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JPH07281652A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

Info

Publication number
JPH07281652A
JPH07281652A JP6093738A JP9373894A JPH07281652A JP H07281652 A JPH07281652 A JP H07281652A JP 6093738 A JP6093738 A JP 6093738A JP 9373894 A JP9373894 A JP 9373894A JP H07281652 A JPH07281652 A JP H07281652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
image
frame memory
pixel
bit number
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6093738A
Other languages
English (en)
Inventor
Teiji Yutaka
禎治 豊
Masakazu Suzuoki
雅一 鈴置
Makoto Furuhashi
真 古橋
Masayoshi Tanaka
正善 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP6093738A priority Critical patent/JPH07281652A/ja
Priority to MYPI95000839A priority patent/MY113890A/en
Priority to AT95302301T priority patent/ATE202429T1/de
Priority to DE69521357T priority patent/DE69521357T2/de
Priority to EP95302301A priority patent/EP0676726B1/en
Priority to AU16310/95A priority patent/AU689541B2/en
Priority to KR1019950008021A priority patent/KR100363504B1/ko
Priority to CA002146605A priority patent/CA2146605A1/en
Priority to CN95105764A priority patent/CN1069422C/zh
Publication of JPH07281652A publication Critical patent/JPH07281652A/ja
Priority to US08/937,245 priority patent/US5917504A/en
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T15/003D [Three Dimensional] image rendering
    • G06T15/10Geometric effects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Geometry (AREA)
  • Computer Graphics (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Image Generation (AREA)
  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)
  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームメモリの1画素当たりのビット数
を、表示される画像の画質に合わせて最適化できる画像
処理装置を提供する。 【構成】 フレームメモリ63を備え、このフレームメ
モリ63に書き込まれた画像データを順次読み出して、
画像表示用データとする。フレームメモリ63に書き込
まれた画像データが、各画素が第1のビット数で書き込
まれた画像データか、各画素が第1のビット数とは異な
る第2のビット数で書き込まれた画像データかを認識す
る認識手段42を備える。フレームメモリ63から、画
像データを、各画素が第1のビット数であるとして読み
出す第1の画像データ読み出し手段64と、フレームメ
モリ63から、画像データを、各画素が第2のビット数
であるとして読み出す第2の画像データ読み出し手段6
5とを設ける。認識手段からの認識情報に基づいて、第
1の画像データ読み出し手段64と、第2の画像データ
読み出し手段65とを切り換える手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表示用のフレームメ
モリを備える画像処理装置に関し、特に、圧縮されて伝
送された画像データやコンピュータグラフィックスでの
描画データにより画像を生成するビデオゲーム機やグラ
フィックコンピュータなど高い可視化(ビジュアライゼ
ーション)性能が要求される場合に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】例えばコンピュータグラフィックスにお
いて、通常、3D(3ディメンション=3次元)グラフ
ィックスシステムと呼ばれるものは、現実感のある物体
(描画対象の物体をオブジェクトと称する)を描画する
に際して、まず、オブジェクトの表面を複数のポリゴン
(描画装置が扱う図形の最小単位(三角形や四角形)を
ポリゴンという)に分解し、各ポリゴンを、モニター表
示画面に対応したフレームメモリ(フレームバッファメ
モリ)に、順に、描画して、フレームメモリに描画画像
データを格納し、これを読み出して前記モニター表示画
面に表示することで、立体的に見える画像を再構成す
る。
【0003】上記のような3Dグラフィックスシステム
と並列に、例えば画像データがデータ圧縮されて記録さ
ているCD−ROMディスクなどの2次記憶装置と画像
伸長装置を組み合わせたデジタル動画再生システムを搭
載することがある。デジタル動画再生システムは、3D
グラフィックスシステムよりは対話性は劣るものの、3
Dグラフィックスシステムでは表現が困難な画像も容易
に再生できる利点を有するので、背景画画面に使用する
など、3Dグラフィックスシステムを補うものとして使
用されるものである。
【0004】ところで、従来、この種の表示用のフレー
ムメモリ(フレームバッファ)を備える画像処理装置で
は、フレームメモリに書き込まれる画像データのピクセ
ル(画素)のビット数は、一般に固定である。例えば、
ゲーム機などでは、3Dグラフィックスによる描画は、
それほど高画質を要求しないので、3原色データR
(赤)、G(緑)、B(青)からなる1画素当たりのビ
ット数は、R、G、Bそれぞれ5ビットで、15ビット
/画素とされ、32000色の発色の解像度に固定され
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来
は、フレームメモリの1画素当たりのビット数は固定で
あるため、上記のように、3Dグラフィックスシステム
と、デジタル動画再生システムとを組み合わせたシステ
ムにおいて、動画を再生して表示するときに、フレーム
メモリの容量に余裕があったとしても、15ビット/画
素とされ、32000色の発色の解像度しか得られなか
った。
【0006】この動画の表示を考慮して、フレームメモ
リの1画素当たりのビット数を、例えばR、G、Bそれ
ぞれ8ビットで、24ビット/画素として、1670万
色を表示できるように固定することが考えられるが、こ
れではフレームメモリの表示用のメモリ領域が大きくな
り、このビット数は3Dグラフィックスの描画画像には
不要であることを考え合わせると、非効率的であった。
【0007】この発明は、以上の点にかんがみ、フレー
ムメモリの1画素当たりのビット数を、表示される画像
の画質に合わせて最適化することが可能な画像処理装置
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明の画像処理装置は、後述の実施例の参照符
号を対応させると、フレームメモリ63を備え、このフ
レームメモリ63に書き込まれた画像データを順次読み
出して、画像表示用データとするようにする装置におい
て、フレームメモリ63に書き込まれた画像データが、
各画素が第1のビット数で書き込まれた画像データか、
各画素が前記第1のビット数とは異なる第2のビット数
で書き込まれた画像データかを認識する認識手段61
と、フレームメモリ63から、画像データを、各画素が
前記第1のビット数であるとして読み出す第1の画像デ
ータ読み出し手段64と、前記フレームメモリから、画
像データを、各画素が前記第2のビット数であるとして
読み出す第2の画像データ読み出し手段65と、前記認
識手段からの認識情報に基づいて、前記第1の画像デー
タ読み出し手段と、前記第2の画像データ読み出し手段
とを切り換える切換手段SW1,SW2とを備えること
を特徴とする。
【0009】
【作用】上記の構成のこの発明によれば、認識手段61
は、フレームメモリに、画像データが、第1のビット数
で書き込まれたのか、第2のビット数で書き込まれたの
かを認識している。
【0010】そして、この認識手段61の認識情報に基
づいて、フレームメモリ63から読み出される画像デー
タが、第1のビット数/画素のものであるときには、切
換手段SW1、SW2が切り換えられて、第1の画像デ
ータ読み出し手段64が選択され、フレームメモリ63
から画像データが読み出される。また、フレームメモリ
63から読み出される画像データが、第2のビット数/
画素のものであるときには、切換手段SW1、SW2が
切り換えられて、第2の画像データ読み出し手段65が
選択され、フレームメモリ63から画像データが読み出
される。
【0011】こうして、フレームメモリ63に書き込み
/読み出しされる画像データは、画質に合わせて最適化
することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら説明する。図1は、この発明の一実施例の画
像処理装置の構成例を示すもので、この例は3Dグラフ
ィック機能と、デジタル動画再生機能とを備えるゲーム
機の実施例である。
【0013】図1において、41はシステムバス(メイ
ンバス)である。このシステムバス41には、CPU4
2、メインメモリ43、ソーティングコントローラ45
が接続されている。
【0014】システムバス41には、また、画像伸長装
置部51が、入力用のFIFOバッファメモリ(以下、
FIFOバッファメモリをFIFOバッファと略称す
る)54及び出力用のFIFOバッファ55を介して接
続されている。また、CD−ROMデコーダ52がFI
FOバッファ56を介して、描画装置部61がFIFO
バッファ62を介して、それぞれシステムバス41に接
続されている。
【0015】描画装置部61には、フレームメモリ63
が接続されている。このフレームメモリ63に、後述す
るようにして、描画命令により形成された描画画像のデ
ータが書き込まれ、また、画像伸長装置部51で伸長デ
コードされた画像データが書き込まれ、画像モニター装
置67に、その再生画像が表示される。
【0016】また、71は操作入力手段としてのコント
ロールパッドで、インターフェース72を介してシステ
ムバス41に接続されている。さらに、システムバス4
1には、ゲーム機としての立ち上げを行うためのプログ
ラムが格納されているブートROM73が接続されてい
る。
【0017】CPU42は、装置全体の管理を行なう。
この例の装置においては、フレームメモリ63からの表
示画像データを、R、G、Bそれぞれ5ビットの、15
ビット/画素の画像データ(以下、これを第1のビット
数の画像データという)とする第1のモード(以下、こ
れを通常モードという)と、R、G、Bそれぞれ8ビッ
トの、24ビット/画素の画像データ(以下、これを第
2のビット数の画像データという)とする第2のモード
(以下、これを高解像度モードという)の2つのモード
を選択することができるようにされており、CPU42
は、そのモード切り換えを行う。
【0018】また、このCPU42は、物体を多数のポ
リゴンの集まりとして描画する場合の処理の一部を行
う。すなわち、CPU42は、後述もするように、1画
面分の描画画像を生成するための描画命令例をメインメ
モリ43上に作成する。
【0019】また、このCPU42は、キャッシュメモ
リ46を有し、CPUインストラクションの一部は、シ
ステムバス41からフェッチすることなく実行できる。
さらに、CPU42には、描画命令を作成する際にポリ
ゴンについての座標変換演算を行なうための座標演算装
置部44が、CPU内部コプロセッサとして設けられて
いる。座標演算装置部44は、3次元座標変換及び3次
元から表示画面上の2次元への変換の演算を行なう。
【0020】このように、CPU42は、内部に命令キ
ャッシュ46と座標演算装置部44を有しているため、
その処理をシステムバス41を使用しなくても、ある程
度行うことができるため、システムバス41を開放しや
すい。
【0021】CD−ROMデコーダ52は、CD−RO
Mドライバ53に接続されており、CD−ROMドライ
バ53に装着されたCD−ROMディスクに記録されて
いるデータをデコードする。CD−ROMディスクに
は、アプリケーションプログラム(例えばゲームのプロ
グラム)や、例えば離散コサイン変換(DCT)により
画像圧縮された動画や静止画の画像データ、ポリゴンを
修飾するためのテクスチャー画像の画像データが記録さ
れている。CD−ROMディスクのアプリケーションプ
ログラムには、ポリゴン描画命令が含まれている。FI
FOバッファ56は、CD−ROMディスクの記録デー
タの1セクタ分の容量を有する。
【0022】画像伸長装置部51は、CD−ROMディ
スクから再生された圧縮画像データの伸長処理を行なう
もので、ハフマン符号のデコーダと、逆量子化回路と、
逆離散コサイン変換回路のハードウエアを備える。ハフ
マン符号のデコーダの部分は、CPU42がソフトウエ
アとしてその処理を行うようにしてもよい。
【0023】この例においては、画像伸長装置部51
は、圧縮画像データを、15ビット/画素の第1のビッ
ト数の画像データに伸長するデコード処理モードと、2
4ビット/画素の第2のビット数の画像データに伸長す
るデコード処理モードとの、2つのモードにおけるデコ
ード処理を行うことができる。CPU42は、モード切
り換え指示を画像伸長装置部51に対して行う。このモ
ード切り換え指示により、通常モードのときには、画像
伸長装置部51は、圧縮画像データを、第1のビット数
の画像データにデコードし、高解像度モードのときに
は、第2のビット数の画像データにデコードする。
【0024】この例の場合、画像伸長装置部51は、後
述の図7に示すように、1枚(1フレーム)の画像を、
例えば16×16ピクセル(画素)程度の小領域(これ
を以下マクロブロックと称する)に分割して、このマク
ロブロック単位で画像伸長デコードを行う。そして、こ
のマクロブロック単位でメインメモリ43との間でデー
タ転送が行われる。したがって、FIFOバッファ54
及び55は、マクロブロック分の容量を備えるものとさ
れている。
【0025】描画装置部61には、ローカルバス11を
介してフレームメモリ63が接続されている。描画装置
部61は、FIFOバッファ62を介してメインメモリ
43から転送されてくる描画命令を実行して、その結果
をフレームメモリ63に書き込む。この描画命令による
描画の実行は、通常モードでのみ行われる。そして、描
画画像データは、15ビット/画素の第1のビット数の
画像データである。なお、FIFOバッファ62は、1
描画命令分のメモリ容量を有する。
【0026】フレームメモリ63は、描画画像や動画画
像を記憶して表示用とする画像メモリ領域と、テクスチ
ャー画像を記憶するテクスチャー領域と、カラールック
アップテーブル(色変換テーブルCLUT)が格納され
るテーブルメモリ領域とを備える。カラールックアップ
テーブルは、通常モード用と、高解像度モード用の2種
が用意されるものである。通常モード用は、高解像度モ
ード用の一部を使用することもできる。
【0027】図2は、フレームメモリ63のメモリ空間
を示すものである。フレームメモリ63は、カラムとロ
ウの2次元アドレスでアドレシングされる。この2次元
アドレス空間のうち、領域ATがテクスチャー領域とさ
れる。このテクスチャー領域ATには、複数種類のテク
スチャーパターンを配置することができる。ACは色変
換テーブルCLUTのテーブルメモリ領域である。
【0028】後述するように、色変換テーブルCLUT
のデータは、CD−ROMディスクからCD−ROMデ
コーダ52を通じて、ソーティングコントローラ45に
より、フレームメモリ63に転送される。CD−ROM
ディスクのテクスチャー画像のデータは、画像伸長装置
部51によりデータ伸長され、メインメモリ43を介し
てフレームメモリ63に転送される。
【0029】また、図2において、ADは画像メモリ領
域であり、描画するエリアと、表示するエリアの2面分
のフレームバッファ領域を備えている。この例では、現
在表示用として用いているフレームバッファ領域を表示
バッファ、描画を行っているフレームバッファ領域を描
画バッファと呼ぶこととする。この場合、一方を描画バ
ッファとして描画を行っている間は、他方は表示バッフ
ァとして用い、描画が終了したら、両バッファを互いに
切り換える。この描画バッファと表示バッファの切り換
えは、描画終了時に、垂直同期に合わせて行う。
【0030】この例においては、フレームメモリ63の
表示バッファから読み出しのために、2つの読み出し回
路(アンパック回路)が用意される。すなわち、アンパ
ック回路64は、通常モード用の読み出し回路であっ
て、15ビット/1画素(2バイト/1画素と考えるこ
ともできる)として、画像データを、15ビット毎にフ
レームメモリ63の表示バッファから読み出す。また、
アンパック回路65は、高解像度モード用の読み出し回
路であって、24ビット/1画素(3バイト/1画素)
として、画像データを、24ビット毎にフレームメモリ
63の表示バッファから読み出す。
【0031】これらアンパック回路64及び65は、ス
イッチSW1及びSW2により切り換えられる。このス
イッチSW1及びSW2は、説明のためのものであっ
て、実際的には、これらアンパック回路64及び65の
動作オン/オフが切り換え制御信号より切り換えられ
る。
【0032】これらアンパック回路64及び65の切り
換えは、描画装置部61からの切り換え制御信号より行
われる。描画装置部61には、CPU42からモード切
り換え指示が与えられるので、描画装置部61は、これ
に基づいてスイッチSW1,SW2の切り換え制御信号
を形成する。CPU42からのモード切り換え指示は、
フレームメモリ63の画像メモリ領域ADの表示バッフ
ァ領域と描画バッファ領域との切り換え時に与えられ
る。フレームメモリ63への画像データの書き込み時に
は、現在書き込んでいるのは、第1のビット数の画像デ
ータか、第2の画像データかをCPU42が認識してお
り、描画装置部61は、単に、転送されてきた画像デー
タをフレームメモリ63の描画バッファに順次に書き込
むだけでよい。
【0033】以上のようにして、アンパック回路64あ
るいはアンパック回路65により読み出された画像デー
タは、D/Aコンバータ66によりアナログ画像信号に
変換され、画像モニター装置67に出力され、その画面
に表示される。なお、D/Aコンバータ66は、モード
切り換えに応じて、入力画像データR,G,Bのビット
数が変わるので、それに応じた切り換え処理が行われる
ものである。
【0034】ソーティングコントローラ45は、いわゆ
るDMAコントローラと同様の機能を備え、メインメモ
リ43と画像伸長装置部51との間での画像データの転
送を行ったり、メインメモリ43から描画装置部61に
描画命令列を転送したりするもので、転送装置部を構成
している。このソーティングコントローラ45は、CP
U42やコントロールパッド71などの他の装置がシス
テムバス41を開放している間隙をぬって、CPU42
の介在なしに前記の転送処理を行う。この場合、CPU
42がシステムバス41の開放をソーティングコントロ
ーラ45に知らせるようにすることもできるし、ソーテ
ィングコントローラ45が強制的にCPU42にバスの
開放を要求するようにすることもできる。
【0035】メインメモリ43は、動画や静止画の画像
データに対しては、圧縮された画像データのメモリ領域
と、伸長デコード処理された伸長画像データのメモリ領
域とを備えている。また、メインメモリ43は、描画命
令列などのグラフィックスデータのメモリ領域(これを
以下パケットバッファという)を備える。
【0036】このパケットバッファは、CPU42によ
る描画命令列の設定と、描画命令列の描画装置部61へ
の転送とに使用され、CPU42と、描画装置部61と
が共有することになる。CPU42と、描画装置部61
とで処理を並列に動作するようにするため、この例で
は、描画命令列の設定用のパケットバッファ(以下、こ
れを設定パケットバッファという)と、転送用のパケッ
トバッファ(以下、これを実行パケットバッファとい
う)との2つのパケットバッファが用意されており、一
方を設定パケットバッファとしているときには、他方は
実行パケットバッファとして使用し、実行パケットバッ
ファで実行が終了したら、2つのパケットバッファの機
能を交換するようにしている。この装置の処理について
以下に説明する。
【0037】[CD−ROMディスクからのデータの取
り込み]図1の例の装置(ゲーム機)に電源が投入さ
れ、CD−ROMディスクが装填されると、ブートRO
M73のゲームを実行するためのいわゆる初期化処理を
するためのプログラムがCPU42により実行される。
そして、CD−ROMディスクの記録データが取り込ま
れる。このとき、CD−ROMディスクの各セクタのユ
ーザーデータ中の識別用情報IDに基づいて各ユーザー
データのデコード処理がなされ、データのチェックが行
われる。このチェック結果により、CPU42は、各I
Dで示される内容の再生データに応じた処理を実行す
る。
【0038】すなわち、CD−ROMディスクから、圧
縮画像データ、描画命令及びCPU42が実行するプロ
グラムが、CD−ROMドライバ53、CD−ROMデ
コーダ52を介して読み出され、ソーティングコントロ
ーラ45によってメインメモリ43にロードされる。そ
して、ロードされたデータのうち、色変換テーブルの情
報は、フレームメモリ63の領域CLUTに転送され
る。
【0039】[描画命令列についての処理と転送]物体
の面を構成するポリゴンは、3次元的な奥行きの情報で
あるZデータに従って奥行き方向の深い位置にあるポリ
ゴンから順に描画することにより、2次元画像表示面に
立体的に画像を表示することができる。CPU42は、
このように奥行き方向の深い位置にあるポリゴンから順
に、描画装置部61で描画が行われるようにするための
描画命令列をメインメモリ43上に作成する。
【0040】ところで、コンピュータグラフィックスで
は、Zデータを各ピクセル毎にメモリに記憶しておいて
ポリゴンの表示優先順位を決定するようにする、いわゆ
るZバッファ法を用いている。しかし、このZバッファ
法では、Zデータを記憶するために大容量メモリを使用
しなければならない。そこで、この例では、次のように
してポリゴンの表示優先順位を決定する処理をCPU4
2が行うようにする。
【0041】このため、この例では、ポリゴン描画命令
IPは、図3Aに示すような構造となっている。すなわ
ち、ポリゴン描画命令IPは、ポリゴン描画データPD
の前に、ヘッダを備えており、このヘッダ部分は、タグ
TGとコマンド識別コードCODEとを備えている。
【0042】タグTGには、次の描画命令が格納されて
いるメインメモリ43上のアドレスが書き込まれる。コ
マンド識別コードCODEには、その描画命令がどのよ
うな内容のものであるかを示す識別データIDPと、そ
の描画命令にとって必要な他の情報を含む。ポリゴン描
画データPDは、ポリゴンの頂点座標などのデータから
なる。描画命令IPが、例えば四角形ポリゴンの描画命
令であって、そのポリゴンの中を1色でマッピングする
場合には、識別データIDPは、それを示すものとなっ
ており、必要な他の情報としては、マッピングする色デ
ータが記述される。
【0043】図3Bは、この四角形ポリゴンの描画命令
の場合で、ポリゴン描画データPDに、4点の座標(X
0,Y0),(X1,Y1),(X2,Y2),(X
3,Y3)が記述されており、コマンド識別コードCO
DEに、そのポリゴンの中を1色でマッピングするため
の3原色の色データ(R,G,B)を含んでいる。
【0044】CPU42は、コントロールパッド71か
らのユーザーの操作入力に基づいて、物体や視点の動き
を計算し、メインメモリ43上にポリゴン描画命令列を
作成する。ついで、Zデータによって、ポリゴン描画命
令列のタグを、表示順序の通りに書き換える。このと
き、メインメモリ43上の各描画命令のアドレスは、変
更せずに、タグのみを書き換える。
【0045】この描画命令列が完成すると、ソーティン
グコントローラ45は、各描画命令のタグTGを順番に
たどって、1描画命令毎に、メインメモリ43から描画
装置部61に転送する。このため、FIFOバッファ6
2は、1描画命令分の容量を備えていればよい。
【0046】描画装置部61では、送られてきたデータ
が、既にソートされた状態にあるので、図4に示すよう
にして、ポリゴン描画命令IP1,IP2,IP3,
…,IPnを、そのタグTG1,TG2,TG3,…,
TGnに従って順次実行してフレームメモリ63の画像
メモリ領域ADに結果を格納する。
【0047】このポリゴン描画の際、データは、描画装
置部61の勾配計算ユニットに送られ、勾配計算が行な
われる。勾配計算は、ポリゴン描画で多角形の内側をマ
ッピングデータで埋めていく際、マッピングデータの平
面の傾きを求める計算である。テクスチャーの場合はテ
クスチャー画像データでポリゴンが埋められ、また、グ
ーローシェーディングの場合は輝度値でポリゴンが埋め
られる。
【0048】物体の表面を構成するポリゴンにテクスチ
ャーを貼り付ける場合には、テクスチャー領域ATのテ
クスチャーデータが2次元写像変換される。例えば、図
5Aに示すようなテクスチャーパターンT1,T2,T
3は、図5Bに示すような物体の各面のポリゴンに適合
するように、2次元スクリーン上の座標に変換される。
このように写像変換されたテクスチャーパターンT1,
T2,T3が図5Cに示すように、物体OB1の表面に
貼り付けられる。そして、これが、画像メモリ領域AD
に配置され、画像表示モニター65の表示画面上に表示
される。
【0049】静止画テクスチャーの場合には、メインメ
モリ43上のテクスチャーパターンが、描画装置部61
を介して、フレームメモリ63上のテクスチャー領域A
Tに転送される。描画装置部61は、これをポリゴンに
貼り付ける。これにより、物体に静止画のテクスチャー
が実現される。この静止画のテクスチャーパターンのデ
ータは、CD−ROMディスクに記録しておくことがで
きる。
【0050】さらに、動画のテクスチャーが可能であ
る。動画テクスチャーの場合には、後述するように、画
像伸長装置部51で伸長デコードされた動画データはフ
レームメモリ63上のテクスチャー領域ATに送られ
る。テクスチャー領域ATは、フレームメモリ63内に
設けられているので、テクスチャーパターン自身も、フ
レーム毎に書き換えることが可能である。このように、
テクスチャー領域ATに動画を送ると、テクスチャーが
1フレーム毎に動的に書き換えられて変化する。このテ
クスチャー領域ATの動画により、ポリゴンへのテクス
チャーマッピングを行えば、動画のテクスチャーが実現
される。
【0051】[圧縮画像データの伸長及び転送]メイン
メモリ43の入力データのうち、圧縮画像データは、C
PU42がハフマン符号のデコード処理を行った後、再
びCPU42によりメインメモリ43に書き込まれる。
そして、ソーティングコントローラ45は、このハフマ
ン符号のデコード処理後の画像データをメインメモリ4
3からFIFOバッファ54を介して画像伸長装置部5
1に転送する。これに先立ち、CPU42から画像伸長
装置部51には、通常モードでのデコードを行うか、高
解像度モードでのデコードを行うかの指示が与えられ
る。画像伸長装置部51は、逆量子化の処理と、逆DC
Tの処理を行って、CPU42からの指示にしたがった
モードで画像データの伸長デコード処理を行う。
【0052】伸長された画像データは、ソーティングコ
ントローラ45が、FIFOバッファ55を介してメイ
ンメモリ43に転送する。この場合、画像伸長装置部5
1は、前述したように、マクロブロック単位で画像デー
タの伸長処理を行う。このため、メインメモリ43から
は前記マクロブロック単位の圧縮データが入力用FIF
Oバッファ54に、ソーティングコントローラ45によ
り転送される。そして、画像伸長装置部51は、1マク
ロブロックの伸長デコード処理が終了すると、その結果
の伸長画像データを出力用FIFOバッファ55に入れ
ると共に、入力用FIFOバッファ54から次のマクロ
ブロックの圧縮データを取り出して、伸長デコード処理
を行う。
【0053】ソーティングコントローラ45は、システ
ムバス41が開放されていて、かつ、画像伸長装置部5
1の出力用FIFOバッファ55が空でなければ、1マ
クロブロックの伸長画像データをメインメモリ43に転
送し、次の1マクロブロックの圧縮画像データをメイン
メモリ43から画像伸長装置部51の入力用FIFOバ
ッファ54に転送する。
【0054】CPU42は、伸長された画像データのマ
クロブロックが一定量、メインメモリ43に蓄積された
時点で、当該伸長データを描画装置部61を介してフレ
ームメモリ63に転送する。この際に、伸長画像データ
がフレームメモリ63の画像メモリ領域ADに転送され
れば、そのまま背景動画像として画像モニター装置65
で表示されることになる。また、フレームメモリ63の
テクスチャー領域ATに転送される場合もある。このテ
クスチャー領域ATの画像データは、テクスチャー画像
として、ポリゴンの修飾に使用される。
【0055】この場合に、背景動画像に描画画像が合成
されるときには、その背景動画像の画像データは、通常
モードの第1のビット数の画像データとして伸長デコー
ドされ、フレームメモリ63に転送される。また、伸長
された画像データがテクスチャー領域ATに転送される
場合も同様に、通常モードの第1のビット数の画像デー
タとして伸長デコードされる。描画画像のデータは第1
のビット数で形成されるからである。そして、描画画像
と合成されない背景画の場合には、高解像度の第2のビ
ット数の画像データとして伸長デコードされる。
【0056】なお、画像伸長装置部51で伸長デコード
された画像データを、メインメモリ43からフレームメ
モリ63に転送する場合には、この例においては、以下
に示すような転送命令を使用する。このように、伸長画
像データを転送命令形式に変換するのは、CPU42で
行う。
【0057】すなわち、図6は、この転送命令の構造を
示す図である。この転送命令は、描画命令とほぼ同様の
形式を有するもので、先頭にタグTGを備え、その次に
識別データIDPを備える。タグTGは、描画命令と同
様に、次の描画命令あるいは転送命令が格納されている
メインメモリ43のアドレス値からなる。識別データI
DPには、これが伸長画像データの転送命令であること
示すデータが記述される。
【0058】そして、図6において、次のデータ「H」
と「W」は、転送する伸長データ領域の高さ及び幅を示
すものである。この転送領域の高さ及び幅は、1フレー
ム分の画面における領域に対応している。また、データ
「X」と「Y」は、転送先の座標を示している。この座
標は、転送領域が矩形であるので、その矩形領域の左上
の座標を示している。そして、この座標は、転送先がフ
レームメモリ63の画像メモリ領域AD内であれば、そ
の領域AD内の座標であり、テクスチャー領域AT内で
あれば、その領域AT内の座標である。
【0059】この伸長画像データの転送命令の場合、以
上のタグTGから座標「X」、「Y」まではヘッダであ
り、識別データIDPからヘッダの大きさが識別され
る。識別データIDPから座標「X」、「Y」までは、
図3の描画命令のコマンド識別コードCODEに対応す
る。
【0060】このヘッダに続いて伸長画像データの画素
データPIX0、PIX1、PIX2、…、PIXn
が、この転送命令に含まれる。前述したように、各画素
データは、通常モードでは15ビットであり、高解像度
モードでは24ビットである。そして、この転送命令の
単位で、ソーティングコントローラ45により、メイン
メモリ43から描画装置部61を介してフレームメモリ
63に伸長画像データが転送される。
【0061】ところで、上述したように、画像伸長装置
部51は、1フレームの画像を横×縦=16×16画素
からなるマクロブロックに分割してマクロブロック単位
で伸長デコードを行っている。今、例えば、1フレーム
が横×縦=320×240の画素からなる画像を想定し
た場合、図7に示すように、1フレームは、300個の
マクロブロックに分けられる。
【0062】この300個のマクロブロックを描画装置
部61に転送するに当たって、マクロブロック単位で転
送命令を作成した場合には、ヘッダ部分のオーバーヘッ
ドが大き過ぎるものとなる。そこで、この例では、図8
に示すように、縦方向の1列の複数個(図8では15
個)のマクロブロックを繋げて、これを転送命令で送る
単位とするようにしている。
【0063】1フレームの最初の転送命令の例を図9に
示す。すなわち、図9では、座標「X」「Y」が「0」
「0」となっている。次の転送命令では、その座標
「X」「Y」が「16」「0」となる。
【0064】このように、伸長画像データも、描画命令
と同様の形式の転送命令形式に変換したので、タグTG
を利用することにより、ポリゴンの描画命令と、転送命
令とを混在させてソーティングコントローラ45による
転送ならびに、描画装置部61によるフレームメモリ6
3での画像の描画、生成を実行することができる。
【0065】[フレームメモリ63からの画像データ読
み出し処理の説明]まず、CPU42は、フレームメモ
リ63の画像メモリ領域ADの一方のフレームバッファ
領域A(表示バッファとなっている)の画像データを画
像モニター装置67に出力するように描画装置部61に
対して命令を出す。このとき、通常モードか、高解像度
モードかを指示するモード切り換え制御信号も、CPU
42は、描画装置部61に送る。
【0066】通常モードが指定されたときは、描画装置
部61は、スイッチSW1及びSW2をN側に切り換
え、アンパック回路64を選択する。このとき、フレー
ムメモリ63の画像メモリ領域ADの表示バッファに
は、図10Aで楕円で囲んで示すように、画素データP
IXのそれぞれは15ビット(2バイト)毎に書き込ま
れた状態となっている。
【0067】アンパック回路64は、前述したように、
フレームメモリ63の画像メモリ領域ADの表示バッフ
ァから15ビット(2バイト)毎に画像データを読み出
し、読み出した画像データをD/Aコンバータ66に順
次転送してアナログ画像信号に変換する。これにより、
画像モニター装置67の画面には、その再生画像が映出
される。この例の場合、この通常モードで表示されるの
は、描画画像のみ、描画されたポリゴンにテクスチ
ャー画像が張り付けられた合成画像、伸長デコードに
より得られた15ビット/画素の動画または静止画から
なる背景画中に多数のポリゴンとして描画された描画画
像が合成されたもの、伸長デコードにより得られた1
5ビット/画素の動画または静止画のみ、などである。
【0068】高解像度モードが指定されたときは、描画
装置部61は、スイッチSW1及びSW2をH側に切り
換え、アンパック回路65を選択する。このとき、フレ
ームメモリ63の画像メモリ領域ADの表示バッファに
は、図10Bで楕円で囲んで示すように、画素データP
IXのそれぞれは24ビット(3バイト)毎に書き込ま
れた状態となっている。
【0069】アンパック回路65は、フレームメモリ6
3の画像メモリ領域ADの表示バッファから24ビット
(3バイト)毎に画像データを読み出し、読み出した画
像データをD/Aコンバータ66に順次転送してアナロ
グ画像信号に変換する。これにより、画像モニター装置
67の画面には、その再生画像が映出される。この例の
場合、この高解像度モードで表示されるのは、伸長デコ
ードにより得られた24ビット/画素の動画または静止
画である。
【0070】この一方のフレームバッファAの画像デー
タの読み出しの間に、CPU42は、次に描画装置部6
1に転送するデータをメインメモリ43において生成す
る。描画命令列の生成の場合には、コントロールパッド
71の操作入力を読み込み、この操作入力に応じて、メ
インメモリ43の一方のパケットバッファ(設定パケッ
トバッファとなっている)の描画命令列の座標値を更新
すると共に、描画命令列の各描画命令のタグを書き換え
る。伸長画像データの場合には、前述したような転送命
令形式のデータに変換する。15ビット/画素の伸長画
像データか、24ビット/画素の伸長画像データかは、
CPU42が認識している。
【0071】そして、CPU42による描画命令生成処
理あるいは伸長画像データの転送命令形式への変更処理
の間隙をぬって、ソーティングコントローラ45によ
り、他方のフレームバッファ領域B(描画バッファとな
っている)には、メインメモリ43から描画命令列ある
いは伸長画像データが転送される。このとき転送される
データが描画命令列か、15ビット/画素の伸長画像デ
ータか、24ビット/画素の伸長画像データかは、CP
U42が認識していることになる。
【0072】次に、メインメモリ43からの描画命令列
や転送命令列がすべて描画装置部61に転送されたと
き、CPU42は、フレームメモリ63の他方のフレー
ムバッファ領域Bを表示バッファとして、これより描画
画像データや伸長画像データを読み出して、画像モニタ
ー装置65に出力するように、描画装置部61に対して
命令を出す。このとき、前述と同様に、通常モードか、
高解像度モードかを指示するモード切り換え制御信号
も、CPU42は、描画装置部61に送るので、描画装
置部61は、前述と同様にして、スイッチSW1及びS
W2の切り換えを行い、通常モードと高解像度モードに
応じた読み出し処理を行う。なお、このとき、同時に、
フレームメモリ63のフレームバッファ領域Aは描画バ
ッファに切り換えられる。
【0073】そして、他方のフレームバッファ領域Bを
表示バッファ領域として画像データを読み出している間
に、前述したようにして、CPU42は、次に描画装置
部61に転送するデータをメインメモリ43において生
成する。そして、CPU42による描画命令生成処理あ
るいは伸長画像データの転送命令形式への変更処理の間
隙をぬって、ソーティングコントローラ45により、一
方のフレームバッファ領域A(描画バッファとなってい
る)には、メインメモリ43から描画命令列あるいは伸
長画像データが転送される。
【0074】以上の動作を繰り返し行うことにより、動
きのある画像が表示できる。しかも、通常モードと高解
像度モードとに応じてアンパック回路64、65を切り
換えて、フレームメモリ63に書き込まれている画像デ
ータの画質に応じた読み出し処理が行われるものであ
る。
【0075】なお、以上の説明では、1画素当たりのビ
ット数が2通りの場合を例にとったが、3通り以上の場
合であっても、同様にこの発明を適用できることはいう
までもない。
【0076】また、以上の例では、CD−ROMディス
クに画像データやアプリケーションプログラムを記録し
たが、記録媒体としては、例えば磁気ディスク、メモリ
カードのような半導体メモリなどの他の記録媒体を使用
することもできる。
【0077】また、画像のデータ圧縮方法としては、D
CTを使用したが、その他、種々の画像データ圧縮方法
を使用することができる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フレームメモリの1画素当たりのビット数を、表示
される画像の画質に応じて最適化することができ、フレ
ームメモリを効率的に使用できる。
【0079】しかも、この発明においては、フレームメ
モリから画像データを読み出す回路を、画質に応じたビ
ット数/画素に応じて切り換えるようにするため、フレ
ームメモリ自体は、ビット数の変化の影響を受けること
はなく、フレームメモリとして特殊のものを使用する必
要はない。
【0080】また、この発明をゲーム機に適用した場合
には、描画命令による画像に加えて、高画質の動画や静
止画が、適宜、映出されるため、より臨場感のあるゲー
ムの画面を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による画像処理装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】この発明の一実施例におけるメモリ領域の説明
のための図である。
【図3】この発明の一実施例におけるポリゴン描画命令
の例を示す図である。
【図4】この発明の一実施例におけるポリゴンの描画表
示順序を説明するための図である。
【図5】テクスチャーマッピングの説明のための図であ
る。
【図6】この発明の一実施例における画像データの転送
時のデータ構造の例を説明するための図である。
【図7】1フレームの画像の例を示す図である。
【図8】この発明の一実施例における画像データの転送
単位を説明するための図である。
【図9】この発明の一実施例における画像データの転送
時のデータ構造の例を示す図である。
【図10】この発明の一実施例における1画素当たりの
ビット数の複数の例を説明するための図である。
【符号の説明】
41 システムバス 42 CPU 43 メインメモリ 44 座標演算装置部 45 ソーティングコントローラ 46 キャッシュメモリ 51 画像伸長装置部 52 CD−ROMデコーダ 53 CD−ROMドライバ 54、55 FIFOバッファ 61 描画装置部 62 FIFOバッファ 63 フレームメモリ 65 画像表示モニター装置 71 コントロールパッド AD 画像メモリ領域 AT テクスチャー領域 PIX 画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古橋 真 東京都港区赤坂8丁目1番22号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内 (72)発明者 田中 正善 東京都港区赤坂8丁目1番22号 株式会社 ソニー・コンピュータエンタテインメント 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームメモリを備え、このフレームメモ
    リに書き込まれた画像データを順次読み出して、画像表
    示用データとするようにする装置において、 前記フレームメモリに書き込まれた画像データが、各画
    素が第1のビット数で書き込まれた画像データか、各画
    素が前記第1のビット数とは異なる第2のビット数で書
    き込まれた画像データかを認識する認識手段と、 前記フレームメモリから、画像データを、各画素が前記
    第1のビット数であるとして読み出す第1の画像データ
    読み出し手段と、 前記フレームメモリから、画像データを、各画素が前記
    第2のビット数であるとして読み出す第2の画像データ
    読み出し手段と、 前記認識手段からの認識情報に基づいて、前記第1の画
    像データ読み出し手段と、前記第2の画像データ読み出
    し手段とを切り換える手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  2. 【請求項2】フレームメモリと、 前記フレームメモリ上において、描画命令にしたがって
    描画を行い、各画素が第1のビット数からなる描画画像
    データを前記フレームメモリに生成する描画手段と、 前記フレームメモリに、このフレームメモリに転送され
    てきた画像データを順次に書き込む画像データ書き込み
    手段と、 前記転送されてきた画像データが、その各画素が前記第
    1のビット数で構成されたものであるか、その各画素が
    前記第1のビット数より大きい第2のビット数で構成さ
    れたものであるかを認識する認識手段と、 前記フレームメモリから、画像データを、各画素が前記
    第1のビット数であるとして読み出す第1の画像データ
    読み出し手段と、 前記フレームメモリから、画像データを、各画素が前記
    第2のビット数であるとして読み出す第2の画像データ
    読み出し手段と、 前記認識手段からの認識情報に基づいて、前記第1の画
    像データ読み出し手段と、前記第2の画像データ読み出
    し手段とを切り換える手段とを備えることを特徴とする
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】前記フレームメモリに転送されてくるの
    は、動画あるいは静止画の画像データであり、当該画像
    データが前記第1のビット数で構成されるときに、この
    画像データと、前記描画画像データとの合成を行う手段
    を設けてなる請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】前記描画命令は、操作入力手段からの操作
    入力に応じたものであるゲーム機の構成とされてなる請
    求項2または請求項3に記載の画像処理装置。
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