JPH0720636B2 - 射出成形方法 - Google Patents
射出成形方法Info
- Publication number
- JPH0720636B2 JPH0720636B2 JP33047087A JP33047087A JPH0720636B2 JP H0720636 B2 JPH0720636 B2 JP H0720636B2 JP 33047087 A JP33047087 A JP 33047087A JP 33047087 A JP33047087 A JP 33047087A JP H0720636 B2 JPH0720636 B2 JP H0720636B2
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- JP
- Japan
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- sprue
- mold
- injection molding
- molding method
- nozzle
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は射出成形において、脂樹充填後成形品を取り出
す際にスプル開口部に生ずる糸ひきを防止する、射出成
形方法に関するものである。
す際にスプル開口部に生ずる糸ひきを防止する、射出成
形方法に関するものである。
一般に射出成形では、樹脂充填後成形品の温度が軟化点
以下に冷却された後に成形品を取り出している。ところ
がスプル部は高温のノズルに接しているために冷却が後
れて、成形品の取り出し時にはスプル先端部の温度は軟
化点をこえている場合がある。
以下に冷却された後に成形品を取り出している。ところ
がスプル部は高温のノズルに接しているために冷却が後
れて、成形品の取り出し時にはスプル先端部の温度は軟
化点をこえている場合がある。
このために第4図に示すように成形品51を取り出す際に
スプル先端部53の軟化した樹脂がノズル31との間で糸状
に細長く伸びて固化する糸ひきという現象を生ずる。
尚、図において4が糸ひき部である。
スプル先端部53の軟化した樹脂がノズル31との間で糸状
に細長く伸びて固化する糸ひきという現象を生ずる。
尚、図において4が糸ひき部である。
そしてこの糸ひきが生ずると、型締めの際に固定金型11
と可動金型21との間に糸ひき部4をはさみ込んでしま
い、その結果パーティング面11a,21aが摩耗や変形を起
こし、成形品にバリを生じたり、場合によっては金型の
損傷や作動不良を引き起こしていた。
と可動金型21との間に糸ひき部4をはさみ込んでしま
い、その結果パーティング面11a,21aが摩耗や変形を起
こし、成形品にバリを生じたり、場合によっては金型の
損傷や作動不良を引き起こしていた。
従来この糸ひきを防止するためには次のような方法がと
られていた。
られていた。
1番目の方法は、樹脂充填後の冷却時間を長くとり、ス
プル部の樹脂が固化してから成形品を取り出す。すなわ
ちスプル部には高温のノズルが接しているために冷却が
遅れ固化が最後になることから、充填後ノズルをスプル
部から離し、スプル部の固化をまってから型を開き成形
品をとりだすようにする。
プル部の樹脂が固化してから成形品を取り出す。すなわ
ちスプル部には高温のノズルが接しているために冷却が
遅れ固化が最後になることから、充填後ノズルをスプル
部から離し、スプル部の固化をまってから型を開き成形
品をとりだすようにする。
2番目の方法は、成形時の樹脂温度を低めに設定して成
形を行なう方法である。
形を行なう方法である。
しかしながら上記従来例の1番目の方法では、スプル部
の樹脂が冷えて糸ひきを生じない程度にまで固化させる
ためには時間がかかり、成形サイクルが長くなってしま
い、量産品には不適当である。
の樹脂が冷えて糸ひきを生じない程度にまで固化させる
ためには時間がかかり、成形サイクルが長くなってしま
い、量産品には不適当である。
また2番目の方法では樹脂の流動性が悪くなり、射出圧
力を高くしなければならずその結果成形品の寸法精度な
どに悪影響を与えるなどの問題があった。
力を高くしなければならずその結果成形品の寸法精度な
どに悪影響を与えるなどの問題があった。
本発明は上述従来技術の問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的は樹脂充填後ノズルが後退した際に該ノズ
ルとスプル開口部との間に発生する溶融した樹脂のいわ
ゆる糸ひきを防止することを可能とする、射出成形方法
を提供することにある。
り、その目的は樹脂充填後ノズルが後退した際に該ノズ
ルとスプル開口部との間に発生する溶融した樹脂のいわ
ゆる糸ひきを防止することを可能とする、射出成形方法
を提供することにある。
上記目的は本発明によれば、溶融物をノズルを介してス
プル開口部より金型内に充填し、該金型内において前記
溶融物を固化させて成形品を得る射出成形方法におい
て;前記金型内に溶融物を充填後、ノズルの離脱時にス
プル開口部の近傍へ冷却された気体及び/又は液体を噴
射することを特徴とする、射出成形方法によって達成さ
れる。
プル開口部より金型内に充填し、該金型内において前記
溶融物を固化させて成形品を得る射出成形方法におい
て;前記金型内に溶融物を充填後、ノズルの離脱時にス
プル開口部の近傍へ冷却された気体及び/又は液体を噴
射することを特徴とする、射出成形方法によって達成さ
れる。
以下、本発明に係る実施例を図面に基づいて具体的且つ
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第1図は本発明の射出成形方法を実施する金型装置の縦
断面図であり、第2図は本発明の作用を説明するための
金型装置の縦断面図である。
断面図であり、第2図は本発明の作用を説明するための
金型装置の縦断面図である。
第1図において、11は固定側金型であり、ベースプレー
ト12を介して固定側プラテン13に取り付けられている。
21は移動側金型であり、ベースプレート22を介して移動
側プラテン23に取り付けられている。固定側金型11と移
動側金型21とで成形品形状に応じたキャビティ41が形成
されている。42はスプル、43はスプル開口部である。
ト12を介して固定側プラテン13に取り付けられている。
21は移動側金型であり、ベースプレート22を介して移動
側プラテン23に取り付けられている。固定側金型11と移
動側金型21とで成形品形状に応じたキャビティ41が形成
されている。42はスプル、43はスプル開口部である。
31は加熱シリンダ32に取付けられたノズルであり、33は
スクリュである。そして1はベースプレート12に形成さ
れた空気供給孔であり、その一方の端部1aは電磁弁61を
介して、加圧空気供給源であるコンプレッサ62に接続さ
れている。また空気供給孔1の他方の端部1bはスプル開
口部43の近傍に空気を噴射するように開口している。
スクリュである。そして1はベースプレート12に形成さ
れた空気供給孔であり、その一方の端部1aは電磁弁61を
介して、加圧空気供給源であるコンプレッサ62に接続さ
れている。また空気供給孔1の他方の端部1bはスプル開
口部43の近傍に空気を噴射するように開口している。
以上の構成において、本発明の射出成形方法を説明す
る。
る。
第1図のようにノズル31をスプル開口部43に押しあてた
状態でスクリュ33を押圧して溶融した樹脂34をスプル42
からキャビティ41内へ射出し充填する。充填完了後、所
定時間経過してからノズル31を第2図のように後退させ
る。この時、スプル開口部43とノズル31の間に軟化した
樹脂34aが残る。ここで電磁弁61を作動させて空気供給
孔1の開口部1bから冷却空気をスプル開口部近傍へ向け
て噴射すると樹脂34aは冷却されて固化する。そして移
動側プラテンを後退させて型を開いて成形品51を取り出
すことにより、前記樹脂34aは糸ひきを生ずることなく
引張られて切断される。
状態でスクリュ33を押圧して溶融した樹脂34をスプル42
からキャビティ41内へ射出し充填する。充填完了後、所
定時間経過してからノズル31を第2図のように後退させ
る。この時、スプル開口部43とノズル31の間に軟化した
樹脂34aが残る。ここで電磁弁61を作動させて空気供給
孔1の開口部1bから冷却空気をスプル開口部近傍へ向け
て噴射すると樹脂34aは冷却されて固化する。そして移
動側プラテンを後退させて型を開いて成形品51を取り出
すことにより、前記樹脂34aは糸ひきを生ずることなく
引張られて切断される。
第3図は本発明の他の実施例を示す金型装置の部分断面
図であり、更に詳しくはスプル開口部の拡大断面図であ
る。
図であり、更に詳しくはスプル開口部の拡大断面図であ
る。
同図において、71はスプルブッシュ、72はスプルブッシ
ュ71の抜け防止用のリングであり、不図示のボルト等に
よりベースプレート12に固定されている。73はベースプ
レート13に形成された空気供給孔でその一方の端部は電
磁弁61を介して加圧空気供給源であるコンプレッサ62に
接続されている。74はリング72に形成された空気供給孔
であり、供給孔73と74は図に示すようにそれぞれの開口
部73bと74bの位置が一致するようになっている。供給孔
74の他方の開口部74aはスプル開口部43の近傍に向けて
開口している。本実施例も前記実施例と同様に充填完了
後、ノズルが後退した時に電磁弁61を作動させて開口部
74aから冷却空気を噴射する。作用は前記実施例と同様
である。
ュ71の抜け防止用のリングであり、不図示のボルト等に
よりベースプレート12に固定されている。73はベースプ
レート13に形成された空気供給孔でその一方の端部は電
磁弁61を介して加圧空気供給源であるコンプレッサ62に
接続されている。74はリング72に形成された空気供給孔
であり、供給孔73と74は図に示すようにそれぞれの開口
部73bと74bの位置が一致するようになっている。供給孔
74の他方の開口部74aはスプル開口部43の近傍に向けて
開口している。本実施例も前記実施例と同様に充填完了
後、ノズルが後退した時に電磁弁61を作動させて開口部
74aから冷却空気を噴射する。作用は前記実施例と同様
である。
尚本発明の射出成形方法は上記に説明した実施例に限ら
ず、スプル開口部近傍に空気等を噴射するのであるなら
ば他の適当な方法を用いてもよい。また電磁弁61を用い
ずに適当な絞りを介した後、常時空気が噴出するように
しても良い。
ず、スプル開口部近傍に空気等を噴射するのであるなら
ば他の適当な方法を用いてもよい。また電磁弁61を用い
ずに適当な絞りを介した後、常時空気が噴出するように
しても良い。
又、スプル開口部の近傍に噴射するものとして、空気の
代わりに他の冷却媒体(例えば、冷却気体、冷却液体
等)を用いても良い。
代わりに他の冷却媒体(例えば、冷却気体、冷却液体
等)を用いても良い。
以上説明した様に、スプル開口部近傍を冷却することに
より、成形品取出し時の軟化した樹脂のいわゆる糸ひき
を防止できる。従って、従来の様に糸ひき防止のために
特別な成形条件を用いる必要がなくなり、また金型の損
傷を防止することができるなどの効果がある。
より、成形品取出し時の軟化した樹脂のいわゆる糸ひき
を防止できる。従って、従来の様に糸ひき防止のために
特別な成形条件を用いる必要がなくなり、また金型の損
傷を防止することができるなどの効果がある。
第1図は本発明の射出成形方法を実施する金型装置の縦
断面図、第2図は本発明の作用を説明するための金型装
置の縦断面図、第3図は本発明の他の実施例を示す金型
装置の部分断面図、第4図は金型装置の従来例を示す縦
断面図。 1:空気供給孔、11:固定側金型、21:移動側金型、31:ノ
ズル、41:キャビティ、41:スプル、43:スプル開口部。
断面図、第2図は本発明の作用を説明するための金型装
置の縦断面図、第3図は本発明の他の実施例を示す金型
装置の部分断面図、第4図は金型装置の従来例を示す縦
断面図。 1:空気供給孔、11:固定側金型、21:移動側金型、31:ノ
ズル、41:キャビティ、41:スプル、43:スプル開口部。
Claims (2)
- 【請求項1】溶融物をノズルを介してスプル開口部より
金型内に充填し、該金型内において前記溶融物を固化さ
せて成形品を得る射出成形方法において;前記金型内に
溶融物を充填後、ノズルの離脱時にスプル開口部の近傍
へ冷却された気体及び/又は液体を噴射することを特徴
とする、射出成形方法。 - 【請求項2】前記冷却された気体及び/又は液体が冷却
空気であることを特徴とする、特許請求の範囲第(1)
項記載の射出成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33047087A JPH0720636B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33047087A JPH0720636B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 射出成形方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01171823A JPH01171823A (ja) | 1989-07-06 |
JPH0720636B2 true JPH0720636B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=18232982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33047087A Expired - Fee Related JPH0720636B2 (ja) | 1987-12-26 | 1987-12-26 | 射出成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0720636B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100406024B1 (ko) * | 2001-06-22 | 2003-11-17 | 주식회사 금성정공 | 플라스틱 사출성형시 스푸르 및 런너의 공기 냉각방법 및그 장치 |
-
1987
- 1987-12-26 JP JP33047087A patent/JPH0720636B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01171823A (ja) | 1989-07-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |