JPH07213493A - 眼科装置 - Google Patents
眼科装置Info
- Publication number
- JPH07213493A JPH07213493A JP6029075A JP2907594A JPH07213493A JP H07213493 A JPH07213493 A JP H07213493A JP 6029075 A JP6029075 A JP 6029075A JP 2907594 A JP2907594 A JP 2907594A JP H07213493 A JPH07213493 A JP H07213493A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- protective cap
- measurement window
- nozzle
- opening
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 不使用時に大気中の埃や外力から保護される
とともに、適切な状態での測定窓の保管が可能な眼科装
置を提供する。 【構成】 被検眼の角膜に向けて気体を噴射するノズル
と、該ノズルを保持しアライメント等の光束が通過する
測定窓を有する眼科装置において、通風のための開口が
設けられ、使用しない時にノズルおよび測定窓を保護す
る保護キャップと、該保護キャップを装置に脱着自在に
取り付けるための保護キャップ装着手段を備えたことを
特徴とする。
とともに、適切な状態での測定窓の保管が可能な眼科装
置を提供する。 【構成】 被検眼の角膜に向けて気体を噴射するノズル
と、該ノズルを保持しアライメント等の光束が通過する
測定窓を有する眼科装置において、通風のための開口が
設けられ、使用しない時にノズルおよび測定窓を保護す
る保護キャップと、該保護キャップを装置に脱着自在に
取り付けるための保護キャップ装着手段を備えたことを
特徴とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の観察等のため
の光束が通過する測定窓を有する眼科装置に係わり、殊
に被検眼の角膜に向けて気体を吹き付けて眼圧を測定す
る非接触眼圧計に好適な保護機構に関する。
の光束が通過する測定窓を有する眼科装置に係わり、殊
に被検眼の角膜に向けて気体を吹き付けて眼圧を測定す
る非接触眼圧計に好適な保護機構に関する。
【０００２】
【従来の技術】被検眼の角膜に向けて圧縮空気を吹き付
けて角膜を変形させ、角膜が圧平された時の圧縮圧を直
接または間接に得ることによって、被検眼の眼圧を測定
する非接触眼圧計が知られている。この装置は、圧縮空
気を被検眼角膜に向けて噴射する金属製のノズルを持
ち、このノズルはアライメントのための前眼部像や指標
光束を透過する光学部材によって保持されている。装置
の性能を維持するためには、光学部材とノズルをほこり
等から保護されなければならない。そこで、従来の装置
にあっては、装置を使用しないときに、大気中の埃や外
力から保護するために、ノズルを含む測定窓にかぶせる
保護キャップが知られている。
けて角膜を変形させ、角膜が圧平された時の圧縮圧を直
接または間接に得ることによって、被検眼の眼圧を測定
する非接触眼圧計が知られている。この装置は、圧縮空
気を被検眼角膜に向けて噴射する金属製のノズルを持
ち、このノズルはアライメントのための前眼部像や指標
光束を透過する光学部材によって保持されている。装置
の性能を維持するためには、光学部材とノズルをほこり
等から保護されなければならない。そこで、従来の装置
にあっては、装置を使用しないときに、大気中の埃や外
力から保護するために、ノズルを含む測定窓にかぶせる
保護キャップが知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の保護キャップは
上記の大気中の埃や外力からの保護機能を達成する上で
は特に支障はない。しかし、非接触眼圧計は被検眼角膜
に気体を吹き付けた際に、被検眼上の涙等の分泌物が飛
散して、ノズルや測定窓にしばしば付着する。
上記の大気中の埃や外力からの保護機能を達成する上で
は特に支障はない。しかし、非接触眼圧計は被検眼角膜
に気体を吹き付けた際に、被検眼上の涙等の分泌物が飛
散して、ノズルや測定窓にしばしば付着する。
【０００４】しかしながら、従来の保護キャップのよう
に、測定窓を隙間なく覆いかぶせる形状のものである
と、次のような問題が発生した。すなわち、ノズルや測
定窓に涙等が付着したまま保護キャップをかぶせて、外
気をほぼ遮断してしまうと、細菌や黴が繁殖する絶好の
条件を提供し、不潔になりやすい。また、細菌や黴は単
に不潔というに止まらず、光学要素の性能の劣化を招く
という問題もあった。
に、測定窓を隙間なく覆いかぶせる形状のものである
と、次のような問題が発生した。すなわち、ノズルや測
定窓に涙等が付着したまま保護キャップをかぶせて、外
気をほぼ遮断してしまうと、細菌や黴が繁殖する絶好の
条件を提供し、不潔になりやすい。また、細菌や黴は単
に不潔というに止まらず、光学要素の性能の劣化を招く
という問題もあった。
【０００５】本発明の目的は、上記欠点に鑑み案出され
たものであり、不使用時に大気中の埃や外力から保護さ
れるとともに、適切な状態での測定窓の保管が可能な眼
科装置を提供することにある。
たものであり、不使用時に大気中の埃や外力から保護さ
れるとともに、適切な状態での測定窓の保管が可能な眼
科装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような構成を持つことを特徴とす
る。 （１） 被検眼の角膜に向けて気体を噴射するノズル
と、該ノズルを保持しアライメント等の光束が通過する
測定窓を有する眼科装置において、通風のための開口が
設けられ、使用しない時にノズルおよび測定窓を保護す
る保護キャップと、該保護キャップを装置に脱着自在に
取り付けるための保護キャップ装着手段を備えたことを
特徴とする。
成するために、次のような構成を持つことを特徴とす
る。 （１） 被検眼の角膜に向けて気体を噴射するノズル
と、該ノズルを保持しアライメント等の光束が通過する
測定窓を有する眼科装置において、通風のための開口が
設けられ、使用しない時にノズルおよび測定窓を保護す
る保護キャップと、該保護キャップを装置に脱着自在に
取り付けるための保護キャップ装着手段を備えたことを
特徴とする。
【０００７】（２） （１）の保護キャップは、開口部
に防塵手段が施されていることを特徴とする。
に防塵手段が施されていることを特徴とする。
【０００８】（３） 被検眼の観察等のための光束が通
過する測定窓を有する眼科装置において、通風のための
開口が設けられ、使用しない時に測定窓を保護する保護
キャップと、該保護キャップの開口部に施された防塵手
段と、保護キャップを装置に脱着自在に取り付けるため
の保護キャップ装着手段を備えたことを特徴とする。
過する測定窓を有する眼科装置において、通風のための
開口が設けられ、使用しない時に測定窓を保護する保護
キャップと、該保護キャップの開口部に施された防塵手
段と、保護キャップを装置に脱着自在に取り付けるため
の保護キャップ装着手段を備えたことを特徴とする。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図１は本発明の装置を側方から見た外観図であ
る。１は装置のベースであり、ベース１には顎台２が固
定されている。３は測定部筺体であり、その内部には眼
圧測定のための光学系や電気系が収蔵されている。測定
部筺体３は、ジョイスティック４の操作によりベース１
上を摺動する。測定部筺体３の被検者眼に対向する位置
には測定窓部５が配置されている。６は測定窓部５を埃
や接触等から保護するための保護キャップであり、装置
を使用しない際に装着される。
明する。図１は本発明の装置を側方から見た外観図であ
る。１は装置のベースであり、ベース１には顎台２が固
定されている。３は測定部筺体であり、その内部には眼
圧測定のための光学系や電気系が収蔵されている。測定
部筺体３は、ジョイスティック４の操作によりベース１
上を摺動する。測定部筺体３の被検者眼に対向する位置
には測定窓部５が配置されている。６は測定窓部５を埃
や接触等から保護するための保護キャップであり、装置
を使用しない際に装着される。
【００１０】図２は保護キャップ６を測定窓部５に装着
した状態を上から見た断面略図である。１１は圧縮空気
の吹き出し口であるノズルであり、ノズル１１は光学部
材１２によって支持されている。光学部材１２は円筒部
１３に保持されており、気体圧縮室１４の一部を構成し
ている。
した状態を上から見た断面略図である。１１は圧縮空気
の吹き出し口であるノズルであり、ノズル１１は光学部
材１２によって支持されている。光学部材１２は円筒部
１３に保持されており、気体圧縮室１４の一部を構成し
ている。
【００１１】保護キャップ６は円筒部１３の突出部に差
し込まれるが、保護キャップ６の内側と光学部材１２の
間には隙間１５を設けている。保護キャップ６には、内
部への通風を確保するために小孔６ａ，６ｂ，６ｃ，６
ｄが設けられている。
し込まれるが、保護キャップ６の内側と光学部材１２の
間には隙間１５を設けている。保護キャップ６には、内
部への通風を確保するために小孔６ａ，６ｂ，６ｃ，６
ｄが設けられている。
【００１２】以上のような構成になっており、装置を使
用後、光学部材１２の表面等に水分が残存したまま保護
キャップ６を装着しても、小孔６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ
を通して隙間１５の空気が外部と入れ換わりうるため、
測定窓部５の自然乾燥が促され、細菌や黴等の繁殖が防
止される。
用後、光学部材１２の表面等に水分が残存したまま保護
キャップ６を装着しても、小孔６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ
を通して隙間１５の空気が外部と入れ換わりうるため、
測定窓部５の自然乾燥が促され、細菌や黴等の繁殖が防
止される。
【００１３】上記の実施例では、保護キャップ６に小孔
を設けたにすぎないので、保護キャップに設ける小孔の
数および径の大きさに関して、通風性の確保と防塵性の
確保とは矛盾せざるを得ない面がある。そこで、通風性
の確保と防塵性の確保を矛盾しないようにするために、
保護キャップ６の小孔部分に防塵メッシュのフィルタ等
の防塵手段を施すと、いっそう有用なものとなる。
を設けたにすぎないので、保護キャップに設ける小孔の
数および径の大きさに関して、通風性の確保と防塵性の
確保とは矛盾せざるを得ない面がある。そこで、通風性
の確保と防塵性の確保を矛盾しないようにするために、
保護キャップ６の小孔部分に防塵メッシュのフィルタ等
の防塵手段を施すと、いっそう有用なものとなる。
【００１４】また、保護キャップ６の小孔の形状、位
置、大きさ、数量等は測定窓部５の状態に合せて設計さ
れれば良く、保護キャップ６の測定窓部５への装着は捩
子止め式等でも差し支えない。
置、大きさ、数量等は測定窓部５の状態に合せて設計さ
れれば良く、保護キャップ６の測定窓部５への装着は捩
子止め式等でも差し支えない。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、測定窓部に装着する保
護キャップに通風のための開口を設けることにより、測
定窓部において細菌、黴等の繁殖を助長することなく、
保護キャップ本来の埃よけ、接触防止等の目的も達成で
き、装置の性能を維持しつつ適切な状態での保管が可能
となる。
護キャップに通風のための開口を設けることにより、測
定窓部において細菌、黴等の繁殖を助長することなく、
保護キャップ本来の埃よけ、接触防止等の目的も達成で
き、装置の性能を維持しつつ適切な状態での保管が可能
となる。
【００１６】また、開口に防塵手段を施したので、十分
な通風が可能になるとともに、設計上の自由度も増し加
工も容易になる。
な通風が可能になるとともに、設計上の自由度も増し加
工も容易になる。
【図１】本発明の装置を側方から見た外観図である。
【図２】保護キャップ６を測定窓部５に装着した状態を
上から見た断面略図である。
上から見た断面略図である。
５ 測定窓部 ６ 保護キャップ ６ａ，６ｂ，６ｃ，６ｄ 小孔 １１ ノズル １２ 光学部材 １３ 円筒部 １５ 隙間
Claims (3)
- 【請求項１】 被検眼の角膜に向けて気体を噴射するノ
ズルと、該ノズルを保持しアライメント等の光束が通過
する測定窓を有する眼科装置において、通風のための開
口が設けられ、使用しない時にノズルおよび測定窓を保
護する保護キャップと、該保護キャップを装置に脱着自
在に取り付けるための保護キャップ装着手段を備えたこ
とを特徴とする眼科装置。 - 【請求項２】 請求項１の保護キャップは、開口部に防
塵手段が施されていることを特徴とする眼科装置。 - 【請求項３】 被検眼の観察等のための光束が通過する
測定窓を有する眼科装置において、通風のための開口が
設けられ、使用しない時に測定窓を保護する保護キャッ
プと、該保護キャップの開口部に施された防塵手段と、
保護キャップを装置に脱着自在に取り付けるための保護
キャップ装着手段を備えたことを特徴とする眼科装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02907594A JP3371026B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP02907594A JP3371026B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 眼科装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07213493A true JPH07213493A (ja) | 1995-08-15 |
| JP3371026B2 JP3371026B2 (ja) | 2003-01-27 |
Family
ID=12266239
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP02907594A Expired - Fee Related JP3371026B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 眼科装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3371026B2 (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61185247A (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-18 | キヤノン株式会社 | 眼科用測定装置 |
| JPH01320042A (ja) * | 1988-06-22 | 1989-12-26 | Topcon Corp | 非接触式眼圧計 |
| JPH03192537A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-22 | Canon Inc | 光学ヘッド装置 |
-
1994
- 1994-01-31 JP JP02907594A patent/JP3371026B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61185247A (ja) * | 1985-02-09 | 1986-08-18 | キヤノン株式会社 | 眼科用測定装置 |
| JPH01320042A (ja) * | 1988-06-22 | 1989-12-26 | Topcon Corp | 非接触式眼圧計 |
| JPH03192537A (ja) * | 1989-12-21 | 1991-08-22 | Canon Inc | 光学ヘッド装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3371026B2 (ja) | 2003-01-27 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071115 Year of fee payment: 5 |
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| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081115 Year of fee payment: 6 |
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