JPH07271200A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH07271200A JPH07271200A JP6157894A JP6157894A JPH07271200A JP H07271200 A JPH07271200 A JP H07271200A JP 6157894 A JP6157894 A JP 6157894A JP 6157894 A JP6157894 A JP 6157894A JP H07271200 A JPH07271200 A JP H07271200A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写材の像担持体からの分離性能が良好であ
って、画像品質が向上した画像形成装置を提供する。 【構成】 電気抵抗が中抵抗である材料により形成され
た転写ベルト2によって転写を行う画像形成装置におい
て、転写紙10が転写ベルト2から分離される位置に近
接して電気的に接地された導電性ガイド板21を設けた
ため、転写材のトナ−像担持面に電荷が存在していて
も、これによって剥離放電が発生することがなく、異常
画像の発生が防止される。
って、画像品質が向上した画像形成装置を提供する。 【構成】 電気抵抗が中抵抗である材料により形成され
た転写ベルト2によって転写を行う画像形成装置におい
て、転写紙10が転写ベルト2から分離される位置に近
接して電気的に接地された導電性ガイド板21を設けた
ため、転写材のトナ−像担持面に電荷が存在していて
も、これによって剥離放電が発生することがなく、異常
画像の発生が防止される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電子写真プロセスを
用いたレ−ザプリンタ等の光プリンタ,複写機,フアク
シミリ装置等の画像形成装置に関する。
用いたレ−ザプリンタ等の光プリンタ,複写機,フアク
シミリ装置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レ−ザプリンタ等の電子写真方式の画像
形成装置においては、ドラム状又はベルト状の感光体
(像担持体)の表面を帯電器によって帯電した後、露光
装置により露光して静電潜像を形成し、その潜像を現像
装置からの現像剤により顕像化した後、それを転写装置
を用いて給紙装置からの転写材(転写紙,OHPシ−ト
等)上に転写し、定着装置によって定着するようにして
いる。
形成装置においては、ドラム状又はベルト状の感光体
(像担持体)の表面を帯電器によって帯電した後、露光
装置により露光して静電潜像を形成し、その潜像を現像
装置からの現像剤により顕像化した後、それを転写装置
を用いて給紙装置からの転写材(転写紙,OHPシ−ト
等)上に転写し、定着装置によって定着するようにして
いる。
【0003】このような画像形成装置における転写装置
として従来よりコロナ転写帯電器が用いられている。コ
ロナ転写帯電器による転写プロセスを詳述すると、コロ
ナ放電によって転写材に電荷が付与されることにより、
転写材と像担持体表面との間に電界が作られ、その電界
により電荷をもった現像剤(トナ−)が転写材側に引き
付けられて転写される。
として従来よりコロナ転写帯電器が用いられている。コ
ロナ転写帯電器による転写プロセスを詳述すると、コロ
ナ放電によって転写材に電荷が付与されることにより、
転写材と像担持体表面との間に電界が作られ、その電界
により電荷をもった現像剤(トナ−)が転写材側に引き
付けられて転写される。
【0004】そして、コロナ転写帯電器による転写プロ
セスにおいては転写材に付与された電荷により転写材が
像担持体に静電的に吸着されるため、転写後に転写材を
像担持体から分離するために転写材の電荷を適度に除去
する除電装置が必要となる。この除電プロセスは転写材
の電荷を除去し過ぎるとトナ−を吸引する力が弱くなっ
て転写不良を発生し、逆に電荷の除去が少な過ぎると転
写材の分離を行うことができなくなる。ところが、コロ
ナ転写帯電器によって転写材に付与される電荷量が環境
等によって変化するため、常に適切な除電を行うことは
困難であり、除電プロセスのバラツキにより分離不良あ
るいは転写不良が発生していた。
セスにおいては転写材に付与された電荷により転写材が
像担持体に静電的に吸着されるため、転写後に転写材を
像担持体から分離するために転写材の電荷を適度に除去
する除電装置が必要となる。この除電プロセスは転写材
の電荷を除去し過ぎるとトナ−を吸引する力が弱くなっ
て転写不良を発生し、逆に電荷の除去が少な過ぎると転
写材の分離を行うことができなくなる。ところが、コロ
ナ転写帯電器によって転写材に付与される電荷量が環境
等によって変化するため、常に適切な除電を行うことは
困難であり、除電プロセスのバラツキにより分離不良あ
るいは転写不良が発生していた。
【0005】上記問題点を解決するために、近年電圧が
印加された中抵抗の転写ベルトにより転写紙を搬送しつ
つ感光ドラム表面に接触させて転写を行うベルト転写方
式が用いられるようになった。図3に、ベルト転写方式
を採用した従来の画像形成装置の一例を示す。図3にお
いて、転写紙10は、搬送ロ−ラ対11によって入り口
ガイド板12、13にガイドされつつ搬送され、感光体
ドラム1と転写ベルト2の接触部近傍へ至る。そして、
転写紙10は矢印方向Aへ回転する感光体ドラム1と、
中抵抗の材質により形成され駆動ロ−ラ3と従動ロ−ラ
4に巻装されて矢印B方向へ回動する転写ベルト2に挟
まれて感光体ドラム1の表面と接触する。
印加された中抵抗の転写ベルトにより転写紙を搬送しつ
つ感光ドラム表面に接触させて転写を行うベルト転写方
式が用いられるようになった。図3に、ベルト転写方式
を採用した従来の画像形成装置の一例を示す。図3にお
いて、転写紙10は、搬送ロ−ラ対11によって入り口
ガイド板12、13にガイドされつつ搬送され、感光体
ドラム1と転写ベルト2の接触部近傍へ至る。そして、
転写紙10は矢印方向Aへ回転する感光体ドラム1と、
中抵抗の材質により形成され駆動ロ−ラ3と従動ロ−ラ
4に巻装されて矢印B方向へ回動する転写ベルト2に挟
まれて感光体ドラム1の表面と接触する。
【0006】この時、バイアス印加ロ−ラ5には電源2
0によって電圧が印加されている。従って、転写紙10
は感光ドラム1との接触部において転写ベルト2の有す
る電荷が発生する電界によってトナ−の転写を受ける。
ここで、転写紙10の転写ベルト2に接触する面は転写
ベルト2の有する電荷により誘電分極していて転写紙1
0が転写ベルト2に静電的に吸着されているため、何ら
特別な手段を設けること無く転写紙10は感光ドラム1
から容易に分離される。従って、このような中抵抗の転
写ベルトを備えたベルト転写方式を採用した画像形成装
置においては、感光ドラム1からの転写紙10の分離性
は非常に良好である。
0によって電圧が印加されている。従って、転写紙10
は感光ドラム1との接触部において転写ベルト2の有す
る電荷が発生する電界によってトナ−の転写を受ける。
ここで、転写紙10の転写ベルト2に接触する面は転写
ベルト2の有する電荷により誘電分極していて転写紙1
0が転写ベルト2に静電的に吸着されているため、何ら
特別な手段を設けること無く転写紙10は感光ドラム1
から容易に分離される。従って、このような中抵抗の転
写ベルトを備えたベルト転写方式を採用した画像形成装
置においては、感光ドラム1からの転写紙10の分離性
は非常に良好である。
【0007】そして、転写を受けた転写紙10は転写ベ
ルト2によって吸着されつつ搬送され駆動ロ−ラ3の位
置で転写ベルト2から分離される。ここで、バイアス印
加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3の間の転写ベルト2の内周面
には電源20に接続された金属板であるフィ−ドバック
板6が接触配置されていて、駆動ロ−ラ3近傍の転写ベ
ルト2の電位は低電位となっているため、転写紙10は
転写ベルト2から容易に分離される。そして、転写紙1
0は出口ガイド板14、15にガイドされて定着ロ−ラ
対16に搬送され転写紙10上のトナ−画像は定着され
る。
ルト2によって吸着されつつ搬送され駆動ロ−ラ3の位
置で転写ベルト2から分離される。ここで、バイアス印
加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3の間の転写ベルト2の内周面
には電源20に接続された金属板であるフィ−ドバック
板6が接触配置されていて、駆動ロ−ラ3近傍の転写ベ
ルト2の電位は低電位となっているため、転写紙10は
転写ベルト2から容易に分離される。そして、転写紙1
0は出口ガイド板14、15にガイドされて定着ロ−ラ
対16に搬送され転写紙10上のトナ−画像は定着され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ベルト転写方式を採用した画像形成装置においては、黒
ポチ状や水玉状の異常画像が発生するという問題があっ
た。これは、転写紙10が感光ドラム1から分離すると
きに、転写ベルト2の有する電荷により感光ドラム1と
転写紙10との間に剥離放電が発生して転写紙10のト
ナ−像担持面側に電荷が付与される。そして、転写紙1
0の転写部下流の搬送過程において転写紙10が転写ベ
ルト2から分離されるときに、転写紙10のトナ−像担
持面側の電荷が導電体から遠ざかることによる電位上昇
を起こし、これによって転写紙10と電位の低い転写ベ
ルト2との間で剥離放電が発生する。そして、この時の
電荷の移動によりトナ−が移動して上述のような異常画
像が発生するものと考えられる。
ベルト転写方式を採用した画像形成装置においては、黒
ポチ状や水玉状の異常画像が発生するという問題があっ
た。これは、転写紙10が感光ドラム1から分離すると
きに、転写ベルト2の有する電荷により感光ドラム1と
転写紙10との間に剥離放電が発生して転写紙10のト
ナ−像担持面側に電荷が付与される。そして、転写紙1
0の転写部下流の搬送過程において転写紙10が転写ベ
ルト2から分離されるときに、転写紙10のトナ−像担
持面側の電荷が導電体から遠ざかることによる電位上昇
を起こし、これによって転写紙10と電位の低い転写ベ
ルト2との間で剥離放電が発生する。そして、この時の
電荷の移動によりトナ−が移動して上述のような異常画
像が発生するものと考えられる。
【0009】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、転写材の像担持体からの分離性が良好であっ
て、画像品質が向上した画像形成装置を提供することを
目的とする。
であり、転写材の像担持体からの分離性が良好であっ
て、画像品質が向上した画像形成装置を提供することを
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、電気抵抗が中抵抗である材料により形成
され、転写部を通過するように転写材を担持搬送し、像
担持体上に形成された画像を印加された電圧によって静
電的に転写材に転写させる転写ベルトを備えた画像形成
装置において、上記転写ベルトから上記転写材が分離さ
れる位置に近接して上記転写材を案内する導電性ガイド
板を設けたものである。
達成するため、電気抵抗が中抵抗である材料により形成
され、転写部を通過するように転写材を担持搬送し、像
担持体上に形成された画像を印加された電圧によって静
電的に転写材に転写させる転写ベルトを備えた画像形成
装置において、上記転写ベルトから上記転写材が分離さ
れる位置に近接して上記転写材を案内する導電性ガイド
板を設けたものである。
【0011】上記画像形成装置において、上記導電性ガ
イド板と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内とすると
良い。また、上記転写材の搬送方向に関して上記導電性
のガイド板の下流端に導電性ブラシを配設すると良い。
イド板と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内とすると
良い。また、上記転写材の搬送方向に関して上記導電性
のガイド板の下流端に導電性ブラシを配設すると良い。
【0012】
【作用】この発明によれば、転写ベルトによってトナ−
像の転写を受けた転写材のトナ−像担持面に電荷が存在
していても、転写材が転写ベルトから分離するときに剥
離放電が発生せず、異常画像の発生が防止される。
像の転写を受けた転写材のトナ−像担持面に電荷が存在
していても、転写材が転写ベルトから分離するときに剥
離放電が発生せず、異常画像の発生が防止される。
【0013】また、この発明によれば、導電性ガイド板
と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内としているた
め、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても転写材が転写
ベルトから分離するときの剥離放電を確実に防止するこ
とができ異常画像の発生が確実に防止される。
と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内としているた
め、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても転写材が転写
ベルトから分離するときの剥離放電を確実に防止するこ
とができ異常画像の発生が確実に防止される。
【0014】また、この発明によれば、転写材の搬送方
向に関して上記導電性ガイド板の下流端に導電性ブラシ
が配設されていて、転写材のトナ−像担持面の電荷が緩
やかに確実に放電されるため、あらゆる環境下で異常画
像の発生が防止される。
向に関して上記導電性ガイド板の下流端に導電性ブラシ
が配設されていて、転写材のトナ−像担持面の電荷が緩
やかに確実に放電されるため、あらゆる環境下で異常画
像の発生が防止される。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て具体的に説明する。図1は、この発明の画像形成装置
の第1実施例を示す要部構成図であり、図3と同じ部分
には同一符号を付している。
て具体的に説明する。図1は、この発明の画像形成装置
の第1実施例を示す要部構成図であり、図3と同じ部分
には同一符号を付している。
【0016】図1において、光導電性の感光体ドラム1
は像担持体であり、転写されるべきトナ−画像を周面に
保持して矢印A方向へ回転する。転写ベルト2は二層構
造であって、感光体ドラム1と接触する側の表面層は電
気抵抗が1×109Ω〜1×1012Ωの材料で、バイア
ス印加ロ−ラ5と接触する側の裏面層は電気抵抗が1×
109Ω〜1×1012Ωの材料で構成されている。そし
て、転写ベルト2は駆動ロ−ラ3と従動ロ−ラ4とに巻
装され、駆動ロ−ラ3により反時計回りに(矢印B方
向)に回動される。
は像担持体であり、転写されるべきトナ−画像を周面に
保持して矢印A方向へ回転する。転写ベルト2は二層構
造であって、感光体ドラム1と接触する側の表面層は電
気抵抗が1×109Ω〜1×1012Ωの材料で、バイア
ス印加ロ−ラ5と接触する側の裏面層は電気抵抗が1×
109Ω〜1×1012Ωの材料で構成されている。そし
て、転写ベルト2は駆動ロ−ラ3と従動ロ−ラ4とに巻
装され、駆動ロ−ラ3により反時計回りに(矢印B方
向)に回動される。
【0017】駆動ロ−ラ3は金属ロ−ラの外周面に、転
写ベルト2との摩擦係合を高めるためのゴム層を形成さ
れ、図示しない駆動機構により反時計回りに回転され
る。従動ロ−ラ4は金属ロ−ラである。
写ベルト2との摩擦係合を高めるためのゴム層を形成さ
れ、図示しない駆動機構により反時計回りに回転され
る。従動ロ−ラ4は金属ロ−ラである。
【0018】バイアス印加ロ−ラ5は金属ロ−ラであっ
て、感光体ドラム1と転写ベルト2との接触部から駆動
ロ−ラ3側へ所定距離ずれた位置において転写ベルト2
の内周面に当接し、転写ベルト2の回動に従動して回転
する。フィ−ドバック板6は金属板であって、バイアス
印加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3との間で転写ベルト2の内
周面に接触している。バイアス印加ロ−ラ5およびフィ
−ドバック板6は共に電源20に接続されている。
て、感光体ドラム1と転写ベルト2との接触部から駆動
ロ−ラ3側へ所定距離ずれた位置において転写ベルト2
の内周面に当接し、転写ベルト2の回動に従動して回転
する。フィ−ドバック板6は金属板であって、バイアス
印加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3との間で転写ベルト2の内
周面に接触している。バイアス印加ロ−ラ5およびフィ
−ドバック板6は共に電源20に接続されている。
【0019】トナ−画像転写時には、反時計方向へ回動
する転写ベルト2の従動ロ−ラ4側から転写紙10が給
紙される。即ち、転写紙10は搬送ロ−ラ対11によっ
て入り口ガイド板12、13に沿って転写部である感光
体ドラム1と転写ベルト2の接触部近傍へ搬送される。
そして、転写紙10は感光体ドラム1と転写ベルト2に
挟まれて両者の回転に伴って図中左方へ搬送される。転
写時には、電源20からバイアス印加ロ−ラ5に電圧が
印加され、電流I1が流れる。この電流I1 の一部は電
気抵抗が中抵抗である転写ベルト2中を右方へ流れて転
写電流I2 となり、感光体ドラム1上のトナ−画像を転
写紙10に転写させる。電流I1 の残りの部分I3 は転
写ベルト2中を流れてフィ−ドバック板6から電源20
へ戻る。
する転写ベルト2の従動ロ−ラ4側から転写紙10が給
紙される。即ち、転写紙10は搬送ロ−ラ対11によっ
て入り口ガイド板12、13に沿って転写部である感光
体ドラム1と転写ベルト2の接触部近傍へ搬送される。
そして、転写紙10は感光体ドラム1と転写ベルト2に
挟まれて両者の回転に伴って図中左方へ搬送される。転
写時には、電源20からバイアス印加ロ−ラ5に電圧が
印加され、電流I1が流れる。この電流I1 の一部は電
気抵抗が中抵抗である転写ベルト2中を右方へ流れて転
写電流I2 となり、感光体ドラム1上のトナ−画像を転
写紙10に転写させる。電流I1 の残りの部分I3 は転
写ベルト2中を流れてフィ−ドバック板6から電源20
へ戻る。
【0020】このようなベルト転写方式においては、バ
イアス印加ロ−ラ5に印加する電圧を一定に保った場
合、環境変動による転写ベルト2,転写紙10の抵抗値
の変化、転写ベルト2自体の抵抗ムラ、転写紙10の種
類、感光ドラム1上に形成される画像部の面積等により
バイアス印加ロ−ラ5と感光ドラム1との間の抵抗値が
変化するため、感光ドラム1へ流れる転写電流I2 が変
化する。感光ドラム1へ流れる転写電流が変化するとこ
れに伴い転写効率が変化して安定した画像の形成を行う
ことができなくなる。
イアス印加ロ−ラ5に印加する電圧を一定に保った場
合、環境変動による転写ベルト2,転写紙10の抵抗値
の変化、転写ベルト2自体の抵抗ムラ、転写紙10の種
類、感光ドラム1上に形成される画像部の面積等により
バイアス印加ロ−ラ5と感光ドラム1との間の抵抗値が
変化するため、感光ドラム1へ流れる転写電流I2 が変
化する。感光ドラム1へ流れる転写電流が変化するとこ
れに伴い転写効率が変化して安定した画像の形成を行う
ことができなくなる。
【0021】従って、電源から流れ出る電流I1 とフィ
−ドバック板6から電源20へ流れる電流I3 との差が
一定となるように電源20の電圧を制御することが従来
より行われている。これによって、感光ドラム1へ流れ
る転写電流I2 を一定に保つことができ、所定の転写効
率を維持することができる。本実施例においては、トナ
−の極性はプラス極性であって、転写電流I2 が−50
μAとなるように設定されている
−ドバック板6から電源20へ流れる電流I3 との差が
一定となるように電源20の電圧を制御することが従来
より行われている。これによって、感光ドラム1へ流れ
る転写電流I2 を一定に保つことができ、所定の転写効
率を維持することができる。本実施例においては、トナ
−の極性はプラス極性であって、転写電流I2 が−50
μAとなるように設定されている
【0022】こうして、転写部においてトナ−画像の転
写を受けた転写紙10は転写ベルト2によって搬送され
駆動ロ−ラ3の位置に至る。このとき、上述のようにバ
イアス印加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3の間の転写ベルト2
の内周面には電源20に接続された金属板であるフィ−
ドバック板6が接触配置されていて、駆動ロ−ラ3近傍
の転写ベルト2の電位は低電位となっているため、転写
紙10は転写ベルト2から容易に分離される。そして、
転写紙10は出口ガイド板14、15にガイドされて定
着ロ−ラ対16に搬送され転写紙10上のトナ−画像は
定着される。
写を受けた転写紙10は転写ベルト2によって搬送され
駆動ロ−ラ3の位置に至る。このとき、上述のようにバ
イアス印加ロ−ラ5と駆動ロ−ラ3の間の転写ベルト2
の内周面には電源20に接続された金属板であるフィ−
ドバック板6が接触配置されていて、駆動ロ−ラ3近傍
の転写ベルト2の電位は低電位となっているため、転写
紙10は転写ベルト2から容易に分離される。そして、
転写紙10は出口ガイド板14、15にガイドされて定
着ロ−ラ対16に搬送され転写紙10上のトナ−画像は
定着される。
【0023】そして、このような装置においては、前述
のように転写紙10の転写部下流の搬送時において、転
写紙10が転写ベルト2から分離するときにトナ−像担
持面の電荷によって転写紙10と電位の低い転写ベルト
2との間で剥離放電が発生し、これによって異常画像が
発生する。
のように転写紙10の転写部下流の搬送時において、転
写紙10が転写ベルト2から分離するときにトナ−像担
持面の電荷によって転写紙10と電位の低い転写ベルト
2との間で剥離放電が発生し、これによって異常画像が
発生する。
【0024】本実施例においては、転写紙10が転写ベ
ルト2から分離する位置に近接して電気的に接地された
導電性ガイド板21が配設されている。これによって、
転写紙10のトナ−像担持体面の電荷が急激に導電体か
ら遠ざかる事態が回避されると共に、転写紙10のトナ
−像担持面の電荷が電気的に接地された導電性ガイド板
21を通して緩やかに放電される。従って、上記剥離放
電が発生することがなくなって異常画像の発生が防止さ
れる。実験によれば、導電性ガイド板21と転写ベルト
2の間の距離が5mm以内の場合において特に良好な結果
を示した。従って、導電性ガイド板21と転写ベルト2
は5mm以内に近接して設けることが好ましい。また、従
来のような絶縁性のガイド板を使用した場合に比べて、
転写紙10が導電性ガイド板21に吸着されながら搬送
されるため、転写紙10の後端が転写ベルト2から浮き
上がることがなくなり搬送性も良好となった。
ルト2から分離する位置に近接して電気的に接地された
導電性ガイド板21が配設されている。これによって、
転写紙10のトナ−像担持体面の電荷が急激に導電体か
ら遠ざかる事態が回避されると共に、転写紙10のトナ
−像担持面の電荷が電気的に接地された導電性ガイド板
21を通して緩やかに放電される。従って、上記剥離放
電が発生することがなくなって異常画像の発生が防止さ
れる。実験によれば、導電性ガイド板21と転写ベルト
2の間の距離が5mm以内の場合において特に良好な結果
を示した。従って、導電性ガイド板21と転写ベルト2
は5mm以内に近接して設けることが好ましい。また、従
来のような絶縁性のガイド板を使用した場合に比べて、
転写紙10が導電性ガイド板21に吸着されながら搬送
されるため、転写紙10の後端が転写ベルト2から浮き
上がることがなくなり搬送性も良好となった。
【0025】第2図は、この発明の第2実施例の要部構
成を示したものである。この第2実施例においては、転
写紙の搬送方向に関して導電性ガイド板21の下流端に
電気的に接地された導電性ブラシ22が配設してある。
成を示したものである。この第2実施例においては、転
写紙の搬送方向に関して導電性ガイド板21の下流端に
電気的に接地された導電性ブラシ22が配設してある。
【0026】即ち、第1実施例において剥離放電を発生
することなく転写ベルト2から分離された転写紙10は
定着ロ−ラ対16に搬送されることとなるが、このとき
環境によって転写紙10の抵抗値が変化するため、特殊
な環境下では上述の導電性ガイド板21による除電が十
分に行われない可能性がある。この除電が十分に行われ
ないと、転写紙10の像担持体面に電荷が存在したまま
導電性ガイド板21から遠ざかることとなり、これによ
って剥離放電が発生し異常画像となる。本実施例では、
導電性ガイド板よりも良好な除電性を示す電気的に接地
された導電性ブラシ22が設けられているため、転写紙
10のトナ−像担持面に残存する電荷を緩やかに十分に
放電させるため剥離放電の発生を確実に防止することが
でき、あらゆる環境下で異常画像の発生を防止すること
ができる。
することなく転写ベルト2から分離された転写紙10は
定着ロ−ラ対16に搬送されることとなるが、このとき
環境によって転写紙10の抵抗値が変化するため、特殊
な環境下では上述の導電性ガイド板21による除電が十
分に行われない可能性がある。この除電が十分に行われ
ないと、転写紙10の像担持体面に電荷が存在したまま
導電性ガイド板21から遠ざかることとなり、これによ
って剥離放電が発生し異常画像となる。本実施例では、
導電性ガイド板よりも良好な除電性を示す電気的に接地
された導電性ブラシ22が設けられているため、転写紙
10のトナ−像担持面に残存する電荷を緩やかに十分に
放電させるため剥離放電の発生を確実に防止することが
でき、あらゆる環境下で異常画像の発生を防止すること
ができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても、転写材が転
写ベルトから分離するときに剥離放電が発生せず、異常
画像の発生が防止される。従って、転写材の像担持体か
らの分離性が良好であって、画像品質が向上した画像形
成装置を提供できる。
ば、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても、転写材が転
写ベルトから分離するときに剥離放電が発生せず、異常
画像の発生が防止される。従って、転写材の像担持体か
らの分離性が良好であって、画像品質が向上した画像形
成装置を提供できる。
【0028】また、この発明によれば、導電性ガイド板
と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内としているた
め、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても転写材が転写
ベルトから分離するときの剥離放電を確実に防止するこ
とができ異常画像の発生が確実に防止される。従って、
転写材の像担持体からの分離性が良好であって、画像品
質が向上した画像形成装置を提供できる。
と上記転写ベルトの間の距離を5mm以内としているた
め、転写ベルトによってトナ−像の転写を受けた転写材
のトナ−像担持面に電荷が存在していても転写材が転写
ベルトから分離するときの剥離放電を確実に防止するこ
とができ異常画像の発生が確実に防止される。従って、
転写材の像担持体からの分離性が良好であって、画像品
質が向上した画像形成装置を提供できる。
【0029】また、この発明によれば、転写材の搬送方
向に関して上記導電性ガイド板の下流端に導電性ブラシ
が配設されていて転写材のトナ−像担持面の電荷を緩や
かに確実に放電させるため、あらゆる環境下で異常画像
の発生を防止することができる。従って、転写材の像担
持体からの分離性が良好であって、画像品質が向上した
画像形成装置を提供できる。
向に関して上記導電性ガイド板の下流端に導電性ブラシ
が配設されていて転写材のトナ−像担持面の電荷を緩や
かに確実に放電させるため、あらゆる環境下で異常画像
の発生を防止することができる。従って、転写材の像担
持体からの分離性が良好であって、画像品質が向上した
画像形成装置を提供できる。
【0030】
【図1】この発明の第1実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【図2】この発明の第2実施例を示す要部構成図であ
る。
る。
【図3】従来のベルト転写方式を採用した画像形成装置
の一例を示す要部構成図である。
の一例を示す要部構成図である。
1 像担持体 2 転写ベルト 3 駆動ロ−ラ 4 従動ロ−ラ 5 バイアス印加ロ−ラ 6 フィ−ドバック板 10 転写紙 21 導電性ガイド板 22 導電性ブラシ
Claims (3)
- 【請求項1】 電気抵抗が中抵抗である材料により形成
され、転写部を通過するように転写材を担持搬送し、像
担持体上に形成された画像を印加された電圧によって静
電的に転写材に転写させる転写ベルトを備えた画像形成
装置において、上記転写ベルトから上記転写材が分離さ
れる位置に近接して上記転写材を案内する電気的に接地
された導電性ガイド板を設けたことを特徴とする画像形
成装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置であって、
上記導電性ガイド板と上記転写ベルトの間の距離を5mm
以内としたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の画像形成装置であ
って、上記転写材の搬送方向に関して上記導電性ガイド
板の下流端に電気的に接地された導電性ブラシを配設し
たことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157894A JPH07271200A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6157894A JPH07271200A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07271200A true JPH07271200A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13175159
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6157894A Pending JPH07271200A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07271200A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6097924A (en) * | 1998-07-03 | 2000-08-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus having a separation discharger |
US7184678B2 (en) | 2003-12-19 | 2007-02-27 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus with improved separatability of transfer material |
EP1959040A1 (en) | 1998-05-01 | 2008-08-20 | Firster Co., Ltd. | Warp-knit fabric |
JP2012047819A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Sharp Corp | 転写搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2012128285A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2016090630A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 除電装置および画像形成装置 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6157894A patent/JPH07271200A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1959040A1 (en) | 1998-05-01 | 2008-08-20 | Firster Co., Ltd. | Warp-knit fabric |
US6097924A (en) * | 1998-07-03 | 2000-08-01 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image forming apparatus having a separation discharger |
US7184678B2 (en) | 2003-12-19 | 2007-02-27 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus with improved separatability of transfer material |
US7769310B2 (en) | 2003-12-19 | 2010-08-03 | Ricoh Company, Limited | Image forming apparatus with improved separability of transfer material |
JP2012047819A (ja) * | 2010-08-24 | 2012-03-08 | Sharp Corp | 転写搬送装置及びそれを備えた画像形成装置 |
JP2012128285A (ja) * | 2010-12-16 | 2012-07-05 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2016090630A (ja) * | 2014-10-30 | 2016-05-23 | 富士ゼロックス株式会社 | 除電装置および画像形成装置 |
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