JPH0715380A - 復調方式選択受信ダイバーシチ回路 - Google Patents
復調方式選択受信ダイバーシチ回路Info
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- JPH0715380A JPH0715380A JP5172025A JP17202593A JPH0715380A JP H0715380 A JPH0715380 A JP H0715380A JP 5172025 A JP5172025 A JP 5172025A JP 17202593 A JP17202593 A JP 17202593A JP H0715380 A JPH0715380 A JP H0715380A
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- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
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Abstract
(57)【要約】
【目的】移動通信の携帯移動機にダイバーシチ受信方式
を適用する場合の消費電力の増加を抑えるとともに、フ
ェージングの変化の緩急にかかわらず安定した受信特性
を得る。 【構成】2つのアンテナ1,2を切換選択する選択回路
5に、検波出力と包絡線強度信号を出力する検波回路3
と、省電力モード機能を有する検波回路4を接続する。
フェージングの変化の緩急をフェージングピッチ判定回
路6で判定し、変化の激しい時は2つのアンテナ1,2
の受信信号をそれぞれ2つの検波回路3,4で検波した
出力を合成制御回路7で合成して復調出力を得、変化の
緩やかな時は検波回路4を省電力モードにして休ませ2
つのアンテナを選択して検波回路3で検波出力を得るよ
うに構成した。
を適用する場合の消費電力の増加を抑えるとともに、フ
ェージングの変化の緩急にかかわらず安定した受信特性
を得る。 【構成】2つのアンテナ1,2を切換選択する選択回路
5に、検波出力と包絡線強度信号を出力する検波回路3
と、省電力モード機能を有する検波回路4を接続する。
フェージングの変化の緩急をフェージングピッチ判定回
路6で判定し、変化の激しい時は2つのアンテナ1,2
の受信信号をそれぞれ2つの検波回路3,4で検波した
出力を合成制御回路7で合成して復調出力を得、変化の
緩やかな時は検波回路4を省電力モードにして休ませ2
つのアンテナを選択して検波回路3で検波出力を得るよ
うに構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタル移動通信にお
ける携帯型移動局の受信機に用いられるダイバーシチ回
路に関するものである。
ける携帯型移動局の受信機に用いられるダイバーシチ回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ディジタル移動通信における携帯型移動
機に用いられる復調器は、変動する伝送経路による受信
品質の劣化を補償するために、ダイバーシチを用いるこ
とが多い。ダイバーシチ方式の一例として、アンテナか
ら復調器までを2系統用意し、復調検波後の2つの出力
を合成する検波後合成ダイバーシチ方式がある。また、
もう1つのダイバーシチ方式の例として、アンテナのみ
2系統用意し、その2つのアンテナ出力のうち受信感度
の良い方のアンテナによる受信信号を復調するアンテナ
切換ダイバーシチ方式が提案されている。(参考文献:
赤岩芳彦:「ディジタル移動通信用アンテナ選択ダイバ
ーシチ方式」1989年電子情報通信学会春季全国大会
B−856)
機に用いられる復調器は、変動する伝送経路による受信
品質の劣化を補償するために、ダイバーシチを用いるこ
とが多い。ダイバーシチ方式の一例として、アンテナか
ら復調器までを2系統用意し、復調検波後の2つの出力
を合成する検波後合成ダイバーシチ方式がある。また、
もう1つのダイバーシチ方式の例として、アンテナのみ
2系統用意し、その2つのアンテナ出力のうち受信感度
の良い方のアンテナによる受信信号を復調するアンテナ
切換ダイバーシチ方式が提案されている。(参考文献:
赤岩芳彦:「ディジタル移動通信用アンテナ選択ダイバ
ーシチ方式」1989年電子情報通信学会春季全国大会
B−856)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の2つのダイバー
シチ方式のうち、検波後合成ダイバーシチ方式は、受信
品質の改善効果が大きいが、2系統の受信検波回路を常
時動作させておく必要があるため、消費電力が大きくな
るばかりでなく、バッテリーを電源とする携帯型移動機
としては携帯機の重量及び容積の増加という問題点があ
る。また、アンテナ選択ダイバーシチ方式は、受信検波
回路が一系統であるので、検波後合成ダイバーシチの場
合に比べ回路規模・消費電力ともに小さくできるが、フ
ェージングピッチが大きい場合など、伝送特性の変化が
激しい場合は、アンテナの切換頻度がその変化に追従で
きなくなるため、ダイバーシチによる特性改善効果があ
まり得られないという問題点がある。
シチ方式のうち、検波後合成ダイバーシチ方式は、受信
品質の改善効果が大きいが、2系統の受信検波回路を常
時動作させておく必要があるため、消費電力が大きくな
るばかりでなく、バッテリーを電源とする携帯型移動機
としては携帯機の重量及び容積の増加という問題点があ
る。また、アンテナ選択ダイバーシチ方式は、受信検波
回路が一系統であるので、検波後合成ダイバーシチの場
合に比べ回路規模・消費電力ともに小さくできるが、フ
ェージングピッチが大きい場合など、伝送特性の変化が
激しい場合は、アンテナの切換頻度がその変化に追従で
きなくなるため、ダイバーシチによる特性改善効果があ
まり得られないという問題点がある。
【0004】本発明の目的は、前記従来の移動局携帯型
受信機に見られる消費電力の増加、もしくはフェージン
グの変化の速い伝送路での受信特性の劣化という欠点を
軽減し、消費電力の増加が少なく、フェージングの変化
の速い伝送路でも受信特性の改善効果のあるダイバーシ
チ回路を提供することにある。
受信機に見られる消費電力の増加、もしくはフェージン
グの変化の速い伝送路での受信特性の劣化という欠点を
軽減し、消費電力の増加が少なく、フェージングの変化
の速い伝送路でも受信特性の改善効果のあるダイバーシ
チ回路を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の復調方式選択受
信ダイバーシチ回路は、第1及び第2の受信アンテナ
と、該第1及び第2の受信アンテナが接続され切換え制
御信号に従って第1及び第2の出力端子から受信信号を
出力する選択回路と、該選択回路の第1の出力端子に接
続され該第1の出力端子からの受信信号を検波して出力
するとともに該受信信号の包絡線強度を検出して包絡線
強度信号を出力する第1の受信検波回路と、前記選択回
路の第2の出力端子に接続され該第2の出力端子からの
受信信号を検波して出力し、モード制御信号が与えられ
たときのみ省電力モードに切換えられて検波動作を停止
する第2の受信検波回路と前記包絡線強度信号からフェ
ージングピッチを検出し該検出値と所定のしきい値とを
比較判定し、フェージングピッチがしきい値より大きい
ときフェージングの変化が速いことを示す激変信号を出
力し、フェージングピッチがしきい値より小さいときフ
ェージングの変化が緩慢であることを示す緩慢信号を出
力するフェージングピッチ判定回路と、該フェージング
ピッチ判定回路からの判定出力と前記第1の受信検波回
路からの包絡線強度信号が与えられて前記選択回路に対
する切換え制御信号と前記第2の受信検波回路に対する
モード制御信号を出力するとともに、前記第1及び第2
の受信検波回路からの検波出力を合成して復調出力を得
るダイバーシチ合成制御回路とを備え、前記ダイバーシ
チ合成制御回路は、前記判定出力が激変信号のとき前記
選択回路に対して第1及び第2の受信アンテナの受信信
号がそれぞれ第1及び第2の出力端子から出力されるよ
うな前記切換え制御信号を出力して検波後合成ダイバー
シチ受信を行わせ、前記判定出力が緩慢信号のとき前記
第2の受信検波回路に前記モード制御信号を与えるとと
もに、前記選択回路に対して前記第1及び第2の受信ア
ンテナを包絡線強度信号に従って選択切換えて前記第1
の出力端子から受信信号を出力させる前記切換え制御信
号を出力してアンテナ選択ダイバーシチ受信を行わせる
ように構成したことを特徴とするものである。
信ダイバーシチ回路は、第1及び第2の受信アンテナ
と、該第1及び第2の受信アンテナが接続され切換え制
御信号に従って第1及び第2の出力端子から受信信号を
出力する選択回路と、該選択回路の第1の出力端子に接
続され該第1の出力端子からの受信信号を検波して出力
するとともに該受信信号の包絡線強度を検出して包絡線
強度信号を出力する第1の受信検波回路と、前記選択回
路の第2の出力端子に接続され該第2の出力端子からの
受信信号を検波して出力し、モード制御信号が与えられ
たときのみ省電力モードに切換えられて検波動作を停止
する第2の受信検波回路と前記包絡線強度信号からフェ
ージングピッチを検出し該検出値と所定のしきい値とを
比較判定し、フェージングピッチがしきい値より大きい
ときフェージングの変化が速いことを示す激変信号を出
力し、フェージングピッチがしきい値より小さいときフ
ェージングの変化が緩慢であることを示す緩慢信号を出
力するフェージングピッチ判定回路と、該フェージング
ピッチ判定回路からの判定出力と前記第1の受信検波回
路からの包絡線強度信号が与えられて前記選択回路に対
する切換え制御信号と前記第2の受信検波回路に対する
モード制御信号を出力するとともに、前記第1及び第2
の受信検波回路からの検波出力を合成して復調出力を得
るダイバーシチ合成制御回路とを備え、前記ダイバーシ
チ合成制御回路は、前記判定出力が激変信号のとき前記
選択回路に対して第1及び第2の受信アンテナの受信信
号がそれぞれ第1及び第2の出力端子から出力されるよ
うな前記切換え制御信号を出力して検波後合成ダイバー
シチ受信を行わせ、前記判定出力が緩慢信号のとき前記
第2の受信検波回路に前記モード制御信号を与えるとと
もに、前記選択回路に対して前記第1及び第2の受信ア
ンテナを包絡線強度信号に従って選択切換えて前記第1
の出力端子から受信信号を出力させる前記切換え制御信
号を出力してアンテナ選択ダイバーシチ受信を行わせる
ように構成したことを特徴とするものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すブロック図であ
る。図において、1,2は受信アンテナ、3は上記複数
の受信アンテナ1,2の出力のうち1つを復調検波し出
力するとともに、入力された受信信号の包絡線強度を検
出し包絡線強度信号を出力する受信検波回路、4は上記
複数の受信アンテナ1,2の出力のうち1つを復調検波
し出力するとともに、後述するダイバーシチ合成制御回
路7からのモード制御信号により低消費電力モードの動
作を行う機能を有する受信検波回路、5は上記受信アン
テナ1,2と前記受信検波回路3,4との接続を、後述
するダイバーシチ合成制御回路7からの制御信号により
切換える選択回路である。6は上記受信検波回路3から
の包絡線強度信号より受信信号のフェージングピッチを
検出し、フェージング速度の大小を判定出力するフェー
ジングピッチ判定回路、7は上記フェージングピッチ判
定回路6からの判定信号をもとに上記選択回路5に対す
る切換信号、及び上記受信検波回路4の動作モードを正
常動作モードから省電力モードに切換えるモード制御信
号を出力するとともに、上記受信検波回路3,4の出力
を用いてダイバーシチ動作を行い復調結果を出力するダ
イバーシチ合成制御回路である。
る。図において、1,2は受信アンテナ、3は上記複数
の受信アンテナ1,2の出力のうち1つを復調検波し出
力するとともに、入力された受信信号の包絡線強度を検
出し包絡線強度信号を出力する受信検波回路、4は上記
複数の受信アンテナ1,2の出力のうち1つを復調検波
し出力するとともに、後述するダイバーシチ合成制御回
路7からのモード制御信号により低消費電力モードの動
作を行う機能を有する受信検波回路、5は上記受信アン
テナ1,2と前記受信検波回路3,4との接続を、後述
するダイバーシチ合成制御回路7からの制御信号により
切換える選択回路である。6は上記受信検波回路3から
の包絡線強度信号より受信信号のフェージングピッチを
検出し、フェージング速度の大小を判定出力するフェー
ジングピッチ判定回路、7は上記フェージングピッチ判
定回路6からの判定信号をもとに上記選択回路5に対す
る切換信号、及び上記受信検波回路4の動作モードを正
常動作モードから省電力モードに切換えるモード制御信
号を出力するとともに、上記受信検波回路3,4の出力
を用いてダイバーシチ動作を行い復調結果を出力するダ
イバーシチ合成制御回路である。
【0007】
【作用】本発明のダイバーシチ回路は、検波後合成方式
とアンテナ選択方式の2種類のダイバーシチモードを自
動的に選択切換えて動作するように構成されている。初
めに、検波後合成ダイバーシチモードにおける作用を説
明する。図2は検波後合成方式のダイバーシチモードの
ときの動作を示すブロック図であり、選択回路5の2つ
の切換器の接続が図示のようになる。図2において、ア
ンテナ1で受信した信号は、選択回路5の第1の出力端
子から受信検波回路3に出力される。この受信検波回路
3は、選択回路5によって接続されたアンテナ1からの
受信信号を入力として受信検波動作を行い、検波出力を
ダイバーシチ合成制御回路7に出力するとともに、受信
信号の包絡線強度を検出して包絡線強度信号をフェージ
ングピッチ判定回路6に出力する。アンテナ2で受信し
た信号は、選択回路3の第2の出力端子から受信検波回
路4に出力される。この受信検波回路4は、選択回路5
によって接続されたアンテナ2からの受信信号を入力と
して受信検波動作を行い、検波出力をダイバーシチ合成
制御回路7に出力する。
とアンテナ選択方式の2種類のダイバーシチモードを自
動的に選択切換えて動作するように構成されている。初
めに、検波後合成ダイバーシチモードにおける作用を説
明する。図2は検波後合成方式のダイバーシチモードの
ときの動作を示すブロック図であり、選択回路5の2つ
の切換器の接続が図示のようになる。図2において、ア
ンテナ1で受信した信号は、選択回路5の第1の出力端
子から受信検波回路3に出力される。この受信検波回路
3は、選択回路5によって接続されたアンテナ1からの
受信信号を入力として受信検波動作を行い、検波出力を
ダイバーシチ合成制御回路7に出力するとともに、受信
信号の包絡線強度を検出して包絡線強度信号をフェージ
ングピッチ判定回路6に出力する。アンテナ2で受信し
た信号は、選択回路3の第2の出力端子から受信検波回
路4に出力される。この受信検波回路4は、選択回路5
によって接続されたアンテナ2からの受信信号を入力と
して受信検波動作を行い、検波出力をダイバーシチ合成
制御回路7に出力する。
【0008】フェージングピッチ判定回路6は、受信検
波回路3からの包絡線強度信号よりフェージングピッチ
を検出し、フェージングピッチとダイバーシチ方式切換
用の所定のしきい値との大小を比較判定し、判定結果を
出力する。ダイバーシチ合成制御回路7は、受信検波回
路3,4からの2つの検波出力を合成する合成ダイバー
シチを行い、その結果を復調出力として出力するととも
に、フェージングピッチ判定回路6の判定出力により、
以後のダイバーシチモードを下記のように判断し、その
判断に従って、選択回路5に対する切換制御信号及び受
信検波回路4に対する省電力モードへの移行/脱出を制
御するモード制御信号を出力する。 (1) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より大きく、伝送路のフェージングの変化が速いとき
は、検波後合成ダイバーシチモードを継続する。 (2) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より小さく、伝送路のフェージングの変化が緩慢である
ときは、アンテナ選択ダイバーシチモードに移行する。
波回路3からの包絡線強度信号よりフェージングピッチ
を検出し、フェージングピッチとダイバーシチ方式切換
用の所定のしきい値との大小を比較判定し、判定結果を
出力する。ダイバーシチ合成制御回路7は、受信検波回
路3,4からの2つの検波出力を合成する合成ダイバー
シチを行い、その結果を復調出力として出力するととも
に、フェージングピッチ判定回路6の判定出力により、
以後のダイバーシチモードを下記のように判断し、その
判断に従って、選択回路5に対する切換制御信号及び受
信検波回路4に対する省電力モードへの移行/脱出を制
御するモード制御信号を出力する。 (1) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より大きく、伝送路のフェージングの変化が速いとき
は、検波後合成ダイバーシチモードを継続する。 (2) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より小さく、伝送路のフェージングの変化が緩慢である
ときは、アンテナ選択ダイバーシチモードに移行する。
【0009】次に、アンテナ選択ダイバーシチモードに
おける作用を説明する。図3はアンテナ選択方式のダイ
バーシチモードのときの動作を示すブロック図であり、
選択回路5の2つの切換器の接続が図示のようになる。
図3において、アンテナ1,2で受信した信号は選択回
路5に出力される。選択回路5は、アンテナ1,2のう
ちいずれか受信強度の大きい方を、ダイバーシチ合成制
御回路7からの切換え制御信号によって第1の出力端子
から選択出力する。受信検波回路3は選択回路5によっ
て選択されたアンテナからの受信信号を第1の出力端子
から入力として受信検波動作を行い、検波出力をダイバ
ーシチ合成制御回路7に出力すると共に、受信信号の包
絡線強度を検出して包絡線強度信号をフェージングピッ
チ判定回路6とダイバーシチ合成制御回路7とに出力す
る。受信検波回路4は、ダイバーシチ合成制御回路7か
らのモード制御信号により省電力モードになり、アンテ
ナ選択ダイバーシチモードの時には受信検波動作を行わ
ない。
おける作用を説明する。図3はアンテナ選択方式のダイ
バーシチモードのときの動作を示すブロック図であり、
選択回路5の2つの切換器の接続が図示のようになる。
図3において、アンテナ1,2で受信した信号は選択回
路5に出力される。選択回路5は、アンテナ1,2のう
ちいずれか受信強度の大きい方を、ダイバーシチ合成制
御回路7からの切換え制御信号によって第1の出力端子
から選択出力する。受信検波回路3は選択回路5によっ
て選択されたアンテナからの受信信号を第1の出力端子
から入力として受信検波動作を行い、検波出力をダイバ
ーシチ合成制御回路7に出力すると共に、受信信号の包
絡線強度を検出して包絡線強度信号をフェージングピッ
チ判定回路6とダイバーシチ合成制御回路7とに出力す
る。受信検波回路4は、ダイバーシチ合成制御回路7か
らのモード制御信号により省電力モードになり、アンテ
ナ選択ダイバーシチモードの時には受信検波動作を行わ
ない。
【0010】フェージングピッチ判定回路6は、受信検
波回路3からの包絡線強度信号よりフェージングピッチ
を検出し、検出されたフェージングピッチと所定しきい
値との大小を比較判定し、判定結果を出力する。ダイバ
ーシチ合成制御回路7は、受信検波回路3からの出力を
復調出力として出力するとともに、受信検波回路3から
の包絡線強度信号をもとに選択するアンテナを決定し、
その決定に従って選択回路5を制御し、第1の出力端子
から受信検波回路3に接続するアンテナを切換える。ま
たダイバーシチ合成制御回路7は、フェージングピッチ
判定回路6の判定出力により、以後のダイバーシチモー
ドの移行/脱出を制御する。 (1) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より大きく、伝送路のフェージングの変化が速いとき
は、検波後選択ダイバーシチモードに移行する。 (2) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より小さく、伝送路のフェージングの変化が緩慢である
ときは、アンテナ選択ダイバーシチモードを継続する。
波回路3からの包絡線強度信号よりフェージングピッチ
を検出し、検出されたフェージングピッチと所定しきい
値との大小を比較判定し、判定結果を出力する。ダイバ
ーシチ合成制御回路7は、受信検波回路3からの出力を
復調出力として出力するとともに、受信検波回路3から
の包絡線強度信号をもとに選択するアンテナを決定し、
その決定に従って選択回路5を制御し、第1の出力端子
から受信検波回路3に接続するアンテナを切換える。ま
たダイバーシチ合成制御回路7は、フェージングピッチ
判定回路6の判定出力により、以後のダイバーシチモー
ドの移行/脱出を制御する。 (1) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より大きく、伝送路のフェージングの変化が速いとき
は、検波後選択ダイバーシチモードに移行する。 (2) 受信信号のフェージングピッチが所定しきい値
より小さく、伝送路のフェージングの変化が緩慢である
ときは、アンテナ選択ダイバーシチモードを継続する。
【0011】以上の実施例はアンテナが2本の場合の例
であるが、さらに、アンテナが3本以上の場合にも本発
明を活用することができる。図4はアンテナが3本の場
合の実施例を示す構成図である。本実施例では図1の構
成にアンテナ8を追加し、対応して受信検波回路9を追
加してある。この受信検波回路9は受信検波回路4と同
じく省電力モードに切換えられる検波回路である。従っ
て、選択回路10は、フェージングの変化速度が激しい
ときはアンテナ1,2,8の受信出力が受信検波回路
3,4,9にそれぞれ入力され、その検波出力がダイバ
ーシチ合成制御回路7で合成されて復調出力が得られる
ように制御される。図4の選択回路10の各スイッチの
状態は、フェージングの変化が緩やかなときの接続状態
を示し、受信検波回路4と9は省電力モードに制御され
て検波動作を停止しており、選択回路10はアンテナ選
択ダイバーシチモードでアンテナ1,2,8を選択切換
えて受信検波回路3に受信信号を与えるように制御され
ている。
であるが、さらに、アンテナが3本以上の場合にも本発
明を活用することができる。図4はアンテナが3本の場
合の実施例を示す構成図である。本実施例では図1の構
成にアンテナ8を追加し、対応して受信検波回路9を追
加してある。この受信検波回路9は受信検波回路4と同
じく省電力モードに切換えられる検波回路である。従っ
て、選択回路10は、フェージングの変化速度が激しい
ときはアンテナ1,2,8の受信出力が受信検波回路
3,4,9にそれぞれ入力され、その検波出力がダイバ
ーシチ合成制御回路7で合成されて復調出力が得られる
ように制御される。図4の選択回路10の各スイッチの
状態は、フェージングの変化が緩やかなときの接続状態
を示し、受信検波回路4と9は省電力モードに制御され
て検波動作を停止しており、選択回路10はアンテナ選
択ダイバーシチモードでアンテナ1,2,8を選択切換
えて受信検波回路3に受信信号を与えるように制御され
ている。
【0012】図5は、さらにアンテナを2本増やして合
計5本のアンテナの場合の実施例を示す構成図である。
この実施例は図4の構成にアンテナ11,12を追加し
たものである。この追加した2本のアンテナ11,12
は、対応する受信検波回路はなく、アンテナ選択ダイバ
ーシチモードの時に選択対象アンテナとなる。
計5本のアンテナの場合の実施例を示す構成図である。
この実施例は図4の構成にアンテナ11,12を追加し
たものである。この追加した2本のアンテナ11,12
は、対応する受信検波回路はなく、アンテナ選択ダイバ
ーシチモードの時に選択対象アンテナとなる。
【0013】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明を実
施することにより、消費電力の増加が少なく、フェージ
ングの激しい伝送路でも受信特性の改善効果のあるダイ
バーシチ回路を実現することができるので、実用上大き
な効果がある。
施することにより、消費電力の増加が少なく、フェージ
ングの激しい伝送路でも受信特性の改善効果のあるダイ
バーシチ回路を実現することができるので、実用上大き
な効果がある。
【図1】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の検波後合成ダイバーシチモードの動作
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図3】本発明のアンテナ選択ダイバーシチモードの動
作を示すブロック図である。
作を示すブロック図である。
【図4】本発明のアンテナ数を増加したときの構成例図
である。
である。
【図5】本発明のアンテナ数を増加したときの構成例図
である。
である。
1,2 受信アンテナ 3,4 受信検波回路 5 選択回路 6 プーリピッチ判定回路 7 ダイバーシチ合成制御回路 8,11,12 受信アンテナ 9 受信検波回路 10,13 選択回路
Claims (1)
- 【請求項1】 第1及び第2の受信アンテナと、 該第1及び第2の受信アンテナが接続され切換え制御信
号に従って第1及び第2の出力端子から受信信号を出力
する選択回路と、 該選択回路の第1の出力端子に接続され該第1の出力端
子からの受信信号を検波して出力するとともに該受信信
号の包絡線強度を検出して包絡線強度信号を出力する第
1の受信検波回路と、 前記選択回路の第2の出力端子に接続され該第2の出力
端子からの受信信号を検波して出力し、モード制御信号
が与えられたときのみ省電力モードに切換えられて検波
動作を停止する第2の受信検波回路と前記包絡線強度信
号からフェージングピッチを検出し該検出値と所定のし
きい値とを比較判定し、フェージングピッチがしきい値
より大きいときフェージングの変化が速いことを示す激
変信号を出力し、フェージングピッチがしきい値より小
さいときフェージングの変化が緩慢であることを示す緩
慢信号を出力するフェージングピッチ判定回路と、 該フェージングピッチ判定回路からの判定出力と前記第
1の受信検波回路からの包絡線強度信号が与えられて前
記選択回路に対する切換え制御信号と前記第2の受信検
波回路に対するモード制御信号を出力するとともに、前
記第1及び第2の受信検波回路からの検波出力を合成し
て復調出力を得るダイバーシチ合成制御回路とを備え、 前記ダイバーシチ合成制御回路は、前記判定出力が激変
信号のとき前記選択回路に対して第1及び第2の受信ア
ンテナの受信信号がそれぞれ第1及び第2の出力端子か
ら出力されるような前記切換え制御信号を出力して検波
後合成ダイバーシチ受信を行わせ、前記判定出力が緩慢
信号のとき前記第2の受信検波回路に前記モード制御信
号を与えるとともに、前記選択回路に対して前記第1及
び第2の受信アンテナを包絡線強度信号に従って選択切
換えて前記第1の出力端子から受信信号を出力させる前
記切換え制御信号を出力してアンテナ選択ダイバーシチ
受信を行わせるように構成した復調方式選択受信ダイバ
ーシチ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172025A JPH0715380A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 復調方式選択受信ダイバーシチ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5172025A JPH0715380A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 復調方式選択受信ダイバーシチ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715380A true JPH0715380A (ja) | 1995-01-17 |
Family
ID=15934132
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5172025A Pending JPH0715380A (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 復調方式選択受信ダイバーシチ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715380A (ja) |
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- 1993-06-21 JP JP5172025A patent/JPH0715380A/ja active Pending
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