JPH07166919A - 内燃機関用燃料噴射制御装置 - Google Patents
内燃機関用燃料噴射制御装置Info
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- JPH07166919A JPH07166919A JP5324070A JP32407093A JPH07166919A JP H07166919 A JPH07166919 A JP H07166919A JP 5324070 A JP5324070 A JP 5324070A JP 32407093 A JP32407093 A JP 32407093A JP H07166919 A JPH07166919 A JP H07166919A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- fuel
- intake pipe
- combustion engine
- fuel injection
- Prior art date
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- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プレッシャレギュレータを燃料タンク内また
はその周辺に配置し、基準圧力をその周辺の圧力とした
とき、基準圧力または吸気管内圧力が変化しても、燃料
噴射量に影響を与えないこと。 【構成】 燃料タンク1に貯蓄されている燃料は燃料ポ
ンプ2により汲み上げられ、インジェクタ4に圧送され
る。このときの燃料の圧力はプレッシャレギュレータ3
によって燃料タンク1内の圧力に対して一定に保たれて
いる。また、インジェクタ4からエンジン18に噴射さ
れる燃料噴射量はECU9により制御されている。さら
に、ECU9は、吸気管内圧力センサ19とタンク内圧
力センサ28との検出結果に応じてエンジン18に供給
される燃料噴射量の補正を行っている。
はその周辺に配置し、基準圧力をその周辺の圧力とした
とき、基準圧力または吸気管内圧力が変化しても、燃料
噴射量に影響を与えないこと。 【構成】 燃料タンク1に貯蓄されている燃料は燃料ポ
ンプ2により汲み上げられ、インジェクタ4に圧送され
る。このときの燃料の圧力はプレッシャレギュレータ3
によって燃料タンク1内の圧力に対して一定に保たれて
いる。また、インジェクタ4からエンジン18に噴射さ
れる燃料噴射量はECU9により制御されている。さら
に、ECU9は、吸気管内圧力センサ19とタンク内圧
力センサ28との検出結果に応じてエンジン18に供給
される燃料噴射量の補正を行っている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に燃料タンク内また
はその周辺にプレッシャレギュレータを設置したときの
内燃機関用燃料噴射制御装置に関するものである。
はその周辺にプレッシャレギュレータを設置したときの
内燃機関用燃料噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子式燃料噴射制御装置を採用
している内燃機関(エンジン)では、エンジンルーム内
に吸気負圧を制御要素として用いるプレッシャレギュレ
ータを設けている。このプレッシャレギュレータは、燃
料ポンプから燃料噴射弁に圧送される燃料の圧力が吸気
管内圧力に比べて高くなった場合に、燃料の一部をリタ
ーン配管を通して燃料タンクに戻すような構成になって
いる。これにより吸気負圧と燃料圧力との差圧を一定に
保つことができる(例えば、特開昭64−32066号
公報)。
している内燃機関(エンジン)では、エンジンルーム内
に吸気負圧を制御要素として用いるプレッシャレギュレ
ータを設けている。このプレッシャレギュレータは、燃
料ポンプから燃料噴射弁に圧送される燃料の圧力が吸気
管内圧力に比べて高くなった場合に、燃料の一部をリタ
ーン配管を通して燃料タンクに戻すような構成になって
いる。これにより吸気負圧と燃料圧力との差圧を一定に
保つことができる(例えば、特開昭64−32066号
公報)。
【0003】しかしながら、このようなプレッシャレギ
ュレータでは、燃料の一部を燃料タンクに戻すためのリ
ターン配管を、一般に車両の前部に設けられているエン
ジンルームから車両の後部に設けられている燃料タンク
まで延ばす必要が生じる。そこで、プレッシャレギュレ
ータを燃料タンク近辺に設けることによりこのリターン
配管を短くするためのシステムが考えられる。
ュレータでは、燃料の一部を燃料タンクに戻すためのリ
ターン配管を、一般に車両の前部に設けられているエン
ジンルームから車両の後部に設けられている燃料タンク
まで延ばす必要が生じる。そこで、プレッシャレギュレ
ータを燃料タンク近辺に設けることによりこのリターン
配管を短くするためのシステムが考えられる。
【0004】このようなリターン配管を短くするための
システムでは、燃料タンク内またはその周辺にプレッシ
ャレギュレータを設けるのが効率的であると考えられ
る。また、このようなシステムでは、吸気負圧と燃料圧
力との差圧を一定にする代わりに、プレッシャレギュレ
ータ周辺の圧力と燃料圧力との差圧を一定にすることに
より、吸気負圧を取り込むためにプレッシャレギュレー
タから吸気管内の脈動を抑えるためのサージタンク等の
吸気管にまで延びている吸気負圧導入配管を廃止するこ
とができる。
システムでは、燃料タンク内またはその周辺にプレッシ
ャレギュレータを設けるのが効率的であると考えられ
る。また、このようなシステムでは、吸気負圧と燃料圧
力との差圧を一定にする代わりに、プレッシャレギュレ
ータ周辺の圧力と燃料圧力との差圧を一定にすることに
より、吸気負圧を取り込むためにプレッシャレギュレー
タから吸気管内の脈動を抑えるためのサージタンク等の
吸気管にまで延びている吸気負圧導入配管を廃止するこ
とができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなシステムにおいては、インジェクタに送る燃料の
圧力を燃料タンク内またはその周辺の圧力に対して一定
に保っているため、吸気管内圧力が変化するとインジェ
クタの作動時間が同一でも噴射燃料量が変化するという
問題が生じる。
ようなシステムにおいては、インジェクタに送る燃料の
圧力を燃料タンク内またはその周辺の圧力に対して一定
に保っているため、吸気管内圧力が変化するとインジェ
クタの作動時間が同一でも噴射燃料量が変化するという
問題が生じる。
【0006】本発明は、プレッシャレギュレータの基準
圧力をプレッシャレギュレータ周辺の圧力、例えば燃料
タンク内圧力としたとき、吸気管内圧力が変化しても、
インジェクタからエンジンに噴射される燃料供給量に影
響を与えない内燃機関用燃料噴射制御装置を提供するこ
とを目的とする。
圧力をプレッシャレギュレータ周辺の圧力、例えば燃料
タンク内圧力としたとき、吸気管内圧力が変化しても、
インジェクタからエンジンに噴射される燃料供給量に影
響を与えない内燃機関用燃料噴射制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うな、内燃機関に供給される燃料を貯蓄する燃料タンク
と、前記内燃機関の吸気管に配置され、この吸気管内に
燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料タンク内に配設
され、前記燃料タンクから燃料を前記燃料噴射弁に圧送
する燃料ポンプと、前記燃料タンク内またはその周辺に
配置され、前記燃料ポンプから圧送されてくる燃料の圧
力が周辺の圧力に対して所定値以上高くなると、前記燃
料タンク内に燃料を戻して燃料圧力を調整するプレッシ
ャレギュレータと、前記吸気管内の圧力を検出する吸気
管内圧力検出手段と、前記燃料噴射弁から前記内燃機関
に供給する燃料の噴射量を制御する燃料噴射量制御手段
と、前記吸気管内圧力検出手段の検出結果に応じて、前
記プレッシャレギュレータ周辺の圧力と前記吸気管内圧
力との差に起因する前記プレッシャレギュレータによる
調整燃料圧力の適正値からのずれ分に対応して前記燃料
噴射量を補正する燃料噴射量補正手段とを備えることを
特徴とする内燃機関用燃料噴射制御装置を提供する。
うな、内燃機関に供給される燃料を貯蓄する燃料タンク
と、前記内燃機関の吸気管に配置され、この吸気管内に
燃料を噴射する燃料噴射弁と、前記燃料タンク内に配設
され、前記燃料タンクから燃料を前記燃料噴射弁に圧送
する燃料ポンプと、前記燃料タンク内またはその周辺に
配置され、前記燃料ポンプから圧送されてくる燃料の圧
力が周辺の圧力に対して所定値以上高くなると、前記燃
料タンク内に燃料を戻して燃料圧力を調整するプレッシ
ャレギュレータと、前記吸気管内の圧力を検出する吸気
管内圧力検出手段と、前記燃料噴射弁から前記内燃機関
に供給する燃料の噴射量を制御する燃料噴射量制御手段
と、前記吸気管内圧力検出手段の検出結果に応じて、前
記プレッシャレギュレータ周辺の圧力と前記吸気管内圧
力との差に起因する前記プレッシャレギュレータによる
調整燃料圧力の適正値からのずれ分に対応して前記燃料
噴射量を補正する燃料噴射量補正手段とを備えることを
特徴とする内燃機関用燃料噴射制御装置を提供する。
【0008】
【作用】燃料タンクは内燃機関に供給される燃料を貯蓄
し、燃料噴射弁は前記内燃機関の吸気管に配置され、こ
の吸気管内に燃料を噴射する。燃料ポンプは前記燃料タ
ンク内に配設され、前記燃料タンクから燃料を前記燃料
噴射弁に圧送し、プレッシャレギュレータは前記燃料タ
ンク内またはその周辺に配置され、前記燃料ポンプから
圧送されてくる燃料の圧力が周辺の圧力に対して所定値
以上高くなると、前記燃料タンク内に燃料を戻して燃料
圧力を調整する。
し、燃料噴射弁は前記内燃機関の吸気管に配置され、こ
の吸気管内に燃料を噴射する。燃料ポンプは前記燃料タ
ンク内に配設され、前記燃料タンクから燃料を前記燃料
噴射弁に圧送し、プレッシャレギュレータは前記燃料タ
ンク内またはその周辺に配置され、前記燃料ポンプから
圧送されてくる燃料の圧力が周辺の圧力に対して所定値
以上高くなると、前記燃料タンク内に燃料を戻して燃料
圧力を調整する。
【0009】そして、吸気管内圧力検出手段は前記吸気
管内の圧力を検出し、燃料噴射量制御手段は前記燃料噴
射弁から前記内燃機関に供給する燃料の噴射量を制御す
る。さらに、燃料噴射量補正手段は前記吸気管内圧力検
出手段の検出結果に応じて、前記プレッシャレギュレー
タ周辺の圧力と前記吸気管内圧力との差に起因する前記
プレッシャレギュレータによる調整燃料圧力の適正値か
らのずれ分に対応して前記燃料噴射量を補正する。
管内の圧力を検出し、燃料噴射量制御手段は前記燃料噴
射弁から前記内燃機関に供給する燃料の噴射量を制御す
る。さらに、燃料噴射量補正手段は前記吸気管内圧力検
出手段の検出結果に応じて、前記プレッシャレギュレー
タ周辺の圧力と前記吸気管内圧力との差に起因する前記
プレッシャレギュレータによる調整燃料圧力の適正値か
らのずれ分に対応して前記燃料噴射量を補正する。
【0010】
【実施例】本発明を吸気管内圧力から燃料噴射量を演算
する燃料噴射制御装置を備える内燃機関(エンジン)に
用いた第1実施例のシステム構成図を図2に示す。第1
実施例では、プレッシャレギュレータ3と燃料ポンプ2
とを燃料タンク1内に配置している。
する燃料噴射制御装置を備える内燃機関(エンジン)に
用いた第1実施例のシステム構成図を図2に示す。第1
実施例では、プレッシャレギュレータ3と燃料ポンプ2
とを燃料タンク1内に配置している。
【0011】燃料タンク1内に貯蓄されている燃料は燃
料ポンプ2により汲み上げられ、加圧されてプレッシャ
レギュレータ3に送られる。プレッシャレギュレータ3
は吸気弁15上流の吸気管に配置されている燃料噴射弁
(インジェクタ)4に送られる燃料の圧力を、燃料の一
部をリターン配管5を通して燃料タンク1に戻すことに
より燃料タンク内圧力に対して一定値高くなるように設
定している。プレッシャレギュレータ3の詳細な構造お
よび作動については後述する。
料ポンプ2により汲み上げられ、加圧されてプレッシャ
レギュレータ3に送られる。プレッシャレギュレータ3
は吸気弁15上流の吸気管に配置されている燃料噴射弁
(インジェクタ)4に送られる燃料の圧力を、燃料の一
部をリターン配管5を通して燃料タンク1に戻すことに
より燃料タンク内圧力に対して一定値高くなるように設
定している。プレッシャレギュレータ3の詳細な構造お
よび作動については後述する。
【0012】プレッシャレギュレータ3によって、燃料
タンク1内に対して圧力を一定値(例えば3.0kg/
cm2 )高い値に調整された燃料は、燃料フィルタ6を
通ってデリバリパイプ7に送られ、このデリバリパイプ
7によって各インジェクタ4に供給される。そして、各
インジェクタ4は電子制御装置(ECU)9に制御され
た噴射量だけ各気筒に対して燃料噴射を行う。
タンク1内に対して圧力を一定値(例えば3.0kg/
cm2 )高い値に調整された燃料は、燃料フィルタ6を
通ってデリバリパイプ7に送られ、このデリバリパイプ
7によって各インジェクタ4に供給される。そして、各
インジェクタ4は電子制御装置(ECU)9に制御され
た噴射量だけ各気筒に対して燃料噴射を行う。
【0013】このインジェクタ4によって噴射された燃
料は、吸気管10内に設けられているエアクリーナ1
1、スロットルバルブ12、アイドルスピードコントロ
ール(ISC)バルブ13、サージタンク14を通って
吸入される大気と混合されて、吸気弁15を介してシリ
ンダ16内の燃焼室17に吸気される。ここで、スロッ
トルバルブ12はエンジン18に供給される吸入空気量
を制御し、ISCバルブ13は、アイドル運転時のエン
ジン18の回転数を調節する。また、サージタンク14
は吸入空気の脈動を抑えるもので、このサージタンク1
4には吸気管内圧力を検出するための吸気管内圧力セン
サ19が設置されている。
料は、吸気管10内に設けられているエアクリーナ1
1、スロットルバルブ12、アイドルスピードコントロ
ール(ISC)バルブ13、サージタンク14を通って
吸入される大気と混合されて、吸気弁15を介してシリ
ンダ16内の燃焼室17に吸気される。ここで、スロッ
トルバルブ12はエンジン18に供給される吸入空気量
を制御し、ISCバルブ13は、アイドル運転時のエン
ジン18の回転数を調節する。また、サージタンク14
は吸入空気の脈動を抑えるもので、このサージタンク1
4には吸気管内圧力を検出するための吸気管内圧力セン
サ19が設置されている。
【0014】シリンダ16内の燃焼室17に供給された
混合気はその中で圧縮され、点火プラグ20が発生する
点火火花により点火され爆発する。燃焼後のガスは排出
ガスとして排気弁21を介して排気管22に排出され
る。このとき、排気管22に設置されている酸素濃度セ
ンサ(O2 センサ)23により排出ガス中の酸素濃度が
検出される。
混合気はその中で圧縮され、点火プラグ20が発生する
点火火花により点火され爆発する。燃焼後のガスは排出
ガスとして排気弁21を介して排気管22に排出され
る。このとき、排気管22に設置されている酸素濃度セ
ンサ(O2 センサ)23により排出ガス中の酸素濃度が
検出される。
【0015】回転角センサ26は、点火プラグ20に高
電圧を供給するディストリビュータ25に取り付けられ
ており、エンジン18の回転数および回転角を検出す
る。また、水温センサ27はシリンダ16に設置されて
おり、このシリンダ16を冷却する冷却水温を検出す
る。さらに、タンク内圧力センサ28は、燃料タンクの
上端壁に設置されており、大気圧と燃料タンク内の圧力
との差圧を検出する。また、本実施例では大気圧を公知
の方法で、例えば、スタータオン時に検出された吸気管
内圧力を大気圧とすることにより検出している。
電圧を供給するディストリビュータ25に取り付けられ
ており、エンジン18の回転数および回転角を検出す
る。また、水温センサ27はシリンダ16に設置されて
おり、このシリンダ16を冷却する冷却水温を検出す
る。さらに、タンク内圧力センサ28は、燃料タンクの
上端壁に設置されており、大気圧と燃料タンク内の圧力
との差圧を検出する。また、本実施例では大気圧を公知
の方法で、例えば、スタータオン時に検出された吸気管
内圧力を大気圧とすることにより検出している。
【0016】電子制御装置(ECU)9は、各種センサ
からの情報を随時更新、記憶するランダムアクセスメモ
リ(RAM)9a、各種制御プログラム,制御マップ等
を記憶しているリードオンリメモリ(ROM)9b、各
種演算を行う中央演算処理装置(CPU)9c、各種デ
ータをやりとりする入出力装置9d、これらを結ぶコモ
ンバス9eからなる。
からの情報を随時更新、記憶するランダムアクセスメモ
リ(RAM)9a、各種制御プログラム,制御マップ等
を記憶しているリードオンリメモリ(ROM)9b、各
種演算を行う中央演算処理装置(CPU)9c、各種デ
ータをやりとりする入出力装置9d、これらを結ぶコモ
ンバス9eからなる。
【0017】また、ECU9はO2 センサ23の出力に
応じて、エンジン18の空燃比フィードバック制御を行
う。さらに、ECU9は、回転角センサ26、水温セン
サ27、タンク内圧力センサ28、吸気管内圧力センサ
19等からの信号より、インジェクタ4の噴射タイミン
グおよび噴射量制御、ISC制御等を行う。次に本実施
例に用いたプレッシャレギュレータ3の構成および作動
について、図3に従って説明する。
応じて、エンジン18の空燃比フィードバック制御を行
う。さらに、ECU9は、回転角センサ26、水温セン
サ27、タンク内圧力センサ28、吸気管内圧力センサ
19等からの信号より、インジェクタ4の噴射タイミン
グおよび噴射量制御、ISC制御等を行う。次に本実施
例に用いたプレッシャレギュレータ3の構成および作動
について、図3に従って説明する。
【0018】まず始めに、プレッシャレギュレータ3の
構成について説明する。プレッシャレギュレータ3のハ
ウジング301は軸方向に2分割された薄板製の第1、
第2の筐体301a、301bを突き合わせて構成して
いる。また、これら第1、第2の筐体301a、301
bは折り曲げ縁302にて嵌合されている。さらに、第
1、第2の筐体301a、301bの突き合わせ面には
ダイアフラム303の周縁部が気液密に挟持されてお
り、このダイアフラム303はハウジング301内を軸
方向に、ダイアフラム室304と燃料室305とに区画
している。
構成について説明する。プレッシャレギュレータ3のハ
ウジング301は軸方向に2分割された薄板製の第1、
第2の筐体301a、301bを突き合わせて構成して
いる。また、これら第1、第2の筐体301a、301
bは折り曲げ縁302にて嵌合されている。さらに、第
1、第2の筐体301a、301bの突き合わせ面には
ダイアフラム303の周縁部が気液密に挟持されてお
り、このダイアフラム303はハウジング301内を軸
方向に、ダイアフラム室304と燃料室305とに区画
している。
【0019】ダイアフラム室304にはダイアフラム3
03を燃料室305に向けて押圧付勢する圧縮コイルば
ね306が収容されており、また、このダイアフラム室
304には第1の筐体301aに固定され、燃料タンク
1からタンク内圧力を導入する周辺圧力導入パイプ30
7が接続されている。さらに、この周辺圧力導入パイプ
307は燃料が燃料タンク1内に満ちているときでも、
その先端が燃料に浸からない位置にまで鉛直下向きに設
けられている。このように、鉛直下向きに取り付けるこ
とにより、振動等により燃料が跳ね上がり、周辺圧力導
入パイプ307内に入っても中に溜まることなく、すぐ
に燃料タンク1内に戻される。
03を燃料室305に向けて押圧付勢する圧縮コイルば
ね306が収容されており、また、このダイアフラム室
304には第1の筐体301aに固定され、燃料タンク
1からタンク内圧力を導入する周辺圧力導入パイプ30
7が接続されている。さらに、この周辺圧力導入パイプ
307は燃料が燃料タンク1内に満ちているときでも、
その先端が燃料に浸からない位置にまで鉛直下向きに設
けられている。このように、鉛直下向きに取り付けるこ
とにより、振動等により燃料が跳ね上がり、周辺圧力導
入パイプ307内に入っても中に溜まることなく、すぐ
に燃料タンク1内に戻される。
【0020】燃料室305には、第2の筐体301bに
固定されており、燃料流入管に接続される流入接続管3
08、燃料流出管に接続される流出接続管309、リタ
ーン配管に接続されるリターン用接続管320が接続さ
れている。流入接続管308および流出接続管309は
第2の筐体301bのそれぞれ下端部、上端部壁に取り
付けられているとともに、リターン用接続管320は第
2の筐体301b側壁に取り付けられている。また、こ
のリターン用接続管320はハウジング301の中心軸
線上に設置されている。
固定されており、燃料流入管に接続される流入接続管3
08、燃料流出管に接続される流出接続管309、リタ
ーン配管に接続されるリターン用接続管320が接続さ
れている。流入接続管308および流出接続管309は
第2の筐体301bのそれぞれ下端部、上端部壁に取り
付けられているとともに、リターン用接続管320は第
2の筐体301b側壁に取り付けられている。また、こ
のリターン用接続管320はハウジング301の中心軸
線上に設置されている。
【0021】燃料室305内には円筒形の区画筒311
が設けられている。そして、区画筒311の内部開口端
には弁座312が固定されており、この弁座312には
中心部に弁孔313を開口してある。つまり、流入接続
管308とリターン用接続管320とは弁孔313を介
して連通している。また、ダイアフラム303には、中
心部に弁保持体314が取り付けられている。この弁保
持体314にはボール315が回転自在に支持されてい
る。さらに、このボール315にはプレート状の弁体3
16が固定されている。なお、317はボール315を
押圧するバネである。
が設けられている。そして、区画筒311の内部開口端
には弁座312が固定されており、この弁座312には
中心部に弁孔313を開口してある。つまり、流入接続
管308とリターン用接続管320とは弁孔313を介
して連通している。また、ダイアフラム303には、中
心部に弁保持体314が取り付けられている。この弁保
持体314にはボール315が回転自在に支持されてい
る。さらに、このボール315にはプレート状の弁体3
16が固定されている。なお、317はボール315を
押圧するバネである。
【0022】弁体316は弁座312に対向して設置さ
れており、ダイアフラム303のたわみ変形により弁体
316が弁座312に近接すると、弁孔313の弁体側
開口面積を減少させる。すなわち、燃料タンク1に戻す
燃料量を規制し、燃料圧力を上昇させるようになってい
る。次に、以上のような構成を持つプレッシャレギュレ
ータ3の作動について説明する。
れており、ダイアフラム303のたわみ変形により弁体
316が弁座312に近接すると、弁孔313の弁体側
開口面積を減少させる。すなわち、燃料タンク1に戻す
燃料量を規制し、燃料圧力を上昇させるようになってい
る。次に、以上のような構成を持つプレッシャレギュレ
ータ3の作動について説明する。
【0023】燃料ポンプ2からインジェクタ4に供給さ
れる燃料が流入接続管308を通ってプレッシャレギュ
レータ3内の燃料室305に送られ、このプレッシャレ
ギュレータ3によってインジェクタ4に供給される燃料
の圧力が制御される。つまり、周辺圧力導入パイプ30
7を通ってダイアフラム室304に導入される燃料タン
ク1内の圧力よりも燃料室305内の圧力が相対的に高
くなった場合には、この燃料圧力によりダイアフラム3
03を圧縮コイルばね306の押圧力に抗して変位させ
る。
れる燃料が流入接続管308を通ってプレッシャレギュ
レータ3内の燃料室305に送られ、このプレッシャレ
ギュレータ3によってインジェクタ4に供給される燃料
の圧力が制御される。つまり、周辺圧力導入パイプ30
7を通ってダイアフラム室304に導入される燃料タン
ク1内の圧力よりも燃料室305内の圧力が相対的に高
くなった場合には、この燃料圧力によりダイアフラム3
03を圧縮コイルばね306の押圧力に抗して変位させ
る。
【0024】これにより、弁保持体314および弁体3
16が弁座312から離れ弁孔313を開く。このた
め、燃料室305の燃料は弁孔313から区画筒311
内を通じてリターン用接続管320に流れ、このリター
ン用接続管320から燃料タンクに逃がされる。したが
って、燃料ポンプ2からインジェクタ4に供給される燃
料の圧力を下げることができる。
16が弁座312から離れ弁孔313を開く。このた
め、燃料室305の燃料は弁孔313から区画筒311
内を通じてリターン用接続管320に流れ、このリター
ン用接続管320から燃料タンクに逃がされる。したが
って、燃料ポンプ2からインジェクタ4に供給される燃
料の圧力を下げることができる。
【0025】一方、燃料タンク1内の圧力よりも燃料室
305内の圧力が相対的に低くなった場合には、ダイア
フラム303が圧縮コイルばね306に押され、弁保持
体314および弁体316が弁座312に向けて変位さ
れる。弁体316が弁座312に近接すると弁孔313
の開口面積は規制され、燃料室305からの燃料流出が
減少する。したがって、燃料ポンプ2からインジェクタ
4に供給される燃料の圧力を上げることができる。
305内の圧力が相対的に低くなった場合には、ダイア
フラム303が圧縮コイルばね306に押され、弁保持
体314および弁体316が弁座312に向けて変位さ
れる。弁体316が弁座312に近接すると弁孔313
の開口面積は規制され、燃料室305からの燃料流出が
減少する。したがって、燃料ポンプ2からインジェクタ
4に供給される燃料の圧力を上げることができる。
【0026】このようにして、燃料タンク1内圧力に対
して、プレッシャレギュレータ3内の燃料室305に送
られる燃料の圧力を一定に保つことができ、流出接続管
309を通ってインジェクタ4に供給する燃料の圧力を
一定にすることができる。以上のように、本実施例に用
いるプレッシャレギュレータ3は燃料タンク1内の圧力
に対してインジェクタ4に供給する燃料の圧力を一定値
高い値に調整されるわけであるが、燃料タンク内の圧力
は常に一定ではない。つまり、周囲温度による蒸発燃料
量や大気圧の変化等により燃料タンク1内の圧力が変化
すると、インジェクタ4に供給される燃料の圧力も変化
する。
して、プレッシャレギュレータ3内の燃料室305に送
られる燃料の圧力を一定に保つことができ、流出接続管
309を通ってインジェクタ4に供給する燃料の圧力を
一定にすることができる。以上のように、本実施例に用
いるプレッシャレギュレータ3は燃料タンク1内の圧力
に対してインジェクタ4に供給する燃料の圧力を一定値
高い値に調整されるわけであるが、燃料タンク内の圧力
は常に一定ではない。つまり、周囲温度による蒸発燃料
量や大気圧の変化等により燃料タンク1内の圧力が変化
すると、インジェクタ4に供給される燃料の圧力も変化
する。
【0027】インジェクタ4から噴射される燃料量は、
その開口面積と開弁時間と燃料を噴射するときの燃料の
流速とで決まるので、燃料の圧力、または吸気管内圧力
が変化して流速が変化すると同じ開口面積と同じ開弁時
間とでも噴射される燃料量が変わってくる。以下、流速
が変化したとき(例えば、吸気管内圧力の変化、前述し
た燃料タンク内圧力の変化によって生じる)の燃料噴射
量の補正方法の原理について説明する。なお本実施例に
おいて、基本燃料噴射時間TPOは吸気管内圧力とエンジ
ン回転数とのマップから決定され、このマップは実際に
吸気管内圧力とエンジン回転数とから必要な燃料噴射時
間を測定して作成されているので、このときに吸気管内
圧力の変化に対するプレッシャレギュレータ3による調
整圧力の適正値からのずれ分に対応する燃料量の補正も
自動的に行われている。このため、基本燃料噴射時間T
POについては吸気管内圧力の変化に対する補正を別途行
う必要がない。よって、以下では特に燃料タンク内圧力
の変化に対する燃料噴射量の補正について説明する。
その開口面積と開弁時間と燃料を噴射するときの燃料の
流速とで決まるので、燃料の圧力、または吸気管内圧力
が変化して流速が変化すると同じ開口面積と同じ開弁時
間とでも噴射される燃料量が変わってくる。以下、流速
が変化したとき(例えば、吸気管内圧力の変化、前述し
た燃料タンク内圧力の変化によって生じる)の燃料噴射
量の補正方法の原理について説明する。なお本実施例に
おいて、基本燃料噴射時間TPOは吸気管内圧力とエンジ
ン回転数とのマップから決定され、このマップは実際に
吸気管内圧力とエンジン回転数とから必要な燃料噴射時
間を測定して作成されているので、このときに吸気管内
圧力の変化に対するプレッシャレギュレータ3による調
整圧力の適正値からのずれ分に対応する燃料量の補正も
自動的に行われている。このため、基本燃料噴射時間T
POについては吸気管内圧力の変化に対する補正を別途行
う必要がない。よって、以下では特に燃料タンク内圧力
の変化に対する燃料噴射量の補正について説明する。
【0028】ECU9は、インジェクタ4に供給される
燃料の圧力が一定であるという条件のもとに燃料噴射時
間を求めている。いま、ECU9がインジェクタ4に供
給されている燃料の圧力が一定であるとして、開弁時間
τ分の燃料噴射を行ったとすると、開口面積をs、イン
ジェクタ4から噴射される燃料の流速をqとしたとき、
その燃料噴射量はqsτとなる。しかし、本実施例では
上記理由により燃料の圧力が一定ではない。この燃料の
圧力が変化したときのインジェクタ4から噴射される燃
料の流速をq’とすると、そのときの燃料噴射量は、
q’sτとなる。つまり、流速の変化分の誤差が生じて
くる。
燃料の圧力が一定であるという条件のもとに燃料噴射時
間を求めている。いま、ECU9がインジェクタ4に供
給されている燃料の圧力が一定であるとして、開弁時間
τ分の燃料噴射を行ったとすると、開口面積をs、イン
ジェクタ4から噴射される燃料の流速をqとしたとき、
その燃料噴射量はqsτとなる。しかし、本実施例では
上記理由により燃料の圧力が一定ではない。この燃料の
圧力が変化したときのインジェクタ4から噴射される燃
料の流速をq’とすると、そのときの燃料噴射量は、
q’sτとなる。つまり、流速の変化分の誤差が生じて
くる。
【0029】この誤差をなくすためには、実際の燃料噴
射量q’sτをその時の流速q’で割り、さらに、EC
U9が一定としている燃料の圧力での流速qを乗じれば
よく、この補正により、目標の燃料噴射量qsτとな
る。つまり、補正値q/q’を燃料噴射時間に補正係数
として掛けることによりタンク内圧力の変化に対する補
正を行うことができる。
射量q’sτをその時の流速q’で割り、さらに、EC
U9が一定としている燃料の圧力での流速qを乗じれば
よく、この補正により、目標の燃料噴射量qsτとな
る。つまり、補正値q/q’を燃料噴射時間に補正係数
として掛けることによりタンク内圧力の変化に対する補
正を行うことができる。
【0030】この流速qは、インジェクタ4に供給され
る燃料の圧力をp、インジェクタ4が燃料を噴射する吸
気管内の圧力をpm 、燃料の密度をρとしたとき
る燃料の圧力をp、インジェクタ4が燃料を噴射する吸
気管内の圧力をpm 、燃料の密度をρとしたとき
【0031】
【数1】
【0032】であらわされる。同様に、流速q’は、そ
の時の燃料の圧力をp’とすると
の時の燃料の圧力をp’とすると
【0033】
【数2】
【0034】となる。よって、q/q’は、
【0035】
【数3】
【0036】となり、いま、pとp’は、大気圧を
pa 、タンク内の圧力と大気圧との差圧をpt 、吸気管
内圧力をpm 、プレッシャレギュレータ3の設定圧力を
pf とすると数3、すなわち補正係数q/q’は、
pa 、タンク内の圧力と大気圧との差圧をpt 、吸気管
内圧力をpm 、プレッシャレギュレータ3の設定圧力を
pf とすると数3、すなわち補正係数q/q’は、
【0037】
【数4】
【0038】で表すことができる。以下、この補正係数
をタンク内圧力補正係数KTPとして表すことにする。次
に、ECU9にて実行される燃料噴射時間演算のフロー
チャートを図4に従って説明する。燃料噴射時間演算ル
ーチンが起動されると、まずステップ1において、吸気
管内圧力センサ19から吸気管内圧力pm を取り込む。
ステップ2では回転角センサ26からの信号にもとづき
エンジン回転数NEを計算し、その値を取り込む。次
に、ステップ3であらかじめECU9のメモリに設定さ
れている噴射量マップから吸気管内圧力pm 、エンジン
回転数NEに対応する基本噴射時間TPOを求める。この
とき、この噴射量マップには前述したように吸気管内圧
力pm の変化に対するプレッシャレギュレータ3による
調整燃料圧力の適正値からのずれ分に対応する燃料量の
補正を行った燃料噴射量が記憶されている。
をタンク内圧力補正係数KTPとして表すことにする。次
に、ECU9にて実行される燃料噴射時間演算のフロー
チャートを図4に従って説明する。燃料噴射時間演算ル
ーチンが起動されると、まずステップ1において、吸気
管内圧力センサ19から吸気管内圧力pm を取り込む。
ステップ2では回転角センサ26からの信号にもとづき
エンジン回転数NEを計算し、その値を取り込む。次
に、ステップ3であらかじめECU9のメモリに設定さ
れている噴射量マップから吸気管内圧力pm 、エンジン
回転数NEに対応する基本噴射時間TPOを求める。この
とき、この噴射量マップには前述したように吸気管内圧
力pm の変化に対するプレッシャレギュレータ3による
調整燃料圧力の適正値からのずれ分に対応する燃料量の
補正を行った燃料噴射量が記憶されている。
【0039】そして、ステップ4では、タンク内圧力セ
ンサ28からタンク内圧力pt を取り込み、ステップ5
において、タンク内圧力の変化に対する燃料噴射量の変
化を補正するためのタンク内圧力補正係数KTPを数式4
から求める。次に、ステップ6において、水温センサ2
7からの信号をもとに、この冷却水温に応じた水温補正
係数FWLを求める。また、次のステップ7において
は、O 2 センサ23からの信号に基づく空燃比フィード
バックのためのフィードバック係数FAFを求める。そ
して、ステップ8で、これらの補正係数を基本噴射時間
に乗じて燃料噴射時間TP を次式より求めて、このルー
チンを終了する。
ンサ28からタンク内圧力pt を取り込み、ステップ5
において、タンク内圧力の変化に対する燃料噴射量の変
化を補正するためのタンク内圧力補正係数KTPを数式4
から求める。次に、ステップ6において、水温センサ2
7からの信号をもとに、この冷却水温に応じた水温補正
係数FWLを求める。また、次のステップ7において
は、O 2 センサ23からの信号に基づく空燃比フィード
バックのためのフィードバック係数FAFを求める。そ
して、ステップ8で、これらの補正係数を基本噴射時間
に乗じて燃料噴射時間TP を次式より求めて、このルー
チンを終了する。
【0040】
【数5】TP =TPO×KTP×FWL×FAF 以上の処理を行うことにより、タンク内の圧力または吸
気管内圧力の変化による燃料噴射量誤差の補正を行うこ
とができる。なお、本実施例において、吸気管内圧力セ
ンサ19が吸気管内圧力検出手段に、ステップ8が燃料
噴射量制御手段に、ステップ5が燃料噴射量補正手段に
それぞれ相当し、機能する。
気管内圧力の変化による燃料噴射量誤差の補正を行うこ
とができる。なお、本実施例において、吸気管内圧力セ
ンサ19が吸気管内圧力検出手段に、ステップ8が燃料
噴射量制御手段に、ステップ5が燃料噴射量補正手段に
それぞれ相当し、機能する。
【0041】本実施例では、スタータオン時の吸気管内
圧力を大気圧としているが、大気圧センサを設けて大気
圧を検出するようにしてもよい。また、タンク内圧力セ
ンサとして大気圧とタンク内圧力との差圧を検出するも
のを用いているが、タンク内圧力を絶対圧で検出するも
のでもよく、このようなセンサを用いたときには大気圧
を検出する必要がなくなるため、大気圧を検出する手段
を省略することができる。
圧力を大気圧としているが、大気圧センサを設けて大気
圧を検出するようにしてもよい。また、タンク内圧力セ
ンサとして大気圧とタンク内圧力との差圧を検出するも
のを用いているが、タンク内圧力を絶対圧で検出するも
のでもよく、このようなセンサを用いたときには大気圧
を検出する必要がなくなるため、大気圧を検出する手段
を省略することができる。
【0042】次に第2実施例として、吸入空気量から燃
料噴射量を演算する燃料噴射制御装置を備えたエンジン
に本発明を適用した例を説明する。図5に第2実施例の
構成図を示す。本実施例では第1実施例の吸気管圧力セ
ンサ19の代わりに吸入空気量を検出するエアフロメー
タ29をエアクリーナ11下流の吸気管10内に備えて
いる。ECU9はこのエアフロメータ29で検出された
吸入空気量と回転角センサ26により検出されたエンジ
ン回転数とから基本燃料噴射時間を求める。また、第1
実施例ではスタータオン時の吸気管内圧力を検出してこ
れを大気圧としたが、第2実施例では吸気管内圧力セン
サがないため、この方法を用いることができない。そこ
で、第2実施例では、スロットル開度が全開時に推定さ
れる吸気管内圧力を大気圧として検出しているものとす
る。
料噴射量を演算する燃料噴射制御装置を備えたエンジン
に本発明を適用した例を説明する。図5に第2実施例の
構成図を示す。本実施例では第1実施例の吸気管圧力セ
ンサ19の代わりに吸入空気量を検出するエアフロメー
タ29をエアクリーナ11下流の吸気管10内に備えて
いる。ECU9はこのエアフロメータ29で検出された
吸入空気量と回転角センサ26により検出されたエンジ
ン回転数とから基本燃料噴射時間を求める。また、第1
実施例ではスタータオン時の吸気管内圧力を検出してこ
れを大気圧としたが、第2実施例では吸気管内圧力セン
サがないため、この方法を用いることができない。そこ
で、第2実施例では、スロットル開度が全開時に推定さ
れる吸気管内圧力を大気圧として検出しているものとす
る。
【0043】このような燃料噴射制御装置では、基本噴
射時間演算時に吸気管内圧力に対する補正が行われてい
ないため、補正を行う必要がある。以下、この補正を含
む燃料噴射時間算出処理について図7に示したフローチ
ャートに従って説明する。燃料噴射時間演算ルーチンが
起動されると、まずステップ11において吸入空気量G
a を取り込む。次にステップ12においてエンジン回転
数NEを取り込み、ステップ13で吸入空気量をエンジ
ン回転数で割った値の1次元マップから基本噴射時間T
POGAを読み込む。そして、ステップ14において、タン
ク内圧力P T を取り込み、ステップ15では図8に示し
たフローチャートの処理によって求められる推定吸気管
内圧力Pm(i)を取り込む。図8のフローチャートの説明
は後述する。ステップ16では吸気管内圧力の変化に対
する燃料噴射量の変化を補正するための吸気管内圧力補
正係数Kpmを求める。ここで、吸気管内圧力補正係数K
pmは次に示す数式6により求められるが、実際にはあら
かじめ算出した値を吸気管内圧力の1次元マップとして
ROM9bに記憶しておき、必要に応じてそのときの吸
気管内圧力に対する値を読み込むようにしている。
射時間演算時に吸気管内圧力に対する補正が行われてい
ないため、補正を行う必要がある。以下、この補正を含
む燃料噴射時間算出処理について図7に示したフローチ
ャートに従って説明する。燃料噴射時間演算ルーチンが
起動されると、まずステップ11において吸入空気量G
a を取り込む。次にステップ12においてエンジン回転
数NEを取り込み、ステップ13で吸入空気量をエンジ
ン回転数で割った値の1次元マップから基本噴射時間T
POGAを読み込む。そして、ステップ14において、タン
ク内圧力P T を取り込み、ステップ15では図8に示し
たフローチャートの処理によって求められる推定吸気管
内圧力Pm(i)を取り込む。図8のフローチャートの説明
は後述する。ステップ16では吸気管内圧力の変化に対
する燃料噴射量の変化を補正するための吸気管内圧力補
正係数Kpmを求める。ここで、吸気管内圧力補正係数K
pmは次に示す数式6により求められるが、実際にはあら
かじめ算出した値を吸気管内圧力の1次元マップとして
ROM9bに記憶しておき、必要に応じてそのときの吸
気管内圧力に対する値を読み込むようにしている。
【0044】
【数6】
【0045】次に、ステップ17において、水温センサ
27からの信号をもとに、この冷却水温に応じた水温補
正係数FWLを求める。また、次のステップ18におい
ては、O2 センサ23からの信号に基づく空燃比フィー
ドバックのためのフィードバック係数FAFを求める。
そして、ステップ19で、これらの補正係数を基本噴射
時間に乗じて燃料噴射時間TPGA を次式より求めて、こ
のルーチンを終了する。
27からの信号をもとに、この冷却水温に応じた水温補
正係数FWLを求める。また、次のステップ18におい
ては、O2 センサ23からの信号に基づく空燃比フィー
ドバックのためのフィードバック係数FAFを求める。
そして、ステップ19で、これらの補正係数を基本噴射
時間に乗じて燃料噴射時間TPGA を次式より求めて、こ
のルーチンを終了する。
【0046】
【数7】TPGA =TPOGA×Kpm×FWL×FAF 以上の処理を行うことにより、吸入空気量から燃料噴射
量を演算するシステムにおいて、吸気管内圧力の変化に
対するプレッシャレギュレータ3による調整燃料圧力の
適正値のずれ分に対応する燃料量誤差の補正を行うこと
ができる。
量を演算するシステムにおいて、吸気管内圧力の変化に
対するプレッシャレギュレータ3による調整燃料圧力の
適正値のずれ分に対応する燃料量誤差の補正を行うこと
ができる。
【0047】なお、上記実施例では、プレッシャレギュ
レータ3の周辺圧力導入パイプ307が燃料タンク内に
開口しているにもかかわらずタンク内圧力と大気圧と差
が小さいことから大気圧を設定燃圧の基準として用いて
いる。よって、ステップ14で取り込んだタンク内圧力
を用いていない。このため、タンク内圧力センサ28は
必ずしも必要ではない。しかし、このタンク内圧力を用
いて吸気管内圧力の変化だけでなくタンク内圧力の変化
に対する燃料噴射量の補正を行うときには必要となる。
次式にこの補正式を示す。
レータ3の周辺圧力導入パイプ307が燃料タンク内に
開口しているにもかかわらずタンク内圧力と大気圧と差
が小さいことから大気圧を設定燃圧の基準として用いて
いる。よって、ステップ14で取り込んだタンク内圧力
を用いていない。このため、タンク内圧力センサ28は
必ずしも必要ではない。しかし、このタンク内圧力を用
いて吸気管内圧力の変化だけでなくタンク内圧力の変化
に対する燃料噴射量の補正を行うときには必要となる。
次式にこの補正式を示す。
【0048】
【数8】
【0049】次に、図8に示した推定吸気管内圧力P
m(i)を求めるフローチャートについて説明する。このフ
ローチャートは本実施例では所定クランク角毎に実行さ
れるものとし、例えば360°CA(クランク角)ごと
に実行される。このルーチンが実行されると、まずステ
ップ21において吸入空気量Ga を取り込む。ステップ
22ではエンジン回転数NEを取り込む。ステップ23
では図6に示した吸入空気量Ga とエンジン回転数NE
との2次元マップから吸気管内圧力Pmgを検索する。次
に、ステップ24では、次式に示したなまし式を用いて
ステップ23で検索された吸気管内圧力Pmgを整数nで
なます。これは、過渡時の吸気管内圧力の応答遅れを考
慮するためである。
m(i)を求めるフローチャートについて説明する。このフ
ローチャートは本実施例では所定クランク角毎に実行さ
れるものとし、例えば360°CA(クランク角)ごと
に実行される。このルーチンが実行されると、まずステ
ップ21において吸入空気量Ga を取り込む。ステップ
22ではエンジン回転数NEを取り込む。ステップ23
では図6に示した吸入空気量Ga とエンジン回転数NE
との2次元マップから吸気管内圧力Pmgを検索する。次
に、ステップ24では、次式に示したなまし式を用いて
ステップ23で検索された吸気管内圧力Pmgを整数nで
なます。これは、過渡時の吸気管内圧力の応答遅れを考
慮するためである。
【0050】
【数9】 上式において、nはなまし係数を、Pm(i)は最新の推定
吸気管内圧力を、Pm( i-1)は前回の推定吸気管内圧力を
それぞれ示している。
吸気管内圧力を、Pm( i-1)は前回の推定吸気管内圧力を
それぞれ示している。
【0051】以上の処理を実行することにより、吸気管
内圧力Pm を直接検出しなくても、吸入空気量Ga とエ
ンジン回転数NEとにより吸気管内圧力を求めることが
できる。上記第2実施例では、エアフロメータ29によ
り検出された吸入空気量Ga を用いて推定吸気管内圧力
Pm(i)を求めているが、加減速時にはエアフロメータ2
9の出力に応答遅れが生じる。また、アクセル全開時の
ように吸気脈動が大きくなる運転域では、実際の吸入空
気量よりも多い空気量を示す値を出力する。そこで第3
実施例では、このような運転状態でも正確に吸気管内圧
力を推定できる例を説明する。
内圧力Pm を直接検出しなくても、吸入空気量Ga とエ
ンジン回転数NEとにより吸気管内圧力を求めることが
できる。上記第2実施例では、エアフロメータ29によ
り検出された吸入空気量Ga を用いて推定吸気管内圧力
Pm(i)を求めているが、加減速時にはエアフロメータ2
9の出力に応答遅れが生じる。また、アクセル全開時の
ように吸気脈動が大きくなる運転域では、実際の吸入空
気量よりも多い空気量を示す値を出力する。そこで第3
実施例では、このような運転状態でも正確に吸気管内圧
力を推定できる例を説明する。
【0052】図9に第3実施例のシステム構成図を示
す。第3実施例では、第1実施例の構成に加え、スロッ
トル開度センサ30が設けられている。このスロットル
開度センサ30はスロットルバルブの開度に応じた信号
をECU9に発信する。図10に第3実施例においてE
CU9により実行される処理のフローチャートを示す。
このフローチャートは所定クランク角毎に実行されるも
のとし、例えば360°CA毎に実行される。
す。第3実施例では、第1実施例の構成に加え、スロッ
トル開度センサ30が設けられている。このスロットル
開度センサ30はスロットルバルブの開度に応じた信号
をECU9に発信する。図10に第3実施例においてE
CU9により実行される処理のフローチャートを示す。
このフローチャートは所定クランク角毎に実行されるも
のとし、例えば360°CA毎に実行される。
【0053】本処理が実行されると、ステップ31にお
いて、エアフロメータ29より検出された吸入空気量G
a を取り込む。ステップ32ではエンジン回転数NEを
取り込み、ステップ33でスロットル開度センサ出力か
ら検出されたスロットル開度Ta を取り込む。そして、
ステップ34において、まず吸入空気量Ga とエンジン
回転数NEとに基づいて作成された図6に示す2次元マ
ップから今回の検索吸気管内圧力Pmgを検索する。そし
て、ステップ35にて、次式より第1の検索吸気管内圧
力変化量ΔPmgを求める。
いて、エアフロメータ29より検出された吸入空気量G
a を取り込む。ステップ32ではエンジン回転数NEを
取り込み、ステップ33でスロットル開度センサ出力か
ら検出されたスロットル開度Ta を取り込む。そして、
ステップ34において、まず吸入空気量Ga とエンジン
回転数NEとに基づいて作成された図6に示す2次元マ
ップから今回の検索吸気管内圧力Pmgを検索する。そし
て、ステップ35にて、次式より第1の検索吸気管内圧
力変化量ΔPmgを求める。
【0054】
【数10】ΔPmg=|Pmg−Pmg0 | ここで、Pmg0 は前回に図6に示すマップから検索され
た検索吸気管内圧力である。次にステップ36におい
て、今度はスロットル開度Ta とエンジン回転数NEと
に基づいて作成された図11に示す2次元マップから今
回の検索吸気管内圧力Pmg' を検索する。そして、ステ
ップ37において、次式より第2の検索吸気管内圧力変
化量ΔPmg' を求める。
た検索吸気管内圧力である。次にステップ36におい
て、今度はスロットル開度Ta とエンジン回転数NEと
に基づいて作成された図11に示す2次元マップから今
回の検索吸気管内圧力Pmg' を検索する。そして、ステ
ップ37において、次式より第2の検索吸気管内圧力変
化量ΔPmg' を求める。
【0055】
【数11】ΔPmg' =|Pmg' −Pmg'0| ここで、Pmg'0は前回に図11に示すマップから検索さ
れた検索吸気管内圧力である。そして、ステップ38に
おいて、ステップ35にて算出されたΔPmgがステップ
37で算出されたΔPmg' より小さいかを判定し、肯定
判断されるとステップ39に、否定判断されるとステッ
プ40に進む。このステップでは加減速時か否かを判断
している。加減速時にはΔPmg<ΔPmg' となり、ステ
ップ39に進む。ステップ39では図12に示す加減速
時補正処理を実行し、今回の検索吸気管内圧力Pmg1 を
算出する。以下、この図12に従って加減速時補正処理
を説明する。
れた検索吸気管内圧力である。そして、ステップ38に
おいて、ステップ35にて算出されたΔPmgがステップ
37で算出されたΔPmg' より小さいかを判定し、肯定
判断されるとステップ39に、否定判断されるとステッ
プ40に進む。このステップでは加減速時か否かを判断
している。加減速時にはΔPmg<ΔPmg' となり、ステ
ップ39に進む。ステップ39では図12に示す加減速
時補正処理を実行し、今回の検索吸気管内圧力Pmg1 を
算出する。以下、この図12に従って加減速時補正処理
を説明する。
【0056】この処理が実行されると、ステップ51に
て次式が満たされているかを判断する。
て次式が満たされているかを判断する。
【0057】
【数12】Pmg' −Pmg'0>0 肯定判断されるとステップ52へ、否定判断されるとス
テップ53に進む。つまり、今回の検索値Pmg' が前回
の検索値Pmg'0より大きいときには加速時と判断しステ
ップ52に進む。今回の検索値Pmg' が前回の検索値P
mg'0以下のときには減速時と判断してステップ53に進
む。ステップ52では次式より検索吸気管圧力Pmg1 を
算出する。
テップ53に進む。つまり、今回の検索値Pmg' が前回
の検索値Pmg'0より大きいときには加速時と判断しステ
ップ52に進む。今回の検索値Pmg' が前回の検索値P
mg'0以下のときには減速時と判断してステップ53に進
む。ステップ52では次式より検索吸気管圧力Pmg1 を
算出する。
【0058】
【数13】Pmg1 =Pmg0 +ΔPmg' また、ステップ53では次式より検索吸気管圧力Pmg1
を算出する。
を算出する。
【0059】
【数14】Pmg1 =Pmg0 −ΔPmg' 以上の処理が終了すると図10のステップ41に進む。
また、ステップ38にて否定判断されてステップ40に
進んだときには、検索吸気管内圧力Pmgを今回の検索吸
気管内圧力Pmg1 とする。
また、ステップ38にて否定判断されてステップ40に
進んだときには、検索吸気管内圧力Pmgを今回の検索吸
気管内圧力Pmg1 とする。
【0060】ステップ41では前述のように求められた
検索吸気管内圧力Pmg1 を数式8でなまして推定吸気管
内圧力Pm(i)とする。次のステップ42ではこの推定吸
気管内圧力Pm(i)が大気圧相当の値(ただし、図18
(a),(b)に示すような過給機付きエンジンに本発
明を実施した場合には最大過給圧相当の値)kPatm よ
り大きいかを判断しする。肯定判断されるとステップ4
3に進み、kPatm を推定吸気管内圧力Pm(i)としてガ
ードをかけ、ステップ44に進む。否定判断されたとき
にはそのままステップ44に進む。ステップ44では今
回検出されたPmgをPmg0 と、Pmg' をPmg'0として本
処理を終了する。
検索吸気管内圧力Pmg1 を数式8でなまして推定吸気管
内圧力Pm(i)とする。次のステップ42ではこの推定吸
気管内圧力Pm(i)が大気圧相当の値(ただし、図18
(a),(b)に示すような過給機付きエンジンに本発
明を実施した場合には最大過給圧相当の値)kPatm よ
り大きいかを判断しする。肯定判断されるとステップ4
3に進み、kPatm を推定吸気管内圧力Pm(i)としてガ
ードをかけ、ステップ44に進む。否定判断されたとき
にはそのままステップ44に進む。ステップ44では今
回検出されたPmgをPmg0 と、Pmg' をPmg'0として本
処理を終了する。
【0061】スロットル開度とエンジン回転数とから検
出された吸気管内圧力は吸気管内圧力の変化に対して応
答性が比較的良い。そこで本第3実施例では、Pmg0 に
スロットル開度とエンジン回転数とから検索された検索
吸気管内圧力Pmg' の変化量ΔPmg' を加速時には加
算、減速時には減算している。これにより、過渡時のエ
アフロメータ出力の応答遅れを補正することができる。
出された吸気管内圧力は吸気管内圧力の変化に対して応
答性が比較的良い。そこで本第3実施例では、Pmg0 に
スロットル開度とエンジン回転数とから検索された検索
吸気管内圧力Pmg' の変化量ΔPmg' を加速時には加
算、減速時には減算している。これにより、過渡時のエ
アフロメータ出力の応答遅れを補正することができる。
【0062】なお、このスロットル開度とエンジン回転
数とから検出された吸気管内圧力P mg' には誤差が大き
く含まれているが、変化量ΔPmg' をとることにより誤
差を小さくすることができる。このため、本実施例で
は、スロットル開度とエンジン回転数とから加減速時の
吸気管内圧力の変化量のみを求め、補正するようにして
いる。
数とから検出された吸気管内圧力P mg' には誤差が大き
く含まれているが、変化量ΔPmg' をとることにより誤
差を小さくすることができる。このため、本実施例で
は、スロットル開度とエンジン回転数とから加減速時の
吸気管内圧力の変化量のみを求め、補正するようにして
いる。
【0063】さらに、第3実施例では、求められた推定
吸気管内圧力が大気圧相当の圧力より大きい値となった
ときには、推定吸気管内圧力を前記大気圧相当の圧力と
している。これにより、スロットル全開時の吸気脈動が
大きくなったときにエアフロメータが実際の吸入空気量
より多い空気量の値を出力し、この結果、推定吸気管内
圧力が大気圧を越えても適切に補正することができる。
吸気管内圧力が大気圧相当の圧力より大きい値となった
ときには、推定吸気管内圧力を前記大気圧相当の圧力と
している。これにより、スロットル全開時の吸気脈動が
大きくなったときにエアフロメータが実際の吸入空気量
より多い空気量の値を出力し、この結果、推定吸気管内
圧力が大気圧を越えても適切に補正することができる。
【0064】また、上記各実施例では燃圧(プレッシャ
レギュレータ3の設定圧力)をタンク内圧力に対して一
定としているが、燃料タンク内に配置されたプレッシャ
レギュレータ3の周辺圧力導入パイプ307をタンク外
の大気まで延長したり、プレッシャレギュレータ3を燃
料タンク1周辺に配置したりして大気圧に対して燃圧が
一定となるようにしてもよい。
レギュレータ3の設定圧力)をタンク内圧力に対して一
定としているが、燃料タンク内に配置されたプレッシャ
レギュレータ3の周辺圧力導入パイプ307をタンク外
の大気まで延長したり、プレッシャレギュレータ3を燃
料タンク1周辺に配置したりして大気圧に対して燃圧が
一定となるようにしてもよい。
【0065】以上の各実施例では、大気圧をスタータオ
ン時の吸気管内圧力から検出したり、あるいは、スロッ
トル開度が全開時に推定される吸気管内圧力から求めて
いるがこれらの方法に限る必要はない。次に他の大気圧
の検出方法を第4実施例として説明する。図13は大気
圧補正処理を示すフローチャートである。以下、このフ
ローチャートにしたがって説明する。なお、このフロー
チャートは所定クランク角(例えば、180°CA)毎
に実行される。
ン時の吸気管内圧力から検出したり、あるいは、スロッ
トル開度が全開時に推定される吸気管内圧力から求めて
いるがこれらの方法に限る必要はない。次に他の大気圧
の検出方法を第4実施例として説明する。図13は大気
圧補正処理を示すフローチャートである。以下、このフ
ローチャートにしたがって説明する。なお、このフロー
チャートは所定クランク角(例えば、180°CA)毎
に実行される。
【0066】本処理が実行されると、ステップ61にお
いて、エンジン回転数NEと吸入空気量Ga とから、図
14に示すフローチャートより吸気管内圧力PGAを検出
する。図14については後述する。次に、ステップ62
ではエンジン回転数NEとスロットル開度Ta とから、
図15に示すフローチャートより吸気管内圧力PTAを検
出する。図15についても後述する。そして、ステップ
63において、図16に示す2次元マップから高度補正
係数KHIGHを求める。なお図16は、PTAが同じと
きには、PGAが小さいほどKHIGHの値が小さくなる
ように作成されている。これは、スロットル開度とエン
ジン回転数とから求めた吸気管内圧力は大気圧の変化の
影響を受けない。しかし、吸入空気量とエンジン回転数
とから求めた吸気管内圧力は大気圧の変化の影響を受け
る。つまり、同じスロットル開度と同じエンジン回転数
のときに、吸入空気量とエンジン回転数とから吸気管内
圧力を求めると、大気圧が低いほど吸入空気量が減るた
め検出される吸気管内圧力が小さくなる。ステップ65
では、次式より、現在の大気圧PATM を求める。
いて、エンジン回転数NEと吸入空気量Ga とから、図
14に示すフローチャートより吸気管内圧力PGAを検出
する。図14については後述する。次に、ステップ62
ではエンジン回転数NEとスロットル開度Ta とから、
図15に示すフローチャートより吸気管内圧力PTAを検
出する。図15についても後述する。そして、ステップ
63において、図16に示す2次元マップから高度補正
係数KHIGHを求める。なお図16は、PTAが同じと
きには、PGAが小さいほどKHIGHの値が小さくなる
ように作成されている。これは、スロットル開度とエン
ジン回転数とから求めた吸気管内圧力は大気圧の変化の
影響を受けない。しかし、吸入空気量とエンジン回転数
とから求めた吸気管内圧力は大気圧の変化の影響を受け
る。つまり、同じスロットル開度と同じエンジン回転数
のときに、吸入空気量とエンジン回転数とから吸気管内
圧力を求めると、大気圧が低いほど吸入空気量が減るた
め検出される吸気管内圧力が小さくなる。ステップ65
では、次式より、現在の大気圧PATM を求める。
【0067】
【数15】PATM =KHIGH×760 そして、ステップ66において、このPATM とステップ
61にて算出された吸気管内圧力PGAとの2次元マップ
(図17参照)から燃料圧力補正係数Kpmを取り込む。
そして、ステップ67において、この燃料圧力補正係数
Kpmを燃料噴射量の補正に反映する。
61にて算出された吸気管内圧力PGAとの2次元マップ
(図17参照)から燃料圧力補正係数Kpmを取り込む。
そして、ステップ67において、この燃料圧力補正係数
Kpmを燃料噴射量の補正に反映する。
【0068】次に、ステップ61にて実行される処理を
図14に示すフローチャートに従って説明する。まず、
ステップ68において、吸入空気量Ga を読み込む。ス
テップ69ではエンジン回転数NEを読み込む。次にス
テップ70では、図6に示すマップから検索吸気管内圧
力Pmgを読み込む。そして、マップから求めた吸気管内
圧力Pmgを次式によりなまして、吸気管内圧力PGAを算
出する。
図14に示すフローチャートに従って説明する。まず、
ステップ68において、吸入空気量Ga を読み込む。ス
テップ69ではエンジン回転数NEを読み込む。次にス
テップ70では、図6に示すマップから検索吸気管内圧
力Pmgを読み込む。そして、マップから求めた吸気管内
圧力Pmgを次式によりなまして、吸気管内圧力PGAを算
出する。
【0069】
【数16】 また、ステップ62にて実行される処理を図15に示す
フローチャートに従って説明する。
フローチャートに従って説明する。
【0070】まず、ステップ72においてスロットル開
度を取り込む。次にステップ73にいてエンジン回転数
を取り込む。そしてステップ74にて、図11に示すマ
ップから吸気管内圧力Pmg' を読み込む。そして、マッ
プから求めた吸気管内圧力P mg' を次式によりなまし
て、吸気管内圧力PTAを算出する。
度を取り込む。次にステップ73にいてエンジン回転数
を取り込む。そしてステップ74にて、図11に示すマ
ップから吸気管内圧力Pmg' を読み込む。そして、マッ
プから求めた吸気管内圧力P mg' を次式によりなまし
て、吸気管内圧力PTAを算出する。
【0071】
【数17】 以上のように、本第4実施例では大気圧の変化に対して
燃料噴射量補正係数を補正することにより、より正確に
燃料噴射量を制御することができる。
燃料噴射量補正係数を補正することにより、より正確に
燃料噴射量を制御することができる。
【0072】また、上記各実施例ではあらかじめ決めら
れたタイミング信号に同期して燃料噴射を実行する同期
噴射に対して圧力補正を行っているが、エンジン始動
時,加速時等に実行されるタイミング信号に同期しない
非同期噴射の燃料噴射に対しても、本発明を用いてもよ
い。非同期噴射の噴射量は吸気管内圧力の変化量に対す
る1次元マップにより作成される。この非同期噴射量は
吸気管内圧力が変化するとインジェクタの開弁時間が同
じでも噴射量が変化する。この吸気管内圧力の変化に対
する燃料噴射量の補正は、前述したように、数式6によ
り算出される吸気管内圧力補正係数Kpmを非同期燃料噴
射量に乗じることにより行うことができる。また、この
非同期噴射量の補正においても、あらかじめ算出した値
を吸気管内圧力の1次元マップとしてROM9bに記憶
しておき、必要に応じてその時の吸気管内圧力に対する
値を読み込み、補正を行うようにしてもよい。
れたタイミング信号に同期して燃料噴射を実行する同期
噴射に対して圧力補正を行っているが、エンジン始動
時,加速時等に実行されるタイミング信号に同期しない
非同期噴射の燃料噴射に対しても、本発明を用いてもよ
い。非同期噴射の噴射量は吸気管内圧力の変化量に対す
る1次元マップにより作成される。この非同期噴射量は
吸気管内圧力が変化するとインジェクタの開弁時間が同
じでも噴射量が変化する。この吸気管内圧力の変化に対
する燃料噴射量の補正は、前述したように、数式6によ
り算出される吸気管内圧力補正係数Kpmを非同期燃料噴
射量に乗じることにより行うことができる。また、この
非同期噴射量の補正においても、あらかじめ算出した値
を吸気管内圧力の1次元マップとしてROM9bに記憶
しておき、必要に応じてその時の吸気管内圧力に対する
値を読み込み、補正を行うようにしてもよい。
【0073】
【発明の効果】以上に述べたように本発明によれば、吸
気管内圧力以外の圧力、例えば燃料タンク内圧力に対し
て一定の圧力で燃料噴射弁に燃料を送るとき、吸気管内
圧力の変化によって生じる燃料噴射弁から噴射される燃
料量の変化を補正することができる。
気管内圧力以外の圧力、例えば燃料タンク内圧力に対し
て一定の圧力で燃料噴射弁に燃料を送るとき、吸気管内
圧力の変化によって生じる燃料噴射弁から噴射される燃
料量の変化を補正することができる。
【図1】本発明のクレーム対応図である。
【図2】本発明を用いた第1実施例のシステム構成図で
ある。
ある。
【図3】本実施例に用いたプレッシャレギュレータの断
面図である。
面図である。
【図4】本実施例のECUによって実行されるルーチン
のフローチャートである。
のフローチャートである。
【図5】第2実施例のシステム構成図である。
【図6】吸入空気量とエンジン回転数とから吸気管内圧
力を求めるために用いるマップである。
力を求めるために用いるマップである。
【図7】第2実施例のECUによって実行されるルーチ
ンのフローチャートである。
ンのフローチャートである。
【図8】第2実施例のECUによって実行されるルーチ
ンのフローチャートである。
ンのフローチャートである。
【図9】第3実施例のシステム構成図である。
【図10】第3実施例のECUによって実行されるルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図11】スロットル開度とエンジン回転数とから吸気
管内圧力を求めるために用いるマップである。
管内圧力を求めるために用いるマップである。
【図12】第3実施例のECUによって実行されるルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図13】第4実施例のECUによって実行されるルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図14】第4実施例のECUによって実行されるルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図15】第4実施例のECUによって実行されるルー
チンのフローチャートである。
チンのフローチャートである。
【図16】吸入空気量とエンジン回転数とから求めた吸
気管内圧力と、スロットル開度とエンジン回転数とから
求めた吸気管内圧力とに基づいて高度補正係数を求める
ために用いるマップである。
気管内圧力と、スロットル開度とエンジン回転数とから
求めた吸気管内圧力とに基づいて高度補正係数を求める
ために用いるマップである。
【図17】吸気管内圧力と大気圧とから吸気管内圧力補
正数を求めるために用いるマップである。
正数を求めるために用いるマップである。
【図18】(a),(b)は本発明を過給機付き内燃機
関に用いたときの概略構成図である。
関に用いたときの概略構成図である。
1 燃料タンク 2 燃料ポンプ 3 プレッシャレギュレータ 4 インジェクタ 9 ECU 10 吸気管 18 エンジン 19 吸気管内圧力センサ 28 タンク内圧力センサ 29 エアフロメータ 30 スロットル開度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村松 俊彦 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内
Claims (7)
- 【請求項1】 内燃機関に供給される燃料を貯蓄する燃
料タンクと、 前記内燃機関の吸気管に配置され、この吸気管内に燃料
を噴射する燃料噴射弁と、 前記燃料タンク内に配設され、前記燃料タンクから燃料
を前記燃料噴射弁に圧送する燃料ポンプと、 前記燃料タンク内またはその周辺に配置され、前記燃料
ポンプから圧送されてくる燃料の圧力が周辺の圧力に対
して所定値以上高くなると、前記燃料タンク内に燃料を
戻して燃料圧力を調整するプレッシャレギュレータと、 前記吸気管内の圧力を検出する吸気管内圧力検出手段
と、 前記燃料噴射弁から前記内燃機関に供給する燃料の噴射
量を制御する燃料噴射量制御手段と、 前記吸気管内圧力検出手段の検出結果に応じて、前記プ
レッシャレギュレータ周辺の圧力と前記吸気管内圧力と
の差に起因する前記プレッシャレギュレータによる調整
燃料圧力の適正値からのずれ分に対応して前記燃料噴射
量を補正する燃料噴射量補正手段とを備えることを特徴
とする内燃機関用燃料噴射制御装置。 - 【請求項2】 前記吸気管内に吸入される空気量を検出
する吸入空気量検出手段と、 前記内燃機関の回転数を検出する回転数検出手段とを備
え、 前記吸気管内圧力検出手段は前記吸入空気量検出手段に
よって検出された吸入空気量と前記回転数検出手段によ
って検出された前記内燃機関の回転数とから吸気管内圧
力を推定することにより検出する手段を含むことを特徴
とする請求項1に記載の内燃機関用燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】 前記プレッシャレギュレータは前記周辺
の圧力をタンク内の圧力として燃料圧力を調整し、 前記燃料タンク内の圧力を検出するタンク内圧力検出手
段を備え、 前記燃料噴射量補正手段は前記タンク内圧力検出手段と
前記吸気管内圧力検出手段との検出結果に応じて前記燃
料噴射量を補正する手段を含むことを特徴とする請求項
1または請求項2に記載の内燃機関用燃料噴射制御装
置。 - 【請求項4】 前記吸気管に配設され、前記内燃機関に
吸入される空気量を制御するスロットル弁と、 前記スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出
手段と、 前記内燃機関の過渡運転時を検出する過渡時検出手段と
を備え、 前記吸気管内圧力検出手段は、前記スロットル開度と前
記内燃機関の回転数とから吸気管内圧力を推定する手段
と、前記前記スロットル開度と前記内燃機関の回転数と
から推定された吸気管内圧力の所定期間の変化量を検出
する手段と、前記過渡時検出手段により過渡運転時が検
出されると、前記吸入空気量と前記内燃機関の回転数と
から推定された吸気管内圧力を、前記スロットル開度と
前記内燃機関の回転数とから推定された吸気管内圧力の
所定期間の変化量に基づいて補正する補正手段を含むこ
とを特徴とする請求項2に記載の内燃機関用燃料噴射制
御装置。 - 【請求項5】 前記吸気管内圧力検出手段により検出さ
れた吸気管内圧力が大気圧相当の値より大きいとき、前
記吸気管内圧力を大気圧相当の値とするガード手段を備
えることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の
内燃機関用燃料噴射制御装置。 - 【請求項6】 前記内燃機関が過給機付き内燃機関であ
る燃料噴射制御装置において、 前記吸気管内圧力検出手段により検出された吸気管内圧
力が最大過給圧力相当の値より大きいとき、前記吸気管
内圧力を最大過給圧力相当の値とするガード手段を備え
ることを特徴とする請求項2または請求項4に記載の内
燃機関用燃料噴射制御装置。 - 【請求項7】 前記吸気管に配設され、前記内燃機関に
吸入される空気量を制御するスロットル弁と、 前記スロットル弁の開度を検出するスロットル開度検出
手段と、 前記吸気管内に吸入される空気量を検出する吸入空気量
検出手段と、 前記スロットル弁の開度と前記内燃機関の回転数とから
第1の吸気管内圧力を推定する第1の推定手段と、 前記吸入空気量と前記内燃機関の回転数とから第2の吸
気管内圧力を推定する第2の推定手段と、 前記第1の吸気管内圧力と前記第2の吸気管内圧力とか
ら大気圧を推定する大気圧推定手段とを備え、 前記燃料噴射量補正手段は、前記大気圧推定手段により
推定された大気圧を用いて燃料噴射量補正を行う手段を
含むことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用燃料
噴射制御装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5324070A JPH07166919A (ja) | 1993-04-20 | 1993-12-22 | 内燃機関用燃料噴射制御装置 |
US08/224,008 US5546911A (en) | 1993-04-20 | 1994-04-06 | Fuel injection control apparatus |
EP94106065A EP0621405B1 (en) | 1993-04-20 | 1994-04-19 | Fuel injection control apparatus |
DE69400366T DE69400366T2 (de) | 1993-04-20 | 1994-04-19 | Kraftstoffeinspritzungs-Regeleinrichtung |
KR1019940008329A KR100229845B1 (ko) | 1993-04-20 | 1994-04-20 | 내연기관용 연료분사 제어장치 |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9295793 | 1993-04-20 | ||
JP5-92957 | 1993-04-20 | ||
JP23632693 | 1993-09-22 | ||
JP5-236326 | 1993-09-22 | ||
JP5324070A JPH07166919A (ja) | 1993-04-20 | 1993-12-22 | 内燃機関用燃料噴射制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07166919A true JPH07166919A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=27307157
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5324070A Pending JPH07166919A (ja) | 1993-04-20 | 1993-12-22 | 内燃機関用燃料噴射制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07166919A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5743236A (en) * | 1996-05-30 | 1998-04-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fuel injection control system for internal combusion engine |
US6637414B2 (en) | 2001-02-02 | 2003-10-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control system for internal combustion engine |
-
1993
- 1993-12-22 JP JP5324070A patent/JPH07166919A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5743236A (en) * | 1996-05-30 | 1998-04-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Fuel injection control system for internal combusion engine |
US6637414B2 (en) | 2001-02-02 | 2003-10-28 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Control system for internal combustion engine |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030630 |