JPH07224572A - 車両用パワーウィンドの制御装置 - Google Patents
車両用パワーウィンドの制御装置Info
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- JPH07224572A JPH07224572A JP6018056A JP1805694A JPH07224572A JP H07224572 A JPH07224572 A JP H07224572A JP 6018056 A JP6018056 A JP 6018056A JP 1805694 A JP1805694 A JP 1805694A JP H07224572 A JPH07224572 A JP H07224572A
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- 230000000630 rising effect Effects 0.000 claims description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 15
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 description 4
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- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
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- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Window Of Vehicle (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、ウィンドを駆動するモータの回転
パルスの計数値と実際のウィンド開度位置とにずれが生
ずるような状況で、前記計数値の修正が適正に行われる
車両用パワーウィンドの制御装置を提供することを目的
とする。 【構成】ウィンドを駆動するモータの回転に伴うパルス
を発生する位置カウンタを備え、ステップ301 でUPス
イッチがオンされたことが確認されたなら、ステップ30
2 で前記カウンタ計数値CN と全閉計数値Cc とに基づ
き閉め切りでないことを判定し、ステップ303 でウィン
ド位置が挟み込み検出範囲内であることを確認する。ス
テップ306 で挟み込みが検出されたならステップ307 で
挟み込み回数NJ をインクリメントし、ステップ308 で
その回数が設定数NT を越えたことを判定する。そし
て、ステップ304 でウィンドを全開し、ステップ305 で
位置カウンタの値を“0”にクリアして初期化処理す
る。
パルスの計数値と実際のウィンド開度位置とにずれが生
ずるような状況で、前記計数値の修正が適正に行われる
車両用パワーウィンドの制御装置を提供することを目的
とする。 【構成】ウィンドを駆動するモータの回転に伴うパルス
を発生する位置カウンタを備え、ステップ301 でUPス
イッチがオンされたことが確認されたなら、ステップ30
2 で前記カウンタ計数値CN と全閉計数値Cc とに基づ
き閉め切りでないことを判定し、ステップ303 でウィン
ド位置が挟み込み検出範囲内であることを確認する。ス
テップ306 で挟み込みが検出されたならステップ307 で
挟み込み回数NJ をインクリメントし、ステップ308 で
その回数が設定数NT を越えたことを判定する。そし
て、ステップ304 でウィンドを全開し、ステップ305 で
位置カウンタの値を“0”にクリアして初期化処理す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、特に閉じ動作時にお
いて挟み込みが生じた場合にウィンドの上昇動作を停止
させ、挟み込みの解除動作が行われるようにした車両用
パワーウィンドの制御装置に関する。
いて挟み込みが生じた場合にウィンドの上昇動作を停止
させ、挟み込みの解除動作が行われるようにした車両用
パワーウィンドの制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両に装備されるウィンド機構において
は、モータの回転によってウィンドを閉方向に上昇駆動
し、また開方向に下降駆動するようにしたパワーウィン
ド機構が採用されている。この様なパワーウィンド機構
にあっては、車室内に設置されるスイッチ機構によって
ウィンドの開指令さらに閉指令が発生されるもので、こ
のスイッチ機構からの指令に基づいてウィンド駆動用の
モータの回転が制御される。この場合、例えばウィンド
の閉動作時において人体の一部等が挟み込まれたような
危険状態が生じた場合には、直ちにウィンド駆動用のモ
ータの動作を停止し、安全サイドに制御されるようにし
ている。
は、モータの回転によってウィンドを閉方向に上昇駆動
し、また開方向に下降駆動するようにしたパワーウィン
ド機構が採用されている。この様なパワーウィンド機構
にあっては、車室内に設置されるスイッチ機構によって
ウィンドの開指令さらに閉指令が発生されるもので、こ
のスイッチ機構からの指令に基づいてウィンド駆動用の
モータの回転が制御される。この場合、例えばウィンド
の閉動作時において人体の一部等が挟み込まれたような
危険状態が生じた場合には、直ちにウィンド駆動用のモ
ータの動作を停止し、安全サイドに制御されるようにし
ている。
【0003】このウィンドの挟み込みは、ウィンドを上
昇駆動するモータの回転速度の変化を監視し、あるいは
モータの駆動電流の上昇変化を監視することによって、
モータの回転速度あるいは駆動電流が、設定される特定
のしきい値を越えて変化したときに検出される。そし
て、このウィンドにおける異物の挟み込みが検出された
ときには、ウィンド駆動用のモータの回転方向を逆転さ
せ、ウィンドを開方向に駆動することで、挟み込みが解
除される。
昇駆動するモータの回転速度の変化を監視し、あるいは
モータの駆動電流の上昇変化を監視することによって、
モータの回転速度あるいは駆動電流が、設定される特定
のしきい値を越えて変化したときに検出される。そし
て、このウィンドにおける異物の挟み込みが検出された
ときには、ウィンド駆動用のモータの回転方向を逆転さ
せ、ウィンドを開方向に駆動することで、挟み込みが解
除される。
【0004】この様なパワーウィンド装置においては、
ウィンドを上下駆動するモータに対して、このモータが
回転されたときにパルス信号を発生する回転パルス発生
回路を設け、この回転パルス発生回路からのパルス信号
を計数することによりモータの回転角度量を認識し、こ
のモータの回転角度量に対応したウィンドの開度位置を
検出することが行われる。すなわち、モータの回転パル
スを計数することによってウィンドの開度位置を判別す
るもので、このウィンドが全閉状態にあるかあるいは異
物の挟み込み検出領域(全閉領域以外)であるかを判定
している。この場合、ウィンドが全閉あるいは全開のと
きに、モータの回転パルスを計数するカウンタをリセッ
トし、初期値に設定している。
ウィンドを上下駆動するモータに対して、このモータが
回転されたときにパルス信号を発生する回転パルス発生
回路を設け、この回転パルス発生回路からのパルス信号
を計数することによりモータの回転角度量を認識し、こ
のモータの回転角度量に対応したウィンドの開度位置を
検出することが行われる。すなわち、モータの回転パル
スを計数することによってウィンドの開度位置を判別す
るもので、このウィンドが全閉状態にあるかあるいは異
物の挟み込み検出領域(全閉領域以外)であるかを判定
している。この場合、ウィンドが全閉あるいは全開のと
きに、モータの回転パルスを計数するカウンタをリセッ
トし、初期値に設定している。
【0005】この様な装置において、回転パルスを計数
するカウンタがリセットされない状態、すなわちウィン
ドをその中間位置で上下動作させた場合、その停止操作
時においてウィンド等の慣性によってモータが回転し、
回転パルスの計数値と実際のウィンドの開度位置との間
にずれが生ずることがある。そして、例えば回転パルス
の計数値より実際のウィンドの位置が上方にずれた場
合、回転パルスの計数値が挟み込み検出領域と判定して
いるのに、実際のウィンドは全閉領域にあるとする状況
が発生し、実際のウィンドの全閉状態で挟み込みを検出
する。すなわち、ウィンドの閉め切りに対応するモータ
の回転速度あるいは駆動電流の変化を、異物の挟み込み
に起因しているものと誤判定する。
するカウンタがリセットされない状態、すなわちウィン
ドをその中間位置で上下動作させた場合、その停止操作
時においてウィンド等の慣性によってモータが回転し、
回転パルスの計数値と実際のウィンドの開度位置との間
にずれが生ずることがある。そして、例えば回転パルス
の計数値より実際のウィンドの位置が上方にずれた場
合、回転パルスの計数値が挟み込み検出領域と判定して
いるのに、実際のウィンドは全閉領域にあるとする状況
が発生し、実際のウィンドの全閉状態で挟み込みを検出
する。すなわち、ウィンドの閉め切りに対応するモータ
の回転速度あるいは駆動電流の変化を、異物の挟み込み
に起因しているものと誤判定する。
【0006】また、回転パルスの計数値よりも実際のウ
ィンド位置が下方にずれている場合には、回転パルスの
計数値がウィンド全閉と判定しているにもかかわらず、
実際のウィンドの位置は挟み込み検出領域である状況が
発生し、この様な状態では挟み込みを検出できないこと
がある。すなわち、実際に異物が挟み込まれた状況にお
いて、この挟み込みに起因するモータの回転速度あるい
は駆動電流の変化を、ウィンドが全閉状態となったこと
に起因するものと誤判定する。
ィンド位置が下方にずれている場合には、回転パルスの
計数値がウィンド全閉と判定しているにもかかわらず、
実際のウィンドの位置は挟み込み検出領域である状況が
発生し、この様な状態では挟み込みを検出できないこと
がある。すなわち、実際に異物が挟み込まれた状況にお
いて、この挟み込みに起因するモータの回転速度あるい
は駆動電流の変化を、ウィンドが全閉状態となったこと
に起因するものと誤判定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、ウィンドを駆動するモータ
の回転パルスを計数するカウンタがリセットされない状
態、すなわちウィンドをその中間位置で上下動作させ
て、回転パルスの計数値とウィンド位置との間にずれが
生ずるような状況となった場合においても、特にウィン
ドの閉じ動作時に異物が挟み込まれたような状態が確実
に検出できるようにした車両用パワーウィンドの制御装
置を提供しようとするものである。
な点に鑑みなされたもので、ウィンドを駆動するモータ
の回転パルスを計数するカウンタがリセットされない状
態、すなわちウィンドをその中間位置で上下動作させ
て、回転パルスの計数値とウィンド位置との間にずれが
生ずるような状況となった場合においても、特にウィン
ドの閉じ動作時に異物が挟み込まれたような状態が確実
に検出できるようにした車両用パワーウィンドの制御装
置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る車両用パ
ワーウィンドの制御装置は、ウィンド制御用のモータに
より、スイッチ機構からの入力に基づいてウィンドを開
方向あるいは閉方向に選択的に駆動するもので、ウィン
ド開度検出手段でウィンドの全開および閉め切り位置と
共に、このウィンドの開度位置を検出する。そして、少
なくとも前記ウィンドの閉じ動作時に、前記ウィンド開
度検出手段で検出されるウィンド開度の所定の挟み込み
検出範囲内で、前記ウィンドの上昇負荷の増大判別によ
って異物挟み込みを検出し、この挟み込み検出状態で前
記モータを逆転駆動し、前記ウィンドを開方向に駆動す
ると共に、挟み込み回数計数手段でその挟み込み回数を
計数するもので、この計数される挟み込み回数が設定さ
れる所定回数を越えた状態で挟み込み異常を検出する。
この挟み込み異常検出に伴い前記ウィンドを例えば全開
(全閉)位置まで下降(上昇)駆動し、このウィンドが
全開(全閉)位置に設定された状態で前記開度検出手段
の検出値をクリアして初期設定させる。ここで、前記ウ
ィンド開度検出手段は、前記ウィンド制御用のモータの
所定角度の回転に伴いパルス信号を発生する回転検出手
段、およびこの回転検出手段からのパルス信号を前記モ
ータの回転方向に対応して加算方向もしくは減算方向に
計数する計数手段を含み構成される。
ワーウィンドの制御装置は、ウィンド制御用のモータに
より、スイッチ機構からの入力に基づいてウィンドを開
方向あるいは閉方向に選択的に駆動するもので、ウィン
ド開度検出手段でウィンドの全開および閉め切り位置と
共に、このウィンドの開度位置を検出する。そして、少
なくとも前記ウィンドの閉じ動作時に、前記ウィンド開
度検出手段で検出されるウィンド開度の所定の挟み込み
検出範囲内で、前記ウィンドの上昇負荷の増大判別によ
って異物挟み込みを検出し、この挟み込み検出状態で前
記モータを逆転駆動し、前記ウィンドを開方向に駆動す
ると共に、挟み込み回数計数手段でその挟み込み回数を
計数するもので、この計数される挟み込み回数が設定さ
れる所定回数を越えた状態で挟み込み異常を検出する。
この挟み込み異常検出に伴い前記ウィンドを例えば全開
(全閉)位置まで下降(上昇)駆動し、このウィンドが
全開(全閉)位置に設定された状態で前記開度検出手段
の検出値をクリアして初期設定させる。ここで、前記ウ
ィンド開度検出手段は、前記ウィンド制御用のモータの
所定角度の回転に伴いパルス信号を発生する回転検出手
段、およびこの回転検出手段からのパルス信号を前記モ
ータの回転方向に対応して加算方向もしくは減算方向に
計数する計数手段を含み構成される。
【0009】
【作用】この様に構成される車両用パワーウィンドの制
御装置にあっては、運転席に対応して設定されるスイッ
チ機構からの指令によってウィンドが上昇あるいは下降
制御される。そして、特に閉じ動作時における上昇動作
時において、ウィンド開度検出手段で閉め切った状態で
はなく挟み込み検出範囲と判定される状態で、例えばウ
ィンドの上昇速度が大きく低下する状況が検出されるこ
とにより、挟み込みが検出され、挟み込み回数が計数さ
れると共にウィンドが下降方向に駆動されて挟み込みが
解除されるようになる。そして、閉じ指令等に対応して
再度ウィンドの上昇制御が行われて閉め切り状態まで上
昇駆動されるようにするものであるが、依然としてウィ
ンドの動作に抵抗がある場合には、ウィンドの停止と共
に下降される動作が繰り返され、その都度挟み込み回数
が計数歩進される。この様な動作の繰り返しは、ウィン
ド開度検出手段においてモータの回転に伴う回転パルス
の計数値とウィンド開度位置との間に誤差がじている可
能性が高く、パワーウィンドの制御に信頼性が伴わなく
なる。したがって、前記計数された挟み込み回数が所定
値を越えたときには、例えばウィンドを全開(全閉)状
態まで駆動してウィンド位置検出手段の計数値をクリア
して初期状態に設定し、ウィンド開度位置の検出値に信
頼性が回復されるようにする。
御装置にあっては、運転席に対応して設定されるスイッ
チ機構からの指令によってウィンドが上昇あるいは下降
制御される。そして、特に閉じ動作時における上昇動作
時において、ウィンド開度検出手段で閉め切った状態で
はなく挟み込み検出範囲と判定される状態で、例えばウ
ィンドの上昇速度が大きく低下する状況が検出されるこ
とにより、挟み込みが検出され、挟み込み回数が計数さ
れると共にウィンドが下降方向に駆動されて挟み込みが
解除されるようになる。そして、閉じ指令等に対応して
再度ウィンドの上昇制御が行われて閉め切り状態まで上
昇駆動されるようにするものであるが、依然としてウィ
ンドの動作に抵抗がある場合には、ウィンドの停止と共
に下降される動作が繰り返され、その都度挟み込み回数
が計数歩進される。この様な動作の繰り返しは、ウィン
ド開度検出手段においてモータの回転に伴う回転パルス
の計数値とウィンド開度位置との間に誤差がじている可
能性が高く、パワーウィンドの制御に信頼性が伴わなく
なる。したがって、前記計数された挟み込み回数が所定
値を越えたときには、例えばウィンドを全開(全閉)状
態まで駆動してウィンド位置検出手段の計数値をクリア
して初期状態に設定し、ウィンド開度位置の検出値に信
頼性が回復されるようにする。
【0010】
【実施例】以下図面を参照してこの発明の一実施例を説
明する。図1は車両に搭載されるパワーウィンドシステ
ムの構成を示すもので、例えばマイクロコンピュータ等
によって構成される制御回路11を備え、この制御回路11
には適宜車室内に設置されるウィンドの上昇(UP)指
令スイッチ12、および下降(DOWN)指令スイッチ13
からの操作信号が入力される。
明する。図1は車両に搭載されるパワーウィンドシステ
ムの構成を示すもので、例えばマイクロコンピュータ等
によって構成される制御回路11を備え、この制御回路11
には適宜車室内に設置されるウィンドの上昇(UP)指
令スイッチ12、および下降(DOWN)指令スイッチ13
からの操作信号が入力される。
【0011】この制御回路11からは、それぞれバッファ
アンプを介して第1のリレースイッチ14および第2のリ
レースイッチ15にそれぞれ切り換え指令が供給される。
この第1および第2のリレースイッチ14および15は、パ
ワーウィンド駆動用のモータ16の電源回路を構成するも
ので、第1および第2のリレースイッチ14および15がそ
れぞれ図の状態に設定された状態で、第1のリレースイ
ッチ14を介して+Bの電源がモータ16に供給され、第2
のリレースイッチ15から抵抗17を介してモータ16が接地
回路に接続されるようになって、このモータ16が正方向
に回転駆動される。すなわち、図示しないウィンドが開
方向に下降駆動される。
アンプを介して第1のリレースイッチ14および第2のリ
レースイッチ15にそれぞれ切り換え指令が供給される。
この第1および第2のリレースイッチ14および15は、パ
ワーウィンド駆動用のモータ16の電源回路を構成するも
ので、第1および第2のリレースイッチ14および15がそ
れぞれ図の状態に設定された状態で、第1のリレースイ
ッチ14を介して+Bの電源がモータ16に供給され、第2
のリレースイッチ15から抵抗17を介してモータ16が接地
回路に接続されるようになって、このモータ16が正方向
に回転駆動される。すなわち、図示しないウィンドが開
方向に下降駆動される。
【0012】また、制御回路11からの指令によって第1
および第2のリレースイッチ14および15が図の状態から
切り換えられれば、モータ16に接続された電源+Bの極
性が反転され、このモータ16がこれまでと逆の方向に回
転駆動される。そして、ウィンドが閉方向に上昇駆動さ
れる。
および第2のリレースイッチ14および15が図の状態から
切り換えられれば、モータ16に接続された電源+Bの極
性が反転され、このモータ16がこれまでと逆の方向に回
転駆動される。そして、ウィンドが閉方向に上昇駆動さ
れる。
【0013】この様に駆動制御されるモータ16には、例
えばホール素子を用いて構成した回転検出回路18が設け
られているもので、この回転検出回路18からはモータ16
の回転に伴って、その特定回転角毎にパルス信号が発生
される。この回転検出パルス信号は制御回路11に入力さ
れて計数されて、モータ16の回転角量に応じたウィンド
の開度位置等が検出される。また、そのパルス速度に基
づいてモータ16の回転速度が検出される。
えばホール素子を用いて構成した回転検出回路18が設け
られているもので、この回転検出回路18からはモータ16
の回転に伴って、その特定回転角毎にパルス信号が発生
される。この回転検出パルス信号は制御回路11に入力さ
れて計数されて、モータ16の回転角量に応じたウィンド
の開度位置等が検出される。また、そのパルス速度に基
づいてモータ16の回転速度が検出される。
【0014】このモータ16に流れる駆動電流は抵抗17に
流れるもので、この抵抗17の端子電圧を検出すること
で、モータ16に流れる電流量が検出できる。このモータ
16の駆動電流に対応する抵抗17の端子電圧は波形成形回
路19に供給し、モータ16の駆動電流に対応した波形の電
圧信号がこの波形成形回路19から出力される。この波形
成形回路19からの出力信号は制御回路11に入力され、こ
の制御回路11においてモータ16の駆動電流量が検知され
るようにする。この場合制御回路11において、A/D変
換部111 で電圧波形信号をディジタル信号に変換して取
り込まれる。
流れるもので、この抵抗17の端子電圧を検出すること
で、モータ16に流れる電流量が検出できる。このモータ
16の駆動電流に対応する抵抗17の端子電圧は波形成形回
路19に供給し、モータ16の駆動電流に対応した波形の電
圧信号がこの波形成形回路19から出力される。この波形
成形回路19からの出力信号は制御回路11に入力され、こ
の制御回路11においてモータ16の駆動電流量が検知され
るようにする。この場合制御回路11において、A/D変
換部111 で電圧波形信号をディジタル信号に変換して取
り込まれる。
【0015】この様に構成される装置において、まず出
荷時等の初期の状態での処理について図2に基づき説明
する。この車両に対してバッテリが搭載され、このバッ
テリが所定の回路に接続されると、ステップ101 におい
てまずDOWNスイッチ13が投入されてウィンドに対す
る下降指令が与えられる。このスイッチ13が投入される
ことで、制御回路11からの指令により第1および第2の
リレースイッチ14および15が図の状態から切り換えられ
た状態に設定され、モータ16が逆方向に回転されてウィ
ンドが開方向である下降方向に駆動される。
荷時等の初期の状態での処理について図2に基づき説明
する。この車両に対してバッテリが搭載され、このバッ
テリが所定の回路に接続されると、ステップ101 におい
てまずDOWNスイッチ13が投入されてウィンドに対す
る下降指令が与えられる。このスイッチ13が投入される
ことで、制御回路11からの指令により第1および第2の
リレースイッチ14および15が図の状態から切り換えられ
た状態に設定され、モータ16が逆方向に回転されてウィ
ンドが開方向である下降方向に駆動される。
【0016】この様にウィンドが駆動されて下降方向の
限界、すなわちウィンドが全開の状態にまで至ると、こ
の状態でウィンドの下降動作が機械的に拘束されてモー
タ16にロック電流が流れる。ステップ102 でこのロック
電流が検出されるとモータ16は停止制御され、ステップ
103 でウィンドが全開の状態で停止される。そして、ス
テップ104 において位置カウンタCN を“0”にクリア
して初期設定する。
限界、すなわちウィンドが全開の状態にまで至ると、こ
の状態でウィンドの下降動作が機械的に拘束されてモー
タ16にロック電流が流れる。ステップ102 でこのロック
電流が検出されるとモータ16は停止制御され、ステップ
103 でウィンドが全開の状態で停止される。そして、ス
テップ104 において位置カウンタCN を“0”にクリア
して初期設定する。
【0017】この位置カウンタCN は、回転検出回路18
からの出力パルス信号を計数しているもので、この位置
カウンタCN は計数値“0”の状態でウィンドの全開を
表現し、このカウンタCN の計数値に基づいてウィンド
の開度位置が表現される。
からの出力パルス信号を計数しているもので、この位置
カウンタCN は計数値“0”の状態でウィンドの全開を
表現し、このカウンタCN の計数値に基づいてウィンド
の開度位置が表現される。
【0018】ステップ105 では、ウィンドが全開状態と
されたときの位置カウンタCN の計数値Cc ないし全閉
状態の計数値Co をイニシャル設定し、パワーウィンド
制御のための例えば出荷時における初期化処理が終了さ
れる。このステップ105 におけるイニシャル設定では、
ウィンドの開度位置CN が全閉Cc から全開Co までの
それぞれのステップ位置に対応する計数値(Cc 〜Co
)が、例えば制御回路11に内蔵されるRAM等の記憶
素子に書き込み記憶されている。
されたときの位置カウンタCN の計数値Cc ないし全閉
状態の計数値Co をイニシャル設定し、パワーウィンド
制御のための例えば出荷時における初期化処理が終了さ
れる。このステップ105 におけるイニシャル設定では、
ウィンドの開度位置CN が全閉Cc から全開Co までの
それぞれのステップ位置に対応する計数値(Cc 〜Co
)が、例えば制御回路11に内蔵されるRAM等の記憶
素子に書き込み記憶されている。
【0019】この様な初期化処理が行われた後にパワー
ウィンドの開閉操作が行われるようになるもので、図3
はこの開閉制御における処理の流れを示している。まず
ステップ201 において下降指令のDOWNスイッチ13が
操作されたか否かを判定し、このスイッチ13の操作が行
われていないと判定されたならば、ステップ202 に進ん
でUPスイッチ12の操作がされたか否かを判定する。
ウィンドの開閉操作が行われるようになるもので、図3
はこの開閉制御における処理の流れを示している。まず
ステップ201 において下降指令のDOWNスイッチ13が
操作されたか否かを判定し、このスイッチ13の操作が行
われていないと判定されたならば、ステップ202 に進ん
でUPスイッチ12の操作がされたか否かを判定する。
【0020】ステップ201 でDOWNスイッチ13が操作
されていると判定されたときは、ステップ203 に進んで
第1および第2のスイッチ14および15を図の状態から切
り換えて下降側に設定し、モータ16を逆の方向に回転さ
せてウィンドを下降方向に駆動する。ステップ204 で回
転検出回路18からのパルス信号の有無を判定し、回転パ
ルスが有ればステップ205 で位置カウンタCN をデクリ
メントする。そして、ウィンドの開度位置が位置カウン
タCN において計数されるようにしてステップ201 に戻
る。ステップ202 でUPスイッチ12が操作されていない
ことが判定されたときは、ステップ206 に進んでモータ
16を停止し、ウィンドが作動されないようにする。
されていると判定されたときは、ステップ203 に進んで
第1および第2のスイッチ14および15を図の状態から切
り換えて下降側に設定し、モータ16を逆の方向に回転さ
せてウィンドを下降方向に駆動する。ステップ204 で回
転検出回路18からのパルス信号の有無を判定し、回転パ
ルスが有ればステップ205 で位置カウンタCN をデクリ
メントする。そして、ウィンドの開度位置が位置カウン
タCN において計数されるようにしてステップ201 に戻
る。ステップ202 でUPスイッチ12が操作されていない
ことが判定されたときは、ステップ206 に進んでモータ
16を停止し、ウィンドが作動されないようにする。
【0021】ステップ202 でウィンド上昇(閉)の指令
スイッチ12がオンされていることが確認されたならば、
ステップ207 に進んで第1および第2のリレースイッチ
14および15をそれぞれ図の状態に設定し、モータ16を正
の方向に回転させてウィンドを上昇させる。ステップ20
8 ではこのモータ16の回転に伴って回転検出回路18で発
生される回転パルスの存在を確認し、ステップ209 で位
置カウンタCN をインクリメントする。すなわち、ウィ
ンドの上昇に伴って位置カウンタCN を歩進するもの
で、このカウンタCN によってウィンドの開度位置が計
数設定される。ステップ210 では、この位置カウンタの
計数値CN が全閉位置Cc に達したか否かを判定してい
る。
スイッチ12がオンされていることが確認されたならば、
ステップ207 に進んで第1および第2のリレースイッチ
14および15をそれぞれ図の状態に設定し、モータ16を正
の方向に回転させてウィンドを上昇させる。ステップ20
8 ではこのモータ16の回転に伴って回転検出回路18で発
生される回転パルスの存在を確認し、ステップ209 で位
置カウンタCN をインクリメントする。すなわち、ウィ
ンドの上昇に伴って位置カウンタCN を歩進するもの
で、このカウンタCN によってウィンドの開度位置が計
数設定される。ステップ210 では、この位置カウンタの
計数値CN が全閉位置Cc に達したか否かを判定してい
る。
【0022】ステップ210 で“CN ≦Cc ”であること
が確認されたならば、ステップ211に進んで回転検出回
路18からのパルス信号を計数することによって得られた
回転速度変化率(この場合は減少率)Tと、このときの
ウィンド位置CN に対応したしきい値Tp とを比較し、
変化率Tがしきい値Tp より小さいと判定されたときは
ステップ201 に戻る。そして、“T>Tp ”と判定され
たときは、ウィンドに挟み込みがあって上昇速度が低下
したものと判断し、ステップ212 に進んでモータ16に逆
転指令を与えて、上昇動作中のウィンドの上昇動作を停
止すると共に所定位置まで下降させ、挟み込みが排除さ
れるようにする。その後、ステップ213に進んで挟み込
みカウンタNJ をインクリメントする。
が確認されたならば、ステップ211に進んで回転検出回
路18からのパルス信号を計数することによって得られた
回転速度変化率(この場合は減少率)Tと、このときの
ウィンド位置CN に対応したしきい値Tp とを比較し、
変化率Tがしきい値Tp より小さいと判定されたときは
ステップ201 に戻る。そして、“T>Tp ”と判定され
たときは、ウィンドに挟み込みがあって上昇速度が低下
したものと判断し、ステップ212 に進んでモータ16に逆
転指令を与えて、上昇動作中のウィンドの上昇動作を停
止すると共に所定位置まで下降させ、挟み込みが排除さ
れるようにする。その後、ステップ213に進んで挟み込
みカウンタNJ をインクリメントする。
【0023】ステップ210 でウィンド位置CN が全閉位
置Cc となっていることが判定されたときは、ステップ
216 に進んでモータ16のロック電流が検出されたか否か
を判定する。このステップ214 でロック電流の検出が確
認されたならば、ウィンドが閉め切られたと認定してス
テップ215 に進む。このステップ215 ではモータ電流を
停止して、ウィンドの閉め切り動作が終了される。
置Cc となっていることが判定されたときは、ステップ
216 に進んでモータ16のロック電流が検出されたか否か
を判定する。このステップ214 でロック電流の検出が確
認されたならば、ウィンドが閉め切られたと認定してス
テップ215 に進む。このステップ215 ではモータ電流を
停止して、ウィンドの閉め切り動作が終了される。
【0024】すなわち、この様に構成される装置にあっ
ては、初期化処理のなされた後にスイッチ12あるいは13
の操作に対応して制御回路11によってモータ16が駆動さ
れ、ウィンドが閉め切り方向に上昇駆動され、あるいは
開放方向に下降駆動される。この様なウィンドの動作状
態において、回転検出回路18からの出力パルス信号を計
数することによって、ウィンドの開度位置が逐次認知さ
れている。
ては、初期化処理のなされた後にスイッチ12あるいは13
の操作に対応して制御回路11によってモータ16が駆動さ
れ、ウィンドが閉め切り方向に上昇駆動され、あるいは
開放方向に下降駆動される。この様なウィンドの動作状
態において、回転検出回路18からの出力パルス信号を計
数することによって、ウィンドの開度位置が逐次認知さ
れている。
【0025】仮に、このウィンドの閉め切り動作時にお
ける挟み込み領域を、ウィンドの閉め切り直前の閉め切
り領域以外の全域とすると、その間の各ウィンド位置で
モータ16の回転速度の減少変化率が設定されたしきい値
と比較され、回転減少変化率がこのしきい値以上と判定
されたときに挟み込みと判定している。この様にして挟
み込みが検出されたときには、モータ16の逆転制御によ
ってウィンドを一旦下降方向に駆動する。
ける挟み込み領域を、ウィンドの閉め切り直前の閉め切
り領域以外の全域とすると、その間の各ウィンド位置で
モータ16の回転速度の減少変化率が設定されたしきい値
と比較され、回転減少変化率がこのしきい値以上と判定
されたときに挟み込みと判定している。この様にして挟
み込みが検出されたときには、モータ16の逆転制御によ
ってウィンドを一旦下降方向に駆動する。
【0026】この様に構成されるパワーウィンドシステ
ムにおいて、上下方向に駆動されるウィンドの動きに対
応して位置カウンタが計数動作され、このカウンタの計
数値に基づいてウィンドの開度位置が認識できる。しか
し、ウィンドを位置カウンタのクリア初期化が行われな
い中間的な位置で繰り返し上下動されると、停止指令が
出されても例えば慣性によってウィンドが少量移動し、
位置カウンタの計数値と実際のウィンド位置との間にず
れが生ずる可能性がある。
ムにおいて、上下方向に駆動されるウィンドの動きに対
応して位置カウンタが計数動作され、このカウンタの計
数値に基づいてウィンドの開度位置が認識できる。しか
し、ウィンドを位置カウンタのクリア初期化が行われな
い中間的な位置で繰り返し上下動されると、停止指令が
出されても例えば慣性によってウィンドが少量移動し、
位置カウンタの計数値と実際のウィンド位置との間にず
れが生ずる可能性がある。
【0027】そして、例えば位置カウンタの計数値より
も実際のウィンドの位置が上方にずれたような場合(位
置カウンタの計数値が、ウィンドが全閉以前の挟み込み
領域にあると判断しているにもかわらず、実際のウィン
ドは閉め切り位置とされるような状況)、実際にウィン
ドが閉め切り位置に達すると、このウィンドの動きに大
きな抵抗が作用するにもかかわらず、位置カウンタの計
数値が閉め切りを認知しないために、これを挟み込みと
判断してしまう虞がある。逆に位置カウンタの計数値よ
りも実際のウィンド位置が下にある場合には、位置カウ
ンタが閉め切り領域と判断していても、ウィンド位置が
挟み込み検出領域にある状況となり、非常に危険であ
る。
も実際のウィンドの位置が上方にずれたような場合(位
置カウンタの計数値が、ウィンドが全閉以前の挟み込み
領域にあると判断しているにもかわらず、実際のウィン
ドは閉め切り位置とされるような状況)、実際にウィン
ドが閉め切り位置に達すると、このウィンドの動きに大
きな抵抗が作用するにもかかわらず、位置カウンタの計
数値が閉め切りを認知しないために、これを挟み込みと
判断してしまう虞がある。逆に位置カウンタの計数値よ
りも実際のウィンド位置が下にある場合には、位置カウ
ンタが閉め切り領域と判断していても、ウィンド位置が
挟み込み検出領域にある状況となり、非常に危険であ
る。
【0028】この様なパワーウィンドシステムにおい
て、故意または位置カウンタのずれ等に起因する以外、
連続して多数回挟み込みが検出されることはない。この
ため、この様な現実を考慮して連続してN回挟み込みを
検出するような場合と、位置カウンタが閉め切り状態に
おける計数値以上に計数した場合と共に、安全側の全開
端で位置カウンタをリセットして、計数値のずれをクリ
アさせるようにする。
て、故意または位置カウンタのずれ等に起因する以外、
連続して多数回挟み込みが検出されることはない。この
ため、この様な現実を考慮して連続してN回挟み込みを
検出するような場合と、位置カウンタが閉め切り状態に
おける計数値以上に計数した場合と共に、安全側の全開
端で位置カウンタをリセットして、計数値のずれをクリ
アさせるようにする。
【0029】図4はこの挟み込みカウンタの制御処理の
流れを示すもので、UPスイッチ12がオンされるとモー
タ16の回転によってウィンドが上昇されるもので、この
ウィンドの上昇に伴って位置カウンタの計数値CN が上
昇される。すなわち、ステップ301 でUPスイッチ12の
オンが確認されたならば、ステップ302 でこの位置カウ
ンタの計数値CN が全閉位置の計数値Cc と比較され、
まだ全閉に至っていないと判定されたならば、ステップ
303 に進んで位置カウンタの計数値CN と、検出範囲と
閉め切り範囲を区別する固定値CT と比較する。
流れを示すもので、UPスイッチ12がオンされるとモー
タ16の回転によってウィンドが上昇されるもので、この
ウィンドの上昇に伴って位置カウンタの計数値CN が上
昇される。すなわち、ステップ301 でUPスイッチ12の
オンが確認されたならば、ステップ302 でこの位置カウ
ンタの計数値CN が全閉位置の計数値Cc と比較され、
まだ全閉に至っていないと判定されたならば、ステップ
303 に進んで位置カウンタの計数値CN と、検出範囲と
閉め切り範囲を区別する固定値CT と比較する。
【0030】ステップ302 で“CN >Cc ”と判定され
たならば、これ以上カウントアップされない全閉範囲エ
ラーと判断してステップ304 に進み、全開してステップ
305で位置カウンタCN をリセットする。
たならば、これ以上カウントアップされない全閉範囲エ
ラーと判断してステップ304 に進み、全開してステップ
305で位置カウンタCN をリセットする。
【0031】ステップ302 で“CN <Cc ”と判定され
ると共に、ステップ303 で“CN <CT ”と判定された
ならば検出領域と判断し、ステップ306 に進んで挟み込
みがあったか否かを判断する。このステップ306 で挟み
込みが判断されたならばステップ307 に進んで挟み込み
カウンタの計数値NJ をインクリメントする。
ると共に、ステップ303 で“CN <CT ”と判定された
ならば検出領域と判断し、ステップ306 に進んで挟み込
みがあったか否かを判断する。このステップ306 で挟み
込みが判断されたならばステップ307 に進んで挟み込み
カウンタの計数値NJ をインクリメントする。
【0032】ステップ306 の挟み込み検出に伴い、ステ
ップ307 で挟み込みカウンタの計数値NJ がインクリメ
ントされたならば、ステップ308 に進んで挟み込み回数
NJと任意に設定された回数NT と比較する。そして、
挟み込み回数NJ が設定回数NT より大きいと判定され
たときにはカウンタの計数値にずれがあったとして、前
記ステップ304 に進んでウィンドを全開し、ステップ30
6 で位置カウンタの計数値CN をリセットする。
ップ307 で挟み込みカウンタの計数値NJ がインクリメ
ントされたならば、ステップ308 に進んで挟み込み回数
NJと任意に設定された回数NT と比較する。そして、
挟み込み回数NJ が設定回数NT より大きいと判定され
たときにはカウンタの計数値にずれがあったとして、前
記ステップ304 に進んでウィンドを全開し、ステップ30
6 で位置カウンタの計数値CN をリセットする。
【0033】ステップ308 でNJ がNT よりも小さいと
判定されたときは、ステップ309 に進んで通常の挟み込
み判定後の処理としてUPスイッチ12がオンされた位置
の直前位置までウィンドを下降させ、その後ステップ30
1 に戻される。ステップ303において“CN ≧CT ”
(全閉領域)と判定されたときは、位置カウンタの計数
値よりも実際のウィンドが上方にずれていることはない
として、ステップ310 において挟み込みカウンタノ計数
値NJ を“0”にクリアする。
判定されたときは、ステップ309 に進んで通常の挟み込
み判定後の処理としてUPスイッチ12がオンされた位置
の直前位置までウィンドを下降させ、その後ステップ30
1 に戻される。ステップ303において“CN ≧CT ”
(全閉領域)と判定されたときは、位置カウンタの計数
値よりも実際のウィンドが上方にずれていることはない
として、ステップ310 において挟み込みカウンタノ計数
値NJ を“0”にクリアする。
【0034】これまでの実施例の説明においては、位置
カウンタの計数値のずれを修正する対策として、回転パ
ルス信号が入力されない状態、すなわちモータ16が停止
またはロック電流が検出されるウィンドを全開状態とし
て、位置カウンタCN をクリアするようにしたが、特に
ウィンドを全開して位置カウンタをクリアする必要もな
い。例えばリミットスイッチ等を用いて、ウィンドを特
定される位置方向に駆動してその特定位置への到達を検
知し、この位置でウィンドを停止すると共に、位置カウ
ンタの計数値CN を、そのリミットスイッチ位置に対応
した値にセットする。
カウンタの計数値のずれを修正する対策として、回転パ
ルス信号が入力されない状態、すなわちモータ16が停止
またはロック電流が検出されるウィンドを全開状態とし
て、位置カウンタCN をクリアするようにしたが、特に
ウィンドを全開して位置カウンタをクリアする必要もな
い。例えばリミットスイッチ等を用いて、ウィンドを特
定される位置方向に駆動してその特定位置への到達を検
知し、この位置でウィンドを停止すると共に、位置カウ
ンタの計数値CN を、そのリミットスイッチ位置に対応
した値にセットする。
【0035】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る車両用パワ
ーウィンドの制御装置によれば、パワーウィンドの制御
において重要な、ウィンド位置検出手段を構成する位置
カウンタの計数値に、実際のウィンド位置との間のずれ
が生ずるような状態となったとき、具体的には挟み込み
検出範囲内で、ウィンドの上下動が所定回数繰り返され
た状態で、この位置カウンタの計数値が正常な値に設定
される修正が行われる。したがって、パワーウィンドの
挟み込み検出等の安全対策を実行する制御において、そ
の信頼性が確実に設定される。
ーウィンドの制御装置によれば、パワーウィンドの制御
において重要な、ウィンド位置検出手段を構成する位置
カウンタの計数値に、実際のウィンド位置との間のずれ
が生ずるような状態となったとき、具体的には挟み込み
検出範囲内で、ウィンドの上下動が所定回数繰り返され
た状態で、この位置カウンタの計数値が正常な値に設定
される修正が行われる。したがって、パワーウィンドの
挟み込み検出等の安全対策を実行する制御において、そ
の信頼性が確実に設定される。
【図1】この発明の一実施例に係る車両用パワーウィン
ドの制御装置を説明する構成図。
ドの制御装置を説明する構成図。
【図2】上記実施例の制御回路における初期設定の処理
を説明するフローチャート。
を説明するフローチャート。
【図3】同じく制御回路におけるウィンドの制御処理の
流れを説明するフローチャート。
流れを説明するフローチャート。
【図4】同じく挟み込みが繰り返されたときのウィンド
位置カウンタの修正処理を説明するフローチャート。
位置カウンタの修正処理を説明するフローチャート。
11…制御回路、12…UPスイッチ、13…DOWNスイッ
チ、14、15…リレースイッチ、16…モータ(ウィンド駆
動用)、17…抵抗(負荷検出)、18…回転検出回路、19
…波形整形回路。
チ、14、15…リレースイッチ、16…モータ(ウィンド駆
動用)、17…抵抗(負荷検出)、18…回転検出回路、19
…波形整形回路。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 7/06 G K
Claims (4)
- 【請求項1】 ウィンドを開方向あるいは閉方向に選択
的に駆動するウィンド制御用のモータと、 前記ウィンドの開指令あるいは閉指令を出力するスイッ
チ機構からの入力に基づいて、前記制御用のモータに正
もしくは逆の回転指令を与える開閉制御手段と、 前記ウィンドの全開および閉め切り位置と共にこのウィ
ンドの開度位置を検出するウィンド開度検出手段と、 少なくとも前記ウィンドの閉じ動作時に、前記ウィンド
開度検出手段で検出されるウィンド開度の所定の挟み込
み検出範囲内で、前記ウィンドの上昇負荷の増大判別に
よって、異物挟み込みを検出する挟み込み検出手段と、 前記挟み込み検出状態で前記モータを逆転駆動し、前記
ウィンドを開方向に駆動する逆転制御手段と、 前記挟み込み検出に対応して、その挟み込み回数を計数
する挟み込み回数計数手段と、 前記計数される挟み込み回数が設定される所定回数を越
えた状態を検出する挟み込み異常検出手段と、 前記挟み込み異常検出に伴い前記ウィンドを特定された
位置まで駆動するウィンド初期位置設定手段と、 前記ウィンドが特定される初期位置に設定された状態で
前記開度検出手段の検出値をその初期位置に対応した計
数値に設定する開度位置初期設定手段と、 を具備したことを特徴とする車両用パワーウィンドの制
御装置。 - 【請求項2】 前記ウィンド初期位置設定手段の特定さ
れる位置は、前記モータのロック電流が検出されるウィ
ンドの全開または全閉位置に設定され、前記開度検出手
段の計数値がクリアされるようにした請求項1記載の車
両用パワーウィンドの制御装置。 - 【請求項3】 前記ウィンド初期位置設定手段の特定さ
れる位置は、特定される位置に設定されて前記ウィンド
の移動に対応して作動されるリミットスイッチによって
構成され、前記開度検出手段の計数値はこのリミットス
イッチの位置に対応した特定値に設定されるようにした
請求項1記載の車両用パワーウィンドの制御装置。 - 【請求項4】 前記ウィンド開度検出手段は、前記ウィ
ンド制御用のモータの所定角度の回転に伴いパルス信号
を発生する回転検出手段、およびこの回転検出手段から
のパルス信号を前記モータの回転方向に対応して加算方
向もしくは減算方向に計数する計数手段を含み構成され
るようにした請求項1記載の車両用パワーウィンドの制
御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018056A JPH07224572A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 車両用パワーウィンドの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018056A JPH07224572A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 車両用パワーウィンドの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224572A true JPH07224572A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11961048
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6018056A Pending JPH07224572A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | 車両用パワーウィンドの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224572A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001098842A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Mitsuba Corp | 自動車用開閉体制御装置 |
JP2003035066A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置及び開閉部材制御装置における開閉部材の原点位置設定方法 |
JP2007224685A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | 開閉制御装置及び開閉制御の設定方法 |
JP2007270446A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ドア開閉制御装置 |
JP2009291011A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Aisin Seiki Co Ltd | 状態記憶制御装置 |
JP2011050321A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
JP2011050323A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
US8120293B2 (en) | 2007-03-23 | 2012-02-21 | Asmo Co., Ltd. | Control apparatus for open/close member and method for controlling open/close member |
US10294137B2 (en) | 2015-09-24 | 2019-05-21 | DOOSAN Heavy Industries Construction Co., LTD | Apparatus for evaporative concentration of water to be treated, which uses hot lime softening, and method for evaporative concentration of water using the same |
DE10260588B4 (de) * | 2001-12-27 | 2019-10-31 | Denso Corporation | Steuereinrichtung für ein Schließelement und Verfahren zur Begrenzung von Stellungsabweichungen eines Schließelements |
KR20200000170A (ko) * | 2018-06-22 | 2020-01-02 | 주식회사 베바스토코리아홀딩스 | 선루프 위치 제어 방법 및 이를 이용한 선루프 장치 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP6018056A patent/JPH07224572A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001098842A (ja) * | 1999-09-29 | 2001-04-10 | Mitsuba Corp | 自動車用開閉体制御装置 |
JP2003035066A (ja) * | 2001-07-25 | 2003-02-07 | Asmo Co Ltd | 開閉部材制御装置及び開閉部材制御装置における開閉部材の原点位置設定方法 |
JP4732628B2 (ja) * | 2001-07-25 | 2011-07-27 | アスモ株式会社 | 開閉部材制御装置及び開閉部材制御装置における開閉部材の原点位置設定方法 |
DE10260588B4 (de) * | 2001-12-27 | 2019-10-31 | Denso Corporation | Steuereinrichtung für ein Schließelement und Verfahren zur Begrenzung von Stellungsabweichungen eines Schließelements |
JP2007224685A (ja) * | 2006-02-27 | 2007-09-06 | Toyota Motor Corp | 開閉制御装置及び開閉制御の設定方法 |
JP2007270446A (ja) * | 2006-03-30 | 2007-10-18 | Furukawa Electric Co Ltd:The | ドア開閉制御装置 |
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JP2009291011A (ja) * | 2008-05-29 | 2009-12-10 | Aisin Seiki Co Ltd | 状態記憶制御装置 |
JP2011050321A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
JP2011050323A (ja) * | 2009-09-02 | 2011-03-17 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | トラクタ |
US10294137B2 (en) | 2015-09-24 | 2019-05-21 | DOOSAN Heavy Industries Construction Co., LTD | Apparatus for evaporative concentration of water to be treated, which uses hot lime softening, and method for evaporative concentration of water using the same |
KR20200000170A (ko) * | 2018-06-22 | 2020-01-02 | 주식회사 베바스토코리아홀딩스 | 선루프 위치 제어 방법 및 이를 이용한 선루프 장치 |
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