JP3420824B2 - 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置 - Google Patents
乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置Info
- Publication number
- JP3420824B2 JP3420824B2 JP07714994A JP7714994A JP3420824B2 JP 3420824 B2 JP3420824 B2 JP 3420824B2 JP 07714994 A JP07714994 A JP 07714994A JP 7714994 A JP7714994 A JP 7714994A JP 3420824 B2 JP3420824 B2 JP 3420824B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- spotting
- film piece
- sample liquid
- analysis film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01L—CHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
- B01L3/00—Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
- B01L3/02—Burettes; Pipettes
- B01L3/0241—Drop counters; Drop formers
- B01L3/0262—Drop counters; Drop formers using touch-off at substrate or container
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/10—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N35/00—Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
- G01N35/10—Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
- G01N2035/1027—General features of the devices
- G01N2035/1034—Transferring microquantities of liquid
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/11—Automated chemical analysis
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/11—Automated chemical analysis
- Y10T436/112499—Automated chemical analysis with sample on test slide
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/11—Automated chemical analysis
- Y10T436/115831—Condition or time responsive
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T436/00—Chemistry: analytical and immunological testing
- Y10T436/12—Condition responsive control
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Clinical Laboratory Science (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Automatic Analysis And Handling Materials Therefor (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Sampling And Sample Adjustment (AREA)
Description
含まれる所定の生化学物質との化学反応または免疫反応
等により光学濃度変化を生じる試薬を含有する層を有し
てなる乾式分析フイルム片に上記試料液を点着する方法
およびその装置に関し、詳しくはノズルチップ内に収容
された試料液を乾式分析フイルム片上に吐出する方法お
よび装置に関するものである。
液中の特定の化学成分を定性的もしくは定量的に分析す
ることは様々な産業分野において一般的に行なわれてい
る。特に血液や尿等、生物体液中の化学成分または有形
成分を定量分析することは臨床生化学分野において極め
て重要である。
この試料液中に含まれている特定の化学成分または有形
成分を定量分析することのできるドライタイプの乾式分
析フイルムが開発され(特公昭53-21677号公報(米国特
許 3,992,158号明細書),特開昭55-164356 号公報(米
国特許 4,292,272号明細書)等)、実用化されている。
この乾式分析フイルムを用いると、従来の湿式分析法に
比して簡単且つ迅速に試料液の分析を行なうことができ
るため、その使用は特に数多くの試料液を分析する必要
のある医療機関、研究所等において好ましいものであ
る。
液中の化学成分等の定量的な分析を行なうには、試料液
を乾式分析フイルムに点着させた後、これをインキュベ
ータ(恒温器)内で所定時間恒温保持(インキュベーシ
ョン)して呈色反応(色素生成反応)させ、次いで試料
液中の所定の生化学物質と乾式分析フイルムに含まれる
試薬との組み合わせにより予め選定された波長を含む測
定用照射光をこの乾式分析フイルムに照射してその光学
濃度を測定し、この光学濃度から、あらかじめ求めてお
いた光学濃度と所定の生化学物質の物質濃度との対応を
表わす検量線を用いて該試料液中の所定の生化学物質の
物質濃度を求め、この後、使用済の乾式分析フイルムを
インキュベータから取り出して廃却箱に廃却するように
構成された生化学分析装置が用いられる。
にプラスチック等からなる支持体上に試薬を含有した試
薬層および展開層を設けてなる乾式分析フイルム片をプ
ラスチック製のフレームによって挾持しているのでこの
乾式分析フイルムを収容して恒温保持するインキュベー
タの収容部や上述した搬送系、さらには試料液の点着前
に乾式分析フイルムを乾燥保管させておくサプライヤや
カートリッジが乾式分析フイルム片に対してフレームが
設けられている分だけ大きくなり、インキュベータ、搬
送系さらにはサプライヤやカートリッジのコンパクト化
を図る際の障害となり、あるいは、乾式分析フイルムの
収容数、搬送量さらには保管枚数が小さくなって生化学
分析装置全体としての処理能力の増大が得られないもの
となる。また、乾式分析フイルムにおいてはフレーム装
着に要するコストが大きく、これが生化学分析における
コストを引き上げる要因の一つとなっており問題となっ
ていた。
ームを有しない乾式分析フイルム片を用いて生化学分析
を行うための技術の開発を行ってきた。例えば特願平5-
177054号明細書では、フレームを有しない乾式分析フイ
ルム片を複数枚収納するためのカートリッジ、このカー
トリッジ内から、乾式分析フイルム片を傷付けないよう
に取り出すためのサクションカップ等の吸着取出手段、
この吸着取出手段によりカートリッジから取り出された
乾式分析フイルム片に所定量の試料液を点着するための
点着手段、さらにはこの試料液が点着された乾式分析フ
イルム片を恒温保持するインキュベータを備えた生化学
分析装置を提案している。
液を点着するための点着技術としては、従来のフレーム
付きの乾式分析フイルムに試料液を点着する点着技術を
そのまま用いることが考えられる。
滴を形成した後、該チップを下降させてその先端をフイ
ルム表面に近づけ、このフイルム表面に液滴が接触した
らこのチップの下降を停止してフイルム表面上に液滴を
展開せしめる点着技術を適用することが考えられる。
された点着技術のように、点着チップの先端をフイルム
表面から所定の距離dまで近づけておいてから、点着チ
ップ内の試料液を所定速度で吐出する点着技術を適用す
ることが考えられる。
持されるフレーム付きの乾式分析フイルムにおいては、
乾式分析フイルムが変わってもこのフイルム表面位置を
一定の位置とすることができるが、フレームなしの乾式
分析フイルム片においては、フイルム片毎に弯曲の程度
が異なってくることからフイルム表面位置を一定とする
ことが難しい。
ム片に上記従来技術を適用すると、点着チップの先端と
フイルム表面の距離がフイルム片が変わる度に変化して
しまう。
あるいは吐出流がその根本部分で途切れてしまい試料液
の一部がチップ内に残留することとなる。この現象はフ
イルム片での試料液の展開速度が大きかったり、試料液
の粘度が小さい場合にはより生じ易くなる。
は、フイルム表面に展開中の試料液の盛り上がりによ
り、その吐出された試料液中にチップ先端が浸され、こ
の後、試料液の展開が終了した後もチップ先端の外側壁
部分に試料液の一部が付着した状態で取り残される。こ
の現象はフイルム片上での試料液の展開速度が小さかっ
たり、試料液の粘度が大きい場合にはより生じ易くな
る。
許第5,143,849 号公報に記載されたもののように、点着
チップの先端に試料液のメニスカス状の液滴を形成し、
次にこのチップを下降せしめ、上記液滴がフイルム表面
に接触したことをチップ内の微小な圧力変化から検出し
て上記下降を停止し、この状態で、あるいはチップを所
定量だけ上昇させてからチップ内の試料液をフイルム表
面に吐出する。
フイルム表面の距離を正確にコントロールできるため、
前述した2つの従来技術の如き問題は生じないが、メニ
スカス状の液滴のサイズが小さいことと、液滴がフイル
ム表面に接触したか否かを検出するのに時間がかかるこ
とから、チップの下降速度を大きくすることが困難とな
り、点着処理の迅速化を図ることが難しい。
ので、個々に弯曲の程度が異なるフレームなしの乾式分
析フイルム片に試料液を点着する場合において、所定量
の試料液を該乾式分析フイルム片上に確実に展開させる
ことができるとともに点着チップの下降速度を大きくし
て点着処理の迅速化を図り得る乾式分析フイルム片への
試料液点着方法およびその装置を提供することを目的と
するものである。
ルム片への試料液点着方法は、試料液を吸引する吸引ノ
ズルの先端に嵌合された点着チップに試料液を所定量だ
け収容し、次に該チップを下降させてフレームなしの乾
式分析フイルム片にそのチップの先端を当接せしめると
共に前記乾式分析フイルム片を下凸形状にたわませ、次
に該チップを上昇させながら該チップ内の圧力を上昇さ
せて該チップ内の試料液を前記乾式分析フイルム片上に
吐出せしめることを特徴とするものである。
式分析フイルム片上に吐出せしめる際に該チップの上昇
速度および該チップ内の圧力を調整することを特徴とす
るものである。
定量だけ収容せしめた後、該チップの先端を前記乾式分
析フイルム片に当接する前に、該チップ内を負圧として
該チップ内の先端部分に空気を吸引することも可能であ
る。
の試料液点着装置は、試料液を吸引する吸引ノズルの先
端に嵌合された点着チップ内に所定量の試料液を吸引せ
しめ、フレームなしの乾式分析フイルム片上に該試料液
を吐出せしめる試料液吸引吐出手段と、前記吸引ノズル
を昇降せしめるノズル昇降手段とを備えてなる試料液点
着装置において、前記試料液を内部に収容した点着チッ
プが前記乾式分析フイルム片に当接し該乾式分析フイル
ム片が下凸形状にたわむ所定の位置まで前記吸引ノズル
を下降させた後、前記吸引ノズルの昇降動作を下降から
上昇に切り替える昇降切替手段を備え、前記吸引ノズル
の昇降動作が上昇に切り替えられた際に、前記ノズル昇
降手段により前記吸引ノズルを上昇させながら、前記試
料液吸引吐出手段により前記チップ内の試料液を前記乾
式分析フイルム片上に吐出するように構成されてなるこ
とを特徴とするものである。
に嵌合された点着チップ内に所定量の試料液を吸引せし
め、フレームなしの乾式分析フイルム片上に該試料液を
吐出せしめる試料液吸引吐出手段と、前記吸引ノズルを
昇降せしめるノズル昇降手段とを備えてなる試料液点着
装置において、前記試料液を内部に収容した点着チップ
が下降した際における、該チップの先端が前記乾式分析
フイルム片に当接し該乾式分析フイルム片が下凸形状に
たわんだことを検出する当接状態検出手段と、前記チッ
プの先端が前記乾式分析フイルム片に当接した際に出力
される該当接状態検出手段からの検出信号に応じ、前記
吸引ノズルの昇降動作を下降から上昇に切り替える昇降
切替手段とを備え、前記吸引ノズルの昇降動作が上昇に
切り替えられた際に、前記ノズル昇降手段により前記吸
引ノズルを上昇させながら、前記試料液吸引吐出手段に
より前記チップ内の試料液を前記乾式分析フイルム片上
に吐出するように構成されてなることを特徴とするもの
である。
析フイルム片上に吐出される際に前記チップの上昇速度
および前記チップ内の圧力を調整するコントロール手段
を備えた構成とすることも可能である。
ルム片への試料液点着方法およびその装置によれば、点
着チップから試料液を吐出する前に、チップの先端をフ
イルム片の表面に接触させているので、個々に弯曲の程
度が異なる乾式分析フイルム片であっても、さらには点
着チップを点着ノズルに装着するときの高さ位置のバラ
ツキや該ノズルの高さのバラツキがあっても、この後チ
ップの先端を上昇させていくときに、このフイルム表面
とチップの先端の距離を認識することができる。これに
より、前述した従来技術のように、フイルム表面とチッ
プ先端の間隔が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎた
りして試料液の一部がチップ内やチップ先端の外側壁に
残るというような事態は生じない。したがって、所定量
の試料液を乾式分析フイルム片上に確実に展開すること
が可能となる。これにより検体の分析精度のバラツキを
押さえることができる。
上に当接したことを検出する当接状態検出手段を設けれ
ば、チップの先端を上昇させていくときにこれら両者間
の距離を正確に認識することができ好ましい。
ム片に当接させることでフイルム表面の位置を認識でき
るので、点着チップを下降させる際に、このチップ先端
がフイルム表面位置を超えてオーバランしても、乾式分
析フイルム片がたわんでこのチップ先端とフイルム表面
の当接状態が維持されることとなり、また上述した従来
技術のようにメニスカスの液滴をフイルム表面に接触さ
せるという微妙な操作を行なう必要もないので、点着チ
ップの下降速度を上げることができ点着処理の迅速化を
図ることができる。
ルム片に当接させることによりフイルム表面の位置を確
認することができるので、チップの先端に形成されたメ
ニスカス状の液滴を乾式分析フイルム片に接触させ、チ
ップ内の圧力の微小変化を検出することによりフイルム
表面の位置を検出する従来技術に比べその位置検出を迅
速なものとすることができる。なお、点着チップの先端
がフイルム表面位置を超えてオーバランした場合には、
その後チップを上昇させこのチップの先端がフイルム表
面から離れた位置を検出してフイルム表面位置とすれば
よい。
ップ内の圧力をコントロールし得るようにしておけば、
使用される乾式分析フイルム片の種類や試料液の種類の
展開速度に応じた、適切な点着処理を行なうことができ
る。
容した後点着チップの先端に空気溜りを形成すれば、点
着チップの先端を乾式分析フイルム片に当接した状態で
試料液がフイルム表面に展開される事態を防止でき、こ
れにより湿ったフイルム表面の物質がチップの先端に付
着して、次回の点着処理時に不純物となるような事態を
防止できる。さらにフイルム面から離れながら吐出する
ので、チップ先端がフイルムに当接したときにフイルム
からチップ先端に転移する物質がある場合でも、それを
洗い流す効果が大きい。
る。図2は本発明の実施例の乾式分析フイルム片の搬送
方法を実施するための生化学分析装置の概略機構を示す
斜視図である。
式分析フイルム片1を貯蔵しているフイルム収納手段11
(フイルムサプライヤ)と、上記フイルム収納手段11の
側方に配設され乾式分析フイルム片1を所定時間恒温保
持するインキュベータ12と、前記フイルム収納手段11か
らインキュベータ12に乾式分析フイルム片1を搬送する
フイルム搬送手段13と、たとえば血清,尿等の複数の試
料液を収容する試料液収容手段14(サンプラ)と、試料
液収容手段14の試料液をフイルム搬送手段13による搬送
途中の乾式分析フイルム片1に点着する点着手段15と、
インキュベータ12の下方に配設された測定手段16とを備
えている。
ように、例えばPET(ポリエチレンテレフタレート)
等のプラスチックフイルムによる光透過性支持体1a(ベ
ースフイルム)上に展開層を含む試薬層1bが積層されて
いる。また、必要に応じてその試薬層1b上に布等の繊維
質素材による耐磨耗性の保護層(図示せず)が積層され
るか、保護層が展開層を兼ねるように構成されたもので
もよい。
燥状態においては試薬層1bを内側にして湾曲した形状と
なる傾向にあり、その湾曲程度は試薬層1bの種類、乾燥
程度によって異なる。この乾式分析フイルム片1の試薬
層1bは、点着手段15のノズルチップ88より滴下された試
料液の所定成分と混合されると、所定時間恒温保持(イ
ンキュベーション)後に呈色反応(色素生成反応)を生
じる試薬(化学分析試薬または免疫分析試薬が含まれて
いる)を含有しており、測定項目に対応して試料液中の
測定したい化学成分または有形成分毎に設定された試薬
層1bを有する乾式分析フイルム片1が複数の種類用意さ
れている。
図4に示すようなカートリッジ20内に収容される。該カ
ートリッジ20は、内部に多数の乾式分析フイルム片1を
光透過性支持体1aを下にして積み重ねた状態で収容し
て、前記図2のように、フイルム収納手段11の円盤状の
架体22に配設された内周側もしくは外周側のカートリッ
ジ収納部22a に複数並列に装填されている。上記架体22
は基部24に回転可能に支持され、基部24に設置された図
示しないサプライヤモータによって回転駆動され、所定
のカートリッジ収納部22a がフイルム搬送手段13に対応
する取出位置に停止するように制御される。
25が配設されて内部が密閉され、上面に配設された開閉
蓋を有する挿入口25a から、前記カートリッジ20の挿
入、取出しを行うように設けられている。また、上記架
体22の中心部分には除湿剤収容部27が設けられ、該除湿
剤収容部27にはカバー25上面の中心部に形成された開閉
蓋を有する投入口25b から除湿剤が装填され、このフイ
ルム収納手段11の内部が低湿度の乾燥状態に保たれる。
一方、カバー25の下面の取出位置には、各カートリッジ
20から所定の乾式分析フイルム片1を取り出す際に開く
開閉シャッター(図示せず)が設けられ、該シャッター
を通して挿入されたフイルム搬送手段13の取出用吸盤70
によってカートリッジ20の最下段の乾式分析フイルム片
1が外部に取り出される。
が中心下部の回転駆動機構41によって回転自在に支持さ
れ、上記本体40の円周上には所定間隔で前記乾式分析フ
イルム片1を収容するセル42が複数配設され、このセル
42内で乾式分析フイルム片1がインキュベーションされ
る。
タ12に乾式分析フイルム片1を搬送する搬送手段13は、
前記カートリッジ20から乾式分析フイルム片1を取り出
す取出用吸盤70と、この取出用吸盤70に保持されている
乾式分析フイルム片1を、試薬層1bが上面となっている
状態のまま下方から保持して受け取るとともにインキュ
ベータ12のセル42に側方開口部から挿入する移載手段と
しての馬蹄形の移載部材73と、インキュベータ12のセル
42内で上記移載部材73に保持されている乾式分析フイル
ム片1をセル42の下方から進退して保持する保持手段と
しての挿入用吸盤76とを備えている。
に、乾式分析フイルム片1の支持体1aの下面を吸着保持
する上向きのサクションカップ70a を備え、該サクショ
ンカップ70a が搬送基部に70b に支持されるとともに、
図示しないサクションポンプからの減圧パイプが接続さ
れ、該搬送基部70b が図示しない移動機構によって前後
動および昇降動自在に設けられている。
ートリッジ20の底面に形成された開口から挿入されて最
下段の乾式分析フイルム片1の支持体1a側を吸着保持す
るとともに、若干下降して湾曲させた状態で水平方向に
移動してカートリッジ20の側面に形成された開口20a か
ら横方向に取り出した後、下方に移動してフイルム収納
手段11のカバー25のシャッター開口から抜け出て、さら
に前方の点着位置側に搬送するように駆動される。
板状で上面に乾式分析フイルム片1を吸引保持する略馬
蹄形に形成され、その先端中央部に切欠き凹部73a が形
成され両側部が前方に延びるフォーク部73b に形成さ
れ、この両側のフォーク部73bおよび凹部73a の背部に
吸引孔74が設けられている。上記吸引孔74にはサクショ
ンポンプからの減圧パイプ75が接続される。また、上記
移載部材73の基部は、点着位置からインキュベータ12の
セル42内に側方開口部を通って挿入移動可能なように図
示しない駆動機構に連係されている。
盤70から乾式分析フイルム片1を受け取る際には、図6
の(A)に示すように、乾式分析フイルム片1を保持し
ている取出用吸盤70に向けて移動し、(B)のようにそ
の凹部73a 内に該取出用吸盤70が位置し、上方に乾式分
析フイルム片1が位置する状態で停止し、続いて、取出
用吸盤70が下降移動して(C)のように該取出用吸盤70
に保持している乾式分析フイルム片1を、移載部材73の
フォーク部73b と凹部73a 周辺で吸引保持するものであ
る。また、前記取出用吸盤70による乾式分析フイルム片
1の吸着位置精度を確保していることで、移載部材73で
の乾式分析フイルム片1の保持位置精度が良好であり、
この移載部材73に保持した状態の乾式分析フイルム片1
の試薬層1bの中心部分に点着手段15によって所定量の試
料液を点着する。
ように回転駆動機構86によって回転操作される回転テー
ブル85を備え、該回転テーブル85の外周部には試料液を
収容した複数のサンプルチューブ87を保持し、サンプル
チューブ87が順次供給位置に移動される。また、内周側
には後述の点着用ノズル91の先端に装着されるノズルチ
ップ88が収容される。
をインキュベータ12に搬送される乾式分析フイルム片1
に点着する点着手段15は、試料液の吸引吐出を行う点着
用ノズル91を有し、該点着用ノズル91の先端にはピペッ
ト状の上記ノズルチップ88が着脱自在に装着され、駆動
機構92により上下動および回動可能に移動され、試料液
収容手段14から試料液を吸引し移動して前記移載部材73
の上に保持されている乾式分析フイルム片1に点着す
る。また、上記点着手段15の点着用ノズル91における先
端のノズルチップ88は、試料液の変更に伴って交換され
る。
に示す如き構成となっている。すなわち、この点着手段
15は、その一端において点着用ノズル91を上下動可能に
支持するサンプリングアーム201 と、サンプリングアー
ム201 の他端においてこのサンプリングアーム201 が水
平となるように保持する、垂直方向に延びるスプライン
シャフト202 と、このスプラインシャフト202 の側壁に
おいて軸方向に形成された溝部202aと係合する爪部を備
え、このスプラインシャフト202 に対し回転方向には相
対的に固定、軸方向には相対的に可動とされた、小径部
および大径部からなるベルト車203 と、ベルト205 と、
このベルト205 を所定方向(矢印A方向)に移動させて
このベルト車203 を所定方向に所定量だけ回転駆動する
第1のモータ204 と、このスプラインシャフト202 の底
部に固着されたつば部206 と、このつば部206 の側壁に
ねじ止めされたベルト207 と、このベルト207 を所定方
向(矢印B方向)に移動させてスプラインシャフト202
を所定量だけ上下動させる第2のモータ208 とを備えて
いる。
通気路および点着チップ88内の圧力を調整するためのホ
ース209 、シリンジ210 および第3のモータ211 と、上
記点着用ノズル91の上下動を検出するノズル上下動セン
サ212 を備えている。
1 の回転を制御する制御回路213 と、このノズル上下動
センサ212 からの検出信号を入力され、所定のシーケン
スプログラムに従って制御回路213 に所定のモータコン
トロール信号を出力するコンピュータ214 とを備えてい
る。
図7を用いて説明する。すなわち、まず図7(a)に示
されるように試料液220 が収容された点着チップ88が初
期位置から乾式分析フイルム片1の上方にセットされ
る。この後サンプリングアーム201 が下降し、点着チッ
プ88の先端が乾式分析フイルム片1に当接すると点着チ
ップ88はこのフイルム片1により支持されてその下降が
停止されるが、サンプリングアーム201 はしばらくの間
下降し続け、図7(b)に示されるようにフラグ212aが
センサ212 のスリット内に挿入され(センサ212 の受光
部内への光入射が遮断される)点着チップ88の先端が乾
式分析フイルム片1に当接していることが検出される。
この後、サンプリングアーム201 が上昇するが、点着用
ノズル91のつば部91aがサンプリングアー201 の上面と
当接していないため、しばらくの間点着チップ88の先端
が乾式分析フイルム片1に支持されたままの状態とさ
れ、センサ212 のスリットからフラグ212aがはずれ(セ
ンサ212 の受光部に光が入射する)、これにより点着チ
ップ88の先端が乾式分析フイルム片1からはずれたこと
が検出される。また、センサ212 のスリットからフラグ
212aが完全にはずれるタイミングは点着用ノズル91のつ
ば部91aがサンプリングアーム201 の上面と当接するタ
イミングと略一致するように調整されており、この後図
7(c)に示すように、点着チップ88がサンプリングア
ーム91の上昇に応じて上昇するとともに点着チップ88内
の試料液220 が所定の速度で乾式分析フイルム片1上に
吐出される。このときの点着チップ88の上昇速度および
試料液220 の吐出速度は、乾式分析フイルム片1の試料
液展開速度や試料液220 の粘度等に応じ、試料液220 が
途中で途切れないように、かつ吐出された試料液220 が
盛り上って点着チップ88の先端の側壁に付着しないよう
な値にコントロールされている。
いてコンピュータ214 のシーケンスプログラムについて
説明する。すなわち、まず、制御回路213 から第1のモ
ータ204 に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、この第
1のモータ204 の回転によりサンプリングアーム201 を
回転せしめ(矢印C方向)、サンプルチューブ87上に位
置せしめる(S1)。
に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、この第2のモー
タ208 の回転によりサンプリングアーム201 を下降せし
め(矢印D方向)、点着チップ88の先端をサンプルチュ
ーブ87の試料液220 中に挿入する(S2)。
に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、この第3のモー
タ211 の回転によりシリンジ210 を作動させる。このシ
リンジ210 の作動によりホース209 内、点着用ノズル91
の通気路内および点着チップ88内は負圧状態となり点着
チップ88の先端から試料液220 がこの点着チップ88内に
吸引される(S3)。
に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、第2のモータ20
8 の回転によりサンプリングアーム201 を上昇せしめて
点着チップ88を上昇せしめ(S4)、この後制御回路21
3 から第1のモータ204 に所定のモータ駆動信号を出力
せしめ、第1のモータ204 の回転によりサンプリングア
ーム201 を回転せしめて点着チップ88を乾式分析フイル
ム片1上に移動せしめる(S5)。
に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、第2のモータ20
8 の回転によりサンプリングアーム201 を下降せしめて
点着チップ88を下降せしめる(S6)。
イルム片1に当接したことを検出した信号がセンサ212
からコンピュータ214 に入力されるまで待機し(S
7)、この信号が入力されると、制御回路213 から第2
のモータ208 に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、第
2のモータ208 の回転を一旦停止してサンプリングアー
ム201 の下降を停止し(S8)、次にこの第2のモータ
208 を逆回転としてサンプリングアーム201 を上昇せし
める(S9)。
1からはなれたことを検出した信号がセンサ212 からコ
ンピュータ214 に入力されるまで待機し(S10)、この
信号が入力されると、制御回路213 から第3のモータ21
1 に所定のモータ駆動信号を出力せしめ、第3のモータ
211 の回転によりシリンジ210 を作動させる。このシリ
ンジ210 の作動によりホース209 内、点着用ノズル91の
通気路内および点着チップ88内は正圧状態となり、点着
チップ88内の試料液220 が所定速度で乾式分析フイルム
片1上に吐出される(S11)。
備えて初期位置に戻されるよう第1のモータ204 および
第2のモータ208 に対して所定のモータ駆動信号を制御
回路213 から出力せしめる(S12)。
ンプリングアーム201 を上昇させる速度と、上記ステッ
プ11(S11)における試料液220 の吐出速度は試料液22
0 の粘度や乾式分析フイルム片1の試料液展開速度に応
じて、吐出された試料液220が途切れないように、かつ
該試料液220 の乾式分析フイルム片1上での盛り上がり
により点着チップ88の先端の外側壁部分に試料液220 が
付着しない程度の値となるように第2のモータ208 およ
び第3のモータ211 の回転速度を設定する。
フイルム片1が乳酸脱水酵素(LDH−P)用である場
合には、上記上昇速度が2mm/s、上記吐出速度が20
0 mm/sとなるように上記各モータ208 ,211 の回転
速度をコントロールする。
ム片1に当接したことをセンサ212で検知し、サンプリ
ングアーム201 の上昇速度と吐出速度(タイミング)を
制御しているがこのようなセンサ212 を使用しないこと
も可能である。すなわち図7でサンプリングアーム201
の停止位置を(b)の状態になるように設定しておき、
次にこのサンプリングアーム201 を上昇させながらチッ
プ88内に吐出圧を加える。点着チップ88の先端がフイル
ム片1から離れ始めたタイミングで試料液220がチップ8
8の先端から吐出される。
チップ88内に吸引した後、さらに空気を少量吸引するこ
とにより点着チップ88の先端部に空気溜りを形成しても
よい。
引した点着チップ88を乾式分析フイルム片1の直上に移
動せしめ(図9(a))、次に第3のモータ211 の回転
によりシリンジ210 を作動せしめて点着用ノズル91の通
気路内を負圧として少量の空気を点着チップ88の先端に
吸引する(図9(b))。
端を乾式分析フイルム片1に当接させ(図9(c))、
この当接状態の検出に応じて、点着チップ88を上昇せし
め(図9(d))、これとともに、点着用ノズル91の通
気路内を正圧として試料液220 の吐出を開始せしめる。
空気溜りがあるので、点着チップ88の先端と乾式分析フ
イルム片1の表面とが互いに離れ始めた時点においては
空気が点着チップ88の先端から排出され、点着チップ88
の先端と乾式分析フイルム片1の表面とが所定距離だけ
離れた位置において試料液220 が乾式分析フイルム片1
上に吐出されることとなる(図9(e))。
点着チップ88内の試料液220 が所定量ずつ吐出されるこ
ととなる。
端部に空気溜りを形成すれば乾式分析フイルム片1の表
面が試料液220 により濡れた状態において点着チップ88
の先端がこのフイルム片1の表面に当接することがな
く、この先端にこのフイルム片1の表面物質が付着する
ことを防止できるので、次回の点着処理においてもこの
点着チップ88の先端に不純物が付着するのを防止するこ
とができる。
キュベータ12によりインキュベーションが行われ、この
インキュベータ12の下方に配設された測定手段16(図2
参照)により測定される。この測定手段16は、乾式分析
フイルム片1と試料液との呈色反応による光学濃度を測
定するための測光ヘッド95を有する。上記測光ヘッド95
は所定波長の光を含む測定用照射光を光透過性支持体1a
を透過し試薬層1bに照射して、反射光を光検出素子で検
出するものであり、測光ヘッド95には光源96(ランプ)
からの光がフィルタ97を介して入射され、測光ヘッド95
内で上記光が試薬層1bに照射される。前記フィルタ97
は、検査項目に対応する複数種類のものが円板98に設置
され、該円板98をモータ99よって回転して測定項目に対
応する所定の特性のフィルタ97を選択するように構成さ
れている。
で生成された色素量に応じた光情報(具体的には光量)
を担持しており、この光情報を担持した反射光が測光ヘ
ッド95の光検出素子に入射して光電変換され、図示しな
いアンプを介して判定部に送出される。判定部では、入
力された電気信号のレベルに基づき試薬層1b中で生成さ
れた色素の光学濃度を判定し、試料液中の所定の生化学
物質の物質濃度を特定する。
れば、まず、搬送手段13の取出用吸盤70によってフイル
ム収納手段11より測定項目に対応する乾式分析フイルム
片1を収容したカートリッジ20から乾式分析フイルム片
1を取り出す。この取出用吸盤70に保持された乾式分析
フイルム片1は、そのまま試薬層1bを上側にして移載部
材73に移し替えられてその試薬層1bに試料液が点着され
る。
出位置にはフイルム排出手段17(図2参照)が配設さ
れ、該フイルム排出手段17は、セル42内の測定後の乾式
分析フイルム片1を吸着して持ち上げる排出用吸盤81
と、該排出用吸盤81で持ち上げられた乾式分析フイルム
片1を受け取りインキュベータ12の外方に搬出するフイ
ルム取出用の略馬蹄形の移載部材82と、この移載部材82
によって取り出された乾式分析フイルム片1を受け取っ
て廃却箱84に廃棄する廃却用吸盤83とによって構成され
ている。
料液点着方法およびその装置としては、上記実施例のも
のに限られるものではなく、種々の態様の変更が可能で
ある。
91)が乾式分析フイルム片1に当接したこと、さらに該
フイルム片1から離れたことを各々検出するセンサとし
ては、上記ノズル上下動センサ212 に代えて例えば図10
に示すような反射型光センサ230 を用いることも可能で
ある。
て乾式分析フイルム片1は馬蹄形の移載部材73に載設保
持されており、点着チップ88の先端が当接する該フイル
ム片1の部分は移載部材73の中央凹部に対応していて、
点着チップ88の先端が該フイルム片1に当接した状態で
さらに下降すると該フイルム片1は図10(b)に示すよ
うに下凸形状にたわんだ状態となる。一方、この反射型
光センサ230 は図11に示すように測定対象が所定距離
(1.7mm 程度)にあるときに出力が最大となるように構
成されており、図10(a)に示すように点着チップ88が
上記フイルム片1に当接していない状態では該フイルム
片1(実際にはこの状態においてもフイルム片1は弯曲
状態となっている)の下面と反射型光センサ230 の距離
が上記所定距離(1.5mm 程度)となるように設定されて
いる。
フイルム片1が下凸形状となるようにたわんだ場合には
反射型光センサ230 と上記フイルム片1の下面の距離が
上記所定距離よりも距離dhだけ小さくなるため、該反
射型光センサ230 からの出力は小さくなり、この変化に
より点着チップ88が上記フイルム片1に当接したことが
検出される。
ようなサンプリングアーム210 aに対してスライドする
点着用ノズル91bの上部に設けた圧力センサ241 とする
ことも可能である。
ズル91bの上部はカバー240 内に収納されており、点着
チップ88が乾式分析フイルム片1に当接したときに、圧
力センサ241 が点着用ノズル91bとカバー240 の内部上
壁に挟持されることによりその当接状態を検出し得るよ
うになっている。
ル91bの側壁部分においてその通気路と接続するのが望
ましい。
ズル91)が乾式分析フイルム片1に当接したことを検出
するセンサおよびこれら両者が離れたことを検出するセ
ンサは互いに異なるセンサとしてもよい。
当接した後、この点着チップが上昇する速度および試料
液の吐出速度は必ずしも一定とせずともよく、その速度
を所定のパターンにしたがって変化させることも可能で
ある。
と上昇せしめる手段は異なる手段としてもよいし、例え
ば、下降せしめる手段は点着用ノズルの保持を解除して
この点着用ノズルを自由落下せしめる手段とすることも
可能である。
の点着装置を示す概略図
ステム)の概略構成を示す斜視図
片の受渡しを順に示す概略図
への点着方法を説明するための概略図
ムを説明するためのフローチャート
片への点着方法を説明するための概略図
を示すグラフ
Claims (6)
- 【請求項1】 試料液を吸引する吸引ノズルの先端に嵌
合された点着チップに試料液を所定量だけ収容し、次に
該チップを下降させてフレームなしの乾式分析フイルム
片にそのチップの先端を当接せしめると共に前記乾式分
析フイルム片を下凸形状にたわませ、次に該チップを上
昇させながら該チップ内の圧力を上昇させて該チップ内
の試料液を前記乾式分析フイルム片上に吐出せしめるこ
とを特徴とする乾式分析フイルム片への試料液点着方
法。 - 【請求項2】 前記点着チップ内の試料液を前記乾式分
析フイルム片上に吐出せしめる際に該チップの上昇速度
および該チップ内の圧力を調整することを特徴とする請
求項1記載の乾式分析フイルム片への試料液点着方法。 - 【請求項3】 前記点着チップ内に前記試料液を所定量
だけ収容せしめた後、該チップの先端を前記乾式分析フ
イルム片に当接する前に、該チップ内を負圧として該チ
ップ内の先端部分に空気を吸引することを特徴とする請
求項1または2記載の乾式分析フイルム片への試料液点
着方法。 - 【請求項4】 試料液を吸引する吸引ノズルの先端に嵌
合された点着チップ内に所定量の試料液を吸引せしめ、
フレームなしの乾式分析フイルム片上に該試料液を吐出
せしめる試料液吸引吐出手段と、前記吸引ノズルを昇降
せしめるノズル昇降手段とを備えてなる試料液点着装置
において、 前記試料液を内部に収容した点着チップが前記乾式分析
フイルム片に当接し該乾式分析フイルム片が下凸形状に
たわむ所定の位置まで前記吸引ノズルを下降させた後、
前記吸引ノズルの昇降動作を下降から上昇に切り替える
昇降切替手段を備え、 前記吸引ノズルの昇降動作が上昇に切り替えられた際
に、前記ノズル昇降手段により前記吸引ノズルを上昇さ
せながら、前記試料液吸引吐出手段により前記チップ内
の試料液を前記乾式分析フイルム片上に吐出するように
構成されてなることを特徴とする試料液点着装置。 - 【請求項5】 試料液を吸引する吸引ノズルの先端に嵌
合された点着チップ内に所定量の試料液を吸引せしめ、
フレームなしの乾式分析フイルム片上に該試料液を吐出
せしめる試料液吸引吐出手段と、前記吸引ノズルを昇降
せしめるノズル昇降手段とを備えてなる試料液点着装置
において、 前記試料液を内部に収容した点着チップが下降した際に
おける、該チップの先端が前記乾式分析フイルム片に当
接し該乾式分析フイルム片が下凸形状にたわんだことを
検出する当接状態検出手段と、 前記チップの先端が前記乾式分析フイルム片に当接した
際に出力される該当接状態検出手段からの検出信号に応
じ、前記吸引ノズルの昇降動作を下降から上昇に切り替
える昇降切替手段とを備え、 前記吸引ノズルの昇降動作が上昇に切り替えられた際
に、前記ノズル昇降手段により前記吸引ノズルを上昇さ
せながら、前記試料液吸引吐出手段により前記チップ内
の試料液を前記乾式分析フイルム片上に吐出するように
構成されてなることを特徴とする試料液点着装置。 - 【請求項6】 前記チップ内の試料液が前記乾式分析フ
イルム片上に吐出される際に前記チップの上昇速度およ
び前記チップ内の圧力を調整するコントロール手段を備
えたことを特徴とする請求項4または5記載の試料液点
着装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07714994A JP3420824B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置 |
DE69523656T DE69523656T2 (de) | 1994-04-15 | 1995-03-01 | Verfahren und Vorrichtung zur Probenaufgabe auf trockene analytische Elemente |
EP95102906A EP0677744B1 (en) | 1994-04-15 | 1995-03-01 | Method and apparatus for spotting liquid samples onto dry-type chemical analysis film pieces |
US08/664,799 US5607861A (en) | 1994-04-15 | 1996-06-17 | Method for spotting liquid samples onto frameless dry-type chemical analysis film pieces |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07714994A JP3420824B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07286944A JPH07286944A (ja) | 1995-10-31 |
JP3420824B2 true JP3420824B2 (ja) | 2003-06-30 |
Family
ID=13625742
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07714994A Expired - Fee Related JP3420824B2 (ja) | 1994-04-15 | 1994-04-15 | 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5607861A (ja) |
EP (1) | EP0677744B1 (ja) |
JP (1) | JP3420824B2 (ja) |
DE (1) | DE69523656T2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149853A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toppan Printing Co Ltd | 分注方法及び分注装置 |
Families Citing this family (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3571092B2 (ja) | 1994-12-20 | 2004-09-29 | 富士写真フイルム株式会社 | 乾式分析フィルム片への試料液点着方法 |
US5811306A (en) * | 1995-09-04 | 1998-09-22 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Liquid spotting method |
US6407858B1 (en) | 1998-05-14 | 2002-06-18 | Genetic Microsystems, Inc | Focusing of microscopes and reading of microarrays |
US6269846B1 (en) | 1998-01-13 | 2001-08-07 | Genetic Microsystems, Inc. | Depositing fluid specimens on substrates, resulting ordered arrays, techniques for deposition of arrays |
US6428752B1 (en) | 1998-05-14 | 2002-08-06 | Affymetrix, Inc. | Cleaning deposit devices that form microarrays and the like |
US6722395B2 (en) | 1998-01-13 | 2004-04-20 | James W. Overbeck | Depositing fluid specimens on substrates, resulting ordered arrays, techniques for analysis of deposited arrays |
US7095032B2 (en) * | 1998-03-20 | 2006-08-22 | Montagu Jean I | Focusing of microscopes and reading of microarrays |
US6146591A (en) * | 1998-05-01 | 2000-11-14 | Miller; C David | Biochemical detection system for rapid determination of the presence of toxins, bacteria, and other substances |
US6309891B1 (en) * | 1998-09-09 | 2001-10-30 | Incyte Genomics, Inc. | Capillary printing systems |
US20030097222A1 (en) * | 2000-01-25 | 2003-05-22 | Craford David M. | Method, system, and computer software for providing a genomic web portal |
US7062092B2 (en) | 2000-08-22 | 2006-06-13 | Affymetrix, Inc. | System, method, and computer software product for gain adjustment in biological microarray scanner |
JP3926546B2 (ja) * | 2000-09-22 | 2007-06-06 | 富士フイルム株式会社 | 点着検出方法および点着検出装置 |
US6536289B2 (en) * | 2001-08-17 | 2003-03-25 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Automated sample tester |
US7281550B2 (en) * | 2003-07-14 | 2007-10-16 | Cryotech International, Inc. | Liquid delivery system with horizontally displaced dispensing point |
DE102005026540A1 (de) * | 2005-06-08 | 2006-12-14 | P.A.L.M. Microlaser Technologies Ag | Verfahren und Vorrichtung zur Handhabung von Objekten |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3992158A (en) * | 1973-08-16 | 1976-11-16 | Eastman Kodak Company | Integral analytical element |
JPS55164356A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | Multi-layer analysis sheet for liquid sample analysis |
US4340390A (en) * | 1980-06-16 | 1982-07-20 | Eastman Kodak Company | Method and apparatus for metering biological fluids |
US4452899A (en) * | 1982-06-10 | 1984-06-05 | Eastman Kodak Company | Method for metering biological fluids |
US4794085A (en) * | 1984-07-19 | 1988-12-27 | Eastman Kodak Company | Apparatus and method for detecting liquid penetration by a container used for aspirating and dispensing the liquid |
US4675301A (en) * | 1985-04-01 | 1987-06-23 | Eastman Kodak Company | Method for correcting for changes in air pressure above a liquid to be dispensed from a container mounted on a probe |
SE450171B (sv) * | 1985-10-18 | 1987-06-09 | Carl Urban Ungerstedt | Anordning for automatisk uppsamling av sma vetskevolymer |
US5204268A (en) * | 1988-06-02 | 1993-04-20 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Method and apparatus for applying liquid samples |
US4971763A (en) * | 1989-02-14 | 1990-11-20 | Eastman Kodak Company | Liquid-controlling nozzle geometry for dispensers of liquids |
US5143849A (en) * | 1991-03-21 | 1992-09-01 | Eastman Kodak Company | Tip to surface spacing for optimum dispensing controlled by a detected pressure change in the tip |
JPH04296655A (ja) * | 1991-03-26 | 1992-10-21 | Mochida Pharmaceut Co Ltd | 液体の計量方法およびこれを用いた自動分注方法およびその装置 |
US5133392A (en) * | 1991-04-10 | 1992-07-28 | Eastman Kodak Company | Liquid injection using container bottom sensing |
US5213764A (en) * | 1991-05-15 | 1993-05-25 | Miles Inc. | Metering device for slide analysis system |
DE69331861T2 (de) * | 1992-01-16 | 2002-08-29 | Fuji Photo Film Co., Ltd. | Chemisches Analysesystem |
-
1994
- 1994-04-15 JP JP07714994A patent/JP3420824B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-03-01 DE DE69523656T patent/DE69523656T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1995-03-01 EP EP95102906A patent/EP0677744B1/en not_active Expired - Lifetime
-
1996
- 1996-06-17 US US08/664,799 patent/US5607861A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011149853A (ja) * | 2010-01-22 | 2011-08-04 | Toppan Printing Co Ltd | 分注方法及び分注装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0677744A3 (en) | 1997-03-19 |
US5607861A (en) | 1997-03-04 |
DE69523656T2 (de) | 2002-05-08 |
EP0677744A2 (en) | 1995-10-18 |
EP0677744B1 (en) | 2001-11-07 |
DE69523656D1 (de) | 2001-12-13 |
JPH07286944A (ja) | 1995-10-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3420824B2 (ja) | 乾式分析フイルム片への試料液点着方法およびその装置 | |
JP3091619B2 (ja) | 生化学分析装置の操作制御方法 | |
US5639665A (en) | Method of spotting sample liquid on dry chemical analysis film | |
JP3425795B2 (ja) | 分析フイルム片有無判定方法 | |
JP3390297B2 (ja) | 被点着材への液体点着方法および液体点着装置 | |
JP3177920B2 (ja) | 乾式分析フイルム片 | |
JP2754110B2 (ja) | 生化学分析装置 | |
JP2002181834A (ja) | 生化学分析用カートリッジ | |
JP3153377B2 (ja) | 生化学分析装置 | |
JPH0894637A (ja) | 生化学分析装置 | |
JP3069218B2 (ja) | 乾式分析フイルム片カートリッジおよびこのカートリッジからのフイルム片取出方法 | |
JP3425828B2 (ja) | 乾式分析素子の搬送方法および搬送装置 | |
JP3464710B2 (ja) | 生化学分析装置 | |
JP3069211B2 (ja) | 生化学分析方法 | |
JPH0886785A (ja) | 検査用素子およびこの素子収容用のカートリッジ | |
JP2004361396A (ja) | 遠心機内蔵型分析装置 | |
JP2000258437A (ja) | 生化学分析装置のリーク検出方法及び液体吸引吐出装置 | |
JP3688502B2 (ja) | 生化学分析装置 | |
JPH0894638A (ja) | 生化学分析装置 | |
JP3069219B2 (ja) | 乾式分析フイルム片の取出方法および装置 | |
JPH0894506A (ja) | 乾式分析素子用サンプリング装置 | |
JPH0894629A (ja) | 乾式分析素子用サンプリング装置 | |
JP4094234B2 (ja) | インキュベータ | |
JPH06242125A (ja) | 生化学分析装置 | |
JPH07128341A (ja) | 乾式分析フイルム片の排出方法およびこの方法に使用されるフイルム片廃却箱 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20030408 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080418 Year of fee payment: 5 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |