JPH07176590A - 処理装置 - Google Patents
処理装置Info
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- JPH07176590A JPH07176590A JP34258193A JP34258193A JPH07176590A JP H07176590 A JPH07176590 A JP H07176590A JP 34258193 A JP34258193 A JP 34258193A JP 34258193 A JP34258193 A JP 34258193A JP H07176590 A JPH07176590 A JP H07176590A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wafer
- tweezers
- processing
- processed
- unit
- Prior art date
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- Pending
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Landscapes
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 処理工程を必要に応じて選択的に変更が可能
で、処理のスループットを向上させる。 【構成】 被処理体に溶剤を塗布する塗布処理ユニット
又は、被処理体を現像する現像処理ユニットを少なくと
も1つ以上備えた処理ユニットと、これらの処理ユニッ
トに並設して設けられるとともに前記被処理体を前記処
理ユニットに搬入出するための直線状に移動する搬送装
置を備えた搬送ユニットと、この搬送ユニットの前記処
理ユニットと反対側に設けられた前記被処理体を加熱す
る加熱ユニット又は、前記被処理体を冷却する冷却ユニ
ットを具備する温度制御ユニットとを備えた。
で、処理のスループットを向上させる。 【構成】 被処理体に溶剤を塗布する塗布処理ユニット
又は、被処理体を現像する現像処理ユニットを少なくと
も1つ以上備えた処理ユニットと、これらの処理ユニッ
トに並設して設けられるとともに前記被処理体を前記処
理ユニットに搬入出するための直線状に移動する搬送装
置を備えた搬送ユニットと、この搬送ユニットの前記処
理ユニットと反対側に設けられた前記被処理体を加熱す
る加熱ユニット又は、前記被処理体を冷却する冷却ユニ
ットを具備する温度制御ユニットとを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】IC等の半導体装置の製造には、シリコ
ンのような半導体単結晶のウエハーにトランジスタ等の
素子を形成するために、多数の微細加工工程が含まれ
る。その中で、ウエハーの表面に所定のレジストパター
ンを形成するPEP(phot−oengraving
process)は非常に重要な地位を占める。何故
なら、PEPで形成されるレジストパターンはエッチン
グマスク等として使用され、現在の微細加工技術の基礎
を提供するからである。
ンのような半導体単結晶のウエハーにトランジスタ等の
素子を形成するために、多数の微細加工工程が含まれ
る。その中で、ウエハーの表面に所定のレジストパター
ンを形成するPEP(phot−oengraving
process)は非常に重要な地位を占める。何故
なら、PEPで形成されるレジストパターンはエッチン
グマスク等として使用され、現在の微細加工技術の基礎
を提供するからである。
【0003】PEPにおけるレジストパターンの形成
は、ウエハー表面にフォトレジストを塗布して均一な膜
厚のフォトレジスト膜を形成する工程と、該フォトレジ
スト膜の所定領域を選択的に露光する工程と、該露光さ
れたフォトレジスト膜を現像して所望のレジストパター
ンを形成する工程とからなる。このうち露光工程は、例
えばステップ・アンド・リピート・アライナー(ステッ
パーと称される)等の露光装置を用いて行われる。他
方、基板表面にフォトレジスト膜を形成する工程は、例
えば以下に説明する装置を用いて行われる。
は、ウエハー表面にフォトレジストを塗布して均一な膜
厚のフォトレジスト膜を形成する工程と、該フォトレジ
スト膜の所定領域を選択的に露光する工程と、該露光さ
れたフォトレジスト膜を現像して所望のレジストパター
ンを形成する工程とからなる。このうち露光工程は、例
えばステップ・アンド・リピート・アライナー(ステッ
パーと称される)等の露光装置を用いて行われる。他
方、基板表面にフォトレジスト膜を形成する工程は、例
えば以下に説明する装置を用いて行われる。
【0004】図7は、トラック方式と呼ばれるフォトレ
ジスト膜形成装置での処理手順を示すフローチャートで
ある。この装置は図示のように、夫々予備加熱工程4、
冷却工程5、塗布工程6、加熱工程8を行う処理ステー
ションを有している。表面にフォトレジスト膜を形成す
べき半導体ウエハー1は、カセット状容器2に収納され
てこの装置に導入される。半導体ウエハー1は一枚づつ
カセット2から取出され、ベルト搬送機構3により順次
各処理ステーションに搬送され、所定の処理を施され
る。予備加熱工程4において、ウエハー1は加熱により
水分を除去される。予備加熱されたウエハー1は、冷却
工程5で冷却された後、塗布工程6に送られる。塗布工
程6では、例えばスピンナーコーター(spinner
coat−er)等の塗布装置により、ウエハー1の
表面にフォトレジストが均一に塗布される。フォトレジ
ストを塗布されたウエハー1は、ウォーキングビーム方
式と称される搬送機構7を具備した加熱工程8に送られ
る。この加熱工程8で加熱されることにより、ウエハー
に塗布されたフォトレジスト液は膜状に安定化される。
加熱工程8を終了し、表面に初期のフォトレジスト薄膜
が形成されたウエハー9は、ベルト搬送機構3により、
処理済みウエハーを収納するためのカセット10に収納
される。
ジスト膜形成装置での処理手順を示すフローチャートで
ある。この装置は図示のように、夫々予備加熱工程4、
冷却工程5、塗布工程6、加熱工程8を行う処理ステー
ションを有している。表面にフォトレジスト膜を形成す
べき半導体ウエハー1は、カセット状容器2に収納され
てこの装置に導入される。半導体ウエハー1は一枚づつ
カセット2から取出され、ベルト搬送機構3により順次
各処理ステーションに搬送され、所定の処理を施され
る。予備加熱工程4において、ウエハー1は加熱により
水分を除去される。予備加熱されたウエハー1は、冷却
工程5で冷却された後、塗布工程6に送られる。塗布工
程6では、例えばスピンナーコーター(spinner
coat−er)等の塗布装置により、ウエハー1の
表面にフォトレジストが均一に塗布される。フォトレジ
ストを塗布されたウエハー1は、ウォーキングビーム方
式と称される搬送機構7を具備した加熱工程8に送られ
る。この加熱工程8で加熱されることにより、ウエハー
に塗布されたフォトレジスト液は膜状に安定化される。
加熱工程8を終了し、表面に初期のフォトレジスト薄膜
が形成されたウエハー9は、ベルト搬送機構3により、
処理済みウエハーを収納するためのカセット10に収納
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
装置においては夫々の独立した処理ステーションが直列
に配置され、処理されるべき半導体ウエハーはこれらの
ステーションを所定の順序で、かつ一方通行で必ず通
り、必要の有無に関係なく処理を受けなければならない
ようになっている。このため、一旦設定された処理順序
を任意に変更することはできず、また或る処理ステーシ
ョンだけを選択的に通過させることも不可能であった。
装置においては夫々の独立した処理ステーションが直列
に配置され、処理されるべき半導体ウエハーはこれらの
ステーションを所定の順序で、かつ一方通行で必ず通
り、必要の有無に関係なく処理を受けなければならない
ようになっている。このため、一旦設定された処理順序
を任意に変更することはできず、また或る処理ステーシ
ョンだけを選択的に通過させることも不可能であった。
【0006】これに対し、半導体ウエハー1に半導体素
子を形成するに必要な処理工程はその順序も含めて、ウ
エハー1に形成されるICの種類によって変わる。にも
かかわらず、上記従来のフォトレジスト膜形成装置で
は、或る処理工程が不要な半導体ウエハーについても総
ての処理工程を実施せざるを得ないため、スループット
を向上する妨げとなっている。
子を形成するに必要な処理工程はその順序も含めて、ウ
エハー1に形成されるICの種類によって変わる。にも
かかわらず、上記従来のフォトレジスト膜形成装置で
は、或る処理工程が不要な半導体ウエハーについても総
ての処理工程を実施せざるを得ないため、スループット
を向上する妨げとなっている。
【0007】従って、処理すべき半導体ウエハー1の種
類に応じ、装置に設けられた処理ステーションのうち、
どの処理ステーションをどの順序で使用するかを任意に
変更できる装置が望まれる。
類に応じ、装置に設けられた処理ステーションのうち、
どの処理ステーションをどの順序で使用するかを任意に
変更できる装置が望まれる。
【0008】本発明は、上述の従来事情に対処してなさ
れたもので、処理工程を必要に応じ選択的に変更が可能
で処理のスループットが高い製造装置を提供しようとす
るものである。
れたもので、処理工程を必要に応じ選択的に変更が可能
で処理のスループットが高い製造装置を提供しようとす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、被処理体
に溶剤を塗布する塗布処理ユニット又は、被処理体を現
像する現像処理ユニットを少なくとも1つ以上備えた処
理ユニットと、これらの処理ユニットに並設して設けら
れるとともに前記被処理体を前記処理ユニットに搬入出
するための直線状に移動する搬送装置を備えた搬送ユニ
ットと、この搬送ユニットの前記処理ユニットと反対側
に設けられた前記被処理体を加熱する加熱ユニット又
は、前記被処理体を冷却する冷却ユニットを具備する温
度制御ユニットとを備えたことを特徴とする。
に溶剤を塗布する塗布処理ユニット又は、被処理体を現
像する現像処理ユニットを少なくとも1つ以上備えた処
理ユニットと、これらの処理ユニットに並設して設けら
れるとともに前記被処理体を前記処理ユニットに搬入出
するための直線状に移動する搬送装置を備えた搬送ユニ
ットと、この搬送ユニットの前記処理ユニットと反対側
に設けられた前記被処理体を加熱する加熱ユニット又
は、前記被処理体を冷却する冷却ユニットを具備する温
度制御ユニットとを備えたことを特徴とする。
【0010】第2の発明は、前記搬送装置には、少なく
とも前記被処理体を1枚以上保持するピンセットを具備
したことを特徴とする。
とも前記被処理体を1枚以上保持するピンセットを具備
したことを特徴とする。
【0011】第3の発明は、前記搬送装置は、所定のプ
ログラムにより前記処理ユニット又は前記温度制御ユニ
ットに対し、前記被処理体を搬入出するよう構成されて
なることを特徴とする。
ログラムにより前記処理ユニット又は前記温度制御ユニ
ットに対し、前記被処理体を搬入出するよう構成されて
なることを特徴とする。
【0012】第4の発明は、前記ピンセットには、前記
被処理体を保持する3つの支持部が設けられてなること
を特徴とする。
被処理体を保持する3つの支持部が設けられてなること
を特徴とする。
【0013】第5の発明は、前記ピンセットは複数設け
られ、これらのピンセットは重設して設けられているこ
とを特徴とする。
られ、これらのピンセットは重設して設けられているこ
とを特徴とする。
【0014】第6の発明は、前記搬送装置は、1方向に
対していったりきたりすることを特徴とする。
対していったりきたりすることを特徴とする。
【0015】第7の発明は、前記加熱ユニットは、前記
被処理体に対してHMDS処理を行うことを特徴とす
る。
被処理体に対してHMDS処理を行うことを特徴とす
る。
【0016】第8の発明は、前記加熱ユニットは、前記
被処理体に溶剤を塗布した後の被処理体に対し、加熱処
理することを特徴とする。
被処理体に溶剤を塗布した後の被処理体に対し、加熱処
理することを特徴とする。
【0017】第9の発明は、前記冷却ユニットは、前記
加熱ユニットで処理された被処理体を冷却するよう構成
されていることを特徴とする。
加熱ユニットで処理された被処理体を冷却するよう構成
されていることを特徴とする。
【0018】第10の発明は、前記複数のピンセット
は、独立して回転可能に構成されていることを特徴とす
る。
は、独立して回転可能に構成されていることを特徴とす
る。
【0019】
【作用】本発明処理装置では、対向配置された複数の工
程間を選択して被処理体を搬送できるようにした処理装
置により、被処理体の種類に応じた処理工程を選択し得
る。
程間を選択して被処理体を搬送できるようにした処理装
置により、被処理体の種類に応じた処理工程を選択し得
る。
【0020】
【実施例】以下、本発明処理装置を塗布現像装置に適用
した一実施例を図面に参照して説明する。
した一実施例を図面に参照して説明する。
【0021】図1は、フォトレジスト膜の塗布現像装置
100を示す平面図であり、図中、101は本体基台で
ある。この基台101の中央部には、矢印Y方向(横方
向)に延設された通路102が設けられている。この通
路102の一方の側には、未処理の半導体ウエハーを加
熱して水分等を除去するためのHMDS処理を伴うか、
又は単に加熱する予備加熱ステーション103、予備加
熱されたウエハーを冷却するための冷却ステーション1
04、例えばフォトレジスト液を塗布した後のウエハー
を加熱し、乾燥したフォトレジスト膜を形成するために
用いる垂直方向にそれぞれ2枚の加熱装置を有する第1
及び第2の加熱ステーション105、106が設けられ
ている。また、通路102の他方の側には、予備加熱お
よび冷却を終了したウエハーの表面に、例えばフォトレ
ジスト液を塗布するために用いる第1および第2の塗布
ステーション107、108が設けられている。なお、
図では冷却ステーション104、および予備加熱ステー
ション103、第1、第2の加熱ステーション105、
106が平面的に配置されているように記載されている
が、これは便宜上のもので、実際には冷却ステーション
104の上に予備加熱ステーション103の加熱装置が
上下に2枚設けられた積層構造となっている。
100を示す平面図であり、図中、101は本体基台で
ある。この基台101の中央部には、矢印Y方向(横方
向)に延設された通路102が設けられている。この通
路102の一方の側には、未処理の半導体ウエハーを加
熱して水分等を除去するためのHMDS処理を伴うか、
又は単に加熱する予備加熱ステーション103、予備加
熱されたウエハーを冷却するための冷却ステーション1
04、例えばフォトレジスト液を塗布した後のウエハー
を加熱し、乾燥したフォトレジスト膜を形成するために
用いる垂直方向にそれぞれ2枚の加熱装置を有する第1
及び第2の加熱ステーション105、106が設けられ
ている。また、通路102の他方の側には、予備加熱お
よび冷却を終了したウエハーの表面に、例えばフォトレ
ジスト液を塗布するために用いる第1および第2の塗布
ステーション107、108が設けられている。なお、
図では冷却ステーション104、および予備加熱ステー
ション103、第1、第2の加熱ステーション105、
106が平面的に配置されているように記載されている
が、これは便宜上のもので、実際には冷却ステーション
104の上に予備加熱ステーション103の加熱装置が
上下に2枚設けられた積層構造となっている。
【0022】通路102には、この通路102内を例え
ばボールスクリュー等の図示しない駆動機構によってY
方向に移動するハンドリング手段例えばウエハー搬送装
置110が設けられている。この搬送装置110はキャ
リッジ111を有し、このキャリッジ111にはバキュ
ームピンセット例えばウエハーWを吸着保持するための
2つのピンセット112、113が上下に重畳されて取
付けられている。ピンセット112、113は夫々独立
にX方向(縦方向)、Y方向(横方向)に移動可能で、
重畳されたピンセット112、113は同時にZ方向
(垂直方向)に平行移動が可能で、またθ方向に回動す
ることができる。ピンセット112、113のこのよう
な平行移動および回動を可能とするため、キャリッジ1
11にはステッピングモータ及びこれに連結されたボー
ルスクリュー等の図示しない駆動機構が設けられてい
る。ピンセット112、113は、一方のピンセットで
ウエハーを保持して処理ステーションに搬送し、この処
理ステーションに処理済ウエハーがあった時、他のピン
セットで処理済ウエハーをピックアップし、上記ウエハ
ーをセットする。この搬送装置110はウエハーWを前
述の各処理ステーション103〜108に搬送するため
に用いられる。
ばボールスクリュー等の図示しない駆動機構によってY
方向に移動するハンドリング手段例えばウエハー搬送装
置110が設けられている。この搬送装置110はキャ
リッジ111を有し、このキャリッジ111にはバキュ
ームピンセット例えばウエハーWを吸着保持するための
2つのピンセット112、113が上下に重畳されて取
付けられている。ピンセット112、113は夫々独立
にX方向(縦方向)、Y方向(横方向)に移動可能で、
重畳されたピンセット112、113は同時にZ方向
(垂直方向)に平行移動が可能で、またθ方向に回動す
ることができる。ピンセット112、113のこのよう
な平行移動および回動を可能とするため、キャリッジ1
11にはステッピングモータ及びこれに連結されたボー
ルスクリュー等の図示しない駆動機構が設けられてい
る。ピンセット112、113は、一方のピンセットで
ウエハーを保持して処理ステーションに搬送し、この処
理ステーションに処理済ウエハーがあった時、他のピン
セットで処理済ウエハーをピックアップし、上記ウエハ
ーをセットする。この搬送装置110はウエハーWを前
述の各処理ステーション103〜108に搬送するため
に用いられる。
【0023】基台101の左側には、ウエハー搬入搬出
機構120が設けられている。この搬入搬出機構120
には、処理前の半導体ウエハーWB を収容したウエハー
カセット122及び処理後のウエハーWF を収容するウ
エハーカセット123が設けられている。また、搬入搬
出機構120はウエハーWの裏面を吸着保持するための
ピンセット121を具備している。このピンセット12
1は、前記のピンセット112、113と同様の構成に
よりX、Y方向に平行移動が可能になっている。このピ
ンセット121は、処理前のウエハーWB をカセット1
22から取出し、また処理済みのウエハーWF をウエハ
ーカセット123に収納する。
機構120が設けられている。この搬入搬出機構120
には、処理前の半導体ウエハーWB を収容したウエハー
カセット122及び処理後のウエハーWF を収容するウ
エハーカセット123が設けられている。また、搬入搬
出機構120はウエハーWの裏面を吸着保持するための
ピンセット121を具備している。このピンセット12
1は、前記のピンセット112、113と同様の構成に
よりX、Y方向に平行移動が可能になっている。このピ
ンセット121は、処理前のウエハーWB をカセット1
22から取出し、また処理済みのウエハーWF をウエハ
ーカセット123に収納する。
【0024】搬入搬出機構120のピンセット121
は、処理前のウエハーWB を搬送装置110のピンセッ
ト112、113に渡し、また処理後のウエハーWF を
ピンセット112、113から受け取る。この受渡しを
可能とするインターフェースが、通路102と搬入搬出
機構120との境界に設けられている。
は、処理前のウエハーWB を搬送装置110のピンセッ
ト112、113に渡し、また処理後のウエハーWF を
ピンセット112、113から受け取る。この受渡しを
可能とするインターフェースが、通路102と搬入搬出
機構120との境界に設けられている。
【0025】また、搬送装置110のピンセット11
2、113は、各処理ステーション103〜108との
間でウエハーWの受渡しを行う。これによって、ウエハ
ーWは所定の順序に従い、各処理ステーション103〜
108での処理を受け取る。そして、搬送装置110の
動作は、全て図示しない制御システムによって制御され
るようになっている。従って、制御システムのプログラ
ムを変更することによって、処理ステーション103〜
108における処理を任意に設定することできる。即
ち、処理ステーション103〜108における処理の幾
つかのみを行うことも、処理の順序を変更することも可
能である。
2、113は、各処理ステーション103〜108との
間でウエハーWの受渡しを行う。これによって、ウエハ
ーWは所定の順序に従い、各処理ステーション103〜
108での処理を受け取る。そして、搬送装置110の
動作は、全て図示しない制御システムによって制御され
るようになっている。従って、制御システムのプログラ
ムを変更することによって、処理ステーション103〜
108における処理を任意に設定することできる。即
ち、処理ステーション103〜108における処理の幾
つかのみを行うことも、処理の順序を変更することも可
能である。
【0026】図2および図3(A)〜図3(C)に、上
記ピンセット112、113、121を詳細に記載して
いる。これらの図において、21はピンセット本体であ
る。この本体21には3つの支点22、23、24が突
設され、半導体ウエハーWはこれら支点によって三点支
持される。この三点支持は、ピンセット21表面のゴミ
の付着を防止する効果がある。これら支点22〜24の
内24には、その頂面に開口した真空吸着のための吸引
口が設けられている。また、ウエハーWのアライメント
のために、ウエハーWの周縁に対応した円弧状のガイド
部材25と、ストッパ部材26とが設けられている。半
導体ウエハーWは、まず図3(A)に示す状態でピンセ
ット上に載置される。この状態では、ウエハーWはアラ
インメントされておらず、真空吸着もされていない。つ
いで、図3(B)に示すように、ピンセットをストッパ
部材26に向けて水平に移動させ、ウエハーWのオリエ
ンテーションフラットWa がストッパ部材26に当接さ
せる。その後、更に水平移動を続けることにより、半導
体ウエハーWはピンセットの支点22〜24上をスライ
ドし、最終的にはガイド部材25に当接して停止する。
従って、もし図3(A)の状態でウエハーWの位置がピ
ンセットの中央部からズレていたとしても、ガイド部材
25に案内されることによって、ピンセット中央の所定
位置にアラインメントすることができる。
記ピンセット112、113、121を詳細に記載して
いる。これらの図において、21はピンセット本体であ
る。この本体21には3つの支点22、23、24が突
設され、半導体ウエハーWはこれら支点によって三点支
持される。この三点支持は、ピンセット21表面のゴミ
の付着を防止する効果がある。これら支点22〜24の
内24には、その頂面に開口した真空吸着のための吸引
口が設けられている。また、ウエハーWのアライメント
のために、ウエハーWの周縁に対応した円弧状のガイド
部材25と、ストッパ部材26とが設けられている。半
導体ウエハーWは、まず図3(A)に示す状態でピンセ
ット上に載置される。この状態では、ウエハーWはアラ
インメントされておらず、真空吸着もされていない。つ
いで、図3(B)に示すように、ピンセットをストッパ
部材26に向けて水平に移動させ、ウエハーWのオリエ
ンテーションフラットWa がストッパ部材26に当接さ
せる。その後、更に水平移動を続けることにより、半導
体ウエハーWはピンセットの支点22〜24上をスライ
ドし、最終的にはガイド部材25に当接して停止する。
従って、もし図3(A)の状態でウエハーWの位置がピ
ンセットの中央部からズレていたとしても、ガイド部材
25に案内されることによって、ピンセット中央の所定
位置にアラインメントすることができる。
【0027】図4は、通路102とウエハー搬入搬出機
構120との境界に設けられたインターフェース機構3
0を示している。このインターフェース機構30はピン
セット121とピンセット112、113との間で受渡
しされる半導体ウエハーWを一時待機させる機能を有
し、真空吸着機構により半導体ウエハーWを保持する保
持部材31と、この保持部材を昇降させるための駆動装
置(例えばエアシリンダ)32とからなっている。搬入
搬出機構120のピンセット121が図示の位置に半導
体ウエハーWを搬送してくると、保持部材32が上昇
し、図示のように半導体ウエハーWを持上げて保持す
る。次に、レジスト塗布現像装置100側のウエハー搬
送装置110が、図示のインターフェース機構30の位
置に移動する。そして、保持部材31が下降することに
より、保持部材31に保持されている半導体ウエハーW
はピンセット112又は113に載置される。ピンセッ
ト112、113からピンセット121への半導体ウエ
ハーWの受渡しも、上記と同様にして行われる。
構120との境界に設けられたインターフェース機構3
0を示している。このインターフェース機構30はピン
セット121とピンセット112、113との間で受渡
しされる半導体ウエハーWを一時待機させる機能を有
し、真空吸着機構により半導体ウエハーWを保持する保
持部材31と、この保持部材を昇降させるための駆動装
置(例えばエアシリンダ)32とからなっている。搬入
搬出機構120のピンセット121が図示の位置に半導
体ウエハーWを搬送してくると、保持部材32が上昇
し、図示のように半導体ウエハーWを持上げて保持す
る。次に、レジスト塗布現像装置100側のウエハー搬
送装置110が、図示のインターフェース機構30の位
置に移動する。そして、保持部材31が下降することに
より、保持部材31に保持されている半導体ウエハーW
はピンセット112又は113に載置される。ピンセッ
ト112、113からピンセット121への半導体ウエ
ハーWの受渡しも、上記と同様にして行われる。
【0028】次に、上記実施例の装置100によって、
半導体ウエハーWの表面にフォトレジスト膜を形成する
工程を順を追って説明する。この工程は、既述の制御シ
ステムの予め記憶されたプログラムに基づいて実施され
る。
半導体ウエハーWの表面にフォトレジスト膜を形成する
工程を順を追って説明する。この工程は、既述の制御シ
ステムの予め記憶されたプログラムに基づいて実施され
る。
【0029】先ず、搬入搬出機構120のピンセット1
21によりカセット122からウエハーWを1枚取出
し、インターフェース機構30の位置まで搬送する。搬
送されてきた半導体ウエハーWは、インターフェース機
構30を介して、通路102の左端に待機している搬送
装置110の一方のピンセット、例えばピンセット11
2に渡され、吸着保持される。なお、1つのカセット1
22に同一種の半導体ウエハーのみが収納されている場
合には、カセット122にIDコードを表示し、このI
Dを読取って製造工程プログラムを選択するようにして
もよい。
21によりカセット122からウエハーWを1枚取出
し、インターフェース機構30の位置まで搬送する。搬
送されてきた半導体ウエハーWは、インターフェース機
構30を介して、通路102の左端に待機している搬送
装置110の一方のピンセット、例えばピンセット11
2に渡され、吸着保持される。なお、1つのカセット1
22に同一種の半導体ウエハーのみが収納されている場
合には、カセット122にIDコードを表示し、このI
Dを読取って製造工程プログラムを選択するようにして
もよい。
【0030】以下、予備加熱ステーション103、冷却
ステーション104、第1の塗布ステーション107、
第1の加熱ステーション105での処理がこの順序で選
択された場合について説明する。
ステーション104、第1の塗布ステーション107、
第1の加熱ステーション105での処理がこの順序で選
択された場合について説明する。
【0031】まず、ウエハーWを受取ったピンセット1
12を予備加熱ステーション103に向かって移動さ
せ、ウエハーWを予備加熱ステーション103にセット
して予備加熱する。予備加熱は、ヒータプレートにより
構成し、ウエハーWをヒータプレート上に載置する。こ
の時、ウエハーWはプレート上に直接接触させず三点支
持により0.3mm程度浮かせるとゴミ対策が良好であ
る。この間にピンセット121を移動させて2番目のウ
エハーWをカセット122から取出し、前記インターフ
ェース機構30に待機させておく。最初のウエハーを予
備加熱ステーション103に搬入し終わった後、搬送装
置110はインターフェース機構30から2番目のウエ
ハーWをピンセット112で受取り、ピンセット112
上に吸着保持する。そして、予備加熱ステーション10
3での最初のウエハーの処理が終了するまでそのまま待
機する。
12を予備加熱ステーション103に向かって移動さ
せ、ウエハーWを予備加熱ステーション103にセット
して予備加熱する。予備加熱は、ヒータプレートにより
構成し、ウエハーWをヒータプレート上に載置する。こ
の時、ウエハーWはプレート上に直接接触させず三点支
持により0.3mm程度浮かせるとゴミ対策が良好であ
る。この間にピンセット121を移動させて2番目のウ
エハーWをカセット122から取出し、前記インターフ
ェース機構30に待機させておく。最初のウエハーを予
備加熱ステーション103に搬入し終わった後、搬送装
置110はインターフェース機構30から2番目のウエ
ハーWをピンセット112で受取り、ピンセット112
上に吸着保持する。そして、予備加熱ステーション10
3での最初のウエハーの処理が終了するまでそのまま待
機する。
【0032】最初のウエハーWの予備加熱処理が終了し
たとき、搬送装置110は次の動作を行う。即ち、まず
ウエハーを保持していないピンセット113を移動させ
ることにより、予備加熱処理が終了した最初のウエハー
を予備加熱ステーション103から取出す。こうして予
備加熱ステーション103を空にした後、2番目のウエ
ハーを保持しているピンセット112を動作させ、2番
目のウエハーを予備加熱ステーション103にセットす
る。次いで、ピンセット112、113をY方向、θ方
向、Z方向に移動し、冷却ステーション104位置に移
動し、基板を保持したピンセット113をX方向に動作
し、この最初のウエハーを冷却ステーション104にセ
ットする。この動作から、2つのピンセット112、1
13を設けた利点が理解される。即ち、ピンセットが1
つしかない場合には、搬送装置110はまず最初のウエ
ハーを予備加熱ステーション103から取出し、これを
冷却ステーション104にセットし、その後にインター
フェース機構30から2番目のウエハーを受け取ってこ
れを予備加熱ステーション103にセットする動作を行
わなければならないからである。なお、上記の動作が行
われている間に、搬入搬出機構120では、ピンセット
121により次に処理する3番目のウエハーを前記イン
ターフェース機構30に待機させておく。
たとき、搬送装置110は次の動作を行う。即ち、まず
ウエハーを保持していないピンセット113を移動させ
ることにより、予備加熱処理が終了した最初のウエハー
を予備加熱ステーション103から取出す。こうして予
備加熱ステーション103を空にした後、2番目のウエ
ハーを保持しているピンセット112を動作させ、2番
目のウエハーを予備加熱ステーション103にセットす
る。次いで、ピンセット112、113をY方向、θ方
向、Z方向に移動し、冷却ステーション104位置に移
動し、基板を保持したピンセット113をX方向に動作
し、この最初のウエハーを冷却ステーション104にセ
ットする。この動作から、2つのピンセット112、1
13を設けた利点が理解される。即ち、ピンセットが1
つしかない場合には、搬送装置110はまず最初のウエ
ハーを予備加熱ステーション103から取出し、これを
冷却ステーション104にセットし、その後にインター
フェース機構30から2番目のウエハーを受け取ってこ
れを予備加熱ステーション103にセットする動作を行
わなければならないからである。なお、上記の動作が行
われている間に、搬入搬出機構120では、ピンセット
121により次に処理する3番目のウエハーを前記イン
ターフェース機構30に待機させておく。
【0033】次に、搬送装置110はインターフェース
機構30から3番目のウエハーをピンセット112に保
持する。そして、冷却ステーション104での処理が終
了するまで待機させる。最初のウエハーの冷却工程が終
了したとき、搬送装置110はウエハーを保持していな
い方のピンセット113で冷却ステーション104内の
ウエハーを取出し、次にプログラムされたフォトレジス
トの塗布工程のための第1の塗布ステーション107に
セットする。この塗布処理の間に予備加熱ステーション
103における2番目のウエハーの処理が終了したら、
搬送装置110はウエハーを保持していない方のピンセ
ット113によってこのウエハーを予備加熱ステーショ
ン103から取出す。そして、ピンセット112に保持
している3番目のウエハーを予備加熱ステーション10
3にセットすると同時に、ピンセット113に保持して
いる2番目のウエハーを冷却ステーション104にセッ
トする。この動作は、既述した通りと同じである。
機構30から3番目のウエハーをピンセット112に保
持する。そして、冷却ステーション104での処理が終
了するまで待機させる。最初のウエハーの冷却工程が終
了したとき、搬送装置110はウエハーを保持していな
い方のピンセット113で冷却ステーション104内の
ウエハーを取出し、次にプログラムされたフォトレジス
トの塗布工程のための第1の塗布ステーション107に
セットする。この塗布処理の間に予備加熱ステーション
103における2番目のウエハーの処理が終了したら、
搬送装置110はウエハーを保持していない方のピンセ
ット113によってこのウエハーを予備加熱ステーショ
ン103から取出す。そして、ピンセット112に保持
している3番目のウエハーを予備加熱ステーション10
3にセットすると同時に、ピンセット113に保持して
いる2番目のウエハーを冷却ステーション104にセッ
トする。この動作は、既述した通りと同じである。
【0034】なお、もし最初のウエハーの冷却工程が終
了する前に、2番目のウエハーの予備加熱処理が終了す
る場合には、次のような動作を行うようにプログラムす
ることも可能である。即ち、まず3番目の未処理のウエ
ハーをピンセット112に保持した状態で、ピンセット
113により2番目のウエハーを予備加熱ステーション
103から取出す。続いてピンセット112に保持され
ている3番目のウエハーを予備加熱ステーション103
にセットした後、待機する。そして、冷却ステーション
104における最初のウエハーの冷却工程が終了した
後、この最初のウエハーをピンセット112又は113
で取出し、第1の塗布ステーション107にセットす
る。この塗布は、例えばレジスト液を滴下スピンコーテ
ィング装置により実行する。
了する前に、2番目のウエハーの予備加熱処理が終了す
る場合には、次のような動作を行うようにプログラムす
ることも可能である。即ち、まず3番目の未処理のウエ
ハーをピンセット112に保持した状態で、ピンセット
113により2番目のウエハーを予備加熱ステーション
103から取出す。続いてピンセット112に保持され
ている3番目のウエハーを予備加熱ステーション103
にセットした後、待機する。そして、冷却ステーション
104における最初のウエハーの冷却工程が終了した
後、この最初のウエハーをピンセット112又は113
で取出し、第1の塗布ステーション107にセットす
る。この塗布は、例えばレジスト液を滴下スピンコーテ
ィング装置により実行する。
【0035】第1の塗布ステーション107において最
初のウエハーに対するフォトレジストの塗布処理が終了
したとき、搬送装置110はピンセット113によりこ
のウエハーを第1の塗布ステーション107から取出
す。続いてY方向に沿って右側に移動し、取出した最初
のウエハーを第1の加熱ステーション105にセットし
て加熱処理を行う。この加熱処理を行っている間に冷却
ステーション104内での2番目のウエハーの冷却処理
が終了したら、搬送装置110はこのウエハーをピンセ
ット113にて取出し、更に第1の塗布ステーション1
07にセットしてフォトレジストの塗布を開始する。
初のウエハーに対するフォトレジストの塗布処理が終了
したとき、搬送装置110はピンセット113によりこ
のウエハーを第1の塗布ステーション107から取出
す。続いてY方向に沿って右側に移動し、取出した最初
のウエハーを第1の加熱ステーション105にセットし
て加熱処理を行う。この加熱処理を行っている間に冷却
ステーション104内での2番目のウエハーの冷却処理
が終了したら、搬送装置110はこのウエハーをピンセ
ット113にて取出し、更に第1の塗布ステーション1
07にセットしてフォトレジストの塗布を開始する。
【0036】第1の加熱ステーション105において最
初のウエハーの処理が終了し、所望のフォトレジスト膜
が形成されたら、搬送装置110はこの最初のウエハー
をピンセット113にて取出す。続いて、搬送装置11
0はY方向左側に移動し、ピンセット113に保持した
ウエハーを前記のインターフェース機構30に渡す。イ
ンターフェース機構30での待機中、直接載置部に接触
させず、わずかに浮かせて載置することがゴミ対策上有
効である。また、待機機構はキャリアカセットにより構
成するとさらに有利である。こうして処理済みの半導体
ウエハーWF がインターフェース機構30に待機される
と、搬入搬出機構120のピンセット121がこのウエ
ハーを受取り、カセット123に収納する。以上述べた
一連の処理動作は、カセット122内の未処理のウエハ
ーWB がなくなるまで続けられる。
初のウエハーの処理が終了し、所望のフォトレジスト膜
が形成されたら、搬送装置110はこの最初のウエハー
をピンセット113にて取出す。続いて、搬送装置11
0はY方向左側に移動し、ピンセット113に保持した
ウエハーを前記のインターフェース機構30に渡す。イ
ンターフェース機構30での待機中、直接載置部に接触
させず、わずかに浮かせて載置することがゴミ対策上有
効である。また、待機機構はキャリアカセットにより構
成するとさらに有利である。こうして処理済みの半導体
ウエハーWF がインターフェース機構30に待機される
と、搬入搬出機構120のピンセット121がこのウエ
ハーを受取り、カセット123に収納する。以上述べた
一連の処理動作は、カセット122内の未処理のウエハ
ーWB がなくなるまで続けられる。
【0037】なお、上記の動作説明では第1の塗布ステ
ーション107と第1の加熱ステーション105とを用
いたが、これらの代わりに、第2の塗布ステーション1
08及び第2の加熱ステーション106を使用してもよ
い。また、フォトレジストの塗布工程および/または加
熱工程が他の工程に較べて時間がかかる場合には、2つ
の塗布ステーション107、108および/または2つ
の加熱ステーション105、106を同時に使用するこ
とも可能である。
ーション107と第1の加熱ステーション105とを用
いたが、これらの代わりに、第2の塗布ステーション1
08及び第2の加熱ステーション106を使用してもよ
い。また、フォトレジストの塗布工程および/または加
熱工程が他の工程に較べて時間がかかる場合には、2つ
の塗布ステーション107、108および/または2つ
の加熱ステーション105、106を同時に使用するこ
とも可能である。
【0038】ところで、上記のフォトレジスト膜形成工
程を実施する際、プログラムされたプロセスが適切なも
のであるか否かを確認するために、1枚のウエハーにつ
いて試しに処理を行ってみるのが普通である。この場
合、試しの処理が終了したテストウエハーWT を、検査
のためにカセット121から取出す必要がある。この取
出しを容易にするため、図5に示すように、カセット1
23の基部に引出し可能なレシーバ40を設けるのが好
ましい。このレシーバ40の一端には取手41を設け、
内部にはウエハー載置台42を設けておく。試しの処理
を終了したテストウエハーWT は、ピンセット121に
よって開口部43から挿入され、載置台42に載せられ
る。従って、このテストウエハーWT はレシーバ40を
図示のように引出すことによって容易に取出すことがで
きる。
程を実施する際、プログラムされたプロセスが適切なも
のであるか否かを確認するために、1枚のウエハーにつ
いて試しに処理を行ってみるのが普通である。この場
合、試しの処理が終了したテストウエハーWT を、検査
のためにカセット121から取出す必要がある。この取
出しを容易にするため、図5に示すように、カセット1
23の基部に引出し可能なレシーバ40を設けるのが好
ましい。このレシーバ40の一端には取手41を設け、
内部にはウエハー載置台42を設けておく。試しの処理
を終了したテストウエハーWT は、ピンセット121に
よって開口部43から挿入され、載置台42に載せられ
る。従って、このテストウエハーWT はレシーバ40を
図示のように引出すことによって容易に取出すことがで
きる。
【0039】なお、上記の動作説明では第1の塗布ステ
ーション107と第1の加熱ステーション105とを用
いたが、これらの代わりに、第2の塗布ステーション1
08及び第2の加熱ステーション106を使用してもよ
い。また、フォトレジストの塗布工程および/または加
熱工程が他の工程に較べて時間がかかる場合には、2つ
の塗布ステーション107、108および/または2つ
の加熱ステーション105、106を同時に使用するこ
とも可能である。
ーション107と第1の加熱ステーション105とを用
いたが、これらの代わりに、第2の塗布ステーション1
08及び第2の加熱ステーション106を使用してもよ
い。また、フォトレジストの塗布工程および/または加
熱工程が他の工程に較べて時間がかかる場合には、2つ
の塗布ステーション107、108および/または2つ
の加熱ステーション105、106を同時に使用するこ
とも可能である。
【0040】以上の動作説明から明らかなように、上記
実施例の装置によれば、半導体ウエハーの表面にフォト
レジスト膜を形成するために必要な複数の工程を、その
順序をも含めた任意に組合せて最良の工程をプログラム
することができる。従って、処理すべき半導体ウエハー
の種類に応じて最も効率のよい組合せプロセスを選択
し、最大のスループットを得ることができる。
実施例の装置によれば、半導体ウエハーの表面にフォト
レジスト膜を形成するために必要な複数の工程を、その
順序をも含めた任意に組合せて最良の工程をプログラム
することができる。従って、処理すべき半導体ウエハー
の種類に応じて最も効率のよい組合せプロセスを選択
し、最大のスループットを得ることができる。
【0041】また、搬送装置110が2つのピンセット
112、113を有し、夫々独立の動作をすることか
ら、処理の自由度が高い。例えば、次工程のステーショ
ンにウエハーが存在しているとその工程のウエハーの入
替えができないといった不都合がない。なお、搬送機構
110のピンセットは必ずしも2つである必要はなく、
3つ以上であってもよい。
112、113を有し、夫々独立の動作をすることか
ら、処理の自由度が高い。例えば、次工程のステーショ
ンにウエハーが存在しているとその工程のウエハーの入
替えができないといった不都合がない。なお、搬送機構
110のピンセットは必ずしも2つである必要はなく、
3つ以上であってもよい。
【0042】更に、各処理ステーションを通路102に
沿ってその両側に配設しているため、搬送装置110の
動作プログラムを変更する際の自由度が極めて高い。従
って、処理プログラムの変更が容易である。また、予備
加熱ステーション103と冷却ステーション104とを
上下に積層配置したため、設置のために必要な床面積も
節減される。
沿ってその両側に配設しているため、搬送装置110の
動作プログラムを変更する際の自由度が極めて高い。従
って、処理プログラムの変更が容易である。また、予備
加熱ステーション103と冷却ステーション104とを
上下に積層配置したため、設置のために必要な床面積も
節減される。
【0043】上記の実施例の装置は、所定のパターンで
露光されたフォトレジスト膜を現像し、レジストパター
ンを形成する装置としても使用することができる。その
場合、塗布ステーション107、108に現像液を塗布
する装置も設けられている。現像装置は、例えば変速回
転中のウエハー上に現像液をジェット状に噴出させて現
像する構成である。
露光されたフォトレジスト膜を現像し、レジストパター
ンを形成する装置としても使用することができる。その
場合、塗布ステーション107、108に現像液を塗布
する装置も設けられている。現像装置は、例えば変速回
転中のウエハー上に現像液をジェット状に噴出させて現
像する構成である。
【0044】また、2つの塗布ステーション107、1
08の何れか一方をフォトレジストの塗布に用い、他方
を現像液の塗布に用いることにより、フォトレジスト膜
の形成および現像の両方を行う装置として使用すること
ができる。その際、通路102の右端にも図4のような
インターフェース機構30を設け、露光装置との間でウ
エハーの受渡しを行えるようにすることにより、レジス
ト塗布から現像までを一貫した連続プロセスとして実施
することができる。
08の何れか一方をフォトレジストの塗布に用い、他方
を現像液の塗布に用いることにより、フォトレジスト膜
の形成および現像の両方を行う装置として使用すること
ができる。その際、通路102の右端にも図4のような
インターフェース機構30を設け、露光装置との間でウ
エハーの受渡しを行えるようにすることにより、レジス
ト塗布から現像までを一貫した連続プロセスとして実施
することができる。
【0045】なお、処理ユニットを複数連設したい場合
には、通路102の延長線上に次の通路が形成されるよ
うに構成し、この接続部にウエハーの待機機構、例えば
キャリアステーションを設けると良い。
には、通路102の延長線上に次の通路が形成されるよ
うに構成し、この接続部にウエハーの待機機構、例えば
キャリアステーションを設けると良い。
【0046】例えば図6に示すように、カセット12
2、123内のウエハーWを搬出、或いはカセット12
2、123内へ搬入するアーム120aを有する搬入搬
出機構120と、インターフェース機構30でウエハー
Wの受渡しを行う搬送装置110aを有する第1の処理
系150により上述したような動作で各処理を行う。例
えば、この第1の処理系150に、HMDS(ヘキサメ
チルジシラザン)処理ステーション151、第1の加熱
ステーション152、第1の冷却ステーション153、
第1層目のレジストを回転塗布する第1の塗布ステーシ
ョン154、第2層目のレジストを回転塗布する第2の
塗布ステーション155を設け、これら各ステーション
に選択的にウエハーを搬送して処理を行う。更に、複数
の処理ステーション例えば第2の加熱ステーション15
6、第2の冷却ステーション157、露光工程時の光乱
反射を防止するためにレジスト上面にCEL膜等の表面
被覆層を塗布形成する第3の塗布ステーション158等
が夫々対向配置され、且つ、これら各ステーションにウ
エハーを搬送する搬送装置110bを備えた第2の処理
系159を設け、この第2の処理系159及び第1の処
理系150の間に待機機構160を配置させる。この待
機機構160には、ウエハーW1枚を載置できる載置台
161を設け、上記インターフェース機構30における
ウエハーWの受渡しと同様に、上記載置台161を利用
して、第1の処理系150の搬送装置110aと第2の
処理系159の搬送装置110bとの間で、ウエハーW
の受渡しを行う。この待機機構160の構成は、載置台
161を設けずにバッファー用カセット(図示せず)を
設け、このカセットにより複数枚のウエハーWを待機で
きる構造としてもよい。このバッファー用カセットによ
り、搬送機構110aおよび搬送機構110bの作業量
の差があっても、一方の搬送機構が待機する時間を少な
くすることが可能となる。
2、123内のウエハーWを搬出、或いはカセット12
2、123内へ搬入するアーム120aを有する搬入搬
出機構120と、インターフェース機構30でウエハー
Wの受渡しを行う搬送装置110aを有する第1の処理
系150により上述したような動作で各処理を行う。例
えば、この第1の処理系150に、HMDS(ヘキサメ
チルジシラザン)処理ステーション151、第1の加熱
ステーション152、第1の冷却ステーション153、
第1層目のレジストを回転塗布する第1の塗布ステーシ
ョン154、第2層目のレジストを回転塗布する第2の
塗布ステーション155を設け、これら各ステーション
に選択的にウエハーを搬送して処理を行う。更に、複数
の処理ステーション例えば第2の加熱ステーション15
6、第2の冷却ステーション157、露光工程時の光乱
反射を防止するためにレジスト上面にCEL膜等の表面
被覆層を塗布形成する第3の塗布ステーション158等
が夫々対向配置され、且つ、これら各ステーションにウ
エハーを搬送する搬送装置110bを備えた第2の処理
系159を設け、この第2の処理系159及び第1の処
理系150の間に待機機構160を配置させる。この待
機機構160には、ウエハーW1枚を載置できる載置台
161を設け、上記インターフェース機構30における
ウエハーWの受渡しと同様に、上記載置台161を利用
して、第1の処理系150の搬送装置110aと第2の
処理系159の搬送装置110bとの間で、ウエハーW
の受渡しを行う。この待機機構160の構成は、載置台
161を設けずにバッファー用カセット(図示せず)を
設け、このカセットにより複数枚のウエハーWを待機で
きる構造としてもよい。このバッファー用カセットによ
り、搬送機構110aおよび搬送機構110bの作業量
の差があっても、一方の搬送機構が待機する時間を少な
くすることが可能となる。
【0047】このように、待機機構160を介して搬送
機構を2系統とすることにより、処理ステーションの増
加に容易に対応できると共に、高スループット処理が可
能となる。
機構を2系統とすることにより、処理ステーションの増
加に容易に対応できると共に、高スループット処理が可
能となる。
【0048】上記搬送機構は2系統に限定するものでは
なく、2系統以上としてもよく、待機機構の増設に伴っ
て増加させることができる。
なく、2系統以上としてもよく、待機機構の増設に伴っ
て増加させることができる。
【0049】上記実施例では、処理装置としてレジスト
の塗布現像処理に適用した例について説明したが、これ
に限定するものではなく、例えばエッチング処理、CV
D処理、アッシング処理等でも同様な効果が得られる。
の塗布現像処理に適用した例について説明したが、これ
に限定するものではなく、例えばエッチング処理、CV
D処理、アッシング処理等でも同様な効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、各
種プロセスに対応できるとともに、処理のスループット
を高くすることができる。
種プロセスに対応できるとともに、処理のスループット
を高くすることができる。
【図1】本発明装置の一実施例を説明するための塗布現
像装置の構成図である。
像装置の構成図である。
【図2】図1のピンセット説明図である。
【図3】図1のピンセット説明図である。
【図4】図1装置のインターフェース機構説明図であ
る。
る。
【図5】図1のカセット説明図である。
【図6】本発明装置の他の実施例説明図である。
【図7】従来の塗布装置構成図である。
110 搬送装置 112、113 ピンセット 120 搬入搬出機構 160 待機機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平河 修 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 テル 九州株式会社内 (72)発明者 木村 義雄 熊本県菊池郡菊陽町津久礼2655番地 テル 九州株式会社内
Claims (10)
- 【請求項1】被処理体に溶剤を塗布する塗布処理ユニッ
ト又は、被処理体を現像する現像処理ユニットを少なく
とも1つ以上備えた処理ユニットと、 これらの処理ユニットに並設して設けられるとともに前
記被処理体を前記処理ユニットに搬入出するための直線
状に移動する搬送装置を備えた搬送ユニットと、 この搬送ユニットの前記処理ユニットと反対側に設けら
れた前記被処理体を加熱する加熱ユニット又は、前記被
処理体を冷却する冷却ユニットを具備する温度制御ユニ
ットとを備えたことを特徴とする処理装置。 - 【請求項2】前記搬送装置には、少なくとも前記被処理
体を1枚以上保持するピンセットを具備したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の処理装置。 - 【請求項3】前記搬送装置は、所定のプログラムにより
前記処理ユニット又は前記温度制御ユニットに対し、前
記被処理体を搬入出するよう構成されてなることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の処理装置。 - 【請求項4】前記ピンセットには、前記被処理体を保持
する3つの支持部が設けられてなることを特徴とする特
許請求の範囲第2項記載の処理装置。 - 【請求項5】前記ピンセットは複数設けられ、これらの
ピンセットは重設して設けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第2項記載の処理装置。 - 【請求項6】前記搬送装置は、1方向に対していったり
きたりすることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の処理装置。 - 【請求項7】前記加熱ユニットは、前記被処理体に対し
てHMDS処理を行うことを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の処理装置。 - 【請求項8】前記加熱ユニットは、前記被処理体に溶剤
を塗布した後の被処理体に対し、加熱処理することを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の処理装置。 - 【請求項9】前記冷却ユニットは、前記加熱ユニットで
処理された被処理体を冷却するよう構成されていること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の処理装置。 - 【請求項10】前記複数のピンセットは、独立して回転
可能に構成されていることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34258193A JPH07176590A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34258193A JPH07176590A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 処理装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2779889A Division JP2519096B2 (ja) | 1988-02-12 | 1989-02-07 | 処理装置及びレジスト処理装置及び処理方法及びレジスト処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07176590A true JPH07176590A (ja) | 1995-07-14 |
Family
ID=18354876
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34258193A Pending JPH07176590A (ja) | 1993-12-13 | 1993-12-13 | 処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07176590A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100348939B1 (ko) * | 1999-12-04 | 2002-08-14 | 한국디엔에스 주식회사 | 포토리소그라피 공정을 위한 반도체 제조장치 |
JP2010045190A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Tokyo Electron Ltd | 加熱システム、塗布、現像装置及び塗布、現像方法並びに記憶媒体 |
EP2523213A3 (en) * | 2011-05-12 | 2017-04-19 | Semiconductor Technologies & Instruments Pte Ltd. | A system and method using multiple component pane handlers configured to handle and transfer component panes |
-
1993
- 1993-12-13 JP JP34258193A patent/JPH07176590A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100348939B1 (ko) * | 1999-12-04 | 2002-08-14 | 한국디엔에스 주식회사 | 포토리소그라피 공정을 위한 반도체 제조장치 |
JP2010045190A (ja) * | 2008-08-12 | 2010-02-25 | Tokyo Electron Ltd | 加熱システム、塗布、現像装置及び塗布、現像方法並びに記憶媒体 |
EP2523213A3 (en) * | 2011-05-12 | 2017-04-19 | Semiconductor Technologies & Instruments Pte Ltd. | A system and method using multiple component pane handlers configured to handle and transfer component panes |
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