JPH07203157A - 画像入出力装置 - Google Patents
画像入出力装置Info
- Publication number
- JPH07203157A JPH07203157A JP5349925A JP34992593A JPH07203157A JP H07203157 A JPH07203157 A JP H07203157A JP 5349925 A JP5349925 A JP 5349925A JP 34992593 A JP34992593 A JP 34992593A JP H07203157 A JPH07203157 A JP H07203157A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- image
- output device
- image input
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
- Facsimile Heads (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
Abstract
ップでき、しかも小型軽量化できるようにする。 【構成】 表示媒体である液晶層13を挟む一方の基板
12上に受光素子15a、15bが設けられ、画像表示
部の表示側(図の上側)とは反対側に配置される、情報
を記載した資料1に光を照射し、資料1からの反射光を
受光素子15a、15bに入力することにより、資料1
上の情報を読み取る構成となっている。これにより、取
り扱いが容易な、特に資料1上の望みの場所の情報(図
形・文字等)を容易にピックアップできる。更には、小
型軽量化に適した、画像の入力と出力の機能を一体化さ
せた画像入出力装置を実現することができる。
Description
し、より詳しくは表示機能とイメージスキャナの機能を
合わせ持つ画像入出力装置に関する。
報入出力装置(端末)、特に携帯型の情報入出力装置を
使用する機会が益々増えている。このような状況下にあ
って、各種情報が記載されている紙、フィルム等(以
下、これを資料と称する)の面上に印刷されている情報
(イメージ)を即座にピックアップし、他の情報入出力
装置や情報処理装置に伝送すること、或はピックアップ
した情報入出力装置に蓄えること、或は印刷すること等
の要求が増している。この為、従来では、イメージスキ
ャナ装置をケーブル等を介して情報入出力端末、例えば
ワードプロセッサ等に接続して資料上のイメージを複写
する方法がとられていた。
た携帯型の情報入出力装置においては、これは該情報入
出力装置とは別に、わざわざイメージスキャナ装置を持
ち歩くことを意味し、機動性が薄れ煩わしいものがあ
る。また、据え置き型の情報入出力装置に於いても、イ
メージスキャナ装置を別に備えるということは、煩わし
さと共に該イメージスキャナ装置の保存スペースが必要
であり、省スペースという意味においても問題があっ
た。
表示機能を一つの装置に於いて実現する方法が幾つか提
案されてきた。
於いては、LCDと受光素子を組み合わせた『多機能デ
ィスプレイ』が提案されている。そして、特公平5−
40927号に於いては1対の発光素子と受光素子を平
面上に配した『画像入出力装置』が、更に、特開平4
−282609号にはLCDに構成要素とは別に2次元
のイメージセンサを構成し、これらを貼り合せて一体化
した『超薄型入出力一体型情報処理装置』が提案されて
いる。更には、特開平1−106467号に於いて
は、表示機能素子と1次元のラインセンサを絶縁基板上
に形成した『イメージセンサ』が提案されている。
述のように1次元のラインセンサで、資料上のイメージ
をピックアップする際、画像入出力装置を資料上で動か
し、イメージの読み取り走査を行う必要があった。ま
た、、及びは、資料上のイメージのピックアップ
を図44に示すような構成としていた。即ち、画像入出
力装置100の表示部(画面、表示面又は画像表示部と
称される)101と対向させて、読み出す資料1を配置
し、該装置10内部より資料1に光を照射し、資料1表
面からの反射光を表示部101上に配した図示しない光
電変換素子(受光手段、受光素子又は光検出手段と称さ
れる)によりピックアップする構成をとっていた。
は画面と対向させて資料上のイメージをピックアップす
る為、所望のイメージがピックアップできない。更に
は、資料が重量のある本のような場合、表示部に荷重が
かかり、これによる破壊を防ぐ為には、装置を小型軽量
化できないという危惧がある。
力するとの記載はあるものの、明らかに画面を一旦黒レ
ベルにし、受光素子に外部表面より光を当てることによ
り、液晶にかかる電圧を変え、これにより液晶を透過状
態にし、文字・図形を書き込むというものであり、光が
当たらない部分は黒レベルが維持されるというものであ
り、更には書き込んだデータを如何に表示部外に読み出
すかについては全くふれられていない。
値データ化、即ち白か黒かになるため、中間調のイメー
ジをピックアップできない、更にはイメージをピックア
ップする為に資料に光を照射する発光素子と表示を行う
発光素子が同一であり、一般的に考えて、低消費電力化
を図れないという不都合がある。
決すべくなされものであり、資料上の望みの場所を容易
にピックアップでき、しかも小型軽量化を図れる画像入
出力装置を提供することを目的とする。
は、基板に挟まれた表示媒体を有し、画素がマトリクス
状に配列された画像表示部を備えた画像入出力装置にお
いて、該表示媒体を挟む一方の基板上に受光手段が設け
られ、該画像表示部の表示側とは反対側に配置される、
情報を記載した資料に光を照射し、該資料からの反射光
を該受光手段に入力することにより、該資料上の情報を
読み取る構成となっているので、そのことにより上記目
的が達成される。
示部が前記表示媒体に液晶を用いた液晶表示部からな
り、前記受光手段が表示側とは反対側の基板上に設けら
れた構成とすることができる。
画像表示部を構成する基板の少なくとも一方にファイバ
基板を用いた構成とすることができる。
資料に、前記画像表示部側から、又は該画像表示部とは
反対側から光が照射される構成とすることができる。
画像表示部の基板上に、前記資料に光を照射する発光手
段が設けられた構成とすることができる。
基板上に形成された発光手段の発光量を補正する手段が
設けられた構成とすることができる。
資料に照射する光を画像入出力装置の側面全面、または
側面の一部から入射し、導光板または画像入出力装置を
構成する基板の一部を介して、前記入射された光を伝送
し、前記導光板または基板に入射角変調手段を設け、該
入射角変調手段を介して、前記伝送された光を資料に照
射する構成とすることができる。
画像表示部が、少なくとも透過状態を有する第1の液晶
層と、透過状態と散乱状態とを有する第2の液晶層との
2層構造からなり、表示光又は読み出し光が第2の液晶
層を有するセルの側面全面又は側面の一部に入射される
構成とすることができる。
資料に最も近い基板上に、光の反射方向を制御できる反
射板が設けられた構成とすることができる。
反射板の表示側に光を反射する面が、前記資料側に光を
反射する面よりも光散乱強度を大きくした構成とするこ
とができる。
資料に照射される光の強度又は前記受光手段の光受光感
度に応じて、該受光手段にて検出したデータを補正する
補正手段が設けられた構成とすることができる。
画素内に、一つの表示手段に対して複数の受光手段が設
けられた構成とすることができる。
資料上の情報読み取り領域を指定する領域指定手段が設
けられた構成とすることができる。
画像表示部が、反射型の画像表示部からなる構成とする
ことができる。
画像表示部が、透過型の画像表示部からなる構成とする
ことができる。
反射型の画像表示部が、一方の基板上に反射電極を形成
した反射型の液晶表示装置からなり、表示側とは反対側
表面を介して受光素子に、資料からの反射光または透過
光を入力する構成とすることができる。
を挟む一方の基板上に受光手段が設けられ、画像表示部
の表示側とは反対側に配置される、情報を記載した資料
に光を照射し、資料からの反射光を受光手段に入力する
ことにより、資料上の情報を読み取る構成となってい
る。
上の望みの場所の情報(図形・文字等)を容易にピック
アップできる。更には、小型軽量化に適した、画像の入
力と出力の機能を一体化させた画像入出力装置を実現す
ることができる。
る。
している。即ち、画像表示部2の表示側(図の上側)と
は反対側にイメージをピックアップする(読み出す)資
料1を配し、画像表示部2の基板に設けた受光素子と、
必要に応じて設けた発光素子(発光手段)により、画像
表示部2上に資料1のイメージアップした部位3を確認
しながら、換言するなら資料1のイメージの読み込みを
行う前に画像表示部2上での表示内容と資料1の情報の
重畳イメージを確認しながら、資料1の2次元或は3次
元的なイメージをピックアップするものである。尚、図
1においては、画像表示部2と必要に応じて設けられる
資料支持台4とを分離した構成としているが、本発明は
これに限定されず他の構成でも良く、例えば図2に示す
ように、該支持台4と画像表示部2を一辺で接続した構
成としても良い。つまり、上記一辺に蝶番などを設け
て、支持台4と画像表示部2とが開閉できる構成として
もよい。
尚、以下に述べる各実施例においては、表示媒体として
液晶を使用した画像入出力装置、特には、アクティブマ
トリクス型画像入出力装置について説明するが、これに
より本発明がアクティブマトリクス型LCDと一体化さ
れた画像入出力装置に限定されるものでは無く、他の表
示装置、例えば単純マトリクス型LCD或はPDP(プ
ラズマ・ディスプレイ・パネル)等と一体化された画像
入出力装置にも応用(適用)されるということは言うま
でもない。
り、資料1のイメージをピックアップするための光源と
して、外光を利用した画像入出力装置を示している。
尚、同図に於いては他の構成要素、例えばカラーフィル
タ、偏光板、遮光膜(層)、保護板(シート)他が記さ
れていないが、これらが必要に応じて付加されるという
ことは言うまでもない。これらは、以下に述べる各実施
例においても同様である。図3において、表示側の基板
11とそれと対向する基板12の間に液晶層13が挟持
され、基板12の表示側(A)或は資料1側(B)に、
資料1のイメージをピックアップするための受光素子1
5a、15bが設けられる。資料1の受光素子15a、
15bとは反対側には、反射板16が設けられる。
は、後程詳述するが、ここでは、その概略について説明
する。
装置)として動作する時には、基板11、12上の電極
を介して液晶層13に印加された電圧に応じて光の透過
率が変化し表示が行われる。
る時、即ち画像入力装置として動作するには、先ず資料
1を表示状態のまま基板12の下側に配すると、基板1
1、12及び液晶層13を透過した光は、資料1により
反射され、画面上には(操作者側から見ると)本来の表
示の状態と資料1の内容(イメージ)が重畳された画像
が見えることになる。尚、資料1が透光性の材質からな
る場合には、外光が資料1を透過することにより若干の
減退を起こすにしても、大部分が反射板16により反射
され表示に寄与することになる為、表示の劣化は少な
い。ここで外光の大部分(当然のことながら、偏光板、
液晶層13等での損失分は除く)が資料1上に到達する
状態、例えば所謂ホワイトモードに液晶を置くことによ
り、基板11、液晶層13、基板12を透過した外光は
資料1に到達し、資料1上の文字・図形等のイメージの
濃淡の階調に応じた強度で反射され、基板12のA或は
Bの位置に設けられた受光素子15a、15bにより検
出される。
も外光の強さにより、資料1に到達する光の量が異な
り、受光素子15a、15bで受けとる光の強度が異な
ることが起こり得るということであるが、これは、補正
手段、例えば外光の強さに応じてピックアップした画像
データに補正を加える手段を設けることにより、対応す
ることは可能である。
また、図3に於いては、資料1は基板12に離れて置く
ように示されているが、これは、基板12或は基板12
に設けられた他の部材に密着する構成としても良い。ど
の構成をとるかは、画素部の大きさや、表示装置と受光
素子15a、15bとの位置関係により、或は光学系、
例えばマイクロレンズの有無、更には光の入射角度等に
より装置毎に任意に設定されても何ら差し支えない。ま
た受光素子も、必ずしも基板12側になくとも、必要に
より基板11側に配してもよいが、資料からの反射光
(或は透過光)を正しく読み込むための手段が設けられ
ていない場合には、資料に近い基板上に受光素子を設け
る方が望ましい。これらの各留意点は以下に述べる各実
施例においても同様である。
晶表示装置を用いて説明しているが、本発明は反射板を
用いない図4に示すような基板12の下側より光を照射
する透過型の表示装置に応用することも可能である。こ
の場合は、資料1の内容(イメージ)と本来の表示の状
態をオーバーラップして表示した時、反射型に比べ表示
状態が劣化するが、実用上差し支えない。但し、特に資
料1の材料が透明或は透光性である場合、資料1上のイ
メージをピックアップする際には、バックライトを遮光
する手段、或はバックライト光のレベルを加味してピッ
クアップイメージのデータを補正する手段を設ける必要
がある。このデータ補正手段については後述する。
素子15a、15bを設けた場合は、特に、基板12で
の光の屈折により、外部光源と各資料1の位置関係等に
より正確に資料1上のイメージのピックアップが行え
ず、ピックアップしたイメージの形状や階調の線形性が
損なわれることが起こる可能性がある。これを防ぐ手段
の一つに基板12を、所謂ファイバ基板により構成する
ことが考えられる。図5はその例を示しており、図中1
2aはファイバ基板である。図5に示すように、外光の
パネル表面に入射する角度のいかんによらず、資料1で
反射した光はファイバ基板12aのファイバにより誘導
されて、正しく対応する受光部によりピックアップされ
ることになる。なお、ファイバ基板12aは、複数のフ
ァイバがその軸芯を基板11の表面にほぼ直交するよう
に配するのが好ましい。
する為の光として、所謂、外光を利用する方法について
示したが、本手段は外光のみならず、表示用、或はイメ
ージピックアップ用、更にはその両者の兼ねた手段とし
て画像入出力装置に備えられ、画像表示部外部或は内部
表面へ供される光にも応用することが可能である。例え
ば、透過型の液晶表示装置においては、表示用光を表示
側とは反対側、即ち基板12側より入射させて表示を行
うが、この表示用光をイメージピックアップ光として利
用する事が可能であり、次にその構成について示す。
る。即ち、図6に示すように、資料が光透過性の基板、
フィルム等からなる場合、資料1をファイバ基板12a
の下側に配すると、表示用光は資料1の濃淡の情報に基
づいて資料1を透過し、ファイバ基板12aに設けられ
た受光素子15a、15bに達し、イメージのピックア
ップが行われる。尚、同図は基板にファイバ基板12a
を使用しているが、これはこの他の透光性基板、例えば
ガラス基板を使用してもよい。
て扱ったが、次に、表示用光をイメージピックアップ光
として利用し、非光透過性の資料1にも応用できる構成
について示す。図7に示す画像入出力装置は、基板22
と23とで挟まれた、透過状態と散乱状態を有する散乱
型液晶層25と、少なくとも透過状態を有する透過型液
晶層24との2層構造より成る。上記散乱型液晶層25
としては、例えば高分子分散型液晶を使用でき、透過型
液晶層24としては、例えばTN液晶を使用できる。
散乱型液晶層25の側面(横方向)から入射される。表
示を行う時、及び資料のイメージをピックアップする時
には散乱型液晶層25を光散乱状態として、基板22側
に(上方に)散乱した光により表示を行い、資料1側
(下方側)に散乱した光によりイメージのピックアップ
を行うものである。この資料1側に照射された光は、資
料1の濃淡情報に応じて反射され、散乱型液晶層25を
挟む下側の基板23のC、D部分に設けられた受光素子
15aないしは15bでピックアップされる。資料1の
イメージのピックアップ箇所の確認は、散乱型液晶層2
5を透過状態にすることにより行う。尚、図7に於いて
は、基板22は1層(1枚)構造としているが、これは
別の構成、例えば液晶層24を有するセルと、液晶層2
5を有するセルに別々の基板をあて、2層構造としても
よい。
ライトをより効率的に利用する手法について、次に述べ
る。図8は、その基本的な構成について示している。即
ち、資料1のイメージをピックアップするときには基板
12上に形成されたミラー17を状態E(光の反射方向
と共に実線で図示)として資料1に光を当て、その反射
光を基板12上に形成した受光素子15により受ける。
また、表示を行う時には、該ミラー17を状態F(光の
反射方向と共に破線で図示)として、液晶層13に光を
当てる。尚、ミラー17の表面、特に液晶層13に光を
反射するミラー17の表面は、一方向に光を反射する鏡
面状態よりむしろ、散乱状態を呈する表面状態とする方
が、表示品位の点からは望ましい。一方、資料1に光を
当てるミラー17の表面は、完全な散乱状態よりもむし
ろ、ある程度反射方向を抑えた表面状態、或は鏡面状態
とした方が光の利用効率他の点から望ましい。換言する
なら、表示側に光を反射する面の散乱強度が、資料1側
に光を反射する面の散乱強度よりも大きいことが望まし
い。
る方法と、図7で示した散乱型液晶セルを含む方式を組
み合わせると、より効果的に表示を行うことが可能とな
る。すなわち、図9に示すように(同図に於いては、イ
メージをピックアップする時のミラーの状態、光路、更
には、基板21及び液晶層24は示していない)サイド
より入射した光はミラー17により、上方(基板23
側)に反射され、更に、散乱状態を呈する液晶層25に
より乱反射されて、表示用光源として供されることにな
る。
施例のみならず、それ以前に示した各実施例にも応用す
ることが可能である。例えば、図3で示した実施例は、
図10の如く変更することができる。即ち、資料1上の
イメージをピックアップする時は、ミラー17の状態を
Fとして外光を資料1上に誘導し、その反射光を光検出
手段である受光素子15a、15bによりピックアップ
する。
の反射板として用い、即ち、ミラー17を状態Eとして
外光を液晶層13側に反射する。尚、ここでミラー17
の状態は図示したものに限らず、他の構成をとっても良
い。即ち、図11(1)(2)に示すように状態Eのミ
ラー17は、反射方向をすべて同一にしなくとも良い。
特に、このような構成をとると視野角の改善等の効果が
ある。一方、状態Fのミラーについても、図12(1)
(2)(3)に示すように全て同一の方向を向かなくと
も良い。更に、画素とミラー17を1:1に対応させる
必要は特に無く、1つの画素に複数組のミラー17を設
けても良い。
いて説明する。
原理を図14に示す。図14に示すように、2つの媒質
I、IIの境界面に光が入射すると、そこで反射波と屈折
波が生じることが知られており、これは所謂、Sne1
1の法則として有名である。即ち、媒質Iの屈折率をn
1、媒質IIの屈折率をn2、媒質I側から光が境界面に入
射するとして、境界面の法線方向に対する入射角度をθ
1、更に媒質IIの屈折波の法線方向に対する角度をθ2、
媒質I中の反射波の角度をθ1’とすると、入射波と反
射波の間には、 θ1=θ1’ …(1) 入射波と屈折波の間には、 n1・sinθ1=n2・sinθ2 …(2) が成立する。更に、境界面で入射光が全反射する条件
は、 sinθ1>n2/n1 …(3) 換言するなら、屈折波が生じる為には、少なくとも、 sinθ1≦n2/n1 …(4) の条件が成立する必要がある。
的な構成を示している。この表示装置は、図示しない液
晶層と、この液晶層を挟む2枚の基板(下側の基板12
のみが表れている。)と、表示側とは反対側に設けられ
た基板12に必要により設けられ、サイド光の該基板1
2への入射角を制限する光入射角制御手段18から構成
される。なお、光入射角制御手段18としては、例えば
いわゆるコリメータなどを用いることができる。
入射し、基板12の屈折率をn1、基板12と資料1の
間の空気層の屈折率をn2とすると、図13において
の軌跡で示した様に、上記(3)式を満足する角度で条
件で基板12の底面に光が当たると、基板12内で全反
射し、光は基板12内を伝搬する。但し、この場合、基
板12と液晶層の間にも(3)式が成立する必要があ
る。
るのみであるが、同図においての軌跡で示したよう
に、基板12の底面に基板12の底面への入射角を変
え、基板12外へ光が射出される入射角変調手段30を
設け、射出光を資料1に当て、資料1からの反射光を基
板12の資料1側に設けた受光素子15により受けるこ
とができる。
は、図13に示したように、突起構造を設け、光の基板
12の底面への入射角を変調する方法が有る。ここで、
少なくとも(4)式を満足するような構造にすれば、光
が基板12外へ放射されることになる。尚、該突起構造
は図13に示したものに限らず他の構造でも良く、例え
ば図15(1)〜(7)の各図に示したような構造、或
はこれらを組み合わせた構造でも良い。更に述べるな
ら、入射角を変調する方法は、突起構造でなくとも、図
15(8)〜(14)に示すような凹構造でも良い。
尚、必要に応じて、突起構造と凹構造を組み合わせても
良い。
板として、LCD基板そのものを利用する方法について
述べたが、次により光を効率的に利用するために、導光
板を利用した例を、図16を用いて説明する。図16に
おいて、図示しない液晶層を挟持する2枚基板(下側の
基板12のみを表している)の内、表示側とは反対側の
一方の基板12の液晶層とは反対側に、導光板19と、
導光板19と前記一方の基板12を接続する接着層20
が設けられ、また、導光板19の資料1側には、光を導
光板19外に放射する入射角変調手段30、資料1から
の反射光を検出する受光素子15が形成され、更に導光
板19への光の入射角を制限する光入射角制限手段18
が必要に応じて設けられる。
アップするための光としてだけではなく、液晶表示用の
光源として利用する事が可能となる。
ては、基板12の外部、或は導光板19の外部のみなら
ず内部に、光を反射する入射角変調手段を構成する方法
が存する。この場合、画面上の輝度ムラを抑える為に、
光源からの距離に応じて、入射角変調手段を調整する必
要がある。具体的には、例えば図17に示すように、基
板12の内部への反射角度を調整するために、凹状の入
射角変調手段30の傾斜を光源からの距離に応じて変え
る方法がある。同図において、a、b、cは光反射面の
法線を、θa、θb、θcは各面における光入射角(反
射角)を示しており、ここで、少なくとも θa<θb<θc …(6) が成立すれば良い。
基板12、或は導光板19の資料1に一番近い側に形成
しているが、図18及び図19に示すように、資料1か
らの反射光を受ける部分、更に基板12或は導光板19
から上部に出射する部分に入射角変調手段30を構成す
ることができる。これにより、例えば液晶を駆動する為
に基板上に構成されたトランジスタと同一面に受光素子
15を形成することができ、製造プロセスを簡略化する
ことが可能となる。
8989号、更には特願平3−318991号におい
て、反射条件と屈折条件の差を利用した反射型の液晶表
示装置について出願しているが、これは表示用光として
の利用を念頭においてものであり、本願発明とは異なる
ものである。
ドライト等表示に用いる光をイメージのピックアップ光
(読み出し光)として利用する手法について述べたが、
次にこの読み出し光源を独立して設けた構成例について
述べる。
て示している。即ち、画素部に発光素子14a、14b
と受光素子15a、15bを少なくとも画素単位に形成
したものである。基板12の液晶層13側、或は液晶層
13とは反対側の資料1側の位置a、bに配した発光素
子14a、14bからの光を資料1にあて、該資料1か
らの反射光を基板12の液晶層13側、或は資料1側の
位置A、Bに設けた受光素子15a、15bによりピッ
クアップするものである。尚、同図に於いては、発光素
子14a、14bと受光素子15a、15bとを各々基
板12の同一面上に形成しているが、これは必要により
別々の面上に形成されても良い。別々の面上に形成する
場合は、発光素子14a、14bと受光素子15a、1
5bをあえて同一の製造プロセスを用いて形成しなくと
もよいというメリットがある。
子15a、15bの受光感度(光検出感度)のバラツキ
に加えて、発光素子14a、14bのバラツキにより、
資料1上に記載された同じ濃淡を有するイメージでも、
画像表示部(画像入出力部)の場所により、異なった濃
度データとしてピックアップされることも起こりえる
が、このような場合には補正手段によりデータの補正、
或は発光素子14a、14bの発光量を補正する手段を
設けることにより、対応(改善)することが可能であ
る。
反射型の画素部よりなるときには、表示光の領域と、読
み出し光の領域を完全に分離する事が可能である。先に
述べたファイバ基板12aを用いた場合について、その
構成の一例を図21に示すが、これにより仕様がファイ
バ基板に限定されるものではない。
射電極31aや反射板31bよりも下層に形成された発
光素子14a、14bと受光素子15a、15bの対に
より資料1のイメージのピックアップを行うが、この構
成が上述した各構成と異なるところは、資料1の内容の
確認をする為には、資料1上のイメージを一旦、受光素
子15a、15bにより読み込んで、そのデータを基に
表示手段を介して表示を行う必要があるということであ
る。
には、受光素子15a、15bと発光素子14a、14
bを対で形成しなくともよく、図22に示すように透過
型表示装置のバックライトと同様に資料1の背面より、
読み出し光をあてる構成をとる事も可能である。
1810号などにおいて、基板上に反射電極を形成した
反射型液晶表示装置について出願を行っているが、この
ように反射電極を形成した反射型の液晶表示装置におい
ては、図8などを用いて説明したミラー17を利用した
画像入出力装置と同様に反射電極の表示側とは反射側の
面を利用して、資料上のイメージのピックアップを行う
ことができる。次に、この反射型のより具体的な構成に
ついて説明する。
基板、高分子基板(プラスチック基板)に代表される光
透過性の基板12上に画素駆動素子(トランジスタ)3
2と同一面上に受光素子15を形成してなり、資料1を
透過した光は反射電極31aで下方に反射され、受光素
子15に入力される。尚、反射電極31aの反射面は、
図23に示すように乱反射面に構成しなくともよく、図
24(1)に示すように、平坦なものであっても良い
が、望ましくは、完全に水平方向に平坦なものよりは、
受光素子15に光が入射するように同図(2)に示す一
定の傾斜面を有する構造や、同図(3)に示す波面状構
造とするのがよい。更には、波面状構造は上面から見る
と、同図(4)に示すように1点から周囲に広がる波紋
の様な構造であってもよく、更には、反射電極31aの
表示側とは反対側の面は一種のレンズ、所謂、反射鏡を
構成しても良い。
に示すように同一の画素駆動素子兼受光素子33にて共
用しても良い。
上述した各実施例の留意点を必要に応じて適用する事が
でき、例えば、光透過性基板はファイバ基板であっても
よく、この場合は先に述べたものと、同様な効果が期待
でき、更には、発光素子と組み合わせて用いても良い。
示すように、図18、図19などを用いて説明した入射
角変調手段30と組み合わせて用いても良い。なお、図
26中、15は受光素子、32は画素駆動素子、33は
画素駆動素子兼受光素子である。これは、白黒(モノク
ロ)のイメージのみではなく、カラーのイメージのピッ
クアップにも応用できることは言うまでもない。
いてその概要を説明したが、次に画像入出力部での受光
手段の構成およびピックアップイメージの伝送例につい
て述べる。表示手段と、受光手段は同一の面上、或は異
なった面上に構成しても良いが、ここでは同一の面上に
形成する場合について、より具体的に説明する。
光手段(受光素子)を構成する場合、表示手段と受光手
段を別々の素子として形成する場合と、両者を同一の素
子、或は表示に供する手段の少なくとも一部と受光手段
を共有する場合、即ち、表示兼受光素子として形成する
2通りの場合が考えられる。
光手段を別な素子として構成する場合、これらは図27
(1)に示すよう画素内で独立した構成であってもよい
し、図27(2)に示すように、例えば必要により設け
られるスイッチ手段を介して連結された構成であっても
よい。
ックアップしたイメージの情報を一旦(一時的に)蓄え
る情報蓄積手段が必要な場合について考えると、図28
(1)に示すように、表示手段に付与されるもの、例え
ばLC容量或は補助容量と共用しても良い。また、同図
(2)に示す様に、所謂画素トランジスタTR1が受光
素子を兼ねても良い。なお、図28(3)に同図(2)
で示した受光機能を備えた画素トランジスタTR1の構
造例を示す。
線の構成について考える。図29に示すように、イメー
ジスキャン及びイメージデータの画像表示部外への転送
に用いるイメージ走査信号線41とイメージデータ信号
線42は、別々に設けても良い。図29中の43は表示
用走査信号線を示し、44は表示用データ信号線を示
す。また、図30に示すように、表示用とイメージ用と
を共用する表示兼イメージデータ信号線45および表示
兼イメージ走査信号線46を設けてもよいし、更にはこ
れらを組み合わせて用いても良い。尚、図30に示すよ
うに、各信号線を共用して設ける場合には、必要に応じ
て、各信号を切り換えるスイッチング手段を設ける必要
があり、表示兼イメージデータ信号線45を送られる表
示データ信号とイメージデータ信号を切り換えるスイチ
ッチング手段SW1を設けている。
構成と走査線/データ線の構成の組合せは任意であり、
場合によりこれらの組合せが必要に応じて変更されても
何ら差し支えない。この具体的な一例を図31に示す。
同図は、表示走査信号線43とイメージ走査信号線41
を独立して設け、表示データ信号線とイメージデータ信
号線とを表示兼イメージデータ信号線45にて共用した
場合について示している。図において、表示手段は画素
トランジスタTR2と液晶LC及び必要に応じて付され
る補助容量CSより成る。一方、受光手段は、受光素子
としてのOPT、必要に応じて付加される負荷抵抗R1
及びイメージデータを蓄積するホールド容量CHにより
構成される。尚ここで、イメージデータを直接(他の構
成要件、例えば画素トランジスタTR2を介して転送さ
れる場合も含めて)、イメージデータ信号としてイメー
ジデータ信号線(表示兼イメージデータ信号線)に転送
される構成の場合、このホールド容量CHは省略する事
もできる。
2(1)に示すようにホトトランジスタを使用したり、
同図(2)に示しようにホトダイオードや、同図(3)
に示すように太陽電池等を使用したり、更には、各素子
を何層か積み重ねた積層構造としても良い。また、受光
手段は一種類の受光素子のみによらず、数種類の受光素
子を組み合わせて用いても良い。このように、一つの画
像入出力装置において、複数の種類の受光素子を組み合
わせて用いると、波長、或いは光の強弱に起因する受光
特性を補正することができる。尚、図31、図32の各
図において示したバイアス手段は、必要に応じて(素子
構造に応じて)付加すれば良い。
例について、図33、34を用いて説明する。図33
は、表示期間の終了後一括してイメージの書き込み並び
にイメージデータの転送を行う方式であり、図34は、
各走査信号線毎に表示用データをリフレッシュする前に
イメージの書込み並びにイメージデータの転送を行う方
式を示している。
き込み期間)中に、例えば走査信号線の1行目から順に
・・・m行目、・・・n行目とTR2のゲートをONし
(a、b参照)、表示兼イメージデータ信号線(ソース
バスライン)のデータを画素部に書き込む(e参照)。
表示期間(表示データ書き込み期間)の終了後、一旦ソ
ースバスライン電位を一定の電位にリフレッシュし、各
表示走査信号線に連なるトランジスタTR2を一斉にO
Nし、該一定の電位を各画素部(LC容量、補助容量)
に書き込む。尚、このリフレッシュは、画素部或はバス
ラインに充電されている電荷により、ピックアップされ
たイメージデータが変動を起こさないように行うもので
ある。その後のイメージデータ転送期間で、1行目から
順に資料上のイメージをピックアップし、データバスラ
インを介してイメージデータの転送を行う。即ち、1行
目から順に・・・m行、・・・n行とトランジスタTR
3をONするのであるが(c、d参照)、TR3のONと
同期して同一画素を形成するTR2をONする(a、b
参照)。
スTR2は、トランジスTR3と同期してONとしている
が、これは他の動作タイミングをとってもよく、例え
ば、イメージデータ転送期間中の一定期間においてトラ
ンジスタTR2は、一斉にONしていても差し支えな
い。また、これとは逆に全トランジスタTR3を一斉に
ONし、一旦画素表示部にイメージデータの取り込みを
行い、引き続いて各ソースバスラインに連なるTR2を
走査信号線毎に順次ONし、画素表示部に蓄えたデータ
を順次、ソースバスラインを介して転送する構成として
もよい。尚、画素部に一旦資料上のイメージをピックア
ップする構成をとる場合には、バスラインに直接イメー
ジデータを書き込む場合よりもデータ受信に設けるアン
プの増幅度/NFに対して留意する必要があるが、反面
受光手段(受光素子)により生成される電荷が少なくと
もよいというメリットがある。
うのではなく、各表示用データをリフレッシュする直前
に、各走査信号線毎にバスラインを介して転送する手法
について図34に基づき説明する。本方式によれば一括
してイメージデータ転送を行う場合に発生が予想される
表示のチラツキ、更には表示の中断を抑えることができ
る。図34において、各ラインのTR2ゲートON期間
は、リセット期間、イメージデータ転送期間、表示デー
タ書込み期間からなる。あるフィールドの表示期間終了
後、表示データを新たに画素部に書き込む前に、一旦バ
スライン共々、画素容量(LC容量、補助容量他)を一
旦基準電位にリフレッシュ(リセット期間)し、次い
で、イメージデータのピックアップ並びに転送(イメー
ジデータ転送期間)を行う(a、b参照)。イメージデ
ータ転送期間に於いては、同期して、同一画基に連なる
TR3をONする(d、e参照)。イメージデータ転送
期間の終了後、表示データ書込み期間に移り、バスライ
ンのデータを画素容量に書き込む(c参照)。
へのデータの取り込みは常時行ってもよいが、必要に応
じて期間を限定してデータ信号線にデータを転送する期
間と同期関係、例えば同時に行ってもよい。このような
場合、例えば図35に示すように、受光手段である受光
素子OPTに更にスイッチ手段としてトランジスタTR
4を設けて、イメージの読み込みを制御してもよい。特
に、画素部毎に発光素子OPTを形成した場合には発光
素子OPTをイメージデータを読み込む画素に対応して
順次、或は隣接する発光素子OPTによる妨害を防ぐ為
にランダムにONする構成としてもよい。また、イメー
ジデータの読み込みと、イメージデータの転送は、1フ
ィールド期間中に完了する必要はなく、複数フィールド
にわたってなされてもよいということは言うまでもな
い。
像入出力装置のシステム構成について説明する。図36
は、本画像入出力装置のシステム構成を示すブロック図
である。画像入出力装置が画像出力装置、即ち、画素表
示装置として動作する時には、図36において、スイッ
チSW1をa側に倒し、表示データ転送ドライバ52よ
り表示データを画像表示部50に転送し、表示走査ドラ
イバ53は表示データ格納画素行に関しての表示走査ド
ライバ出力をアクティブ状態として、データ信号線上の
データを画素51に格納する。
て動作する時には、イメージ走査ドライバ54を構成に
より順次、或は一括してON状態として資料上のイメー
ジの読み込み、或は読み込みと同時に必要により表示を
行う。読み込みデータの転送する際にはスイッチSW1
をb側に倒し、必要に応じて設けられるイメージデータ
増幅回路55により、イメージデータ信号の増幅を行
い、該増幅された信号をCPU/記憶手段などより構成
される画像データ処理回路56に転送する。同画像デー
タ処理回路56によりデータ処理された信号の内、表示
に供される信号は、表示データ転送ドライバ52に転送
され、表示データ信号として画像表示部50に送られ
る。
ぎず、他の構成、例えば図37に示すように素子耐圧な
どの回路条件が許されるなら表示データ転送ドライバ5
2とイメージデータ増幅回路55は、スイッチSW1を
介さずに(必要によりバスラインを介して)直接接続し
てもよいし、表示走査ドライバ53とイメージ走査ドラ
イバ54も(必要によりバスラインを介して)直接接続
しても良い。加えて、イメージ走査信号線と表示走査信
号を共用して用いる場合には、イメージ走査ドライバ5
4と表示走査ドライバ53は共用してもよい。更に述べ
るなら、イメージデータ増幅手段55も画像表示部50
に設けてもよい。
クアップ光として外光を用いる様な場合には、外光の強
さに応じて反射光が異なる為、外光に応じてピックアッ
プデータに補正を加える必要がある。図38にその一例
を示す。即ち、画像表示部50或はその周辺に外光レベ
ル検出手段57を設け、その検出信号をに示すように
CPU記憶手段他よりなる信号処理回路58に入力し、
予め定める補正係数に基づいてデータの補正を行う。或
は、に示すように外光レベル検出手段57の出力をイ
メージデータ増幅回路55に入力し、該回路55の増幅
度を変えることにより、イメージデータに補正を加える
事もできる。更には外光を自動判定しなくとも、手動操
作により表示データを確認しながらイメージデータのレ
ベルの補正を行うことも可能である。これは、イメージ
ピックアップ光として外光を利用しない他の構成の時も
有効である。
ついて考えると、資料上の全データ(画像入出力部の下
に置いた資料の全データ)をピックアップする手法のみ
では無く、資料の一部の領域のデータのみをピックアッ
プする手法が考えられる。後者の場合、ピックアップす
る領域を指定する領域指定手段としては、例えば図39
に示すようにスタイラスペン等の座標入力手段60を用
いて、パネル上の検出位置を指定(囲む)してハッチン
グにて示すイメージデータピックアップ指定領域61を
決定する方法を採用できる。図39中の62は文章、図
形等が表示され、または無表示となっている領域を示
す。更には、例えば図40(1)に示すように2点を指
定して方形領域を指定、同図(2)に示すように2点を
指定して円領域を指定、同図(3)に示すように2点を
指定して1つの象限(実際には方形領域)を指定する
等、様々な方法が考えられる。尚、この際、囲んだ外周
を線等により表示、或は非ピックアップ領域を無表示
(B/W、グレイ等の一様な画面表示)にするか等は任
意である。
えば図7或は図9を用いて説明した実施例において、光
散乱状態と光透過状態を有する液晶セル、或はフィルム
等と少なくとも光透過状態を有する液晶セルから成る2
層構造からなるセルを有する画像入出力装置について示
したが、このような2層構造セルを用いると、よりイメ
ージ編集の簡便な出来上がり状態を容易にイメージする
ことが可能な画像入出力装置を実現することができる。
即ち、読み込む場所或は表示する場所を、画像入手力装
置に付随する入力手段等、例えばペン他により上記の様
に指定し、例えば図41に示すように資料1の情報を読
み込む領域Xの前記光散乱状態と光透過状態を有する液
晶セル(或はフィルム)を透過状態とし、読み込まない
領域Yの同液晶セル(或はフィルム)を散乱状態とする
ことにより、読み込む領域Xでは資料1の表示内容が確
認でき、またイメージの読み込まない領域Yでは該資料
1のマスキングが行えると共に散乱モードを有する液晶
層などでの散乱光を利用して表示を行うことができる。
子とを設ける比率を1:1の構成としたが、本発明はこ
れに限らず図42に示すように1つの画素に於いて、1
つの表示素子63に対しても複数個の受光素子64、好
ましくは奇数個の受光素子64を設けてもよい。このよ
うに複数個の受光素子64を設ける一つのメリットとし
てピックアップイメージデータのエラーの発生を抑える
効果がある。すなわち1つの例として図43(1)に示
すように多数決の論理を用いて論理判定を行うことがで
きる。つまり、同一画素内にある3つの受光素子64の
一つをNo1、他の一つをNo2、残りをNo3とし、
各受光素子64にて検出したピックアップイメージデー
タがA、A、Bであるとき、多い方のAと判定する。
メージを読み込むのに時間はかかるが、一つの画素を何
回か、この例では3回読んで、多数決の論理を用いて論
理判定を行うこともできる。後者の方法は前者に比べ、
開口率の低下を抑えることができるというメリットがあ
る。また、ここではエラーの発生を抑える方法として多
数決の論理を用いたが、他の方法、例えば、平均値を用
いる方法等を取ってもよい。また以上に述べた判定は、
画素部領域で行ってもよいし、図36、38に於いて示
したCPU記憶手段等からなる画像データ処理回路56
または信号処理回路58において行ってもよい。
は、取り扱いの容易な、特に資料上の望んだ情報(イメ
ージ)を、画像表示部の望んだ場所にピックアップでき
更には小型軽量化に適した画像の入力と出力の機能を一
体化させた画像入出力装置を実現することができる。
である。
図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
力部の基本的な構成例を示す正面図である。
出力部の基本的な構成例を示す正面図である。
の傾きを示す図である。
の傾きを示す図である。
手段を設けた構成を示す図である。
利用する場合の動作原理の説明に用いる図である。
手段を設けた他の構成を示す図である。
いた構成を示す図である。
距離に応じて入射角変調手段を調整した構成を示す図で
ある。
設置位置を説明する図である。
設置位置を説明する図である。
発光素子を同一基板上に形成した画像入出力部の基本的
な構成例を示す正面図である。
発光素子を同一基板上に形成した画像入出力部の基本的
な構成例を示す正面図である。
部の基本的な構成例を示す正面図である。
用いた構成例を示す図である。
用いた他の構成例を示す図である。
子と受光素子とを共用した構成例を示す図である。
子および受光素子と、入射角変調手段とを組み合わせて
用いた構成例を示す図である。
示手段と受光手段を別々に構成した場合の例を示す図で
ある。
示手段と受光手段を共用した構成例を示す図である。
び走査線の構成例を示す配線図である。
び走査線の構成例を示す配線図である。
成例を示すブロック図である。
構成例を示す図である。
を示す図である。
を示す図である。
成例を示すブロック図である。
明する図である。
明する図である。
明する図である。
ックアップ領域の設定を説明する図である。
ックアップ領域の設定を説明する図である。
部の基本的な構成例を示す正面図である。
の受光素子を有する構成を説明する図である。
ータの修正を説明する図である。
である。
Claims (16)
- 【請求項1】 基板に挟まれた表示媒体を有し、画素が
マトリクス状に配列された画像表示部を備えた画像入出
力装置において、 該表示媒体を挟む一方の基板上に受光手段が設けられ、
該画像表示部の表示側とは反対側に配置される、情報を
記載した資料に光を照射し、該資料からの反射光を該受
光手段に入力することにより、該資料上の情報を読み取
る構成となった画像入出力装置。 - 【請求項2】 前記画像表示部が前記表示媒体に液晶を
用いた液晶表示部からなり、前記受光手段が表示側とは
反対側の基板上に設けられた請求項1に記載の画像入出
力装置。 - 【請求項3】 前記画像表示部を構成する基板の少なく
とも一方にファイバ基板を用いた請求項2に記載の画像
入出力装置。 - 【請求項4】 前記資料に、前記画像表示部側から、又
は該画像表示部とは反対側から光が照射される請求項2
又は3に記載の画像入出力装置。 - 【請求項5】 前記画像表示部の基板上に、前記資料に
光を照射する発光手段が設けられた請求項2又は3に記
載の画像入出力装置。 - 【請求項6】 前記基板上に形成された発光手段の発光
量を補正する手段が設けられた請求項5に記載の画像入
出力装置。 - 【請求項7】 前記資料に照射する光を画像入出力装置
の側面全面、または側面の一部から入射し、導光板また
は画像入出力装置を構成する基板の一部を介して、前記
入射された光を伝送し、前記導光板または基板に入射角
変調手段を設け、該入射角変調手段を介して、前記伝送
された光を資料に照射する請求項1または2に記載の画
像入出力装置。 - 【請求項8】 前記画像表示部が、少なくとも透過状態
を有する第1の液晶層と、透過状態と散乱状態とを有す
る第2の液晶層との2層構造からなり、表示光又は読み
出し光が第2の液晶層を有するセルの側面全面又は側面
の一部に入射される請求項1または7に記載の画像入出
力装置。 - 【請求項9】 前記資料に最も近い基板上に、光の反射
方向を制御できる反射板が設けられた請求項2乃至8の
いずれかに記載の画像入出力装置。 - 【請求項10】 前記反射板の表示側に光を反射する面
が、前記資料側に光を反射する面よりも光散乱強度を大
きくしてある請求項9に記載の画像入出力装置。 - 【請求項11】 前記資料に照射される光の強度又は前
記受光手段の光受光感度に応じて、該受光手段にて検出
したデータを補正する補正手段が設けられた請求項1乃
至10のいずれかに記載の画像入出力装置。 - 【請求項12】 前記画素内に、一つの表示手段に対し
て複数の受光手段が設けられた請求項1乃至11のいず
れかに記載の画像入出力装置。 - 【請求項13】 前記資料上の情報読み取り領域を指定
する領域指定手段が設けられた請求項1乃至12のいず
れかに記載の画像入出力装置。 - 【請求項14】 前記画像表示部が、反射型の画像表示
部からなる請求項1乃至13のいずれかに記載の画像入
出力装置。 - 【請求項15】 前記画像表示部が、透過型の画像表示
部からなる請求項1乃至13のいずれかに記載の画像入
出力装置。 - 【請求項16】 前記反射型の画像表示部が、一方の基
板上に反射電極を形成した反射型の液晶表示装置からな
り、表示側とは反対側表面を介して受光素子に、資料か
らの反射光または透過光を入力する請求項14に記載の
画像入出力装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34992593A JP3485121B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 画像入出力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34992593A JP3485121B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 画像入出力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203157A true JPH07203157A (ja) | 1995-08-04 |
JP3485121B2 JP3485121B2 (ja) | 2004-01-13 |
Family
ID=18407039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34992593A Expired - Fee Related JP3485121B2 (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 画像入出力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3485121B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1175115A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-16 | Seiko Epson Corp | 表示装置兼用型イメージセンサ装置 |
JP2001345998A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-14 | Minolta Co Ltd | 読み取り装置および読み取りシステムおよび読み取り方法 |
JP2004151155A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-27 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 表示装置 |
JP2007102727A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Sony Corp | 画像入出力装置、マスク制御装置およびマスク制御方法 |
JP2007256963A (ja) * | 2007-04-20 | 2007-10-04 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
US7418117B2 (en) | 2002-03-12 | 2008-08-26 | Boe-Hydis Technology Co., Ltd. | Liquid crystal display device performing both image display mode and fingerprint recognition mode |
US7737962B2 (en) | 2002-07-12 | 2010-06-15 | Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. | Display device |
US8194027B2 (en) | 2005-09-29 | 2012-06-05 | Sony Corporation | Liquid crystal device, light emitting device, electronic apparatus, method of controlling liquid crystal device, and method of controlling light emitting device |
-
1993
- 1993-12-28 JP JP34992593A patent/JP3485121B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1175115A (ja) * | 1997-09-01 | 1999-03-16 | Seiko Epson Corp | 表示装置兼用型イメージセンサ装置 |
JP2001345998A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-14 | Minolta Co Ltd | 読み取り装置および読み取りシステムおよび読み取り方法 |
US7418117B2 (en) | 2002-03-12 | 2008-08-26 | Boe-Hydis Technology Co., Ltd. | Liquid crystal display device performing both image display mode and fingerprint recognition mode |
US7737962B2 (en) | 2002-07-12 | 2010-06-15 | Toshiba Matsushita Display Technology Co., Ltd. | Display device |
JP2004151155A (ja) * | 2002-10-28 | 2004-05-27 | Toshiba Matsushita Display Technology Co Ltd | 表示装置 |
US8194027B2 (en) | 2005-09-29 | 2012-06-05 | Sony Corporation | Liquid crystal device, light emitting device, electronic apparatus, method of controlling liquid crystal device, and method of controlling light emitting device |
JP2007102727A (ja) * | 2005-10-07 | 2007-04-19 | Sony Corp | 画像入出力装置、マスク制御装置およびマスク制御方法 |
JP4665699B2 (ja) * | 2005-10-07 | 2011-04-06 | ソニー株式会社 | 画像入出力装置、マスク制御装置およびマスク制御方法 |
JP2007256963A (ja) * | 2007-04-20 | 2007-10-04 | Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置及び電子機器 |
JP4623046B2 (ja) * | 2007-04-20 | 2011-02-02 | ソニー株式会社 | 電気光学装置及び電子機器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3485121B2 (ja) | 2004-01-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8570303B2 (en) | Display module | |
US6650382B1 (en) | Reflective LCD with front light and protective member with window | |
TWI406046B (zh) | 顯示器 | |
US20070070264A1 (en) | Liquid crystal device and electronic apparatus | |
JP2001051272A (ja) | フロントライト及び電子機器 | |
EP2339571A1 (en) | Display device and display device drive method | |
JP5261245B2 (ja) | バックライトおよび表示撮像装置 | |
JPH05323275A (ja) | 画像入出力装置および方法 | |
JP2005331565A (ja) | 照明装置、液晶表示装置および電子機器 | |
JP2005134461A (ja) | 電気光学装置、およびそれを用いた電子機器 | |
JP3485121B2 (ja) | 画像入出力装置 | |
JP2006330578A (ja) | 液晶表示装置 | |
JP2009134066A (ja) | 液晶装置及び電子機器 | |
KR20040082316A (ko) | 액정표시장치 | |
JP5107070B2 (ja) | 表示装置 | |
JPH08272529A (ja) | 画像入力表示装置 | |
JP2004287031A (ja) | 液晶表示装置 | |
US5767936A (en) | Liquid crystal image displaying/reading apparatus having an L shape image reading element in a gap between display pixels | |
US7304695B2 (en) | Liquid crystal module comprising a stopper including a convex step coverage protruding from support main and a concave step coverage defined at light guide plate | |
KR100861266B1 (ko) | 액정표시장치의 색보정 방법 및 장치 | |
CN115047666B (zh) | 显示面板及显示装置 | |
JP3571190B2 (ja) | 照明装置およびこれを備えた反射型液晶表示装置 | |
US20060028597A1 (en) | Display device | |
JP2975528B2 (ja) | 表示一体型の液晶画像読取装置 | |
JP2002303863A (ja) | 液晶表示装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20031008 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |