JPH07151768A - サンプリング装置 - Google Patents
サンプリング装置Info
- Publication number
- JPH07151768A JPH07151768A JP29792093A JP29792093A JPH07151768A JP H07151768 A JPH07151768 A JP H07151768A JP 29792093 A JP29792093 A JP 29792093A JP 29792093 A JP29792093 A JP 29792093A JP H07151768 A JPH07151768 A JP H07151768A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- sample
- tip
- liquid
- suction nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
- Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 試料容器内の試料液をノズルチップに吸引す
るについてノズルチップの非装着状態での作動による試
料液の直接吸引を防止するとともに、試料容器の底部の
試料液まで吸引可能にする。 【構成】 試料液Sが入れられた試料容器6と、下端に
吸引口1aを有する吸引ノズル1と、吸引ノズル1に着脱
可能に装着されるノズルチップ2と、吸引ノズル1を昇
降作動する昇降駆動手段3と、昇降駆動手段3による吸
引ノズル1の下降作動の下限位置を規制する下降位置制
御手段4と、試料容器6に所定量以上の試料液Sが収容
されているか否かを検出する液量検出手段8と、液量検
出手段8の信号を受けて下降位置制御手段4による下限
規制位置を切り換える切換手段9とを備えてなる。
るについてノズルチップの非装着状態での作動による試
料液の直接吸引を防止するとともに、試料容器の底部の
試料液まで吸引可能にする。 【構成】 試料液Sが入れられた試料容器6と、下端に
吸引口1aを有する吸引ノズル1と、吸引ノズル1に着脱
可能に装着されるノズルチップ2と、吸引ノズル1を昇
降作動する昇降駆動手段3と、昇降駆動手段3による吸
引ノズル1の下降作動の下限位置を規制する下降位置制
御手段4と、試料容器6に所定量以上の試料液Sが収容
されているか否かを検出する液量検出手段8と、液量検
出手段8の信号を受けて下降位置制御手段4による下限
規制位置を切り換える切換手段9とを備えてなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、試料容器に収容された
血液、尿等の試料液を吸引ノズルの先端に装着したノズ
ルチップ内に吸引するサンプリング装置に関し、特に、
例えば、上記試料液をその中に含まれる所定の生化学物
質との化学反応により光学濃度変化を生じる試薬を含有
する化学分析素子に点着し、その生化学物質の濃度等を
求める生化学分析装置に用いられるサンプリング装置に
関するものである。
血液、尿等の試料液を吸引ノズルの先端に装着したノズ
ルチップ内に吸引するサンプリング装置に関し、特に、
例えば、上記試料液をその中に含まれる所定の生化学物
質との化学反応により光学濃度変化を生じる試薬を含有
する化学分析素子に点着し、その生化学物質の濃度等を
求める生化学分析装置に用いられるサンプリング装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、試料液の小滴を点着供給する
だけでこの試料液中に含まれている特定の化学成分の含
有量またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定
量分析することのできるドライタイプの化学分析素子が
実用化されている。また、このような化学分析素子を用
いて試料液中の化学成分等の定量的な分析を行うには、
試料液を化学分析素子に点着させた後、これをインキュ
ベータ(恒温器)内で所定時間恒温保持(インキュベー
ション)して呈色反応(色素生成反応または指示薬色素
の変色反応)させ、次いで試料液中の所定の生化学物質
と化学分析素子に含まれる試薬との組み合わせにより予
め選定された波長を含む測定用照射光をこの化学分析素
子に照射してその光学濃度を測定し、この光学濃度か
ら、あらかじめ求めておいた光学濃度と所定の生化学物
質の物質濃度との対応を表わす検量線を用いて該試料液
中の所定の生化学物質の含有量または活性値を求めるも
のである。
だけでこの試料液中に含まれている特定の化学成分の含
有量またはその活性値、あるいは有形成分の含有量を定
量分析することのできるドライタイプの化学分析素子が
実用化されている。また、このような化学分析素子を用
いて試料液中の化学成分等の定量的な分析を行うには、
試料液を化学分析素子に点着させた後、これをインキュ
ベータ(恒温器)内で所定時間恒温保持(インキュベー
ション)して呈色反応(色素生成反応または指示薬色素
の変色反応)させ、次いで試料液中の所定の生化学物質
と化学分析素子に含まれる試薬との組み合わせにより予
め選定された波長を含む測定用照射光をこの化学分析素
子に照射してその光学濃度を測定し、この光学濃度か
ら、あらかじめ求めておいた光学濃度と所定の生化学物
質の物質濃度との対応を表わす検量線を用いて該試料液
中の所定の生化学物質の含有量または活性値を求めるも
のである。
【0003】また、この生化学分析装置においては、試
料液を試料容器から吸引して化学分析素子に点着するサ
ンプリング装置としては、例えば、特開昭58−216733号
公報に見られるように、先端に吸引ノズルを備えた点着
アームを旋回駆動するとともに昇降作動し、吸引ノズル
の先端にノズルチップを装着し、該ノズルチップ内にサ
ンプル収容部の試料容器から試料液を吸引した後に点着
部に移動し、該点着部で化学分析素子の試薬層上に所定
量の試料液を供給して点着するようにしたものが知られ
ている。
料液を試料容器から吸引して化学分析素子に点着するサ
ンプリング装置としては、例えば、特開昭58−216733号
公報に見られるように、先端に吸引ノズルを備えた点着
アームを旋回駆動するとともに昇降作動し、吸引ノズル
の先端にノズルチップを装着し、該ノズルチップ内にサ
ンプル収容部の試料容器から試料液を吸引した後に点着
部に移動し、該点着部で化学分析素子の試薬層上に所定
量の試料液を供給して点着するようにしたものが知られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして、前記従来の
構造では、試料液を収容する試料容器は容量が小さく、
最大量の試料液を収容した場合でも試料容器の底部近傍
までノズルチップを挿入して、試料液を吸引することが
できる。しかし、収容量の大きな試料容器を採用した場
合には、液面が高くなって吸引ノズルにノズルチップを
装着し忘れた際には、この吸引ノズルが試料液に接触し
て直接試料液を吸引してしまい、この吸引ノズルおよび
吸引系統に試料液が流入して汚染し、各部の洗浄が必要
となって測定が中断したり、故障の発生原因となる問題
を有している。
構造では、試料液を収容する試料容器は容量が小さく、
最大量の試料液を収容した場合でも試料容器の底部近傍
までノズルチップを挿入して、試料液を吸引することが
できる。しかし、収容量の大きな試料容器を採用した場
合には、液面が高くなって吸引ノズルにノズルチップを
装着し忘れた際には、この吸引ノズルが試料液に接触し
て直接試料液を吸引してしまい、この吸引ノズルおよび
吸引系統に試料液が流入して汚染し、各部の洗浄が必要
となって測定が中断したり、故障の発生原因となる問題
を有している。
【0005】具体的には、小形の試料容器の場合には、
ノズルチップの先端を試料容器の底部近傍にまで挿入し
た状態においても吸引ノズルの先端部は試料液の液面に
は達しておらず、この位置より下方に吸引ノズルが下降
作動されないようにその昇降駆動機構にリミッタを設定
して、ノズルチップを装着し忘れても上記吸引ノズルの
先端が試料液に接触しないようにして、試料液の直接吸
引を防止している。しかし、試料容器の容量が増大し
て、最大容量時の液面高さがノズルチップの長さより相
当長く、前記のような直接吸引防止用のリミッタを設定
すると、試料容器の途中量までしかノズルチップの先端
が届かず試料液の吸引が底部まで行えないことになる。
ノズルチップの先端を試料容器の底部近傍にまで挿入し
た状態においても吸引ノズルの先端部は試料液の液面に
は達しておらず、この位置より下方に吸引ノズルが下降
作動されないようにその昇降駆動機構にリミッタを設定
して、ノズルチップを装着し忘れても上記吸引ノズルの
先端が試料液に接触しないようにして、試料液の直接吸
引を防止している。しかし、試料容器の容量が増大し
て、最大容量時の液面高さがノズルチップの長さより相
当長く、前記のような直接吸引防止用のリミッタを設定
すると、試料容器の途中量までしかノズルチップの先端
が届かず試料液の吸引が底部まで行えないことになる。
【0006】この点について、上記リミッタを解除して
ノズルチップの先端が試料容器の底部にまで達するよう
に移動可能に設定すると、前述のようにノズルチップを
装着し忘れた場合には吸引ノズルの先端が試料液に挿入
されてしまう問題を有する。そこで本発明は上記事情に
鑑み、試料容器が大きくなってもノズルチップの非装着
時の吸引ノズルによる試料液の直接吸引を防止しつつ、
試料容器の底部の試料液についてまで吸引が可能なサン
プリング装置を提供することを目的とするものである。
ノズルチップの先端が試料容器の底部にまで達するよう
に移動可能に設定すると、前述のようにノズルチップを
装着し忘れた場合には吸引ノズルの先端が試料液に挿入
されてしまう問題を有する。そこで本発明は上記事情に
鑑み、試料容器が大きくなってもノズルチップの非装着
時の吸引ノズルによる試料液の直接吸引を防止しつつ、
試料容器の底部の試料液についてまで吸引が可能なサン
プリング装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のサンプリング装置は、図1に基本構成を示す
ように、下端に吸引口1aを有する吸引ノズル1が昇降可
能に配設され、該吸引ノズル1の下端部の吸引口1aに対
して着脱可能にノズルチップ2が装着されるものであ
り、該ノズルチップ2の内部には試料液Sが収容可能で
ある。また、上記吸引ノズル1の下方には試料液Sが入
れられた試料容器6が配設される。そして、上記吸引ノ
ズル1は昇降駆動手段3によって昇降作動され、試料容
器6にノズルチップ2の先端を挿入して試料液Sをノズ
ルチップ2内に吸引するものである。
の本発明のサンプリング装置は、図1に基本構成を示す
ように、下端に吸引口1aを有する吸引ノズル1が昇降可
能に配設され、該吸引ノズル1の下端部の吸引口1aに対
して着脱可能にノズルチップ2が装着されるものであ
り、該ノズルチップ2の内部には試料液Sが収容可能で
ある。また、上記吸引ノズル1の下方には試料液Sが入
れられた試料容器6が配設される。そして、上記吸引ノ
ズル1は昇降駆動手段3によって昇降作動され、試料容
器6にノズルチップ2の先端を挿入して試料液Sをノズ
ルチップ2内に吸引するものである。
【0008】前記昇降駆動手段3は下降位置制御手段4
によって吸引ノズル1の下降作動が制御され、その下降
作動の下限位置が規制される。この下降位置制御手段4
は前記試料容器6の試料液Sの量に応じた切換手段9の
信号によって、前記吸引ノズル1の下端の吸引口1aの位
置が試料液Sの液面より下方位置に降下しないように、
下限規制位置が切り換えられるものである。
によって吸引ノズル1の下降作動が制御され、その下降
作動の下限位置が規制される。この下降位置制御手段4
は前記試料容器6の試料液Sの量に応じた切換手段9の
信号によって、前記吸引ノズル1の下端の吸引口1aの位
置が試料液Sの液面より下方位置に降下しないように、
下限規制位置が切り換えられるものである。
【0009】例えば、前記試料容器6に所定量以上の試
料液Sが収容されているか否かを検出する液量検出手段
8が設置され、この液量検出手段8の信号を受けた切換
手段9は、前記下降位置制御手段4に切換信号を出力し
て、その規制位置を液面の高低に応じて切り換えるもの
である。
料液Sが収容されているか否かを検出する液量検出手段
8が設置され、この液量検出手段8の信号を受けた切換
手段9は、前記下降位置制御手段4に切換信号を出力し
て、その規制位置を液面の高低に応じて切り換えるもの
である。
【0010】また、前記液量検出手段8は、試料容器6
の所定高さの位置に配設し、内部の試料液の有無を検出
するフォトセンサで構成するのが好適である。
の所定高さの位置に配設し、内部の試料液の有無を検出
するフォトセンサで構成するのが好適である。
【0011】一方、前記切換手段9は、切換スイッチで
構成され、前記下降位置制御手段4による下限規制位置
を切り換えるようにしてもよい。
構成され、前記下降位置制御手段4による下限規制位置
を切り換えるようにしてもよい。
【0012】
【作用】上記のようなサンプリング装置では、試料容器
に所定量以上の試料液が収容されている場合には、液量
検出手段の信号によって下降位置制御手段による規制位
置を上方位置として、吸引ノズルの下限移動位置が試料
容器の試料液面より上方となるようにして、ノズルチッ
プを装着していない吸引ノズルが下降作動してもその先
端吸引口が試料液内に挿入されることはなく、試料容器
の上部にまで収容されている試料液をノズルチップによ
って吸引するものである。
に所定量以上の試料液が収容されている場合には、液量
検出手段の信号によって下降位置制御手段による規制位
置を上方位置として、吸引ノズルの下限移動位置が試料
容器の試料液面より上方となるようにして、ノズルチッ
プを装着していない吸引ノズルが下降作動してもその先
端吸引口が試料液内に挿入されることはなく、試料容器
の上部にまで収容されている試料液をノズルチップによ
って吸引するものである。
【0013】また、試料容器に収容されている試料液の
量が所定量より低減している場合には、これを検出した
液量検出手段に基づく切換手段の作動もしくは切換スイ
ッチの操作による切換手段の作動によって、前記下降位
置制御手段による規制位置を下方位置に切り換えて、吸
引ノズルの下限移動位置を試料容器の底部にまでノズル
チップの先端が挿入可能として、試料容器の底部の試料
液についても吸引可能としているものである。
量が所定量より低減している場合には、これを検出した
液量検出手段に基づく切換手段の作動もしくは切換スイ
ッチの操作による切換手段の作動によって、前記下降位
置制御手段による規制位置を下方位置に切り換えて、吸
引ノズルの下限移動位置を試料容器の底部にまでノズル
チップの先端が挿入可能として、試料容器の底部の試料
液についても吸引可能としているものである。
【0014】その際においても、ノズルチップの非装着
状態で吸引操作を開始しても、吸引ノズルの先端が試料
液に接触することはない位置で停止するように下限移動
位置が切り換えられ、底部の試料液が吸引可能であると
ともに、吸引ノズルによって直接試料液が吸引されるこ
とにより故障等が発生するのを防止するようにしてい
る。なお、複数の液量検出手段または切換スイッチによ
り、多段階に規制位置を切り換えるようにしてもよい。
状態で吸引操作を開始しても、吸引ノズルの先端が試料
液に接触することはない位置で停止するように下限移動
位置が切り換えられ、底部の試料液が吸引可能であると
ともに、吸引ノズルによって直接試料液が吸引されるこ
とにより故障等が発生するのを防止するようにしてい
る。なお、複数の液量検出手段または切換スイッチによ
り、多段階に規制位置を切り換えるようにしてもよい。
【0015】
【実施例】以下、図面に沿って本発明の実施例を説明す
る。図2に一実施例のサンプリング装置を備えた生化学
分析装置の概略平面構成を示している。
る。図2に一実施例のサンプリング装置を備えた生化学
分析装置の概略平面構成を示している。
【0016】生化学分析装置10は、未使用の化学分析素
子11を収容するスライド待機部12と、化学分析素子11に
順次血清、尿等の試料液Sを点着する点着部13と、化学
分析素子11を収容して所定時間恒温保持するインキュベ
ータ14とを備え、搬送手段15によって上記スライド待機
部12から順次化学分析素子11を点着部13に搬送する。
子11を収容するスライド待機部12と、化学分析素子11に
順次血清、尿等の試料液Sを点着する点着部13と、化学
分析素子11を収容して所定時間恒温保持するインキュベ
ータ14とを備え、搬送手段15によって上記スライド待機
部12から順次化学分析素子11を点着部13に搬送する。
【0017】一方、サンプル収容部17の検体ラック24に
は、試料液Sを収容した試料容器6と、ノズルチップ2
が配置されている。そして、前記点着部13に位置する化
学分析素子11に対し、サンプリング装置16(サンプラ)
の点着アーム88を旋回駆動するとともに昇降作動し、点
着アーム88先端の吸引ノズル1にノズルチップ2を装着
(図5参照)してから該ノズルチップ2内にサンプル収
容部17の試料容器6から試料液Sを吸引して上記化学分
析素子11に所定量の点着を行う。
は、試料液Sを収容した試料容器6と、ノズルチップ2
が配置されている。そして、前記点着部13に位置する化
学分析素子11に対し、サンプリング装置16(サンプラ)
の点着アーム88を旋回駆動するとともに昇降作動し、点
着アーム88先端の吸引ノズル1にノズルチップ2を装着
(図5参照)してから該ノズルチップ2内にサンプル収
容部17の試料容器6から試料液Sを吸引して上記化学分
析素子11に所定量の点着を行う。
【0018】この点着された化学分析素子11を前記搬送
手段15によってインキュベータ14の収納部55に挿入し、
このインキュベータ14で恒温保持した化学分析素子11の
呈色度合(反射光学濃度)を測定手段18の測光ヘッド27
で測定し、さらに、測定後の化学分析素子11を前記搬送
手段15によってインキュベータ14の中心側の廃却孔56に
落下排出するものである。
手段15によってインキュベータ14の収納部55に挿入し、
このインキュベータ14で恒温保持した化学分析素子11の
呈色度合(反射光学濃度)を測定手段18の測光ヘッド27
で測定し、さらに、測定後の化学分析素子11を前記搬送
手段15によってインキュベータ14の中心側の廃却孔56に
落下排出するものである。
【0019】上記サンプリング装置16には、ノズルチッ
プ2による試料液Sの吸引吐出を行うシリンジ手段19が
付設され、使用後のノズルチップ2はインキュベータ14
の近傍に配設されたチップ抜取り部20で吸引ノズル1か
ら外されて下方に落下廃却される。また、化学分析素子
11は矩形状のマウント内に試薬層が配設され、マウント
の上下部分にはそれぞれ点着孔、測光孔を有する。
プ2による試料液Sの吸引吐出を行うシリンジ手段19が
付設され、使用後のノズルチップ2はインキュベータ14
の近傍に配設されたチップ抜取り部20で吸引ノズル1か
ら外されて下方に落下廃却される。また、化学分析素子
11は矩形状のマウント内に試薬層が配設され、マウント
の上下部分にはそれぞれ点着孔、測光孔を有する。
【0020】各部の構造を説明すれば、まず、搬送手段
15は、その断面正面構造を図3に示すように、インキュ
ベータ14の中心に向けて直線状に延びる搬送台30が、そ
の前後端の脚部30a が下方の平板状の基台31に設置さ
れ、該搬送台30には略中央部に前記スライド待機部12
が、それよりインキュベータ14側に前記点着部13が配設
されている。
15は、その断面正面構造を図3に示すように、インキュ
ベータ14の中心に向けて直線状に延びる搬送台30が、そ
の前後端の脚部30a が下方の平板状の基台31に設置さ
れ、該搬送台30には略中央部に前記スライド待機部12
が、それよりインキュベータ14側に前記点着部13が配設
されている。
【0021】上記スライド待機部12には、化学分析素子
11を保持するスライドガイド32が形成されており、この
スライドガイド32に未使用の化学分析素子11が通常複数
枚重ねられて保持される。上記スライドガイド32は、前
記搬送台30の搬送面と同一高さに最下端部の化学分析素
子11が位置するように、該搬送台30の凹部に装着され、
最下端部の前面側には1枚の化学分析素子11のみが通過
し得る開口32a が形成されている。また、後面側には後
述の挿入部材36が挿通可能な開口が形成され、底面には
前記搬送台30に形成された後述のスリット30b に連通す
る溝32b が形成されている。なお、このスライドガイド
32には、化学分析素子11を複数枚重ねて収納したカート
リッジをセットするようにしてもよい。
11を保持するスライドガイド32が形成されており、この
スライドガイド32に未使用の化学分析素子11が通常複数
枚重ねられて保持される。上記スライドガイド32は、前
記搬送台30の搬送面と同一高さに最下端部の化学分析素
子11が位置するように、該搬送台30の凹部に装着され、
最下端部の前面側には1枚の化学分析素子11のみが通過
し得る開口32a が形成されている。また、後面側には後
述の挿入部材36が挿通可能な開口が形成され、底面には
前記搬送台30に形成された後述のスリット30b に連通す
る溝32b が形成されている。なお、このスライドガイド
32には、化学分析素子11を複数枚重ねて収納したカート
リッジをセットするようにしてもよい。
【0022】上記スライド待機部12の前方の点着部13に
は、円形の開口33a が形成されたスライド押え33が設置
され、このスライド押え33が搬送台30の上方に固着され
たカバー34内に若干上下動可能に収容され、該カバー34
の上方に固着されたガラス板35にも点着用の開口35a が
形成されている。
は、円形の開口33a が形成されたスライド押え33が設置
され、このスライド押え33が搬送台30の上方に固着され
たカバー34内に若干上下動可能に収容され、該カバー34
の上方に固着されたガラス板35にも点着用の開口35a が
形成されている。
【0023】そして、化学分析素子11の搬送は、前記搬
送台30上に載置されたプレート状の挿入部材36の前進移
動によって行われる。すなわち、前記搬送台30の中央に
は前後方向に延びるスリット30b が形成され、該スリッ
ト30b 上に挿入部材36がスライド可能に載置され、この
挿入部材36の後端底部にスリット30b を通して下方から
ブロック37が固定され、該ブロック37が上記スリット30
b に沿って前後方向に摺動自在に設けられている。ま
た、前記スライドガイド32によるスライド待機部12より
後方の位置における搬送台30の上には、上記挿入部材36
を押さえる補助板38が配設され、該補助板38はカバー39
内に若干上下動可能に保持されている。
送台30上に載置されたプレート状の挿入部材36の前進移
動によって行われる。すなわち、前記搬送台30の中央に
は前後方向に延びるスリット30b が形成され、該スリッ
ト30b 上に挿入部材36がスライド可能に載置され、この
挿入部材36の後端底部にスリット30b を通して下方から
ブロック37が固定され、該ブロック37が上記スリット30
b に沿って前後方向に摺動自在に設けられている。ま
た、前記スライドガイド32によるスライド待機部12より
後方の位置における搬送台30の上には、上記挿入部材36
を押さえる補助板38が配設され、該補助板38はカバー39
内に若干上下動可能に保持されている。
【0024】また、前記ブロック37の下部にはスライダ
40が取り付けられ、このスライダ40は前記搬送台30に沿
って配設されたガイドロッド41によって前後方向に摺動
自在に支持されている。さらに、上記スライダ40には搬
送台30の前後に配設されたプーリ42,43 に巻き掛けられ
たベルト44の一部が固着されている。そして、後方のプ
ーリ43は搬送モータ45によって回転駆動され、上記スラ
イダ40と一体に移動するブロック37によって前記挿入部
材36が前後方向に移動操作され、その先端部によってス
ライドガイド32の下端部の化学分析素子11の後端を押し
て、該化学分析素子11を直線状に点着部13からインキュ
ベータ14に搬送するものである。
40が取り付けられ、このスライダ40は前記搬送台30に沿
って配設されたガイドロッド41によって前後方向に摺動
自在に支持されている。さらに、上記スライダ40には搬
送台30の前後に配設されたプーリ42,43 に巻き掛けられ
たベルト44の一部が固着されている。そして、後方のプ
ーリ43は搬送モータ45によって回転駆動され、上記スラ
イダ40と一体に移動するブロック37によって前記挿入部
材36が前後方向に移動操作され、その先端部によってス
ライドガイド32の下端部の化学分析素子11の後端を押し
て、該化学分析素子11を直線状に点着部13からインキュ
ベータ14に搬送するものである。
【0025】上記搬送モータ45の駆動によってスライド
ガイド32の下端の化学分析素子11を点着部13に搬送し、
試料液Sが点着された化学分析素子11をさらにインキュ
ベータ14の収納部55に挿入し、さらに測定後の化学分析
素子11をインキュベータ14の中心部の廃却孔56に搬送す
るように、この搬送モータ45の駆動制御が行われる。
ガイド32の下端の化学分析素子11を点着部13に搬送し、
試料液Sが点着された化学分析素子11をさらにインキュ
ベータ14の収納部55に挿入し、さらに測定後の化学分析
素子11をインキュベータ14の中心部の廃却孔56に搬送す
るように、この搬送モータ45の駆動制御が行われる。
【0026】次に、インキュベータ14は、その断面正面
構造を図4に示すように、円盤状の回転部材50が下部中
心の回転筒51によってベアリング52を介して軸受部53に
対して回転自在に支持され、この回転部材50の上に上位
部材54が配設されている。上記上位部材54の底面は平坦
であり、回転部材50の上面には円周上に所定間隔で複数
(図示の場合6個)の凹部が形成されて両部材50,54 間
にスリット状空間による収納部55が形成され、この収納
部55の底面の高さは前記搬送手段15の搬送台30の搬送面
の高さと同一に設けられ、該搬送台30の先端部分に接近
して回転部材50の外周部分が位置している。
構造を図4に示すように、円盤状の回転部材50が下部中
心の回転筒51によってベアリング52を介して軸受部53に
対して回転自在に支持され、この回転部材50の上に上位
部材54が配設されている。上記上位部材54の底面は平坦
であり、回転部材50の上面には円周上に所定間隔で複数
(図示の場合6個)の凹部が形成されて両部材50,54 間
にスリット状空間による収納部55が形成され、この収納
部55の底面の高さは前記搬送手段15の搬送台30の搬送面
の高さと同一に設けられ、該搬送台30の先端部分に接近
して回転部材50の外周部分が位置している。
【0027】また、前記回転筒51の内孔は測定後の化学
分析素子11の廃却孔56に形成され、この廃却孔56の径は
前記化学分析素子11が通過可能な寸法に設定され、ま
た、上記回転部材50の中心部分には上記廃却孔56に連通
する開口50a が形成されている。そして、前記収納部55
の中心側部分は、該収納部55と同一高さで中心側の開口
50a に連通し、該収納部55に位置する化学分析素子11が
そのまま中心側に移動すると上記廃却孔56に落下するよ
うに構成されている。
分析素子11の廃却孔56に形成され、この廃却孔56の径は
前記化学分析素子11が通過可能な寸法に設定され、ま
た、上記回転部材50の中心部分には上記廃却孔56に連通
する開口50a が形成されている。そして、前記収納部55
の中心側部分は、該収納部55と同一高さで中心側の開口
50a に連通し、該収納部55に位置する化学分析素子11が
そのまま中心側に移動すると上記廃却孔56に落下するよ
うに構成されている。
【0028】上記上位部材54には図示しない加熱手段が
配設され、その温度調整によって収納部55内の化学分析
素子11を恒温保持する一方、該上位部材54には収納部55
に対応して化学分析素子11のマウントを上から押さえて
試料液Sの蒸発防止を行う押え部材57が配設されてい
る。上記上位部材54の上面にはカバー58が配設される一
方、このインキュベータ14は上方および側方が上部カバ
ー59によって覆われ、底部が下部カバー60で覆われて遮
光が行われる。
配設され、その温度調整によって収納部55内の化学分析
素子11を恒温保持する一方、該上位部材54には収納部55
に対応して化学分析素子11のマウントを上から押さえて
試料液Sの蒸発防止を行う押え部材57が配設されてい
る。上記上位部材54の上面にはカバー58が配設される一
方、このインキュベータ14は上方および側方が上部カバ
ー59によって覆われ、底部が下部カバー60で覆われて遮
光が行われる。
【0029】さらに、前記回転部材50の化学分析素子11
を収納する各収納部55の底面中央には測光用の開口55a
が形成され、該開口55a を通して下方に配設された測光
ヘッド27による化学分析素子11の反射光学濃度の測定が
行われる。また、上記回転部材50には、前記収納部55と
同一円周上に濃度基準板用の収納部61(図2参照)が形
成され、この部分に前記測光ヘッド27の校正用の白色と
黒色の2つの濃度基準板62が設置されている。
を収納する各収納部55の底面中央には測光用の開口55a
が形成され、該開口55a を通して下方に配設された測光
ヘッド27による化学分析素子11の反射光学濃度の測定が
行われる。また、上記回転部材50には、前記収納部55と
同一円周上に濃度基準板用の収納部61(図2参照)が形
成され、この部分に前記測光ヘッド27の校正用の白色と
黒色の2つの濃度基準板62が設置されている。
【0030】ここで、前記インキュベータ14の回転駆動
は、回転部材50を支持する回転筒51の外周部分にタイミ
ングベルト64が巻き掛けられ、このタイミングベルト64
が駆動モータ65の駆動プーリ66に対しても巻き掛けら
れ、該駆動モータ65の正逆回転駆動によって前記回転部
材50の往復回転駆動を行うように構成されている(図2
参照)。そして、上記インキュベータ14の回転操作は、
該インキュベータ14の所定回転位置の下方に配設された
測光ヘッド27に対して、まず、白色基準板の濃度を検出
し、続いて黒色基準板の濃度を検出して校正を行った後
に、順次収納部55に挿入されている化学分析素子11の呈
色反応の光学濃度の測定を行い、この一連の測定の後、
逆回転して基準位置に復帰し、次のユニットの測定を行
うように、所定角度範囲内で往復回転駆動を行うように
制御するものである。
は、回転部材50を支持する回転筒51の外周部分にタイミ
ングベルト64が巻き掛けられ、このタイミングベルト64
が駆動モータ65の駆動プーリ66に対しても巻き掛けら
れ、該駆動モータ65の正逆回転駆動によって前記回転部
材50の往復回転駆動を行うように構成されている(図2
参照)。そして、上記インキュベータ14の回転操作は、
該インキュベータ14の所定回転位置の下方に配設された
測光ヘッド27に対して、まず、白色基準板の濃度を検出
し、続いて黒色基準板の濃度を検出して校正を行った後
に、順次収納部55に挿入されている化学分析素子11の呈
色反応の光学濃度の測定を行い、この一連の測定の後、
逆回転して基準位置に復帰し、次のユニットの測定を行
うように、所定角度範囲内で往復回転駆動を行うように
制御するものである。
【0031】さらに、前記インキュベータ14の下方には
測定後の化学分析素子11を回収する回収箱70が配設され
ている。この回収箱70は、前記回転筒51の中心の廃却孔
56の下方に臨んで収容室71が形成され、この回収箱70は
他の各種機器の配置との関係からその収容室71はインキ
ュベータ14の中心点に対して片方に広く形成されてい
る。また、上記収容室71の角部には、後述のサンプリン
グ装置16における試料液毎に交換するノズルチップ2が
落下される傾斜部72が形成されている。この傾斜部72
は、ノズルチップ2が落下されるチップ抜取り部20の下
方に位置し、その底面が落下してくるノズルチップ2を
倒して収容室71の中心側に案内するように、収容室71側
が低くなるような斜面(20〜45°)に形成されている。
測定後の化学分析素子11を回収する回収箱70が配設され
ている。この回収箱70は、前記回転筒51の中心の廃却孔
56の下方に臨んで収容室71が形成され、この回収箱70は
他の各種機器の配置との関係からその収容室71はインキ
ュベータ14の中心点に対して片方に広く形成されてい
る。また、上記収容室71の角部には、後述のサンプリン
グ装置16における試料液毎に交換するノズルチップ2が
落下される傾斜部72が形成されている。この傾斜部72
は、ノズルチップ2が落下されるチップ抜取り部20の下
方に位置し、その底面が落下してくるノズルチップ2を
倒して収容室71の中心側に案内するように、収容室71側
が低くなるような斜面(20〜45°)に形成されている。
【0032】また、上記収容室71の底部には前記廃却孔
56の中心から、収容室71の広くなっている部分とは反対
側にずれた位置に突起73が立設されている。この突起73
は先端が球状もしくは針状に形成され、廃却孔56から落
下してくる化学分析素子11に接触してその落下方向を変
更して分散させる機能を有している。
56の中心から、収容室71の広くなっている部分とは反対
側にずれた位置に突起73が立設されている。この突起73
は先端が球状もしくは針状に形成され、廃却孔56から落
下してくる化学分析素子11に接触してその落下方向を変
更して分散させる機能を有している。
【0033】次に、サンプリング装置16は、その断面正
面構造を図5に示すように、前記基台31に設置された軸
受部材80に対してベアリング81を介して回転自在に回転
台82のリング状の基部82a が支持されている。該回転台
82の基部82a の上部にはフランジ部材82b が一体に回転
するように取り付けられ、該フランジ部82b の中心側部
分は下方に延びて筒状に形成されている。
面構造を図5に示すように、前記基台31に設置された軸
受部材80に対してベアリング81を介して回転自在に回転
台82のリング状の基部82a が支持されている。該回転台
82の基部82a の上部にはフランジ部材82b が一体に回転
するように取り付けられ、該フランジ部82b の中心側部
分は下方に延びて筒状に形成されている。
【0034】上記回転台82のフランジ部材82b の外周側
の両側にはそれぞれガイドロッド844 が立設され、この
両側のガイドロッド84,84 の上端部分は連結部材85に固
着されて、両ガイドロッド84,84 が上下方向に平行に配
設されている。また、上記連結部材85の回転中心部分に
は上下方向に送りネジ軸86が回転自在に支承され、該送
りネジ軸86の上端は上記連結部材85に回転自在に支承さ
れ、下端部は前記回転台82のフランジ部材82b の中心部
分に回転自在に支承され、さらに下端部分はフランジ部
材82b から突出してプーリ87が固着されている。
の両側にはそれぞれガイドロッド844 が立設され、この
両側のガイドロッド84,84 の上端部分は連結部材85に固
着されて、両ガイドロッド84,84 が上下方向に平行に配
設されている。また、上記連結部材85の回転中心部分に
は上下方向に送りネジ軸86が回転自在に支承され、該送
りネジ軸86の上端は上記連結部材85に回転自在に支承さ
れ、下端部は前記回転台82のフランジ部材82b の中心部
分に回転自在に支承され、さらに下端部分はフランジ部
材82b から突出してプーリ87が固着されている。
【0035】さらに、前記両側のガイドロッド84,84 に
よって昇降移動自在に点着アーム88の基部が支持され、
その支持部分の点着アーム88にはガイドロッド84,84 が
嵌挿されるスリーブ89,89 が介装されている。また、前
記送りネジ軸86は上記点着アーム88を貫通し、その貫通
部分には送りネジ軸86に螺合するナット部材90が設けら
れ、両者はこのネジ構造を介して連係されて送りネジ軸
86の回転に応じて点着アーム88が昇降作動するように構
成されている。
よって昇降移動自在に点着アーム88の基部が支持され、
その支持部分の点着アーム88にはガイドロッド84,84 が
嵌挿されるスリーブ89,89 が介装されている。また、前
記送りネジ軸86は上記点着アーム88を貫通し、その貫通
部分には送りネジ軸86に螺合するナット部材90が設けら
れ、両者はこのネジ構造を介して連係されて送りネジ軸
86の回転に応じて点着アーム88が昇降作動するように構
成されている。
【0036】そして、上記点着アーム88の先端部分に
は、上下方向に貫通して試料液Sの吸引吐出を行う吸引
ノズル1が配設されている。この吸引ノズル1は軸部分
が上記点着アーム88に摺動自在に嵌挿され、スプリング
92によって下方に付勢されている。また、該吸引ノズル
1の先端にはピペット状のノズルチップ2が着脱自在に
装着されるものであって、未使用のノズルチップ2はサ
ンプル収容部17にセットされており、これを点着アーム
88の下降移動によって吸引ノズル1の先端に嵌合保持
し、使用後は、チップ抜取り部20の係合溝20a にノズル
チップ2の上端を係合した状態での点着アーム88の上動
で嵌合を外し、チップ抜取り部20の開口20bから下方の
回収箱70に落下させて廃却するものである(図2参
照)。
は、上下方向に貫通して試料液Sの吸引吐出を行う吸引
ノズル1が配設されている。この吸引ノズル1は軸部分
が上記点着アーム88に摺動自在に嵌挿され、スプリング
92によって下方に付勢されている。また、該吸引ノズル
1の先端にはピペット状のノズルチップ2が着脱自在に
装着されるものであって、未使用のノズルチップ2はサ
ンプル収容部17にセットされており、これを点着アーム
88の下降移動によって吸引ノズル1の先端に嵌合保持
し、使用後は、チップ抜取り部20の係合溝20a にノズル
チップ2の上端を係合した状態での点着アーム88の上動
で嵌合を外し、チップ抜取り部20の開口20bから下方の
回収箱70に落下させて廃却するものである(図2参
照)。
【0037】上記点着アーム88の旋回動作は、前記回転
台82の基部82a (フランジ部材82bでもよい)の外周部
分に形成された歯部にタイミングベルト94が係合され、
このタイミングベルト94が旋回用モータ95の駆動プーリ
96に巻き掛けられ(図2参照)、この旋回用モータ95の
正逆回転の駆動制御によって所定位置に旋回移動され
る。また、点着アーム88の昇降移動すなわち送りネジ軸
86の回転駆動は、下端部のプーリ87と昇降用モータ97の
駆動プーリ98との間にタイミングベルト99が掛けられ、
この昇降用モータ97の正逆回転の駆動制御により所定高
さに移動される。
台82の基部82a (フランジ部材82bでもよい)の外周部
分に形成された歯部にタイミングベルト94が係合され、
このタイミングベルト94が旋回用モータ95の駆動プーリ
96に巻き掛けられ(図2参照)、この旋回用モータ95の
正逆回転の駆動制御によって所定位置に旋回移動され
る。また、点着アーム88の昇降移動すなわち送りネジ軸
86の回転駆動は、下端部のプーリ87と昇降用モータ97の
駆動プーリ98との間にタイミングベルト99が掛けられ、
この昇降用モータ97の正逆回転の駆動制御により所定高
さに移動される。
【0038】次に、前記ノズルチップ2内への試料液S
の吸引と吐出を行う機構は、前記吸引ノズル1の中心部
に先端部に開口するエア通路101 が形成され、このエア
通路101 の上端部分には図示しないエアパイプが接続さ
れる。このエアパイプの他端は、シリンジ手段19のシリ
ンジ102 の上端部分に接続されるものであって、該シリ
ンジ102 は注射器状のエアポンプで、柱状の支持部材10
3 に止具104 によって筒部102aが固定支持され、この筒
部102aの内部に嵌挿されたピストンに連結されたロッド
先端の操作部102bが昇降部材105 に係合固定されてい
る。この昇降部材105 は上下方向に配設されたガイド軸
106 に沿って昇降移動するように支持され、その端部に
は上下のプーリ107,108 に掛けられたベルト109 が止着
されている。下方のプーリ108 にはシリンジモータ110
が連係され、その駆動によってプーリ108 を回転させて
ベルト109 を介して昇降部材105 を作動し、シリンジ10
2 の操作によって吸引吐出を行うように構成されてい
る。
の吸引と吐出を行う機構は、前記吸引ノズル1の中心部
に先端部に開口するエア通路101 が形成され、このエア
通路101 の上端部分には図示しないエアパイプが接続さ
れる。このエアパイプの他端は、シリンジ手段19のシリ
ンジ102 の上端部分に接続されるものであって、該シリ
ンジ102 は注射器状のエアポンプで、柱状の支持部材10
3 に止具104 によって筒部102aが固定支持され、この筒
部102aの内部に嵌挿されたピストンに連結されたロッド
先端の操作部102bが昇降部材105 に係合固定されてい
る。この昇降部材105 は上下方向に配設されたガイド軸
106 に沿って昇降移動するように支持され、その端部に
は上下のプーリ107,108 に掛けられたベルト109 が止着
されている。下方のプーリ108 にはシリンジモータ110
が連係され、その駆動によってプーリ108 を回転させて
ベルト109 を介して昇降部材105 を作動し、シリンジ10
2 の操作によって吸引吐出を行うように構成されてい
る。
【0039】そして、前記サンプリング装置16により、
ノズルチップ2先端が試料容器6内の試料液Sに浸漬さ
れた状態でシリンジ102 のピストンを下降作動して吸引
を行い、点着部13に回動して化学分析素子11に所定量の
点着を行うものである。なお、前記サンプル収容部17に
準備されたノズルチップ2および試料容器6、点着部1
3、チップ抜取り部20は、いずれも点着アーム88の旋回
に伴う吸引ノズル1先端の旋回軌跡上に位置するように
設定されている。
ノズルチップ2先端が試料容器6内の試料液Sに浸漬さ
れた状態でシリンジ102 のピストンを下降作動して吸引
を行い、点着部13に回動して化学分析素子11に所定量の
点着を行うものである。なお、前記サンプル収容部17に
準備されたノズルチップ2および試料容器6、点着部1
3、チップ抜取り部20は、いずれも点着アーム88の旋回
に伴う吸引ノズル1先端の旋回軌跡上に位置するように
設定されている。
【0040】前記ノズルチップ2に吸引した試料液S
は、化学分析素子11の種類に応じて点着量が相違するも
のであり、その際、点着量が比較的少量の場合には、1
回の試料液Sの滴下によって点着を行う。すなわち、吸
引ノズル1へのエアの送給によってノズルチップ2の先
端に所定容量の液滴を形成し、その後、ノズルチップ2
を下降させて液滴の下端部を化学分析素子11の表面に接
触させ、この化学分析素子11に付着させて展開してから
ノズルチップ2を持ち上げることで所定量の試料液Sを
供給するものである。
は、化学分析素子11の種類に応じて点着量が相違するも
のであり、その際、点着量が比較的少量の場合には、1
回の試料液Sの滴下によって点着を行う。すなわち、吸
引ノズル1へのエアの送給によってノズルチップ2の先
端に所定容量の液滴を形成し、その後、ノズルチップ2
を下降させて液滴の下端部を化学分析素子11の表面に接
触させ、この化学分析素子11に付着させて展開してから
ノズルチップ2を持ち上げることで所定量の試料液Sを
供給するものである。
【0041】一方、点着量が多いものでは、複数回の試
料液Sの滴下によって点着を行うものである。すなわ
ち、まず吸引ノズル1へのエアの送給によってノズルチ
ップ2の先端に液滴を生成し、そのまま自然滴下させ
る。続いて、残りの所定量の試料液Sの液滴を形成し、
ノズルチップ2を下降させて液滴の下端部を化学分析素
子11の表面に接触させて点着するものである。
料液Sの滴下によって点着を行うものである。すなわ
ち、まず吸引ノズル1へのエアの送給によってノズルチ
ップ2の先端に液滴を生成し、そのまま自然滴下させ
る。続いて、残りの所定量の試料液Sの液滴を形成し、
ノズルチップ2を下降させて液滴の下端部を化学分析素
子11の表面に接触させて点着するものである。
【0042】なお、自然滴下する液滴量は、試料液Sの
種類、ノズルチップ2の先端形状、撥水処理等によって
変化するものであり、実験的に求めて決定し、全体とし
ての点着量が得られるように自然滴下量と接触供給量と
を決定するものである。
種類、ノズルチップ2の先端形状、撥水処理等によって
変化するものであり、実験的に求めて決定し、全体とし
ての点着量が得られるように自然滴下量と接触供給量と
を決定するものである。
【0043】図6は前記サンプル収容部17の試料容器6
に収容された試料液Sの液量検出と、吸引ノズル1(点
着アーム88)の昇降動の制御との関係構造を示すもので
ある。前記検体ラック24には、試料容器6の所定高さの
位置で試料液Sが存在するか否かの検出を行うフォトセ
ンサ8(液量検出手段)が配設されている。
に収容された試料液Sの液量検出と、吸引ノズル1(点
着アーム88)の昇降動の制御との関係構造を示すもので
ある。前記検体ラック24には、試料容器6の所定高さの
位置で試料液Sが存在するか否かの検出を行うフォトセ
ンサ8(液量検出手段)が配設されている。
【0044】そして、点着アーム88の昇降移動制御は、
前述のように送りネジ軸86を回転駆動する昇降用モータ
97に対して駆動信号を出力するコントローラ100 が配設
されて行われる。前記フォトセンサ8の信号が上記コン
トローラ100 に入力され、試料容器6の液面の位置に応
じて吸引ノズル1の移動下限位置を切換え制御し、前記
点着アーム88の昇降位置が所定範囲で移動するように制
御される。
前述のように送りネジ軸86を回転駆動する昇降用モータ
97に対して駆動信号を出力するコントローラ100 が配設
されて行われる。前記フォトセンサ8の信号が上記コン
トローラ100 に入力され、試料容器6の液面の位置に応
じて吸引ノズル1の移動下限位置を切換え制御し、前記
点着アーム88の昇降位置が所定範囲で移動するように制
御される。
【0045】さらに、上記コントローラ100 は、ノズル
チップ2の試料液Sの液面からの挿入量を常に一定にす
る液面検知制御を行うものであり、そのために、エア通
路101 の圧力を検出する圧力センサ112 を設けている。
そして、前記昇降用モータ97の駆動制御で吸引ノズル1
を下降移動させつつ、前記シリンジモータ110 の駆動制
御を行ってシリンジ102 を吐出あるいは吸引作動した際
のエア通路101 の圧力変化を圧力センサ112 で検出し、
ノズルチップ2先端が空中にあるときと液面に達した時
との圧力の変化を利用して液面を検出し、その検出液面
から所定量だけノズルチップ2を挿入作動した後に、シ
リンジ102 を作動して所定量の試料液Sを吸引するもの
である。
チップ2の試料液Sの液面からの挿入量を常に一定にす
る液面検知制御を行うものであり、そのために、エア通
路101 の圧力を検出する圧力センサ112 を設けている。
そして、前記昇降用モータ97の駆動制御で吸引ノズル1
を下降移動させつつ、前記シリンジモータ110 の駆動制
御を行ってシリンジ102 を吐出あるいは吸引作動した際
のエア通路101 の圧力変化を圧力センサ112 で検出し、
ノズルチップ2先端が空中にあるときと液面に達した時
との圧力の変化を利用して液面を検出し、その検出液面
から所定量だけノズルチップ2を挿入作動した後に、シ
リンジ102 を作動して所定量の試料液Sを吸引するもの
である。
【0046】前記フォトセンサ8が配設される検体ラッ
ク24は、試料容器6が挿入される筒状の挿入部24a を有
し、該挿入部24a の所定高さには測定用の開口24b が形
成され、該開口24b に臨んで透過型のフォトセンサ8が
配設されている。該フォトセンサ8は投光部8aから投光
された光を受光部8bで受け、その光量によって試料容器
6内の試料液Sがこの検出高さの位置にまで収容されて
いるか否かを判定するものである。なお、前記試料容器
6は、透明材料で構成されている。
ク24は、試料容器6が挿入される筒状の挿入部24a を有
し、該挿入部24a の所定高さには測定用の開口24b が形
成され、該開口24b に臨んで透過型のフォトセンサ8が
配設されている。該フォトセンサ8は投光部8aから投光
された光を受光部8bで受け、その光量によって試料容器
6内の試料液Sがこの検出高さの位置にまで収容されて
いるか否かを判定するものである。なお、前記試料容器
6は、透明材料で構成されている。
【0047】上記コントローラ100 は、フォトセンサ8
の検出信号に基づいて、試料容器6内の試料液Sの収容
量が所定量すなわち検出位置より多いか少ないかを判定
し、規定量より多い場合には、吸引ノズル1の下降位置
を上方の第1規制位置A(図6の位置)に規制する制御
を行い、試料液Sが規定量より少ない場合には、吸引ノ
ズル1の下降位置を下方の第2規制位置B(図7の位
置)に切り換えて規制する制御を行うものである。
の検出信号に基づいて、試料容器6内の試料液Sの収容
量が所定量すなわち検出位置より多いか少ないかを判定
し、規定量より多い場合には、吸引ノズル1の下降位置
を上方の第1規制位置A(図6の位置)に規制する制御
を行い、試料液Sが規定量より少ない場合には、吸引ノ
ズル1の下降位置を下方の第2規制位置B(図7の位
置)に切り換えて規制する制御を行うものである。
【0048】図6の状態は、試料容器6の上限位置まで
試料液Sが収容され、吸引ノズル1が第1規制位置Aに
下降した状態であり、そのときの液面高さより第1規制
位置Aは所定量高く、また、ノズルチップ2の先端部が
達している高さより僅かに高い位置に、前記フォトセン
サ8の検出位置が設定されているものである。また、上
記フォトセンサ8によって試料液Sが検出高さ以上に収
容されていることを検出している間は、前記吸引ノズル
1は図6の位置より下方に移動しないように規制され
る。
試料液Sが収容され、吸引ノズル1が第1規制位置Aに
下降した状態であり、そのときの液面高さより第1規制
位置Aは所定量高く、また、ノズルチップ2の先端部が
達している高さより僅かに高い位置に、前記フォトセン
サ8の検出位置が設定されているものである。また、上
記フォトセンサ8によって試料液Sが検出高さ以上に収
容されていることを検出している間は、前記吸引ノズル
1は図6の位置より下方に移動しないように規制され
る。
【0049】一方、図7に示すように、前記検出高さよ
り試料液Sの液面が低くなるように試料液Sが収容され
ている状態では、フォトセンサ8の検出信号の出力によ
ってこの液量状態を検出し、この場合には、コントロー
ラ100 は吸引ノズル1の下限位置を、上方の第1規制位
置Aから下方の第2規制位置Bに切り換える。そして、
吸引ノズル1は図7の位置にまで下降可能となり、その
際のノズルチップ2の先端は試料容器6の底部近傍にま
で挿入され、この部分の試料液Sが吸引可能となるもの
である。
り試料液Sの液面が低くなるように試料液Sが収容され
ている状態では、フォトセンサ8の検出信号の出力によ
ってこの液量状態を検出し、この場合には、コントロー
ラ100 は吸引ノズル1の下限位置を、上方の第1規制位
置Aから下方の第2規制位置Bに切り換える。そして、
吸引ノズル1は図7の位置にまで下降可能となり、その
際のノズルチップ2の先端は試料容器6の底部近傍にま
で挿入され、この部分の試料液Sが吸引可能となるもの
である。
【0050】さらに、前記液面検知制御において、液面
検知開始高さを前記フォトセンサ8の信号に基づいて切
り換えるものであり、下降位置に切り換えられた際に
は、吸引ノズル1は所定高さまでは早い速度で下降する
一方、その後は、所定高さから液面検知を開始して徐々
に吸引ノズル1を下降作動するように制御される。
検知開始高さを前記フォトセンサ8の信号に基づいて切
り換えるものであり、下降位置に切り換えられた際に
は、吸引ノズル1は所定高さまでは早い速度で下降する
一方、その後は、所定高さから液面検知を開始して徐々
に吸引ノズル1を下降作動するように制御される。
【0051】上記実施例においては、試料容器6の試料
液Sの減少をフォトセンサ8で検出して、その下限規制
位置を切り換えるようにしているが、特定の検体ユニッ
トにおいては、試料容器6に収容されている試料液Sの
収容量が、前記検出高さより少ないことが予め判明して
いる場合には、各試料容器6に対するフォトセンサ8に
よる検出を待たずに下限規制位置を切り換え指示する切
換スイッチを配設しておき、吸引ノズル1がこの設定に
対応した作動を行うように制御してもよい。
液Sの減少をフォトセンサ8で検出して、その下限規制
位置を切り換えるようにしているが、特定の検体ユニッ
トにおいては、試料容器6に収容されている試料液Sの
収容量が、前記検出高さより少ないことが予め判明して
いる場合には、各試料容器6に対するフォトセンサ8に
よる検出を待たずに下限規制位置を切り換え指示する切
換スイッチを配設しておき、吸引ノズル1がこの設定に
対応した作動を行うように制御してもよい。
【0052】上記のような実施例のサンプリング装置16
の点着アーム88は、昇降用モータ97の駆動によって送り
ネジ軸86が回転して昇降作動するとともに、旋回用モー
タ95の駆動によって回転台82が回転して旋回作動するも
のであり、その駆動制御によって吸引ノズル1の所定の
旋回動および昇降動に応じてノズルチップ2の装着、試
料液Sの吸引、点着、ノズルチップ2の廃却等の動作を
順に行うものであるが、回転台82を旋回作動した際には
点着アーム88の旋回に応じて固定している送りネジ軸86
との相対的回転位置が変動し点着アーム88が微少量上下
動することになるが、この変動を修正するには、旋回作
動に対応して送りネジ軸86を旋回方向と同方向に同一角
度回転するように昇降用モータ97を駆動制御して、旋回
作動によって点着アーム88の上下方向の位置が変動しな
いように駆動制御を行えばよい。
の点着アーム88は、昇降用モータ97の駆動によって送り
ネジ軸86が回転して昇降作動するとともに、旋回用モー
タ95の駆動によって回転台82が回転して旋回作動するも
のであり、その駆動制御によって吸引ノズル1の所定の
旋回動および昇降動に応じてノズルチップ2の装着、試
料液Sの吸引、点着、ノズルチップ2の廃却等の動作を
順に行うものであるが、回転台82を旋回作動した際には
点着アーム88の旋回に応じて固定している送りネジ軸86
との相対的回転位置が変動し点着アーム88が微少量上下
動することになるが、この変動を修正するには、旋回作
動に対応して送りネジ軸86を旋回方向と同方向に同一角
度回転するように昇降用モータ97を駆動制御して、旋回
作動によって点着アーム88の上下方向の位置が変動しな
いように駆動制御を行えばよい。
【0053】
【発明の効果】上記のような本発明によれば、液量検出
手段によって試料容器の試料液が所定量より多いか少な
いかを検出してそれに応じて吸引ノズルの下限規制位置
の切り換えを行い、その下限位置に規制するようにした
ことにより、試料液が多い場合にノズルチップの非装着
状態で下降作動しても吸引ノズルの先端が試料液に接触
することはなく、その内部に試料液を吸引して汚染、故
障を発生することが防止できる一方、試料液が所定量よ
り少ない際にはノズルチップを試料容器の底部にまで挿
入可能となり、底部の試料液についても吸引できるもの
である。
手段によって試料容器の試料液が所定量より多いか少な
いかを検出してそれに応じて吸引ノズルの下限規制位置
の切り換えを行い、その下限位置に規制するようにした
ことにより、試料液が多い場合にノズルチップの非装着
状態で下降作動しても吸引ノズルの先端が試料液に接触
することはなく、その内部に試料液を吸引して汚染、故
障を発生することが防止できる一方、試料液が所定量よ
り少ない際にはノズルチップを試料容器の底部にまで挿
入可能となり、底部の試料液についても吸引できるもの
である。
【図1】本発明の構成を明示するための構成図
【図2】本発明の一実施例のサンプリング装置を備えた
生化学分析装置の要部機構の概略平面図
生化学分析装置の要部機構の概略平面図
【図3】搬送手段の部分の断面正面図
【図4】インキュベータの部分の断面正面図
【図5】サンプリング装置の部分の断面正面図
【図6】吸引ノズルの昇降駆動制御系統の構成例を示す
説明図
説明図
【図7】試料液の減量状態を示す試料容器と吸引ノズル
の断面図
の断面図
1 吸引ノズル 2 ノズルチップ 3 昇降駆動手段 4 下降位置制御手段 6 試料容器 8 液量検出手段(フォトセンサ) 9 切換手段 10 生化学分析装置 11 化学分析素子 13 点着部 16 サンプリング装置 24 検体ラック 84 ガイドロッド 86 送りネジ軸 87 プーリ 88 点着アーム 95 旋回用モータ 97 昇降用モータ 100 コントローラ
Claims (4)
- 【請求項1】 試料液が入れられた試料容器と、下端に
吸引口を有する吸引ノズルと、該吸引ノズルの吸引口に
着脱可能に装着され内部に試料液が収容可能なノズルチ
ップと、前記吸引ノズルを昇降作動する昇降駆動手段
と、該昇降駆動手段による吸引ノズルの下降作動の下限
位置を規制する下降位置制御手段とを備え、試料容器に
ノズルチップの先端を挿入して試料液を該ノズルチップ
内に吸引するサンプリング装置において、 前記試料容器に試料液の量に応じて前記下降位置制御手
段による前記吸引ノズルの下限規制位置を切り換える切
換手段を備えたことを特徴とするサンプリング装置。 - 【請求項2】 前記切換手段は、前記試料容器に所定量
以上の試料液が収容されているか否かを検出する液量検
出手段の信号を受けて前記下降位置制御手段による規制
位置を切り換えることを特徴とする請求項1記載のサン
プリング装置。 - 【請求項3】 前記液量検出手段は、前記試料容器の所
定高さの位置に配設されたフォトセンサで構成されてい
ることを特徴とする請求項2記載のサンプリング装置。 - 【請求項4】 前記切換手段は、切換スイッチにより前
記下降位置制御手段による規制位置を切り換えることを
特徴とする請求項1記載のサンプリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29792093A JPH07151768A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | サンプリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29792093A JPH07151768A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | サンプリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07151768A true JPH07151768A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17852807
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29792093A Withdrawn JPH07151768A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | サンプリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07151768A (ja) |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP29792093A patent/JPH07151768A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |