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JPH0736661Y2 - カテーテル - Google Patents

カテーテル

Info

Publication number
JPH0736661Y2
JPH0736661Y2 JP1990023439U JP2343990U JPH0736661Y2 JP H0736661 Y2 JPH0736661 Y2 JP H0736661Y2 JP 1990023439 U JP1990023439 U JP 1990023439U JP 2343990 U JP2343990 U JP 2343990U JP H0736661 Y2 JPH0736661 Y2 JP H0736661Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
catheter
indwelling tube
indwelling
intravascular
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1990023439U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03114243U (ja
Inventor
勝 大川
清 高木
秀信 浦田
伸一 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Zeon Corp
Original Assignee
Zeon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Zeon Corp filed Critical Zeon Corp
Priority to JP1990023439U priority Critical patent/JPH0736661Y2/ja
Publication of JPH03114243U publication Critical patent/JPH03114243U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736661Y2 publication Critical patent/JPH0736661Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は経皮的に移植するカテーテルに関する。さらに
詳しくは、患者の皮膚に移植し、必要に応じて栄養剤や
抗生物質等の薬液を補給することにより、薬液の持続的
あるいは断続的な注入を可能とするカテーテルに関す
る。
(従来の技術) 従来この種のカテーテルとして、第2図に示すようなも
のが知られている。第2図は経皮的に移植されるタイプ
の断面図である。
第2図に示すカテーテルは、穿刺部4及び接続用チュー
ブ3からなる薬剤導入部9、フランジ部2及び組織や血
管内に埋込されるチューブ1から構成される。上記穿刺
部4にはゴムボタン5が一体に設けられている。フラン
ジ部2はカテーテルが皮膚に固定されるよう設けられた
ものであり、従って生体に影響を与えにくい硬質の材
料、例えばステンレス、チタン、ヒドロキシアパタイト
等のセラミックス、テトラフルオロエチレン等が用いら
れている。フランジの一部に軟質材料であるシリコーン
ゴム等が用いられることもある。チューブ1としては、
一般にシリコーンゴムが用いられ、ゴムボタン5として
はシリコーンゴムや天然ゴム等が用いられている。ゴム
ボタンは注射針を穿刺することによって薬剤等をカテー
テルに導入する機能を有する。
(考案が解決しようとする問題点) このような従来のカテーテルにおいては、血管に挿入さ
れるチューブ1の材料はシリコーンゴムが用いられてい
る。シリコーンゴムは生体内に留置しても変質が少な
く、組織適合性に優れた材料ではあるが、抗血栓性に良
好な材料ではない。本カテーテルは経皮的に移植して使
用するものであり、その使用は長期となることがしばし
ばである。また血流速度が遅く血栓の生じ易い静脈内に
留置することも多いため、本カテーテルを長期にかつ安
全に使用するためには、チューブ部分の抗血栓性が要求
される。近年、切除不能な進行性悪性腫瘍を持つ臓器に
対し、集中的かつ持続的に制癌剤を投与する目的で、こ
の臓器に流入する血管に本カテーテルを留置して治療さ
れるようになってきた。この場合、血栓により血管が閉
塞するとこれより下流の臓器には血液が供給されないこ
とになり、大きな危険を与えることになる。
また、カテーテルの使用中には、チューブの内腔への血
液の逆流は避けることが出来ない問題である。一般的な
栄養剤等の投与では、最低一日一回チューブ内に栄養剤
を通す必要があり、これがチューブ内の洗浄という作用
ももたらし閉塞を防いでいるが、薬剤によっては週一回
の投与ということもあり、チューブ内の洗浄頻度が低下
する場合もある。通常、薬剤等の投与が終了すると、チ
ューブ内の内腔にはフランジ部よりヘパリン等の抗凝固
剤を生理食塩水に加えた溶液を充填してチューブの内腔
が詰まるのを防いでいる。しかし、この処置を行っても
万全とは言えず、血流の勢いのためチューブ先端の開口
部より少量の血液が逆流して侵入する。よって、血管が
閉塞しなくても、チューブの内腔が血液成分により詰ま
って薬剤等が投与不能になり、カテーテルの本来の機能
がしばしば損なわれるという問題がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題を解決したものであって、その
要旨は、薬剤導入部、組織内留置用チューブ及び血管内
留置用チューブからなるカテーテルであって、少なくと
も血管内留置用チューブがポリウレタン系材料からなり
且つ組織内留置用チューブがシリコーンゴムからなり、
好ましくは前記組織内留置用チューブと血管内留置用チ
ューブとがコネクターで連結されてなるカテーテルに関
する。
以下に本考案の実施例を図面にもとづき説明する。
第1図は経皮移植体型の本考案のカテーテルの実施例を
示す断面図である。
ここに、経皮移植とは、薬剤等を体内へ導入するために
カテーテル穿刺部への注射針による穿刺を体外で行なう
もので、カテーテルの一部を皮膚を通して体外に導き固
定するものである。
前記の実施例においては、従来一体として用いられてい
たチューブ1を血管内留置用チューブ6と組織内留置用
チューブ7に分け、これらをコネクター8で連結する構
造とすることが好ましい。すなわち、血管内留置用チュ
ーブには前記した如く抗血栓性が強く要求されているこ
と及び組織内留置用チューブには組織適合性が強く要求
されていることから、これらを分け、それぞれに好適な
材料及び形状として構成することが本考案の目的により
適うためである。すなわち、血管内留置用チューブ6は
ポリウレタン系材料から形成される。ポリウレタン系材
料としては、ポリウレタン、ポリウレタン系共重合体、
ポリウレタンを含むポリマーブレンド等が用いられ、と
りわけセグメント化ポリウレタンが好ましく用いられ
る。
また組織内留置用チューブ7は、組織適合性が強く要求
されることより、シリコーンゴムが用いられる。前記両
チューブを連結するコネクター8は、変質の少ないステ
ンレス、チタン等の金属もしくはポリカーボネート、テ
トラフルオロエチレン等のプラスチックから形成され
る。コネクターとしては、各々のチューブの離脱を防止
するために、コネクターの外面には外周方向に沿って山
あるいは溝が形成されているものが好ましい。
このようにして本考案によるカテーテルによれば、皮下
の生体内に埋め込まれた部分が、血管内用、組織内用に
それぞれ最も優れた材料で構成されるため、長期間の使
用にも安心して使用することができる。
また、前記コネクター8、フランジ2等が金属材料で構
成される場合は、MRI診断等において悪影響を与えない
ようにするため非磁性材料であるチタンあるいはチタン
合金であることが好ましい。
さらに、本考案のようなカテーテルの血管内留置チュー
ブ6を血管内に挿入する場合、一般にはガイドワイヤや
スタイレット等を用いて挿入することができず、挿入が
困難であることが多い。そこで第1図に示すように血管
内留置チューブ6の先端を、チューブの軸方向に対して
傾斜させて形成することにより挿入が容易になる。傾斜
度は先端が鋭利となる程度に形成されることが好まし
い。薬剤導入部9は第1図に示す実施例にあってはゴム
ボタン5を有する穿刺部4及び該穿刺部に連設される接
続用チューブ3から形成される。穿刺部はシリコーンゴ
ムや天然ゴム等のゴムボタンと構造を保持するプラスチ
ック部から形成され、注射針を穿刺することによって薬
剤等をカテーテルに導入する機能を有し、繰返しの穿刺
に耐えるような構造を有することが好ましい。接続用チ
ューブ3はポリ塩化ビニル等の軟質チューブから形成さ
れ、組織内留置用チューブとフランジを介して連結され
る。
また、血管内留置用チューブ6と組織内留置用チューブ
とがコネクターを用いないで一体に形成されたものであ
ってもよい。その場合には組織内留置用チューブに相当
する部分の外周にシリコーンゴムで被覆してあることが
好ましい。
穿刺部に設けられているゴムボタンは第2図の従来例に
おいて説明したと同様の構造、材料で形成される。ま
た、フランジ部2の構造等もすでに説明した従来例にお
けるものと同様であってよく、例えば広い穿刺部を有す
るゴムボタン部5とチューブを接続する部位からなり、
皮膚に安定的に固定できるような形状で形成される。
(実施例) (1)比較例 第2図に示すような血管に挿入されるチューブ1がシリ
コーンゴム製である皮下埋込型カテーテルを、チューブ
が山羊の上部腸間膜静脈に入るように埋め込んだ。手術
後一週間は一日2回、その後は一日1回ゴムボタン部5
を通してヘパリン化生理食塩水を約50cc注入した。手術
後15日でチューブ内が閉塞し、静注できなくなった。
(2)実施例 第1図に示すような血管内留置用チューブ6がセグメン
ト化ポリウレタン製であり組織内留置用チューブ7がシ
リコーンゴム製である皮下埋込型カテーテルを、比較例
と同様にチューブが山羊の上部腸間静脈に入るように埋
め込んだ。術後の処置は比較例と同様に行った。手術後
82日でもチューブ内腔は開存しており薬剤の静注が可能
であった。
なお、比較例、実施例いずれにおいても血管内に挿入し
たチューブの外径は2.1mmで、内径は1.0mmであった。
(考案の効果) 本考案に係るカテーテルは、血管内にはポリウレタン等
の抗血栓性材料から形成されたチューブ、組織内にはシ
リコーンゴム等の組織適合性材料から形成されたチュー
ブから構成されるので、血管を血栓により閉塞したり、
チューブの内腔が詰まることがなく長期間にわたって安
全に薬剤や栄養剤を注入することができる等の特徴を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る経皮移植用カテーテルの挿入を示
す状態図であり、第2図は従来の経皮移植用カテーテル
の挿入状態図である。 図中、符号1は血管内等留置用チューブ、2はフランジ
部、3は接続用チューブ、4は穿刺部、6は血管内留置
用チューブ、7は組織内留置用チューブ、8はコネクタ
ーを各示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】薬剤導入部、組織内留置用チューブ及び血
    管内留置用チューブからなるカテーテルであって、前記
    組織内留置用チューブがシリコーンゴムで形成され且つ
    前記血管内留置用チューブがポリウレタン系材料で形成
    されてなる経皮移植型薬剤注入用カテーテル。
  2. 【請求項2】組織内留置用チューブと血管内留置用チュ
    ーブとがコネクターで連結されてなる請求項1に記載の
    カテーテル。
  3. 【請求項3】血管内留置用チューブの先端部が該チュー
    ブの軸方向に対して斜めに形成されてなる請求項1又は
    2に記載のカテーテル。
JP1990023439U 1990-03-08 1990-03-08 カテーテル Expired - Lifetime JPH0736661Y2 (ja)

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JP1990023439U JPH0736661Y2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 カテーテル

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JP1990023439U JPH0736661Y2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 カテーテル

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Publication Number Publication Date
JPH03114243U JPH03114243U (ja) 1991-11-22
JPH0736661Y2 true JPH0736661Y2 (ja) 1995-08-23

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ID=31526424

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990023439U Expired - Lifetime JPH0736661Y2 (ja) 1990-03-08 1990-03-08 カテーテル

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Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020048621A (ja) * 2018-09-24 2020-04-02 ニプロ株式会社 医療用吸引集液装置、及び医療機器用ばね部材

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JPH03114243U (ja) 1991-11-22

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