JPH0716711B2 - 長尺ワークの軸線曲げ矯正装置 - Google Patents
長尺ワークの軸線曲げ矯正装置Info
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- JPH0716711B2 JPH0716711B2 JP4585790A JP4585790A JPH0716711B2 JP H0716711 B2 JPH0716711 B2 JP H0716711B2 JP 4585790 A JP4585790 A JP 4585790A JP 4585790 A JP4585790 A JP 4585790A JP H0716711 B2 JPH0716711 B2 JP H0716711B2
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- Japan
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- bending
- straightening
- shaft end
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、軸線曲げされた長尺ワークを所望の曲げ基
準角度に矯正する長尺ワークの軸線曲げ矯正装置に関す
る。
準角度に矯正する長尺ワークの軸線曲げ矯正装置に関す
る。
(従来の技術) 長尺な直線状のワークに対し軸線曲げ加工を施したもの
としては、例えば自動車用パッシブシートベルトのシー
トベルトガイドがある。パッシブシートベルトは乗員が
シートに着座してドアを閉めると同時にシートベルトが
自動的に作動して乗員を拘束状態に保持するもので、こ
の場合シートベルトの一端をシートの内側(コンソール
ボックス側)に固定し、他端をドアの窓枠周縁に取り付
けるシートベルトガイドに沿って前後方向にスライド移
動するケーブル側に固定する。シートベルトガイドは長
尺のアルミニウム合金製の押出材であり、長手方向に沿
って凹状の開口溝が形成されている。
としては、例えば自動車用パッシブシートベルトのシー
トベルトガイドがある。パッシブシートベルトは乗員が
シートに着座してドアを閉めると同時にシートベルトが
自動的に作動して乗員を拘束状態に保持するもので、こ
の場合シートベルトの一端をシートの内側(コンソール
ボックス側)に固定し、他端をドアの窓枠周縁に取り付
けるシートベルトガイドに沿って前後方向にスライド移
動するケーブル側に固定する。シートベルトガイドは長
尺のアルミニウム合金製の押出材であり、長手方向に沿
って凹状の開口溝が形成されている。
上記のような直線状の金属素材(長尺ワーク)を曲げ加
工機によって曲げ加工する場合、その曲げ角度にばらつ
きが生じ均一な製品が得にくく、特に上記シートベルト
ガイドのように車体形状に合わせて取り付ける必要のあ
る場合には、曲げ角度にばらつきがあると、取り付けが
困難になる虞がでてくる。
工機によって曲げ加工する場合、その曲げ角度にばらつ
きが生じ均一な製品が得にくく、特に上記シートベルト
ガイドのように車体形状に合わせて取り付ける必要のあ
る場合には、曲げ角度にばらつきがあると、取り付けが
困難になる虞がでてくる。
このため従来では、第11図に上面図で示す軸線曲げ矯正
装置を用い、第12図に示すようなワークWの曲げ角度が
所望の曲げ基準角度となるよう矯正している。この矯正
装置にセットされるワークWは、曲げ加工機によりあら
かじめ軸線曲げされるのであるが、ワークWの直線状の
中間部Sに対し所定の角度をもって曲げられることにな
る軸端部E1,E2は、所望の曲げ基準角度位置により余計
に曲げ加工し、この状態から、曲げ加工されたすべての
ワークに対し同一方向から矯正できるようにしている。
例えば軸端部E1についてみれば、所望の曲げ基準角度を
θとすれば、基準角度θを越えて角度αまで曲げ加工す
ることになる。
装置を用い、第12図に示すようなワークWの曲げ角度が
所望の曲げ基準角度となるよう矯正している。この矯正
装置にセットされるワークWは、曲げ加工機によりあら
かじめ軸線曲げされるのであるが、ワークWの直線状の
中間部Sに対し所定の角度をもって曲げられることにな
る軸端部E1,E2は、所望の曲げ基準角度位置により余計
に曲げ加工し、この状態から、曲げ加工されたすべての
ワークに対し同一方向から矯正できるようにしている。
例えば軸端部E1についてみれば、所望の曲げ基準角度を
θとすれば、基準角度θを越えて角度αまで曲げ加工す
ることになる。
このようなワークWの第11図に示す軸線曲げ矯正装置
は、ワークWの中間部Sを固定するクランプ1と、ワー
クWの左右の軸端部E1,E2の側部に当接して所望の曲げ
基準角度側に向かって移動する矯正部3とを備えてい
る。矯正部3は、駆動モータ5に連結されたボールねじ
7により、ガイドレール9に沿って水平方向に移動す
る。そしてこの矯正動作は、曲げ基準角度となる矯正ね
らい値に向けて、あらかじめ定められた比較値に応じて
第12図に示す角度β,γのように数回に渡って行い、所
望の曲げ基準角度を得る。
は、ワークWの中間部Sを固定するクランプ1と、ワー
クWの左右の軸端部E1,E2の側部に当接して所望の曲げ
基準角度側に向かって移動する矯正部3とを備えてい
る。矯正部3は、駆動モータ5に連結されたボールねじ
7により、ガイドレール9に沿って水平方向に移動す
る。そしてこの矯正動作は、曲げ基準角度となる矯正ね
らい値に向けて、あらかじめ定められた比較値に応じて
第12図に示す角度β,γのように数回に渡って行い、所
望の曲げ基準角度を得る。
(発明が解決しようとする課題) ところで、長尺ワークが軸線曲げされて作られる前記シ
ートベルトガイドは、自動車の曲面的な車体形状に合わ
せて取り付ける必要があり、特に車体に対し上下方向あ
るいは斜め方向位置に整合させる部位となる軸端部E1,
E2については、第6図及び第7図に示すワークWのよう
に三次元的に、しかも曲面的に曲げ加工をしなければな
らず、また車体への取付具のためなどに軸線に対して捩
じり加工を施す場合もある。第6図及び第7図に示した
ワークWは、軸端部E1,E2に捩じり加工を施してある。
ートベルトガイドは、自動車の曲面的な車体形状に合わ
せて取り付ける必要があり、特に車体に対し上下方向あ
るいは斜め方向位置に整合させる部位となる軸端部E1,
E2については、第6図及び第7図に示すワークWのよう
に三次元的に、しかも曲面的に曲げ加工をしなければな
らず、また車体への取付具のためなどに軸線に対して捩
じり加工を施す場合もある。第6図及び第7図に示した
ワークWは、軸端部E1,E2に捩じり加工を施してある。
このような三次元的な曲げ加工を施した第6図及び第7
図に示すワークWを、前記従来の軸線曲げ矯正装置を用
いて矯正を行った場合には、矯正部3が曲面的な加工が
なされていない中間部Sと平行な水平方向に移動する構
成であるため、第7図の形状を模式化した第8図の軸端
部E1の詳細を示す第9図のように、矯正前に位置Aから
所望の曲げ基準角度位置Bには達せず、図中で右方向に
水平移動した位置Cに矯正されることになる。このため
ワークWを矯正させたとしても、車体の曲面形状に合わ
せた所望の形状のシートベルトガイドが得られず、品質
低下を来たすことになる。
図に示すワークWを、前記従来の軸線曲げ矯正装置を用
いて矯正を行った場合には、矯正部3が曲面的な加工が
なされていない中間部Sと平行な水平方向に移動する構
成であるため、第7図の形状を模式化した第8図の軸端
部E1の詳細を示す第9図のように、矯正前に位置Aから
所望の曲げ基準角度位置Bには達せず、図中で右方向に
水平移動した位置Cに矯正されることになる。このため
ワークWを矯正させたとしても、車体の曲面形状に合わ
せた所望の形状のシートベルトガイドが得られず、品質
低下を来たすことになる。
そこでこの発明は、軸線に対し所定方向に曲げ加工され
るとともに、この曲げ加工時におけるワークの曲げ軌跡
面から逸脱する方向に曲線曲げされた長尺ワークであっ
ても、所望の軸線曲げ形状に矯正できるようにすること
を目的としている。
るとともに、この曲げ加工時におけるワークの曲げ軌跡
面から逸脱する方向に曲線曲げされた長尺ワークであっ
ても、所望の軸線曲げ形状に矯正できるようにすること
を目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 前述した課題を解決するためにこの発明は、直線状の軸
線に対し軸端側が所定方向に曲げ加工されるとともに、
前記軸端側がこの曲げ加工時における曲げ軌跡面から逸
脱する方向に曲線曲げされ、さらに前記所定方向の曲げ
角度を所望の曲げ基準角度からずれた状態に曲げ加工し
た長尺ワークを、前記曲げ基準角度側に向けて矯正曲げ
を行う長尺ワークの軸線曲げ矯正装置において、前記長
尺ワークの直線状の軸線部位を所定面上にて固定する固
定部と、長尺ワークの軸端側を前記曲げ基準角度側に押
圧して移動する矯正部と、矯正部の移動をガイドし、矯
正前のワーク軸端と前記所望の曲げ基準角度でのワーク
軸端とを結ぶ直線が前記所定面に対してなす角度だけ傾
斜しているガイド部とを有する構成としてある。
線に対し軸端側が所定方向に曲げ加工されるとともに、
前記軸端側がこの曲げ加工時における曲げ軌跡面から逸
脱する方向に曲線曲げされ、さらに前記所定方向の曲げ
角度を所望の曲げ基準角度からずれた状態に曲げ加工し
た長尺ワークを、前記曲げ基準角度側に向けて矯正曲げ
を行う長尺ワークの軸線曲げ矯正装置において、前記長
尺ワークの直線状の軸線部位を所定面上にて固定する固
定部と、長尺ワークの軸端側を前記曲げ基準角度側に押
圧して移動する矯正部と、矯正部の移動をガイドし、矯
正前のワーク軸端と前記所望の曲げ基準角度でのワーク
軸端とを結ぶ直線が前記所定面に対してなす角度だけ傾
斜しているガイド部とを有する構成としてある。
(作用) 長尺ワークの軸線部位を固定部により固定した状態で、
矯正部がガイド部に沿って移動すると、長尺ワークの軸
端側は、矯正前のワーク軸端と所望の曲げ基準角度位置
でのワーク軸端とを結ぶ直線が前記軸線部位が固定され
た所定面に対してなす角度方向に向けて矯正され、これ
により長尺ワークは所望の曲げ形状が得られる。
矯正部がガイド部に沿って移動すると、長尺ワークの軸
端側は、矯正前のワーク軸端と所望の曲げ基準角度位置
でのワーク軸端とを結ぶ直線が前記軸線部位が固定され
た所定面に対してなす角度方向に向けて矯正され、これ
により長尺ワークは所望の曲げ形状が得られる。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面に基づき説明する。
この長尺ワークの軸線曲げ矯正装置は、従来例同様自動
車用パッシブシートベルトのアルミニウム合金製からな
るシートベルトガイドとなる第6図及び第7図に示すワ
ークWに対する軸線曲げを矯正するものである。このた
め、このワークWも車体形状に合わせて特にその軸端部
E1,E2については、図示しない曲げ加工機により三次元
的に、しかも曲面的に曲げ加工を施し、さらに軸線に対
して捩じり加工も施してある。そしてこの曲げ加工にお
いては、第6図の実線で示すように、2点鎖線にて示す
所望の曲げ基準角度位置に対し余計に曲げてある。
車用パッシブシートベルトのアルミニウム合金製からな
るシートベルトガイドとなる第6図及び第7図に示すワ
ークWに対する軸線曲げを矯正するものである。このた
め、このワークWも車体形状に合わせて特にその軸端部
E1,E2については、図示しない曲げ加工機により三次元
的に、しかも曲面的に曲げ加工を施し、さらに軸線に対
して捩じり加工も施してある。そしてこの曲げ加工にお
いては、第6図の実線で示すように、2点鎖線にて示す
所望の曲げ基準角度位置に対し余計に曲げてある。
上記長尺ワークの軸線曲げ矯正装置は、第1図に示すよ
うに、ワークWの直線状の軸線部位となる中間部Sをそ
の中心マークOに合わせて挟持固定する固定部としての
クランプ11を備えており、クランプ11は油圧あるいはエ
ア圧の駆動シリンダ13により作動する。クランプ11に固
定された状態でワークWの開口溝は、第1図中で上部側
となっている。中間部Sに対して左右に延長される軸端
部は、従来例同様矯正部によって矯正されるが、ここで
は左側の軸端部E2についてのみ説明する。
うに、ワークWの直線状の軸線部位となる中間部Sをそ
の中心マークOに合わせて挟持固定する固定部としての
クランプ11を備えており、クランプ11は油圧あるいはエ
ア圧の駆動シリンダ13により作動する。クランプ11に固
定された状態でワークWの開口溝は、第1図中で上部側
となっている。中間部Sに対して左右に延長される軸端
部は、従来例同様矯正部によって矯正されるが、ここで
は左側の軸端部E2についてのみ説明する。
矯正部15は、第1図のII矢視図である第2図に示すよう
に、ほぼL字形状の支持具17と、支持具17上に位置して
支持具17に対し、ワークWの軸線に対する捩じれ角度に
応じて調整可能なほぼL字形状の可動具19とを備えてい
る。支持具17と可動具19とは下部側が連結具21により連
結されてピン23を介して可動具19が回動可能である。一
方、上部側は角度調整アジャスタ25により相互に連結さ
れている。角度調整アジャスタ25は、可動具19側に長孔
25aが形成され、長孔25aに対する摺動可能なピン27が長
孔25aを通して可動具19に取付けられている。また可動
具19には、ワークWが可動具19の側面19aに接触したこ
とを検出する発光素子29及び受光素子31からなるワーク
Wに対する位置検出センサが取付けられている。
に、ほぼL字形状の支持具17と、支持具17上に位置して
支持具17に対し、ワークWの軸線に対する捩じれ角度に
応じて調整可能なほぼL字形状の可動具19とを備えてい
る。支持具17と可動具19とは下部側が連結具21により連
結されてピン23を介して可動具19が回動可能である。一
方、上部側は角度調整アジャスタ25により相互に連結さ
れている。角度調整アジャスタ25は、可動具19側に長孔
25aが形成され、長孔25aに対する摺動可能なピン27が長
孔25aを通して可動具19に取付けられている。また可動
具19には、ワークWが可動具19の側面19aに接触したこ
とを検出する発光素子29及び受光素子31からなるワーク
Wに対する位置検出センサが取付けられている。
矯正部15の支持具17は、その底部17aが支軸33によって
軸受部35を介して回動可能に支持されている。支軸33は
スプライン37により矯正アーム39の先端側に対して第2
図及び第3図で上下方向に摺動可能であり、矯正アーム
39はクランプ11近傍の中心軸41を中心に回動可能であ
る。支軸33の下端側面には、ピン43を介して回転可能な
ローラ45が取付けられている。ローラ45は、中心軸41を
中心とした円弧曲線上に設置されたガイド部材47の長孔
47a内に沿って転動可能である。長孔47aは、ワークWを
この矯正装置にセットした水平状態での中間部S、すな
わち水平面に対し、矯正前の第10図に示すワーク軸端A
と所望の曲げ基準角度でのワーク軸端Bとを結ぶ直線が
なす角度pだけ傾斜している。
軸受部35を介して回動可能に支持されている。支軸33は
スプライン37により矯正アーム39の先端側に対して第2
図及び第3図で上下方向に摺動可能であり、矯正アーム
39はクランプ11近傍の中心軸41を中心に回動可能であ
る。支軸33の下端側面には、ピン43を介して回転可能な
ローラ45が取付けられている。ローラ45は、中心軸41を
中心とした円弧曲線上に設置されたガイド部材47の長孔
47a内に沿って転動可能である。長孔47aは、ワークWを
この矯正装置にセットした水平状態での中間部S、すな
わち水平面に対し、矯正前の第10図に示すワーク軸端A
と所望の曲げ基準角度でのワーク軸端Bとを結ぶ直線が
なす角度pだけ傾斜している。
矯正アーム39の回動は、例えばサーボ,パルスあるいは
ステッピングなどの駆動モータ49によってなされる。駆
動モータ49にはボールねじ51が連結され、ボールねじ51
の両サイドにはガイドレール53,55が設けられている。
ボールねじ51及びガイドレール53,55は、矯正アーム39
の下面に装着された保持具57を貫通しており、保持具57
はガイドレール53,55に沿って移動する。保持具57は、
ガイドレール53,55に沿って移動し、しかも矯正アーム3
9の回動に伴って移動する必要があるので、矯正アーム3
9に対し軸59を介して回動可能となっている。
ステッピングなどの駆動モータ49によってなされる。駆
動モータ49にはボールねじ51が連結され、ボールねじ51
の両サイドにはガイドレール53,55が設けられている。
ボールねじ51及びガイドレール53,55は、矯正アーム39
の下面に装着された保持具57を貫通しており、保持具57
はガイドレール53,55に沿って移動する。保持具57は、
ガイドレール53,55に沿って移動し、しかも矯正アーム3
9の回動に伴って移動する必要があるので、矯正アーム3
9に対し軸59を介して回動可能となっている。
ガイドレール55の側方のワークWに対して駆動モータ49
側には、矯正部15がワークWに対して接触する以前の原
点位置を検出するする原点検出センサ61が設けられ、さ
らに原点検出センサ61の駆動モータ49側及び駆動モータ
49に対しワークWの反対側にはオーバラン防止用センサ
63,65がそれぞれ設けられている。これら各センサ61,6
3,65は、保持具57の側部に設けた非検出用のドグ67を検
出することで矯正部15の位置を検出する。
側には、矯正部15がワークWに対して接触する以前の原
点位置を検出するする原点検出センサ61が設けられ、さ
らに原点検出センサ61の駆動モータ49側及び駆動モータ
49に対しワークWの反対側にはオーバラン防止用センサ
63,65がそれぞれ設けられている。これら各センサ61,6
3,65は、保持具57の側部に設けた非検出用のドグ67を検
出することで矯正部15の位置を検出する。
また、長尺ワークWの軸端部E2の側方には、矯正部15の
移動量をチェックするためのパルスジェネレータ69が設
置されている。パルスジェネレータ69は、保持具57の側
部の金具70に端末が連結されたワイヤ71を介して回転体
73が回転することにより、矯正部15の移動量を検出す
る。
移動量をチェックするためのパルスジェネレータ69が設
置されている。パルスジェネレータ69は、保持具57の側
部の金具70に端末が連結されたワイヤ71を介して回転体
73が回転することにより、矯正部15の移動量を検出す
る。
前記発光素子29及び受光素子31からなる位置検出セン
サ、原点検出センサ61及びパルスジェネレータ69の検出
値を基に、図示しない例えばマイクロコンピュータから
構成される制御回路により、曲げ基準角度側となる矯正
ねらい値に向けてあらかじめ定められた比較値に応じた
矯正動作が数回に渡り繰り返して行われる。
サ、原点検出センサ61及びパルスジェネレータ69の検出
値を基に、図示しない例えばマイクロコンピュータから
構成される制御回路により、曲げ基準角度側となる矯正
ねらい値に向けてあらかじめ定められた比較値に応じた
矯正動作が数回に渡り繰り返して行われる。
次に、上記のように構成された長尺ワークの軸線曲げ矯
正装置の動作を説明する。長尺ワークWの中間部Sをク
ランプ11が挟持固定し、この状態で駆動モータ49を作動
させることで、矯正部15をワークWに近付け、可動具19
の側面19aをワークWの開口溝側に接触させる。このと
き発光素子29及び受光素子31からなる位置検出センサが
ワークWを検出し、その位置が記憶されて矯正部15は原
点位置まで戻り、再びワークWに向かってパルスジェネ
レータ69によりチェックされつつ所定量移動してワーク
Wを押圧し矯正する。この矯正動作は、数回行われて所
望の曲げ基準角度位置まで矯正される。
正装置の動作を説明する。長尺ワークWの中間部Sをク
ランプ11が挟持固定し、この状態で駆動モータ49を作動
させることで、矯正部15をワークWに近付け、可動具19
の側面19aをワークWの開口溝側に接触させる。このと
き発光素子29及び受光素子31からなる位置検出センサが
ワークWを検出し、その位置が記憶されて矯正部15は原
点位置まで戻り、再びワークWに向かってパルスジェネ
レータ69によりチェックされつつ所定量移動してワーク
Wを押圧し矯正する。この矯正動作は、数回行われて所
望の曲げ基準角度位置まで矯正される。
矯正部15の上記移動に際し、支軸33下端のローラ45がガ
イド部材47の長孔47aに沿って転動し、これに伴い支軸3
3は矯正アーム39に対して下方に摺動し、矯正部15もワ
ークWの軸端部E2側とともに下降する。このとき矯正部
15に押されて矯正されるワークWは、第10図に示すよう
に、矯正前のワーク軸端位置Aと所望の曲げ基準角度で
のワーク軸端位置Bとを結ぶ直線状を移動することにな
るので、ワークWは所望の曲げ角度及び曲面形状が得ら
れることになる。
イド部材47の長孔47aに沿って転動し、これに伴い支軸3
3は矯正アーム39に対して下方に摺動し、矯正部15もワ
ークWの軸端部E2側とともに下降する。このとき矯正部
15に押されて矯正されるワークWは、第10図に示すよう
に、矯正前のワーク軸端位置Aと所望の曲げ基準角度で
のワーク軸端位置Bとを結ぶ直線状を移動することにな
るので、ワークWは所望の曲げ角度及び曲面形状が得ら
れることになる。
以上は、ワークWの軸端部E2側の矯正部15について説明
したが、第9図に示す軸端部E1側についても、軸端部E2
側と同様な機構によって軸線曲げの矯正を行うことがで
きる。
したが、第9図に示す軸端部E1側についても、軸端部E2
側と同様な機構によって軸線曲げの矯正を行うことがで
きる。
なお、第6図のVII方向からの矢視図に相当する第9図
及び第10図、特に第9図に示すように、矯正前と矯正後
とで軸端部E1,E2の曲面形状が変化したように見える
が、実際にはこの曲面形状は矯正前と矯正後とでは変化
することはない。
及び第10図、特に第9図に示すように、矯正前と矯正後
とで軸端部E1,E2の曲面形状が変化したように見える
が、実際にはこの曲面形状は矯正前と矯正後とでは変化
することはない。
第5図はこの発明の他の実施例を示している。この実施
例は、前記実施例における駆動モータ49に連結されるボ
ールねじ51を、ガイド部材47の長孔47aの傾斜角度pと
同程度に傾斜させてこれを矯正部75に対するガイド部と
したものである。この場合の矯正部75は、スラストベア
リング77を有するカムフォロワ79をセットボルト81,83
で固定することで矯正アーム39に取付けられる。
例は、前記実施例における駆動モータ49に連結されるボ
ールねじ51を、ガイド部材47の長孔47aの傾斜角度pと
同程度に傾斜させてこれを矯正部75に対するガイド部と
したものである。この場合の矯正部75は、スラストベア
リング77を有するカムフォロワ79をセットボルト81,83
で固定することで矯正アーム39に取付けられる。
この実施例においても、矯正部75はボールねじ51の傾斜
角度、すなわちワークWが矯正装置にセットされた水平
状態の中間部Sに対し、矯正前のワーク軸端部位置Aと
所望の曲げ基準角度でのワーク軸端位置Bとを結ぶ直線
がなす角度に沿って移動するので、前記実施例と同様に
ワークWは所望の曲げ角度及び曲面形状が得られること
になる。
角度、すなわちワークWが矯正装置にセットされた水平
状態の中間部Sに対し、矯正前のワーク軸端部位置Aと
所望の曲げ基準角度でのワーク軸端位置Bとを結ぶ直線
がなす角度に沿って移動するので、前記実施例と同様に
ワークWは所望の曲げ角度及び曲面形状が得られること
になる。
なお上記矯正装置においては、曲げ加工機によって曲げ
基準角度より余計に曲げ加工したものについて矯正を行
うようにしたが、曲げ基準角度より少ない曲げ角度に曲
げ加工したものについても、ワークの反対側から矯正部
が押圧することで同様に矯正できる。
基準角度より余計に曲げ加工したものについて矯正を行
うようにしたが、曲げ基準角度より少ない曲げ角度に曲
げ加工したものについても、ワークの反対側から矯正部
が押圧することで同様に矯正できる。
[発明の効果] 以上説明してきたようにこの発明によれば、軸端側が軸
線に対し所定方向に曲げ加工されるとともに、前記軸端
側がこの曲げ加工時におけるワークの曲げ軌跡面から逸
脱する方向に曲線曲げされ、さらに前記所定方向の曲げ
角度を所望の曲げ基準角度からずれた状態に曲げ加工し
た長尺ワークの軸端側は、矯正前のワーク軸端と所望の
曲げ基準角度でのワーク軸端とを結ぶ直線が、前記軸線
部位が固定される所定面に対してなす角度方向に向けて
矯正されるので、所望の曲げ形状及び曲面形状を得るこ
とができる。
線に対し所定方向に曲げ加工されるとともに、前記軸端
側がこの曲げ加工時におけるワークの曲げ軌跡面から逸
脱する方向に曲線曲げされ、さらに前記所定方向の曲げ
角度を所望の曲げ基準角度からずれた状態に曲げ加工し
た長尺ワークの軸端側は、矯正前のワーク軸端と所望の
曲げ基準角度でのワーク軸端とを結ぶ直線が、前記軸線
部位が固定される所定面に対してなす角度方向に向けて
矯正されるので、所望の曲げ形状及び曲面形状を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の一実施例を示す長尺ワークの軸線曲
げ矯正装置の上面図、第2図は第1図のII矢視図、第3
図及び第4図は第2図の要部を拡大して示す動作説明
図、第5図は他の実施例を示す第3図に相当する長尺ワ
ークの軸線曲げ矯正装置の要部説明図、第6図は長尺ワ
ークの平面図、第7図は第6図のVII矢視図、第8図は
第7図の模式図、第9図及び第10図は第8図の軸端部E1
及びE2における従来例とこの発明の実施例との矯正動作
の説明図、第11図は従来例を示す長尺ワークの軸線曲げ
矯正装置の上面図、第12図は従来装置により矯正を行う
場合のワークの説明図である。 11…クランプ(固定部)、15…矯正部 47…ガイド部材、47a…長孔(ガイド部) W…ワーク、S…中間部 E1,E2…軸端部
げ矯正装置の上面図、第2図は第1図のII矢視図、第3
図及び第4図は第2図の要部を拡大して示す動作説明
図、第5図は他の実施例を示す第3図に相当する長尺ワ
ークの軸線曲げ矯正装置の要部説明図、第6図は長尺ワ
ークの平面図、第7図は第6図のVII矢視図、第8図は
第7図の模式図、第9図及び第10図は第8図の軸端部E1
及びE2における従来例とこの発明の実施例との矯正動作
の説明図、第11図は従来例を示す長尺ワークの軸線曲げ
矯正装置の上面図、第12図は従来装置により矯正を行う
場合のワークの説明図である。 11…クランプ(固定部)、15…矯正部 47…ガイド部材、47a…長孔(ガイド部) W…ワーク、S…中間部 E1,E2…軸端部
Claims (1)
- 【請求項1】直線状の軸線に対し軸端側が所定方向に曲
げ加工されるとともに、前記軸端側がこの曲げ加工時に
おける曲げ軌跡面から逸脱する方向に曲線曲げされ、さ
らに前記所定方向の曲げ角度を所望の曲げ基準角度から
ずれた状態に曲げ加工した長尺ワークを、前記曲げ基準
角度側に向けて矯正曲げを行う長尺ワークの軸線曲げ矯
正装置において、前記長尺ワークの直線状の軸線部位を
所定面上にて固定する固定部と、長尺ワークの軸端側を
前記曲げ基準角度側に押圧して移動する矯正部と、矯正
部の移動をガイドし、矯正前のワーク軸端と前記所望の
曲げ基準角度でのワーク軸端とを結ぶ直線が前記所定面
に対してなす角度だけ傾斜しているガイド部とを有する
ことを特徴とする長尺ワークの軸線曲げ矯正装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4585790A JPH0716711B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 長尺ワークの軸線曲げ矯正装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4585790A JPH0716711B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 長尺ワークの軸線曲げ矯正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03254319A JPH03254319A (ja) | 1991-11-13 |
JPH0716711B2 true JPH0716711B2 (ja) | 1995-03-01 |
Family
ID=12730879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4585790A Expired - Lifetime JPH0716711B2 (ja) | 1990-02-28 | 1990-02-28 | 長尺ワークの軸線曲げ矯正装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716711B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111496033A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-08-07 | 自然资源部天津海水淡化与综合利用研究所 | 一种海水淡化高压弯管角度微调装置及工作方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111922111A (zh) * | 2020-07-31 | 2020-11-13 | 江苏亚太航空科技有限公司 | 一种挤压型材的整型工装 |
-
1990
- 1990-02-28 JP JP4585790A patent/JPH0716711B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111496033A (zh) * | 2020-04-21 | 2020-08-07 | 自然资源部天津海水淡化与综合利用研究所 | 一种海水淡化高压弯管角度微调装置及工作方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03254319A (ja) | 1991-11-13 |
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