JPH07270302A - イメージングフローサイトメータ - Google Patents
イメージングフローサイトメータInfo
- Publication number
- JPH07270302A JPH07270302A JP6061227A JP6122794A JPH07270302A JP H07270302 A JPH07270302 A JP H07270302A JP 6061227 A JP6061227 A JP 6061227A JP 6122794 A JP6122794 A JP 6122794A JP H07270302 A JPH07270302 A JP H07270302A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- image
- particles
- flow cell
- imaging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 title claims description 54
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 128
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims abstract description 19
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 18
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 claims description 31
- 238000002073 fluorescence micrograph Methods 0.000 claims description 18
- 230000005284 excitation Effects 0.000 claims description 14
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims description 12
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 abstract 2
- 210000004027 cell Anatomy 0.000 description 51
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 20
- 238000005286 illumination Methods 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 13
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 12
- 244000005700 microbiome Species 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- 238000010186 staining Methods 0.000 description 7
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 6
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 6
- 210000000601 blood cell Anatomy 0.000 description 6
- 210000002700 urine Anatomy 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 5
- 210000000265 leukocyte Anatomy 0.000 description 5
- 239000007850 fluorescent dye Substances 0.000 description 4
- 239000012488 sample solution Substances 0.000 description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 230000001960 triggered effect Effects 0.000 description 3
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000000877 morphologic effect Effects 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 239000013049 sediment Substances 0.000 description 2
- 230000002485 urinary effect Effects 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 206010028980 Neoplasm Diseases 0.000 description 1
- 241000276498 Pollachius virens Species 0.000 description 1
- 239000012472 biological sample Substances 0.000 description 1
- 210000003855 cell nucleus Anatomy 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 238000007865 diluting Methods 0.000 description 1
- 239000000975 dye Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012757 fluorescence staining Methods 0.000 description 1
- 239000008187 granular material Substances 0.000 description 1
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000813 microbial effect Effects 0.000 description 1
- 210000004940 nucleus Anatomy 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
- 230000010363 phase shift Effects 0.000 description 1
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 210000001519 tissue Anatomy 0.000 description 1
- -1 urine Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 位相差方式で粒子の透過光像をコントラスト
よく撮像する。 【構成】 粒子を含む試料液が内部に流動される光透過
性のフローセルと、フローセルの撮像領域に光を照射す
るレーザ光源と、照射された光によって、フローセルの
撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像するビデオカ
メラと、レーザ光源からフローセルに至る光路中に設け
られた位相差用のリングスリットと、フローセルからビ
デオカメラに至る光路中に設けられた位相差用の対物レ
ンズを備えた構成とする。
よく撮像する。 【構成】 粒子を含む試料液が内部に流動される光透過
性のフローセルと、フローセルの撮像領域に光を照射す
るレーザ光源と、照射された光によって、フローセルの
撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像するビデオカ
メラと、レーザ光源からフローセルに至る光路中に設け
られた位相差用のリングスリットと、フローセルからビ
デオカメラに至る光路中に設けられた位相差用の対物レ
ンズを備えた構成とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、微生物の観察や、血
液細胞の分析、あるいは腫瘍組織細胞の動態を解析する
ために用いられ、微生物や、あるいは血液や尿などを含
む試料液をフローセルと呼ばれる透明な管内に流動さ
せ、微生物や、あるいは血液中に含まれる血球や尿中に
含まれる細胞のような粒子をビデオカメラで撮像するイ
メージングフローサイトメータに関する。
液細胞の分析、あるいは腫瘍組織細胞の動態を解析する
ために用いられ、微生物や、あるいは血液や尿などを含
む試料液をフローセルと呼ばれる透明な管内に流動さ
せ、微生物や、あるいは血液中に含まれる血球や尿中に
含まれる細胞のような粒子をビデオカメラで撮像するイ
メージングフローサイトメータに関する。
【0002】
【従来の技術】液体中の、例えば上記の微生物や、ある
いは血球や細胞のような粒子成分を検査する装置とし
て、フローサイトメータ(「FCM」とも記す)が知ら
れている。イメージングフローサイトメータ(「IFC
M」とも記す)は、粒子を撮像して、その画像から粒子
の形態情報を得るようにしたものであり、フローサイト
メータと同様に、フローセルと呼ばれる細いガラス管内
に微生物や細胞を導き、その微生物や細胞の透過光像や
蛍光像を撮像して、それらの形態情報を得るようにして
いる。
いは血球や細胞のような粒子成分を検査する装置とし
て、フローサイトメータ(「FCM」とも記す)が知ら
れている。イメージングフローサイトメータ(「IFC
M」とも記す)は、粒子を撮像して、その画像から粒子
の形態情報を得るようにしたものであり、フローサイト
メータと同様に、フローセルと呼ばれる細いガラス管内
に微生物や細胞を導き、その微生物や細胞の透過光像や
蛍光像を撮像して、それらの形態情報を得るようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】生体試料は色彩を持つ
ものは例外的である。したがって、IFCMで、例えば
細胞の透過光像を得ようとした場合、色彩の無い細胞に
光を照射するとコントラストが弱くなり良好な画像が得
られないため、通常は細胞に染色を施さなければならな
い。しかし、適当な染色を施すことができない場合があ
る。
ものは例外的である。したがって、IFCMで、例えば
細胞の透過光像を得ようとした場合、色彩の無い細胞に
光を照射するとコントラストが弱くなり良好な画像が得
られないため、通常は細胞に染色を施さなければならな
い。しかし、適当な染色を施すことができない場合があ
る。
【0004】これは、例えば、観察の対象とする細胞を
染色できる染料がない、あるいは細胞を染色せずに生き
たままの状態で観察したい、などの理由や、蛍光像を撮
像するための染色(蛍光染色)も同時に施したいが、一
般に透過光像用の染色と蛍光染色との二重染色は困難で
あるので、蛍光染色を施した場合には透過光像の撮像に
適した染色ができない、などの理由による。
染色できる染料がない、あるいは細胞を染色せずに生き
たままの状態で観察したい、などの理由や、蛍光像を撮
像するための染色(蛍光染色)も同時に施したいが、一
般に透過光像用の染色と蛍光染色との二重染色は困難で
あるので、蛍光染色を施した場合には透過光像の撮像に
適した染色ができない、などの理由による。
【0005】このような理由で、適当な染色を施すこと
ができない場合には、透過光像は非常にコントラストが
弱くなり、粒子画像分析装置として観察に耐えうる画像
を得ることができない。
ができない場合には、透過光像は非常にコントラストが
弱くなり、粒子画像分析装置として観察に耐えうる画像
を得ることができない。
【0006】なお、IFCMとして、同一の細胞の蛍光
像と透過光像を同時に得ることができる装置が存在す
る。しかしながら、この装置では、蛍光染色が優先され
ているため、透過光像用の染色は施されてはいるが、必
ずしも透過光像用として最適なものではなく、このた
め、得られた透過光像はコントラストが非常に弱く、顆
粒等はほとんど認識できず、細胞の核の形状さえも認識
しにくいという問題があった。
像と透過光像を同時に得ることができる装置が存在す
る。しかしながら、この装置では、蛍光染色が優先され
ているため、透過光像用の染色は施されてはいるが、必
ずしも透過光像用として最適なものではなく、このた
め、得られた透過光像はコントラストが非常に弱く、顆
粒等はほとんど認識できず、細胞の核の形状さえも認識
しにくいという問題があった。
【0007】ところで、顕微鏡の分野では、位相差方式
で対象を観察できる位相差顕微鏡が存在する。この位相
差顕微鏡を用いた場合には、観察対象と周囲の物質との
間の屈折率に差があれば、染色を施さなくても観察対象
をコントラストよく観察できる。しかし、多数個の細胞
や微生物を顕微鏡上で探しながら一つ一つ観察するのは
時間と手間がかかった。
で対象を観察できる位相差顕微鏡が存在する。この位相
差顕微鏡を用いた場合には、観察対象と周囲の物質との
間の屈折率に差があれば、染色を施さなくても観察対象
をコントラストよく観察できる。しかし、多数個の細胞
や微生物を顕微鏡上で探しながら一つ一つ観察するのは
時間と手間がかかった。
【0008】この発明は、以上のような点を鑑みてなさ
れたもので、粒子を位相差方式で撮像することにより、
透過光像用の適切な染色を施すことができない場合で
も、粒子の透過光像をコントラストよく撮像することが
できるイメージングフローサイトメータを提供するもの
である。
れたもので、粒子を位相差方式で撮像することにより、
透過光像用の適切な染色を施すことができない場合で
も、粒子の透過光像をコントラストよく撮像することが
できるイメージングフローサイトメータを提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段およびその作用】この発明
によれば、粒子を含む試料液が内部に流動される光透過
性のフローセルと、フローセルの撮像領域に光を照射す
る光照射手段と、照射された光によって、フローセルの
撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像する透過光像
撮像手段と、光照射手段からフローセルに至る光路中に
設けられた位相差用のリングスリットと、フローセルか
ら透過光像撮像手段に至る光路中に設けられた位相差用
の対物レンズを備えてなるイメージングフローサイトメ
ータが提供される。
によれば、粒子を含む試料液が内部に流動される光透過
性のフローセルと、フローセルの撮像領域に光を照射す
る光照射手段と、照射された光によって、フローセルの
撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像する透過光像
撮像手段と、光照射手段からフローセルに至る光路中に
設けられた位相差用のリングスリットと、フローセルか
ら透過光像撮像手段に至る光路中に設けられた位相差用
の対物レンズを備えてなるイメージングフローサイトメ
ータが提供される。
【0010】この発明の最も特徴とする点は、試料液中
に含まれる粒子の透過光像を位相差方式で撮像する点に
ある。位相差方式とは、光の回折を利用して、コントラ
スト良く対象を撮像することができる方式であり、公知
の位相差顕微鏡で用いられている方式を適用することが
できる。
に含まれる粒子の透過光像を位相差方式で撮像する点に
ある。位相差方式とは、光の回折を利用して、コントラ
スト良く対象を撮像することができる方式であり、公知
の位相差顕微鏡で用いられている方式を適用することが
できる。
【0011】フローセルとしては、フローセルの外側か
ら粒子を撮像することが可能な、例えばガラスやプラス
チック製の光透過性の管が適用される。このフローセル
としては、断面が円形(丸シース)、矩形、長方形、楕
円形などの各種の形状のものを用いることができるが、
粒子を鮮明に撮像するためには、粒子に対して焦点の位
置を安定させて、粒子を重なることなく1つずつ撮像す
る必要がある。したがって、このような点から、粒子を
分離状態で、さらに偏平な粒子であればその粒子が撮像
方向に対して正面を向くように配向させて流動させるこ
とのできる、断面形状が長方形あるいは楕円形の平面シ
ースフローセルを用いることが適している。このような
平面シースフローセルとしては、約50〜300μm程
度の幅とその1/10程度の厚みの偏平な試料液流を形
成することが可能な公知のフローセルを用いることがで
き、これには、例えば、特開平3−105235号公報
に記載のものなどを適用することができる。
ら粒子を撮像することが可能な、例えばガラスやプラス
チック製の光透過性の管が適用される。このフローセル
としては、断面が円形(丸シース)、矩形、長方形、楕
円形などの各種の形状のものを用いることができるが、
粒子を鮮明に撮像するためには、粒子に対して焦点の位
置を安定させて、粒子を重なることなく1つずつ撮像す
る必要がある。したがって、このような点から、粒子を
分離状態で、さらに偏平な粒子であればその粒子が撮像
方向に対して正面を向くように配向させて流動させるこ
とのできる、断面形状が長方形あるいは楕円形の平面シ
ースフローセルを用いることが適している。このような
平面シースフローセルとしては、約50〜300μm程
度の幅とその1/10程度の厚みの偏平な試料液流を形
成することが可能な公知のフローセルを用いることがで
き、これには、例えば、特開平3−105235号公報
に記載のものなどを適用することができる。
【0012】フローセル内に導入される試料液として
は、主として、血液、尿、粉体などを任意に希釈した試
料液が適用される。また、用途によっては試料を海水、
湖水、河水などとする場合もある。粒子は、フローセル
の内部に導入可能な大きさのものであればよく、材質、
比重、形状等に特に限定はない。主として、微生物や、
血液中に含まれる血球、尿中に含まれる細胞等や、粉体
などが粒子として適用される。
は、主として、血液、尿、粉体などを任意に希釈した試
料液が適用される。また、用途によっては試料を海水、
湖水、河水などとする場合もある。粒子は、フローセル
の内部に導入可能な大きさのものであればよく、材質、
比重、形状等に特に限定はない。主として、微生物や、
血液中に含まれる血球、尿中に含まれる細胞等や、粉体
などが粒子として適用される。
【0013】光照射手段としては、透過光像を得ること
のできる程度の強さの光を粒子に向けて照射することが
可能な、各種の光源を用いることができるが、位相差方
式で粒子の透過光像を撮像するという観点からは、回折
が容易に生ずるレーザ光を照射可能なレーザ光照射装置
を用いることが適している。
のできる程度の強さの光を粒子に向けて照射することが
可能な、各種の光源を用いることができるが、位相差方
式で粒子の透過光像を撮像するという観点からは、回折
が容易に生ずるレーザ光を照射可能なレーザ光照射装置
を用いることが適している。
【0014】この光源は、粒子をブレなく撮像するため
には、パルス発光タイプの光源を用いるのが好ましい。
ただし、連続発光タイプの光源を用いることも可能であ
るが、その場合には、透過光像撮像手段の手前にゲート
機能(光シャッター機能)を有するイメージインテンシ
ファイア(光電子倍増管)のような光増幅器を配置し
て、ゲートをトリガするように構成する。
には、パルス発光タイプの光源を用いるのが好ましい。
ただし、連続発光タイプの光源を用いることも可能であ
るが、その場合には、透過光像撮像手段の手前にゲート
機能(光シャッター機能)を有するイメージインテンシ
ファイア(光電子倍増管)のような光増幅器を配置し
て、ゲートをトリガするように構成する。
【0015】透過光像撮像手段としては、粒子に照射さ
れた光によって粒子の透過光像を撮像することができる
ものであればよく、例えば、市販のビデオカメラを利用
することができる。
れた光によって粒子の透過光像を撮像することができる
ものであればよく、例えば、市販のビデオカメラを利用
することができる。
【0016】位相差用のリングスリットは、公知の位相
差顕微鏡に用いられているような各種の形状のものを用
いることができる。この位相差用のリングスリットと位
相差用の対物レンズとは、相互に関連したものを用いる
必要があり、位相差用の対物レンズとしては、位相をず
らせる物質(位相膜と呼ぶ)を、対物レンズの後ろ側焦
点面に、位相差用のリングスリットの投影像と同じ形状
で塗布したものを用いる。この場合、位相差用のリング
スリットの投影像以外の部分に位相膜を塗布したものを
用いてもよい。
差顕微鏡に用いられているような各種の形状のものを用
いることができる。この位相差用のリングスリットと位
相差用の対物レンズとは、相互に関連したものを用いる
必要があり、位相差用の対物レンズとしては、位相をず
らせる物質(位相膜と呼ぶ)を、対物レンズの後ろ側焦
点面に、位相差用のリングスリットの投影像と同じ形状
で塗布したものを用いる。この場合、位相差用のリング
スリットの投影像以外の部分に位相膜を塗布したものを
用いてもよい。
【0017】このような構成により、染色を施すことな
く、粒子の透過光像をコントラスト良く撮像することが
できる。また、位相差用のリングスリットを交換するこ
とにより、簡単に透過光像あるいは暗視野像を撮像する
ことができる。
く、粒子の透過光像をコントラスト良く撮像することが
できる。また、位相差用のリングスリットを交換するこ
とにより、簡単に透過光像あるいは暗視野像を撮像する
ことができる。
【0018】この発明のイメージングフローサイトメー
タにおいては、粒子を効率良く撮像するために、粒子通
過監視系を付加し、粒子が撮像領域に入ったことを確認
した上で粒子を撮像するようにすることが適している。
タにおいては、粒子を効率良く撮像するために、粒子通
過監視系を付加し、粒子が撮像領域に入ったことを確認
した上で粒子を撮像するようにすることが適している。
【0019】この粒子通過監視系としては、粒子検出用
の常時発光光源と、その常時発光光源からの光によりフ
ローセルの撮像領域を粒子が通過することを検出する検
出器からなる粒子通過監視系が適用される。
の常時発光光源と、その常時発光光源からの光によりフ
ローセルの撮像領域を粒子が通過することを検出する検
出器からなる粒子通過監視系が適用される。
【0020】このように、粒子通過監視系を付加するこ
とにより、ゴミや粒子の小片を除外し、目的とする粒子
だけを選別して、空打ち(粒子以外のものを撮像するこ
と)することなく効率良く粒子の透過光像を撮像するこ
とができる。
とにより、ゴミや粒子の小片を除外し、目的とする粒子
だけを選別して、空打ち(粒子以外のものを撮像するこ
と)することなく効率良く粒子の透過光像を撮像するこ
とができる。
【0021】光照射手段がパルス発光タイプの光源であ
る場合に、この粒子通過監視系を付加する時には、粒子
通過監視系に、検出器によって粒子の通過が検出された
ときパルス発光タイプの光源を発光させる信号処理手段
をさらに設けたものを適用することが好ましい。
る場合に、この粒子通過監視系を付加する時には、粒子
通過監視系に、検出器によって粒子の通過が検出された
ときパルス発光タイプの光源を発光させる信号処理手段
をさらに設けたものを適用することが好ましい。
【0022】また、光照射手段が連続発光タイプの光源
である場合に、この粒子通過監視系を付加する時には、
前述したように、透過光像撮像手段の手前にゲート機能
を有する光増幅器を配置する。そして、粒子通過監視系
に、検出器によって粒子の通過が検出されたとき光増幅
器のゲートをトリガする信号処理手段をさらに設けたも
のを適用することが好ましい。
である場合に、この粒子通過監視系を付加する時には、
前述したように、透過光像撮像手段の手前にゲート機能
を有する光増幅器を配置する。そして、粒子通過監視系
に、検出器によって粒子の通過が検出されたとき光増幅
器のゲートをトリガする信号処理手段をさらに設けたも
のを適用することが好ましい。
【0023】この発明のイメージングフローサイトメー
タにおいては、蛍光像撮像系を付加することもできる。
その場合には、フローセルの撮像領域に蛍光励起用の光
を照射する励起用光源と、粒子から励起された蛍光によ
って、フローセルの撮像領域に存在する粒子の蛍光像を
撮像する蛍光像撮像手段からなる蛍光像撮像系を付加し
た構成とする。
タにおいては、蛍光像撮像系を付加することもできる。
その場合には、フローセルの撮像領域に蛍光励起用の光
を照射する励起用光源と、粒子から励起された蛍光によ
って、フローセルの撮像領域に存在する粒子の蛍光像を
撮像する蛍光像撮像手段からなる蛍光像撮像系を付加し
た構成とする。
【0024】この蛍光像撮像系を付加した構成とする場
合には、光照射手段にはパルス発光タイプの光源を用い
る。そして、このようにパルス発光タイプの光源を用
い、かつ、粒子通過監視系を付加している場合に、蛍光
像撮像系を付加する時には、蛍光像撮像手段に入る光路
を開閉するゲート機能を有する光増幅器を蛍光像撮像手
段の手前に配置する。そして、検出器によって粒子の通
過が検出されたとき、その所定時間後光増幅器のゲート
をトリガして粒子の蛍光像を撮像させるように、粒子通
過監視系の信号処理手段を構成する。
合には、光照射手段にはパルス発光タイプの光源を用い
る。そして、このようにパルス発光タイプの光源を用
い、かつ、粒子通過監視系を付加している場合に、蛍光
像撮像系を付加する時には、蛍光像撮像手段に入る光路
を開閉するゲート機能を有する光増幅器を蛍光像撮像手
段の手前に配置する。そして、検出器によって粒子の通
過が検出されたとき、その所定時間後光増幅器のゲート
をトリガして粒子の蛍光像を撮像させるように、粒子通
過監視系の信号処理手段を構成する。
【0025】このように、蛍光像撮像系を付加した場合
には、1つの粒子について、透過光像とともに蛍光像も
同時に撮像することができるので、新たな情報(蛍光
量、蛍光発光点の局在など)を得ることができる。
には、1つの粒子について、透過光像とともに蛍光像も
同時に撮像することができるので、新たな情報(蛍光
量、蛍光発光点の局在など)を得ることができる。
【0026】この場合、透過光像撮像手段から粒子の透
過光像の撮像信号を受けるとともに、蛍光像撮像手段か
ら粒子の蛍光像の撮像信号を受け、撮像された粒子の透
過光像と蛍光像をペアにして、一枚の画面にまとめて表
示する画像処理手段をさらに備えた構成とすることによ
り、透過光像と蛍光像をペアにして、一枚の画面にまと
めて表示することができる。
過光像の撮像信号を受けるとともに、蛍光像撮像手段か
ら粒子の蛍光像の撮像信号を受け、撮像された粒子の透
過光像と蛍光像をペアにして、一枚の画面にまとめて表
示する画像処理手段をさらに備えた構成とすることによ
り、透過光像と蛍光像をペアにして、一枚の画面にまと
めて表示することができる。
【0027】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいてこの発明
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
を詳述する。なお、これによってこの発明が限定される
ものではない。
【0028】図1はこの発明によるイメージングフロー
サイトメータの一実施例の構成を示す説明図である。こ
の例は最も基本的な構成を示したものである。このイメ
ージングフローサイトメータは、血液や尿などを希釈し
た試料液(サンプル液ともいう)をフローセルと呼ばれ
る透明で偏平な管中に導いて偏平な試料流(サンプル流
ともいう)を形成し、この試料流に対しストロボ光やパ
ルスレーザ光のようなパルス光を照射して、血液中に含
まれる血球や尿中に含まれる細胞のような粒子(被検粒
子と称すこともある)をビデオカメラで撮像する装置で
ある。
サイトメータの一実施例の構成を示す説明図である。こ
の例は最も基本的な構成を示したものである。このイメ
ージングフローサイトメータは、血液や尿などを希釈し
た試料液(サンプル液ともいう)をフローセルと呼ばれ
る透明で偏平な管中に導いて偏平な試料流(サンプル流
ともいう)を形成し、この試料流に対しストロボ光やパ
ルスレーザ光のようなパルス光を照射して、血液中に含
まれる血球や尿中に含まれる細胞のような粒子(被検粒
子と称すこともある)をビデオカメラで撮像する装置で
ある。
【0029】この図において、1はガラスやプラスチッ
クなどの透明で偏平な管からなるフローセルである。こ
のフローセル1中に試料液2が導入されるときには、同
時に、その試料液2の周囲を覆うようにしてシース
(鞘)液9が供給され、試料液2とシース液9とが層流
となったもの(これを「シースフロー」と称する)がフ
ローセル1内を流れるようになっている。なお、図1に
おいては、試料液2およびシース液9は紙面に対し垂直
方向に流れる。フローセル1中の試料流の長手方向(図
中、矢印Aで示す方向)の幅は50〜300μmで、短
手方向(図中、矢印Bで示す方向)、すなわち撮像方向
の厚みはその約1/10の5〜30μmである。
クなどの透明で偏平な管からなるフローセルである。こ
のフローセル1中に試料液2が導入されるときには、同
時に、その試料液2の周囲を覆うようにしてシース
(鞘)液9が供給され、試料液2とシース液9とが層流
となったもの(これを「シースフロー」と称する)がフ
ローセル1内を流れるようになっている。なお、図1に
おいては、試料液2およびシース液9は紙面に対し垂直
方向に流れる。フローセル1中の試料流の長手方向(図
中、矢印Aで示す方向)の幅は50〜300μmで、短
手方向(図中、矢印Bで示す方向)、すなわち撮像方向
の厚みはその約1/10の5〜30μmである。
【0030】3はフローセル1中を流れる試料液2の撮
像領域に照明光を照射する光源である。この照明用の光
源3は、例えばフラッシュランプや、パルスレーザ光を
照射するレーザ発光装置等のパルス発光タイプの光源で
あり、周期的に光源3を発光させて撮像を行うようにな
っている。4は光を集光するコンデンサレンズ、5は光
を平行光にするコリメータレンズである。図中、矢印は
光の進行方向を示している。
像領域に照明光を照射する光源である。この照明用の光
源3は、例えばフラッシュランプや、パルスレーザ光を
照射するレーザ発光装置等のパルス発光タイプの光源で
あり、周期的に光源3を発光させて撮像を行うようにな
っている。4は光を集光するコンデンサレンズ、5は光
を平行光にするコリメータレンズである。図中、矢印は
光の進行方向を示している。
【0031】6はコンデンサレンズ4とコリメータレン
ズ5との間に設けられた位相差用リングスリットであ
り、位相差用リングスリット6はコンデンサレンズ4の
前側焦点位置に設置される。位相差用リングスリット6
の形状の例を図2に示す。なお、この位相差用リングス
リット6はピンホールであってもよい。
ズ5との間に設けられた位相差用リングスリットであ
り、位相差用リングスリット6はコンデンサレンズ4の
前側焦点位置に設置される。位相差用リングスリット6
の形状の例を図2に示す。なお、この位相差用リングス
リット6はピンホールであってもよい。
【0032】7はビデオカメラからなる透過光像撮像部
であり、光源3から照射された照明光によってフローセ
ル1の撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像する。
この透過光像撮像部7は、粒子の透過光像を結像するた
めの、例えばCCDからなる受光面を有している。この
透過光像撮像部7で撮像された透過光像は画像処理装置
(図示しない)によって処理される。
であり、光源3から照射された照明光によってフローセ
ル1の撮像領域に存在する粒子の透過光像を撮像する。
この透過光像撮像部7は、粒子の透過光像を結像するた
めの、例えばCCDからなる受光面を有している。この
透過光像撮像部7で撮像された透過光像は画像処理装置
(図示しない)によって処理される。
【0033】8はフローセル1と透過光像撮像部7との
間に設けられた位相差用対物レンズである。この位相差
用対物レンズ8には、位相をずらせる物質(位相膜と呼
ぶ)が塗布されている。すなわち、位相差用対物レンズ
8の後ろ側焦点面には、位相差用リングスリット6を投
影した像と同じ形状で位相膜が塗布されている。この位
相膜は、位相差用リングスリット6の投影像以外の部分
に塗布されていてもよい。位相膜としては、例えば、金
属膜や誘電体膜のような、位相差顕微鏡に用いられてい
る公知の材質のものを用いることができる。
間に設けられた位相差用対物レンズである。この位相差
用対物レンズ8には、位相をずらせる物質(位相膜と呼
ぶ)が塗布されている。すなわち、位相差用対物レンズ
8の後ろ側焦点面には、位相差用リングスリット6を投
影した像と同じ形状で位相膜が塗布されている。この位
相膜は、位相差用リングスリット6の投影像以外の部分
に塗布されていてもよい。位相膜としては、例えば、金
属膜や誘電体膜のような、位相差顕微鏡に用いられてい
る公知の材質のものを用いることができる。
【0034】このような構成において、光源3からの照
明光はコンデンサレンズ4を介して位相差用リングスリ
ット6に照射される。位相差用リングスリット6を通過
した光線は、コンデンサレンズ5を介してフローセル1
の撮像領域を平行光束で照明する(すなわち、ケーラー
照明)。
明光はコンデンサレンズ4を介して位相差用リングスリ
ット6に照射される。位相差用リングスリット6を通過
した光線は、コンデンサレンズ5を介してフローセル1
の撮像領域を平行光束で照明する(すなわち、ケーラー
照明)。
【0035】位相差用リングスリット6を透過して被写
体としての粒子を照明する光は、粒子によって回折され
なかった光と回折された光に別れる。粒子によって回折
されなかった光は、対物レンズの位相膜にいったん結像
する。一方粒子によって回折された光は、対物レンズの
位相膜以外の部分を透過して透過光像撮像部7の受光面
に結像する。
体としての粒子を照明する光は、粒子によって回折され
なかった光と回折された光に別れる。粒子によって回折
されなかった光は、対物レンズの位相膜にいったん結像
する。一方粒子によって回折された光は、対物レンズの
位相膜以外の部分を透過して透過光像撮像部7の受光面
に結像する。
【0036】粒子によって回折されなかった光とは、粒
子の背景光であり、粒子によって回折された光と回折さ
れなかった光(すなわち、背景光)との間に位相のずれ
が生じるために、受光面上で位相差効果が生じて、まわ
りと屈折率が異なる対象を観察した場合、コントラスト
がついて観察できるようになる。この位相差方式の原理
については、従来公知の位相差顕微鏡の原理をそのまま
適用することができる。
子の背景光であり、粒子によって回折された光と回折さ
れなかった光(すなわち、背景光)との間に位相のずれ
が生じるために、受光面上で位相差効果が生じて、まわ
りと屈折率が異なる対象を観察した場合、コントラスト
がついて観察できるようになる。この位相差方式の原理
については、従来公知の位相差顕微鏡の原理をそのまま
適用することができる。
【0037】この例においては、照明用の光源3は、パ
ルス発光タイプの光源を用いているが、このようなパル
ス発光タイプの光源3で流れている細胞をぶれなく静止
画像として捉えるためには、光源3の発光時間は、試料
流の流速に依存する。この例では、発光は周期的に行っ
ており、発光周期は透過光像撮像部7の1秒当たりの撮
像フレーム数に依存する。例えば透過光像撮像部7がビ
デオカメラである場合には、通常は30フレーム/secで
ある。したがって、照明用の光源3が発光した時に粒子
がちょうどフローセル1の撮像領域にあれば、粒子の透
過光像が撮像される。
ルス発光タイプの光源を用いているが、このようなパル
ス発光タイプの光源3で流れている細胞をぶれなく静止
画像として捉えるためには、光源3の発光時間は、試料
流の流速に依存する。この例では、発光は周期的に行っ
ており、発光周期は透過光像撮像部7の1秒当たりの撮
像フレーム数に依存する。例えば透過光像撮像部7がビ
デオカメラである場合には、通常は30フレーム/secで
ある。したがって、照明用の光源3が発光した時に粒子
がちょうどフローセル1の撮像領域にあれば、粒子の透
過光像が撮像される。
【0038】また、照明用の光源3として連続発光タイ
プの光源を用い、その光源3と透過光像撮像部7の間に
シャッター手段を設けることにより、粒子の静止画像を
撮像することができる。このシャッター手段として、シ
ャッター機能付きイメージインテンシファイアを用いる
場合には、透過光像撮像部7の前に配置する。
プの光源を用い、その光源3と透過光像撮像部7の間に
シャッター手段を設けることにより、粒子の静止画像を
撮像することができる。このシャッター手段として、シ
ャッター機能付きイメージインテンシファイアを用いる
場合には、透過光像撮像部7の前に配置する。
【0039】位相差用リングスリット6を簡単に取り外
せるか、あるいは絞り等に交換できるようにしておけ
ば、位相差方式でない通常の透過光像を撮像することが
できる。また、位相差用リングスリット6を、対物レン
ズ8のNA(開口数)より大きなNA(ただし、対物レ
ンズ8のNAより小さいNAを含まない)で照射される
ようなリングスリットに変更すれば、暗視野観察が可能
である。
せるか、あるいは絞り等に交換できるようにしておけ
ば、位相差方式でない通常の透過光像を撮像することが
できる。また、位相差用リングスリット6を、対物レン
ズ8のNA(開口数)より大きなNA(ただし、対物レ
ンズ8のNAより小さいNAを含まない)で照射される
ようなリングスリットに変更すれば、暗視野観察が可能
である。
【0040】図3は粒子通過監視機能を付加した例を示
す説明図である。なお、この図においては、前述の図1
と同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明を省
略する。
す説明図である。なお、この図においては、前述の図1
と同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明を省
略する。
【0041】前述のパルス発光タイプの光源3を用いた
例では、周期的に光源3を発光させて撮像を行っていた
が、試料液2に含まれる粒子数が少ない場合には、撮像
される粒子数が少なく、撮像効率が悪い。そこでこの例
では、粒子通過監視機能を付加して、粒子がフローセル
1の撮像領域に入ったことを確認した上で光源3を発光
させ、粒子像を撮像するようにしている。
例では、周期的に光源3を発光させて撮像を行っていた
が、試料液2に含まれる粒子数が少ない場合には、撮像
される粒子数が少なく、撮像効率が悪い。そこでこの例
では、粒子通過監視機能を付加して、粒子がフローセル
1の撮像領域に入ったことを確認した上で光源3を発光
させ、粒子像を撮像するようにしている。
【0042】この図において、11は粒子通過監視用の
光源である。この光源11は、連続発光タイプのレーザ
光源である。12,13はダイクロイックミラー、14
は光源11からの光によりフローセル1の撮像領域を粒
子が通過することを検出する検出器、15は検出器14
によって粒子の通過が検出されたとき光源3を発光させ
る信号処理部である。これらの光源11、ダイクロイッ
クミラー12,13、検出器15、及び信号処理部15
から粒子通過監視系が構成される。
光源である。この光源11は、連続発光タイプのレーザ
光源である。12,13はダイクロイックミラー、14
は光源11からの光によりフローセル1の撮像領域を粒
子が通過することを検出する検出器、15は検出器14
によって粒子の通過が検出されたとき光源3を発光させ
る信号処理部である。これらの光源11、ダイクロイッ
クミラー12,13、検出器15、及び信号処理部15
から粒子通過監視系が構成される。
【0043】粒子通過監視用の光源11は、前述したよ
うに連続照射タイプのレーザ光源を用いる。レーザ光の
波長はできれば可視域でない方がよいが、特に限定はな
い。粒子通過監視用の検出器14としては、一次元イメ
ージセンサ(ラインセンサ)や、またはスリット等を付
加したフォトダイオード等を用いることができる。
うに連続照射タイプのレーザ光源を用いる。レーザ光の
波長はできれば可視域でない方がよいが、特に限定はな
い。粒子通過監視用の検出器14としては、一次元イメ
ージセンサ(ラインセンサ)や、またはスリット等を付
加したフォトダイオード等を用いることができる。
【0044】この例では、粒子の透過光または前方散乱
光を検出するようにしているが、フォトマルチプライヤ
(光電子倍増管)等を用いて側方散乱光を検出するよう
にしてもよい。
光を検出するようにしているが、フォトマルチプライヤ
(光電子倍増管)等を用いて側方散乱光を検出するよう
にしてもよい。
【0045】このような構成において、粒子通過監視用
の光源11より発した光はダイクロイックミラー12で
反射され、例えば細長く絞られて試料流2を照射する。
そして、ダイクロイックミラー13で反射されて、検出
器14で検出される。検出器14として一次元イメージ
センサを用いた場合には、試料流2の光の照射された領
域を一次元イメージセンサで監視する。
の光源11より発した光はダイクロイックミラー12で
反射され、例えば細長く絞られて試料流2を照射する。
そして、ダイクロイックミラー13で反射されて、検出
器14で検出される。検出器14として一次元イメージ
センサを用いた場合には、試料流2の光の照射された領
域を一次元イメージセンサで監視する。
【0046】撮像領域と粒子通過監視領域の関係を図4
に示す。図において、21は流れる粒子(図中、矢印は
試料液2の流れる方向を示している)、22はフローセ
ル1における透過光像撮像部7の撮像領域、23は粒子
通過監視用の光源11の照射領域、24は検出器14の
粒子通過監視領域であり、この粒子通過監視領域は、一
次元イメージセンサを検出器14として用いる場合に
は、一次元イメージセンサの検出領域である。
に示す。図において、21は流れる粒子(図中、矢印は
試料液2の流れる方向を示している)、22はフローセ
ル1における透過光像撮像部7の撮像領域、23は粒子
通過監視用の光源11の照射領域、24は検出器14の
粒子通過監視領域であり、この粒子通過監視領域は、一
次元イメージセンサを検出器14として用いる場合に
は、一次元イメージセンサの検出領域である。
【0047】検出器14から出力される信号は信号処理
部15に渡され処理される。ここで撮像領域22に入っ
た粒子が目的の粒子であれば、照明用の光源3にトリガ
ーがかけられ、光源3が発光する。そして、前述の例と
同様に位相差方式による透過光像が透過光像撮像部7で
撮像される。
部15に渡され処理される。ここで撮像領域22に入っ
た粒子が目的の粒子であれば、照明用の光源3にトリガ
ーがかけられ、光源3が発光する。そして、前述の例と
同様に位相差方式による透過光像が透過光像撮像部7で
撮像される。
【0048】上記2つの例は透過光像のみを撮像するも
のであり、これらの例は透過光像撮像のための適切な染
色を、目的とする粒子に施すことができない場合に有用
である。
のであり、これらの例は透過光像撮像のための適切な染
色を、目的とする粒子に施すことができない場合に有用
である。
【0049】例えば、尿沈渣物の検査において、通常の
尿沈渣用の染色(ステルンハイマー・マルビン染色等)
を施した場合には、硝子円柱はほとんど染色されないの
で、コントラストが弱く、観察し難かったが、本発明の
イメージングフローサイトメータを用いることにより、
コントラストの良い硝子円柱像を得ることができる。
尿沈渣用の染色(ステルンハイマー・マルビン染色等)
を施した場合には、硝子円柱はほとんど染色されないの
で、コントラストが弱く、観察し難かったが、本発明の
イメージングフローサイトメータを用いることにより、
コントラストの良い硝子円柱像を得ることができる。
【0050】また、プランクトンのような微生物を染色
せずに生きたまま観察したい場合があるが、このような
場合でも、本発明のイメージングフローサイトメータを
用いることにより、染色を施すことなく、コントラスト
の良い微生物像として観察することができる。
せずに生きたまま観察したい場合があるが、このような
場合でも、本発明のイメージングフローサイトメータを
用いることにより、染色を施すことなく、コントラスト
の良い微生物像として観察することができる。
【0051】図5は蛍光像の撮像系を付加した例を示す
説明図である。なお、この図においては、前述の図3と
同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明を省略
する。
説明図である。なお、この図においては、前述の図3と
同じ構成要素には同じ参照番号を付してその説明を省略
する。
【0052】この図において、31は蛍光を励起するた
めの励起用の光源、32はダイクロイックミラー、35
はイメージインテンシファイア、36はリレーレンズで
ある。このリレーレンズ36は光ファイバーであっても
よい。37はビデオカメラからなる蛍光像撮像部、38
は画像処理部である。
めの励起用の光源、32はダイクロイックミラー、35
はイメージインテンシファイア、36はリレーレンズで
ある。このリレーレンズ36は光ファイバーであっても
よい。37はビデオカメラからなる蛍光像撮像部、38
は画像処理部である。
【0053】前述の2つの例は透過光像のみを撮像する
ものであったが、この例においては、蛍光像の撮像系を
付加して、同一の粒子から透過光像と蛍光像の両方を得
ることができるようにしている。粒子通過監視系は図3
で説明したものと同様である。この例では、照明用の光
源3と励起用の光源31は、ともにパルス発光タイプの
レーザ光源を使用している。励起用の光源31として
は、目的とする蛍光染料を励起できる波長のものを選択
する。例えば、Xeフラッシュランプにバンドパスフィ
ルターを加えたものや、パルスレーザ発光装置などを用
いる。
ものであったが、この例においては、蛍光像の撮像系を
付加して、同一の粒子から透過光像と蛍光像の両方を得
ることができるようにしている。粒子通過監視系は図3
で説明したものと同様である。この例では、照明用の光
源3と励起用の光源31は、ともにパルス発光タイプの
レーザ光源を使用している。励起用の光源31として
は、目的とする蛍光染料を励起できる波長のものを選択
する。例えば、Xeフラッシュランプにバンドパスフィ
ルターを加えたものや、パルスレーザ発光装置などを用
いる。
【0054】蛍光は一般に非常に微弱なものであるの
で、通常のビデオカメラだけでは感度が低すぎて撮像で
きない。そこでこの例ではイメージインテンシファイア
(「I.I」とも記す)35を使用して、微弱な光を二
次元的に増幅するようにしている。ただし、発する蛍光
が強い場合にはイメージインテンシファイア35は不要
である。イメージインテンシファイア35はゲート機能
(光シャッター機能)を有するものを使用している。
で、通常のビデオカメラだけでは感度が低すぎて撮像で
きない。そこでこの例ではイメージインテンシファイア
(「I.I」とも記す)35を使用して、微弱な光を二
次元的に増幅するようにしている。ただし、発する蛍光
が強い場合にはイメージインテンシファイア35は不要
である。イメージインテンシファイア35はゲート機能
(光シャッター機能)を有するものを使用している。
【0055】このような構成において、粒子通過監視系
によって目的とする粒子の通過が検知されると、信号処
理部15から照明用の光源3にトリガーがかけられる。
これにより照明用の光源3が発光し、透過光像の光量の
何割かはビームスプリッタ32を透過して、位相差方式
により透過光像撮像部7で撮像される。
によって目的とする粒子の通過が検知されると、信号処
理部15から照明用の光源3にトリガーがかけられる。
これにより照明用の光源3が発光し、透過光像の光量の
何割かはビームスプリッタ32を透過して、位相差方式
により透過光像撮像部7で撮像される。
【0056】この時、透過光像の光量の残りの何割かは
ビームスプリッタ32で反射されてイメージインテンシ
ファイア35に至る。しかし、イメージインテンシファ
イア35のゲートは、この時にはオフされている(光シ
ャッターが閉じられている)ので、強烈な透過光像がイ
メージインテンシファイア35で増幅されることはな
く、イメージインテンシファイア35は損傷しない。
ビームスプリッタ32で反射されてイメージインテンシ
ファイア35に至る。しかし、イメージインテンシファ
イア35のゲートは、この時にはオフされている(光シ
ャッターが閉じられている)ので、強烈な透過光像がイ
メージインテンシファイア35で増幅されることはな
く、イメージインテンシファイア35は損傷しない。
【0057】若干の時間をおいて、粒子がフローセル1
中を少し移動したところで、励起用の光源31にトリガ
ーがかけられ、これにより光源31が発光する。イメー
ジインテンシファイア35のゲートはそれより少し(数
μsec)前にオンされており、イメージインテンシファイ
ア35の光シャッターが開いて微弱な蛍光が二次元的に
増幅されて、リレーレンズ36を介して蛍光像撮像部3
7で蛍光像が撮像される。励起用の光源31の発光が終
われば、イメージインテンシファイア35のゲートはオ
フされて光シャッターは閉じる。
中を少し移動したところで、励起用の光源31にトリガ
ーがかけられ、これにより光源31が発光する。イメー
ジインテンシファイア35のゲートはそれより少し(数
μsec)前にオンされており、イメージインテンシファイ
ア35の光シャッターが開いて微弱な蛍光が二次元的に
増幅されて、リレーレンズ36を介して蛍光像撮像部3
7で蛍光像が撮像される。励起用の光源31の発光が終
われば、イメージインテンシファイア35のゲートはオ
フされて光シャッターは閉じる。
【0058】透過光像撮像部7と蛍光像撮像部37で撮
像されたそれぞれの像は、ビデオ信号として画像処理装
置36に送られ、粒子形状、蛍光発光部の数の計測、蛍
光発光部の大きさや位置の計測、蛍光発光部の形状(円
形度等)の計測、撮像された多数個の細胞の透過光像と
蛍光像をペアにして、一枚の画面にまとめて表示され
る。
像されたそれぞれの像は、ビデオ信号として画像処理装
置36に送られ、粒子形状、蛍光発光部の数の計測、蛍
光発光部の大きさや位置の計測、蛍光発光部の形状(円
形度等)の計測、撮像された多数個の細胞の透過光像と
蛍光像をペアにして、一枚の画面にまとめて表示され
る。
【0059】図6は白血球を測定した場合に得られる画
面の一例を示したのもであり、この図に示すように、蛍
光像aと位相差方式による透過光像bとをペアにして、
一枚の画面にまとて表示することができる。
面の一例を示したのもであり、この図に示すように、蛍
光像aと位相差方式による透過光像bとをペアにして、
一枚の画面にまとて表示することができる。
【0060】この例においては、励起用の光源31とし
てはパルス発光タイプのものを用い、イメージインテン
シファイア35としては通常のイメージインテンシファ
イア35を使用するようにしているが、励起用の光源3
1として連続発光タイプのものを用い、イメージインテ
ンシファイア35として、高速ゲート機能付きのもの使
用するようにしてもよい。
てはパルス発光タイプのものを用い、イメージインテン
シファイア35としては通常のイメージインテンシファ
イア35を使用するようにしているが、励起用の光源3
1として連続発光タイプのものを用い、イメージインテ
ンシファイア35として、高速ゲート機能付きのもの使
用するようにしてもよい。
【0061】蛍光像を得るためには、通常、粒子に蛍光
染色を施す。しかし、一般に蛍光染色と透過光像を得る
ための染色とを同時に施すことは困難であるので、蛍光
染色を施す場合には透過光像に適した染色を施すことが
できない。このように透過光像に適した染色を施すこと
ができない場合に、例えば白血球細胞の撮像において、
位相差方式でない従来のイメージングフローサイトメー
タを用いた時には、得られる白血球細胞の透過光像はコ
ントラストが弱く、核の形状さえ明瞭でなかったが、そ
の様な場合でも、本発明のイメージングフローサイトメ
ータを用いることにより、白血球細胞の形状などをコン
トラストよく撮像することができる。
染色を施す。しかし、一般に蛍光染色と透過光像を得る
ための染色とを同時に施すことは困難であるので、蛍光
染色を施す場合には透過光像に適した染色を施すことが
できない。このように透過光像に適した染色を施すこと
ができない場合に、例えば白血球細胞の撮像において、
位相差方式でない従来のイメージングフローサイトメー
タを用いた時には、得られる白血球細胞の透過光像はコ
ントラストが弱く、核の形状さえ明瞭でなかったが、そ
の様な場合でも、本発明のイメージングフローサイトメ
ータを用いることにより、白血球細胞の形状などをコン
トラストよく撮像することができる。
【0062】
【発明の効果】この発明によれば、位相差方式を用いる
ことによって、撮像対象である微生物、細胞、血球のよ
うな粒子に対し、染色を施すことなく、コントラストの
よい画像を得ることができる。したがって、従来のイメ
ージングフローサイトメータで困難であった染色できな
い粒子を観察することができ、また、従来の蛍光像撮像
機能付きイメージングフローサイトメータではほとんど
観察できなかった透過光像も観察することが可能とな
る。また、位相差用のリングスリットを交換することに
より、簡単に透過光像あるいは暗視野像を撮像すること
ができる。さらに、粒子通過監視系を付加することによ
り、ゴミや粒子の小片を除外し、目的とする粒子だけを
選別して、空打ち(粒子以外のものを撮像すること)す
ることなく効率良く粒子の透過光像を撮像することがで
きる。
ことによって、撮像対象である微生物、細胞、血球のよ
うな粒子に対し、染色を施すことなく、コントラストの
よい画像を得ることができる。したがって、従来のイメ
ージングフローサイトメータで困難であった染色できな
い粒子を観察することができ、また、従来の蛍光像撮像
機能付きイメージングフローサイトメータではほとんど
観察できなかった透過光像も観察することが可能とな
る。また、位相差用のリングスリットを交換することに
より、簡単に透過光像あるいは暗視野像を撮像すること
ができる。さらに、粒子通過監視系を付加することによ
り、ゴミや粒子の小片を除外し、目的とする粒子だけを
選別して、空打ち(粒子以外のものを撮像すること)す
ることなく効率良く粒子の透過光像を撮像することがで
きる。
【図1】この発明によるイメージングフローサイトメー
タの一実施例の構成を示す説明図である。
タの一実施例の構成を示す説明図である。
【図2】位相差用リングスリットの形状の一例を示す説
明図である。
明図である。
【図3】粒子通過監視機能を付加した例を示す説明図で
ある。
ある。
【図4】撮像領域と粒子通過監視領域の関係を示す説明
図である。
図である。
【図5】蛍光像の撮像系を付加した例を示す説明図であ
る。
る。
【図6】白血球を測定した場合に得られる画面の一例を
示した説明図である。
示した説明図である。
1 フローセル 2 試料液 3 照明光用の光源 4 コンデンサレンズ 5 コリメータレンズ 6 位相差用リングスリット 7 透過光像撮像部 8 位相差用対物レンズ 9 シース液 11 粒子通過監視用の光源 12,13,32 ダイクロイックミラー 14 検出器 15 信号処理部 21 粒子 22 撮像領域 23 光源の照射領域 24 粒子通過監視領域 31 励起用の光源 35 イメージインテンシファイア 36 リレーレンズ 37 蛍光像撮像部 38 画像処理部 a 蛍光像 b 透過光像
Claims (7)
- 【請求項1】 粒子を含む試料液が内部に流動される光
透過性のフローセルと、 フローセルの撮像領域に光を照射する光照射手段と、 照射された光によって、フローセルの撮像領域に存在す
る粒子の透過光像を撮像する透過光像撮像手段と、 光照射手段からフローセルに至る光路中に設けられた位
相差用のリングスリットと、 フローセルから透過光像撮像手段に至る光路中に設けら
れた位相差用の対物レンズを備えてなるイメージングフ
ローサイトメータ。 - 【請求項2】 粒子検出用の常時発光光源と、その常時
発光光源からの光によりフローセルの撮像領域を粒子が
通過することを検出する検出器からなる粒子通過監視系
をさらに備えてなる請求項1記載のイメージングフロー
サイトメータ。 - 【請求項3】 前記光照射手段が、パルス発光タイプの
光源からなる請求項1又は2記載のイメージングフロー
サイトメータ。 - 【請求項4】 前記光照射手段が、パルス発光タイプの
光源からなり、かつ、前記粒子通過監視系が、検出器に
よって粒子の通過が検出されたときパルス発光タイプの
光源を発光させる信号処理手段を有することを特徴とす
る請求項2記載のイメージングフローサイトメータ。 - 【請求項5】 フローセルの撮像領域に蛍光励起用の光
を照射する励起用光源と、粒子から励起された蛍光によ
って、フローセルの撮像領域に存在する粒子の蛍光像を
撮像する蛍光像撮像手段からなる蛍光像撮像系をさらに
備えてなる請求項1から4のいずれか1つに記載のイメ
ージングフローサイトメータ。 - 【請求項6】 フローセルの撮像領域に蛍光励起用の光
を照射する励起用光源と、フローセルの撮像領域に存在
する粒子の蛍光像を撮像する蛍光像撮像手段からなる蛍
光像撮像系をさらに備え、 前記蛍光像撮像系が、蛍光像撮像手段に入る光路を開閉
するゲート手段を有し、 前記粒子通過監視系の信号処理手段が、検出器によって
粒子の通過が検出されたとき、その所定時間後ゲート手
段を開いて粒子の蛍光像を撮像させることを特徴とする
請求項4記載のイメージングフローサイトメータ。 - 【請求項7】 前記透過光像撮像手段から粒子の透過光
像の撮像信号を受けるとともに、前記蛍光像撮像手段か
ら粒子の蛍光像の撮像信号を受け、撮像された粒子の透
過光像と蛍光像をペアにして、一枚の画面にまとめて表
示する画像処理手段をさらに備えてなる請求項5又は6
記載のイメージングフローサイトメータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061227A JPH07270302A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | イメージングフローサイトメータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061227A JPH07270302A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | イメージングフローサイトメータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07270302A true JPH07270302A (ja) | 1995-10-20 |
Family
ID=13165125
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6061227A Pending JPH07270302A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | イメージングフローサイトメータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07270302A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1542007A1 (en) * | 2002-08-26 | 2005-06-15 | Japan Science and Technology Agency | Cell analyzing and segregating device |
JP2006084233A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Hamamatsu Photonics Kk | 試料計測装置及び計測方法 |
JP2007306891A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Hamamatsu Photonics Kk | 細胞選別装置 |
WO2009157385A1 (ja) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
WO2021200960A1 (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | シンクサイト株式会社 | 観察装置 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6061227A patent/JPH07270302A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1542007A1 (en) * | 2002-08-26 | 2005-06-15 | Japan Science and Technology Agency | Cell analyzing and segregating device |
EP1542007A4 (en) * | 2002-08-26 | 2009-02-18 | Japan Science & Tech Agency | CELL ANALYSIS AND DISCONNECTION |
JP2006084233A (ja) * | 2004-09-14 | 2006-03-30 | Hamamatsu Photonics Kk | 試料計測装置及び計測方法 |
JP4698992B2 (ja) * | 2004-09-14 | 2011-06-08 | 浜松ホトニクス株式会社 | 試料計測装置及び計測方法 |
JP2007306891A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Hamamatsu Photonics Kk | 細胞選別装置 |
WO2007135896A1 (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Hamamatsu Photonics K.K. | 細胞選別装置 |
US8241238B2 (en) | 2006-05-22 | 2012-08-14 | Hamamatsu Photonics K.K. | Cell selection apparatus |
WO2009157385A1 (ja) * | 2008-06-27 | 2009-12-30 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
JP5323829B2 (ja) * | 2008-06-27 | 2013-10-23 | 古河電気工業株式会社 | 細胞の識別およびソーティング方法およびその装置 |
US8942458B2 (en) | 2008-06-27 | 2015-01-27 | Furukawa Electric Co., Ltd. | Method for distinguishing and sorting of cells and device therefor |
WO2021200960A1 (ja) * | 2020-04-01 | 2021-10-07 | シンクサイト株式会社 | 観察装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5247340A (en) | Flow imaging cytometer | |
US5247339A (en) | Flow imaging cytometer | |
JP3102938B2 (ja) | 粒子画像分析装置 | |
US5644388A (en) | Imaging flow cytometer nearly simultaneously capturing a plurality of images | |
JP3187129B2 (ja) | 粒子分析装置 | |
US5471294A (en) | Flow imaging cytometer | |
US4786165A (en) | Flow cytometry and apparatus therefor | |
JPH07151671A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH0734012B2 (ja) | フローイメージサイトメータ | |
JPH04270962A (ja) | フローイメージサイトメータ | |
US20060175561A1 (en) | Particle shadow velocimetry | |
JP2009537021A (ja) | 蛍光顕微鏡法におけるレーザー照射システム | |
JPH0743307A (ja) | イメージングフローサイトメータ | |
JPH09273988A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPH05346390A (ja) | 粒子分析装置 | |
JPS6394156A (ja) | 流体中の細胞分析装置 | |
JP2002535614A (ja) | 改良したフローサイトメトリの装置および方法 | |
WO2007074929A1 (ja) | 生物由来の被験試料の画像を取得する装置及び方法 | |
JP5260919B2 (ja) | 血液検査装置 | |
US20030133119A1 (en) | Rapid imaging of particles in a large fluid volume through flow cell imaging | |
NL1030102C2 (nl) | Fluorescentiemicroscoop. | |
JPH10253624A (ja) | 粒子測定装置 | |
JP2009008739A (ja) | 生体観察装置 | |
JPH07270302A (ja) | イメージングフローサイトメータ | |
JPH04304411A (ja) | 高感度顕微鏡 |