JPH07324524A - ネットフェンス用パネル - Google Patents
ネットフェンス用パネルInfo
- Publication number
- JPH07324524A JPH07324524A JP6142597A JP14259794A JPH07324524A JP H07324524 A JPH07324524 A JP H07324524A JP 6142597 A JP6142597 A JP 6142597A JP 14259794 A JP14259794 A JP 14259794A JP H07324524 A JPH07324524 A JP H07324524A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- net
- panel
- wire
- rods
- furring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Fencing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 胴縁が美麗で強度に優れ、しかも胴縁に菱網
を直接取付けて簡単に張設できるモダンなネットフェン
ス用パネルを提供する。 【構成】 両端が支柱に取付けられる上下の胴縁3,3
と左右の側枠4,4とで形成されたパネル枠に菱網5が
張設されたパネルであって、胴縁3は、互いに平行な少
なくとも3本の棒材3aと、その内側に配列されて各棒
材に接合された多数の板片3bとで骨組みされたトラス
構造の胴縁であり、菱網5は、その線挫材5aが菱形網
目を形成するように屈曲部で互いに係合して横方向にの
び、上下両端の線材5aが屈曲部で上下の胴縁3,3の
一本の棒材にそれぞれ係合して張設された構成とする。
トラス構造の胴縁3によって美観と強度を高め、菱網を
線材が横方向にのびるように横向きに張設することで、
菱網を胴縁に直接取付けできるようにする。
を直接取付けて簡単に張設できるモダンなネットフェン
ス用パネルを提供する。 【構成】 両端が支柱に取付けられる上下の胴縁3,3
と左右の側枠4,4とで形成されたパネル枠に菱網5が
張設されたパネルであって、胴縁3は、互いに平行な少
なくとも3本の棒材3aと、その内側に配列されて各棒
材に接合された多数の板片3bとで骨組みされたトラス
構造の胴縁であり、菱網5は、その線挫材5aが菱形網
目を形成するように屈曲部で互いに係合して横方向にの
び、上下両端の線材5aが屈曲部で上下の胴縁3,3の
一本の棒材にそれぞれ係合して張設された構成とする。
トラス構造の胴縁3によって美観と強度を高め、菱網を
線材が横方向にのびるように横向きに張設することで、
菱網を胴縁に直接取付けできるようにする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、美麗で強度が大きいネ
ットフェンスを簡単に施工することができるネットフェ
ンス用パネルに関する。
ットフェンスを簡単に施工することができるネットフェ
ンス用パネルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なネットフェンスは、図8
に示すように、支柱100を所定の間隔を開けて立設す
ると共に、上下の胴縁101,101を支柱100に取
付け、これに菱網102を張設して、菱網102が大き
く撓まないように張り線103aを菱網102の中間部
に通した構造をしている。
に示すように、支柱100を所定の間隔を開けて立設す
ると共に、上下の胴縁101,101を支柱100に取
付け、これに菱網102を張設して、菱網102が大き
く撓まないように張り線103aを菱網102の中間部
に通した構造をしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットフェンスは、菱網102の各線材102aが屈曲
部で互いに係合して縦方向にのびるように菱網102を
縦向きに張設するため、図示のように菱網取付用の張り
線103b,103bを菱網102の上下両端縁の網目
に通し、取付具104で張り線103b,103bを上
下の胴縁101,101に取付けて菱網102を張設す
る必要があり、しかも、張り線103b,103bが網
目から抜けないように各線材102の両端係合部分を捻
る必要があるので、菱網の張設作業が煩わしく外観も良
くないという問題があった。
ネットフェンスは、菱網102の各線材102aが屈曲
部で互いに係合して縦方向にのびるように菱網102を
縦向きに張設するため、図示のように菱網取付用の張り
線103b,103bを菱網102の上下両端縁の網目
に通し、取付具104で張り線103b,103bを上
下の胴縁101,101に取付けて菱網102を張設す
る必要があり、しかも、張り線103b,103bが網
目から抜けないように各線材102の両端係合部分を捻
る必要があるので、菱網の張設作業が煩わしく外観も良
くないという問題があった。
【0004】また、上下の胴縁101,101として、
通常、L型アングル材等を使用し、ネットフェンスを正
面から見たとき、菱網取付用の張り線103b,103
bや取付具104や菱網102の上下両端が隠れるよう
にして体裁をととのえているが、このようなL形アング
ル材等よりなる胴縁101,101は単純で意匠的に劣
るため、美観に優れた斬新な感覚のネットフェンスを施
工できないという問題もあった。更に、菱網102を縦
向きに張設すると、菱網102の撓みを防止する張り線
103aを、各線材102aの屈曲した係合部分に通す
ことができないので、この点でも美観が低下するという
問題があった。
通常、L型アングル材等を使用し、ネットフェンスを正
面から見たとき、菱網取付用の張り線103b,103
bや取付具104や菱網102の上下両端が隠れるよう
にして体裁をととのえているが、このようなL形アング
ル材等よりなる胴縁101,101は単純で意匠的に劣
るため、美観に優れた斬新な感覚のネットフェンスを施
工できないという問題もあった。更に、菱網102を縦
向きに張設すると、菱網102の撓みを防止する張り線
103aを、各線材102aの屈曲した係合部分に通す
ことができないので、この点でも美観が低下するという
問題があった。
【0005】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、胴縁が美麗で強度に優
れ、しかも、胴縁に菱網を直接取付けて簡単に張設する
ことができ、支柱に取付けるだけで美観に優れたモダン
なネットフェンスを簡単に施工できるネットフェンス用
パネルを提供することにある。
で、その目的とするところは、胴縁が美麗で強度に優
れ、しかも、胴縁に菱網を直接取付けて簡単に張設する
ことができ、支柱に取付けるだけで美観に優れたモダン
なネットフェンスを簡単に施工できるネットフェンス用
パネルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の請求項1のネットフェンス用パネルは、両
端が支柱に取付けられる上下の胴縁と左右の側枠とでパ
ネル枠が形成され、このパネル枠に菱網が張設されたパ
ネルであって、上記の胴縁は、互いに平行な少なくとも
3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合され
た多数の板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁であ
り、上記の菱網は、各線材が菱形網目を形成するように
屈曲部で互いに係合して横方向にのび、上下両端の線材
が屈曲部で上下の胴縁の一本の棒材にそれぞれ係合して
張設されていることを特徴とするものである。
め、本発明の請求項1のネットフェンス用パネルは、両
端が支柱に取付けられる上下の胴縁と左右の側枠とでパ
ネル枠が形成され、このパネル枠に菱網が張設されたパ
ネルであって、上記の胴縁は、互いに平行な少なくとも
3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合され
た多数の板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁であ
り、上記の菱網は、各線材が菱形網目を形成するように
屈曲部で互いに係合して横方向にのび、上下両端の線材
が屈曲部で上下の胴縁の一本の棒材にそれぞれ係合して
張設されていることを特徴とするものである。
【0007】そして、更に望ましい請求項2のパネル
は、胴縁が、互いに平行な4本の金属棒と、その内側に
ジグザクに配列されて四隅が各金属棒に溶接された多数
の菱形の金属板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁で
あることを特徴とするものであり、請求項3のパネル
は、胴縁が、互いに平行な3本の金属棒と、その内側に
ジグザグに配列されて三隅が各金属棒に溶接された多数
の三角形の金属板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁
であることを特徴とするものであり、請求項4のパネル
は、菱網の線材が帯状の樹脂被覆金属線からなることを
特徴とするものであり、請求項5のパネルは、菱網の線
材が焼付塗装された帯状の金属線であることを特徴とす
るものであり、請求項6のパネルは、菱網の線材が数本
づつ異なる色に着色され、色違いの横縞模様が菱網に形
成されていることを特徴とするものであり、請求項7の
パネルは、左右の側枠が割溝部を有する断面略C字形の
チャンネル材からなり、菱網の各線材の端部が該チャン
ネル材の割溝部から内部へ挿入されて端仕舞いされてい
ることを特徴とするものであり、請求項8のパネルは、
菱網の中間部の2本の線材が屈曲部で互いに係合する箇
所に、張り線が挿通されていることを特徴とするもので
ある。
は、胴縁が、互いに平行な4本の金属棒と、その内側に
ジグザクに配列されて四隅が各金属棒に溶接された多数
の菱形の金属板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁で
あることを特徴とするものであり、請求項3のパネル
は、胴縁が、互いに平行な3本の金属棒と、その内側に
ジグザグに配列されて三隅が各金属棒に溶接された多数
の三角形の金属板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁
であることを特徴とするものであり、請求項4のパネル
は、菱網の線材が帯状の樹脂被覆金属線からなることを
特徴とするものであり、請求項5のパネルは、菱網の線
材が焼付塗装された帯状の金属線であることを特徴とす
るものであり、請求項6のパネルは、菱網の線材が数本
づつ異なる色に着色され、色違いの横縞模様が菱網に形
成されていることを特徴とするものであり、請求項7の
パネルは、左右の側枠が割溝部を有する断面略C字形の
チャンネル材からなり、菱網の各線材の端部が該チャン
ネル材の割溝部から内部へ挿入されて端仕舞いされてい
ることを特徴とするものであり、請求項8のパネルは、
菱網の中間部の2本の線材が屈曲部で互いに係合する箇
所に、張り線が挿通されていることを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本発明の請求項1のネットフェンス用パネル
は、パネル枠の上下の胴縁が、互いに平行な少なくとも
3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合され
た多数の板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁である
ため、その強度が大きく、外観もモダンで機能美を備え
ている。しかも、このパネルの菱網は、各線材が菱形網
目を形成するように屈曲部で互いに係合して横方向にの
び、上下両端の線材が屈曲部で上下の胴縁の一本の棒材
にそれぞれ係合して張設されているため、従来のように
菱網を上下の胴縁に取付けるための張り線や取付具が不
要となり、菱網の上下両端の線材を捻じり回転させなが
ら、その屈曲部を胴縁の一本の棒材に係合させるだけの
簡単な作業によって、容易且つ確実に菱網を上下の胴縁
に取付けることができる。
は、パネル枠の上下の胴縁が、互いに平行な少なくとも
3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合され
た多数の板片とで骨組みされたトラス構造の胴縁である
ため、その強度が大きく、外観もモダンで機能美を備え
ている。しかも、このパネルの菱網は、各線材が菱形網
目を形成するように屈曲部で互いに係合して横方向にの
び、上下両端の線材が屈曲部で上下の胴縁の一本の棒材
にそれぞれ係合して張設されているため、従来のように
菱網を上下の胴縁に取付けるための張り線や取付具が不
要となり、菱網の上下両端の線材を捻じり回転させなが
ら、その屈曲部を胴縁の一本の棒材に係合させるだけの
簡単な作業によって、容易且つ確実に菱網を上下の胴縁
に取付けることができる。
【0009】特に、請求項2や請求項3のようなトラス
構造の胴縁を用いたパネルは、胴縁の骨組みが簡素で強
度があり、重量があまり大きくないので持ち運びしやす
く、モダンでシンプルな機能美が菱網と良く適合するた
め商品価値の高いパネルとなる。
構造の胴縁を用いたパネルは、胴縁の骨組みが簡素で強
度があり、重量があまり大きくないので持ち運びしやす
く、モダンでシンプルな機能美が菱網と良く適合するた
め商品価値の高いパネルとなる。
【0010】また、請求項6のパネルのように、菱網の
線材が数本づつ異なる色に着色されて色違いの横縞模様
が菱網に形成されていると、美観がより一層向上し、特
に、請求項4や請求項5のパネルのように菱網の線材が
帯状の樹脂被覆金属線や焼付塗装された帯状の金属線で
あると、線材の幅が広いので着色が明瞭になって鮮明な
横縞模様を形成することができ、被覆樹脂や塗膜によっ
て錆が発生するのを防止することもできる。
線材が数本づつ異なる色に着色されて色違いの横縞模様
が菱網に形成されていると、美観がより一層向上し、特
に、請求項4や請求項5のパネルのように菱網の線材が
帯状の樹脂被覆金属線や焼付塗装された帯状の金属線で
あると、線材の幅が広いので着色が明瞭になって鮮明な
横縞模様を形成することができ、被覆樹脂や塗膜によっ
て錆が発生するのを防止することもできる。
【0011】更に、請求項7のパネルのように、断面略
C字形のチャンネル材からなる左右の側枠を用いて菱網
の左右の端仕舞いを行うと、菱網の線材端部が側枠で覆
われて見えないため体裁が極めて良くなり、また、請求
項8のパネルのように、菱網の中間部の2本の線材が屈
曲部で互いに係合する箇所に張り線を挿通すると、張り
線の位置ずれがなく一直線状に張り線を挿通できるの
で、より効果的に菱網の撓みを防止することができ、美
観を損なうこともなくなる。
C字形のチャンネル材からなる左右の側枠を用いて菱網
の左右の端仕舞いを行うと、菱網の線材端部が側枠で覆
われて見えないため体裁が極めて良くなり、また、請求
項8のパネルのように、菱網の中間部の2本の線材が屈
曲部で互いに係合する箇所に張り線を挿通すると、張り
線の位置ずれがなく一直線状に張り線を挿通できるの
で、より効果的に菱網の撓みを防止することができ、美
観を損なうこともなくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
する。
【0013】図1は本発明の一実施例に係るネットフェ
ンス用パネルの正面図、図2は同パネルの右上コーナー
部分の拡大正面図、図3は上側の胴縁の部分平面図、図
4は同パネルの右下コーナー部分の拡大正面図、図5は
胴縁と側枠との取付構造を示す平面図、図6は側枠の横
断面図である。
ンス用パネルの正面図、図2は同パネルの右上コーナー
部分の拡大正面図、図3は上側の胴縁の部分平面図、図
4は同パネルの右下コーナー部分の拡大正面図、図5は
胴縁と側枠との取付構造を示す平面図、図6は側枠の横
断面図である。
【0014】図1において、1はネットフェンス用パネ
ル(以下、単にパネルという)を示しており、このパネ
ル1は両側の支柱2,2の間に配置されて、該支柱に取
付けられている。このパネル1は、上下の胴縁3,3と
左右の側枠4,4とで方形のパネル枠を組立て、このパ
ネル枠に菱網5を張設したものである。
ル(以下、単にパネルという)を示しており、このパネ
ル1は両側の支柱2,2の間に配置されて、該支柱に取
付けられている。このパネル1は、上下の胴縁3,3と
左右の側枠4,4とで方形のパネル枠を組立て、このパ
ネル枠に菱網5を張設したものである。
【0015】上下の胴縁3,3は、図2〜図4に示すよ
うに、互いに平行な4本の金属棒3aの内側に多数の菱
形の金属板片3bをジグザクに配列し、各金属板片3b
の四隅を各金属棒3aに溶接して骨組みしたトラス構造
の胴縁であり、軽量化を図るために各金属板片3bに一
対の三角形のくり貫き部3cが形成されている。くり貫
き部3cの形状は、三角形のほかに円形、楕円形、多角
形など任意の形状とすることができ、その個数も適当で
よい。また、軽量化を図る必要がない場合は、くり貫き
部3cを形成しなくてもよい。
うに、互いに平行な4本の金属棒3aの内側に多数の菱
形の金属板片3bをジグザクに配列し、各金属板片3b
の四隅を各金属棒3aに溶接して骨組みしたトラス構造
の胴縁であり、軽量化を図るために各金属板片3bに一
対の三角形のくり貫き部3cが形成されている。くり貫
き部3cの形状は、三角形のほかに円形、楕円形、多角
形など任意の形状とすることができ、その個数も適当で
よい。また、軽量化を図る必要がない場合は、くり貫き
部3cを形成しなくてもよい。
【0016】このようなトラス構造の胴縁3は、骨組み
が簡素で強度があり、大きい鉛直荷重が作用しても撓み
を生じる恐れが殆どなく、しかも、モダンでシンプルな
機能美を有するため意匠的に菱網と良く適合する。
が簡素で強度があり、大きい鉛直荷重が作用しても撓み
を生じる恐れが殆どなく、しかも、モダンでシンプルな
機能美を有するため意匠的に菱網と良く適合する。
【0017】上側の胴縁3は、図2及び図3に示すよう
に、4本の金属棒3aのうち前後両側に位置する2本の
金属棒3aが長く、その両端部が下方に向かってL形に
折曲されている。そして、このL形の折曲端部3dを支
柱2の上端に挿入することによって、上側の胴縁3が支
柱2に取付けられている。
に、4本の金属棒3aのうち前後両側に位置する2本の
金属棒3aが長く、その両端部が下方に向かってL形に
折曲されている。そして、このL形の折曲端部3dを支
柱2の上端に挿入することによって、上側の胴縁3が支
柱2に取付けられている。
【0018】下側の胴縁3も、4本の金属棒3aのうち
前後両側に位置する2本の金属棒3aが長く、その両端
部が上方に向かって2段階に折曲されており、この折曲
端部3dがブラケット3eで支柱2に固定されている。
前後両側に位置する2本の金属棒3aが長く、その両端
部が上方に向かって2段階に折曲されており、この折曲
端部3dがブラケット3eで支柱2に固定されている。
【0019】左右の側枠4,4は、図6に示すような略
C字形の断面を有する金属製のチャンネル材からなるも
ので、菱網5の端部を挿入する割溝部4aが全長にわた
って形成されている。この側枠4は、胴縁3の金属棒3
aに対して直角に溶接された端板3fに取付けられてい
る。即ち、図5に示すように、側枠4の割溝部4aが形
成された側面を胴縁3の端板3fに当てがって、側枠4
の内側に押え板4bを挿入し、この押え板4bと胴縁3
の端板3fをボルト・ナット等の止具6で締付固定して
取付けられている。
C字形の断面を有する金属製のチャンネル材からなるも
ので、菱網5の端部を挿入する割溝部4aが全長にわた
って形成されている。この側枠4は、胴縁3の金属棒3
aに対して直角に溶接された端板3fに取付けられてい
る。即ち、図5に示すように、側枠4の割溝部4aが形
成された側面を胴縁3の端板3fに当てがって、側枠4
の内側に押え板4bを挿入し、この押え板4bと胴縁3
の端板3fをボルト・ナット等の止具6で締付固定して
取付けられている。
【0020】菱網5は、各線材5aを屈曲部で互いに係
合させることによって菱形網目を形成したもので、各線
材5aが横方向にのびるように横向きに配置されてい
る。そして、菱網5の上下両端の線材5a,5aをそれ
ぞれ捻り回転させることによって、図2に示すように菱
網上端の線材5aの屈曲部を上側胴縁3の下端の金属棒
3aに係合させると共に、図4に示すように菱網下端の
線材5aの屈曲部を下側胴縁3の上端の金属棒3aに係
合させ、菱網5が上下の胴縁3,3から離脱しないよう
に張設している。このように菱網5の線材5aが横方向
にのびていると、上下両端の線材5aを捻り回転させる
だけで簡単且つ確実に菱網5を上下の胴縁3,3に取付
けることができるので、従来のように菱網を上下の胴縁
に取付けるための張り線や取付具が不要となり、張り線
が抜けないように菱網の線材の両端係合部分を捻る面倒
な作業も不要となる。
合させることによって菱形網目を形成したもので、各線
材5aが横方向にのびるように横向きに配置されてい
る。そして、菱網5の上下両端の線材5a,5aをそれ
ぞれ捻り回転させることによって、図2に示すように菱
網上端の線材5aの屈曲部を上側胴縁3の下端の金属棒
3aに係合させると共に、図4に示すように菱網下端の
線材5aの屈曲部を下側胴縁3の上端の金属棒3aに係
合させ、菱網5が上下の胴縁3,3から離脱しないよう
に張設している。このように菱網5の線材5aが横方向
にのびていると、上下両端の線材5aを捻り回転させる
だけで簡単且つ確実に菱網5を上下の胴縁3,3に取付
けることができるので、従来のように菱網を上下の胴縁
に取付けるための張り線や取付具が不要となり、張り線
が抜けないように菱網の線材の両端係合部分を捻る面倒
な作業も不要となる。
【0021】菱網5の各線材5aの端部は、図6に示す
ように側枠4の割溝部4aから内部へ挿入され、外側か
ら各線材5aの端部が見えないように端仕舞いされてい
る。そして、菱網端部の菱形網目に楔棒7を挿通すると
共に、側枠4の内部に嵌込まれた保持具8で楔棒7を保
持することによって、菱網5の端部が側枠4から抜け出
さないようにしている。
ように側枠4の割溝部4aから内部へ挿入され、外側か
ら各線材5aの端部が見えないように端仕舞いされてい
る。そして、菱網端部の菱形網目に楔棒7を挿通すると
共に、側枠4の内部に嵌込まれた保持具8で楔棒7を保
持することによって、菱網5の端部が側枠4から抜け出
さないようにしている。
【0022】この菱網5の各線材5aは、錆にくい帯状
の樹脂被覆金属線からなるもので、被覆樹脂に混入した
着色剤によって線材5aが数本づつ異なる色に着色され
ており、図面には表せないが、色違いの横縞模様が菱網
5に形成されている。また、菱網5の線材5aとして
は、種々の色に焼付塗装された帯状の金属線も好適に使
用される。菱網5に上記のような色違いの横縞模様が形
成されていると、美観がより一層向上し、商品価値が高
くなるという利点がある。その他、菱網5の線材5aと
しては、丸い樹脂被覆金属線や焼付塗装された金属線な
ども使用できるが、帯状の樹脂被覆金属線や焼付塗装さ
れた帯状の金属線は、丸い樹脂被覆金属線などに比べる
と幅が大きく、着色面積が広いので鮮明な横縞模様を形
成できる利点がある。
の樹脂被覆金属線からなるもので、被覆樹脂に混入した
着色剤によって線材5aが数本づつ異なる色に着色され
ており、図面には表せないが、色違いの横縞模様が菱網
5に形成されている。また、菱網5の線材5aとして
は、種々の色に焼付塗装された帯状の金属線も好適に使
用される。菱網5に上記のような色違いの横縞模様が形
成されていると、美観がより一層向上し、商品価値が高
くなるという利点がある。その他、菱網5の線材5aと
しては、丸い樹脂被覆金属線や焼付塗装された金属線な
ども使用できるが、帯状の樹脂被覆金属線や焼付塗装さ
れた帯状の金属線は、丸い樹脂被覆金属線などに比べる
と幅が大きく、着色面積が広いので鮮明な横縞模様を形
成できる利点がある。
【0023】この菱網5の中間部には、図1に示すよう
に菱網5の撓みを防止する張り線9が設けられている。
この張り線9は、菱網5の線材5aが横方向にのびてい
るので、菱網中間部の2本の線材が屈曲部で互いに係合
した箇所に挿通して一直線状に設けることができる。従
って、張り線9の位置ずれがなく、より効果的に菱網5
の撓みを防止することができ、美観を損なうこともな
い。
に菱網5の撓みを防止する張り線9が設けられている。
この張り線9は、菱網5の線材5aが横方向にのびてい
るので、菱網中間部の2本の線材が屈曲部で互いに係合
した箇所に挿通して一直線状に設けることができる。従
って、張り線9の位置ずれがなく、より効果的に菱網5
の撓みを防止することができ、美観を損なうこともな
い。
【0024】以上の実施例では、上下の胴縁3,3とし
て、互いに平行な4本の金属棒3aの内側に多数の菱形
の金属板片3bをジグザクに配列し、各金属板片3bの
四隅を各金属棒3aに溶接して骨組みしたトラス構造の
胴縁を使用しているが、例えば第7図に示すような胴縁
を使用してもよい。この胴縁30は、互いに平行な3本
の金属棒30aの内側に多数の三角形の金属板片30b
をジグザグに配列し、各金属板30bの三隅を各金属棒
30aに溶接して骨組みしたトラス構造の胴縁30であ
って、上側の2本の金属棒30aが長く、その端部30
dが下方に向かってL形に折曲されており、また、側枠
を取付けるための三角形の端板30fが金属棒30aと
直角に溶接されたものである。
て、互いに平行な4本の金属棒3aの内側に多数の菱形
の金属板片3bをジグザクに配列し、各金属板片3bの
四隅を各金属棒3aに溶接して骨組みしたトラス構造の
胴縁を使用しているが、例えば第7図に示すような胴縁
を使用してもよい。この胴縁30は、互いに平行な3本
の金属棒30aの内側に多数の三角形の金属板片30b
をジグザグに配列し、各金属板30bの三隅を各金属棒
30aに溶接して骨組みしたトラス構造の胴縁30であ
って、上側の2本の金属棒30aが長く、その端部30
dが下方に向かってL形に折曲されており、また、側枠
を取付けるための三角形の端板30fが金属棒30aと
直角に溶接されたものである。
【0025】このように、胴縁は、互いに平行な少なく
とも3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合
された多数の板片とで骨組みされたトラス構造のもので
あれば、全て使用可能である。
とも3本の棒材と、その内側に配列されて各棒材に接合
された多数の板片とで骨組みされたトラス構造のもので
あれば、全て使用可能である。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のネットフェンス用パネルは、上下の胴縁の両端部を支
柱に取付けるだけで簡単にネットフェンスを施工するこ
とができ、しかも、胴縁が強度の大きいトラス構造の胴
縁であるため頑丈であり、且つ胴縁がモダンでシンプル
な機能美を備え意匠的に菱網と良く適合するため、パネ
ル全体の美観が良好である。そして、菱網の上下両端の
線材を捻り回転させるだけで簡単且つ確実に菱網を上下
の胴縁に取付けることができるので、菱網の張設作業が
極めて容易であり、従来のように菱網を上下の胴縁に取
付けるための張り線や取付具が一切不要となる。
のネットフェンス用パネルは、上下の胴縁の両端部を支
柱に取付けるだけで簡単にネットフェンスを施工するこ
とができ、しかも、胴縁が強度の大きいトラス構造の胴
縁であるため頑丈であり、且つ胴縁がモダンでシンプル
な機能美を備え意匠的に菱網と良く適合するため、パネ
ル全体の美観が良好である。そして、菱網の上下両端の
線材を捻り回転させるだけで簡単且つ確実に菱網を上下
の胴縁に取付けることができるので、菱網の張設作業が
極めて容易であり、従来のように菱網を上下の胴縁に取
付けるための張り線や取付具が一切不要となる。
【0027】特に、菱網の線材として、帯状の樹脂被覆
金属線又は焼付塗装された帯状の金属線を使用し、これ
を数本づつ異なる色に着色して色違いの横縞模様を菱網
に形成したものは、極めて美麗で商品価値が高く、ま
た、断面略C字形のチャンネル材からなる側枠で菱網の
端仕舞いをしたものは、菱網の線材端部が見えないため
体裁が頗る良好であり、更に、菱網中間部の2本の線材
が屈曲部で互いに係合する箇所に張り線を挿通したもの
は、張り線の位置ずれがなく、より効果的に菱網の撓み
を防止することができ、美観を損なうこともなくなる。
金属線又は焼付塗装された帯状の金属線を使用し、これ
を数本づつ異なる色に着色して色違いの横縞模様を菱網
に形成したものは、極めて美麗で商品価値が高く、ま
た、断面略C字形のチャンネル材からなる側枠で菱網の
端仕舞いをしたものは、菱網の線材端部が見えないため
体裁が頗る良好であり、更に、菱網中間部の2本の線材
が屈曲部で互いに係合する箇所に張り線を挿通したもの
は、張り線の位置ずれがなく、より効果的に菱網の撓み
を防止することができ、美観を損なうこともなくなる。
【図1】本発明の一実施例に係るネットフェンス用パネ
ルの正面図である。
ルの正面図である。
【図2】同パネルの右上コーナー部分の拡大正面図であ
る。
る。
【図3】同パネルの上側の胴縁の部分平面図である。
【図4】同パネルの右下コーナー部分の拡大正面図であ
る。
る。
【図5】胴縁と側枠との取付構造を示す平面図である。
【図6】側枠の横断面図である。
【図7】胴縁の他の例を示す部分斜視図である。
【図8】従来のネットフェンスの部分正面図である。
1 ネットフェンス用パネル 2 支柱 3,30 胴縁 3a,30a 金属棒(棒材) 3b,30b 金属板片(板片) 4 側枠 4a 割溝部 5 菱網 5a 線材 9 張り線
Claims (8)
- 【請求項1】両端が支柱に取付けられる上下の胴縁と左
右の側枠とでパネル枠が形成され、このパネル枠に菱網
が張設されたパネルであって、上記の胴縁は、互いに平
行な少なくとも3本の棒材と、その内側に配列されて各
棒材に接合された多数の板片とで骨組みされたトラス構
造の胴縁であり、上記の菱網は、その線材が菱形網目を
形成するように屈曲部で互いに係合して横方向にのび、
上下両端の線材が屈曲部で上下の胴縁の一本の棒材にそ
れぞれ係合して張設されていることを特徴とするネット
フェンス用パネル。 - 【請求項2】胴縁が、互いに平行な4本の金属棒と、そ
の内側にジグザクに配列されて四隅が各金属棒に溶接さ
れた多数の菱形の金属板片とで骨組みされたトラス構造
の胴縁であることを特徴とする請求項1ないし請求項4
のいずれかに記載のネットフェンス用パネル。 - 【請求項3】胴縁が、互いに平行な3本の金属棒と、そ
の内側にジグザグに配列されて三隅が各金属棒に溶接さ
れた多数の三角形の金属板片とで骨組みされたトラス構
造の胴縁であることを特徴とする請求項1ないし請求項
4のいずれかに記載のネットフェンス用パネル。 - 【請求項4】菱網の線材が帯状の樹脂被覆金属線である
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のネット
フェンス用パネル。 - 【請求項5】菱網の線材が焼付塗装された帯状の金属線
であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の
ネットフェンス用パネル。 - 【請求項6】菱網の線材が数本づつ異なる色に着色さ
れ、色違いの横縞模様が菱網に形成されていることを特
徴とする請求項1に記載のネットフェンス用パネル。 - 【請求項7】左右の側枠が割溝部を有する断面略C字形
のチャンネル材からなり、菱網の各線材の端部が該チャ
ンネル材の割溝部から内部へ挿入されて端仕舞いされて
いることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれ
かに記載のネットフェンス用パネル。 - 【請求項8】菱網の中間部の2本の線材が屈曲部で互い
に係合する箇所に、張り線が挿通されていることを特徴
とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のネッ
トフェンス用パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142597A JPH07324524A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ネットフェンス用パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6142597A JPH07324524A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ネットフェンス用パネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07324524A true JPH07324524A (ja) | 1995-12-12 |
Family
ID=15319012
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6142597A Withdrawn JPH07324524A (ja) | 1994-05-31 | 1994-05-31 | ネットフェンス用パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07324524A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7398627B2 (en) * | 2003-09-09 | 2008-07-15 | Riken-Yamamoto & Field Shop Co., Ltd. | Lattice panel and a lattice panel constructing method |
CN105672759A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-06-15 | 杨博 | 一种便携式安全防护栅栏 |
JP2018188876A (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-29 | 共和鋼業株式会社 | ネットフェンス及びその製造方法 |
-
1994
- 1994-05-31 JP JP6142597A patent/JPH07324524A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7398627B2 (en) * | 2003-09-09 | 2008-07-15 | Riken-Yamamoto & Field Shop Co., Ltd. | Lattice panel and a lattice panel constructing method |
CN105672759A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-06-15 | 杨博 | 一种便携式安全防护栅栏 |
JP2018188876A (ja) * | 2017-05-08 | 2018-11-29 | 共和鋼業株式会社 | ネットフェンス及びその製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2723107A (en) | Posts for fences and other structures | |
DE69816465T2 (de) | Verbessertes verkleidungssystem für runde säulen | |
DE69818858T2 (de) | Wandverkleidungssystem | |
US4980998A (en) | Wall system | |
JPH07324524A (ja) | ネットフェンス用パネル | |
US3797671A (en) | Collapsible structure for a shelving arrangement | |
US1742667A (en) | Signboard | |
JPH0650613Y2 (ja) | 目隠しフエンス | |
KR200361485Y1 (ko) | 경계용 휀스 구조 | |
DE19962501A1 (de) | Deckenverkleidung | |
JPH059397Y2 (ja) | ||
JPH0726024Y2 (ja) | 2重金網 | |
JPH071476Y2 (ja) | ネットフェンス | |
JPH0323982Y2 (ja) | ||
JP2001132280A (ja) | フェンス用溶接金網パネル | |
JPH084535Y2 (ja) | フェンス | |
JPH0311328Y2 (ja) | ||
JPS6219798Y2 (ja) | ||
JPH08296211A (ja) | 泥跳ね防止柵 | |
JP2539290Y2 (ja) | 胴縁付き二重金網 | |
JP2514024Y2 (ja) | フェンス | |
JPH049806Y2 (ja) | ||
JPS6243092Y2 (ja) | ||
JP3333797B2 (ja) | 金網フェンス | |
JPH0529305Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |