペクトラム計測装置等に使用されるピークホールド回路に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
スペクトラム計測装置は、図3に示すように、時分割BPF(バンドパスフィ ルタ)1と検波及びピークホールドを同時に行うピークホールド回路2で構成さ れる。3は入力端子、4は出力端子、5はリセット端子である。
【0003】 時分割BPF1には、内部のコンデンサを所定時間毎に切り換えて通過周波数 を順次切り換えるSCF(スイッチドキャパシタフィルタ)が使用される。
【0004】 ピークホールド回路2は、この時分割BPF1から所定タイミング毎に出力す る出力電圧を検波すると共にそのピーク値を当該タイミングに合わせたリセット 信号によりホールドする。
【0005】 このようなスペクトラム計測装置を、例えば、オーディオ機器等に適用すると きは、ピークホールド回路2の出力が、液晶表示器等からなる棒グラフ等のグラ フィック表示器に上記リセット信号と同期して順次切替わる切換スイッチを介し て接続され、当該グラフィック表示器において複数周波数のピーク値が表示され て、周波数スペクトラム表示が行われる。
【0006】 このようなピークホールド回路2は、従来では図4に示すように、反転入力端 子に入力電圧Vinが入力する正負2電源形式の演算増幅器11、該演算増幅器1 1の出力電圧Vout により導通が制御される出力用のPチャンネルFET12、 該PチャンネルFET12のドレインと接地との間に接続したコンデンサ13、 該コンデンサ13に並列接続されるリセット用のNチャンネルFET14から構 成されている。
【0007】 そして、コンデンサ13の充電電圧が演算増幅器11の非反転入力に印加する ようになっている。15は入力電圧Vinが印加する入力端子、16は出力電圧V out が出力する出力端子、17はリセットパルス電圧Vreset が印加するリセッ ト端子である。
【0008】 このピークホールド回路2においては、リセット端子17にリセットパルス電 圧Vreset (高電圧レベルのパルス)を印加するとNチャンネルFET14が導 通してコンデンサ13の電荷を完全に放電し、演算増幅器11の非反転入力端子 の電位がそのとき零になる。
【0009】 この後、入力端子15に入力電圧Vinが印加して、その電圧が正側で上昇する と、演算増幅器11の出力電圧Vopout が対応して低下し、PチャンネルFET 12がその出力電圧Vopout の低下に応じて導通度を高めるようになり、コンデ ンサ13への電荷充電が加速度的に行われる。
【0010】 この結果、コンデンサ13の電荷充電に応じて演算増幅器11の非反転入力端 子の電圧が上昇する。その電圧が入力端子15に印加した電圧に近付いて非反転 入力端子の電圧と反転入力端子の電圧の差が少なくなると、それに応じて、当該 演算増幅器11の出力電圧Vopout が上昇し、その電圧Vopout がPチャンネル FET12の閾値に達すると、そのPチャンネルFET12が遮断する。
【0011】 このときのコンデンサ13の電荷はそのままであるので、この後、入力端子1 5の電圧Vinがピーク値を過ぎて低下すると演算増幅器11の出力電圧Vopout がより高くなる方向に変化してそのPチャンネルFET12の遮断を強め、コン デンサ13のホールド状態は変化しない。
【0012】 以上から、コンデンサ13の両端には入力電圧Vinのピーク値に対応する出力 電圧Vout が得られ、これが出力端子16から出力する。以上の動作の波形を図 5に示した。
【0013】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、入力する信号が突発性パルス、つまり極めて短いパルス幅のパルス (例えばノイズ等)の場合には、演算増幅器3の動作がこれに追い付かなくなり (スルーレイトの限界)、正常なピークホールド動作を行わせることができない 事態が発生する。
【0014】 例えば、図6に示すような鋭いパルス信号が入力電圧Vinとして入力端子15 に印加したときは、演算増幅器11の出力電圧Vopout の変化(低下)が遅れる と、PチャンネルFET12の導通タイミングが遅れ、コンデンサ13の電圧の 立上りが遅れる。
【0015】 この結果、演算増幅器11の非反転入力端子の電圧が本来の値(遅れのない場 合)よりも低くなり、反転入力端子15に印加した入力電圧Vinがピーク値を過 ぎても非反転入力端子の電圧Vout は上昇を続ける。これは、Vin<Vout にな ると演算増幅器11の出力は本来ならば零又は正にならなければならないはずが 動作遅れのために負の状態にあって、PチャンネルFET12が導通を続けるた めである。
【0016】 この結果、コンデンサ13の電圧が本来の値Vpよりも高い電圧Vxまでオー バーシュートして充電され、正常なピークホールド動作が行われなくなる。
【0017】 また、図7に示すように、入力端子15に印加している入力電圧が正のピーク 値付近にあるときにリセット端子17にリセットパルス(Hパルス)が印加する と、このパルスの印加中は出力端子16の電圧は接地電位を示す。
【0018】 そして、このパルスが無くなった時点では、コンデンサ13の電圧、つまり演 算増幅器11の非反転入力端子の電圧は接地電位から上昇を開始するのに対して 反転入力端子7にはピークに近い電圧が印加しているので、その演算増幅器11 の出力が充分低くなり、PチャンネルFET12が深く導通する。
【0019】 この結果、コンデンサ13への充電が急速に行われるが、このときも上記同様 に演算増幅器3の動作遅れによって、コンデンサ5の電圧が正常のピーク値Vp をオーバーシュートして異常な電圧Vxとなる。
【0020】 以上のような問題は、演算増幅器11のスルーレートを大きくすれば解決する ことができるが、スルーレートを無限大に大をくすることは不可能であり、この 面から解決を図ることはできない。
【0021】 本考案の目的は、回路の動作速度に制限を加える手法を採用して、上記したよ うな急峻なパルスが印加しても、またピーク値付近のタイミングでリセットパル スが印加しても、正常にピーク値をホールドできるようにしたピークホールド回 路を提供することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本考案の目的は、入力電圧が入力する演算増幅器と、該演算増幅器の出力電圧 により導通が制御される出力トランジスタと、該出力トランジスタに流れる電流 を充電するコンデンサと、該コンデンサの電荷を放電するリセット用トランジス タとを具備し、上記演算増幅器と上記出力トランジスタとの組合せによりボルテ ージホロワ動作を行なわせて、上記入力電圧のピーク値を上記コンデンサに保持 させるよう構成したピークホールド回路において、上記出力トランジスタと上記 コンデンサとの間に抵抗を接続し、該抵抗の上記出力トランジスタとの共通接続 点の電圧を上記演算増幅器に帰還させ、上記コンデンサに並列に上記リセット用 トランジスタを接続したことを特徴とするピークホールド回路によって達成され る。
【0023】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。図1はその一実施例のピークホール ド回路の回路図である。前述した図4におけるものと同一のものには同一の符号 を付した。本実施例では、出力用のPチャンネルFET12のドレインとコンデ ンサ13との間に抵抗18を挿入し、さらに演算増幅器11の非反転入力端子を その抵抗18とFET12のドレインとの共通接続点に接続し、リセット用Nチ ャンネルFET14をコンデンサ13に並列に接続している。
【0024】 このように構成することで、コンデンサ13と抵抗18とによって積分回路が 構成され、コンデンサ13の充電時定数が大きくなる。この結果、演算増幅器1 1の動作遅れによってPチャンネルFET12が正常よりも大きく導通しても、 コンデンサ13に流れる充電電流が制限されるので、コンデンサ13の充電電圧 のオーバーシュートが防止され、正常にピーク値電圧を出力端子16に出力させ ることができる。
【0025】 この抵抗18とコンデンサ13とで決る時定数の値は、演算増幅器11のスル ーレートがより小さければ、より大きく設定する。つまりコンデンサ13の充電 時定数は演算増幅器11のスルーレートに逆比例して設定する。
【0026】 また、リセット用NチャンネルFET14が演算増幅器11から抵抗18によ り分離されるので、例えば入力信号のピーク時にリセットがかかるような場合で あっても、演算増幅器11の非反転入力端子の電圧はそのリセット時に流れる電 流により抵抗18に発生する電圧分だけは接地電位よりも高い電圧となる。この ため、演算増幅器11への帰還電圧の低下が緩和され、よって演算増幅器11の 出力電圧の低下が緩和され、PチャンネルFET12が深く導通することが回避 され、この面でもリセット解除時のオーバーシュートが防止される。
【0027】 更に、上記抵抗18はリセット回路(FET14とコンデンサ13からなる放 電ループ)には含まれないので、リセット動作は従来と同様に正常に行なわれ、 コンデンサ13の電荷を完全に放電させることができる。
【0028】 図2は別の実施例のピークホールド回路の回路図である。ここでは、抵抗18 と演算増幅器11の非反転入力端子との共通接続点とPチャンネルFET12の ドレインとの間に抵抗19(抵抗18よりも小さい抵抗値)を挿入している。
【0029】 この抵抗19はコンデンサ13への充電時定数を大きくさせる点で上記した抵 抗18と同様の作用を行なうが、これに加えて演算増幅器11に対する帰還抵抗 として作用するのでPチャンネルFET12とで構成されるボルテージホロワ回 路のゲインを低下させる。よって、この面からもオーバシュートの抑止効果が期 待できる。
【0030】 なお、PチャンネルFET12のチャンネル長Lとチャンネル幅Wとの比率で あるL/Wを本来の値よりも大きくすることにより導通抵抗を大きくして、抵抗 19に代えることもできる。
【0031】 また、上記実施例では出力トランジスタとしてPチャンネルFET12を使用 したが、これはNチャンネルFETに代えることもできる。このときは、演算増 幅器11はその非反転入力端子を入力端子15に接続し、反転入力端子にコンデ ンサ13の電圧を抵抗18を介して帰還させるようにする。
【0032】 また、上記ピークホールド回路は、入力端子15に入力する交流信号の正側の ピーク値を検波してホールドしているが、負側のピーク値を検波してホールドす るピークホールド回路にも本考案を同様に適用することができる。
【0033】
【考案の効果】
以上から本考案によれば次のように効果がある。第1に、ホールド用のコンデ ンサと出力トランジスタとの間に抵抗を接続したので、コンデンサへの充電時定 数が大きくなり演算増幅器のスルーレートに起因する出力電圧のオーバーシュー トを防止して正確にピークホールドを行わせることができる。
【0034】 第2に、抵抗と出力トランジスタとの共通接続点の電位を演算増幅器に帰還さ せるので、コンデンサを短絡させるリセット動作の演算増幅器への影響がこの抵 抗によって緩和され、入力信号のピーク時にリセット動作が行なわれてもオーバ ーシュートの問題を回避させることができる。
【0035】 第3に、この抵抗はリセット用トランジスタの動作には全く影響をしないので リセットが完全に行なわれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例のピークホールド回路の回
路図である。
【図2】 別の実施例のピークホールド回路の回路図で
ある。
【図3】 スペクトラム計測装置のブロック図である。
【図4】 従来のピークホールド回路の回路図である。
【図5】 従来のピークホールド回路の正常な動作のタ
イミングチャートである。
【図6】 従来のピークホールド回路のパルス性電圧入
力時の異常動作のタイミングチャートである。
【図7】 従来のピークホールド回路の入力電圧のピー
ク値付近でリセットされた際の異常動作のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1:時分割BPF、2:ピークホールド回路、3:入力
端子、4:出力端子、5:リセット端子、11:演算増
幅器、12:PチャンネルFET(出力トランジス
タ)、13:コンデンサ、14:NチャンネルFET
(リセット用トランジスタ)、15:入力端子、16:
出力端子、17:リセット端子、18、19:抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧が入力する演算増幅器と、該演
    算増幅器の出力電圧により導通が制御される出力トラン
    ジスタと、該出力トランジスタに流れる電流を充電する
    コンデンサと、該コンデンサの電荷を放電するリセット
    用トランジスタとを具備し、上記演算増幅器と上記出力
    トランジスタとの組合せによりボルテージホロワ動作を
    行なわせて、上記入力電圧のピーク値を上記コンデンサ
    に保持させるよう構成したピークホールド回路におい
    て、 上記出力トランジスタと上記コンデンサとの間に抵抗を
    接続し、該抵抗の上記出力トランジスタとの共通接続点
    の電圧を上記演算増幅器に帰還させ、上記コンデンサに
    並列に上記リセット用トランジスタを接続したことを特
    徴とするピークホールド回路。
JP7246793U 1993-12-17 1993-12-17 ピークホールド回路 Pending JPH0736072U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7246793U JPH0736072U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ピークホールド回路

Applications Claiming Priority (1)

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JP7246793U JPH0736072U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ピークホールド回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0736072U true JPH0736072U (ja) 1995-07-04

Family

ID=13490150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7246793U Pending JPH0736072U (ja) 1993-12-17 1993-12-17 ピークホールド回路

Country Status (1)

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JP (1) JPH0736072U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101067788B1 (ko) * 2009-09-15 2011-09-28 주식회사 포스코아이씨티 펄스 피크 검출 및 유지 회로
US9607975B2 (en) 2008-09-19 2017-03-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and wireless tag using the same

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US9607975B2 (en) 2008-09-19 2017-03-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and wireless tag using the same
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000627