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JPH07277962A - グアイフェネシン配合製剤 - Google Patents

グアイフェネシン配合製剤

Info

Publication number
JPH07277962A
JPH07277962A JP6066347A JP6634794A JPH07277962A JP H07277962 A JPH07277962 A JP H07277962A JP 6066347 A JP6066347 A JP 6066347A JP 6634794 A JP6634794 A JP 6634794A JP H07277962 A JPH07277962 A JP H07277962A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guaifenesin
sample
carbinoxamine maleate
anhydrous caffeine
dextromethorphan hydrobromide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6066347A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3713722B2 (ja
Inventor
Shinji Ando
伸治 安藤
Takashi Yamazaki
孝 山崎
Taku Mizutani
卓 水谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Taisho Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP06634794A priority Critical patent/JP3713722B2/ja
Publication of JPH07277962A publication Critical patent/JPH07277962A/ja
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】グアイフェネシンを配合した経口固型製剤の安
定性を改善する。 【構成】(a)グアイフェネシン:及び(b)塩酸メト
キシフェナミン、無水カフェイン、マレイン酸カルビノ
キサミン、ビスイブチアミン、又は臭化水素酸デキスト
ロメトルファンから選ばれる1種又は2種以上の物質:
を有効成分とし、これらを別々に造粒した経口固型製剤
用組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグアイフェネシンを配合
した製剤に関し、さらに詳しくはグアイフェネシン配合
時の安定性が改善された経口固型製剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】グアイフェネシンは化学名を3−(2−
メトキシフェノキシ)−1,2−プロパンジオールと称
し、去痰薬として効果が広く知られている薬物である。
【0003】また、塩酸メトキシフェナミン、臭化水素
酸デキストロメトルファンは鎮咳薬として、マレイン酸
カルビノキサミンは抗ヒスタミン薬として、無水カフェ
インは中枢興奮薬として、さらにビスイブチアミンはビ
タミンB1誘導体として、それぞれ広く知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】グアイフェネシンは、
経口用の固型製剤を調整する際に、塩酸メトキシフェナ
ミン、無水カフェイン、マレイン酸カルビノキサミン、
ビスイブチアミン、又は臭化水素酸デキストロメトルフ
ァン等の物質と配合すると湿潤、変色等の製剤上の安定
性が確保できなかった。
【0005】また、湿式造粒後の乾燥工程が高温で処理
できないことから長時間必要であるばかりか、結果とし
て十分な乾燥ができなかった。
【0006】さらに、錠剤を製する場合には打錠時に杵
や臼内壁に付着が生じ、スティッキング等の打錠障害を
起こしていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記問題
点に鑑み、鋭意検討を重ね、グアイフェネシンを有効成
分として含有する経口用固形製剤において、グアイフェ
ネシンを別に造粒し、他の薬物との接触を防止すること
で上記問題点を解決できることを見いだし、本発明を完
成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、(a)グアイフェネシ
ン:及び(b)塩酸メトキシフェナミン、無水カフェイ
ン、マレイン酸カルビノキサミン、ビスイブチアミン、
又は臭化水素酸デキストロメトルファンから選ばれる1
種又は2種以上の物質:を有効成分とし、これらを別々
に造粒した経口固型製剤組成物である。
【0009】本発明の組成物は、グアイフェネシンを含
む(A)組成物と、塩酸メトキシフェナミン、無水カフ
ェイン、マレイン酸カルビノキサミン、ビスイブチアミ
ン、又は臭化水素酸デキストロメトルファンから選ばれ
る1種又は2種以上の物質を含む(B)組成物とからな
り、これらをそれぞれ第12改正日本薬局方製剤総則に
従って顆粒剤または散剤とする。各々の顆粒剤または散
剤を混合し目的の顆粒剤または散剤を得、さらにこれを
同総則に従って錠剤とすることで目的の錠剤を得ること
ができる。
【0010】(A)には、グアイフェネシンの他に、澱
粉、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、結晶セル
ロース、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム、軽質無水
ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース等の賦形剤、崩壊剤、結合剤、
リボフラビン等の薬物を添加、配合し得る。(B)に
は、塩酸メトキシフェナミン、無水カフェイン、マレイ
ン酸カルビノキサミン、ビスイブチアミン、臭化水素酸
デキストロメトルファンの他に、上記以外の薬物、
(A)と同様の賦形剤、崩壊剤、結合剤等を添加、配合
することができる。また、より良好な製剤を得るため
に、(C)としてステアリン酸マグネシウム等の滑沢剤
や、(A)と同様の賦形剤等を添加することも可能であ
る。
【0011】(A)成分全体におけるグアイフェネシン
は、5〜50重量%が好ましく、特に10〜30重量%
が好ましい。また、グアイフェネシン1重量部に対する
(b)の物質のそれぞれの配合量は、塩酸メトキシフェ
ナミン30〜150%重量部、無水カフェイン30〜1
50%重量部、マレイン酸カルビノキサミン1〜10%
重量部、ビスイブチアミン4〜30%重量部、臭化水素
酸デキストロメトルファン7〜50%重量部が好まし
い。
【0012】
【発明の効果】本発明により、グアイフェネシンを配合
した経口固型製剤において、安定性が確保できたことに
より製剤の湿潤、変色が起こらず、また、造粒時の乾燥
も十分に行うことが可能となった。さらに打錠の際の
杵、臼内壁への付着も無く、良好に製錠できるようにな
った。
【0013】
【実施例】以下、実施例及び試験例を挙げて本発明を具
体的に説明する。
【0014】実施例1 処方(9錠中) (単位:mg) (A)グアイフェネシン 125 ビタミンB2 1.5 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 結晶セルロース 398.5 ヒドロキシプロピルセルロース 30 計 585 (B)アセトアミノフェン 900 マレイン酸カルビノキサミン 7.5 リン酸ジヒドロコデイン 24 ノスカピン 48 ビスイブチアミン 24 ビタミンB2 10.5 DL−塩酸メチルエフェドリン 60 塩化リゾチーム 60 無水カフェイン 75 軽質無水ケイ酸 10 低置換度ヒドロキシプロピルセルロース 200 結晶セルロース 1028 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 2547 (C)ステアリン酸マグネシウム 18 上記処方(A)585g、(B)2547gをそれぞれ
第12改正日本薬局方製剤総則7に従い湿式造粒法によ
り顆粒を調整し、これらに(C)18gを混合して同総
則15に従い目的錠剤を9000錠得た。
【0015】実施例2 処方(3包中) (単位:mg) (A)グアイフェネシン 125 ビタミンB2 3 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 結晶セルロース 420 バレイショデンプン 372 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 1050 (B)マレイン酸カルビノキサミン 7.5 リン酸ジヒドロコデイン 24 DL−塩酸メチルエフェドリン 60 ビスイブチアミン 24 ビタミンB2 9 ノスカピン 48 アセトアミノフェン 900 無水カフェイン 75 塩化リゾチーム 60 バレイショデンプン 632.5 結晶セルロース 600 軽質無水ケイ酸 10 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 2550 上記処方(A)350g、(B)850gをそれぞれ第
12改正日本薬局方製剤総則13に従い散剤とし、これ
らを混合して目的散剤を1000包得た。
【0016】実施例3 処方(3包中) (単位:mg) (A)グアイフェネシン 125 ビタミンB2 3 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 結晶セルロース 420 バレイショデンプン 372 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 1050 (B)マレイン酸カルビノキサミン 7.5 無水カフェイン 75 アセトアミノフェン 900 ノスカピン 48 ビタミンB2 9 硝酸チアミン 24 DL−塩酸メチルエフェドリン 60 臭化水素酸デキストロメトルファン 48 結晶セルロース 600 バレイショデンプン 678.5 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 2550 上記処方(A)350g、(B)850gをそれぞれ第
12改正日本薬局方製剤総則13に従い散剤とし、これ
らを混合して目的散剤を1000包得た。
【0017】実施例4 処方(3包中) (単位:mg) (A)グアイフェネシン 150 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 結晶セルロース 500 バレイショデンプン 480 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 1260 (B)塩酸メトキシフェナミン 150 ノスカピン 60 マレイン酸カルビノキサミン 12 無水カフェイン 150 甘草エキス 198 結晶セルロース 604 乳糖 460 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 1734 (C)メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 6 上記処方(A)1260g、(B)1734gをそれぞ
れ第12改正日本薬局方製剤総則13に従い散剤とし、
これらに(C)6gを篩過して混合することで目的散剤
を3000包得た。
【0018】実施例5 処方(3包中) (単位:mg) (A)グアイフェネシン 125 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム 30 結晶セルロース 420 バレイショデンプン 375 ヒドロキシプロピルセルロース 100 計 1050 (B)マレイン酸カルビノキサミン 7.5 無水カフェイン 90 ビタミンB2 12 硝酸チアミン 24 葛根湯乾燥エキス 1125 アセトアミノフェン 495 臭化水素酸デキストロメトルファン 45 乳糖 1591.5 ヒドロキシプロピルセルロース 60 計 3450 上記処方(A)1050g、(B)3450gをそれぞ
れ第12改正日本薬局方製剤総則13に従い散剤とし、
これらを混合して目的散剤を3000包得た。
【0019】試験例1 (検体)実施例1で得られた顆粒を検体1とし、実施例
1の処方(A)(B)の成分をすべて造粒前に混合して
得られた顆粒を対照検体1とした。 (試験法)検体1、対照検体1をそれぞれクリーンプレ
スコレクト19(菊水製作所製)を用いて打錠した。 (結果)対照検体1を打錠した場合には、杵、臼内壁へ
の顆粒の付着が起こったが、検体1では、顆粒の付着は
全く起こらなかった。
【0020】試験例2 (検体)実施例1〜5における造粒前の粉末をそれぞれ
検体1A,1B〜5A,5Bとし、またこれらの実施例
の処方(A)(B)の成分をすべて混合して得られた粉
末をそれぞれ対照検体1C〜5Cとした。 (試験法)検体1A,1B〜5A,5B、対照検体1C
〜5Cを湿式造粒した後、フローコーターミニ(フロイ
ント産業製)で乾燥を行った。 (結果)対照検体に比して検体の乾燥は高温で処理でき
るため、短時間で行うことが可能であり、十分な乾燥が
できた。
【0021】試験例3 (検体)実施例1で得られた錠剤を検体6とし、また
(A)成分におけるグアイフェネシン濃度を23、2
6、30重量%となるように調製した以外は実施例1と
同様にして得られた錠剤をそれぞれ検体7、8、9とし
た。さらに対照検体として実施例1の処方(A)(B)
の成分をすべて造粒前に混合して得られた錠剤を対照検
体6とした。 (試験法)各検体を65℃、50℃、40℃で保存し
て、1日後(1D)、1週間後(1W)、2週間後(2W)、1ヶ月
後(1M)の錠剤の安定性の試験を行った。安定性は、外観
の変色の度合を、以下に示す5段階で評価した。 - :変化無し +1:僅かに変化を認める +2:明かな変化を認める +3:著しい変化を認める +4:非常に著しい変化を認める (結果)試験結果を表1に示す。
【0022】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 9/20 B 31/135 9454−4C 31/485 31/51 31/52

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)グアイフェネシン:及び(b)塩
    酸メトキシフェナミン、無水カフェイン、マレイン酸カ
    ルビノキサミン、ビスイブチアミン、又は臭化水素酸デ
    キストロメトルファンから選ばれる1種又は2種以上の
    物質:を有効成分とし、これらを別々に造粒した経口固
    型製剤用組成物。
JP06634794A 1994-04-05 1994-04-05 グアイフェネシン配合製剤 Expired - Lifetime JP3713722B2 (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001316250A (ja) * 2000-02-28 2001-11-13 Takeda Chem Ind Ltd 固形圧縮製剤
JP2005247693A (ja) * 2004-03-01 2005-09-15 Shionogi & Co Ltd ビタミンb1誘導体組成物
JP2010189377A (ja) * 2009-01-20 2010-09-02 Taisho Pharmaceutical Co Ltd リゾチーム塩酸塩の安定化方法
JP2016222648A (ja) * 2015-05-26 2016-12-28 大正製薬株式会社 固形製剤
US11278506B2 (en) 2015-10-09 2022-03-22 Rb Health (Us) Llc Pharmaceutical formulation

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