JPH07158701A - 遊星歯車減速機 - Google Patents
遊星歯車減速機Info
- Publication number
- JPH07158701A JPH07158701A JP5303698A JP30369893A JPH07158701A JP H07158701 A JPH07158701 A JP H07158701A JP 5303698 A JP5303698 A JP 5303698A JP 30369893 A JP30369893 A JP 30369893A JP H07158701 A JPH07158701 A JP H07158701A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- planetary
- reduction
- planetary gear
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸方向に小型で、かつバックラッシュのない
遊星歯車減速機を提供することを目的とする。 【構成】 同一筐体内に入力側の第一減速機構と、出力
側の遊星減速機構とを配置し、第一減速機構は筐体１の
入力側で交換可能に構成されている。又、遊星減速機構
は内歯車を軸に垂直面で二分割し、二分割された内歯車
１１、１２を垂直な面に沿ってずらし、遊星歯車９との
間のバックラッシュを除去してある。更に、遊星歯車９
を保持するキャリア１０はその外周と筐体１の内面との
間に軸受けを設け、全長を短縮してある。
遊星歯車減速機を提供することを目的とする。 【構成】 同一筐体内に入力側の第一減速機構と、出力
側の遊星減速機構とを配置し、第一減速機構は筐体１の
入力側で交換可能に構成されている。又、遊星減速機構
は内歯車を軸に垂直面で二分割し、二分割された内歯車
１１、１２を垂直な面に沿ってずらし、遊星歯車９との
間のバックラッシュを除去してある。更に、遊星歯車９
を保持するキャリア１０はその外周と筐体１の内面との
間に軸受けを設け、全長を短縮してある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は遊星歯車を使用した減速
機に関する。
機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、小型で低減速比から高減速比まで
を得る手段として遊星歯車減速機が一般的に使用されて
いる。この減速機は電動機等の駆動源との間にカップリ
ング又はベルトやチェーン等の伝動手段を介して遊星歯
車機構を駆動していることが一般的である。
を得る手段として遊星歯車減速機が一般的に使用されて
いる。この減速機は電動機等の駆動源との間にカップリ
ング又はベルトやチェーン等の伝動手段を介して遊星歯
車機構を駆動していることが一般的である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の前段減
速機構により、全体として軸方向の長さが長くなってし
まい、小型機器等に使用し難いという問題がある。又、
出力側は遊星歯車を保持しているキャリアに接続してい
る出力軸に二個所の軸受けを配置しているので、この場
合でも全体の長さを長くしてしまっている。
速機構により、全体として軸方向の長さが長くなってし
まい、小型機器等に使用し難いという問題がある。又、
出力側は遊星歯車を保持しているキャリアに接続してい
る出力軸に二個所の軸受けを配置しているので、この場
合でも全体の長さを長くしてしまっている。
【０００４】更に、一般にはバックラッシュの除去方法
が講じられていないので、入力軸と出力軸との間に多少
のバックラッシュが存在してしまう。
が講じられていないので、入力軸と出力軸との間に多少
のバックラッシュが存在してしまう。
【０００５】本発明は上述の問題を解決して、小型で、
かつバックラッシュを除去した遊星歯車減速機を提供す
ることを課題とする。
かつバックラッシュを除去した遊星歯車減速機を提供す
ることを課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、同一筐体内に入力側の第一減速機構と、出力側の
遊星減速機構とを配置し、第一減速機構は筐体１の入力
側で同軸型と直交軸型とに交換可能に固定されているも
のである。
めに、同一筐体内に入力側の第一減速機構と、出力側の
遊星減速機構とを配置し、第一減速機構は筐体１の入力
側で同軸型と直交軸型とに交換可能に固定されているも
のである。
【０００７】第一減速機構は二段減速平歯車で、入力軸
２ａと出力軸１３とは一直線上に位置するように構成さ
れたものと、傘歯車で、入力軸２ａと出力軸１３とは直
交するように構成されたものとがある。
２ａと出力軸１３とは一直線上に位置するように構成さ
れたものと、傘歯車で、入力軸２ａと出力軸１３とは直
交するように構成されたものとがある。
【０００８】遊星減速機構は内歯車の外周を軸に垂直な
面で二分割し、二分割された内歯車１１、１２を垂直な
面に沿ってずらし、遊星歯車９との間のバックラッシュ
を除去するように構成したものである。
面で二分割し、二分割された内歯車１１、１２を垂直な
面に沿ってずらし、遊星歯車９との間のバックラッシュ
を除去するように構成したものである。
【０００９】遊星歯車９を保持するキャリア１０はその
外周と筐体内周との間、及び出力軸１３と筐体１との間
に軸受けを配置して、全体を軸方向に短縮したものであ
る。
外周と筐体内周との間、及び出力軸１３と筐体１との間
に軸受けを配置して、全体を軸方向に短縮したものであ
る。
【００１０】
【作用】筐体１内に前段の減速機構が組み込まれている
ので、直接高速回転する駆動源２の接続が可能である。
又、内歯車間に設けたバックラッシュ除去機構により、
全体のバックラッシュを殆ど無くすことが出来る。
ので、直接高速回転する駆動源２の接続が可能である。
又、内歯車間に設けたバックラッシュ除去機構により、
全体のバックラッシュを殆ど無くすことが出来る。
【００１１】
【実施例】図１は本発明の直線型の遊星歯車減速機の断
面図である。この例では、筐体１は前段の第一筐体１ａ
と後段の第二筐体１ｂと蓋部１ｃとに分割されている。
蓋部１ｃには電動機等の駆動源２が固定してあり、第一
筐体１ａ内に駆動源２の第一歯車３と噛合する第二歯車
４及び同軸の第三歯車５とが第一筐体１ａと蓋部１ｃと
で両端が軸支されている軸に固定されている。
面図である。この例では、筐体１は前段の第一筐体１ａ
と後段の第二筐体１ｂと蓋部１ｃとに分割されている。
蓋部１ｃには電動機等の駆動源２が固定してあり、第一
筐体１ａ内に駆動源２の第一歯車３と噛合する第二歯車
４及び同軸の第三歯車５とが第一筐体１ａと蓋部１ｃと
で両端が軸支されている軸に固定されている。
【００１２】又、駆動源２の駆動軸２ａと第二筐体１ｂ
間に駆動軸２ａの延長方向に軸支された中心軸６に第三
歯車５と噛合する第四歯車７及び第二筐体１ｂ内の太陽
歯車８が固定されている。
間に駆動軸２ａの延長方向に軸支された中心軸６に第三
歯車５と噛合する第四歯車７及び第二筐体１ｂ内の太陽
歯車８が固定されている。
【００１３】この太陽歯車８には遊星歯車９がキャリア
１０の３〜４個所に軸支されており、更に遊星歯車９は
第一筐体１ａ及び第二筐体１ｂで挟持されている第一内
歯車１１及び第二内歯車１２と噛合して遊星運動が可能
なように構成されている。
１０の３〜４個所に軸支されており、更に遊星歯車９は
第一筐体１ａ及び第二筐体１ｂで挟持されている第一内
歯車１１及び第二内歯車１２と噛合して遊星運動が可能
なように構成されている。
【００１４】この場合、第一内歯車１１は第一筐体１ａ
に固定されており、第二内歯車１２は第一内歯車１１に
対して多少回転方向にずらすことが可能なようにして固
定される。この状態を示すものが図３である。
に固定されており、第二内歯車１２は第一内歯車１１に
対して多少回転方向にずらすことが可能なようにして固
定される。この状態を示すものが図３である。
【００１５】遊星歯車９はキャリア１０に軸支してある
が、このキャリア１０はその外周と第二筐体１ｂとの間
及び出力軸１３と第二筐体１ｂとの間で軸支してある。
が、このキャリア１０はその外周と第二筐体１ｂとの間
及び出力軸１３と第二筐体１ｂとの間で軸支してある。
【００１６】この遊星歯車減速機の動作としては、原則
的には従来の遊星歯車減速機と同じであるが、大きな相
違点としては図３に示すように遊星歯車９に噛合する内
歯車が第一及び第二内歯車１１、１２より構成してあ
り、第一及び第二内歯車１１、１２を互いに多少ずらし
て内歯車で遊星歯車９の歯を挟むように調整することに
より、この間のバックラッシュを除去するように構成し
てある。
的には従来の遊星歯車減速機と同じであるが、大きな相
違点としては図３に示すように遊星歯車９に噛合する内
歯車が第一及び第二内歯車１１、１２より構成してあ
り、第一及び第二内歯車１１、１２を互いに多少ずらし
て内歯車で遊星歯車９の歯を挟むように調整することに
より、この間のバックラッシュを除去するように構成し
てある。
【００１７】なお、これ以外の遊星歯車９は３〜４個の
複数の歯車が太陽歯車８に噛み合い、又第一歯車３と第
二歯車４間、第三歯車５と第四歯車７間は斜歯歯車であ
るので、バックラッシュのない精密な回転機構とするこ
とが容易である。
複数の歯車が太陽歯車８に噛み合い、又第一歯車３と第
二歯車４間、第三歯車５と第四歯車７間は斜歯歯車であ
るので、バックラッシュのない精密な回転機構とするこ
とが容易である。
【００１８】図２は本発明のＬ字型の遊星歯車減速機の
断面図である。この例は遊星歯車部分は図１の直線型の
場合と同じであるので、この部分の説明は省略し、駆動
源側の部分のみ説明する。太陽歯車８を保持している中
心軸６の第一筐体側には大径の第二傘歯車２１が固定し
てあり、第二筐体１ｂの横面に固定してある駆動源２の
駆動軸２ａに小径の第一傘歯車２０が固定して第一傘歯
車２０と第二傘歯車２１とが噛合するように構成してあ
る。
断面図である。この例は遊星歯車部分は図１の直線型の
場合と同じであるので、この部分の説明は省略し、駆動
源側の部分のみ説明する。太陽歯車８を保持している中
心軸６の第一筐体側には大径の第二傘歯車２１が固定し
てあり、第二筐体１ｂの横面に固定してある駆動源２の
駆動軸２ａに小径の第一傘歯車２０が固定して第一傘歯
車２０と第二傘歯車２１とが噛合するように構成してあ
る。
【００１９】
【発明の効果】上述のように、第一筐体１ａへの駆動源
２の取り付け方向を変えることにより、直線型とＬ字型
との変更が容易であり、使用場所により簡単に変更する
ことが出来る。ただし二段減速の平歯車と傘歯車との変
更も同時に行う必要がある。
２の取り付け方向を変えることにより、直線型とＬ字型
との変更が容易であり、使用場所により簡単に変更する
ことが出来る。ただし二段減速の平歯車と傘歯車との変
更も同時に行う必要がある。
【００２０】なお、図１の場合と図２の場合とは第一筐
体１ａの形状が多少異なるが、それぞれ変換することは
可能である。
体１ａの形状が多少異なるが、それぞれ変換することは
可能である。
【００２１】遊星減速機構の前段の減速機構が筐体１の
内部に収納してあるため、中心軸方向の長さが短縮さ
れ、小型機器に使用出来る。
内部に収納してあるため、中心軸方向の長さが短縮さ
れ、小型機器に使用出来る。
【００２２】キャリア１０と一体の出力軸１３はキャリ
ア１０の外周にも軸受けが設けられているので中心軸方
向の長さが短縮され、一層小型機器に使用可能である。
ア１０の外周にも軸受けが設けられているので中心軸方
向の長さが短縮され、一層小型機器に使用可能である。
【００２３】遊星歯車９と第一及び第二内歯車１１、１
２間にはバックラッシュ除去機構が設けられているの
で、全体のバックラッシュを殆ど除去することが可能で
ある。
２間にはバックラッシュ除去機構が設けられているの
で、全体のバックラッシュを殆ど除去することが可能で
ある。
【図１】本発明の直線型の遊星歯車減速機の断面図であ
る。
る。
【図２】本発明のＬ字型の遊星歯車減速機の断面図であ
る。
る。
【図３】バックラッシュ除去機構の説明図である。
１ 筐体 １ａ 第一筐体 １ｂ 第二筐体 ２ 駆動源 ２ａ 駆動軸 ３ 第一歯車 ４ 第二歯車 ５ 第三歯車 ６ 中心軸 ７ 第四歯車 ８ 太陽歯車 ９ 遊星歯車 １０ キャリア １１ 第一内歯車 １２ 第二内歯車 １３ 出力軸 ２０ 第一傘歯車 ２１ 第二傘歯車
Claims (5)
- 【請求項１】 遊星歯車減速機において、同一筐体内に
入力側の第一減速機構と、出力側の遊星減速機構とを配
置し、前記第一減速機構は前記筐体の入力側で交換可能
に固定されていることを特徴とする遊星歯車減速機。 - 【請求項２】 前記第一減速機構は二段減速平歯車で、
入力軸と出力軸とは一直線上に位置するように構成され
たことを特徴とする請求項１の遊星歯車減速機。 - 【請求項３】 前記第一減速機構は傘歯車で、入力軸と
出力軸とは直交するように構成されていることを特徴と
する請求項１の遊星歯車減速機。 - 【請求項４】 前記遊星減速機構は内歯車の外周を軸に
垂直な面で二分割し、二分割された内歯車を前記垂直な
面に沿ってずらし、遊星歯車との間のバックラッシュを
除去するように構成したことを特徴とする請求項１の遊
星歯車減速機。 - 【請求項５】 遊星歯車を保持するキャリアはその外周
と筐体内周との間、及び出力軸と筐体との間に軸受けを
配置して、全体を軸方向に短縮するように構成したこと
を特徴とする請求項１の遊星歯車減速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5303698A JPH07158701A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 遊星歯車減速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5303698A JPH07158701A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 遊星歯車減速機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07158701A true JPH07158701A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=17924172
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5303698A Pending JPH07158701A (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | 遊星歯車減速機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07158701A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030084367A (ko) * | 2002-04-26 | 2003-11-01 | 현대모비스 주식회사 | 로켓 발사대의 선회장치 |
| EP1950453A2 (en) | 2007-01-25 | 2008-07-30 | Sankyo Seisakusho Co. | Epicyclic gear mechanism |
| JP2008286299A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Oriental Motor Co Ltd | 遊星歯車装置 |
| JP2011153717A (ja) * | 2011-05-17 | 2011-08-11 | Oriental Motor Co Ltd | 歯車減速機 |
| JP2019132282A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 宇部興産機械株式会社 | ラドル給湯装置及びアーム駆動制御システム |
| KR102275048B1 (ko) * | 2021-03-17 | 2021-07-08 | (주)동호씨앤엠 | 고감속비 성능을 갖춘 감속장치 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP5303698A patent/JPH07158701A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030084367A (ko) * | 2002-04-26 | 2003-11-01 | 현대모비스 주식회사 | 로켓 발사대의 선회장치 |
| EP1950453A2 (en) | 2007-01-25 | 2008-07-30 | Sankyo Seisakusho Co. | Epicyclic gear mechanism |
| JP2008286299A (ja) * | 2007-05-17 | 2008-11-27 | Oriental Motor Co Ltd | 遊星歯車装置 |
| JP2011153717A (ja) * | 2011-05-17 | 2011-08-11 | Oriental Motor Co Ltd | 歯車減速機 |
| JP2019132282A (ja) * | 2018-01-29 | 2019-08-08 | 宇部興産機械株式会社 | ラドル給湯装置及びアーム駆動制御システム |
| KR102275048B1 (ko) * | 2021-03-17 | 2021-07-08 | (주)동호씨앤엠 | 고감속비 성능을 갖춘 감속장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021105 |