JPH0734972Y2 - 曲面カーテンウォール用パネルの取付構造 - Google Patents
曲面カーテンウォール用パネルの取付構造Info
- Publication number
- JPH0734972Y2 JPH0734972Y2 JP1989014495U JP1449589U JPH0734972Y2 JP H0734972 Y2 JPH0734972 Y2 JP H0734972Y2 JP 1989014495 U JP1989014495 U JP 1989014495U JP 1449589 U JP1449589 U JP 1449589U JP H0734972 Y2 JPH0734972 Y2 JP H0734972Y2
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- Japan
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- panel
- curved
- skeleton
- curtain wall
- fixture
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
側取付具及びパネル側取付具を介して水平面内で湾曲し
た曲線状躯体の外形曲線に沿って取り付ける構造に関す
るものである。
うな半円筒状建築体を設けることがある。この建築体
は、建物本体から水平面内で外方に湾曲した基礎、梁等
の曲線状躯体の円弧に沿って複数のカーテンウォール用
パネルを並べ、このパネルを躯体側取付具及びパネル側
取付具を介して躯体に取り付けることにより組み立てら
れ、複数のパネルを躯体に並べた状態ではパネルの表面
が連続した円弧面になることが望まれている。
形パネルがある。このパネルを曲線状躯体に取り付ける
には、パネル裏面にパネル側取付具を取り付け、前記曲
線状躯体に躯体側取付具を取り付け、これら取付具を係
合させることが考えられる。
は困難であり、この曲線状躯体を基準にして取り付けら
れた取付具を介してパネルを取り付けると、複数のパネ
ルの表面が連続した円弧面とはならないという問題点が
ある。
弧に形成されていなくとも、曲面状表面及び平面状裏面
を有するカーテンウォール用パネルを精度よく取り付け
られるカーテンウォール用パネルの取付構造を提供する
ことにある。
水平面内で湾曲した曲線状躯体の外形曲線に沿って曲面
状表面と平面状裏面とを有するカーテンウォール用パネ
ル、別言すれば蒲鉾状パネルを複数の並べるとともに、
これらのパネルを前記平面状裏面と対応する直線部を有
するそれぞれの躯体側取付具及びパネル側取付具を介し
て曲線状躯体に取り付け、前記複数のパネルが並べられ
た状態でパネルの表面で円弧面が形成されることを特徴
とする。
具を取り付け、複数の蒲鉾状パネルの平面状裏面にパネ
ル側取付具をそれぞれ取り付け、これら取付具どうしを
係合することによりパネルを曲線状躯体に取り付ける。
複数のパネルが曲線状躯体に取り付けられた状態ではこ
れらのパネルの表面から円弧面が形成される。
この曲線状躯体の精度不良を取付具によって吸収でき
る。
礎1A,1Bの間には水平面内で外方に湾曲した中心角180度
の半円状基礎1Cが基礎1A,1Bと連続して設けられ、この
うち基礎1Aには柱A2が、基礎1Bには柱2Bが、半円状基礎
1Cには2本の柱2Cがそれぞれ立設されている。前記柱2A
と2Bとの間には直線状のH型鋼からなる梁3が掛け渡さ
れ、柱2Aと2Cとの間、2本の柱2Cの間、柱2Cと2Bとの間
には、それぞれH型鋼からなる円弧状梁4が掛け渡され
ている。ここで、本実施例においては、これらの基礎1C
及び円弧状梁4から建物の曲線状躯体が構成されてい
る。
線に沿って幅lのカーテンウォール用パネル5が上下5
枚ずつ(第1図中、上下1枚ずつのみ示す)並べられ、
これらのパネル5は、軽量気泡コンクリートによって曲
面状表面5A及び平面状裏面5Bを有する蒲鉾形とされてい
る。
造は、第2図ないし第4図に詳細に示されている。これ
らの図において、円弧状梁4の上面には、上方のパネル
5の下部を取り付けるための断面L字型の長寸の躯体側
下部取付具7が設けられている。この躯体側下部取付具
7は、第5図に示される通り、幅がパネル5の幅と同じ
lの取付部7Aを2個と、幅(l/2)の取付部7Bを1個と
を、隣合う取付部7A,7Bどうしが角度144度となるように
曲折した状態で接続したものであり、これらの取付部7
A,7Bには、それぞれ前記平面状裏面5Bに対応する直線部
7Cが長手方向に形成されている。前記躯体側下部取付具
7は同じものが2個用意され、これらの取付具7を取付
部7Bどうしを突き合わせた状態で円弧状梁4に取り付け
ることにより、半円状梁4の外形曲線に沿って前記パネ
ル5が5枚並べられるようになっている。
は断面L字型の短寸のパネル側下部取付具9が係合され
ている。このパネル側下部取付具9の断面稲妻形鉛直部
には、前記平面状裏面5Bに対応する直線部9Aがパネル幅
方向に形成され、この直線部9Aは、ボルト10とパネル5
に埋設されたインサートナット11とによって前記パネル
5の下部裏面に固定されている。パネル側下部取付具9
の水平部9Bには鉛直方向に延びた高さ調整ボルト12が螺
合され、このボルト12のねじ込み量を調整することによ
り、前記パネル5の円弧状梁4への取り付け高さが調整
できるようになっている。
るための短寸の躯体側上部取付具13が取り付けられてい
る。この躯体側上部取付具13は水平部13Aと鉛直部とを
有する断面L字形に形成され、この鉛直部には、長手方
向に前記平面状裏面5Bに対応する直線部13Bが形成され
ている。前記水平部13Aと前記躯体側下部取付具7の水
平部7Dとの間にはボルト14が挿通され、このボルト14の
両端にはナット15が螺合され、これらボルト14及びナッ
ト15により、前記上部取付具13の直線部13Bが前記躯体
側下部取付具7の直線部7Dと同一平面内になるように位
置決め固定されている。前記上部取付具13の直線部13B
には断面稲妻型のパネル側上部取付具16が係合され、こ
のパネル側上部取付具16にはパネル幅方向に前記平面状
裏面5Bに対応する直線部16Aが形成され、この直線部16A
は、パネル5内に埋設されたインサートナット17と、こ
のナット17に螺合されるボルト18によって前記パネル5
の上部裏面に固定されている。なお、第2図及び第3図
中、符号19で示されるのは、野縁受である。
同様に取付部7A,7Bから構成される躯体側下部取付具20
が図示しないボルトによって固定されている。この躯体
側下部取付具20は、下方のパネル5の下部を図示しない
パネル側下部取付具を介して半円状基礎1Cに取り付ける
ものである。また、前記円弧状梁4の上方には、この円
弧状梁4と同様の梁(図示せず)が配置され、この梁に
は前記躯体側上部取付具13と同様構造の躯体側上部取付
具が取り付けられられている。この躯体側上部取付具は
パネル側上部取付具(図示せず)を介して上方のパネル
5を梁に取り付けるためのものである。
具7,20を短寸の取付部7B側一端どうしを突き合わせた状
態で円弧状梁4及び半円状基礎1Cの上面に配置する。こ
の際、取付部7Bを突き合わせた点と、2個の前記取付具
7のそれぞれの他端の2点との計3点で取付部7Bの直線
部7Cどうしが一直線状になるように位置合わせをする。
さらに、円弧状梁4の下面に躯体側上部取付具13を配置
し、この取付具13をボルト14及びナット15によって円弧
状梁4を挟む状態で躯体側下部取付具7に取り付ける。
この躯体側下部取付具7と躯体側上部取付具13との取り
付けは、前記ボルト14等によって仮に固定し、その後、
溶接により確実に固定する。さらに、躯体側下部取付具
20を半円状基礎1Cに図示しないボルトで固定する。
予めパネル側取付具9,16を固定し、これらパネル側取付
具9,16と前記躯体側取付具7とを係合させてパネル5を
半円状基礎1C,円弧状梁4に取り付ける。このパネル5
を半円状基礎1C等の外形曲線に沿って5枚ずつ並べる。
この状態では、パネル5の平面状表面5Aは連続した半円
状に形成されている。ここで、パネル5の円弧状梁4に
対する高さ調整は、高さ調整ボルト12のねじ込み量を調
整することにより行う。
基礎1C及び円弧状梁4の外形曲線に沿って曲面状表面5A
及び平面状裏面5Bを有するカーテンウォール用パネル5
を5枚並べるとともに、これらのパネル5を前記平面状
裏面5Bと対応する直線部7C,9A,13B,16Aを有する躯体側
取付具7,13,20及びパネル側取付具9,16を介して円弧状
梁1C等に取り付け、これらのパネル5が並べられた状態
でパネル5の曲面状表面5Aで円弧面を形成するようにし
たので、これら半円状基礎1C及び円弧状梁4がたとえ正
確な円弧状に形成されなくとも、この円弧状梁4等の精
度不良を前記取付具7,9,13,16,20によって吸収でき、円
弧状梁4等にパネル5を精度よく取り付けられる。ま
た、本実施例では、1個の躯体側下部取付具7,20を取付
部7A,7Bから構成し、この取付具7,20を2個用いて5枚
のパネル5を取り付けるようにしたので、躯体側下部取
付具7,20の取り扱いが容易になる他、この取付具7,20の
円弧状梁4等への位置決めが容易になる。つまり、躯体
側下部取付具を直線状のL字形鋼から構成し、この取付
具をパネル5の数(5個)だけ用意し、この取付具によ
りそれぞれパネル5を取り付けるものとすれば、取付具
をそれぞれ円弧状梁4等に対して位置決めして取り付け
なければならないが、本実施例のように、2個の取付具
7,20により5枚のパネル5を取り付けるようにすれば、
2個の取付具7,20のそれぞれ取付部7B側一端で突き合わ
せた点と、2個の取付具7のそれぞれの他端の2点との
計3点で位置合わせできるので、取付具7,20の円弧状梁
4等への位置決め固定が容易になる。
に、円弧状梁4の下面にカーテンウォール用パネル5の
底面を支持する躯体側下部取付具21を取り付けてもよ
い。この躯体側下部取取付具21は、円弧状梁4の下面に
固設される上部水平部21A、鉛直部及びパネル5の底面
を支持する下部水平部21Cを有する断面略Z字型に形成
されている。前記鉛直部にはパネル5の平面状裏面5Bに
対応する直線部21Bが形成され、この直線部21Bは、パネ
ル5の内部に埋設されたインサートナット22及びこのナ
ット22に螺合されるボルト23を介して前記裏面5Bに取り
付けられている。前記直線部21Bの裏面にはL字型プレ
ートからなる見切受部24が固定され、この見切受部24に
はガラス繊維強化コンクリートからなる見切25が設けら
れている。この見切25は、両側が円弧状に形成されると
ともに、その中央部に凹部25Aが形成されている。この
見切25の内部にはインサートナット26が埋設され、この
ナット26には見切25との間で見切受部24を挟持固定する
ボルト27が螺合されている。前記見切25の上面には軒天
井28が設けられている。また、前記円弧状梁4の上面に
は床パネル29が設けられている。
部7A,7Bから躯体側下部取付具7,20を形成したが、この
躯体側下部取付具7,20を躯体側上部取付具13と同様に、
1枚のパネル5を取り付けるための直線状部材から構成
してもよい。この逆に、躯体側上部取付具13を躯体側下
部取付具7,20と同様に、直線状の部材を曲折した状態で
接続して構成してもよい。
線状躯体の中心角は180度のものに限定されるものでは
なく、さらに、この曲線状躯体の外形に沿って取り付け
られるカーテンウォール用パネル5の数は5枚に限定さ
れるものではない。
な円弧に形成されていなくとも、曲面状表面及び平面状
裏面を有するパネルを精度よく取り付けられるという効
果がある。
視図、第2図はその要部を示す斜視図、第3図はその縦
断面図、第4図はその横断面図、第5図は躯体側下部取
付具を示す平面図、第6図ないし第8図は本考案の変形
例を示すもので、第6図はその縦断面図、第7図は躯体
側下部取付具の斜視図及び第8図は見切の斜視図であ
る。 1C,4……曲線状躯体である半円状基礎、円弧状梁、5…
…カーテンウォール用パネル、5A……曲面状表面、5B…
…平面状裏面、7,20,21……躯体側下部取付具、7C,9A,1
3B,16A,21B……直線部、9……パネル側下部取付具、13
……躯体側上部取付具、16……パネル側上部取付具。
Claims (1)
- 【請求項1】水平面内で湾曲した曲線状躯体の外形曲線
に沿って曲面状表面と平面状裏面とを有する複数のカー
テンウォール用パネルを並べるとともに、これらのカー
テンウォール用パネルを前記平面状裏面と対応する直線
部を有するそれぞれの躯体側取付具及びパネル側取付具
を介して曲線状躯体に取り付け、前記複数のカーテンウ
ォール用パネルが並べられた状態でカーテンウォール用
パネルの表面で円弧面が形成されることを特徴とする曲
面カーテンウォール用パネルの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014495U JPH0734972Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 曲面カーテンウォール用パネルの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989014495U JPH0734972Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 曲面カーテンウォール用パネルの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02105410U JPH02105410U (ja) | 1990-08-22 |
JPH0734972Y2 true JPH0734972Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31225742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989014495U Expired - Lifetime JPH0734972Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | 曲面カーテンウォール用パネルの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734972Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1989014495U patent/JPH0734972Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02105410U (ja) | 1990-08-22 |
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