JPH0729388U - ホース - Google Patents
ホースInfo
- Publication number
- JPH0729388U JPH0729388U JP4646293U JP4646293U JPH0729388U JP H0729388 U JPH0729388 U JP H0729388U JP 4646293 U JP4646293 U JP 4646293U JP 4646293 U JP4646293 U JP 4646293U JP H0729388 U JPH0729388 U JP H0729388U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- hose
- rubber
- hose body
- cord
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ホース本体の外周面の一部が外的要因によっ
て損傷した場合に、この損傷した部分を外部から目視に
より確認することができ、ホース本体の補修を未然に行
うことで流体の漏洩を防止することが出来るホースを提
供する。 【構成】 補強コード層8の外側には、ゴムチューブ層
4と本体耐圧コード層5から漏洩した流体が流れ込み滞
留する液密性を有する連続気泡または独立気泡を有する
スポンジ等から成る緩衝部14が積層され、更にその外
側には、所定の厚さの色付ゴムシート層15を介してホ
ース本体2をカバーするためのスチレン・ブタジエンゴ
ム(SBR)等からなるカバーゴム層9が施されて一体
的に構成されている。
て損傷した場合に、この損傷した部分を外部から目視に
より確認することができ、ホース本体の補修を未然に行
うことで流体の漏洩を防止することが出来るホースを提
供する。 【構成】 補強コード層8の外側には、ゴムチューブ層
4と本体耐圧コード層5から漏洩した流体が流れ込み滞
留する液密性を有する連続気泡または独立気泡を有する
スポンジ等から成る緩衝部14が積層され、更にその外
側には、所定の厚さの色付ゴムシート層15を介してホ
ース本体2をカバーするためのスチレン・ブタジエンゴ
ム(SBR)等からなるカバーゴム層9が施されて一体
的に構成されている。
Description
【0001】
この考案は、海上において油等の流体を移送するホースに係わり、更に詳しく は海上において船舶等の接触によりホースの外周面の一部が損傷した場合、その 損傷部分を目視により確認することが出来るホースに関するものである。
【0002】
従来、海上に係船されているタンカーと陸上のタンクとの間で、石油等の流体 を移送させる場合、所定の長さのマリンホースを多数連結して構成したホースラ インにより行っている。 ところで、ホースラインに用いられるマリンホースとしては、例えば図3に示 すように、所定の長さに形成されたホース本体1の両端に設けた取付けフランジ 2を相互に連結し得るように構成され、ホース本体1は、最内層に配置されたゴ ムチューブ層3上に、繊維コードやスチールコード等の補強コード4をゴム5で 被覆したコード層6を複数層積層して成る耐圧コード層7と、この耐圧コード層 7の外側に、外圧によるホース本体1の潰れを防止し、また耐圧コード層7を補 強する補強コード層8を介してカバーゴム層9を積層させて構成されている。
【0003】 また、図4に示すように流体の漏洩検知装置付ホース1a(ダブルカーカスホ ースと呼称される)は、ゴムチューブ層3aの外側に、補強コード4をゴム5で 被覆したコード層6を複数層積層して成る耐圧コード層7と、補強コード層8, 連続気泡または独立気泡を有するスポンジ等から成る緩衝層10,カーカスチュ ーブ層11,カーカス層12を積層すると共に、その外側にカバーゴム層13を 積層させて構成されている。
【0004】 なお、前記取付けフランジ2は、その円筒部2aの外周面の周方向に沿ってホ ース本体1を取付けるためのリング部2bが一体的に設けられている。ホース本 体1と取付けフランジ2との連結接合は、耐圧コード層7の端部に設けられた締 付けワイヤ7a,及び補強コード層8の端部ワイヤ8aにより、ホース本体1の 端部が前記リング部2b間に固定されると共に、接着接合されている。
【0005】
ところで、上述した石油等を移送するホースライン用のホースは、ホース相互 を連結する連結作業及び油の圧送時や荒天時等に、著しく撓曲され、かつ手荒な 取扱いを受けるため、従来のホースにあっては、激しい水撃や、衝撃荷重、引張 り等により、ホースに破損が生じ、その結果として石油等の流出により周辺の環 境が破壊されると言う問題があり、かかる問題を解決するため、従来ではゴムチ ューブ層に亀裂が生じて流体の漏洩し始めたら、漏洩流体をホースの軸線方向の 端部へ集めて、そこで可撓性袋体を膨張させるようにして、漏洩を早期に発見出 来るようにした補強ゴムホース(特公昭57-25756号公報)や、ホースの一部に捩 を生じさせる方法が提案されている。
【0006】 然しながら、このような漏洩検知装置付ホースでは、内側耐圧層の破壊に対し てはカーカス層の働きにより漏洩を検知することが出来るが、ホースライン用の ホースは、内側耐圧層の破壊のみならず、船舶との接触等による外力の作用によ ってカバーゴム層やカーカス層が傷付くことがある。 このような場合、従来の漏洩検知装置では検知することができず、場合によっ ては内側耐圧層の破壊と同時にカーカス層が同時に破壊する恐れがあり、この破 壊が最終的には、流体の漏洩に発展して海洋汚染やその他の災害ももたらす問題 があった。
【0007】 この考案はかかる従来の課題に着目して案出されたもので、ホース本体の外周 面の一部が外的要因によって損傷した場合に、この損傷した部分を外部から目視 により確認することができ、ホース本体の補修を未然に行うことで流体の漏洩を 防止することが出来るホースを提供することを目的とするものである。
【0008】
【考案を解決するための手段】 この考案は上記目的を達成するために、補強コード層とカバーゴム層との間に 、色付ゴムシート層を介在させたことを要旨とするものである。 また、この考案はカーカス層とカバーゴム層との間に色付ゴムシート層を介在 させたことを要旨とするものである。
【0009】
この考案は上記のように構成され、ホース本体の連続気泡または独立気泡を有 するスポンジ等から成る補強コード層とカバーゴム層との間、またはカーカス層 とカバーゴム層との間に、色付ゴムシート層を介在させて構成し、ホース本体の 外周面の一部が外的要因によって損傷した場合に、前記カバーゴム層の内側に配 設した色付ゴムシート層がホース本体の外部に露出することで、その色付ゴムシ ート層の色を目視により確認することで、ホース本体の外周面の一部が損傷した ことを確認することが出来るものである。
【0010】
以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を説明する。 なお、従来例と同一構成要素は、同一符号を付して説明は省略する。 図1は、この考案に係るホースの第1実施例を示すホース端部におけるホース長 手方向の部分断面図であり、ホース本体1の両端部には、ホース本体1を相互に 連結するための取付フランジ2が設けられている。
【0011】 前記ホース本体1は、最内層にアクリロニトリル・ブタジエンゴム(NBR) 等から構成されるゴムチューブ層3が配設され、その上に、ホース本体1内を通 過する石油等の流体を保持する繊維コードやスチールコード等の補強コード4を ゴム5で被覆したコード層6を複数層積層して成る耐圧コード層7と、この耐圧 コード層7の外側に、外圧によるホース本体1の潰れを防止し、また耐圧コード 層7を補強する補強コード層8が積層されている。
【0012】 前記補強コード層8の外側には、ゴムチューブ層4と本体耐圧コード層5から 漏洩した流体が流れ込み滞留する液密性を有する連続気泡または独立気泡を有す るスポンジ等から成る緩衝部14が積層され、更にその外側には、所定の厚さの 色付ゴムシート層15を介してホース本体2をカバーするためのスチレン・ブタ ジエンゴム(SBR)等からなるカバーゴム層9が施されて一体的に構成されて いる。
【0013】 この考案では、前記色付ゴムシート層15として、ゴム材料に染料または顔料 等の色材を混練したゴムシート状材料を使用し、ホース本体1のカバーゴム層9 が、外的要因、即ち、船舶や浮遊物等との接触,スクリューとの接触等により損 傷して亀裂等が生じた場合に、色付ゴムシート層15がホース本体1の外部に露 出して、外部から目視により確認することができるようにし、これによって損傷 部分が拡大して最悪の場合には、ホース本体1内を通過する石油等の流体が海上 に漏洩するのを未然に防止するようにしたものである。
【0014】 なお、ゴム材料に混合する色材料としては、顔料等の白(酸化チタン),黄色 (カドミウム黄),赤色(ベンガラ)等を使用し、目視により確実に確認するこ とが出来るようにしたものである。 なお、前記取付けフランジ2の構成は、従来例と同様に、取付けフランジ2の 円筒部2aの外周面の周方向に沿ってホース本体1を取付けるためのリング部2 bが一体的に設けられている。そしてホース本体1と取付けフランジ2との連結 接合は、耐圧コード層7の端部に設けられた締付けワイヤ7a,及び補強コード 層8の端部ワイヤ8aにより、ホース本体1の端部が前記リング部2b間に固定 されると共に、接着接合されている。
【0015】 また、図2はこの考案の第2実施例を示し、この実施例は、流体の漏洩検知装 置付ホース(ダブルカーカスホースと呼称される)に、この考案を実施したもの で、ホース本体1aは、ゴムチューブ層3aの外側に、補強コード4をゴム5で 被覆したコード層6を複数層積層して成る耐圧コード層7と、補強コード層8, 連続気泡または独立気泡を有するスポンジ等から成る緩衝層10,カーカスチュ ーブ層11,カーカス層12を積層すると共に、その外側にゴム材料に顔料等の 色材を混練したゴムシート材料から成る色付ゴムシート層15を介在させ、更に その外側にカバーゴム層13を積層させて構成されている。
【0016】 なお、色付ゴムシート層15の構成としては、上記第1実施例と全く同様なも のを使用するものである。 なお、この実施例では緩衝層14が設けられているが特に設けなくても良い。 以上のように、この考案ではホース本体1,1aが、外的要因、即ち船舶等との 接触等でカバーゴム層9が損傷して亀裂等が生じた場合に、その裏側に配設した 色付ゴムシート層15が外部に露出し、この色付ゴムシート層15の色を外部か ら目視により確認できるようにし、これによりホース本体1,1aの損傷部分を 補修することにより、ホース本体1内を通過する石油等の流体が海上に漏洩する 最悪の事態を未然に防止すると共に、ホース本体1を補修することで、耐久性も 延ばすことが出来るものである。
【0017】
この考案は、上記のように補強コード層とカバーゴム層との間、またはカーカ ス層とカバーゴム層との間に、色付ゴムシート層を介在させて構成することによ り、ホース本体の外周面の一部が外的要因によって損傷した場合に、この損傷し た部分から色付ゴムシート層が外部に露出して、色付ゴムシート層の色を外部か ら目視により確認できるようにし、これによりホース本体の損傷部分を補修する ことにより、ホース本体内を通過する石油等の流体が海上に漏洩する最悪の事態 を未然に防止すると共に、ホース本体を補修することで、耐久性も延ばすことが 出来る効果がある。
【図1】この考案に係るホースの第1実施例を示すホー
ス端部におけるホース長手方向の部分断面図である。
ス端部におけるホース長手方向の部分断面図である。
【図2】この考案に係るホースの第2実施例を示すホー
ス端部におけるホース長手方向の部分断面図である。
ス端部におけるホース長手方向の部分断面図である。
【図3】従来のホースのホース端部におけるホース長手
方向の部分断面図である。
方向の部分断面図である。
【図4】従来の他のホースのホース端部におけるホース
長手方向の部分断面図である。
長手方向の部分断面図である。
1,1a ホース本体 2 取付フ
ランジ 3 ゴムチューブ層 4 補強コード 5 ゴム 6 コード層 7 耐圧コード層 8 補強コード層 9,13 カバーゴム層 10,14 緩衝層 11 カーカスチューブ層 12 カーカス層 15 色付ゴムシート層
ランジ 3 ゴムチューブ層 4 補強コード 5 ゴム 6 コード層 7 耐圧コード層 8 補強コード層 9,13 カバーゴム層 10,14 緩衝層 11 カーカスチューブ層 12 カーカス層 15 色付ゴムシート層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16L 33/28 F16L 33/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】 ゴムチューブ層の外側に、耐圧コード
層,補強コード層を積層すると共に、その外側にカバー
ゴム層を積層させて成るホースにおいて、前記補強コー
ド層とカバーゴム層との間に、色付ゴムシート層を介在
させたことを特徴とするホース。 - 【請求項2】 ゴムチューブ層の外側に、耐圧コード
層,補強コード層,カーカス層を積層すると共に、その
外側にカバーゴム層を積層させて成るホースにおいて、
前記カーカス層とカバーゴム層との間に色付ゴムシート
層を介在させたことを特徴とするホース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4646293U JPH0729388U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | ホース |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4646293U JPH0729388U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | ホース |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0729388U true JPH0729388U (ja) | 1995-06-02 |
Family
ID=12747836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4646293U Pending JPH0729388U (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | ホース |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0729388U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010266039A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | マリンホース |
JP2011516806A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | シングル・ブイ・ムーリングス・インコーポレイテッド | 複合ホースのための流体密の端部の管継手及びそのような端部の管継手の上で複合ホースを組み立てる方法 |
JP2013137089A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Togawa Rubber Co Ltd | 排土バルブ用チューブ、及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP4646293U patent/JPH0729388U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011516806A (ja) * | 2008-04-15 | 2011-05-26 | シングル・ブイ・ムーリングス・インコーポレイテッド | 複合ホースのための流体密の端部の管継手及びそのような端部の管継手の上で複合ホースを組み立てる方法 |
US8881436B2 (en) | 2008-04-15 | 2014-11-11 | Trelleborg Industrie Sas | Fluid-tight end fitting for a composite hose and method of assembling a composite hose on such end fitting |
JP2010266039A (ja) * | 2009-05-18 | 2010-11-25 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | マリンホース |
JP2013137089A (ja) * | 2011-12-28 | 2013-07-11 | Togawa Rubber Co Ltd | 排土バルブ用チューブ、及びその製造方法 |
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