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JPH07301182A - 圧電ポンプの駆動方法 - Google Patents

圧電ポンプの駆動方法

Info

Publication number
JPH07301182A
JPH07301182A JP9330994A JP9330994A JPH07301182A JP H07301182 A JPH07301182 A JP H07301182A JP 9330994 A JP9330994 A JP 9330994A JP 9330994 A JP9330994 A JP 9330994A JP H07301182 A JPH07301182 A JP H07301182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
pumps
stage pump
vibrator
piezoelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9330994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironari Osada
裕也 長田
Toshihiko Okamura
敏彦 岡村
Masayuki Kudo
正行 工藤
Tomokazu Koike
知一 小池
Toshihito Kuramochi
豪人 倉持
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tosoh Corp
Original Assignee
Tosoh Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tosoh Corp filed Critical Tosoh Corp
Priority to JP9330994A priority Critical patent/JPH07301182A/ja
Publication of JPH07301182A publication Critical patent/JPH07301182A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 【構成】 圧電振動子の外周部を、振動子径に合っ
たパッキンを取り付けた平板状ケーシングで挾みこんで
固定し、その平板ケーシングの片側に流体吸込口及び流
体吐出口を設け、その各々に吸込用、吐出用のチェック
弁を設けてなる圧電ポンプを複数個直列に連結して使用
する際、隣り合う圧電ポンプ内の振動子の振動の位相差
を180度とする。 【効果】 同一個数のポンプ連結においてより高い
吐出圧力を得ることや、所定の吐出圧力を得るのに必要
なポンプ数を最小とすることが可能になった。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、医療機器、産業機器、
理化学機器等に用いられる圧電ポンプの駆動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図1は現在使用されている最も代表的な
タイプの圧電ポンプ(以降、ポンプと称する)の縦断面
図である。このポンプは、ケーシング1の内周面に取り
付けた固定用パッキン7を介して圧電振動子(以降、振
動子と称する)6の外周部を密封支持し、この振動子に
交流電圧を印加して該振動子を振動させることにより、
流体を吸込口2より吸込用チェック弁4を通してポンプ
室内に吸込み、このポンプ室内に吸い込んだ流体を吐出
用チェック弁5を通して吐出口3より流出する構成にな
っている。
【0003】本構造のポンプに使用される振動子は、標
準的なもので直径50mm、厚さ0.7mm程度の大き
さの円盤状バイモルフ型振動子であり、100V−50
Hzの交流電圧を印加した場合、ポンプは約0.5kg
/cm2の最大吐出圧力を示す。さらに高い吐出圧力が
必要である場合には複数個のポンプを直列に連結するこ
とによって個々のポンプの吐出圧力を加算し目的の吐出
圧力を得ることになる。例えば2個のポンプを直列に連
結する場合、1段目のポンプの吐出口と2段目のポンプ
の吸込口をチューブで接続する。流体は1段目のポンプ
の吸込口から取り込まれ2段目のポンプの吐出口から吐
出されるが、理想的には2段目の吐出口における最大吐
出圧力は各々のポンプの最大吐出圧力を合わせた値とな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポンプ
を連結した時の駆動方法と連結ポンプ性能との関係は明
らかでなく、得られる連結ポンプの吐出圧力の値は駆動
方法によってまちまちであり、連結個数から期待される
値よりも低い値しか得られない、あるいは所定の値を得
るために予想よりも多くのポンプを接続しなければなら
ない等の問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は鋭意検討を行
った結果、本発明に到達した。すなわち、本発明は振動
子の外周部をその振動子の径に合ったパッキンを取り付
けた平板状ケーシングで挾みこんで固定し、その平板ケ
ーシングの片側に流体吸込口及び流体吐出口を設け、そ
の各々に吸込用、吐出用のチェック弁を設けてなるポン
プを複数個直列に連結して使用する場合において、隣り
合うポンプ内の振動子の振動の位相差を180度とする
ことを特徴とするポンプの駆動方法である。
【0006】複数個のポンプを直列に連結した場合、よ
り効率良く連結ポンプを駆動させるには、各ポンプの吸
込口及び吐出口に取り付けられたチェック弁を効率良く
作動させることが重要と考えられるが、本発明者は各ポ
ンプ内の振動子の変位の方向が隣接するポンプのチェッ
ク弁の動作に大きく影響することを見出だした。
【0007】図2を用いて2個のポンプを連結した場合
で説明すると次のようになる。1段目のポンプの振動子
16aと2段目のポンプの振動子16bに印加する交流
電圧の位相を一致させる、すなわち位相差を0度にする
と16aと16bは電源の位相に対応して振動するので
双方の振動の位相は全く一致する。16a及び16bが
ともに下方(ポンプ室と反対側)に変位した時(図2
中、破線で示す)には各ポンプの吸込口及び吐出口のチ
ェック弁14a、15a、14b、15bは各々、開、
閉、開、閉という状態になっている。この場合、15a
は閉になっているが、後段ポンプの14bは開になって
いるので15aは振動子16bの影響を受け、15aは
完全な閉の状態(ポンプを単独で駆動している場合)よ
りも若干、開いた状態になっている。逆に16a及び1
6bが上方(ポンプ室側)へ変位した時(図2中、一点
鎖線で示す)にはチェック弁14a、15a、14b、
15bは各々、閉、開、閉、開になっている。しかし1
4bは前段ポンプの15aが開になっているために振動
子16aの影響を受け、14bは完全に閉になっていな
い。
【0008】反対に前記チェック弁14a、15a、1
4b、15bが各々、開、閉、閉、開という状態及び
閉、開、開、閉という状態で連動すれば、15a及び1
4bは隣接するポンプの振動子の変位方向の影響を受け
ないことになるので連結ポンプ特性は向上することにな
る。この効果が最大になるのは15aと14bが同じ位
相で動作する場合であり、その時振動子16aと16b
は180度の位相差で振動することになる。よって振動
の位相差が0度から180度の間であると、連結ポンプ
の性能はそれに対応して0度と180度における性能値
の中間的な値をとることになる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明を説明する。
【0010】実施例1 ポンプとして図1の構造を有し、単独ポンプとしての性
能は100V−50Hzの交流電圧で駆動した時に、2
5℃の水を流した場合の最大吐出圧力0.5kg/cm
2、吐出流量400ml/minのものを使用した。こ
のポンプを図2にように前段ポンプの吐出口と後段ポン
プの吸込口をシリコンゴム製のチューブで接続し、合計
3個の前記ポンプを連結した。流体は1段目のポンプの
吸込口からポンプに取り込まれ、3段目のポンプの吐出
口から吐出される。
【0011】1段目のポンプに印加する交流電圧の位相
を基準とし、2段目のポンプにはそれに対して180度
ずらし、3段目のポンプには1段目のポンプに一致した
位相で交流安定化電源を用いて100V−50Hzの交
流電圧を印加して各ポンプを駆動させた。この時、3段
目のポンプの吐出口における最大吐出圧力を測定した。
なお、流体としては25℃の水を用いた。測定結果を表
1に示す。
【0012】比較例1 実施例において、2段目、3段目のポンプのいずれにも
1段目のポンプに一致した位相で100V−50Hzの
交流電圧を印加して各ポンプを駆動させた。
【0013】比較例2 実施例において、2段目、3段目のポンプのいずれにも
1段目のポンプに対して180度位相をずらして100
V−50Hzの交流電圧を印加して各ポンプを駆動させ
た。
【0014】比較例3 実施例において、2段目のポンプには1段目のポンプに
一致した位相で、3段目のポンプには1段目のポンプに
対して180度位相をずらして100V−50Hzの交
流電圧を印加して各ポンプを駆動させた。
【0015】比較例1〜3において実施例と同様の測定
を行った。測定結果を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
【発明の効果】本発明の駆動方法によれば、同一の個数
のポンプの連結においてはより高い吐出圧力を得ること
が可能になる、あるいは所定の吐出圧力を得る場合に要
するポンプの個数を必要最低限にとどめることが可能に
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ポンプの構造を示す縦断面図である。
【図2】 2個のポンプを直列に連結した様子を示す図
である。
【符号の説明】
1:ケーシング 2,12a,12b:吸込口 3,13a,13b:吐出口 4,14a,14b:吸込用チェック弁 5,15a,15b:吐出用チェック弁 6,16a,16b:振動子 7:固定用パッキン 8:ポンプ室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子の外周部をその振動子の径に
    合ったパッキンを取り付けた平板状ケーシングで挾みこ
    んで固定し、その平板ケーシングの片側に流体吸込口及
    び流体吐出口を設け、その各々に吸込用、吐出用のチェ
    ック弁を設けてなる圧電ポンプを複数個直列に連結して
    使用する場合において、 隣り合う圧電ポンプ内の振動子の振動の位相差を180
    度とすることを特徴とする圧電ポンプの駆動方法。
JP9330994A 1994-05-02 1994-05-02 圧電ポンプの駆動方法 Pending JPH07301182A (ja)

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JP9330994A JPH07301182A (ja) 1994-05-02 1994-05-02 圧電ポンプの駆動方法

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