JPH07161247A - 超電導平角成形撚線の製造方法 - Google Patents
超電導平角成形撚線の製造方法Info
- Publication number
- JPH07161247A JPH07161247A JP5305259A JP30525993A JPH07161247A JP H07161247 A JPH07161247 A JP H07161247A JP 5305259 A JP5305259 A JP 5305259A JP 30525993 A JP30525993 A JP 30525993A JP H07161247 A JPH07161247 A JP H07161247A
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- JP
- Japan
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- wire
- superconducting
- tension
- stranded wire
- wires
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Landscapes
- Wire Processing (AREA)
- Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 超電導平角成形撚線を素線交差等の品質欠陥
を生じさせずに安定して製造できるようにする。 【構成】 撚線機のケージにセッティングされたサプラ
イリール3とマンドレル6との間にダンサーロール8を
設け、サプライリール3から繰り出される超電導素線2
をこのダンサーロール8に通して素線の張力変動をダン
サーロールで吸収する。そのため、ダンサーロール通過
後の素線は張力がほぼ一定してマンドレル6上での整列
状態が保たれ、撚りが安定する。また、成形ロール7に
よる成形も安定し、品質欠陥が無くなる。
を生じさせずに安定して製造できるようにする。 【構成】 撚線機のケージにセッティングされたサプラ
イリール3とマンドレル6との間にダンサーロール8を
設け、サプライリール3から繰り出される超電導素線2
をこのダンサーロール8に通して素線の張力変動をダン
サーロールで吸収する。そのため、ダンサーロール通過
後の素線は張力がほぼ一定してマンドレル6上での整列
状態が保たれ、撚りが安定する。また、成形ロール7に
よる成形も安定し、品質欠陥が無くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速器や強磁場発生用
の鞍型超電導マグネットなどに用いられる超電導平角成
形撚線を歩留良く製造するための方法に関する。
の鞍型超電導マグネットなどに用いられる超電導平角成
形撚線を歩留良く製造するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すような超電導平角成形撚線1
は、図3に示すような方法で製造される。図中3は、撚
線機の回転ケージ(図示せず)にセッティングされたサ
プライリールである。図3の従来法では、このサプライ
リール3に巻き取られた超電導素線2を巻取り装置4に
より引き取るように繰り出し、ガイド5を経て断面が円
形から先端に行くに従って薄板状に変化した形状のマン
ドレル6の周りに撚り合わせ、マンドレルの先端近傍で
成形ロール(一般には四方ロールが用いられる)7によ
って図4(b)に示す平角断面形状になるように圧縮成
形する。
は、図3に示すような方法で製造される。図中3は、撚
線機の回転ケージ(図示せず)にセッティングされたサ
プライリールである。図3の従来法では、このサプライ
リール3に巻き取られた超電導素線2を巻取り装置4に
より引き取るように繰り出し、ガイド5を経て断面が円
形から先端に行くに従って薄板状に変化した形状のマン
ドレル6の周りに撚り合わせ、マンドレルの先端近傍で
成形ロール(一般には四方ロールが用いられる)7によ
って図4(b)に示す平角断面形状になるように圧縮成
形する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図3において、撚線さ
れる超電導素線2は、マンドレル6上に同心円上に整列
し、その整列状態を保ったままマンドレル上を滑り、マ
ンドレル6と成形ロールとの間に生じさせてある素線の
直径に若干の余裕を加えた大きさの隙間に滑り込み、マ
ンドレル先端を離れた直後に成形ロール7により圧縮成
形される。この一連の動きは、マンドレル6、成形ロー
ル7の位置関係及び超電導素線の張力により制御されて
いる。素線の張力は、サプライリール3に図示しないブ
レーキ装置で適度のブレーキをかける方法で行なわれる
が、リールに巻いた超電導素線2は、リール端部からの
繰り出し時などに素線相互の擦れや鍔と下層素線間への
落ち込み等により張力変動を起こす。
れる超電導素線2は、マンドレル6上に同心円上に整列
し、その整列状態を保ったままマンドレル上を滑り、マ
ンドレル6と成形ロールとの間に生じさせてある素線の
直径に若干の余裕を加えた大きさの隙間に滑り込み、マ
ンドレル先端を離れた直後に成形ロール7により圧縮成
形される。この一連の動きは、マンドレル6、成形ロー
ル7の位置関係及び超電導素線の張力により制御されて
いる。素線の張力は、サプライリール3に図示しないブ
レーキ装置で適度のブレーキをかける方法で行なわれる
が、リールに巻いた超電導素線2は、リール端部からの
繰り出し時などに素線相互の擦れや鍔と下層素線間への
落ち込み等により張力変動を起こす。
【0004】また、撚線機を停止させると、リールに加
えたブレーキ力では素線張力を維持できないため素線が
弛み、撚線再開時に張力が不足する。
えたブレーキ力では素線張力を維持できないため素線が
弛み、撚線再開時に張力が不足する。
【0005】この張力変動、張力不足が起こると超電導
素線の整列状態が乱れ、これにより、素線交差等の欠陥
が生じて撚線の歩留が悪くなることがあった。
素線の整列状態が乱れ、これにより、素線交差等の欠陥
が生じて撚線の歩留が悪くなることがあった。
【0006】本発明の課題は、かかる不具合を無くすこ
とにある。
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明においては、各サプライリールから引き出さ
れる超電導素線をそれぞれダンサーロールに通し、この
ダンサーロールで張力変動を抑えた素線をマンドレル上
に集合して撚り合わせ、さらに、成形ロールで成形する
方法を採る。
め、本発明においては、各サプライリールから引き出さ
れる超電導素線をそれぞれダンサーロールに通し、この
ダンサーロールで張力変動を抑えた素線をマンドレル上
に集合して撚り合わせ、さらに、成形ロールで成形する
方法を採る。
【0008】
【作用】ダンサーロールは、巻線張力が設定値を超える
と貯えた線を送り出してこれを柔げ、設定値以下になる
と余長を吸収して張力を高める。従って素線張力は撚線
停止時も含めて常にほぼ一定に制御され、これにより各
素線の撚線中或いは撚線再開時の整列状態が保たれ、素
線が隣の素線を飛び越えた状態で撚線される前述の素線
交差等の欠陥が無くなり、撚線ピッチも安定する。
と貯えた線を送り出してこれを柔げ、設定値以下になる
と余長を吸収して張力を高める。従って素線張力は撚線
停止時も含めて常にほぼ一定に制御され、これにより各
素線の撚線中或いは撚線再開時の整列状態が保たれ、素
線が隣の素線を飛び越えた状態で撚線される前述の素線
交差等の欠陥が無くなり、撚線ピッチも安定する。
【0009】
【実施例】図1、図2に基づいて、本発明の製造方法の
一例について述べる。図の3は、撚線機のケージにセッ
ティングされたサプライリール、4は完成した超電導平
角成形撚線1を巻き取る巻取り装置、5はガイド、6は
断面が円形から薄板状に変化したマンドレル、7は成形
ロールである。これ等の要素は、従来法で用いているも
のと同じである。
一例について述べる。図の3は、撚線機のケージにセッ
ティングされたサプライリール、4は完成した超電導平
角成形撚線1を巻き取る巻取り装置、5はガイド、6は
断面が円形から薄板状に変化したマンドレル、7は成形
ロールである。これ等の要素は、従来法で用いているも
のと同じである。
【0010】本発明は、サプライリール3とガイド5と
の間にダンサーロール8を設置し、各サプライリールか
ら繰り出される素線を個々にこのダンサーロールに通し
てマンドレル6上に導く。ダンサーロール8は、図2に
示すように、固定ロール8aと可動ロール8b間にスプ
リング8cを配置し、スプリング8cの力と超電導素線
2のバランス点に可動ロール8bが保たれるようにして
ある。従ってサプライリール3とダンサーロール8間で
素線張力が変動してもダンサーロール8を通過した素線
の張力はダンサーロール8による変動張力の吸収作用に
よりほぼ一定し、これにより、マンドレル6上での素線
の整列状態が安定して品質不良が抑制される。素線交差
等の欠陥は、撚線機を一旦停止し、その後、撚線を再開
する場合に顕著に現れるが、本発明の方法では、ダンサ
ーロールが有効に働いてこのような場合にも品質欠陥が
生じない。
の間にダンサーロール8を設置し、各サプライリールか
ら繰り出される素線を個々にこのダンサーロールに通し
てマンドレル6上に導く。ダンサーロール8は、図2に
示すように、固定ロール8aと可動ロール8b間にスプ
リング8cを配置し、スプリング8cの力と超電導素線
2のバランス点に可動ロール8bが保たれるようにして
ある。従ってサプライリール3とダンサーロール8間で
素線張力が変動してもダンサーロール8を通過した素線
の張力はダンサーロール8による変動張力の吸収作用に
よりほぼ一定し、これにより、マンドレル6上での素線
の整列状態が安定して品質不良が抑制される。素線交差
等の欠陥は、撚線機を一旦停止し、その後、撚線を再開
する場合に顕著に現れるが、本発明の方法では、ダンサ
ーロールが有効に働いてこのような場合にも品質欠陥が
生じない。
【0011】本発明の方法で、超電導素線径0.81m
m、素線総数30本、長さ30,000mの平角成形撚
線を製造した。このとき、意図的に撚線を停止し、再開
する動作を数回行ったが、得られた平角成形撚線は素線
交差等の欠陥が全く無く、全体が均一に撚られていた。
m、素線総数30本、長さ30,000mの平角成形撚
線を製造した。このとき、意図的に撚線を停止し、再開
する動作を数回行ったが、得られた平角成形撚線は素線
交差等の欠陥が全く無く、全体が均一に撚られていた。
【0012】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の方法では、
撚線する超電導素線をダンサーロールに通して素線張力
の変動を抑えるようにしたので、撚線中の素線の整列状
態を維持して品質上の欠陥を無くすことができ、撚線の
歩留が向上する。
撚線する超電導素線をダンサーロールに通して素線張力
の変動を抑えるようにしたので、撚線中の素線の整列状
態を維持して品質上の欠陥を無くすことができ、撚線の
歩留が向上する。
【0013】また、撚線機をいつでも停止させることが
できるので、時間の有効利用が図れ、これにより撚線の
工期短縮も可能となった。
できるので、時間の有効利用が図れ、これにより撚線の
工期短縮も可能となった。
【図1】本発明の製造方法の全体概略図
【図2】ダンサーロールの概略構成を示す図
【図3】従来の製造方法の全体概略図
【図4】(a):超電導平角成形撚線の斜視図 (b):同上の撚線の断面図
【符号の説明】 1 超電導平角成形撚線 2 超電導素線 3 サプライリール 4 巻取り装置 5 ガイド 6 マンドレル 7 成形ロール 8 ダンサーロール
Claims (1)
- 【請求項1】 撚線機の回転ケージに設置された複数の
サプライリールからリール回転にブレーキをかけながら
引き出した超電導素線を撚り合わせ、さらに、撚り合わ
せ部近くで成形ロールに通して平角断面形状に成形する
超電導平角成形撚線の製造方法において、各サプライリ
ールから引き出される超電導素線をそれぞれダンサーロ
ールに通し、このダンサーロールで張力変動を抑えた素
線を撚線して成形すること特徴とする超電導平角成形撚
線の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5305259A JPH07161247A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 超電導平角成形撚線の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5305259A JPH07161247A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 超電導平角成形撚線の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07161247A true JPH07161247A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=17942951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5305259A Pending JPH07161247A (ja) | 1993-12-06 | 1993-12-06 | 超電導平角成形撚線の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07161247A (ja) |
-
1993
- 1993-12-06 JP JP5305259A patent/JPH07161247A/ja active Pending
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