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JPH07190012A - パイロット圧コントロール弁 - Google Patents

パイロット圧コントロール弁

Info

Publication number
JPH07190012A
JPH07190012A JP34771693A JP34771693A JPH07190012A JP H07190012 A JPH07190012 A JP H07190012A JP 34771693 A JP34771693 A JP 34771693A JP 34771693 A JP34771693 A JP 34771693A JP H07190012 A JPH07190012 A JP H07190012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
lever
pressure oil
pressure control
pilot pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP34771693A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Kamikawa
忍 加美川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
Priority to JP34771693A priority Critical patent/JPH07190012A/ja
Publication of JPH07190012A publication Critical patent/JPH07190012A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)
  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Servomotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の1本レバ−による前後・左右の4方向
に左右のひねりを加えて6方向以上の操作を可能とし
て、ひねり操作をアクチュエ−タの作動方向と合致させ
たもの。 【構成】 1本のレバ−1の前後・左右方向の各操作に
より、弁本体2内に軸心から等距離に設けたそれぞれの
ピストン3を押圧して、該ピストン3の下方に設けたス
プ−ルを移動させ、圧油ポ−ト4から各出口ポ−ト5へ
圧油を供給するようにしたパイロット圧コントロ−ル弁
において、弁本体2のピストン3,3間にレバ−1のひ
ねり操作により作動する一対の摺動弁6,7と、摺動弁
6,7の作動により圧油ポ−ト4からの圧油が供給され
る出口ポ−ト8,9を設けたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1本の操作レバーを操作
して6っの異なったポジションの切換えを可能としてそ
れぞれのパイロット圧油を所望のアクチュエータに供給
するパイロット圧コントロール弁に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばブルドーザ等の建設機械
における操縦には、走行のための前後進や左右旋回操作
の外に、各種作業機等の操作があるが、これらをそれぞ
れの操作レバーを用いて操作するようにすると操作レバ
ーが林立する結果となり、オペレータはその選択が煩わ
しく誤って操作して事故を起こす原因にもなり兼ねな
い。また、操作レバー設置のための大きなスペースが必
要となり、構造が複雑となるばかりか、離れた個所の操
作はオペレータの手から遠くなって操作もし難くなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで現状では例え
ば、図7に示すように、車両走行用として前後左右を1
本のレバー1の操作として、中央の中立位置から前に倒
すと前進、後に倒すと後進、右に倒すと右旋回、左に倒
すと左旋回となるようにしたもの、また、作業機操作用
として図8に示すように操作レバー1を前に倒すとブレ
ード(土工板)のリフト下げ、後に倒すとリフト上げ、
右に倒すとブレードの右チルト、左に倒すと左チルトと
なるように操作レバーの下部にある各スプールを押し込
むことで4つのアクチュエータの何れかにパイロット圧
を供給して、供給された側のアクチュエータへのメイン
操作弁を切換えて主ポンプの流量をアクチュエータへ送
り作動させるようになっている。
【0004】操作レバーによるパイロット圧供給の具体
的構造は図9に弁本体2の縦断面(180度位相をずら
した縦断面も同一形状)を示し、弁本体2内に設けられ
ている圧油ポート4と、出口ポート51 (または52
とにそれぞれ連通・遮断するスプール32を摺動自在に
弁体2の中心からラジアル方向に等間隔に4本設け、そ
のスプール32と同心状にガイド筒体33を設け、この
ガイド筒体33の下部にリテーナ34を配設すると共
に、このリテーナ34を主ばね35でガイド筒体33に
押しつけてガイド筒体33に沿って摺動するピストン3
を上方に押し上げ保持し、ばね36でスプール32を遮
断位置に保持すると共に、弁本体2の上部にプレート3
7を取り付け、このプレート37の孔38よりユニバー
サルジョイント16の基部16aを弁体2の上部に蝋合
して取り付け、そのユニバーサルジョイント16の先端
にレバー取り付け軸38を設けると共に、ディスク39
を取り付けて、レバー取り付け軸38に設けたレバー1
を前後左右に揺動すると、ディスク39によって4本の
うちの何れか一つのピストン3が押し下げられてスプー
ル32が連通状態となり、圧油ポート4の圧油がスプー
ル32の孔32aより出口ポート51 ,52 ,…に供給
されるようにしたものである。
【0005】このパイロット圧コントロール弁は前述の
ようにブルドーザ等の作業車両におけるアクチュエータ
に圧油を供給するパイロット作動式のメイン操作弁の対
をなす2つのパイロット圧室に、対をなす2つの出口ポ
ート51 ,52 を接続し、レバー1を揺動することで一
方のパイロット圧室に圧油を供給してメイン操作弁を切
換えるものとして使用されるが、前述のようなパイロッ
ト圧コントロール弁であるとレバー1の揺動方向によっ
て押し下げられるピストン3が決定されるから圧油され
る出口ポート5が決定される。例えば、レバー1を前方
に揺動するとその方向の出口ポート51 より圧油が供給
され、後方に揺動するとその方向の出口ポート52 より
供給される。このために、レバー1の揺動方向によって
メイン操作弁の切換え方向が決定されてアクチュエータ
の作動方向が決定する。以上の構成を模式的に表すと図
10に示すようになり、例えば、レバー1を前進に操作
すると、P(パイロットポンプ)からの圧油は出口ポー
ト51 からメイン操作弁40の左側に加圧されるので、
a位置に切換えられメインポンプ41の吐出油は回路4
2からモータ44に流れてモータ44を右回転させるの
で前進する。モータ44を出た戻り油は回路43を通り
タンク45に戻される。後進の場合はb位置に切換えら
れてこの逆となる。また、左右旋回も同じであるので説
明は省略する。図中、Tはパイロットのドレーンであ
る。
【0006】しかしながらブルドーザのブレードの操
作、あるいは油圧ショベルにおける旋回操作のような回
転に対する動きについては、コントロールの操作方向と
合致せず、したがって誤操作の原因となる。つまり、例
えばブルドーザでは図7,8に示した操作の外に、ブレ
ードのアングル操作が必要であるが、この場合は別に第
2のレバーが必要で、この第2のレバーを前に倒すと左
アングル、後に倒すと右アングルとなるようになってお
り、また、同様に油圧ショベルの旋回の場合はレバーを
前に倒すと右旋回、後に倒すと左旋回となるようにして
あるために手の操作方向とアクチュエータの動きとが一
致しないことになり、余程熟練したオペレータでない限
り誤操作は避けらない問題であった。
【0007】本発明はこれに鑑み、従来の1本レバーに
よる前後・左右の4方向に左右のひねりを加えて6方向
以上の操作ができると共に、ひねり操作がアクチュエー
タの作動方向と合致させることのできるパイロット圧コ
ントロール弁を提供して従来技術の持つ欠点の解消を図
ることを目的としてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、1本のレバーの前後・左右方向の各操作によ
り、弁本体内に軸心から等距離に設けたそれぞれのピス
トンを押圧して、該ピストンの下方に設けたスプールを
移動させ、圧油ポートから各出口ポートへ圧油を供給す
るようにしたパイロット圧コントロール弁において、前
記弁本体のピストン間にレバーのひねり操作により作動
する一対の摺動弁と、該摺動弁の作動により前記圧油ポ
ートからの圧油が供給される出口ポートを設けたことを
特徴とし、その摺動弁の形状は、上部にラジアル方向に
引き出し可能な横ピストンを内装し、下部に弁本体に固
定されたスライド弁を内嵌して、弁本体に対して回動自
在としたものである。また、前記摺動弁は、レバーの下
部にユニバーサルジョイントを介して結合されたプレー
トの両端部に設けたロッドを、摺動弁上部内の横ピスト
ンの端部に連結することにより前記レバーのひねり操作
に追従して回動するようになっており、そして摺動弁の
下部に内嵌されたスライド弁には、軸方向にそれぞれ出
口ポートに連通する孔を設け、外周にこの孔に直交する
小孔を設けると共に、レバーのひねり時、一方の摺動弁
には圧油ポートが小孔に通じ、他方の摺動弁にはタンク
ポートが小孔に通ずる貫通孔を設けたものである。さら
に他の手段として前記摺動弁の上部にローラを有する同
心状のガイド筒体を設けると共に、前記レバーの下部に
はユニバーサルジョイントを介して結合され、かつレバ
ーのひねり操作により前記ローラに接触してガイド筒体
を押圧するカム面を有するプレートを設けて、前記摺動
弁を上下動させることもできる。
【0009】
【作用】上記構成により、操作レバーを前後・左右に操
作すると従来のように4つの出口ポートに圧油ポートか
ら油圧が供給されるが、本発明ではさらに左右のひねり
を加えることにより、レバーの下部に設けられたユニバ
ーサルジョイントを介して結合されたプレートの両端部
から垂下したロッドと連結した横ピストンが摺動弁を回
動して、スライド弁の小孔と摺動弁の貫通孔が一致する
ため、それぞれの出口ポートには圧油ポート、またはタ
ンクポートの何れかが連通することになり、圧油ポート
に通じた方の出口ポートには油圧が供給され、また、他
の手段の構成によればレバーの下部に設けられたユニバ
ーサルジョイントを介して結合されたプレートのカム面
からの押圧によりガイド筒体を介して摺動弁を作動さ
せ、それぞれの出口ポートに圧油ポートから圧油を供給
できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図3に示す一実施例
を参照して説明する。本発明にかかるパイロット圧コン
トロール弁は1本のレバー1の前後・左右方向の各操作
により、弁本体2内に軸心から等距離に設けたそれぞれ
のピストン3を押圧して、該ピストン3の下方に設けた
スプール(図9の符号32参照)を移動させ、圧油ポー
ト4から各出口ポート5へ圧油を供給するようにしたパ
イロット圧コントロール弁において、前記弁本体2のピ
ストン3,3間にレバー1のひねり操作により作動する
一対の摺動弁6,7と、該摺動弁6,7の作動により前
記圧油ポート4からの圧油が供給される出口ポート8,
9を設けたものにより構成されている。
【0011】その摺動弁6,7は図1に平面図を示すよ
うに、(図9に示したような)従来の弁本体2の軸心O
に対称で、ラジアル方向に等距離に設けられた各ピスト
ン31 ,32 ,33 ,34 のうち、何れか2つの中間を
結ぶ線上に設けられ、図2の縦断面において上部にラジ
アル方向に引き出し可能な横ピストン10を内装し、下
部に弁本体2に固定されたスライド弁12を内嵌して弁
本体2に対して上部の下方と下部とが回動自在に嵌合さ
れた回転式となっている。
【0012】また、摺動弁6,7は、レバー1の下部に
ユニバーサルジョイント16を介して結合されたプレー
ト17の両端部に設けたロッド18を、摺動弁6,7の
上部内の横ピストン10の端部に連結することにより前
記レバー1のひねり操作に追従して回動するもので、上
部のラジアル方向には横ピストン10が入る横穴13が
形成され、この横穴13には奥にフランジ部10aを有
する横ピストン10が内装され、横穴13の手前には横
ピストン10の出入り可能な孔を有するカバー14が設
けられており、カバー14とフランジ部10aとの間に
は横ピストン10を横穴13内に保持するように付勢さ
れたばね15が設けられている。横ピストン10の端部
は、前記ロッド18と係合して抜け止めされている。
【0013】前記摺動弁6は分解すると、図3のように
上部弁6aおよび下部筒弁6bとからからなり、上部弁
6aおよび下部筒弁6bとの間にはストッパ11がそれ
ぞれ介在されている。すなわち、上部弁6aの下部に設
けられた一対の突片61 が、ストッパ11に設けられた
円周方向の一対の切り欠き11aの間を通して下部筒弁
6bの上部に設けられた一対の垂直方向の切り欠き62
に係合すると、上部弁6aと下部筒弁6bとは一体とな
り、ストッパ11の切り欠き11aの間を左右に回動で
きるようになっている。なお、摺動弁7についても摺動
弁6と全く対称になっているため、図3に7a,7bの
ように符号のみを括弧で付記して説明は省略する。前記
摺動弁6,7の下部に内嵌されたスライド弁12には、
軸方向にそれぞれ出口ポート8,9に連通する孔19を
設け、外周にこの孔19に直交する小孔20を設けると
共に、一対の摺動弁6,7のうち、例えばレバー1の右
ひねり時、摺動弁6の下部筒弁6bには圧油ポート4が
小孔20に通ずる貫通孔21aが設けられ、摺動弁7の
下部筒弁7bにはタンクポート22が小孔20に通ずる
貫通孔21bが設けられている。同様にレバー1の左ひ
ねり時、下部筒弁6bにはタンクポート22が小孔20
に通ずる貫通孔21bが設けられ、下部筒弁7bには圧
油ポート4が小孔20に通ずる貫通孔21aが設けられ
ている。そして下部筒弁6b,7bに設けられた貫通孔
21a,21bの位置はそれぞれ弁本体2の軸心に対し
て対称となっている。これによりレバー1の同じひねり
で摺動弁6,7が同じ方向に回動しても圧力ポート4か
ら供給される圧油は出口ポート8,または9の何れか一
方だけとなる。また、スライド弁12の摺動部12aの
上部は2段の小径部12b,12cに形成されている。
そして中間の小径部12cは楕円状で上下の小径部12
bよりも細くなっていて、この部分に前記ストッパ11
が外嵌されるようになっているが、ストッパ11の中心
部には頭部の小径部12bを通すため、だるま状の孔が
設けられており、その大径側11bの方から頭部の小径
部12bを通したのち、小径部12cに小径側11cの
長孔部が嵌合し、上部の小径部12bはその抜け止めと
なっている。さらに摺動部12aとストッパ11との間
にはばね23が設けられ、出口ポート8,9の圧力が高
くなるとばね23に抗してスライド弁12をストッパ1
1方向に押し上げるようになっている。前記ストッパ1
1は弁本体2内に挿入されて外周に設けられた突起11
dにより固定され、摺動弁6,7とは共回りしないよう
になっている。
【0014】なお、本発明の適用は例えば、ブルドーザ
のブレード(土工板)の操作において、レバー1を右に
ひねると右アングル、左にひねると左アングルの状態が
得られるようにしたものであるが、レバー1が中立位置
にある場合は、摺動弁6,7のタンクポート22に通ず
る貫通孔21bはスライド弁12の小孔20と同じ位置
にあり、したがってアクチュエータに通ずる出口ポート
8,9はタンクポート22と連通していて、圧油ポート
4に通ずる貫通孔21aとはつながっていない。
【0015】つぎに作動を説明する。上述のブレードを
右アングル状態とするためにレバー1を右にひねると、
一体となっているプレート17が摺動弁6,7を時計方
向に回動し、両端のロッド18も回動する。このロッド
18には横ピストン10の先端が係合しており、この回
動により横ピストン10は戻しばね14に抗して摺動弁
6,7の外側に引き出されるために摺動弁6,7も弁本
体2内でそれぞれの軸芯の回りを同方向に移動する。こ
れによりスライド弁12の小孔20は摺動弁6の移動に
より徐々に閉じられ、逆にレバー1が中立状態の時に閉
ざされていたスライド弁12の小孔20と摺動弁6の貫
通孔21aが徐々につながり、圧油ポート4の圧油はス
ライド弁12の小孔20から孔19内を通り出口ポート
8に達する。出口ポート8を出た油圧はアングル可変用
のアクチュエータの切換弁の切換えポートに加圧され
る。そして出口ポート8の油圧が高くなるとスライド弁
12はばね23に抗して上昇し、小孔20と貫通孔21
aとが閉じるのてここでバランスする。さらにレバー1
を回動させると、同様の操作により油圧が上がり、スラ
イド弁12はストッパ11に当たるまでの間の高さhを
調圧しながらストロークする。この間、同時に回動した
摺動弁7の貫通孔21aは設置位置が摺動弁6が外嵌さ
れている弁本体2の軸心に対称に設けられているため、
時計方向の回動に対しては、小孔20と貫通孔21aと
は連通しない。したがって右ひねりの場合は出口ポート
9には圧油が供給されない。
【0016】ここでレバー1を左にひねった場合は上述
と作動が逆の反時計方向となり、摺動弁7側の出口ポー
ト9に圧油ポート4からの圧油が供給され、摺動弁6側
の出口ポート8には圧油ポート4の圧油は供給されな
い。なお、レバー1は戻しばね15により手を放すと中
立位置に戻され、出口ポート8または9の圧油は、スラ
イド弁12の小孔20と摺動弁6、または7の貫通孔2
1bが連通することによりタンクポート22へ排出され
る。
【0017】図4乃至図6は本発明の(他の手段よる)
他の実施例を示すもので、従来の場合を示した図9と共
通する個所には図9と同符号を用いて説明を省略し、異
なる個所のみ説明する。この実施例もブレードのアング
ル操作の場合を示し、1本のレバー1の前後・左右方向
の従来の各操作により弁本体2内に軸心から等距離に設
けたそれぞれのピストン3を押圧して、該ピストン3の
下方に設けたスプール32を移動させ、圧油ポート4か
ら各出口ポート5へ圧油を供給するようにした従来型の
パイロット圧コントロール弁において、弁本体2のピス
トン3,3間にレバー1のひねり操作(左右のアングル
操作)により作動する一対の摺動弁24と、該摺動弁2
4の作動により前記圧油ポート4から圧油が供給される
出口ポート25を設けたもので、摺動弁24の上部には
ピン28により回転可能に支持されたローラ27を有す
る同心状のリテーナ26が設けられている。また、レバ
ー1の下部にはユニバーサルジョイント16を介して結
合された回転体29が設けられ、回転体29の上部のプ
レート部の両端の下面は図6に示すように傾斜したカム
29aに形成されていて、カム29aと前記ローラ27
とは常時接触した無押圧状態に置かれ、回転体29が回
転すると、カム29aはローラ27を押圧して下降させ
るようになっている。なお、摺動弁24は従来のスプー
ル32と同一であり、孔32aと同じ大きさの孔24a
が設けられている。図中、30は回転体29が回転動作
で水平状態から浮き上がるのを防止する押さえプレート
である。
【0018】つぎに作動を説明する。従来の4方向操作
においては、図5の左側に示すように例えば、レバー1
を前方に揺動するとその方向のピストン31 が押し下げ
られ、リテーナ34を介してスプール32も押し下げら
れて、圧油ポート4とスプール32の孔32aとが連通
状態となり、その結果圧油ポート4の圧油がスプール3
2の孔32aを介して出口ポート51 に供給されること
は前述(従来技術の項)の通りである。本発明は図5の
右側に示すようにレバー1をひねると回転体29が回転
し、カム29aがローラ27を押下げるので、リテーナ
26が追従して下がり、その下に設けられた摺動弁24
も下がって圧油ポート4と摺動弁24の孔24aとが連
通状態となり、圧油ポート4の圧油が出口ポート25に
供給される。したがって本発明は従来のピストン3を押
す操作に加えてレバー1のそねり操作で、摺動弁24を
押すもので、ピストン3を押す操作と変わりなく操作す
ることができる。
【0019】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、1本のレ
バーの前後・左右方向の各操作により弁本体内に軸心か
ら等距離に設けたそれぞれのピストンを押圧して、該ピ
ストンの下方に設けたスプールを移動させ、圧油ポート
から各出口ポートへ圧油を供給するようにしたパイロッ
ト圧コントロール弁において、前記弁体内に前記レバー
のひねり操作により回動する一対の摺動弁と、該摺動弁
により前記圧油ポートからの圧油が供給される出口ポー
トを設けたから、少なくとも6通りの操作が1本レバー
により行えることになり、しかも車体や作業機の動作と
レバー操作とが合致するために誤操作が少なくなり、シ
ステムの簡素化、部品の削減、操作性の向上が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるパイロット圧コントロール弁の
一実施例を示す平面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図2の摺動弁の詳細を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかるパイロット圧コントロール弁の
他の実施例を示す平面図である。
【図5】図4のB−B断面図である。
【図6】図5のZ方向の矢視図である。
【図7】従来の1本の操作レバーによる走行操作のパタ
ーンを示す説明図である。
【図8】従来の1本の操作レバーによる作業機操作のパ
ターンを示す説明図である。
【図9】従来のパイロット圧コントロール弁を示す断面
図である。
【図10】従来のパイロット圧コントロール弁およびそ
の関係回路の模式的説明図である。
【符号の説明】
1 レバー 2 弁本体 3 ピストン 4 圧油ポート 5 出口ポート 6,7 摺動弁 8,9 出口ポート 10 横ピストン 12 スライド弁 16 ユニバーサルジョイント 17 プレート 18 ロッド 19 孔 20 小孔 21a,21b 貫通孔 24 摺動弁 25 出口ポート 26 リテーナ 27 ローラ 29 回転体 29a カム

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1本のレバーの前後・左右方向の各操作
    により、弁本体内に軸心から等距離に設けたそれぞれの
    ピストンを押圧して、該ピストンの下方に設けたスプー
    ルを移動させ、圧油ポートから各出口ポートへ圧油を供
    給するようにしたパイロット圧コントロール弁におい
    て、前記弁本体のピストン間にレバーのひねり操作によ
    り作動する一対の摺動弁と、該摺動弁の作動により前記
    圧油ポートからの圧油が供給される出口ポートを設けた
    ことを特徴とするパイロット圧コントロール弁。
  2. 【請求項2】 前記摺動弁は、上部にラジアル方向に引
    き出し可能な横ピストンを内装し、下部に弁本体に固定
    されたスライド弁を内嵌して、弁本体に対して回動自在
    としたことを特徴とする請求項1記載のパイロット圧コ
    ントロール弁。
  3. 【請求項3】 前記摺動弁は、レバーの下部にユニバー
    サルジョイントを介して結合されたプレートの両端部に
    設けたロッドを、摺動弁上部内の横ピストンの端部に連
    結することにより前記レバーのひねり操作に追従して回
    動することを特徴とする請求項2記載のパイロット圧コ
    ントロール弁。
  4. 【請求項4】 前記摺動弁の下部に内嵌されたスライド
    弁には、軸方向にそれぞれ出口ポートに連通する孔を設
    け、外周にこの孔に直交する小孔を設けると共に、レバ
    ーのひねり時、一方の摺動弁には圧油ポートが小孔に通
    じ、他方の摺動弁にはタンクポートが小孔に通ずる貫通
    孔を設けたことを特徴とする請求項3記載のパイロット
    圧コントロール弁。
  5. 【請求項5】 前記摺動弁の上部にローラを有する同心
    状のガイド筒体を設けると共に、前記レバーの下部には
    ユニバーサルジョイントを介して結合され、かつレバー
    のひねり操作により前記ローラに接触してガイド筒体を
    押圧するカム面を有するプレートを設けて、前記摺動弁
    を上下動させることを特徴とする請求項1記載のパイロ
    ット圧コントロール弁。
JP34771693A 1993-12-24 1993-12-24 パイロット圧コントロール弁 Pending JPH07190012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34771693A JPH07190012A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 パイロット圧コントロール弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34771693A JPH07190012A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 パイロット圧コントロール弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07190012A true JPH07190012A (ja) 1995-07-28

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ID=18392106

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34771693A Pending JPH07190012A (ja) 1993-12-24 1993-12-24 パイロット圧コントロール弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07190012A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6655229B2 (en) * 2000-01-11 2003-12-02 Komatsu Ltd. Operation lever device
KR100803963B1 (ko) * 2007-01-05 2008-02-15 동명모트롤 주식회사 유압조작밸브
KR200475019Y1 (ko) * 2013-01-10 2014-11-17 이튼인더스트리즈 유한회사 댐핑기능을 갖는 조이스틱 파일럿밸브
CN106246761A (zh) * 2016-08-31 2016-12-21 江西液压件股份有限公司 一种用于转向离合器的两位换向机构

Cited By (4)

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