JPH07208185A - エンジンのスワール制御弁 - Google Patents
エンジンのスワール制御弁Info
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
- Y02T10/00—Road transport of goods or passengers
- Y02T10/10—Internal combustion engine [ICE] based vehicles
- Y02T10/12—Improving ICE efficiencies
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
Abstract
い側の弁板部を厚肉としスワール制御可能範囲を広くし
たスワール制御弁の全開時の吸気抵抗増加を小さくする
とともに、全運転域でエンジン出力低下を生じさせな
い。 【構成】 弁板1をその中心線よりも厚肉側に偏心した
個所で弁軸8に取付け、厚肉側の弁板部2が管路11を
閉止している開度範囲で開口部5を有する薄肉側の弁板
部4が大きく開きスワールを発生させながら吸入空気量
を確保するとともに、全開時の弁板1の投影面積を小さ
くして高負荷運転域の吸入空気量を確保させる。
Description
置されて低・中速回転域で閉弁状態とされ燃焼室内にス
ワールを発生させるが、高速回転域で全開状態とされ要
求空気量を確保させるように働くスワール制御弁に関す
るものである。
燃焼させることは燃料経済性、排気対策に有効な手段の
一つであり、吸入空気量が少ない低・中速回転域で燃焼
室内にスワールを発生させることにより失火させること
なく希薄混合気を燃焼させることができ、またそのため
に排気再循環量を大幅に増量して燃料経済性の向上を計
ることが可能となることは周知の技術である。
る手段には、広く知られているように吸気マニホルドの
各枝管を二つに分けてその一方に制御弁を設置しその閉
弁時にもう一方を流れる空気でスワールを発生させるよ
うにしたものと、枝管を二つに分けることなく制御弁を
設置してその閉弁時に弁板の切欠きなどからなる開口部
を通過する空気でスワールを発生させるようにしたもの
とがある。また、制御弁は特開昭54−99826号公
報に代表されるように吸気マニホルド負圧により変位す
るダイヤフラムで全閉・全開の二位置制御をさせるのが
普通であるが、エンジン要求空気量に応じて動作するス
テッピングモータで無段階の位置制御をさせることもあ
る。
設けた制御弁をダイヤフラム式のアクチュエータで駆動
する構成とすると、構成が簡単であるとともに低価格で
提供することができる、という利点がある。
あるため、ダイヤフラム式のアクチュエータで二位置制
御すると開弁をはじめたときスワールが急激に減少して
しまい、吸入空気量に対するスワール制御可能な範囲が
きわめて狭い、という問題がある。そこで、図4に示す
ように弁板52の中心線上の弁軸51を挟んだ一方の弁
板部53を開口部57が設けられたもう一方の弁板部5
5よりも厚肉に形成したものが開発されつつある。
である外側周縁54が全閉位置から或る開度まで枝管5
8の管壁59にほぼ接しており、その一方で薄肉側の弁
板部55の外側周縁56が開きはじめと同時に管壁59
から離れることにより、この隙間と開口部57とからの
み空気を通過させスワール制御可能な範囲を拡げようと
するものである。
に亘ってスワール制御を行なわせるため厚肉側の弁板部
53の肉厚を大きくすると、全開時の吸気抵抗が増大し
て高負荷運転域でのエンジン出力が低下する、という不
都合が発生する。加えて、弁軸51が弁板52の中心線
上に配置されているので、全閉時と厚肉側の弁板部53
が管壁59から離れはじめる時点との開口面積差が小さ
く、そのためにこの間の吸入空気量が弁板52の回転角
度に対応して増加せずエンジン出力が不足しやすい、と
いう問題がある。
する課題は、平板の弁板に代えて弁軸を挟んで開口部の
反対側の弁板部を厚肉としスワール制御可能範囲の拡大
を計ったスワール制御弁は全開時に吸気抵抗を増大させ
高負荷運転域でのエンジン出力を低下させる、という点
およびこれに加えて厚肉側の弁板部が開きはじめるまで
の間はエンジン出力が不足しやすい、という点である。
んだ一方の弁板部を開口部が設けられたもう一方の弁板
部よりも厚肉としたスワール制御弁がもっている前記課
題を解決し、全開時における吸気抵抗の増加を小さく
し、更に開きはじめから全開に至るまでエンジンの要求
空気量を供給させることを目的とするものである。そし
て、このような目的を達成させるため、本発明は弁板を
その中心線よりも厚肉側に偏心した個所で弁軸に取付け
る、という構成とした。
周囲を通過し燃焼室でスワールを発生する。開弁を開始
すると、薄肉側の弁板部は管路の管壁から離れて吸入空
気量を増大させるが、厚肉側の弁板部が管壁に接してい
る間は空気流れが偏っているためスワールを急激に減少
させない。また、弁軸は弁板中心よりも厚肉側に偏心し
ているので、厚肉側の弁板部を薄くしても全閉位置から
大きく開かれるまで閉止状態を維持し、その一方で薄肉
側の弁板部は管壁から大きく離れるためスワールを発生
させつづけさせながら吸入空気量を弁板の回転角度に対
応して増加させることとなる。更に、最大肉厚を小さく
できることにより全開時の吸気抵抗増加を小さくしてエ
ンジンの要求空気量を供給させるものである。
と、弁板1はほぼ長円形であってその長経方向において
弁軸8に取付けられている。この弁軸8を挟んだ二つの
弁板部2、4の一方の弁板部2は外側周縁3へ向かって
次第に厚肉となる断面三角形状に形成されているととも
に、もう一方の弁板部4は均一肉厚の薄板状に形成され
ている。
肉側の弁板部2の方へ偏心しており、従って二つの弁板
部2、4の短経方向長さは薄肉側の弁板部4の方が大き
い。また、薄肉側の弁板部4の一側方に切欠きからなる
開口部5が設けられている。
ように弁板1の短経方向中心線が管路11の中心線A−
Aに直角の状態を全閉位置とするものであって、厚肉側
の弁板部2は開弁回転方向後方へ向かって拡がってい
る。このとき、空気は開口部5を主な通路として弁板1
の周囲を通過し燃焼室でスワールを発生する。
うに厚肉側の弁板部2の拡がり角θに相当する角度だけ
回転する間は、その最大肉厚部分である外側周縁3が回
転中心を中心とする円弧面であるため管壁12にほぼ接
して閉止状態を維持している。一方、薄肉側の弁板部4
の外側周縁6は弁軸8が中心に配置されているものに比
べて同一回転角度で管壁12から大きく離れ、回転角度
に対応して吸入空気量を増大させエンジンの要求空気量
を確保するが、厚肉側の弁板部2が管壁12に接してい
るため空気は開口部5が設けられている方を偏って流
れ、スワールを急激に減少させることなく発生させ続け
る。
の(2)に示すように厚肉側の弁板部2の外側周縁3が
管壁12から離れてこの隙間からも空気が自由に流れる
ようになり、吸入空気量は更に増加するとともにスワー
ルは減少して消滅に至る。
肉側の弁板部2の最大肉厚を薄くしても開きはじめるか
ら閉止状態を維持する回転角度範囲を大きくとれるの
で、スワール制御可能な範囲の拡大を計りながら全開時
における弁板1の投影面積を小さくし吸気抵抗の増加を
低く押えて高負荷運転域の要求空気量を確保させること
ができる。
よいが、図のように厚肉側のみを断面三角形状とする方
が材料費、重量の面で有利である。また、開口部5は切
欠きに代えて孔としてもよいことは言うまでもない。
肉側に偏心した個所で弁板を弁軸に取付けた本発明によ
ると、厚肉側の弁板部を薄くしてもスワール制御可能な
範囲を広くすることができるとともに、開弁に伴ってス
ワールを初期に急激に減少させるという不都合を伴うこ
となく薄肉側の弁板部が大きく開かれることによって吸
入空気量を弁板の回転角度に対応して増加することがで
きる。また、厚肉側の弁板部を薄くできることにより、
全開時に高負荷運転域の要求空気量を確保しエンジンの
出力低下を招くことがなくなり、これらによりエンジン
の全運転域に亘って要求空気量を供給し所要のエンジン
出力を得ることができる。
口部, 8 弁軸,
Claims (1)
- 【請求項1】 弁板の弁軸を挟んだ一方の弁板部を開口
部が設けられたもう一方の弁板部よりも厚肉としたエン
ジンのスワール制御弁において、前記弁板がその中心線
よりも厚肉側に偏心した個所で弁軸に取付けられている
ことを特徴とするスワール制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02192894A JP3525206B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | エンジンのスワール制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02192894A JP3525206B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | エンジンのスワール制御弁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07208185A true JPH07208185A (ja) | 1995-08-08 |
JP3525206B2 JP3525206B2 (ja) | 2004-05-10 |
Family
ID=12068731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02192894A Expired - Fee Related JP3525206B2 (ja) | 1994-01-21 | 1994-01-21 | エンジンのスワール制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3525206B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012102623A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Denso Corp | 可変吸気システム |
JP2012180798A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Honda Motor Co Ltd | 車両の吸気装置 |
-
1994
- 1994-01-21 JP JP02192894A patent/JP3525206B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012102623A (ja) * | 2010-11-08 | 2012-05-31 | Denso Corp | 可変吸気システム |
JP2012180798A (ja) * | 2011-03-02 | 2012-09-20 | Honda Motor Co Ltd | 車両の吸気装置 |
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---|---|
JP3525206B2 (ja) | 2004-05-10 |
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