JPH07168778A - ネットワーク装置およびマルチプロセッサ装置 - Google Patents
ネットワーク装置およびマルチプロセッサ装置Info
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- JPH07168778A JPH07168778A JP5315530A JP31553093A JPH07168778A JP H07168778 A JPH07168778 A JP H07168778A JP 5315530 A JP5315530 A JP 5315530A JP 31553093 A JP31553093 A JP 31553093A JP H07168778 A JPH07168778 A JP H07168778A
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Abstract
続される交換網とホストプロセッサが結合されるネット
ワークとの間で、システムの運用状況に応じて、柔軟に
且つ適切に宛先管理、故障対処および業務処理を行う。 【構成】ネットワークノードを介して1個以上のホスト
5に結合され且つ交換網経由で複数個の端末に接続され
るFEPシステム3を設け、該FEPシステム3によ
り、前記端末からのダイアリングに対し当該端末を接続
するプロセッサおよびネットワークノードの管理および
接続の実行、前記通信処理アプリケーション実行手段に
より実行される通信処理アプリケーションによる指定さ
れた端末に対応して接続宛先名として登録されているネ
ットワークノードの参照、および該通信処理アプリケー
ションによる指定端末の接続宛先名の変更更新を行っ
て、通信処理アプリケーションおよび通信アクセス法の
処理を実行する。
Description
ダイアリングを行ってネットワーク内のノードと接続し
て業務を行う運用形態において、端末側では、接続する
ノードの宛先を意識することなく、システムが運用情報
に基づいて動的に宛先を切替えることを可能とするネッ
トワーク装置、およびアプリケーションプロセスに対し
て、システムに結合した端末とのデータ送受信機能を提
供する疎結合マルチプロセッサシステムにおいて、各プ
ロセッサ内のアプリケーションプロセスからのデータ送
受信処理を可能とするマルチプロセッサ装置に関する。
換網経由の端末からダイアリングを行ってネットワーク
内のノードと接続する場合、端末の結合宛先が、定義に
より固定的に決められているか、または、次のいずれか
の方法を用いて端末の結合宛先を切替えるかしていた。
を意識して、ネットワーク内の所定の結合ノードに対し
てダイアリングする。 (b) 端末の内部に、所定の運用スケジュールに基づいて
接続する宛先を切替えてダイアリングするようなプログ
ラムを組み込むことによって、宛先を動的に切替える。
網経由で接続された端末からダイアリングして、接続ノ
ードを切り替える業務の運用においては、前記(a) の方
法では、端末オペレータが、運用スケジュールを意識し
てダイアリングする必要があった。このような方法で
は、運用スケジュールが複雑になった場合、端末オペレ
ータの負担が重くなるという欠点がある。
切り替え用のプログラムを組み込む必要があった。この
場合、業務の運用で使用する全ての交換網経由の端末内
に、宛先切り替え用のプログラムを組み込まなければな
らないため、運用スケジュールの変更・変化に対処する
場合、コストがかさむという弊害がある。
グした際に、前記端末が接続される交換網とホストプロ
セッサが結合されるネットワークとの間で、システムの
運用状況に応じて、柔軟に且つ適切に宛先管理、故障対
処および業務処理を行うことを可能とするネットワーク
装置を提供することを目的としている。
プリケーションプロセスからデータ送受信処理を行うこ
とができるとともに、端末を結合するプロセッサを動的
に変更可能として、前記各プロセッサ内のアプリケーシ
ョンプロセスから端末を共用することができ、常時運用
を可能として、前記ネットワーク装置における宛先管
理、故障対処および業務処理に好適に使用することがで
きるマルチプロセッサ装置を提供することにある。
成するために、ネットワークノードを介して1個以上の
ホストプロセッサ(以下、「ホスト」と称する)に結合
され且つ交換網経由で複数個の端末に接続されるフロン
トエンドプロセッサシステム(以下、「FEPシステ
ム」と称する)を設け、該FEPシステムにより、前記
端末からのダイアリングに対し当該端末を接続するプロ
セッサおよびネットワークノードの管理および接続の実
行、前記通信処理アプリケーション実行手段により実行
される通信処理アプリケーションによる指定された端末
に対応して接続宛先名として登録されているネットワー
クノードの参照、および該通信処理アプリケーションに
よる指定端末の接続宛先名の変更更新を行って、通信処
理アプリケーションおよび通信アクセス法の処理を実行
することにより、端末からダイアリングした際に、前記
端末が接続される交換網とホストが結合されるネットワ
ークとの間で、システムの運用状況に応じて、柔軟に且
つ適切に宛先管理、故障対処および業務処理を行うこと
が可能なネットワーク装置とした。
ムの原理構成を示している。図1に示すシステムは、端
末1A、1B、交換網2、FEPシステム3、回線/ネ
ットワーク4およびホスト5を有している。
ペレータにより操作される複数の端末であり、この図1
では、2個の端末1Aおよび1Bが図示されている。交
換網2は、複数の端末1Aおよび1BをFEPシステム
3に接続する。
4を介してホスト5に結合されている。図1では、1個
のホスト5のみが示されているが、ホスト5は複数個設
けられていてもよい。
実行するための通信処理アプリケーション実行部51、
通信処理サーバを実行するための通信処理サーバ部52
および通信アクセス法の処理を実行するための通信アク
セス法処理部53を有している。通常、FEPシステム
3の通信処理アプリケーション実行部31は、そのパフ
ォーマンスについてはホスト5の通信処理アプリケーシ
ョン実行部51よりも小規模でよい。
ションを実行するための通信処理アプリケーション実行
部31、通信処理サーバを実行するための通信処理サー
バ部32および通信アクセス法の処理を実行するための
通信アクセス法処理部33を有している。通常、FEP
システム3の通信処理アプリケーション実行部31は、
パフォーマンスについてはホスト5の通信処理アプリケ
ーション実行部51よりも小規模でよい。
からのダイアリングに対し当該端末を接続するプロセッ
サおよびネットワークノードの管理および接続の実行、
前記通信処理アプリケーション実行部31により実行さ
れる通信処理アプリケーションによる指定された端末に
対応して接続宛先名として登録されているネットワーク
ノードの参照、および該通信処理アプリケーションによ
る指定端末の接続宛先名の変更更新を行うことができ
る。
理部、宛先名参照部、宛先名変更部、接続処理実行部お
よび運用情報取得部を有していてもよい。この場合、典
型的には、前記宛先名参照部、宛先名変更部および運用
情報取得部は、通信処理アプリケーション実行部31に
設けられ、前記接続ノード管理部および接続処理実行部
は、通信アクセス法処理部33に設けられる。そして、
通信処理アプリケーション実行部31と通信アクセス法
処理部33とは、通信処理サーバ部32を介して結合さ
れる。
該端末をどのプロセッサの、どのネットワークノードに
接続するかを示すノード管理テーブルを保持し、前記端
末からFEPシステムにダイアリングした際に、当該端
末をどのプロセッサの、どのネットワークノードに接続
するかを管理する。
動作する通信処理アプリケーションが、端末名を指定し
て宛先名参照のシステムコールを発生した際に、前記ノ
ード管理テーブルにおいて指定端末の接続宛先名として
登録されているネットワークノード名を前記通信処理ア
プリケーションに通知する。
ケーションが、端末名とネットワークノード名を指定し
て宛先名変更のシステムコールを発生した際に、前記ノ
ード管理テーブルにおける指定端末の接続宛先名を、指
定ネットワークノード名に更新する。
ステムにダイアリングした際に、前記接続ノード管理テ
ーブルを参照して接続ネットワークノードを決定し当該
ノードに接続要求を伝達する。
リケーションが、端末の接続宛先名を変更するために利
用する運用情報を取得する。さらに、前記運用情報取得
部は、ホストの運用スケジュールを参照し、且つ前記接
続ノード管理部は、該当ホストの前記運用スケジュール
に基づき、ホスト稼働時には端末の接続ノードを該当ホ
スト内のネットワークノードとし、ホスト停止時には前
記該当ホストを代行し得る他のホスト内のネットワーク
ノードとして宛先を変更するようにしてもよい。
用スケジュールを参照し、且つ前記接続ノード管理部
は、該当ホストの前記運用スケジュールに基づき、ホス
ト稼働時には端末の接続ノードを該当ホスト内のネット
ワークノードとし、ホスト停止時にはそのFEPシステ
ム内で実行される通信処理アプリケーションを前記端末
に接続されるネットワークノードとして宛先を変更する
ようにしてもよい。
ム内で動作する通信処理アプリケーションが、ホスト内
で動作する通信処理アプリケーションと相互に通信を行
うことにより運用スケジュールを決定するようにしても
よい。
に、アプリケーションプロセス部、通信処理サーバプロ
セス部、および通信アクセス法プロセス部を有するマル
チプロセッサが入出力バスに複数個並列的に結合される
疎結合マルチプロセッサシステムにおいて、前記通信処
理サーバプロセス部が、前記アプリケーションプロセス
によるデータ送信のシステムコールの実行時に、送信先
端末に対応して指定される、プロセッサ識別信号とプロ
セッサ内に記憶される端末管理テーブルにおける配列番
号とを含むマルチプロセッサシステム内で一意的な、通
信識別子からプロセッサ識別番号を取り出すとともに、
該プロセッサ識別番号により決定されるプロセッサに対
して、当該プロセッサ内の通信処理サーバプロセスで端
末への送信処理を実行させるべく送信データを回送する
ようにすることにより、各プロセッサ内のアプリケーシ
ョンプロセスからデータ送受信処理を行うことができる
とともに、端末を結合するプロセッサを動的に変更可能
として、前記各プロセッサ内のアプリケーションプロセ
スから端末を共用することができ、常時運用を可能とす
るマルチプロセッサ装置とした。
ステムの原理構成を示している。図2に示すシステム
は、端末1A、1B、1Cおよび1Dと、疎結合マルチ
プロセッサシステム6とで構成されている。疎結合マル
チプロセッサシステム6は、プロセッサ9A、9Bおよ
び9Cを有し、これら各プロセッサ9A、9B、9C
は、それぞれ、アプリケーションプロセス実行部、通信
処理サーバプロセス実行部、および通信アクセス法プロ
セス実行部を有する。前記端末1A、1B、1Cおよび
1Dは、交換網2を介してプロセッサ9A、9Bおよび
9Cに接続されている。
プリケーションプロセスによるデータ送信のシステムコ
ールの実行時に、送信先端末に対応して指定される通信
識別子からプロセッサ識別番号を取り出すとともに、該
プロセッサ識別番号により決定されるプロセッサに対し
て、当該プロセッサ内の通信処理サーバプロセスで端末
への送信処理を実行させるべく送信データを回送する。
前記通信識別子は、プロセッサ識別信号とプロセッサ内
に記憶される端末管理テーブルにおける配列番号とを含
んでマルチプロセッサシステム内で一意的に定義され
る。
別子採番部、通信識別子通知部およびプロセッサ識別番
号取得部を具備していてもよい。前記通信識別子採番部
は、端末のプロセッサとの結合時に、プロセッサ識別信
号とプロセッサ内の端末管理テーブルにおける配列番号
とを組み合わせて得られるマルチプロセッサシステム内
での一意的な番号を通信識別子として採番する。前記通
信識別子通知部は、アプリケーションプロセスに対し
て、端末結合の処理結果の通知時に、通信識別子を通知
する。前記プロセッサ識別番号取得部は、アプリケーシ
ョンプロセスによるデータ送信のシステムコールの実行
時に、送信先端末に対応して指定された通信識別子から
プロセッサ識別番号を取り出す。
ム6は、1個のプロセッサに待機属性を、残りのプロセ
ッサに現用属性を付与し、待機プロセッサは現用プロセ
ッサの障害時にバックアップ用として動作するように
し、各プロセッサには所定の論理プロセッサ名を付与
し、待機プロセッサが障害現用プロセッサをバックアッ
プする際に現用プロセッサの論理プロセッサ名を引き継
ぐとともに、プロセッサ識別番号として論理プロセッサ
名リストの配列番号を割り当てることにより、待機プロ
セッサが現用プロセッサに結合していた端末を引き継い
だ後でも、端末と通信識別子との関係を不変とするよう
にしてもよい。
を、先に述べたネットワーク装置におけるFEPシステ
ムとして用いてもよい。
処理アプリケーションを組み込んだFEPシステム3を
1組または複数個のホスト5に結合するとともに、業務
実行時に、端末1A、1Bからネットワーク内のノード
への接続をする場合、常にFEPシステム3にダイアリ
ングするだけで、FEPシステム3からその時点で有効
なネットワークノードに対して接続要求を振り分け、端
末1A、1Bを有効なノードに接続する。
では、通信処理サーバプロセスにより、端末結合時に、
プロセッサ識別番号と端末管理テーブル内の配列番号の
2つの情報を組み合わせたものとして構造化した通信識
別子を動的に割り当て、当該マルチプロセッサシステム
内で一意的に定義されるこの通信識別子をアプリケーシ
ョンプロセスに通知し、該アプリケーションプロセスに
よる結合端末に対する送信システムコール時に、結合端
末毎に対応して指定した通信識別子に基づいてプロセッ
サを決定し、当該プロセッサに送信データを回送するこ
とにより、送信処理を実行するので、プロセッサで異常
が発生し、端末をバックアッププロセッサに引き継いだ
際にも、送信システムコールのインタフェースの普遍性
が保証される。
体的な実施例を図面を参照して説明する。
トワーク装置の構成を示している。図3のネットワーク
装置は、端末1A、1B…、交換網2、FEPシステム
3、回線/ネットワーク4、ホスト5A…を有してい
る。
EPシステム3に接続される。FEPシステム3は、高
速LAN(ローカルエリアネットワーク)回線またはネ
ットワーク回線により構成される回線/ネットワーク4
を介して1個以上のホスト5A…に結合されている。
ションを実行するための通信処理アプリケーション実行
部51、通信処理サーバ処理を実行するための通信処理
サーバ部52および通信アクセス法の処理を実行するた
めの通信アクセス法処理部53を有している。
ションを実行するための通信処理アプリケーション実行
部31、通信処理サーバ処理を実行するための通信処理
サーバ部32および通信アクセス法の処理を実行するた
めの通信アクセス法処理部33を有している。通常、F
EPシステム3の通信処理アプリケーション実行部31
は、パフォーマンスについてはホスト5の通信処理アプ
リケーション実行部51よりも小規模でよい。
テーブル34を保持している。ノード管理テーブル34
は、端末毎に、端末名、端末ネットワークアドレス、定
義指定ノード名(とその有効フラグ)、およびアプリケ
ーション指定ノード名(とその有効フラグ)が登録され
る。
…からのダイアリングに対し当該端末を接続するプロセ
ッサおよびネットワークノードの管理および接続の実
行、前記通信処理アプリケーション実行部31により実
行される通信処理アプリケーションによる指定された端
末に対応して接続宛先名として登録されているネットワ
ークノードの参照、および該通信処理アプリケーション
による指定端末の接続宛先名の変更更新を行うことがで
きる。
システム3部分を図4にさらに詳細に示す。図4におい
ては、ホスト5A、5B、および端末1A、1B、1C
が示されている。
信処理アプリケーション実行部31は、運用情報取得部
35、宛先ノード名参照部36および宛先ノード名変更
部37を有しており、FEPシステム3の通信アクセス
法処理部33は、ノード管理テーブル34を保持すると
ともに、接続ノード管理部38および接続処理実行部3
9を有している。
リケーションが、端末1A…の接続宛先名を変更するた
めに利用する運用情報を取得する。宛先ノード名参照部
36は、FEPシステム3内で動作する通信処理アプリ
ケーションが、端末名を指定して宛先名参照のシステム
コールを発生した際に、ノード管理テーブル34におい
て指定端末の接続宛先名として登録されているネットワ
ークノード名を前記通信処理アプリケーションに通知す
る。
アプリケーションが、端末名とネットワークノード名を
指定して宛先名変更のシステムコールを発生した際に、
ノード管理テーブル34における指定端末の接続宛先名
を、指定ネットワークノード名に更新する。
該端末をどのプロセッサの、どのネットワークノードに
接続するかを示すノード管理テーブル34を用い、前記
端末1A…からFEPシステム3にダイアリングした際
に、当該端末をどのプロセッサの、どのネットワークノ
ードに接続するかを管理する。
EPシステム3にダイアリングした際に、ノード管理テ
ーブル34を参照して接続ネットワークノードを決定し
当該ノードに接続要求を伝達する。
5A…の運用スケジュールを参照し、且つ前記接続ノー
ド管理部38は、該当ホスト5A…の前記運用スケジュ
ールに基づき、ホスト稼働時には端末の接続ノードを該
当ホスト5A…内のネットワークノードとし、ホスト停
止時には前記該当ホスト5A…を代行し得る他のホスト
内のネットワークノードとして宛先を変更するようにし
てもよい。
5A…の運用スケジュールを参照し、且つ前記接続ノー
ド管理部38は、該当ホスト5A…の前記運用スケジュ
ールに基づき、ホスト稼働時には端末の接続ノードを該
当ホスト5A…内のネットワークノードとし、ホスト停
止時にはそのFEPシステム3内で実行される通信処理
アプリケーションを前記端末に接続されるネットワーク
ノードとして宛先を変更するようにしてもよい。
FEPシステム内で動作する通信処理アプリケーション
が、ホスト内で動作する通信処理アプリケーションと相
互に通信を行うことにより運用スケジュールを決定する
ようにしてもよい。
に、ホスト5A…とFEPシステム3は、例えば高速L
AN回線からなる回線/ネットワーク4で接続されてい
る。端末1A…は、FEPシステム3と交換網2経由で
接続され、ホスト5A…に例えばファイル転送を行う。
ケーション実行部31で実行される通信処理アプリケー
ションは、ホスト5A…で実行される通信処理アプリケ
ーションとの間で通信して、ホストマシンの稼働状況を
取得する。
ス法処理部33は、端末単位で接続ノード名を記述した
ネットワーク定義を展開し、ノード管理テーブル34と
してFEPシステム3の主記憶域内に保持する。このノ
ード管理テーブル34には、ネットワーク定義で指定さ
れたノード名と通信処理アプリケーションが指定するノ
ード名との2つの宛先を管理する。通信処理アプリケー
ションがノード名の変更要求を出していない場合、端末
1A…からのダイアリング時には、ノード管理テーブル
34に格納されたネットワーク定義で指定されたノード
に振り分けられる。
がノード名の変更要求を発行している場合には、この名
前をノード管理テーブル34内の、通信処理アプリケー
ション指定欄に反映しておく。そして、端末1A…から
のダイアリング時には、ノード管理テーブル34内に通
信処理アプリケーションが指定した名前が格納されてい
ることから、これを優先的に採用して当該ノードに振り
分ける。
ションは、ホスト5A…が停止する前に、宛先ノード名
を当該FEPシステム3自体に変更しておく。そして、
ホスト5A…が稼働状態となったのを契機に、宛先ノー
ド名をホスト5A…内のノードに変更する。
ションは、宛先ノードが当該FEPシステム3自体とな
っている場合、端末1A…から転送されるファイルを一
時的に蓄積しておく。そして、ホストマシンが稼働状態
となり、転送指示を受けたときに、一括してホスト5A
…に転送する。
自体となっている場合に、FEPシステム3内の通信処
理アプリケーションが、端末1A…から転送されるデー
タを、ホストに代わって処理することが可能であれば、
端末1A…から転送されるファイルをホストマシンに代
わって処理するようにしてもよい。
るための相互の通信を、経路P2は、稼働状況の変化に
応じて発行される宛先切換え指示が端末管理テーブルに
反映される様子を、そして経路P3およびP4は、接続
時に端末管理テーブルを参照して、実際に有効な宛先に
接続される様子をそれぞれ示している。
続ノード管理部38、宛先ノード名参照部36、宛先ノ
ード名変更部37、接続処理実行部39および運用情報
取得部35のそれぞれの動作を詳細に示すフローチャー
トである。
次のように行われる。処理が開始されると、IPL(イ
ニシャルプログラムローダ)処理を行うか否かが判定さ
れ(ステップS11)、「真」である場合には、システ
ムファイルから交換端末定義情報を読み出す(ステップ
S12)。次に、交換端末定義情報のシンタクスチェッ
クおよびセマンティック等の定義チェック処理が行われ
(ステップS13)、このチェック処理の結果が判定さ
れて(ステップS14)、「真」である場合には、FE
Pシステム3の主記憶域に交換端末数分のノード管理テ
ーブル領域が獲得され、先に読み出された定義情報が反
映されて(ステップS15)、処理が終了する。
れたときは、宛先ノード名の参照または変更依頼である
か否かが判定され(ステップS16)、「真」であると
判定されたときは、依頼端末名をキーとしてノード管理
テーブル34の検索が行われる(ステップS17)。次
に、検索が成功したか否かが判定され(ステップS1
8)、「真」であれば、参照依頼か否かが判定される
(ステップS19)。ステップS19で「真」であると
判定された場合には、アプリケーション指定ノードが有
効であるか否かが判定され(ステップS20)、「真」
であると判定された場合には、アプリケーション指定ノ
ード名を出力情報領域に格納して(ステップS21)、
処理を終了する。
れた場合には、定義指定ノード名を出力情報領域に格納
して(ステップS22)、処理を終了する。ステップS
19で、「偽」、すなわち変更依頼であると判定された
場合には、変更ノード名はバイナリでゼロであるか否か
が判定され(ステップS23)、「真」であれば、さら
に指定ノード名は有効であるか否かが判定される(ステ
ップS24)。ステップS24で、「真」であると判定
された場合には、ノード管理テーブルのアプリケーショ
ン指定有効フラグをオンとし(ステップS25)、さら
にアプリケーション指定ノード名をノード管理テーブル
34に格納して(ステップS26)、処理を終了する。
たときは、ノード管理テーブル34のアプリケーション
指定有効フラグをオフとして(ステップS27)、処理
を終了する。
24で、「偽」と判定された場合はエラーであるので、
復帰値を異常として(ステップS28)、処理を終了す
る。図6に示す宛先ノード名参照部36の処理は次のよ
うに行われる。
8に宛先ノード名の参照を依頼し(ステップS31)、
正常復帰か否かが判定され(ステップS32)、「真」
であれば、出力ノード名を通信処理アプリケーションに
通知して(ステップS33)、処理を終了する。ステッ
プS32において、「偽」であると判定された場合に
は、異常復帰の詳細なコードを付加してアプリケーショ
ンに異常終了を通知し(ステップS34)、処理を終了
する。
は次のように行われる。処理が開始されると、接続ノー
ド管理部38に宛先ノード名の変更を依頼し(ステップ
S41)、正常復帰か否かが判定され(ステップS4
2)、「真」であれば、通信処理アプリケーションに正
常終了を通知して(ステップS43)、処理を終了す
る。ステップS42において、「偽」であると判定され
た場合には、異常復帰の詳細なコードを付加してアプリ
ケーションに異常終了を通知し(ステップS44)、処
理を終了する。
のように行われる。処理が開始されると、ダイアリング
受付時の端末のアドレスをキーとしてノード管理テーブ
ルの検索を行い(ステップS51)、アプリケーション
指定ノードは有効か否かが判定され(ステップS5
2)、「真」であれば、指定ノード名からアドレスを求
めて、当該ノードに接続要求を通知して(ステップS5
3)、処理を終了する。ステップS52において、
「偽」であると判定された場合には、定義ノード名から
アドレスを求めて当該ノードに接続要求を通知し(ステ
ップS54)、処理を終了する。
のように行われる。処理が開始されると、接続ノード変
更契機か否かが判定され(ステップS61)、「真」で
あれば、運用情報から接続ノード名を取得する(ステッ
プS62)。さらに、宛先ノード名変更部37により接
続先ノード名を取得し(ステップS63)、変更処理が
正常に完了したか否かが判定され(ステップS64)、
「真」であれば処理を終了する。ステップS64で、
「偽」と判定された場合には、異常処理が行われて(ス
テップS65)、処理を終了する。ステップS61で、
「偽」であると判定された場合には、そのまま処理を終
了する。
ロセッサ装置の具体的な実施例を図面を参照して説明す
る。
の実施例によるマルチプロセッサ装置の構成を示してい
る。
A、1B、1Cおよび1Dと、疎結合マルチプロセッサ
システム6とで構成されている。疎結合マルチプロセッ
サシステム6は、回線アダプタ7A、7B、IO(入出
力)バス8およびプロセッサ9A、9B、9Cを有す
る。
に接続され、回線アダプタ7Bは、端末1Cおよび1D
に接続される。これら回線アダプタ7Aおよび7Bは、
IOバス8に接続され、IOバス8には、プロセッサ9
A、9Bおよび9Cが接続される。
れ、アプリケーションプロセス実行部91A、91B、
91C、通信処理サーバプロセス実行部92A、92
B、92C、および通信アクセス法プロセス実行部93
A、93B、93Cを有する。前記通信処理サーバプロ
セス実行部92A、92B、92Cは、アプリケーショ
ンプロセスによるデータ送信のシステムコールの実行時
に、送信先端末に対応して指定される通信識別子からプ
ロセッサ識別番号を取り出すとともに、該プロセッサ識
別番号により決定されるプロセッサに対して、当該プロ
セッサ内の通信処理サーバプロセスで端末への送信処理
を実行させるべく送信データを回送する。前記通信識別
子は、プロセッサ識別信号とプロセッサ内に記憶される
端末管理テーブルにおける配列番号とを含み、マルチプ
ロセッサシステム内で一意的に定義される。
2B、92Cは、それぞれ、通信識別子採番部94A、
94B、94C、通信識別子通知部95A、95B、9
5Cおよびプロセッサ識別番号取得部96A、96B、
96Cを具備している。
は、端末のプロセッサとの結合時に、プロセッサ識別信
号とプロセッサ内の端末管理テーブルにおける配列番号
とを組み合わせて得られるマルチプロセッサシステム内
での一意的な番号を通信識別子として採番する。
は、アプリケーションプロセスに対して、端末結合の処
理結果の通知時に、通信識別子を通知する。プロセッサ
識別番号取得部96A、96B、96Cは、アプリケー
ションプロセスによるデータ送信のシステムコールの実
行時に、送信先端末に対応して指定された通信識別子か
らプロセッサ識別番号を取り出す。
線アダプタ7A、7Bとの間のデータの入出力で使用さ
れる。すなわち、図10に示しているのは、複数のプロ
セッサ9A、9B、9Cと(LAN)回線アダプタ7
A、7BとをIOバス8で疎結合したマルチプロセッサ
システム6である。回線アダプタ7A、7Bには、任意
のプロセッサ9A、9B、9Cからアクセスすることが
できる。
に、アプリケーションプロセス実行部91A、91B、
91C、通信サーバプロセス実行部92A、92B、9
2Cおよび通信アクセス法プロセス実行部93A、93
B、93Cがそれぞれ各対応して設けられる。各アプリ
ケーションプロセスが発生する送受信システムコール
は、当該プロセッサ上の通信処理サーバプロセスが受け
付ける。そして、端末が結合しているプロセッサの位置
に応じて、そのプロセッサ自身が通信アクセス法プロセ
スを使用して処理するのか、他のプロセッサ上の通信処
理サーバプロセスに処理を依頼するのかを決定して分岐
処理を行う。
CおよびPDは、論理的な結合関係の例を示し、このよ
うな結合関係は、コネクション、セッションまたは通信
パス等と称される。これらコネクションPA、PCおよ
びPDによる各端末1A〜1Dと各プロセッサ9A〜9
Cとの論理的な結合関係は、端末1Aはプロセッサ9A
に結合され、端末1Bはシステムと未結合であり、端末
1Cはプロセッサ9Cに結合され、端末1Dはプロセッ
サ9Aに結合されている。
サ9Aと結合した場合の結合時のデータの流れを示し、
データフローF2は、プロセッサ9B内のアプリケーシ
ョンプロセスが、端末1Cに対してデータ送信システム
コールを実行したときのデータの流れを示す。各プロセ
ッサ9A、9Bおよび9Cの論理プロセッサ名はそれぞ
れPM01、PM02およびPM03とする。
は、図11および図12に、発呼による端末結合時のデ
ータフローおよび着呼による端末結合時のデータフロー
をそれぞれ示すように、アプリケーションプロセスから
の発呼要求または端末からアプリケーションプロセスへ
の着呼通知を契機とした端末結合処理において実行され
る。
ャートを示す。通信処理サーバプロセスは、通信アクセ
ス法プロセスに結合処理を依頼する前に、自プロセッサ
内の端末管理テーブルリストから空きエントリを検索す
る(ステップS71)。そして、検索が成功したか否か
が判定され(ステップS72)、「真」であれば、検索
されたエントリの配列番号が取得され(ステップS7
3)、当該エントリの配列番号と論理プロセッサ名リス
ト内の自プロセッサの配列番号とを組み合わせた番号を
通信識別子として採番した後(ステップS74)、端末
管理テーブルに格納して(ステップS75)、処理を終
了する。
れた場合、すなわち端末管理テーブルリストに空きエン
トリがない場合は、端末管理テーブルリストを拡張し、
拡張部の先頭エントリを取得して(ステップS76)、
ステップS74の処理を行う。
図11および図12に示されるように、通信アクセス法
に結合依頼する際に、利用者要求識別子として指定され
る。 〈通信識別子の通知〉図11および図12に示されるよ
うに、通前記結合処理の結果は、通信アクセス法プロセ
スから通信処理サーバプロセスに対して、結合依頼とは
非同期に通知される。さらに、通信処理サーバプロセス
は、通信識別子と共に結合処理結果をアプリケーション
プロセスに通知する。
ャートを示す。通信処理サーバプロセスは、このとき処
理結果に付加して通知される通信識別子をキーとして、
端末管理テーブルを検索することにより、結合に成功し
たか否かを判定する(ステップS81)。そして、ステ
ップS81の判定結果が「真」、すなわち結合結果が正
常の場合、処理結果データ内通信識別子に、端末管理テ
ーブル内の通信識別子を格納して(ステップS82)、
アプリケーションプロセスに、通信識別子とともに処理
結果データを通知することにより(ステップS83)、
処理が正常に完了したことを通知して処理を終了する。
ステップS81で、「偽」と判定された場合、すなわち
異常の場合、処理結果データ内通信識別子を無効化する
ため、端末管理テーブル内の通信識別子をゼロクリアし
(ステップS84)、端末管理テーブルをリストから削
除して(ステップS85)、アプリケーションプロセス
に、エラーの原因を付加して処理結果データを通知する
ことにより(ステップS83)、処理が異常終了したこ
とを通知して処理を終了する。
ータ送信時のデータフローを示すように、アプリケーシ
ョンプロセスは、送信システムコール実行時に、結合端
末に対応する通信識別子を指定し、論理プロセッサ識別
番号を取得する。
理のフローチャートを示す。当該送信要求を受け付けた
通信処理サーバプロセスは、指定された通信識別子のプ
ロセッサ識別番号の有効性をチェックする(ステップS
91)。そして、ステップS91が「真」、すなわち通
信識別子の論理プロセッサ識別番号が正常である時は、
通信識別子内のプロセッサ識別番号からプロセッサの位
置を決定する。このとき、プロセッサ識別番号は自プロ
セッサの値に等しいか否かを調べ(ステップS92)、
「真」、すなわち当該プロセッサがそのプロセッサ自体
である場合は、通信アクセス法プロセスに送信依頼して
(ステップS93)、処理を終了する。また、ステップ
S92が「偽」、つまり当該プロセッサが他プロセッサ
である場合、他プロセッサ内の通信処理サーバプロセス
に対して、送信データを回送することで送信処理を依頼
し(ステップS94)、処理を終了する。ステップS9
1で「偽」、すなわちプロセッサ識別番号が無効である
時はアプリケーションプロセスにその旨を通知して(ス
テップS95)、処理を終了する。
セッサ9A、9Cの端末管理テーブルリストおよび端末
1A、1C、1Dの管理テーブルの関係を模式的に示し
ている。
プロセッサ名、物理的なプロセッサの識別情報およびそ
の他の管理情報が格納された複数の配列からなり、図1
7においては、配列0が未使用状態、配列1には、論理
プロセッサ名としてPM01、物理的なプロセッサの識
別情報としてプロセッサ9Aを示す情報が格納され、配
列2には、論理プロセッサ名としてPM02、物理的な
プロセッサの識別情報としてプロセッサ9Bを示す情報
が格納され、配列3には、論理プロセッサ名としてPM
03、物理的なプロセッサの識別情報としてプロセッサ
9Cを示す情報が格納されている。
は、配列0、3および4が未使用であり、配列1には端
末1Aの管理テーブルが格納され、配列2には端末1D
の管理テーブルが格納されている。端末1Aの管理テー
ブルには、通信識別子「01000001」と他の管理
情報とが格納されている。通信識別子「01 0000
01」の「01」は論理プロセッサ名リストの配列番号
であり、「000001」は端末管理テーブルリストの
配列番号である。端末1Dの管理テーブルには、通信識
別子「01 000002」と他の管理情報とが格納さ
れている。通信識別子「01 000002」の「0
1」は論理プロセッサ名リストの配列番号であり、「0
00002」は端末管理テーブルリストの配列番号であ
る。
は、配列0、2〜4が未使用であり、配列1には端末1
Cの管理テーブルが格納されている。端末1Cの管理テ
ーブルには、通信識別子「03 000001」と他の
管理情報とが格納されている。通信識別子「03 00
0001」の「03」は論理プロセッサ名リストの配列
番号であり、「000001」は端末管理テーブルリス
トの配列番号である。
ぎ〉このようなシステムでは、あるプロセッサで異常が
発生したときのバックアップを有効に行うことができ
る。
サシステム6は、1個のプロセッサに待機属性を、残り
のプロセッサに現用属性を付与し、待機プロセッサは現
用プロセッサの障害時にバックアップ用として動作する
ようにし、各プロセッサには所定の論理プロセッサ名を
付与し、待機プロセッサが障害現用プロセッサをバック
アップする際に現用プロセッサの論理プロセッサ名を引
き継ぐとともに、プロセッサ識別番号として論理プロセ
ッサ名リストの配列番号を割り当てることにより、待機
プロセッサが現用プロセッサに結合していた端末を引き
継いだ後でも、端末と通信識別子との関係を不変とする
ことができる。
ダプタ内のプロセスとバックアッププロセッサ内の通信
アクセス法プロセスとの間の論理的関係を引き継ぐ。さ
らに、通信アクセス法プロセスと通信処理サーバプロセ
スとの間の論理的関係も引き継ぐ。これにより、端末を
異常が発生したプロセッサからバックアッププロセッサ
に引き継ぐ。
ことを認識した通信処理サーバプロセスは、異常終了し
たプロセッサの論理プロセッサ名に対応するエントリと
バックアップとを対応付ける。そして、それまでバック
アッププロセッサに付与されていた論理プロセッサ名に
対応するエントリは、当該プロセッサを閉塞状態として
管理する。これにより、論理プロセッサ名対応の配列番
号は不変となるので、論理プロセッサ名と当該論理プロ
セッサに結合した端末との関係は不変となり、アプリケ
ーションプロセッサは、論理プロセッサを意識して処理
を組むことで、あるプロセッサで異常が発生しても、処
理を継続して行うことができる。
した場合の具体的な処理の一例を、図18〜図22を参
照して説明する。プロセッサ9Aに障害が発生する前の
状態では、図18に示すように、端末1Aはコネクショ
ンPAを介してプロセッサ9Aに接続され、端末1Dは
コネクションPDを介して同様にプロセッサ9Aに接続
されている。
20に示すように、それぞれ論理プロセッサ名、物理的
なプロセッサの識別情報、プロセッサの状態、現用待機
属性およびその他の管理情報が格納された複数の配列か
らなる。すなわち、ここでは、管理情報として、プロセ
ッサの状態および現用待機属性が図17の例に追加され
ている。図20においては、配列0が未使用状態であ
り、配列1には、論理プロセッサ名としてPM01、物
理的なプロセッサの識別情報としてプロセッサ9A、プ
ロセッサの状態として活性状態、現用待機属性として現
用を示す情報がそれぞれ格納されている。同様に配列2
には、論理プロセッサ名としてPM02、物理的なプロ
セッサの識別情報としてプロセッサ9B、プロセッサの
状態として活性状態、現用待機属性として現用を示すを
示す情報が格納され、配列3には、論理プロセッサ名と
してPM03、物理的なプロセッサの識別情報としてプ
ロセッサ9C、プロセッサの状態として活性状態、現用
待機属性として待機を示すを示す情報が格納されてい
る。すなわち、この場合は、プロセッサ9Cがバックア
ップに用いられる待機プロセッサとなっている。
ると、図21に示すように、配列1に格納される情報
が、論理プロセッサ名としてPM01、物理的なプロセ
ッサの識別情報としてプロセッサ9C、プロセッサの状
態として活性状態、現用待機属性として現用を示す情報
に変更される。配列2は、論理プロセッサ名としてPM
02、物理的なプロセッサの識別情報としてプロセッサ
9B、プロセッサの状態として活性状態、現用待機属性
として現用を示すを示す情報が格納されたままであり、
配列3は、論理プロセッサ名としてPM03、物理的な
プロセッサの識別情報はなし、プロセッサの状態として
閉塞状態、現用待機属性もなしの状態に変わる。
サ9Aの論理プロセッサ番号はプロセッサ9Cに引き継
がれて、図19に示すように、障害の発生したプロセッ
サ9Aの機能はプロセッサ9Cが肩代わりすることにな
り、端末1AはコネクションPAを介してプロセッサ9
Cに接続され、端末1DはコネクションPDを介してプ
ロセッサ9Cに接続される。このときプロセッサ9A
は、障害発生状態にあるが、ソフトウェア障害の場合に
は再IPLを実施して、プロセッサの再立ち上げを行
い、プロセッサを復旧する。ハードウェア障害のとき
は、オペレータにプロセッサモジュールの交換等を促
し、障害復旧を行う。
旧されると、図22に示されるように、配列3は、論理
プロセッサ名としてPM03、物理的なプロセッサの識
別情報としてプロセッサ9A、プロセッサの状態として
活性状態、現用待機属性として待機を示すを示す情報が
格納された状態となり、プロセッサ9Aが次のバックア
ップ用待機プロセッサとして待機状態となる。
テムに結合した端末に対するデータ送信用のシステムコ
ールを実行する場合、当該結合端末に対応する通信識別
子を指定する必要がある。ところで、当該通信識別子
は、結合処理を実行したアプリケーションプロセスにの
み通知される。したがって、他のアプリケーションプロ
セス、特に端末が結合していないPM内のアプリケーシ
ョンプロセスは、何らかの方法で通信識別子を取得する
必要がある。この場合の通信識別子を取得するには種々
の方法があるが、例えば結合処理を実行したアプリケー
ションプロセスが、全プロセスに対して通信識別子をブ
ロードキャストすればよい。この場合、端末切断時に
も、通信識別子を無効化するためにブロードキャストが
必要である。
おいては、システムジェネレーション時に、システムに
結合する端末とプロセッサとの関係を定義したテーブル
を作成していた。そして、システム始動時に当該テーブ
ルを各プロセッサの主記憶装置にロードし、アプリケー
ションプロセスが発行した送信システムコール処理時
に、前記ロード情報を参照することによりプロセッサを
決定していた。そのため、例えばプロセッサの負荷分散
の目的などから、端末が結合するプロセッサを動的に変
更することはできなかった。
変更するように構成された疎結合マルチプロセッサシス
テムも従来より存在した。但し、この場合、プロセッサ
に結合した端末との送受信処理が可能なアプリケーショ
ンプロセスは、当該プロセッサ上で動作するものに限ら
れていた。
端末利用を実現する上で、端末結合処理の性能とデータ
送受信処理の性能とを同時に高めることはできない。し
たがって、業務の運用に応じたトレードオフが必要とな
る。問題は、この二者択一をシステムが行うのかユーザ
が行うのかという点である。
ては、端末の運用定義による方法や、結合時にアプリケ
ーションプロセスがパラメータで指定する方法などがあ
る。しかし、システムプログラムの処理論理が複雑にな
るという点およびシステムプログラムが2本立てとなり
煩雑であるという点で現実的ではない。
業務の運用に合わせていずれかを選択するだけであるか
ら問題は少ない。以上述べたように、システムがユーザ
の業務の運用上の要件を満たしつつ端末共用を実現する
ことは困難である。
発生時に、当該端末をバックアッププロセッサに引き継
ぎ、なおかつ、各プロセッサから引き継いだ端末を共用
できる機能は従来存在しなかった。
ステムにおいて、端末がシステムと結合する場合、結合
するプロセッサの決定論理は、ジェネレーション時に定
義する手法や、運用時の各プロセッサの負荷状況に応じ
て選択する手法など、複数の手法を組み合わせて利用で
きることが、業務設計の柔軟性を向上させる上で望まし
い。
らいって、システムに結合した端末を、システムを構成
する各プロセッサ内のアプリケーションプロセスから共
用できるようにすることが望ましい。
として疎結合マルチプロセッサシステムを利用する場
合、結合端末を障害プロセッサからバックアッププロセ
ッサに引き継ぐ前と後で、アプリケーションプロセスが
実行する送受信システムコールのインタフェースが不変
であることが望ましい。
の要件を全て満足するものは存在しなかったが、上述の
本発明の第2の実施例のマルチプロセッサ装置によれ
ば、これらの要望を全て満たすことができるようにな
る。
サ装置では、前述のように通信識別子を構造化し、シス
テムコール時にアプリケーションプロセスが、結合端末
対応に指定する通信識別子からプロセッサ識別番号を取
り出すことで、端末が結合しているプロセッサの特定が
可能となる。さらに、プロセッサ番号として、論理プロ
セッサ名リスト内の配列番号を割り当てていることによ
り、プロセッサで異常が発生し、端末をバックアッププ
ロセッサに引き継いだ際にも、送信システムコールのイ
ンタフェースの普遍性が保証される。
セッサシステムを、先に述べた本発明の第1の実施例の
ネットワーク装置におけるFEPシステムとして用いる
ことができる。
EPシステム3を図10に示される疎結合マルチプロセ
ッサシステム6で構成することになり、第1の実施例の
ネットワーク装置を一層有効に構成することができる。
通信処理アプリケーションを組み込んだFEPシステム
を1組または複数個のホストに結合するとともに、業務
実行時に、複数個の端末からネットワーク内のノードへ
の接続をする場合、常にFEPシステムにダイアリング
するだけで、FEPシステムからその時点で有効なネッ
トワークノードに対して接続要求を振り分け、端末を有
効なノードに接続するようにして、端末からダイアリン
グした際に、前記端末が接続される交換網とホストプロ
セッサが結合されるネットワークとの間で、システムの
運用状況に応じて、柔軟に且つ適切に宛先管理、故障対
処および業務処理を行うことを可能とするネットワーク
装置を提供することができる。
プロセスにより、端末結合時に、プロセッサ識別番号と
端末管理テーブル内の配列番号の2つの情報を組み合わ
せたものとして構造化した通信識別子を動的に割り当
て、当該マルチプロセッサシステム内で一意的に定義さ
れるこの通信識別子をアプリケーションプロセスに通知
し、該アプリケーションプロセスによる結合端末に対す
る送信システムコール時に、結合端末毎に対応して指定
した通信識別子に基づいてプロセッサを決定し、当該プ
ロセッサに送信データを回送するようにして、各プロセ
ッサ内のアプリケーションプロセスからデータ送受信処
理を行うことができるとともに、端末を結合するプロセ
ッサを動的に変更可能として、前記各プロセッサ内のア
プリケーションプロセスから端末を共用することがで
き、常時運用を可能として、前記ネットワーク装置にお
ける宛先管理、故障対処および業務処理に好適に使用す
ることができるマルチプロセッサ装置を提供することが
できる。
理図である。
す原理図である。
成を示すブロック図である。
示すブロック図である。
動作を説明するためのフローチャートである。
の動作を説明するためのフローチャートである。
の動作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
作を説明するためのフローチャートである。
置の構成を示すブロック図である。
的に説明するための発呼による端末結合時のデータフロ
ー図である。
的に説明するための着呼による端末結合時のデータフロ
ー図である。
の採番処理の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
の通知処理の動作を説明するためのフローチャートであ
る。
的に説明するためのデータ送信時のデータフロー図であ
る。
ッサ識別番号取得処理の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
テーブルを模式的に説明するための図である。
障害発生時の動作を説明するための模式図である。
障害バックアップ時の動作を説明するための模式図であ
る。
障害発生時の動作を説明するための障害発生前の論理プ
ロセッサ名リストの模式図である。
障害発生時の動作を説明するための障害発生時の論理プ
ロセッサ名リストの模式図である。
障害発生時の動作を説明するための障害復旧時の論理プ
ロセッサ名リストの模式図である。
行部 92A,92B,92C…通信処理サーバプロセス実行
部 93A,93B,93C…通信アクセス法プロセス実行
部
Claims (11)
- 【請求項1】 各々、通信処理アプリケーションおよび
通信アクセス法の処理を実行するための手段を有する1
個以上のホストプロセッサ(5、5A、5B)と、 複数個の端末(1A、1B、1C)と、 フロントエンドプロセッサ(3)とを有し、 前記フロントエンドプロセッサ(3)は、 ネットワークノードを介して前記ホストプロセッサ
(5、5A、5B)に結合され且つ交換網経由で前記端
末(1A、1B、1C)に接続され、通信処理アプリケ
ーション実行手段(31)、通信処理サーバ手段(3
2)および通信アクセス法処理手段(33)を有し、前
記端末(1A、1B、1C)からのダイアリングに対し
当該端末(1A、1B、1C)を接続するプロセッサお
よびネットワークノードの管理および接続の実行、前記
通信処理アプリケーション実行手段(31)により実行
される通信処理アプリケーションにより指定された端末
(1A、1B、1C)に対応して接続宛先名として登録
されているネットワークノードの参照、および該通信処
理アプリケーションによる指定端末(1A、1B、1
C)の接続宛先名の変更更新を行うことを特徴とするネ
ットワーク装置。 - 【請求項2】 フロントエンドプロセッサシステム
(3)は、 端末単位に、当該端末(1A、1B、1C)をどのプロ
セッサの、どのネットワークノードに接続するかを示す
ノード管理テーブル(34)を保持し、前記端末(1
A、1B、1C)からフロントエンドプロセッサシステ
ム(3)にダイアリングした際に、当該端末(1A、1
B、1C)をどのプロセッサの、どのネットワークノー
ドに接続するかを管理するための接続ノード管理手段
(38)と、 フロントエンドプロセッサシステム(3)内で動作する
通信処理アプリケーションが、端末名を指定して宛先名
参照のシステムコールを発生した際に、前記ノード管理
テーブル(34)において指定端末(1A、1B、1
C)の接続宛先名として登録されているネットワークノ
ード名を前記通信処理アプリケーションに通知するため
の宛先名参照手段(36)と、 前記通信処理アプリケーションが、端末名とネットワー
クノード名を指定して宛先名変更のシステムコールを発
生した際に、前記ノード管理テーブル(34)における
指定端末(1A、1B、1C)の接続宛先名を、指定ネ
ットワークノード名に更新するための宛先名変更手段
(37)と、 端末(1A、1B、1C)からフロントエンドプロセッ
サシステム(3)にダイアリングした際に、前記接続ノ
ード管理テーブル(34)を参照して接続ネットワーク
ノードを決定し当該ノードに接続要求を伝達するための
接続処理実行手段(39)と、 前記通信処理アプリケーションが、端末(1A、1B、
1C)の接続宛先名を変更するために利用する運用情報
を取得するための運用情報取得手段(35)とを具備す
ることを特徴とする請求項1のネットワーク装置。 - 【請求項3】 運用情報取得手段(35)は、ホストプ
ロセッサ(5、5A、5B)の運用スケジュールを参照
するための手段を含み、且つ接続ノード管理手段(3
8)は、該当ホストプロセッサ(5、5A、5B)の前
記運用スケジュールに基づき、ホストプロセッサ(5、
5A、5B)稼働時には端末(1A、1B、1C)の接
続ノードを該当ホストプロセッサ(5、5A、5B)内
のネットワークノードとし、ホストプロセッサ(5、5
A、5B)停止時には前記該当ホストプロセッサ(5、
5A、5B)を代行し得る他のホストプロセッサ(5、
5A、5B)内のネットワークノードとして宛先を変更
するための手段を含むことを特徴とする請求項2のネッ
トワーク装置。 - 【請求項4】 運用情報取得手段(35)は、ホストプ
ロセッサ(5、5A、5B)の運用スケジュールを参照
するための手段を含み、且つ接続ノード管理手段(3
8)は、該当ホストプロセッサ(5、5A、5B)の前
記運用スケジュールに基づき、ホストプロセッサ(5、
5A、5B)稼働時には端末(1A、1B、1C)の接
続ノードを該当ホストプロセッサ(5、5A、5B)内
のネットワークノードとし、ホストプロセッサ(5、5
A、5B)停止時にはそのフロントエンドプロセッサシ
ステム(3)内で実行される通信処理アプリケーション
を前記端末(1A、1B、1C)に接続されるネットワ
ークノードとして宛先を変更するための手段を含むこと
を特徴とする請求項2のネットワーク装置。 - 【請求項5】 運用情報取得手段(35)は、そのフロ
ントエンドプロセッサシステム(3)内で動作する通信
処理アプリケーションが、ホストプロセッサ(5、5
A、5B)内で動作する通信処理アプリケーションとの
相互に通信を行うことにより運用スケジュールを決定す
るための手段であることを特徴とする請求項2のネット
ワーク装置。 - 【請求項6】 フロントエンドプロセッサシステム
(3)は、 通信処理アプリケーションプロセスを含むアプリケーシ
ョンプロセスを実行するためのアプリケーションプロセ
ス手段(91A、91B、91C)、通信処理サーバプ
ロセスを実行するための通信処理サーバプロセス手段
(92A、92B、92C)、および通信アクセス法プ
ロセスを実行するための通信アクセス法プロセス手段
(93A、93B、93C)を有するマルチプロセッサ
が入出力バスに複数個並列的に結合される疎結合マルチ
プロセッサシステムであって、 前記通信処理サーバプロセス手段(92A、92B、9
2C)は、前記アプリケーションプロセスによるデータ
送信のシステムコールの実行時に、送信先端末(1A、
1B、1C)に対応して指定される、プロセッサ識別信
号とプロセッサ内に記憶される端末管理テーブルにおけ
る配列番号とを含むマルチプロセッサシステム内で一意
的な、通信識別子からプロセッサ識別番号を取り出すと
ともに、該プロセッサ識別番号により決定されるプロセ
ッサに対して、当該プロセッサ内の通信処理サーバプロ
セスで端末(1A、1B、1C)への送信処理を実行さ
せるべく送信データを回送する手段を具備することを特
徴とする請求項2のネットワーク装置。 - 【請求項7】 通信処理サーバプロセス手段(92A、
92B、92C)は、 端末(1A、1B、1C)のプロセッサとの結合時に、
プロセッサ識別信号とプロセッサ内の端末管理テーブル
における配列番号とを組み合わせて得られるマルチプロ
セッサシステム内での一意的な番号を通信識別子として
採番する通信識別子採番手段(94A、94B、94
C)と、 アプリケーションプロセスに対して、端末結合の処理結
果の通知時に、通信識別子を通知する通信識別子通知手
段(95A、95B、95C)と、 アプリケーションプロセスによるデータ送信のシステム
コールの実行時に、送信先端末(1A、1B、1C)に
対応して指定された通信識別子からプロセッサ識別番号
を取り出すプロセッサ識別番号取得手段(96A、96
B、96C)とを具備することを特徴とする請求項6の
ネットワーク装置。 - 【請求項8】 フロントエンドプロセッサシステム
(3)を構成する疎結合マルチプロセッサシステムは、 1個のプロセッサに待機属性を、残りのプロセッサに現
用属性を付与し、待機プロセッサは現用プロセッサの障
害時にバックアップ用として動作するマルチプロセッサ
システムであって、 各プロセッサには所定の論理プロセッサ名を付与し、待
機プロセッサが障害現用プロセッサをバックアップする
際に現用プロセッサの論理プロセッサ名を引き継ぐとと
もに、プロセッサ識別番号として論理プロセッサ名リス
トの配列番号を割り当てることにより、 待機プロセッサが現用プロセッサに結合していた端末
(1A、1B、1C)を引き継いだ後でも、端末(1
A、1B、1C)と通信識別子との関係を不変とするこ
とを特徴とする請求項6のネットワーク装置。 - 【請求項9】 アプリケーションプロセスを実行するた
めのアプリケーションプロセス手段(91A、91B、
91C)、通信処理サーバプロセスを実行するための通
信処理サーバプロセス手段(92A、92B、92
C)、および通信アクセス法プロセスを実行するための
通信アクセス法プロセス手段(93A、93B、93
C)を有するマルチプロセッサが入出力バスに複数個並
列的に結合される疎結合マルチプロセッサシステム
(6)において、 前記通信処理サーバプロセス手段(92A、92B、9
2C)は、プロセッサ識別信号とプロセッサ内に記憶さ
れる端末管理テーブルにおける配列番号とを含んでマル
チプロセッサシステム内で一意的に定義され且つ前記ア
プリケーションプロセスによるデータ送信のシステムコ
ールの実行時に送信先端末(1A、1B、1C)に対応
して指定される、通信識別子からプロセッサ識別番号を
取り出すとともに、該プロセッサ識別番号により決定さ
れるプロセッサに対して、当該プロセッサ内の通信処理
サーバプロセスで端末(1A、1B、1C)への送信処
理を実行させるべく送信データを回送する手段を具備す
ることを特徴とするマルチプロセッサ装置。 - 【請求項10】 通信処理サーバプロセス手段(92
A、92B、92C)は、 端末(1A、1B、1C)のプロセッサとの結合時に、
プロセッサ識別信号とプロセッサ内の端末管理テーブル
における配列番号とを組み合わせて得られるマルチプロ
セッサシステム内での一意的な番号を通信識別子として
採番する通信識別子採番手段(94A、94B、94
C)と、 アプリケーションプロセスに対して、端末結合の処理結
果の通知時に、通信識別子を通知する通信識別子通知手
段(95A、95B、95C)と、 アプリケーションプロセスによるデータ送信のシステム
コールの実行時に、送信先端末(1A、1B、1C)に
対応して指定された通信識別子からプロセッサ識別番号
を取り出すプロセッサ識別番号取得手段(96A、96
B、96C)とを具備することを特徴とする請求項9の
マルチプロセッサ装置。 - 【請求項11】 疎結合マルチプロセッサシステム
(6)は、 1個のプロセッサに待機属性を、残りのプロセッサに現
用属性を付与し、待機プロセッサは現用プロセッサの障
害時にバックアップ用として動作するマルチプロセッサ
システムであって、 各プロセッサには所定の論理プロセッサ名を付与し、待
機プロセッサが障害現用プロセッサをバックアップする
際に現用プロセッサの論理プロセッサ名を引き継ぐとと
もに、プロセッサ識別番号として論理プロセッサ名リス
トの配列番号を割り当てることにより、 待機プロセッサが現用プロセッサに結合していた端末
(1A、1B、1C)を引き継いだ後でも、端末(1
A、1B、1C)と通信識別子との関係を不変とするこ
とを特徴とする請求項9のマルチプロセッサ装置。
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