JPH0726988A - スロットル装置 - Google Patents
スロットル装置Info
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- JPH0726988A JPH0726988A JP17191793A JP17191793A JPH0726988A JP H0726988 A JPH0726988 A JP H0726988A JP 17191793 A JP17191793 A JP 17191793A JP 17191793 A JP17191793 A JP 17191793A JP H0726988 A JPH0726988 A JP H0726988A
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- JP
- Japan
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- throttle
- throttle valve
- accelerator pedal
- actuator
- traveling
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Controls For Constant Speed Travelling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】定速走行用の電動アクチュエータとして小出力
トルクのものを用いることができるうえ、アクセルペダ
ル走行時の通電処理を不要として制御の簡潔化を図る。 【構成】第1及び第2スロットルバルブ11,12を直
列に有したスロットル組付体を用い、アクセルペダル走
行時は、両スロットルバルブ11,12を同時にアクセ
ルペダル13により連動操作する。定速走行時は、第1
スロットルバルブ11を負圧アクチュエータ14により
開状態に保持し、第2スロットルバルブ12をモータ1
6で操作する。アクセルペダル13に踏力を付与する付
勢部材を第1及び第2スロットルバルブ11,12で二
分でき、第2スロットルバルブ12を操作するモータ1
6の出力は小さなもので済む。
トルクのものを用いることができるうえ、アクセルペダ
ル走行時の通電処理を不要として制御の簡潔化を図る。 【構成】第1及び第2スロットルバルブ11,12を直
列に有したスロットル組付体を用い、アクセルペダル走
行時は、両スロットルバルブ11,12を同時にアクセ
ルペダル13により連動操作する。定速走行時は、第1
スロットルバルブ11を負圧アクチュエータ14により
開状態に保持し、第2スロットルバルブ12をモータ1
6で操作する。アクセルペダル13に踏力を付与する付
勢部材を第1及び第2スロットルバルブ11,12で二
分でき、第2スロットルバルブ12を操作するモータ1
6の出力は小さなもので済む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットルバルブが直
列に二つ設けられたスロットル装置に関する。
列に二つ設けられたスロットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スロットル装置によって実現される定速
走行の現行形式は、図4に示すように、スロットルバル
ブaに結合された回転駆動部bに、係合手段cを介して
それぞれ定速走行用の電動アクチュエータdとアクセル
ペダルeとを連動連結したものが一般的である。この形
式の一従来装置として例えばA1−708号公報があ
る。
走行の現行形式は、図4に示すように、スロットルバル
ブaに結合された回転駆動部bに、係合手段cを介して
それぞれ定速走行用の電動アクチュエータdとアクセル
ペダルeとを連動連結したものが一般的である。この形
式の一従来装置として例えばA1−708号公報があ
る。
【0003】図4を参照した概略的動作は、通常走行
時、アクセルペダルeを操作すると、その踏力が係合手
段cを介して回転駆動部bに伝達され、スロットルバル
ブaを踏込量に応じたスロットル開度に調節して所望の
エンジントルクを得る。そして、定速走行時は、アクセ
ルペダル踏力と同等の力が発生するように電動アクチュ
エータdを作動して、目標速度での定速走行を可能とす
るエンジントルクを得るものである。
時、アクセルペダルeを操作すると、その踏力が係合手
段cを介して回転駆動部bに伝達され、スロットルバル
ブaを踏込量に応じたスロットル開度に調節して所望の
エンジントルクを得る。そして、定速走行時は、アクセ
ルペダル踏力と同等の力が発生するように電動アクチュ
エータdを作動して、目標速度での定速走行を可能とす
るエンジントルクを得るものである。
【0004】なお、スロットル装置には、アクセルペダ
ルeに踏力を付与するアクセルペダルを元の位置に付勢
するためのばね定数の比較的大きい付勢手段が用いられ
ている。この付勢手段は、スロットルバルブを常閉する
機能も果たしている。ところで、上記スロットル装置に
おいて、車両の加速時に駆動輪に加えられる駆動トルク
が路面の摩擦係数との関係において過大であるために駆
動輪が路面を滑って車両が有効に加速されない事態の発
生を回避するため、スロットルバルブを2弁式にしたス
ロットル装置がある。このような路面の摩擦係数に対処
する制御は、トラクション制御として知られている。
ルeに踏力を付与するアクセルペダルを元の位置に付勢
するためのばね定数の比較的大きい付勢手段が用いられ
ている。この付勢手段は、スロットルバルブを常閉する
機能も果たしている。ところで、上記スロットル装置に
おいて、車両の加速時に駆動輪に加えられる駆動トルク
が路面の摩擦係数との関係において過大であるために駆
動輪が路面を滑って車両が有効に加速されない事態の発
生を回避するため、スロットルバルブを2弁式にしたス
ロットル装置がある。このような路面の摩擦係数に対処
する制御は、トラクション制御として知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来、スロッ
トル装置は、定速走行対応のものは一個のスロットルバ
ルブを装備し、トラクション制御対応のものは、二個の
スロットルバルブを装備しており、製造にあたり2種類
のスロットル装置を部品管理しなければならないという
不具合がある。
トル装置は、定速走行対応のものは一個のスロットルバ
ルブを装備し、トラクション制御対応のものは、二個の
スロットルバルブを装備しており、製造にあたり2種類
のスロットル装置を部品管理しなければならないという
不具合がある。
【0006】また、定速走行対応の1弁式スロットル装
置の場合、上述したように、大きなばね定数をもつ付勢
手段に抗するように、電動アクチュエータは、アクセル
ペダルの踏力と同等の大出力トルクを有するものを使用
しなければならない。このような大出力トルク仕様の電
動アクチュエータは、コイルの巻数を多くしたり又は径
の太いコイルを使用しなければならず、体格及び重量が
かさみ、車両への搭載性に問題があるとともに、消費電
力が大きいという欠点がある。
置の場合、上述したように、大きなばね定数をもつ付勢
手段に抗するように、電動アクチュエータは、アクセル
ペダルの踏力と同等の大出力トルクを有するものを使用
しなければならない。このような大出力トルク仕様の電
動アクチュエータは、コイルの巻数を多くしたり又は径
の太いコイルを使用しなければならず、体格及び重量が
かさみ、車両への搭載性に問題があるとともに、消費電
力が大きいという欠点がある。
【0007】本発明は、トラクション仕様のスロットル
装置と共通に使用できるうえ、定速走行の制御を簡潔に
することができ、更には、小型、小出力トルクの電動ア
クチュエータを用いた定速走行制御を可能とすることを
解決すべき課題とする。
装置と共通に使用できるうえ、定速走行の制御を簡潔に
することができ、更には、小型、小出力トルクの電動ア
クチュエータを用いた定速走行制御を可能とすることを
解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、エンジンの吸
気通路に第1及び第2スロットルバルブが直列に配設さ
れたスロットル組付体と、前記第1及び第2スロットル
バルブを連動操作して通常走行を行うアクセルペダル
と、前記第2スロットルバルブを操作する定速走行用の
第1アクチュエータと、前記定速走行時に前記第1スロ
ットルバルブを開状態に保持する第2アクチュエータと
を具備している。
気通路に第1及び第2スロットルバルブが直列に配設さ
れたスロットル組付体と、前記第1及び第2スロットル
バルブを連動操作して通常走行を行うアクセルペダル
と、前記第2スロットルバルブを操作する定速走行用の
第1アクチュエータと、前記定速走行時に前記第1スロ
ットルバルブを開状態に保持する第2アクチュエータと
を具備している。
【0009】
【作用】本発明のスロットル装置においては、通常走行
時にアクセルペダルによって第1及び第2スロットルバ
ルブを連動操作し、定速走行時には第1スロットルバル
ブを第2アクチュエータによって開状態に保持して第2
スロットルバルブを第1アクチュエータで操作する。す
なわち、定速走行時は、第1アクチュエータによって第
2スロットルバルブだけを操作する。この時、第1スロ
ットルバルブは第2アクチュエータによって開状態に保
持される。
時にアクセルペダルによって第1及び第2スロットルバ
ルブを連動操作し、定速走行時には第1スロットルバル
ブを第2アクチュエータによって開状態に保持して第2
スロットルバルブを第1アクチュエータで操作する。す
なわち、定速走行時は、第1アクチュエータによって第
2スロットルバルブだけを操作する。この時、第1スロ
ットルバルブは第2アクチュエータによって開状態に保
持される。
【0010】本発明では、アクセルペダルの踏込み量を
感知するための大きなばね定数の付勢手段を第1スロッ
トルバルブに装着し、第2スロットルバルブには小さな
ばね定数の付勢手段を使用できる。あるいは、アクセル
ペダルの踏込み量を感知するための大きなばね定数は第
1及び第2スロットルバルブに装着したそれぞれの付勢
手段でばね定数を二分できる。従って、第2スロットル
バルブに装着される付勢手段は、小さなばね定数をもつ
ものでよく、定速走行時に第2スロットルバルブを操作
する第1アクチュエータには、アクセルペダルの踏力と
同等の力を要求されない。
感知するための大きなばね定数の付勢手段を第1スロッ
トルバルブに装着し、第2スロットルバルブには小さな
ばね定数の付勢手段を使用できる。あるいは、アクセル
ペダルの踏込み量を感知するための大きなばね定数は第
1及び第2スロットルバルブに装着したそれぞれの付勢
手段でばね定数を二分できる。従って、第2スロットル
バルブに装着される付勢手段は、小さなばね定数をもつ
ものでよく、定速走行時に第2スロットルバルブを操作
する第1アクチュエータには、アクセルペダルの踏力と
同等の力を要求されない。
【0011】また、通常走行時には、第1アクチュエー
タは何ら動作を行うなう必要がないため、制御が簡潔と
なる。更に、本発明のスロットル装置は2弁式スロット
ル装置を用いるので、トラクション制御を行うスロット
ル装置と共通部品となる。
タは何ら動作を行うなう必要がないため、制御が簡潔と
なる。更に、本発明のスロットル装置は2弁式スロット
ル装置を用いるので、トラクション制御を行うスロット
ル装置と共通部品となる。
【0012】
【発明の効果】よって、本発明によれば、第1スロット
ルバルブと第2スロットルバルブとにアクセルペダルの
踏力を付与する付勢部材をそれぞれ装着でき、両バルブ
の付勢部材でアクセルペダルの踏力を二分するか、第1
スロットルバルブの付勢部材のばね定数を第2スロット
ルバルブの付勢部材のばね定数より大きくすることがで
きるので、定速走行用の第1アクチュエータに要求され
る出力トルクが小さくなり、装置の大きさを小型とする
ことができ、かつ、消費電力の少ないアクチュエータを
使用可能となる。
ルバルブと第2スロットルバルブとにアクセルペダルの
踏力を付与する付勢部材をそれぞれ装着でき、両バルブ
の付勢部材でアクセルペダルの踏力を二分するか、第1
スロットルバルブの付勢部材のばね定数を第2スロット
ルバルブの付勢部材のばね定数より大きくすることがで
きるので、定速走行用の第1アクチュエータに要求され
る出力トルクが小さくなり、装置の大きさを小型とする
ことができ、かつ、消費電力の少ないアクチュエータを
使用可能となる。
【0013】また、通常走行時は第1スロットルバルブ
と第2スロットルバルブとがアクセルペダルによって連
動操作されので、定速走行時に第1アクチュエータの制
御が不要となり、制御が簡潔となる。更に、本発明のス
ロットル装置は2弁式スロットル組付体を用いるので、
トラクション制御を行うスロットル組付体と共通部品と
なり、部品管理等がしやすく、生産性の向上に寄与す
る。
と第2スロットルバルブとがアクセルペダルによって連
動操作されので、定速走行時に第1アクチュエータの制
御が不要となり、制御が簡潔となる。更に、本発明のス
ロットル装置は2弁式スロットル組付体を用いるので、
トラクション制御を行うスロットル組付体と共通部品と
なり、部品管理等がしやすく、生産性の向上に寄与す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係るスロットル装置の一実施
例を図面に基づいて詳述する。図1は、本実施例のスロ
ットル装置の概略を示す構成図である。同図において、
エンジン(図示略)の吸気通路10には、第1スロット
ルバルブ11及び第2スロットルバルブ12が直列に配
設されている。ここで、以下の説明では、これら第1,
第2スロットルバルブ11,12は、単純に直線運動に
より開閉動するものとする。
例を図面に基づいて詳述する。図1は、本実施例のスロ
ットル装置の概略を示す構成図である。同図において、
エンジン(図示略)の吸気通路10には、第1スロット
ルバルブ11及び第2スロットルバルブ12が直列に配
設されている。ここで、以下の説明では、これら第1,
第2スロットルバルブ11,12は、単純に直線運動に
より開閉動するものとする。
【0015】さて、上記第1スロットルバルブ11は、
アクセルペダル13又は負圧アクチュエータ14(第2
アクチュエータ)によって開動作されるように、そのバ
ルブ部分から吸気通路10の外側に延在した軸部分に係
合部11aが連設されている。係合部11aには、第1
スロットルバルブ11を閉方向Aに付勢するスプリング
11bが装着されており、これによって係合部11aは
アクセルペダル13に連結された連動部13aと、負圧
アクチュエータ14の可動軸部分に連結された連動部1
4aとに、それぞれ係合されている。
アクセルペダル13又は負圧アクチュエータ14(第2
アクチュエータ)によって開動作されるように、そのバ
ルブ部分から吸気通路10の外側に延在した軸部分に係
合部11aが連設されている。係合部11aには、第1
スロットルバルブ11を閉方向Aに付勢するスプリング
11bが装着されており、これによって係合部11aは
アクセルペダル13に連結された連動部13aと、負圧
アクチュエータ14の可動軸部分に連結された連動部1
4aとに、それぞれ係合されている。
【0016】アクセルペダル13の連動部13aは、上
記スプリング11bによって、図上左方向Cに付勢さ
れ、これによる偶力がアクセルペダル13にペダル踏込
方向と反対方向Dの戻し力として付与されている。ま
た、負圧アクチュエータ14の連動部14aには、スプ
リング14bが装着されていて、これにより負圧アクチ
ュエータ14の連動部14aは、負圧に基づく吸引力と
反対の戻し方向Eの付勢力が付与されている。
記スプリング11bによって、図上左方向Cに付勢さ
れ、これによる偶力がアクセルペダル13にペダル踏込
方向と反対方向Dの戻し力として付与されている。ま
た、負圧アクチュエータ14の連動部14aには、スプ
リング14bが装着されていて、これにより負圧アクチ
ュエータ14の連動部14aは、負圧に基づく吸引力と
反対の戻し方向Eの付勢力が付与されている。
【0017】負圧アクチュエータ14は、可撓性部材1
4dを有する制御圧室14cの圧力をバキュームスイッ
チングバルブ14eで負圧タンク15の圧力と大気とに
切換えできるように構成されたもので、制御圧室14c
の圧力が減小すると、可撓性部材14dがスプリング1
4bの付勢力に抗して連動部14aを吸引方向Eに移動
させるようになっている。この場合、負圧タンク15
は、独立に設置してた構成を示すが、チェック弁を介し
て吸気通路10と連通してもよい。この構成によれば、
負圧タンク15内の負圧が消費されても、吸気通路10
が負圧タンク15内の圧力より低くなるとチェック弁が
開いて負圧タンク15内に吸気通路10内の負圧が蓄え
られる。
4dを有する制御圧室14cの圧力をバキュームスイッ
チングバルブ14eで負圧タンク15の圧力と大気とに
切換えできるように構成されたもので、制御圧室14c
の圧力が減小すると、可撓性部材14dがスプリング1
4bの付勢力に抗して連動部14aを吸引方向Eに移動
させるようになっている。この場合、負圧タンク15
は、独立に設置してた構成を示すが、チェック弁を介し
て吸気通路10と連通してもよい。この構成によれば、
負圧タンク15内の負圧が消費されても、吸気通路10
が負圧タンク15内の圧力より低くなるとチェック弁が
開いて負圧タンク15内に吸気通路10内の負圧が蓄え
られる。
【0018】一方、第2スロットルバルブ12は、本発
明の第1アクチュエータを構成する直流パルスモータ
(以下、単にモータという)16又はアクセルペダル1
3によって開閉可能とされるように、第1スロットルバ
ルブ11と同様に、そのバルブ部分から吸気通路10の
外側に延在した軸部分に係合部12aが連設されてい
る。この係合部12aも、アクセルペダル13の連動部
13a及びモータ16の連動部16aに対して、スプリ
ング12bの付勢力によって係合可能になっている。ス
プリング12bの付勢力の方向は閉方向Aである。
明の第1アクチュエータを構成する直流パルスモータ
(以下、単にモータという)16又はアクセルペダル1
3によって開閉可能とされるように、第1スロットルバ
ルブ11と同様に、そのバルブ部分から吸気通路10の
外側に延在した軸部分に係合部12aが連設されてい
る。この係合部12aも、アクセルペダル13の連動部
13a及びモータ16の連動部16aに対して、スプリ
ング12bの付勢力によって係合可能になっている。ス
プリング12bの付勢力の方向は閉方向Aである。
【0019】モータ16は、回転軸16aにピニオン1
7が固着され、該ピニオン17に噛合したラック18が
上記連動部16aと連設されている。ここで、第2スロ
ットルバルブ12側のスプリング12bは一つ、第1ス
ロットルバルブ11側のスプリング11bは二つで表さ
れているが、これは、スプリング11bのばね定数の方
が大きいことを示す。
7が固着され、該ピニオン17に噛合したラック18が
上記連動部16aと連設されている。ここで、第2スロ
ットルバルブ12側のスプリング12bは一つ、第1ス
ロットルバルブ11側のスプリング11bは二つで表さ
れているが、これは、スプリング11bのばね定数の方
が大きいことを示す。
【0020】以上のように構成されたスロットル装置
は、通常走行時、アクセルペダル13を踏込むと、第1
及び第2スロットルバルブ11,12が開方向Bに同時
に同量だけ操作され、それによるスロットル開度に対応
したエンジン出力が得られる。定速走行時には、図示し
ないコントロール装置によってモータ16が駆動され、
第2スロットルバルブ12を所定開度(車速を目標速度
に近づけるための開度)に調整後、通常は制御圧室14
cを大気と連通させている電磁弁14bの操作用コイル
に電流を流して、制御圧室14cと負圧タンク15とを
連通させる。これによって、制御圧室14c内の圧力は
低下し、これに伴う可撓性部材14d及び連動部14a
を図中左方向となる吸引方向に移動させ、連動部14a
と係合している第1スロットルバルブ11を例えばアイ
ドリング開度まで開動させる。このとき、本実施例では
第1スロットルバルブ11は、アイドリング開度にまで
開動させられるが、定速走行制御時の第2スロットルバ
ルブ12よりも大きな開度であればよい。
は、通常走行時、アクセルペダル13を踏込むと、第1
及び第2スロットルバルブ11,12が開方向Bに同時
に同量だけ操作され、それによるスロットル開度に対応
したエンジン出力が得られる。定速走行時には、図示し
ないコントロール装置によってモータ16が駆動され、
第2スロットルバルブ12を所定開度(車速を目標速度
に近づけるための開度)に調整後、通常は制御圧室14
cを大気と連通させている電磁弁14bの操作用コイル
に電流を流して、制御圧室14cと負圧タンク15とを
連通させる。これによって、制御圧室14c内の圧力は
低下し、これに伴う可撓性部材14d及び連動部14a
を図中左方向となる吸引方向に移動させ、連動部14a
と係合している第1スロットルバルブ11を例えばアイ
ドリング開度まで開動させる。このとき、本実施例では
第1スロットルバルブ11は、アイドリング開度にまで
開動させられるが、定速走行制御時の第2スロットルバ
ルブ12よりも大きな開度であればよい。
【0021】こうして第2スロットルバルブ12の開度
は、コントロール装置によって制御されるモータ16に
より微調整されて、車速が目標速度に合致するようにエ
ンジン出力がコントロールされる。また、定速走行時に
アクにアクセルペダル13が踏込まれ、その踏込量が第
2スロットルバルブ12の開度に対応した値を超える
と、超えた値に対応するだけ第2スロットルバルブ12
を開動されて車両が加速される。そして、アクセルペダ
ル13を離すと、アクセルペダル13が踏込まれる以前
と同じ速度の定速走行制御が行われる。
は、コントロール装置によって制御されるモータ16に
より微調整されて、車速が目標速度に合致するようにエ
ンジン出力がコントロールされる。また、定速走行時に
アクにアクセルペダル13が踏込まれ、その踏込量が第
2スロットルバルブ12の開度に対応した値を超える
と、超えた値に対応するだけ第2スロットルバルブ12
を開動されて車両が加速される。そして、アクセルペダ
ル13を離すと、アクセルペダル13が踏込まれる以前
と同じ速度の定速走行制御が行われる。
【0022】本実施例のスロットル装置の動作は以上の
ように行われるが、これによれば、第1スロットルバル
ブ11と第2スロットルバルブ12とは、通常走行時、
同時に連動操作されるので、両バルブ11,12にアク
セルペダル13の踏力を付与するスプリング11b,1
2bは両者で共働し、単独の付勢部材としてはアクセル
ペダル13の踏力より小さい付勢力のものとなる。本実
施例では、両者のばね定数の比を1対2の割合に設定し
ている。よって、定速走行時に第2スロットルバルブ1
2を操作するモータ16には、アクセルペダル13の踏
力と同等の力を要求されないので、出力トルクが小さく
なり、体格が小型で、消費電力の少ないものを使用可能
となる。これによって車両への搭載性も良好となる。
ように行われるが、これによれば、第1スロットルバル
ブ11と第2スロットルバルブ12とは、通常走行時、
同時に連動操作されるので、両バルブ11,12にアク
セルペダル13の踏力を付与するスプリング11b,1
2bは両者で共働し、単独の付勢部材としてはアクセル
ペダル13の踏力より小さい付勢力のものとなる。本実
施例では、両者のばね定数の比を1対2の割合に設定し
ている。よって、定速走行時に第2スロットルバルブ1
2を操作するモータ16には、アクセルペダル13の踏
力と同等の力を要求されないので、出力トルクが小さく
なり、体格が小型で、消費電力の少ないものを使用可能
となる。これによって車両への搭載性も良好となる。
【0023】なお、スプリング11bと12bの付勢力
は、それぞれ同じにしてアクセルペダル13の付勢力を
二分することもできる。また、通常走行時には、モータ
16は何らの動作を行う必要がないので、制御が簡潔と
なるとともに、消費電流の削減と、モータ16の長寿命
化を図ることができる。
は、それぞれ同じにしてアクセルペダル13の付勢力を
二分することもできる。また、通常走行時には、モータ
16は何らの動作を行う必要がないので、制御が簡潔と
なるとともに、消費電流の削減と、モータ16の長寿命
化を図ることができる。
【0024】その代わりに、定速走行時に第1スロット
ルバルブ12を開状態に保持する負圧アクチュエータ1
4は、例えばエンジン負圧を動力とするので、第1スロ
ットルバルブ11に装備されたスプリング11bによる
アクセルペダル13の踏力に充分対向する。なお、2弁
式で定速走行を行う場合、第1スロットルバルブを負圧
アクチュエータとアクセルペダルとで選択的に操作し、
第2スロットルバルブを電動アクチュエータだけで操作
する方式もあるが、このような方式では、通常走行時に
電動アクチュエータにより第2スロットルバルブを最高
スロットル開度ないし80%程度の開度に保持しておく
必要があり、本発明と比較して制御が複雑となるととも
に、電動アクチュエータは常時通電されるため、耐久性
に問題がある。
ルバルブ12を開状態に保持する負圧アクチュエータ1
4は、例えばエンジン負圧を動力とするので、第1スロ
ットルバルブ11に装備されたスプリング11bによる
アクセルペダル13の踏力に充分対向する。なお、2弁
式で定速走行を行う場合、第1スロットルバルブを負圧
アクチュエータとアクセルペダルとで選択的に操作し、
第2スロットルバルブを電動アクチュエータだけで操作
する方式もあるが、このような方式では、通常走行時に
電動アクチュエータにより第2スロットルバルブを最高
スロットル開度ないし80%程度の開度に保持しておく
必要があり、本発明と比較して制御が複雑となるととも
に、電動アクチュエータは常時通電されるため、耐久性
に問題がある。
【0025】また、本スロットル装置は、2弁式であ
り、トラクション制御を行う仕様車と同じになり、部品
が一種類となって管理が容易となるとともに、製造作業
を極めて簡略化することができる。更に、定速走行の開
始時、コントロール装置がモータ16を駆動して第2ス
ロットルバルブ12を前述した車速を目標速度に近づけ
るための開度に調整した後に、電磁弁14eを切換えて
制御圧室14cと負圧タンク15とを連通させることに
よって、負圧アクチュエータ14が第1スロットルバル
ブ11をアイドリング開度に設定したことによるエンジ
ンの急激な出力トルクの増加を防止できる。
り、トラクション制御を行う仕様車と同じになり、部品
が一種類となって管理が容易となるとともに、製造作業
を極めて簡略化することができる。更に、定速走行の開
始時、コントロール装置がモータ16を駆動して第2ス
ロットルバルブ12を前述した車速を目標速度に近づけ
るための開度に調整した後に、電磁弁14eを切換えて
制御圧室14cと負圧タンク15とを連通させることに
よって、負圧アクチュエータ14が第1スロットルバル
ブ11をアイドリング開度に設定したことによるエンジ
ンの急激な出力トルクの増加を防止できる。
【0026】なお、他の実施例として、図3に示すよう
に、第1スロットルバルブ11の係合部11aを負圧ア
クチュエータ14の連動部14aと一体に構成しても、
上記実施例と同等の効果を奏し、かつ、第1スロットル
バルブ11に閉方向の付勢力を与えるスプリング11b
は不要となる。
に、第1スロットルバルブ11の係合部11aを負圧ア
クチュエータ14の連動部14aと一体に構成しても、
上記実施例と同等の効果を奏し、かつ、第1スロットル
バルブ11に閉方向の付勢力を与えるスプリング11b
は不要となる。
【図1】本発明に係るスロットル装置の一実施例を概略
的に示す構成図である。
的に示す構成図である。
【図2】図1に示す装置の定速走行の動作を示す説明図
である。
である。
【図3】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図4】従来の定速走行装置を示す概略図である。
10…吸気通路、11…第1スロットルバルブ、12…
第2スロットルバルブ、13…アクセルペダル、14…
第2アクチュエータ、15…負圧タンク、16…第1ア
クチュエータ。
第2スロットルバルブ、13…アクセルペダル、14…
第2アクチュエータ、15…負圧タンク、16…第1ア
クチュエータ。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの吸気通路に第1及び第2スロッ
トルバルブが直列に配設されたスロットル組付体と、前
記第1及び第2スロットルバルブを連動操作して通常走
行を行うアクセルペダルと、前記第2スロットルバルブ
を操作する定速走行用の第1アクチュエータと、前記定
速走行時に前記第1スロットルバルブを開状態に保持す
る第2アクチュエータと、を具備したことを特徴とする
スロットル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17191793A JPH0726988A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スロットル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17191793A JPH0726988A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スロットル装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0726988A true JPH0726988A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15932243
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17191793A Pending JPH0726988A (ja) | 1993-07-12 | 1993-07-12 | スロットル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0726988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100397262C (zh) * | 2003-04-30 | 2008-06-25 | 浙江中控技术股份有限公司 | 自适应型智能电动执行机构控制器及其实现自适应控制的方法 |
-
1993
- 1993-07-12 JP JP17191793A patent/JPH0726988A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100397262C (zh) * | 2003-04-30 | 2008-06-25 | 浙江中控技术股份有限公司 | 自适应型智能电动执行机构控制器及其实现自适应控制的方法 |
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