JPH07286477A - 開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置 - Google Patents
開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置Info
- Publication number
- JPH07286477A JPH07286477A JP6104836A JP10483694A JPH07286477A JP H07286477 A JPH07286477 A JP H07286477A JP 6104836 A JP6104836 A JP 6104836A JP 10483694 A JP10483694 A JP 10483694A JP H07286477 A JPH07286477 A JP H07286477A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- reference value
- motor
- average value
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 title claims abstract description 30
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 66
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 16
- 239000005357 flat glass Substances 0.000 abstract description 20
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 abstract description 3
- 241001074085 Scophthalmus aquosus Species 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 7
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000007613 environmental effect Effects 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 3
- 208000027418 Wounds and injury Diseases 0.000 description 2
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 208000014674 injury Diseases 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 238000007493 shaping process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 モータ駆動の開閉装置の挟み込み検出装置に
おいて、摩擦抵抗の増加などを挟み込みと誤って判断し
て誤作動することを防止し、より正確な挟み込み検出を
実現する。 【構成】 モータMの回転をパルスとして検出するサン
プリング部21、それによりパルス間隔を順次検出する
パルス間隔検出部23、パルスの個数が所定の数に達し
たときにそれらのパルス間隔の平均値を算出する平均値
演算部24、えられた平均値から基準値を算出する基準
値算出部25、新たに検出されるパルス間隔と基準値と
を順次比較する比較部27、およびパルス間隔が連続し
て2回基準値を超え、しかも2回目の方が1回目より大
きいときに挟み込み検出信号を出す判断部28からなる
挟み込み検出装置の構成。
おいて、摩擦抵抗の増加などを挟み込みと誤って判断し
て誤作動することを防止し、より正確な挟み込み検出を
実現する。 【構成】 モータMの回転をパルスとして検出するサン
プリング部21、それによりパルス間隔を順次検出する
パルス間隔検出部23、パルスの個数が所定の数に達し
たときにそれらのパルス間隔の平均値を算出する平均値
演算部24、えられた平均値から基準値を算出する基準
値算出部25、新たに検出されるパルス間隔と基準値と
を順次比較する比較部27、およびパルス間隔が連続し
て2回基準値を超え、しかも2回目の方が1回目より大
きいときに挟み込み検出信号を出す判断部28からなる
挟み込み検出装置の構成。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は開閉機構における挟み込
み検出装置およびそれを用いた挟み込み防止装置、なら
びにそれを用いた開閉装置に関する。さらに詳しくは、
自動車のパワーウインドなどのような、モータにより駆
動される開閉機構において、誤って人の手などを挟み込
んだとき、そのことを検出する検出装置、および挟み込
みを検出したときに直ちに開閉機構を安全側に操作する
挟み込み防止装置、ならびにその挟み込み防止装置を備
えた開閉機構に関する。
み検出装置およびそれを用いた挟み込み防止装置、なら
びにそれを用いた開閉装置に関する。さらに詳しくは、
自動車のパワーウインドなどのような、モータにより駆
動される開閉機構において、誤って人の手などを挟み込
んだとき、そのことを検出する検出装置、および挟み込
みを検出したときに直ちに開閉機構を安全側に操作する
挟み込み防止装置、ならびにその挟み込み防止装置を備
えた開閉機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のドア窓やスライド開閉式
のサンルーフなどにおいて、モータ駆動によりウインド
ガラスを往復移動させて窓の開口部を開閉するようにし
たパワーウインド装置が知られている。この種のパワー
ウインド装置では、閉操作時に誤って乗客の手などをウ
インドガラスと窓枠との間に挟み込む事故が生ずる場合
がある。このような挟み込みによる怪我を防止する観点
から、従来、その挟み込みを初期の段階で検出し、速や
かにウインドガラスを停止させ、あるいは反転させる挟
み込み防止装置が提案されている。たとえば実開昭62
−193082号公報では、駆動用モータの脈動電流
(リップル)をパルスとして取り出し、そのパルス間隔
を測定することによりモータの回転速度および回転速度
変動率を検出し、基準値との比較処理を行って挟み込み
を検出する装置、およびその挟み込みの検出に基づいて
ウインドガラスを所定幅だけ開方向に移動させた後、モ
ータを停止させる制御部を備えた自動車用窓ガラス自動
昇降装置を提案している。
のサンルーフなどにおいて、モータ駆動によりウインド
ガラスを往復移動させて窓の開口部を開閉するようにし
たパワーウインド装置が知られている。この種のパワー
ウインド装置では、閉操作時に誤って乗客の手などをウ
インドガラスと窓枠との間に挟み込む事故が生ずる場合
がある。このような挟み込みによる怪我を防止する観点
から、従来、その挟み込みを初期の段階で検出し、速や
かにウインドガラスを停止させ、あるいは反転させる挟
み込み防止装置が提案されている。たとえば実開昭62
−193082号公報では、駆動用モータの脈動電流
(リップル)をパルスとして取り出し、そのパルス間隔
を測定することによりモータの回転速度および回転速度
変動率を検出し、基準値との比較処理を行って挟み込み
を検出する装置、およびその挟み込みの検出に基づいて
ウインドガラスを所定幅だけ開方向に移動させた後、モ
ータを停止させる制御部を備えた自動車用窓ガラス自動
昇降装置を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】窓を開閉するウインド
ガラスは通常、ドアサッシによりガイドされるため、サ
ッシとの摺動抵抗が無視できない。さらにウインドレギ
ュレータなどの機構部には機械抵抗も存在する。しかも
このようなサッシ抵抗や機械抵抗は、ウインドガラスの
位置や気温などの環境の変化によっても大きく変化し、
駆動用モータの回転数、ひいてはそのモータからのパル
ス間隔を変動させる大きな原因になる。
ガラスは通常、ドアサッシによりガイドされるため、サ
ッシとの摺動抵抗が無視できない。さらにウインドレギ
ュレータなどの機構部には機械抵抗も存在する。しかも
このようなサッシ抵抗や機械抵抗は、ウインドガラスの
位置や気温などの環境の変化によっても大きく変化し、
駆動用モータの回転数、ひいてはそのモータからのパル
ス間隔を変動させる大きな原因になる。
【0004】ところが前述の従来の昇降装置では、駆動
用モータから出てくるパルスの間隔を絶対値として検出
すると共に、そのパルス間隔を特定の基準値と直接比較
したり、またはパルス間隔の変動率を算出し、基準値と
比較するようにしている。そのため、閉動作時の途中に
おけるサッシ抵抗や機械抵抗の増加により、パルス間隔
が一時的に増大した場合でも、制御部の誤った判断によ
り駆動部の作動が停止したり、あるいは開動作に移行す
るなどの誤動作を生じるおそれがあり、挟み込み検出の
確実性、信頼性において充分とはいえない問題がある。
用モータから出てくるパルスの間隔を絶対値として検出
すると共に、そのパルス間隔を特定の基準値と直接比較
したり、またはパルス間隔の変動率を算出し、基準値と
比較するようにしている。そのため、閉動作時の途中に
おけるサッシ抵抗や機械抵抗の増加により、パルス間隔
が一時的に増大した場合でも、制御部の誤った判断によ
り駆動部の作動が停止したり、あるいは開動作に移行す
るなどの誤動作を生じるおそれがあり、挟み込み検出の
確実性、信頼性において充分とはいえない問題がある。
【0005】本発明はウインドレギュレータなどのモー
タ駆動の開閉装置における機械抵抗や環境の影響による
誤動作を防ぐと共に、挟み込み検出の安定性および信頼
性を向上させることを技術課題とするものである。
タ駆動の開閉装置における機械抵抗や環境の影響による
誤動作を防ぐと共に、挟み込み検出の安定性および信頼
性を向上させることを技術課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の挟み込み検出装
置は、モータにより往復駆動される開閉機構における挟
み込み検出装置であって、前記モータの、少なくとも開
閉機構を閉じる方向の回転のときに、回転角度に応じて
パルスを発生する手段と、発生してくるパルス列のパル
ス間隔を順次検出する手段と、所定数のパルス間隔の平
均値を算出する手段と、その平均値に基づいて基準値を
算出する手段と、前記基準値と新たに検出されるパルス
間隔とを順次比較し、パルス間隔が基準値を超えている
とき、異常検出信号を出す手段と、その異常検出信号に
基づいて検出信号を出力する手段とからなることを特徴
としている。
置は、モータにより往復駆動される開閉機構における挟
み込み検出装置であって、前記モータの、少なくとも開
閉機構を閉じる方向の回転のときに、回転角度に応じて
パルスを発生する手段と、発生してくるパルス列のパル
ス間隔を順次検出する手段と、所定数のパルス間隔の平
均値を算出する手段と、その平均値に基づいて基準値を
算出する手段と、前記基準値と新たに検出されるパルス
間隔とを順次比較し、パルス間隔が基準値を超えている
とき、異常検出信号を出す手段と、その異常検出信号に
基づいて検出信号を出力する手段とからなることを特徴
としている。
【0007】このような装置においては、前記平均値を
算出する手段は、発生したパルスをカウントする手段
と、前記検出されたパルス間隔を少なくとも所定数だけ
記憶する手段とを有し、前記パルスのカウント数が所定
数に達したとき、記憶されている所定数のパルス間隔に
基づいて平均値を演算するものとすることができる。そ
の場合は、つぎに基準値が更新されるまでその基準値を
記憶しておき、その基準値とパルス間隔とを比較してい
く。さらにカウント手段は新たにカウントを始め、記憶
する手段は新たにパルス間隔を順次記憶していくように
する。
算出する手段は、発生したパルスをカウントする手段
と、前記検出されたパルス間隔を少なくとも所定数だけ
記憶する手段とを有し、前記パルスのカウント数が所定
数に達したとき、記憶されている所定数のパルス間隔に
基づいて平均値を演算するものとすることができる。そ
の場合は、つぎに基準値が更新されるまでその基準値を
記憶しておき、その基準値とパルス間隔とを比較してい
く。さらにカウント手段は新たにカウントを始め、記憶
する手段は新たにパルス間隔を順次記憶していくように
する。
【0008】また平均値を算出する手段は、パルスをカ
ウントする手段と、検出されたパルス間隔を順次加算
し、その加算された結果を記憶する手段と、カウント手
段のカウント数が所定数に達したとき、加算したパルス
間隔の総和を前記所定数で徐算して平均値を求めるもの
とすることもできる。この場合も、前記基準値を算出す
る手段がその算出された平均値に基づいて新たな基準値
を算出し、基準値記憶手段に記憶する。また前記カウン
ト手段はパルスを新たにカウントし始め、記憶手段はパ
ルス間隔を新たに加算し始めるようにする。
ウントする手段と、検出されたパルス間隔を順次加算
し、その加算された結果を記憶する手段と、カウント手
段のカウント数が所定数に達したとき、加算したパルス
間隔の総和を前記所定数で徐算して平均値を求めるもの
とすることもできる。この場合も、前記基準値を算出す
る手段がその算出された平均値に基づいて新たな基準値
を算出し、基準値記憶手段に記憶する。また前記カウン
ト手段はパルスを新たにカウントし始め、記憶手段はパ
ルス間隔を新たに加算し始めるようにする。
【0009】さらに前記平均値を算出する手段として、
検出された所定数のパルス間隔を記憶する手段と、もっ
とも古いパルス間隔の記憶を新たに検出されたパルス間
隔に更新する手段と、記憶しているパルス間隔の平均値
を演算する手段とから構成することもできる。
検出された所定数のパルス間隔を記憶する手段と、もっ
とも古いパルス間隔の記憶を新たに検出されたパルス間
隔に更新する手段と、記憶しているパルス間隔の平均値
を演算する手段とから構成することもできる。
【0010】前記基準値は、前記パルス間隔の平均値に
一定の係数を乗ずることにより定めることができる。ま
たその係数は、開閉機構の位置に応じて変動させるよう
にしてもよい。さらに前記挟み込み検出信号を出力する
手段は、パルス間隔が基準値を超え、かつ次に検出され
たパルス間隔がさらに前記パルス間隔を超えているとき
に、初めて挟み込み検出信号を出力するものであるのが
好ましい。
一定の係数を乗ずることにより定めることができる。ま
たその係数は、開閉機構の位置に応じて変動させるよう
にしてもよい。さらに前記挟み込み検出信号を出力する
手段は、パルス間隔が基準値を超え、かつ次に検出され
たパルス間隔がさらに前記パルス間隔を超えているとき
に、初めて挟み込み検出信号を出力するものであるのが
好ましい。
【0011】本発明の挟み込み防止装置は、前記いずれ
かの挟み込み検出装置と、その検出装置から挟み込み検
出信号が出力されたとき、モータを停止させ、または開
方向に回転させる手段とから構成される。本発明の開閉
装置は、モータと、そのモータにより開閉駆動される開
閉機構と、前記モータおよびその制御部に設けられる前
記挟み込み防止装置とから構成される。
かの挟み込み検出装置と、その検出装置から挟み込み検
出信号が出力されたとき、モータを停止させ、または開
方向に回転させる手段とから構成される。本発明の開閉
装置は、モータと、そのモータにより開閉駆動される開
閉機構と、前記モータおよびその制御部に設けられる前
記挟み込み防止装置とから構成される。
【0012】
【作用】本発明の挟み込み検出装置においては、開閉機
構の開閉部に物が挟まり、抵抗が増大すると、モータの
回転速度が低下し、パルス発生手段により発せられるパ
ルス間隔が増大する。そのためパルス間隔検出手段が検
出したパルス間隔が基準値を超える。そのことは比較手
段により検出され、それに基づいて挟み込み検出信号が
出力される。その場合の基準値は固定しておらず、過去
の複数個のパルス間隔の平均値に基づいて定めたもので
ある。そのため、開閉機構の機構部の摩擦抵抗やウイン
ドガラスと窓サッシとの摺動抵抗が環境の変化などに応
じて変動した場合、その変動に応じて基準値自体が変動
し、常時適切な基準値と比較することになる。すなわち
気温が低下して摺動摩擦抵抗が増大した場合は、それに
応じて基準値が増大し、逆に気温が上昇して摩擦抵抗が
減少した場合には基準値が低下する。そのため、そのよ
うな環境の変化などに基づく摩擦抵抗の変動により生ず
る誤検出および誤作動が防止される。
構の開閉部に物が挟まり、抵抗が増大すると、モータの
回転速度が低下し、パルス発生手段により発せられるパ
ルス間隔が増大する。そのためパルス間隔検出手段が検
出したパルス間隔が基準値を超える。そのことは比較手
段により検出され、それに基づいて挟み込み検出信号が
出力される。その場合の基準値は固定しておらず、過去
の複数個のパルス間隔の平均値に基づいて定めたもので
ある。そのため、開閉機構の機構部の摩擦抵抗やウイン
ドガラスと窓サッシとの摺動抵抗が環境の変化などに応
じて変動した場合、その変動に応じて基準値自体が変動
し、常時適切な基準値と比較することになる。すなわち
気温が低下して摺動摩擦抵抗が増大した場合は、それに
応じて基準値が増大し、逆に気温が上昇して摩擦抵抗が
減少した場合には基準値が低下する。そのため、そのよ
うな環境の変化などに基づく摩擦抵抗の変動により生ず
る誤検出および誤作動が防止される。
【0013】平均値を算出する手段として、所定数のパ
ルス間隔を記憶する手段と、その記憶しているパルス間
隔に基づいて平均値を演算する手段と、演算した基準値
を記憶しておく手段とを採用するときは、記憶手段の個
数(容量)を少なくすることができる。さらに平均値の
算出をパルスの検出と平行して行うことができるので、
動作速度が速い。他方、平均値を算出する手段として、
パルスをカウントする手段と、検出されたパルス間隔を
順次加算し、その加算された結果を記憶する手段と、カ
ウント手段のカウント数が所定数に達したとき、加算し
たパルス間隔の総和を前記所定数で徐算して平均値を求
める手段とから構成するときは、パルス間隔を記憶する
手段が総和を記憶する手段だけでよいので、記憶手段の
個数(容量)を一層少なくすることができる。
ルス間隔を記憶する手段と、その記憶しているパルス間
隔に基づいて平均値を演算する手段と、演算した基準値
を記憶しておく手段とを採用するときは、記憶手段の個
数(容量)を少なくすることができる。さらに平均値の
算出をパルスの検出と平行して行うことができるので、
動作速度が速い。他方、平均値を算出する手段として、
パルスをカウントする手段と、検出されたパルス間隔を
順次加算し、その加算された結果を記憶する手段と、カ
ウント手段のカウント数が所定数に達したとき、加算し
たパルス間隔の総和を前記所定数で徐算して平均値を求
める手段とから構成するときは、パルス間隔を記憶する
手段が総和を記憶する手段だけでよいので、記憶手段の
個数(容量)を一層少なくすることができる。
【0014】またパルス間隔の平均値を算出する手段
を、検出された所定数のパルス間隔を記憶する手段と、
もっとも古いパルス間隔の記憶を新たに検出されたパル
ス間隔に更新する手段と、記憶しているパルス間隔の平
均値を演算する手段とから構成するときは、常にもっと
も新しい平均値と比較することができるので、誤検出を
一層確実に防止することができる。
を、検出された所定数のパルス間隔を記憶する手段と、
もっとも古いパルス間隔の記憶を新たに検出されたパル
ス間隔に更新する手段と、記憶しているパルス間隔の平
均値を演算する手段とから構成するときは、常にもっと
も新しい平均値と比較することができるので、誤検出を
一層確実に防止することができる。
【0015】パルス間隔の平均値から基準値を算出する
場合、パルス間隔のサンプル数や安全率の設定により、
適切な係数を定め、その係数を平均値に掛けて基準値と
するようにすると、基準値の算出を容易に行うことがで
きる。ただし係数は開閉機構の位置などに応じて変動さ
せるようにしてもよい。さらに前記いずれの場合におい
ても、検出したパルス間隔が基準値を超えたときに直ち
挟み込み信号を発するようにすることもできるが、その
1個のパルス間隔が基準値を超えたことを記憶してお
き、さらに直後のパルス間隔が前のパルス間隔より増大
したときに初めて挟み込み信号を出力するようにすれ
ば、誤検出を一層防止することができる。なお増大して
いないときはその記憶をクリヤするようにする。
場合、パルス間隔のサンプル数や安全率の設定により、
適切な係数を定め、その係数を平均値に掛けて基準値と
するようにすると、基準値の算出を容易に行うことがで
きる。ただし係数は開閉機構の位置などに応じて変動さ
せるようにしてもよい。さらに前記いずれの場合におい
ても、検出したパルス間隔が基準値を超えたときに直ち
挟み込み信号を発するようにすることもできるが、その
1個のパルス間隔が基準値を超えたことを記憶してお
き、さらに直後のパルス間隔が前のパルス間隔より増大
したときに初めて挟み込み信号を出力するようにすれ
ば、誤検出を一層防止することができる。なお増大して
いないときはその記憶をクリヤするようにする。
【0016】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明の挟み込み
検出装置、挟み込み防止装置、およびモータ駆動の開閉
装置を説明する。図1は本発明の挟み込み防止装置を備
えた開閉機構用制御回路の一実施例を示すブロック図、
図2はその挟み込み防止装置が適用される開閉機構の一
実施例を示す模式構成図、図3および図4はそれぞれ本
発明の挟み込み検出装置の一実施例の要部を示すブロッ
ク図およびその作用を示すフローチャート、図5は本発
明の挟み込み検出装置の作用を経時的に説明するグラ
フ、図6および図7はそれぞれ本発明の挟み込み検出装
置の他の実施例の要部を示すブロック図である。
検出装置、挟み込み防止装置、およびモータ駆動の開閉
装置を説明する。図1は本発明の挟み込み防止装置を備
えた開閉機構用制御回路の一実施例を示すブロック図、
図2はその挟み込み防止装置が適用される開閉機構の一
実施例を示す模式構成図、図3および図4はそれぞれ本
発明の挟み込み検出装置の一実施例の要部を示すブロッ
ク図およびその作用を示すフローチャート、図5は本発
明の挟み込み検出装置の作用を経時的に説明するグラ
フ、図6および図7はそれぞれ本発明の挟み込み検出装
置の他の実施例の要部を示すブロック図である。
【0017】はじめに図2を参照して、本発明が適用さ
れる開閉機構の一例を説明する。図2の符号1は、自動
車のドアサッシであり、そのドアサッシ1内を昇降する
ウインドガラス2は開閉機構であるウインドレギュレー
タ3により上下に駆動される。ウインドレギュレータ3
は、ウインドガラス2の下端に固定されるキャリアプレ
ート4、ドアパネルに取りつけられてそのキャリアプレ
ート4の上下動をガイドするガイドレール5およびガイ
ドレール5の上下の端部に回転自在に設けられるガイド
プーリ6、7からなる従動部8と、前記ドアパネルに回
転自在に設けられるケーブルドラム9およびそのケーブ
ルドラム9を減速機を介して回転駆動するモータMから
なる駆動部10と、両者を連結するケーブル11とから
構成されている。ケーブル11はその一部がキャリアプ
レート4に係止され、ガイドプーリ6、7によって方向
転換された上で、ケーブルドラム9に係止され、巻つけ
られている。
れる開閉機構の一例を説明する。図2の符号1は、自動
車のドアサッシであり、そのドアサッシ1内を昇降する
ウインドガラス2は開閉機構であるウインドレギュレー
タ3により上下に駆動される。ウインドレギュレータ3
は、ウインドガラス2の下端に固定されるキャリアプレ
ート4、ドアパネルに取りつけられてそのキャリアプレ
ート4の上下動をガイドするガイドレール5およびガイ
ドレール5の上下の端部に回転自在に設けられるガイド
プーリ6、7からなる従動部8と、前記ドアパネルに回
転自在に設けられるケーブルドラム9およびそのケーブ
ルドラム9を減速機を介して回転駆動するモータMから
なる駆動部10と、両者を連結するケーブル11とから
構成されている。ケーブル11はその一部がキャリアプ
レート4に係止され、ガイドプーリ6、7によって方向
転換された上で、ケーブルドラム9に係止され、巻つけ
られている。
【0018】したがってこのものはモータMが一方向に
回転してケーブルドラム9を矢印A方向に回転させる
と、ケーブル11のループを矢印A1方向に循環させ、
ウインドガラス2を上昇させる。またモータMが反対方
向に回転してケーブルドラム9を矢印B方向に回転させ
ると、ウインドガラス2が下降する。本発明の挟み込み
検出装置はこのような構成の開閉機構において、ウイン
ドガラス2を閉じるとき、すなわち図2の場合はウイン
ドガラス2を上昇させる場合において、その上端2aと
ドアサッシ1の上部1aとの間に誤って人の手などを挟
み込んだ場合に、迅速に検出するものであり、挟み込み
防止装置は挟み込みを検出したとき、ただちにモータM
を逆転させることによりウインドガラス2をいくらか下
降させ、かつ停止させるなどにより、安全に対処するた
めのものである。
回転してケーブルドラム9を矢印A方向に回転させる
と、ケーブル11のループを矢印A1方向に循環させ、
ウインドガラス2を上昇させる。またモータMが反対方
向に回転してケーブルドラム9を矢印B方向に回転させ
ると、ウインドガラス2が下降する。本発明の挟み込み
検出装置はこのような構成の開閉機構において、ウイン
ドガラス2を閉じるとき、すなわち図2の場合はウイン
ドガラス2を上昇させる場合において、その上端2aと
ドアサッシ1の上部1aとの間に誤って人の手などを挟
み込んだ場合に、迅速に検出するものであり、挟み込み
防止装置は挟み込みを検出したとき、ただちにモータM
を逆転させることによりウインドガラス2をいくらか下
降させ、かつ停止させるなどにより、安全に対処するた
めのものである。
【0019】図1はそのような開閉機構用の制御回路の
一実施例を示しており、その開閉機構用制御回路13は
前述のモータMの正転、逆転、停止を切り替えるモータ
制御部14と、モータMの回転角度をパルスとして検出
し、そのパルスをカウントしてウインドガラス2の位置
を検出し、モータ制御部14に停止信号などを送る検出
部15と、前記パルスの間隔の変動からウインドガラス
2とサッシ1との間に物が挟まったことを判断し、モー
タ制御部14に回避動作を指示する挟み込み検出部16
とから構成されている。
一実施例を示しており、その開閉機構用制御回路13は
前述のモータMの正転、逆転、停止を切り替えるモータ
制御部14と、モータMの回転角度をパルスとして検出
し、そのパルスをカウントしてウインドガラス2の位置
を検出し、モータ制御部14に停止信号などを送る検出
部15と、前記パルスの間隔の変動からウインドガラス
2とサッシ1との間に物が挟まったことを判断し、モー
タ制御部14に回避動作を指示する挟み込み検出部16
とから構成されている。
【0020】前記モータ制御部14は、モータMの正
転、逆転および停止を切り替えるために、モータMと直
流電源SおよびアースGとの間に介在される一対のリレ
ーR1、R2と、それらのリレーR1、R2に切り替え
駆動信号を送出するリレードライバ17と、そのリレー
ドライバ17に制御用のデジタル信号を送り出す制御回
路18と、その制御回路18に操作者による窓の開閉お
よび停止の操作信号を送るスイッチを備えた操作部19
とから構成されている。このよなモータ制御部14によ
り窓の開閉を操作する場合は、操作部19のスイッチを
操作し、それにより制御回路18およびリレードライバ
17を介してリレーR1、R2を切り替え、モータMの
回転・停止、正転・逆転を制御する。
転、逆転および停止を切り替えるために、モータMと直
流電源SおよびアースGとの間に介在される一対のリレ
ーR1、R2と、それらのリレーR1、R2に切り替え
駆動信号を送出するリレードライバ17と、そのリレー
ドライバ17に制御用のデジタル信号を送り出す制御回
路18と、その制御回路18に操作者による窓の開閉お
よび停止の操作信号を送るスイッチを備えた操作部19
とから構成されている。このよなモータ制御部14によ
り窓の開閉を操作する場合は、操作部19のスイッチを
操作し、それにより制御回路18およびリレードライバ
17を介してリレーR1、R2を切り替え、モータMの
回転・停止、正転・逆転を制御する。
【0021】前記検出部15は、モータMの駆動用電線
に並列接続された、モータMの回転角度に比例した個数
のパルスを発生するサンプリング部21と、そのサンプ
リング部21によって連続的に発生されるパルス列をカ
ウントしてモータMの回転角度、ひいてはウインドガラ
ス2の位置の情報をうるための位置検出部22とから構
成される。サンプリング部4は請求項1にいうパルス発
生手段であり、たとえばモータMの脈動電流(リップ
ル)からパルス波形を形成するコンパレータを使った波
形成形回路などによって構成することができる。なおパ
ルス発生手段は、たとえばモータMの回転軸に取りつけ
た穿孔円盤とマイクロフォトセンサ、あるいは回転軸に
取りつけたマグネットとホール素子などのパルス発生器
によっても構成することができる。位置検出部22は、
サンプリング部21から出てくるパルスをカウントする
カウンタを備えており、そのカウント数に応じて求めら
れるウインドガラス2の開閉位置の信号は制御回路18
に送られるようにされている。それにより前記図2のウ
インドガラス2の上昇端および下降端に達したことを検
知し、制御回路18よりそれぞれモータMを停止させる
信号がリレードライバ17に送られる。前記カウンタ
は、たとえばウインドガラス2が上昇端に達するたびゼ
ロにクリヤするようにしてもよい。
に並列接続された、モータMの回転角度に比例した個数
のパルスを発生するサンプリング部21と、そのサンプ
リング部21によって連続的に発生されるパルス列をカ
ウントしてモータMの回転角度、ひいてはウインドガラ
ス2の位置の情報をうるための位置検出部22とから構
成される。サンプリング部4は請求項1にいうパルス発
生手段であり、たとえばモータMの脈動電流(リップ
ル)からパルス波形を形成するコンパレータを使った波
形成形回路などによって構成することができる。なおパ
ルス発生手段は、たとえばモータMの回転軸に取りつけ
た穿孔円盤とマイクロフォトセンサ、あるいは回転軸に
取りつけたマグネットとホール素子などのパルス発生器
によっても構成することができる。位置検出部22は、
サンプリング部21から出てくるパルスをカウントする
カウンタを備えており、そのカウント数に応じて求めら
れるウインドガラス2の開閉位置の信号は制御回路18
に送られるようにされている。それにより前記図2のウ
インドガラス2の上昇端および下降端に達したことを検
知し、制御回路18よりそれぞれモータMを停止させる
信号がリレードライバ17に送られる。前記カウンタ
は、たとえばウインドガラス2が上昇端に達するたびゼ
ロにクリヤするようにしてもよい。
【0022】前記挟み込み検出部16は、サンプリング
部15から出てくるパルス列の間隔を順次数値データと
して検出するパルス間隔検出部23、それらのパルス間
隔の所定の個数の平均値を算出する平均値演算部24お
よびその平均値に基づいて基準値を計算する基準値算出
部25とから構成される算出部26と、その算出部26
から出てくる基準値とパルス間隔検出部23から送られ
てくるパルス間隔のデータとを比較して大小を判断する
比較部27と、比較結果に基づいてモータの逆転信号お
よび停止信号を制御回路18に送り出す判断部28とか
ら構成されている。なお前記パルス間隔検出部23は、
順次送られてくるパルス列の間隔をクロックパルスなど
と比較してつぎつぎと数値データに変換する部分であ
り、タイマ/カウンタ回路などによって構成することが
できる。なおモータの脈動に基づいてパルスを発生させ
る場合は、パルス間隔はパルス幅と同じになるので、パ
ルス幅を検出するようにしてもよい。
部15から出てくるパルス列の間隔を順次数値データと
して検出するパルス間隔検出部23、それらのパルス間
隔の所定の個数の平均値を算出する平均値演算部24お
よびその平均値に基づいて基準値を計算する基準値算出
部25とから構成される算出部26と、その算出部26
から出てくる基準値とパルス間隔検出部23から送られ
てくるパルス間隔のデータとを比較して大小を判断する
比較部27と、比較結果に基づいてモータの逆転信号お
よび停止信号を制御回路18に送り出す判断部28とか
ら構成されている。なお前記パルス間隔検出部23は、
順次送られてくるパルス列の間隔をクロックパルスなど
と比較してつぎつぎと数値データに変換する部分であ
り、タイマ/カウンタ回路などによって構成することが
できる。なおモータの脈動に基づいてパルスを発生させ
る場合は、パルス間隔はパルス幅と同じになるので、パ
ルス幅を検出するようにしてもよい。
【0023】つぎに図3を参照して挟み込み検出部16
の要部の具体的な実施例を説明する。図3に示す挟み込
み検出部16における平均値演算部24は、パルス間隔
検出部23から順次送られてくるn個のパルス間隔のデ
ータT1、T2、・・・・Ti、・・・・Tnを記憶するための
レジスタ29と、サンプリング部21から送られてくる
パルスを1個からn個までカウントし、カウントアップ
の信号を出した後、再び1からカウントし始めるカウン
タ30と、そのカウンタ30からの信号を受けて、前記
レジスタ29内のn個のデータの総和を求め、さらにデ
ータの個数nで除算して平均値Tavを計算し、基準値算
出部25に送る処理要素31とを備えている。
の要部の具体的な実施例を説明する。図3に示す挟み込
み検出部16における平均値演算部24は、パルス間隔
検出部23から順次送られてくるn個のパルス間隔のデ
ータT1、T2、・・・・Ti、・・・・Tnを記憶するための
レジスタ29と、サンプリング部21から送られてくる
パルスを1個からn個までカウントし、カウントアップ
の信号を出した後、再び1からカウントし始めるカウン
タ30と、そのカウンタ30からの信号を受けて、前記
レジスタ29内のn個のデータの総和を求め、さらにデ
ータの個数nで除算して平均値Tavを計算し、基準値算
出部25に送る処理要素31とを備えている。
【0024】また前記基準値算出部25はその処理要素
31から受けたデータに、ある係数kを乗算するもので
ある。なおパルス間隔のデータTの個数nや基準値算出
部の係数kは、ウインドガラスとドアサッシとの摩擦係
数や温度などの環境条件、機構部の抵抗などの条件に応
じて選択するが、通常はデータの個数nは5〜10個、
好ましくは10〜20個、さらに好ましくは20〜30
個程度とし、係数kとしては、通常1.1〜1.3、好
ましくは1.15〜1.2程度を採用する。また比較部
27は得られた基準値k・Tavと新たにパルス間隔検出
部23から送られてくるパルス間隔のデータTi(i=
1、2・・・・n)とを順次比較していき、パルス間隔デー
タTiの方が大きいときに判断部28にそのデータTi
を送るものである。なお基準値と同じか基準値の方が大
きいときには、そのデータTiを送らない。判断部28
は比較部27からパルス間隔のデータTiが送られてき
たとき、そのデータTiを記憶しておき、さらに続けて
つぎのパルス間隔のデータT(i+1)が送られてきた
とき、その前のパルス間隔のデータTiと比較して新し
いパルスのデータ間隔T(i+1)が前のパルス間隔T
iより大きいときに、ウインドガラスが物を挟み込んだ
と判断して、制御回路(図1の18)に挟み込み信号を
送るものである。前記1回目のデータTiが送られてき
てもそれに続くデータT(i+1)が1回目のデータT
iより小さいときは、制御回路18に挟み込み信号を送
らない。なお平均値演算部24、比較部27および判断
部28は、データを一時的に記憶するランダムアクセス
メモリ(RAM)、データ処理の手順を記憶させた読み
出し専用メモリ(ROM)、それらのデータの処理を行
なうマイクロプロセッサなどにより構成されるシステム
によって実現しうる。
31から受けたデータに、ある係数kを乗算するもので
ある。なおパルス間隔のデータTの個数nや基準値算出
部の係数kは、ウインドガラスとドアサッシとの摩擦係
数や温度などの環境条件、機構部の抵抗などの条件に応
じて選択するが、通常はデータの個数nは5〜10個、
好ましくは10〜20個、さらに好ましくは20〜30
個程度とし、係数kとしては、通常1.1〜1.3、好
ましくは1.15〜1.2程度を採用する。また比較部
27は得られた基準値k・Tavと新たにパルス間隔検出
部23から送られてくるパルス間隔のデータTi(i=
1、2・・・・n)とを順次比較していき、パルス間隔デー
タTiの方が大きいときに判断部28にそのデータTi
を送るものである。なお基準値と同じか基準値の方が大
きいときには、そのデータTiを送らない。判断部28
は比較部27からパルス間隔のデータTiが送られてき
たとき、そのデータTiを記憶しておき、さらに続けて
つぎのパルス間隔のデータT(i+1)が送られてきた
とき、その前のパルス間隔のデータTiと比較して新し
いパルスのデータ間隔T(i+1)が前のパルス間隔T
iより大きいときに、ウインドガラスが物を挟み込んだ
と判断して、制御回路(図1の18)に挟み込み信号を
送るものである。前記1回目のデータTiが送られてき
てもそれに続くデータT(i+1)が1回目のデータT
iより小さいときは、制御回路18に挟み込み信号を送
らない。なお平均値演算部24、比較部27および判断
部28は、データを一時的に記憶するランダムアクセス
メモリ(RAM)、データ処理の手順を記憶させた読み
出し専用メモリ(ROM)、それらのデータの処理を行
なうマイクロプロセッサなどにより構成されるシステム
によって実現しうる。
【0025】つぎに図4を参照して図3の挟み込み検出
部16の作用を説明する。挟み込み検出部16が検出処
理を開始する(図4のステップI)と、まずサンプリン
グ部21およびパルス間隔検出部23が発生するパルス
間隔のデータが順次レジスタ29に送られ、記憶される
検出工程が行なわれる(ステップII)と共に、カウンタ
30がパルス数をカウントする。そしてカウント数がn
+1個に達したとき、n個のパルス間隔のデータの平均
値Tav=ΣTi/nが処理要素31によって算出される
(ステップIII )と共に、その平均値Tavに基づいて、
基準値算出部25で基準値k・Tavが算出される(ステ
ップIV)。ついでn+2個目のパルスが検出されると、
そのパルス間隔のデータT(n+1)でレジスタ29の
1個目のメモリデータT1を書き換えると共に、n+1
個目のデータ(n+1個目のパルスとn+2個目のパル
スの間隔)およびn+2個目のデータ(n+2個目のパ
ルスとn+3個目のパルスの間隔)が検出され、記憶さ
れる(ステップV 、ステップVI)。そしてn+1個目の
データと前記算出された基準値k・Tavとが比較される
と共に、n+1個目のデータとn+2個目のデータとが
比較され(ステップVII )、両者共に後者が大きい場合
には、挟み込み検出信号が制御回路18に向かって送り
出される(ステップVIII)。なおその間は基準値k・T
avは一定である。n+1個目、n+2個目、n+3個
目、・・・・などのデータは順次前記のレジスタ29のデー
タを書き換えていき、2n個目のデータが入った後にお
けるつぎの基準値の計算に使用される。すなわち基準値
はn個のパルスごとに新しい基準値に書き換えられる。
部16の作用を説明する。挟み込み検出部16が検出処
理を開始する(図4のステップI)と、まずサンプリン
グ部21およびパルス間隔検出部23が発生するパルス
間隔のデータが順次レジスタ29に送られ、記憶される
検出工程が行なわれる(ステップII)と共に、カウンタ
30がパルス数をカウントする。そしてカウント数がn
+1個に達したとき、n個のパルス間隔のデータの平均
値Tav=ΣTi/nが処理要素31によって算出される
(ステップIII )と共に、その平均値Tavに基づいて、
基準値算出部25で基準値k・Tavが算出される(ステ
ップIV)。ついでn+2個目のパルスが検出されると、
そのパルス間隔のデータT(n+1)でレジスタ29の
1個目のメモリデータT1を書き換えると共に、n+1
個目のデータ(n+1個目のパルスとn+2個目のパル
スの間隔)およびn+2個目のデータ(n+2個目のパ
ルスとn+3個目のパルスの間隔)が検出され、記憶さ
れる(ステップV 、ステップVI)。そしてn+1個目の
データと前記算出された基準値k・Tavとが比較される
と共に、n+1個目のデータとn+2個目のデータとが
比較され(ステップVII )、両者共に後者が大きい場合
には、挟み込み検出信号が制御回路18に向かって送り
出される(ステップVIII)。なおその間は基準値k・T
avは一定である。n+1個目、n+2個目、n+3個
目、・・・・などのデータは順次前記のレジスタ29のデー
タを書き換えていき、2n個目のデータが入った後にお
けるつぎの基準値の計算に使用される。すなわち基準値
はn個のパルスごとに新しい基準値に書き換えられる。
【0026】つぎに上記挟み込み検出の実際の作動状態
を図5を参照して説明する。図5において横軸は発生パ
ルス数n(個)であり、縦軸はそれぞれのパルスの間隔
のデータT(msec)である。また曲線Tiはそれらのパ
ルス間隔の変動を示している。図5に示す実施例の場合
は、立ち上がり時のパルスn個のO区間では、モータの
駆動トルクの抵抗が大きいので、基準値と比較せず、そ
のまま運転を継続する。ついでつぎのn個のパルスの区
間(A区間)では、あらかじめ登録した、あるいは前回
の作動で保存されていた基準値k・Tav1 と順次検出さ
れていくパルス幅のデータとがつぎつぎと比較されてい
く。図5の場合はいずれの検出されたパルス間隔も基準
値k・Tav1 を下回っているので、挟み込み検出信号は
発生されず、開閉機構の反転動作も行われない。
を図5を参照して説明する。図5において横軸は発生パ
ルス数n(個)であり、縦軸はそれぞれのパルスの間隔
のデータT(msec)である。また曲線Tiはそれらのパ
ルス間隔の変動を示している。図5に示す実施例の場合
は、立ち上がり時のパルスn個のO区間では、モータの
駆動トルクの抵抗が大きいので、基準値と比較せず、そ
のまま運転を継続する。ついでつぎのn個のパルスの区
間(A区間)では、あらかじめ登録した、あるいは前回
の作動で保存されていた基準値k・Tav1 と順次検出さ
れていくパルス幅のデータとがつぎつぎと比較されてい
く。図5の場合はいずれの検出されたパルス間隔も基準
値k・Tav1 を下回っているので、挟み込み検出信号は
発生されず、開閉機構の反転動作も行われない。
【0027】そしてA区間が終わったとき、A区間で記
憶していったパルス間隔のデータに基づいてその平均値
Tav1 が算出され、さらに新しい基準値k・Tav1 が演
算される。そしてつぎのB区間ではその基準値k・Tav
1 と順次検出されていくパルス間隔とが比較される。図
5の場合は検出されていくパルス間隔は元の基準値k・
To を途中から上回っているが、新しい基準値k・Tav
1 を超えていないので、挟み込み検出信号は出されな
い。そしてB区間が終了したとき、そのB区間の間に書
き換えていった新しいパルス間隔の平均値Tav2 に基づ
いて、つぎの新しい基準値k・Tav2 が算出される。そ
の基準値k・Tav2 はB区間ではパルス間隔のデータが
A区間に比して大きくなっているので、B区間における
基準値k・Tav1 に比してさらに大きくなっている。
憶していったパルス間隔のデータに基づいてその平均値
Tav1 が算出され、さらに新しい基準値k・Tav1 が演
算される。そしてつぎのB区間ではその基準値k・Tav
1 と順次検出されていくパルス間隔とが比較される。図
5の場合は検出されていくパルス間隔は元の基準値k・
To を途中から上回っているが、新しい基準値k・Tav
1 を超えていないので、挟み込み検出信号は出されな
い。そしてB区間が終了したとき、そのB区間の間に書
き換えていった新しいパルス間隔の平均値Tav2 に基づ
いて、つぎの新しい基準値k・Tav2 が算出される。そ
の基準値k・Tav2 はB区間ではパルス間隔のデータが
A区間に比して大きくなっているので、B区間における
基準値k・Tav1 に比してさらに大きくなっている。
【0028】ついで得られた基準値k・Tav2に基づい
て、C区間の検出が行なわれる。C区間では前述のよう
に大きくされた基準値k・Tav2 とパルス間隔とが比較
されていくので、パルス間隔が緩やかに上昇していく場
合は挟み込み信号を出さない。しかし図5に示すよう
に、あるパルス間隔のデータTiが急激に大きくなって
基準値k・Tav2 を超えており、さらにつぎのパルス間
隔T(i+1)がそのパルス間隔Tiを超えた場合は、
開閉機構で挟み込みが生じたとみなして挟み込み検出信
号を発生し、制御回路18に送る。それによりリレード
ライバ17およびリレーR1、R2を介してモータMの
反転動作が行われ、下降動作に移る。このようにして挟
み込みはただちに検出され、大きな事故が生ずるのを事
前に防止することができる。なお図5における符号F
は、基準値の如何に拘らず、パルス間隔がこのレベルを
超えたとき、ただちに反転動作を行わせるための絶対反
転開始基準値である。
て、C区間の検出が行なわれる。C区間では前述のよう
に大きくされた基準値k・Tav2 とパルス間隔とが比較
されていくので、パルス間隔が緩やかに上昇していく場
合は挟み込み信号を出さない。しかし図5に示すよう
に、あるパルス間隔のデータTiが急激に大きくなって
基準値k・Tav2 を超えており、さらにつぎのパルス間
隔T(i+1)がそのパルス間隔Tiを超えた場合は、
開閉機構で挟み込みが生じたとみなして挟み込み検出信
号を発生し、制御回路18に送る。それによりリレード
ライバ17およびリレーR1、R2を介してモータMの
反転動作が行われ、下降動作に移る。このようにして挟
み込みはただちに検出され、大きな事故が生ずるのを事
前に防止することができる。なお図5における符号F
は、基準値の如何に拘らず、パルス間隔がこのレベルを
超えたとき、ただちに反転動作を行わせるための絶対反
転開始基準値である。
【0029】前記実施例では、基準値はパルス間隔の平
均値にある係数kを掛けることにより得ているが、平均
値にある定数を加えるなどにより基準値としてもよく、
さらに実験データを解析することにより適切な関係式を
定めるようにしてもよい。また前記実施例では、パルス
間隔のデータが1回だけ基準値を超えただけでは挟み込
み信号を出さず、2回連続して超え、しかも2回目の方
が1回目より大きい場合、すなわち順次パルス間隔が増
大している場合(モータの回転が遅くなっていく場合)
に限り、挟み込み信号を出すようにしているのが、さら
に3回目あるいはその後のデータが続けて直前のデータ
を超えた場合に挟み込み信号を出すようにしてもよく、
逆に1回だけ基準値を超えた時点でただちに挟み込み信
号を出すようにすることもできる。後者の場合は誤検出
の可能性は高くなるが、挟み込み信号を出すのが早くな
る利点がある。
均値にある係数kを掛けることにより得ているが、平均
値にある定数を加えるなどにより基準値としてもよく、
さらに実験データを解析することにより適切な関係式を
定めるようにしてもよい。また前記実施例では、パルス
間隔のデータが1回だけ基準値を超えただけでは挟み込
み信号を出さず、2回連続して超え、しかも2回目の方
が1回目より大きい場合、すなわち順次パルス間隔が増
大している場合(モータの回転が遅くなっていく場合)
に限り、挟み込み信号を出すようにしているのが、さら
に3回目あるいはその後のデータが続けて直前のデータ
を超えた場合に挟み込み信号を出すようにしてもよく、
逆に1回だけ基準値を超えた時点でただちに挟み込み信
号を出すようにすることもできる。後者の場合は誤検出
の可能性は高くなるが、挟み込み信号を出すのが早くな
る利点がある。
【0030】つぎに図6を参照して平均値演算部の他の
実施例を説明する。前記図3の実施例では検出するパル
ス数と同じ数の格納番地を備えたレジスタ29が採用さ
れているが、図6に示す平均値演算部24ではレジスタ
29の格納番地は1個であり、そのレジスタ29の内容
は、検出されていくパルス間隔を順次加算した総和に書
き換えていくようにしている。そしてn個のパルスが検
出されたとき、パルス間隔の総和ΣTiから平均値ΣT
i/nを算出する。このようにすればレジスタの記憶容
量を少なくすることができ、また計算時間を早くするこ
とができる。
実施例を説明する。前記図3の実施例では検出するパル
ス数と同じ数の格納番地を備えたレジスタ29が採用さ
れているが、図6に示す平均値演算部24ではレジスタ
29の格納番地は1個であり、そのレジスタ29の内容
は、検出されていくパルス間隔を順次加算した総和に書
き換えていくようにしている。そしてn個のパルスが検
出されたとき、パルス間隔の総和ΣTiから平均値ΣT
i/nを算出する。このようにすればレジスタの記憶容
量を少なくすることができ、また計算時間を早くするこ
とができる。
【0031】図7に示す平均値演算部24は、常時n個
のパルス間隔のデータを記憶しているが、新しいデータ
が入るたびにもっとも古いデータをその新しいデータに
書き換え、それらの新しいデータ群に基づいてつぎつぎ
と基準値を算出していくようにしている。このものは基
準値が常時更新されているので、誤検出や誤作動がさら
に少なくなる利点がある。またカウンタは不要である。
なお平均値の計算はそのたびに全体の総和を求めてnで
除算することによりうるようにしてもよいが、もとの平
均値のデータΣT/s(s=i、・・・・、i+n)/nに
変動分、すなわち、もっとも古いデータと新しく更新す
べきデータとの差[T(i+n)−Ti]をnで割った
ものを加えて、ΣTs/n−{Ti−T(i+n)}/
nを求めることにより、新しい平均値ΣTi(i=2、
・・・・n+1)/nを算出するのが好ましい。
のパルス間隔のデータを記憶しているが、新しいデータ
が入るたびにもっとも古いデータをその新しいデータに
書き換え、それらの新しいデータ群に基づいてつぎつぎ
と基準値を算出していくようにしている。このものは基
準値が常時更新されているので、誤検出や誤作動がさら
に少なくなる利点がある。またカウンタは不要である。
なお平均値の計算はそのたびに全体の総和を求めてnで
除算することによりうるようにしてもよいが、もとの平
均値のデータΣT/s(s=i、・・・・、i+n)/nに
変動分、すなわち、もっとも古いデータと新しく更新す
べきデータとの差[T(i+n)−Ti]をnで割った
ものを加えて、ΣTs/n−{Ti−T(i+n)}/
nを求めることにより、新しい平均値ΣTi(i=2、
・・・・n+1)/nを算出するのが好ましい。
【0032】
【発明の効果】本発明の挟み込み検出装置においては、
物を挟み込んだか否かを判断する基準値が、いわば直前
の履歴の平均値により変化するので、環境や摩擦抵抗の
自然な変化に追従して変動する。そのため摩擦抵抗など
によりモータ回転数が上昇した場合に、挟み込み信号を
誤って発生させる誤検出が少なく、誤作動を防止するこ
とができる。またそのため従来のように基準値を大き目
にとる必要がなく、正確な挟み込み検出を行うことがで
きる。
物を挟み込んだか否かを判断する基準値が、いわば直前
の履歴の平均値により変化するので、環境や摩擦抵抗の
自然な変化に追従して変動する。そのため摩擦抵抗など
によりモータ回転数が上昇した場合に、挟み込み信号を
誤って発生させる誤検出が少なく、誤作動を防止するこ
とができる。またそのため従来のように基準値を大き目
にとる必要がなく、正確な挟み込み検出を行うことがで
きる。
【0033】本発明の挟み込み防止装置および開閉機構
は、前記挟み込み検出装置を採用しているので、挟み込
みが生じた場合に迅速かつ確実に回避動作をとることが
でき、安全な開閉操作を行うことができる。
は、前記挟み込み検出装置を採用しているので、挟み込
みが生じた場合に迅速かつ確実に回避動作をとることが
でき、安全な開閉操作を行うことができる。
【図1】本発明の挟み込み防止装置を備えた開閉機構用
制御回路の一実施例を示すブロック図である。
制御回路の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の挟み込み防止装置が適用される開閉機構
の一実施例を示す模式構成図である。
の一実施例を示す模式構成図である。
【図3】本発明の挟み込み検出装置の一実施例の要部を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図4】図3の挟み込み防止装置の作用を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図5】本発明の挟み込み検出装置の作用を経時的に説
明するグラフである。
明するグラフである。
【図6】本発明の挟み込み検出装置の他の実施例の要部
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図7】本発明の挟み込み検出装置のさらに他の実施例
の要部を示すブロック図である。
の要部を示すブロック図である。
3 ウインドレギュレータ 13 開閉機構用制御回路 16 挟み込み検出部 18 制御回路 21 サンプリング部 23 パルス間隔検出部 24 平均値演算部 25 基準値算出部 27 比較部 28 判断部 29 レジスタ 30 カウンタ
Claims (8)
- 【請求項1】 モータにより往復駆動される開閉機構に
おける挟み込み検出装置であって、前記モータの、少な
くとも開閉機構を閉じる方向の回転のときに、回転角度
に応じてパルスを発生する手段と、発生してくるパルス
列のパルス間隔を順次検出する手段と、所定数のパルス
間隔の平均値を算出する手段と、その平均値に基づいて
基準値を算出する手段と、前記基準値と新たに検出され
るパルス間隔とを順次比較し、パルス間隔が基準値を超
えているとき、挟み込み検出信号を出力する手段とから
なる、開閉機構における挟み込み検出装置。 - 【請求項2】 前記平均値を算出する手段が、発生した
パルスをカウントする手段と、前記検出されたパルス間
隔を少なくとも所定数だけ記憶する手段とを有し、前記
パルスのカウント数が所定数に達したとき、記憶されて
いるパルス間隔の平均値を算出するものであり、前記基
準値を算出する手段が、基準値を記憶する手段を有し、
その平均値に基づいて新たな基準値を算出すると共に、
その算出した基準値を前記記憶手段に記憶するものであ
り、前記カウント手段がパルスを新たにカウントし始め
ると共に、パルス間隔記憶手段がパルス間隔を新たに記
憶し始める請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 前記平均値を算出する手段が、パルスを
カウントする手段と、検出されたパルス間隔を順次加算
し、その加算された結果を記憶する手段とを有し、前記
基準値を算出する手段が、基準値を記憶する手段を有
し、かつ、カウント手段のカウント数が所定数に達した
とき、加算したパルス間隔の総和を前記所定数で徐算し
て平均値を求め、それに基づいて基準値を演算し、前記
基準値記憶手段に記憶するものであり、前記カウント手
段がパルスを新たにカウントし始めると共に、パルス間
隔記憶手段がパルス間隔を新たに記憶し始める請求項1
記載の装置。 - 【請求項4】 前記平均値を算出する手段が、検出され
た所定数のパルス間隔を記憶する手段と、もっとも古い
パルス間隔の記憶を新たに検出されたパルス間隔に更新
する手段と、パルス間隔が検出される度に記憶している
パルス間隔の平均値を算出する手段とを有する請求項1
記載の装置。 - 【請求項5】 前記基準値を算出する手段が、前記パル
ス間隔の平均値に一定の係数を乗ずることにより基準値
とするものである請求項1、2、3または4記載の装
置。 - 【請求項6】 前記挟み込み検出信号を出力する手段
が、パルス間隔が基準値を超えており、かつ次に検出さ
れたパルス間隔が前記パルス間隔を超えているときに、
初めて挟み込み検出信号を出力する請求項1、2、3、
4または5記載の装置。 - 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
の検出装置と、その検出装置から挟み込み検出信号が出
力されたとき、モータを停止させ、または開方向に回転
させる手段とからなる挟み込み防止装置。 - 【請求項8】 モータと、そのモータにより開閉駆動さ
れる開閉機構と、前記モータの制御部に設けられる請求
項7記載の挟み込み防止装置とからなるモータ駆動式の
開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104836A JPH07286477A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6104836A JPH07286477A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286477A true JPH07286477A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=14391451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6104836A Pending JPH07286477A (ja) | 1994-04-18 | 1994-04-18 | 開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07286477A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2310732A (en) * | 1996-02-29 | 1997-09-03 | Tokai Rika Co Ltd | Motor drive control for door glass |
ES2134165A1 (es) * | 1997-12-11 | 1999-09-16 | Tecnolama S A | Procedimiento y dispositivo para el cierre y la apertura de puertas de aparatos elevadores. |
JP2000087645A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Toyo Denso Co Ltd | パワーウインド装置 |
JP2003139787A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Mitsuba Corp | 回転速度センサおよび回転速度センサに用いられる永久磁石の着磁方法 |
JP2006307634A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置 |
JP2006307636A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置 |
KR100674350B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2007-01-24 | 신세이 세이키 가부시키가이샤 | 셔터개폐장치 |
JP2007146392A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Asmo Co Ltd | 開閉装置 |
CN102575494A (zh) * | 2009-10-29 | 2012-07-11 | 马渊马达株式会社 | 夹物检测方法、夹物检测装置的设定方法、夹物检测装置、开闭控制装置 |
-
1994
- 1994-04-18 JP JP6104836A patent/JPH07286477A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2310732A (en) * | 1996-02-29 | 1997-09-03 | Tokai Rika Co Ltd | Motor drive control for door glass |
GB2310732B (en) * | 1996-02-29 | 1998-11-11 | Tokai Rika Co Ltd | Motor drive control device |
US5917299A (en) * | 1996-02-29 | 1999-06-29 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Motor drive control device |
ES2134165A1 (es) * | 1997-12-11 | 1999-09-16 | Tecnolama S A | Procedimiento y dispositivo para el cierre y la apertura de puertas de aparatos elevadores. |
JP2000087645A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Toyo Denso Co Ltd | パワーウインド装置 |
JP2003139787A (ja) * | 2001-10-30 | 2003-05-14 | Mitsuba Corp | 回転速度センサおよび回転速度センサに用いられる永久磁石の着磁方法 |
KR100674350B1 (ko) * | 2002-03-26 | 2007-01-24 | 신세이 세이키 가부시키가이샤 | 셔터개폐장치 |
JP2006307634A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置 |
JP2006307636A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-11-09 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置 |
JP2007146392A (ja) * | 2005-11-24 | 2007-06-14 | Asmo Co Ltd | 開閉装置 |
CN102575494A (zh) * | 2009-10-29 | 2012-07-11 | 马渊马达株式会社 | 夹物检测方法、夹物检测装置的设定方法、夹物检测装置、开闭控制装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4781127B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP2891869B2 (ja) | 開閉体の駆動制御装置 | |
JP3555180B2 (ja) | 自動窓開閉機構における挟込防止装置 | |
JPH07286477A (ja) | 開閉機構における挟み込み検出装置および挟み込み防止装置 | |
US6646399B2 (en) | Controller for shutting apparatus | |
JP2845427B2 (ja) | 窓ガラス開閉装置 | |
JP3675622B2 (ja) | パワーウインド装置の挟み込み検知方法 | |
JPH07224572A (ja) | 車両用パワーウィンドの制御装置 | |
JP3206327B2 (ja) | 車両用パワーウインドゥ装置 | |
JPH0512464Y2 (ja) | ||
JP3200947B2 (ja) | エレベータドアの制御装置 | |
JP6810000B2 (ja) | 挟み込み検出装置 | |
JP2823554B2 (ja) | 窓ガラス開閉装置 | |
JPH11147418A (ja) | パワーウィンドウ駆動制御装置 | |
JP2823553B2 (ja) | 窓ガラス開閉装置 | |
JPH08121018A (ja) | 開閉機構における挟み込み防止装置 | |
JPH08331877A (ja) | 車両用窓電動開閉機構の安全装置 | |
JP2818108B2 (ja) | 開閉体の駆動制御装置 | |
JP4781129B2 (ja) | 電動機制御装置 | |
JP7515180B2 (ja) | 自動ドアの開閉制御装置及び方法 | |
JPH07166766A (ja) | 安全装置を備えるパワーウインド装置 | |
JPH07238742A (ja) | 開閉体の駆動制御装置 | |
JPS6178984A (ja) | パワ−ウインドウ安全装置 | |
JP3568735B2 (ja) | 安全装置付きパワーウィンド装置 | |
JP4250114B2 (ja) | パワーウィンド用安全装置 |