JPH07227318A - 歯ブラシ - Google Patents
歯ブラシInfo
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- JPH07227318A JPH07227318A JP2069894A JP2069894A JPH07227318A JP H07227318 A JPH07227318 A JP H07227318A JP 2069894 A JP2069894 A JP 2069894A JP 2069894 A JP2069894 A JP 2069894A JP H07227318 A JPH07227318 A JP H07227318A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸部の歯
垢除去効果が高い歯ブラシを提供すること。 【構成】 複数個のブリッスル束が植毛された植毛台
と、把持部と、該植毛台と該把持部とを結合する首部と
からなる歯ブラシにおいて、上記植毛台上には、外周列
のブリッスル束がO字型となるように植設され又は上記
首部寄り中央部を除いた外周列のブリッスル束がU字型
となるように植設され、且つ外周列のブリッスル束の毛
先の位置がその他のブリッスル束の毛先の位置より高く
なるように段差が設けられており、また上記首部と直交
する方向の植毛部の幅が5.0〜7.0mmの範囲とさ
れており、上記首部は、上記植毛面に対して反対側に傾
けられていることを特徴とする歯ブラシ。
垢除去効果が高い歯ブラシを提供すること。 【構成】 複数個のブリッスル束が植毛された植毛台
と、把持部と、該植毛台と該把持部とを結合する首部と
からなる歯ブラシにおいて、上記植毛台上には、外周列
のブリッスル束がO字型となるように植設され又は上記
首部寄り中央部を除いた外周列のブリッスル束がU字型
となるように植設され、且つ外周列のブリッスル束の毛
先の位置がその他のブリッスル束の毛先の位置より高く
なるように段差が設けられており、また上記首部と直交
する方向の植毛部の幅が5.0〜7.0mmの範囲とさ
れており、上記首部は、上記植毛面に対して反対側に傾
けられていることを特徴とする歯ブラシ。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は歯ブラシ、詳しくは、歯
並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸部の歯垢除去効果が
高く、唇や歯に邪魔されることなく使用でき、且つ歯磨
きの際に把持し易い歯ブラシに関する。
並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸部の歯垢除去効果が
高く、唇や歯に邪魔されることなく使用でき、且つ歯磨
きの際に把持し易い歯ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の歯ブラシに関する従来の技術とし
ては、実開昭47−8368号公報、実開平2−863
24号公報、実開昭54−128668号公報及び実開
昭49−112479号公報に記載のもの等が知られて
いる。上記公報に記載されている従来の技術について説
明すると、実開昭47−8368号公報には「毛の長さ
に長短をつけたことにより生じたこしの強弱を利用した
歯ブラシ」が、実開平2−86324号公報には「逆U
型に植毛した奥歯磨き用歯ブラシ」が、実開昭54−1
28668号公報には「断面三角状の柄の先端に平板部
を設け、該平板部にブラシを植設してなる歯ブラシ」
が、また、実開昭49−112479号公報には「歯ブ
ラシのじくの首部を上方に、なめらかにそらせる様な形
状をしている歯ブラシ」が記載されている。
ては、実開昭47−8368号公報、実開平2−863
24号公報、実開昭54−128668号公報及び実開
昭49−112479号公報に記載のもの等が知られて
いる。上記公報に記載されている従来の技術について説
明すると、実開昭47−8368号公報には「毛の長さ
に長短をつけたことにより生じたこしの強弱を利用した
歯ブラシ」が、実開平2−86324号公報には「逆U
型に植毛した奥歯磨き用歯ブラシ」が、実開昭54−1
28668号公報には「断面三角状の柄の先端に平板部
を設け、該平板部にブラシを植設してなる歯ブラシ」
が、また、実開昭49−112479号公報には「歯ブ
ラシのじくの首部を上方に、なめらかにそらせる様な形
状をしている歯ブラシ」が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
各公報に記載の従来の歯ブラシは何れも、歯並びのくぼ
んだ部分の歯間部や歯頸部の歯垢を唇や歯に邪魔される
ことなく効果的に除去することができない。従って、本
発明の第1の目的は、歯並びのくぼんだ部分の歯間部や
歯頸部の歯垢除去効果が高く、唇や歯に邪魔されること
なく使用できる歯ブラシを提供することにある。また、
本発明の第2の目的は、第1の目的を一層効果的に達成
すると共に、歯磨きの際に把持し易い歯ブラシを提供す
ることにある。
各公報に記載の従来の歯ブラシは何れも、歯並びのくぼ
んだ部分の歯間部や歯頸部の歯垢を唇や歯に邪魔される
ことなく効果的に除去することができない。従って、本
発明の第1の目的は、歯並びのくぼんだ部分の歯間部や
歯頸部の歯垢除去効果が高く、唇や歯に邪魔されること
なく使用できる歯ブラシを提供することにある。また、
本発明の第2の目的は、第1の目的を一層効果的に達成
すると共に、歯磨きの際に把持し易い歯ブラシを提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数個のブリ
ッスル束が植毛された植毛台1と、把持部2と、該植毛
台1と該把持部2とを結合する首部3とからなる歯ブラ
シにおいて、上記植毛台1上には、外周列のブリッスル
束11がO字型となるように植設され又は上記首部3寄
り中央部を除いた外周列のブリッスル束11がU字型と
なるように植設され、且つ外周列のブリッスル束11の
毛先の位置がその他のブリッスル束(内列のブリッスル
束)12の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束
間に段差dが設けられており、また上記首部3と直交す
る方向の植毛部の幅Dが5.0〜7.0mmの範囲とさ
れており、上記首部3は、上記植毛面13に対して反対
側に角度α傾けられていることを特徴とする歯ブラシを
提供することにより、上記の第1の目的を達成したもの
である。
ッスル束が植毛された植毛台1と、把持部2と、該植毛
台1と該把持部2とを結合する首部3とからなる歯ブラ
シにおいて、上記植毛台1上には、外周列のブリッスル
束11がO字型となるように植設され又は上記首部3寄
り中央部を除いた外周列のブリッスル束11がU字型と
なるように植設され、且つ外周列のブリッスル束11の
毛先の位置がその他のブリッスル束(内列のブリッスル
束)12の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束
間に段差dが設けられており、また上記首部3と直交す
る方向の植毛部の幅Dが5.0〜7.0mmの範囲とさ
れており、上記首部3は、上記植毛面13に対して反対
側に角度α傾けられていることを特徴とする歯ブラシを
提供することにより、上記の第1の目的を達成したもの
である。
【0005】また、本発明の歯ブラシにおいて、上記把
持部2の少なくともその略中央から上記首部3寄りの部
分が略二等辺三角形の断面を有し且つ該二等辺三角形の
底辺21が上記植毛台1の植毛面13と略平行となるよ
うに形成され、上記把持部2の上記二等辺三角形の上記
底辺21を含む表面23に対して同じ側に傾けられるこ
とにより、上記の第2の目的も達成される。
持部2の少なくともその略中央から上記首部3寄りの部
分が略二等辺三角形の断面を有し且つ該二等辺三角形の
底辺21が上記植毛台1の植毛面13と略平行となるよ
うに形成され、上記把持部2の上記二等辺三角形の上記
底辺21を含む表面23に対して同じ側に傾けられるこ
とにより、上記の第2の目的も達成される。
【0006】
【作用】本発明の歯ブラシによれば、上記植毛台1上に
は、外周列のブリッスル束11がO字型又はU字型とな
るように植設され、且つ外周列のブリッスル束11の毛
先の位置が内列のブリッスル束12の毛先の位置より高
くなるようにブリッスル束間に上記段差dが設けられて
おり、また上記首部3と直交する方向の上記植毛部の幅
Dが5.0〜7.0mmの範囲とされているため、使用
時にブリッスルを歯並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸
部にも確実に入り込ませることができる。
は、外周列のブリッスル束11がO字型又はU字型とな
るように植設され、且つ外周列のブリッスル束11の毛
先の位置が内列のブリッスル束12の毛先の位置より高
くなるようにブリッスル束間に上記段差dが設けられて
おり、また上記首部3と直交する方向の上記植毛部の幅
Dが5.0〜7.0mmの範囲とされているため、使用
時にブリッスルを歯並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸
部にも確実に入り込ませることができる。
【0007】上記首部3が上記植毛面13に対して反対
側に傾けられているため、使用時に、上記植毛台1が往
復運動や上記把持部2を軸とした回転運動をしても、上
記首部3と唇や歯との間に距離があり干渉しづらい。
側に傾けられているため、使用時に、上記植毛台1が往
復運動や上記把持部2を軸とした回転運動をしても、上
記首部3と唇や歯との間に距離があり干渉しづらい。
【0008】また、上記把持部2の少なくともその略中
央から上記首部3寄りの部分が略二等辺三角形の断面を
有し且つ該二等辺三角形の上記底辺21が上記植毛面1
3と略平行となるように形成されているため、使用時
に、上記表面23に親指の腹を当て、上記把持部2を掌
全体で把持したり、上記表面23に親指の腹を当て、人
指し指の腹・中指の側面を添えてナイフやフォークを持
つようにして把持したりする等して、歯磨きの対象部位
に対して上記把持部2の使用角度等を容易且つ適確に対
応させ得る。
央から上記首部3寄りの部分が略二等辺三角形の断面を
有し且つ該二等辺三角形の上記底辺21が上記植毛面1
3と略平行となるように形成されているため、使用時
に、上記表面23に親指の腹を当て、上記把持部2を掌
全体で把持したり、上記表面23に親指の腹を当て、人
指し指の腹・中指の側面を添えてナイフやフォークを持
つようにして把持したりする等して、歯磨きの対象部位
に対して上記把持部2の使用角度等を容易且つ適確に対
応させ得る。
【0009】更に、上記ブリッスルの毛先を球状加工し
たことにより、普段よく磨かれていない(毛先が届かず
マッサージされていない)歯並びのくぼんだ部分の弱ま
った歯ぐきを傷つけずにやさしく磨くことができる。
たことにより、普段よく磨かれていない(毛先が届かず
マッサージされていない)歯並びのくぼんだ部分の弱ま
った歯ぐきを傷つけずにやさしく磨くことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の歯ブラシの一実施例を図面を
参照して説明する。図1乃至図5は本発明の歯ブラシの
一実施例を示すもので、図1はその要部を示す拡大斜視
図、図2は平面図、図3は側面図、図4は図3のA−A
線切断部拡大端面図、図5は図3のB−B線切断部拡大
端面図である。図6は歯並びの一部を示す斜視図、図7
及び図8は上記実施例による一使用形態の説明図であ
る。
参照して説明する。図1乃至図5は本発明の歯ブラシの
一実施例を示すもので、図1はその要部を示す拡大斜視
図、図2は平面図、図3は側面図、図4は図3のA−A
線切断部拡大端面図、図5は図3のB−B線切断部拡大
端面図である。図6は歯並びの一部を示す斜視図、図7
及び図8は上記実施例による一使用形態の説明図であ
る。
【0011】本実施例の歯ブラシにおいては、通常の歯
ブラシと同様に、図1乃至図3に示される如く、複数個
のブリッスル束が植設された上記植毛台1と、上記把持
部2と、該植毛台1と該把持部2とを結合する上記首部
3とから形成されている。
ブラシと同様に、図1乃至図3に示される如く、複数個
のブリッスル束が植設された上記植毛台1と、上記把持
部2と、該植毛台1と該把持部2とを結合する上記首部
3とから形成されている。
【0012】而して、本実施例の歯ブラシは、図1乃至
図4に示される如く、上記植毛台1上には、外周列のブ
リッスル束11がU字型となるように植設され、且つ外
周列のブリッスル束11の毛先の位置が内列のブリッス
ル束12の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束
間に上記段差dが設けられており、また上記首部3と直
交する方向の上記植毛部の幅Dは5.0〜7.0mmの
範囲とされている。外周列のブリッスル束11がU字型
となるように植設され、且つ上記段差dが設けられてい
るため、歯並びのくぼんだ部分の歯頸部(歯と歯ぐきの
間)を効率よく磨くことができる。外周列のブリッスル
束11がO字型となるように植設されていれば、歯ブラ
シを逆さにすることなく下顎の歯並びのくぼんだ部分の
歯頸部を磨くことができる。上記植毛部の幅Dが7.0
mmを越えると、歯並びのくぼんだ部分の歯磨きの際
に、歯ブラシをたてに当てても毛先をくぼんだ部分に確
実に入り込ませ難くなり、5.0mm未満であると、植
設されたブリッスル束全体が倒れやすく安定しないので
効果的な歯垢除去が行われ難くなる。上記植毛部の長手
方向の幅は10.0〜25.0mmの範囲にあるのが好
ましい。
図4に示される如く、上記植毛台1上には、外周列のブ
リッスル束11がU字型となるように植設され、且つ外
周列のブリッスル束11の毛先の位置が内列のブリッス
ル束12の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束
間に上記段差dが設けられており、また上記首部3と直
交する方向の上記植毛部の幅Dは5.0〜7.0mmの
範囲とされている。外周列のブリッスル束11がU字型
となるように植設され、且つ上記段差dが設けられてい
るため、歯並びのくぼんだ部分の歯頸部(歯と歯ぐきの
間)を効率よく磨くことができる。外周列のブリッスル
束11がO字型となるように植設されていれば、歯ブラ
シを逆さにすることなく下顎の歯並びのくぼんだ部分の
歯頸部を磨くことができる。上記植毛部の幅Dが7.0
mmを越えると、歯並びのくぼんだ部分の歯磨きの際
に、歯ブラシをたてに当てても毛先をくぼんだ部分に確
実に入り込ませ難くなり、5.0mm未満であると、植
設されたブリッスル束全体が倒れやすく安定しないので
効果的な歯垢除去が行われ難くなる。上記植毛部の長手
方向の幅は10.0〜25.0mmの範囲にあるのが好
ましい。
【0013】また、図1乃至図3及び図5に示される如
く、上記把持部2は、少なくともその略中央から上記首
部3寄りの部分が略二等辺三角形の断面を有し且つ該二
等辺三角形の上記底辺21が上記植毛面13と略平行と
なるように形成されている。図1及び図3に示される如
く、上記首部3は、上記植毛面13に対して反対側に傾
けられており、上記把持部2の上記二等辺三角形の上記
底辺21を含む上記表面23に対して同じ側に傾けられ
ている。
く、上記把持部2は、少なくともその略中央から上記首
部3寄りの部分が略二等辺三角形の断面を有し且つ該二
等辺三角形の上記底辺21が上記植毛面13と略平行と
なるように形成されている。図1及び図3に示される如
く、上記首部3は、上記植毛面13に対して反対側に傾
けられており、上記把持部2の上記二等辺三角形の上記
底辺21を含む上記表面23に対して同じ側に傾けられ
ている。
【0014】本実施例の歯ブラシについて更に説明する
と、図2及び図4に示される如く、表面が平らな上記植
毛台1上には、ブリッスル束植設用の孔が20個設けら
れており、該孔にそれぞれブリッスル束が植設されてい
る。U字型となるように植設された外周列のブリッスル
11は、上記植毛台1の先端の短手方向に植設された2
組の丈の長いブリッスル束11からなるブリッスル束列
aと、上記植毛台1の長手方向両側それぞれに植設され
た6組の丈の長いブリッスル束11からなるブリッスル
束列b,bとにより形成されている。また、内列のブリ
ッスル束12は、上記植毛台1の長手方向中央に植設さ
れた6組の丈の短いブリッスル束12からなるブリッス
ル束列cにより形成されている。これらのブリッスル束
11,12を構成するブリッスルの先端には、球状部が
形成されている。
と、図2及び図4に示される如く、表面が平らな上記植
毛台1上には、ブリッスル束植設用の孔が20個設けら
れており、該孔にそれぞれブリッスル束が植設されてい
る。U字型となるように植設された外周列のブリッスル
11は、上記植毛台1の先端の短手方向に植設された2
組の丈の長いブリッスル束11からなるブリッスル束列
aと、上記植毛台1の長手方向両側それぞれに植設され
た6組の丈の長いブリッスル束11からなるブリッスル
束列b,bとにより形成されている。また、内列のブリ
ッスル束12は、上記植毛台1の長手方向中央に植設さ
れた6組の丈の短いブリッスル束12からなるブリッス
ル束列cにより形成されている。これらのブリッスル束
11,12を構成するブリッスルの先端には、球状部が
形成されている。
【0015】外周列のブリッスル束11(本実施例にお
ける上記ブリッスル束列a及び上記ブリッスル束列b,
b)の毛先の位置と内列のブリッスル束12(本実施例
における上記ブリッスル束列c)の毛先の位置との間の
上記段差dは、外周列のブリッスル束11の毛先を確実
に歯並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸部に入り込ませ
且つ内列のブリッスル束12による歯並びのくぼんだ部
分の歯の表面の刷掃能力を向上させる等の観点から0.
5〜1.5mmの範囲にあるのが好ましい。また、外周
列のブリッスル束(丈の長いブリッスル束)11の長さ
は9.0〜11.0mmの範囲にあるのが好ましく、内
列のブリッスル束(丈の短いブリッスル束)12の長さ
は8.0〜10.0mmの範囲にあるのが好ましい。
ける上記ブリッスル束列a及び上記ブリッスル束列b,
b)の毛先の位置と内列のブリッスル束12(本実施例
における上記ブリッスル束列c)の毛先の位置との間の
上記段差dは、外周列のブリッスル束11の毛先を確実
に歯並びのくぼんだ部分の歯間部や歯頸部に入り込ませ
且つ内列のブリッスル束12による歯並びのくぼんだ部
分の歯の表面の刷掃能力を向上させる等の観点から0.
5〜1.5mmの範囲にあるのが好ましい。また、外周
列のブリッスル束(丈の長いブリッスル束)11の長さ
は9.0〜11.0mmの範囲にあるのが好ましく、内
列のブリッスル束(丈の短いブリッスル束)12の長さ
は8.0〜10.0mmの範囲にあるのが好ましい。
【0016】また、上記把持部2は、図5に示される如
く、その略中央から上記首部3寄りの部分が丸みを帯び
た略正三角形の断面を有し、図1乃至図3に示される如
く、該正三角形の上記底辺21が上記植毛面13と略平
行となるように形成されている。上記断面は上記首部3
に近づくにつれて略相似形で大きくなるようになしてあ
り、それに対応する上記把持部2の上記首部3寄りの表
面には滑り止め用突起22が複数個設けられている。
く、その略中央から上記首部3寄りの部分が丸みを帯び
た略正三角形の断面を有し、図1乃至図3に示される如
く、該正三角形の上記底辺21が上記植毛面13と略平
行となるように形成されている。上記断面は上記首部3
に近づくにつれて略相似形で大きくなるようになしてあ
り、それに対応する上記把持部2の上記首部3寄りの表
面には滑り止め用突起22が複数個設けられている。
【0017】更に、上記首部3は、図1及び図3に示さ
れる如く、上記植毛面13に対して反対側に角度α傾け
られて上記植毛台1と結合され、上記表面23に対して
同じ側に角度β傾けられて上記把持部2に結合されてい
る。上記角度α,βをつけることにより、歯磨きの際に
上記首部3と唇や歯との間に距離を設けて干渉を防止す
るという観点から、上記角度αは5〜10°の範囲にあ
るのが好ましく、上記角度βは5〜10°の範囲にある
のが好ましい。また上記角度α,βが上記の範囲にある
とき、上記首部3の長さは30.0〜50.0mmの範
囲にあるのが好ましい。
れる如く、上記植毛面13に対して反対側に角度α傾け
られて上記植毛台1と結合され、上記表面23に対して
同じ側に角度β傾けられて上記把持部2に結合されてい
る。上記角度α,βをつけることにより、歯磨きの際に
上記首部3と唇や歯との間に距離を設けて干渉を防止す
るという観点から、上記角度αは5〜10°の範囲にあ
るのが好ましく、上記角度βは5〜10°の範囲にある
のが好ましい。また上記角度α,βが上記の範囲にある
とき、上記首部3の長さは30.0〜50.0mmの範
囲にあるのが好ましい。
【0018】上記ブリッスルの材質は、特に限定されな
いが、通常の歯ブラシのブリッスルに使用される材質で
あれば良く、例えば、ナイロン、PET(ポリエチレン
テレフタレート樹脂)、ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン樹脂)、PBT(ポリブチレンテレ
フタレート)、AS(アクリロニトリル・スチレン樹
脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、熱可塑性エラスト
マー等を便宜使用することができる。
いが、通常の歯ブラシのブリッスルに使用される材質で
あれば良く、例えば、ナイロン、PET(ポリエチレン
テレフタレート樹脂)、ABS(アクリロニトリル・ブ
タジエン・スチレン樹脂)、PBT(ポリブチレンテレ
フタレート)、AS(アクリロニトリル・スチレン樹
脂)、PP(ポリプロピレン樹脂)、熱可塑性エラスト
マー等を便宜使用することができる。
【0019】上記把持部2及び上記首部3の材質も、特
に限定されないが、通常の歯ブラシの把持部に使用され
る材質であれば良く、例えば、ABS、PBT、AS、
PP、PC(ポリカーボネート樹脂)、熱可塑性エラス
トマー、プロピオネート等を便宜使用することができ
る。
に限定されないが、通常の歯ブラシの把持部に使用され
る材質であれば良く、例えば、ABS、PBT、AS、
PP、PC(ポリカーボネート樹脂)、熱可塑性エラス
トマー、プロピオネート等を便宜使用することができ
る。
【0020】本実施例の歯ブラシは、上述の如く構成さ
れており、図6に示されるような歯並びのくぼんだ部分
の歯間部や歯頸部の歯磨きの際に、図7に示される如
く、該歯ブラシをたてに当てると、U字型に植設された
外周列のブリッスル束11がくぼんだ部分の歯と歯ぐき
及び歯と歯の間に対応し、上記植毛部の幅Dがくぼんだ
部分の幅に対応し、且つ上記段差dにより内列のブリッ
スル束12が歯の表面に突っ張らないため、図8に示さ
れる如く、毛先をくぼんだ部分の歯間部や歯頸部に確実
に入り込ませることができる。その結果、本実施例の歯
ブラシは、従来の歯ブラシに比して、くぼんだ部分の歯
間部や歯頸部まで確実に磨くことができ、歯垢除去効果
に優れている。
れており、図6に示されるような歯並びのくぼんだ部分
の歯間部や歯頸部の歯磨きの際に、図7に示される如
く、該歯ブラシをたてに当てると、U字型に植設された
外周列のブリッスル束11がくぼんだ部分の歯と歯ぐき
及び歯と歯の間に対応し、上記植毛部の幅Dがくぼんだ
部分の幅に対応し、且つ上記段差dにより内列のブリッ
スル束12が歯の表面に突っ張らないため、図8に示さ
れる如く、毛先をくぼんだ部分の歯間部や歯頸部に確実
に入り込ませることができる。その結果、本実施例の歯
ブラシは、従来の歯ブラシに比して、くぼんだ部分の歯
間部や歯頸部まで確実に磨くことができ、歯垢除去効果
に優れている。
【0021】また、本実施例の歯ブラシは、上記把持部
2が略二等辺三角形、特に略正三角形の断面を有してい
るため、歯ブラシを把持する際に、上記表面23に親指
の腹を当て、上記表面23と反対側の稜線に沿って人指
し指の第1関節(あるいは第2関節)を添えて上記把持
部2全体を掌全体で把持すると、手及び指の形にぴった
り合い非常に把持しやすく、歯ブラシを横にして前歯の
細かい部分を磨く場合でも、上記表面23に親指の腹を
当て、残りの2面にそれぞれ人指し指の腹・中指の側面
を添えてナイフやフォークを持つようにして把持するの
に上記断面は非常に都合の良い形状である。
2が略二等辺三角形、特に略正三角形の断面を有してい
るため、歯ブラシを把持する際に、上記表面23に親指
の腹を当て、上記表面23と反対側の稜線に沿って人指
し指の第1関節(あるいは第2関節)を添えて上記把持
部2全体を掌全体で把持すると、手及び指の形にぴった
り合い非常に把持しやすく、歯ブラシを横にして前歯の
細かい部分を磨く場合でも、上記表面23に親指の腹を
当て、残りの2面にそれぞれ人指し指の腹・中指の側面
を添えてナイフやフォークを持つようにして把持するの
に上記断面は非常に都合の良い形状である。
【0022】更に、本実施例の歯ブラシは、上記首部3
が上記植毛面13に対して反対側に傾けられ、上記表面
23に対して同じ側に傾けられているため、上記植毛台
1が往復運動や上記把持部2を軸とした回転運動をして
も、上記首部3と唇や歯との間に距離があり干渉しづら
く、歯の裏側や奥歯の表面を磨くのに唇や歯に邪魔され
ることがない。
が上記植毛面13に対して反対側に傾けられ、上記表面
23に対して同じ側に傾けられているため、上記植毛台
1が往復運動や上記把持部2を軸とした回転運動をして
も、上記首部3と唇や歯との間に距離があり干渉しづら
く、歯の裏側や奥歯の表面を磨くのに唇や歯に邪魔され
ることがない。
【0023】本実施例の歯ブラシは、ブリッスルの毛先
を球状加工しているため、普段よく磨かれていない(毛
先が届かずマッサージされていない)歯並びのくぼんだ
部分の弱まった歯ぐきをやさしく磨くことができ、歯ぐ
きに刺激を与えなく且つ傷つけることがない。また、上
記段差dによる内列のブリッスル束12のくぼんだ部分
の歯の表面の刷掃能力にも優れている。
を球状加工しているため、普段よく磨かれていない(毛
先が届かずマッサージされていない)歯並びのくぼんだ
部分の弱まった歯ぐきをやさしく磨くことができ、歯ぐ
きに刺激を与えなく且つ傷つけることがない。また、上
記段差dによる内列のブリッスル束12のくぼんだ部分
の歯の表面の刷掃能力にも優れている。
【0024】上記把持部2の上述した親指・人指し指・
中指に対応した部分には、上記滑り止め用突起22が設
けられているため、歯磨きの際に手及び指が水に濡れた
り、歯磨材が上記首部3をつたい手及び指が滑りやすく
なった場合でも、確実に上記把持部2を把持して歯磨き
を行うことができる。
中指に対応した部分には、上記滑り止め用突起22が設
けられているため、歯磨きの際に手及び指が水に濡れた
り、歯磨材が上記首部3をつたい手及び指が滑りやすく
なった場合でも、確実に上記把持部2を把持して歯磨き
を行うことができる。
【0025】また、本発明の別の実施例として、上述の
実施例において、外周列のブリッスル束11をO字型に
植設した以外は上記実施例と全く同様に構成された実施
例が挙げられる。即ち、この別の実施例は第1図〜第3
図に示される実施例の上記首部3寄りの3組のブリッス
ル束を2組の丈の長いブリッスル束11に変更し、該2
組の丈の長いブリッスル束11を、上記植毛台1の先端
短手方向に植設された2組のブリッスル束からなるブリ
ッスル束列aと同様に配置し植設して、外周列のブリッ
スル束11をO字型に形成し、上記植毛部を計19組の
ブリッスル束で構成したものである。
実施例において、外周列のブリッスル束11をO字型に
植設した以外は上記実施例と全く同様に構成された実施
例が挙げられる。即ち、この別の実施例は第1図〜第3
図に示される実施例の上記首部3寄りの3組のブリッス
ル束を2組の丈の長いブリッスル束11に変更し、該2
組の丈の長いブリッスル束11を、上記植毛台1の先端
短手方向に植設された2組のブリッスル束からなるブリ
ッスル束列aと同様に配置し植設して、外周列のブリッ
スル束11をO字型に形成し、上記植毛部を計19組の
ブリッスル束で構成したものである。
【0026】本発明は上記実施例に制限されるものでは
ない。即ち、外周列のブリッスル束11をO字型に植設
しても良く、また、外周列のブリッスル束11と内列の
ブリッスル束12とは、それらを構成するブリッスルの
長さを変えることによって上記段差dを設けたが、同じ
長さのブリッスルによって構成されたブリッスル束を用
いて、上記植毛面13に段差を設けることによってブリ
ッスル束の先端に段差を設けても良い。
ない。即ち、外周列のブリッスル束11をO字型に植設
しても良く、また、外周列のブリッスル束11と内列の
ブリッスル束12とは、それらを構成するブリッスルの
長さを変えることによって上記段差dを設けたが、同じ
長さのブリッスルによって構成されたブリッスル束を用
いて、上記植毛面13に段差を設けることによってブリ
ッスル束の先端に段差を設けても良い。
【0027】ブリッスル束の数についても、第1図〜第
3図に示される実施例では20組としたが、その数は本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、第1図〜第3図に示される実施例においては、上記
植毛台1の先端短手方向に2組のブリッスル束からなる
ブリッスル束列a、長手方向にそれぞれ6組のブリッス
ル束からなるブリッスル束列b,c,bの3列が植設さ
れているが、ブリッスル束の数及びブリッスル束列の数
等を適宜変更しても良い。
3図に示される実施例では20組としたが、その数は本
発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。例え
ば、第1図〜第3図に示される実施例においては、上記
植毛台1の先端短手方向に2組のブリッスル束からなる
ブリッスル束列a、長手方向にそれぞれ6組のブリッス
ル束からなるブリッスル束列b,c,bの3列が植設さ
れているが、ブリッスル束の数及びブリッスル束列の数
等を適宜変更しても良い。
【0028】即ち、第1図〜第3図に示される実施例の
上記ブリッスル束列b,c,bをそれぞれ7組のブリッ
スル束から構成して計23組のブリッスル束で構成して
も良く、第1図〜第3図に示される実施例の最も上記首
部3寄りの3組のブリッスル束の外側に更に2組の丈の
長いブリッスル束11を植設して外周列のブリッスル束
11をO字型に植設し、計22組のブリッスル束で構成
しても良い。また、上記把持部2に設けられた上記滑り
止め用突起22は、図に示されるような形状ではなく半
球形の突起を複数個設けても良く、突起でなく凹陥部と
しても良い。
上記ブリッスル束列b,c,bをそれぞれ7組のブリッ
スル束から構成して計23組のブリッスル束で構成して
も良く、第1図〜第3図に示される実施例の最も上記首
部3寄りの3組のブリッスル束の外側に更に2組の丈の
長いブリッスル束11を植設して外周列のブリッスル束
11をO字型に植設し、計22組のブリッスル束で構成
しても良い。また、上記把持部2に設けられた上記滑り
止め用突起22は、図に示されるような形状ではなく半
球形の突起を複数個設けても良く、突起でなく凹陥部と
しても良い。
【0029】〔試験例〕本実施例の効果を示すために、
下記〔表1〕に示す3種類の歯ブラシ(本発明品,比較
品1及び2)を用いてそれぞれの歯並びのくぼんだ部分
の歯垢除去率を下記〔歯垢除去率の測定方法〕により測
定し、歯並びのくぼんだ部分の磨き易さを下記〔磨き易
さの評価方法〕により評価し、それらの結果を下記〔表
2〕に示す。尚、本発明品は、第1図〜第3図に示す実
施例と同じ形態のものであり、比較品1及び2は、本発
明品における内列のブリッスル束の長さ或いは首部の屈
曲角度をそれぞれ下記〔表1〕に示される長さ・角度に
変えたものである。
下記〔表1〕に示す3種類の歯ブラシ(本発明品,比較
品1及び2)を用いてそれぞれの歯並びのくぼんだ部分
の歯垢除去率を下記〔歯垢除去率の測定方法〕により測
定し、歯並びのくぼんだ部分の磨き易さを下記〔磨き易
さの評価方法〕により評価し、それらの結果を下記〔表
2〕に示す。尚、本発明品は、第1図〜第3図に示す実
施例と同じ形態のものであり、比較品1及び2は、本発
明品における内列のブリッスル束の長さ或いは首部の屈
曲角度をそれぞれ下記〔表1〕に示される長さ・角度に
変えたものである。
【0030】〔歯垢除去率の測定方法〕 歯肉の退縮や歯の動揺のない臨床的正常歯列を有する1
9〜36才の男女8名(歯冠補綴物がなく、充填物やカ
リエスのない歯を用いた)を被験者とした。予め被験者
らには、歯並びのくぼんだ部分を、図7に示される如
く、歯ブラシをたてに当てて磨く方法について刷掃指導
し、指定の歯ブラシ(本発明品,比較品1及び2)をそ
れらに慣れるようそれぞれ1週間使用してもらった。試
験前日に口腔清掃を停止し、その間15%ショ糖溶液で
3回含漱した。歯垢除去方法は被験者がいつも磨いてい
るブラッシング方法(歯ブラシをたてに当てて磨く方
法)で行なった。歯垢量は、図9に示される如く、歯並
びのくぼんだ部分の歯を5分割し、図のようにe〜iに
エリア分けして、歯間部の評価には図中のe,iのエリ
アの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢の
量として用い、歯頸部の評価には図中のf,g,hのエ
リアの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢
の量として用い、歯全体の評価には図中のe〜iのエリ
アの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢の
量として用いた。歯垢除去率は下記の式により歯全体、
歯間部及び歯頸部について求めた。 歯垢除去率(%)=〔1−(ブラッシング後の歯垢量/
ブラッシング前の歯垢量)〕×100
9〜36才の男女8名(歯冠補綴物がなく、充填物やカ
リエスのない歯を用いた)を被験者とした。予め被験者
らには、歯並びのくぼんだ部分を、図7に示される如
く、歯ブラシをたてに当てて磨く方法について刷掃指導
し、指定の歯ブラシ(本発明品,比較品1及び2)をそ
れらに慣れるようそれぞれ1週間使用してもらった。試
験前日に口腔清掃を停止し、その間15%ショ糖溶液で
3回含漱した。歯垢除去方法は被験者がいつも磨いてい
るブラッシング方法(歯ブラシをたてに当てて磨く方
法)で行なった。歯垢量は、図9に示される如く、歯並
びのくぼんだ部分の歯を5分割し、図のようにe〜iに
エリア分けして、歯間部の評価には図中のe,iのエリ
アの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢の
量として用い、歯頸部の評価には図中のf,g,hのエ
リアの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢
の量として用い、歯全体の評価には図中のe〜iのエリ
アの歯肉辺縁からの歯垢の高さ(mm)の合計を歯垢の
量として用いた。歯垢除去率は下記の式により歯全体、
歯間部及び歯頸部について求めた。 歯垢除去率(%)=〔1−(ブラッシング後の歯垢量/
ブラッシング前の歯垢量)〕×100
【0031】〔磨き易さの評価方法〕 被験者を50名とし、本発明品、比較品1及び2につい
てそれぞれの歯並びのくぼんだ部分の磨き易さを下記の
5段階評価で評価させた。 1.磨き易い 2.やや磨き易い 3.どちらとも言えない 4.やや磨き難い 5.磨き難い 上記の比較結果から1.磨き易い、2.やや磨き易いと
答えた人の合計の全体における割合を磨き易さの割合と
した。
てそれぞれの歯並びのくぼんだ部分の磨き易さを下記の
5段階評価で評価させた。 1.磨き易い 2.やや磨き易い 3.どちらとも言えない 4.やや磨き難い 5.磨き難い 上記の比較結果から1.磨き易い、2.やや磨き易いと
答えた人の合計の全体における割合を磨き易さの割合と
した。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】上記〔表2〕に示される結果より、本発明
品は比較品1に比して、歯垢除去率がおよそ20〜30
%程度向上しており(外周列のブリッスル束11をO字
型又はU字型となるように植設した効果及び外周列のブ
リッスル束11の毛先の位置がその他のブリッスル束1
2の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束間に段
差dが設けた効果)、また、本願実施例は比較品2に比
して、磨き易いと答えた人が32%増加している(首部
3を角度α,β傾けて屈曲させた効果)ことが判る。
品は比較品1に比して、歯垢除去率がおよそ20〜30
%程度向上しており(外周列のブリッスル束11をO字
型又はU字型となるように植設した効果及び外周列のブ
リッスル束11の毛先の位置がその他のブリッスル束1
2の毛先の位置より高くなるようにブリッスル束間に段
差dが設けた効果)、また、本願実施例は比較品2に比
して、磨き易いと答えた人が32%増加している(首部
3を角度α,β傾けて屈曲させた効果)ことが判る。
【0035】
【発明の効果】本発明の歯ブラシは、歯並びのくぼんだ
部分の歯間部や歯頸部の歯垢除去効果が高く、唇や歯に
邪魔されることなく使用できる(請求項1による効
果)。また、本発明の歯ブラシは、歯磨きの際に把持し
易い(請求項1、3及び4による効果)。
部分の歯間部や歯頸部の歯垢除去効果が高く、唇や歯に
邪魔されることなく使用できる(請求項1による効
果)。また、本発明の歯ブラシは、歯磨きの際に把持し
易い(請求項1、3及び4による効果)。
【図1】図1は、本発明の歯ブラシの一実施例の要部を
示す拡大斜視図である。
示す拡大斜視図である。
【図2】図2は、本発明の歯ブラシの一実施例の平面図
である。
である。
【図3】図3は、本発明の歯ブラシの一実施例の側面図
である。
である。
【図4】図4は、図3上のA−A線における切断部拡大
端面図である。
端面図である。
【図5】図5は、図3上のB−B線における切断部拡大
端面図である。
端面図である。
【図6】図6は、歯並びの一部を示す斜視図である。
【図7】図7は、本発明の歯ブラシの一実施例による一
使用形態の一部を示す説明図である。
使用形態の一部を示す説明図である。
【図8】図8は、図7を下方から見た図であり、歯ブラ
シは図4に相当する切断部端面図として図示されてい
る。
シは図4に相当する切断部端面図として図示されてい
る。
【図9】図9は、歯並びの一部を示す拡大斜視図であ
り、歯垢除去率を測定する際の歯垢量の測定方法が図示
されている。
り、歯垢除去率を測定する際の歯垢量の測定方法が図示
されている。
1 植毛台 11 首部寄り中央部を除いた外周列のブリッスル束 12 その他のブリッスル束(内列のブリッスル束) 13 植毛面 2 把持部 21 底辺(把持部切断部端面図おける略二等辺三角形
の断面の底辺) 23 把持部の表面(上記底辺21を含む表面) 3 首部
の断面の底辺) 23 把持部の表面(上記底辺21を含む表面) 3 首部
Claims (6)
- 【請求項1】複数個のブリッスル束が植毛された植毛台
1と、把持部2と、該植毛台1と該把持部2とを結合す
る首部3とからなる歯ブラシにおいて、 上記植毛台1上には、外周列のブリッスル束11がO字
型となるように植設され又は上記首部3寄り中央部を除
いた外周列のブリッスル束11がU字型となるように植
設され、且つ外周列のブリッスル束11の毛先の位置が
その他のブリッスル束12の毛先の位置より高くなるよ
うにブリッスル束間に段差dが設けられており、また上
記首部3と直交する方向の植毛部の幅Dが5.0〜7.
0mmの範囲とされており、 上記首部3は、上記植毛面13に対して反対側に角度α
傾けられていることを特徴とする歯ブラシ。 - 【請求項2】上記のブリッスル束を構成するブリッスル
の毛先を球状加工した請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項3】上記把持部2は、少なくともその略中央か
ら上記首部3寄りの部分が略二等辺三角形の断面を有し
且つ該二等辺三角形の底辺21が上記植毛台1の植毛面
13と略平行となるように形成されている請求項1又は
2記載の歯ブラシ。 - 【請求項4】上記首部3は、上記把持部2の上記二等辺
三角形の上記底辺21を含む表面23に対して同じ側に
角度β傾けられている請求項3記載の歯ブラシ。 - 【請求項5】上記段差dが0.5〜1.5mmの範囲に
ある、請求項1記載の歯ブラシ。 - 【請求項6】上記角度αが5〜10°の範囲にあり、上
記角度βが5〜10°の範囲にある、請求項1又は4記
載の歯ブラシ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2069894A JPH07227318A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 歯ブラシ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2069894A JPH07227318A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 歯ブラシ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07227318A true JPH07227318A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12034379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2069894A Pending JPH07227318A (ja) | 1994-02-17 | 1994-02-17 | 歯ブラシ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07227318A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259655A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP2012152497A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Shiiai Medical:Kk | 歯ブラシ |
JP2016013247A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 小林製薬株式会社 | 歯ブラシ |
JP2021078714A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
-
1994
- 1994-02-17 JP JP2069894A patent/JPH07227318A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010259655A (ja) * | 2009-05-08 | 2010-11-18 | Kao Corp | 歯ブラシ |
JP2012152497A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Shiiai Medical:Kk | 歯ブラシ |
JP2016013247A (ja) * | 2014-07-01 | 2016-01-28 | 小林製薬株式会社 | 歯ブラシ |
JP2021078714A (ja) * | 2019-11-19 | 2021-05-27 | 花王株式会社 | 歯ブラシ |
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