JPH071343Y2 - オイルタンク - Google Patents
オイルタンクInfo
- Publication number
- JPH071343Y2 JPH071343Y2 JP1988101468U JP10146888U JPH071343Y2 JP H071343 Y2 JPH071343 Y2 JP H071343Y2 JP 1988101468 U JP1988101468 U JP 1988101468U JP 10146888 U JP10146888 U JP 10146888U JP H071343 Y2 JPH071343 Y2 JP H071343Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- filter element
- oil tank
- end plate
- inflow opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば車両のステアリング回路内に装着される
オイルタンクに関する。
オイルタンクに関する。
(従来の技術) 例えば自動車やホィールローダなどの建設機械のかじ取
りをスムーズにおこなうためにパワーステアリングを装
着することが広まっており、第4図に示すステアリング
回路30にオイルタンク31が設けられている。このオイル
タンク31にはステアリング回路中の摺動部34を経て戻っ
てくるオイル中の塵埃や金属粉を捕捉するため内側から
外側に向け流すようにしたフィルタエレメント32が配設
されている。そして一定時間稼動後フィルタエレメント
32を交換することにしている。この場合オイルタンク31
内に満されたオイルを排出し空にするため、ステアリン
グ回路の途中に設けたドレーン口33を開きオイルを外部
に排出する。
りをスムーズにおこなうためにパワーステアリングを装
着することが広まっており、第4図に示すステアリング
回路30にオイルタンク31が設けられている。このオイル
タンク31にはステアリング回路中の摺動部34を経て戻っ
てくるオイル中の塵埃や金属粉を捕捉するため内側から
外側に向け流すようにしたフィルタエレメント32が配設
されている。そして一定時間稼動後フィルタエレメント
32を交換することにしている。この場合オイルタンク31
内に満されたオイルを排出し空にするため、ステアリン
グ回路の途中に設けたドレーン口33を開きオイルを外部
に排出する。
(考案が解決しようとする課題) オイルタンク中の油面が下がるにつれ少し遅れながらフ
ィルタエレメント内部のオイルは濾材を通過してオイル
タンクに流れ出て、遂にはフィルタエレメント内部に僅
かな量のオイルを残して空になる。フィルタエレメント
を取外す際に、フィルタエレメントは左右斜めに動かす
ことになるので、エレメント下端の開口から塵埃や金属
粉を含んだオイルのしずくがタンク内のクリーンサイド
に落ち、未清浄のオイルが混じりステアリング回路の摺
動部が摩耗してしまうという問題点がある。
ィルタエレメント内部のオイルは濾材を通過してオイル
タンクに流れ出て、遂にはフィルタエレメント内部に僅
かな量のオイルを残して空になる。フィルタエレメント
を取外す際に、フィルタエレメントは左右斜めに動かす
ことになるので、エレメント下端の開口から塵埃や金属
粉を含んだオイルのしずくがタンク内のクリーンサイド
に落ち、未清浄のオイルが混じりステアリング回路の摺
動部が摩耗してしまうという問題点がある。
フィルタを取外す際にフィルタ出口孔を塞ぐ技術は実公
昭50-31995号公報で知られているが、このものは使い捨
て型のオイルフィルタで用いられているもので、本考案
のオイルタンクに適用できない。オイルフィルタの場合
は容器内に満たされたオイルを取外し時に外部に出さな
いようにし、例えばオイルがフィルタ出口孔から出たと
しても濾材で濾過されたクリーンなオイルであり、塵埃
や金属粉を含んだオイルの滴が混じることはない。
昭50-31995号公報で知られているが、このものは使い捨
て型のオイルフィルタで用いられているもので、本考案
のオイルタンクに適用できない。オイルフィルタの場合
は容器内に満たされたオイルを取外し時に外部に出さな
いようにし、例えばオイルがフィルタ出口孔から出たと
しても濾材で濾過されたクリーンなオイルであり、塵埃
や金属粉を含んだオイルの滴が混じることはない。
(課題を解決するための手段) 本願は、フィルタエレメントの交換時にエレメント内側
に捕捉されている塵埃や金属粉が、残留オイルとともに
ハウジング内に流出するのを防止することを目的とした
もので、底部に入口パイプと出口パイプを有し、上壁に
キャップが装着されたオイル注入口を有するハウジング
内に、多孔を有する内筒の周りに濾材を配設しその上端
を上端板で、下端を流入開口を有する下端板で固着した
フィルタエレメントを、該エレメントの内部が前記入口
パイプの内部と連通するように配設したオイルタンクに
おいて、前記入口パイプの内周にねじ溝を形成するとと
もに、フィルタエレメントの下端板の外側に、外周にね
じ溝を形成した連結パイプを一体的に設けて、該連結パ
イプを前記入口パイプに螺着し、さらに下端板の内側に
前記流入開口をフィルタエレメントの内部方向に開く弁
を配設したものである。
に捕捉されている塵埃や金属粉が、残留オイルとともに
ハウジング内に流出するのを防止することを目的とした
もので、底部に入口パイプと出口パイプを有し、上壁に
キャップが装着されたオイル注入口を有するハウジング
内に、多孔を有する内筒の周りに濾材を配設しその上端
を上端板で、下端を流入開口を有する下端板で固着した
フィルタエレメントを、該エレメントの内部が前記入口
パイプの内部と連通するように配設したオイルタンクに
おいて、前記入口パイプの内周にねじ溝を形成するとと
もに、フィルタエレメントの下端板の外側に、外周にね
じ溝を形成した連結パイプを一体的に設けて、該連結パ
イプを前記入口パイプに螺着し、さらに下端板の内側に
前記流入開口をフィルタエレメントの内部方向に開く弁
を配設したものである。
(作用) オイルポンプでステアリング回路に圧送されたオイル
は、フィルタエレメントの下端板の内側に設けられた弁
を押し上げながらフィルタエレメント内部に流入し、濾
材で濾過されてオイルタンク内に入り出口パイプから再
びステアリング回路に向う。規定稼動時間経過後オイル
タンクのオイルとフィルタエレメント内のオイルを取り
除き、フィルタエレメントを交換する。フィルタエレメ
ント内のオイルが除かれる時、および交換する時下端板
内側に配設した弁が流入開口を閉塞し、エレメント内部
に残る塵埃や金属粉を含んだオイルを流入開口から外部
に流出させない。
は、フィルタエレメントの下端板の内側に設けられた弁
を押し上げながらフィルタエレメント内部に流入し、濾
材で濾過されてオイルタンク内に入り出口パイプから再
びステアリング回路に向う。規定稼動時間経過後オイル
タンクのオイルとフィルタエレメント内のオイルを取り
除き、フィルタエレメントを交換する。フィルタエレメ
ント内のオイルが除かれる時、および交換する時下端板
内側に配設した弁が流入開口を閉塞し、エレメント内部
に残る塵埃や金属粉を含んだオイルを流入開口から外部
に流出させない。
(実施例) 第1、第2図に示すオイルタンク1はハウジング2とそ
の内部に配設されるフィルタエレメント10からなる。
の内部に配設されるフィルタエレメント10からなる。
ハウジング2は合成樹脂例えばナイロン樹脂を直方体形
に成形したもので、底壁の一端に入口パイプ3、側壁下
部に出口パイプ4が設けられており、また上壁の入口パ
イプ3取付け位置の直上に後述するフィルタエレメント
10の直径より若干大きな径をした立上げ壁に囲まれたオ
イル注入開口5が、さらに上壁の他の部分にはエアブリ
ーザパイプ6が設けられている。7はオイル注入開口5
を閉塞するキャップで、外周に複数の凸条が設けられ、
又オイル注入開口5の立上げ壁に50〜100メッシュ程度
のスクリーン8が載置されている。フィルタエレメント
10は濾紙や不織布などの濾材11をひだ折り加工し多孔を
有する内筒12の周りに菊花状に配設し、その両端に端板
13、14を固着したもので、下端板13は下側すなわち外側
に流入開口16が穿設された突起状の連結パイプ15が一体
的に形成され、その外周にねじ溝が設けられている。上
端板は中央内部から外部に向けてのみ流れを許容する一
方向弁19が取付けられ、一方向弁19の周囲から適宜の板
厚で放射状に伸びた複数の取手20が設けられている。
に成形したもので、底壁の一端に入口パイプ3、側壁下
部に出口パイプ4が設けられており、また上壁の入口パ
イプ3取付け位置の直上に後述するフィルタエレメント
10の直径より若干大きな径をした立上げ壁に囲まれたオ
イル注入開口5が、さらに上壁の他の部分にはエアブリ
ーザパイプ6が設けられている。7はオイル注入開口5
を閉塞するキャップで、外周に複数の凸条が設けられ、
又オイル注入開口5の立上げ壁に50〜100メッシュ程度
のスクリーン8が載置されている。フィルタエレメント
10は濾紙や不織布などの濾材11をひだ折り加工し多孔を
有する内筒12の周りに菊花状に配設し、その両端に端板
13、14を固着したもので、下端板13は下側すなわち外側
に流入開口16が穿設された突起状の連結パイプ15が一体
的に形成され、その外周にねじ溝が設けられている。上
端板は中央内部から外部に向けてのみ流れを許容する一
方向弁19が取付けられ、一方向弁19の周囲から適宜の板
厚で放射状に伸びた複数の取手20が設けられている。
下端板13の上方すなわち内側に流入開口16を閉塞するに
十分な直径の板状をした弁17が配設され、その周りにか
ご形のガイド18が下端板13に固設されている。
十分な直径の板状をした弁17が配設され、その周りにか
ご形のガイド18が下端板13に固設されている。
ステアリング回路を流れてきたオイルは、オイルタンク
1の入口パイプ3に螺着された連結パイプ15の流入開口
16に流れ、その弁17を押し上げながらフィルタエレメン
ト10内部に入り、濾材11を通過してオイルタンク1内に
入り、出口パイプ4から再びステアリング回路に向か
う。稼動を休止すれば弁17は下端板13の流入開口16を閉
じる。一定の稼動時間経過後ステアリング回路のクリー
ン通路に設けたドレーン口を開きオイルを抜く。オイル
タンク1内の油面は出口パイプ4から流出していくにつ
れ下がり、若干遅れてフィルタエレメント10内部に溜っ
たオイルは濾材を通過してオイルタンク2内に流れ出て
いき、金属粉や塵埃が含まれるオイルをオイルタンク2
内に出さない。キャップを外しフィルタエレメント10の
上端板14の取手20を持ってフィルタエレメント10を回動
し、オイル流入開口5より取り出し新しいフィルタエレ
メント10と交換する。交換する際下端板13に設けられた
流入開口16は、弁17でとじられており、たとえフィルタ
エレメント10内にオイルが少量残っていても連結パイプ
15からオイルタンク内に滴下することがない。
1の入口パイプ3に螺着された連結パイプ15の流入開口
16に流れ、その弁17を押し上げながらフィルタエレメン
ト10内部に入り、濾材11を通過してオイルタンク1内に
入り、出口パイプ4から再びステアリング回路に向か
う。稼動を休止すれば弁17は下端板13の流入開口16を閉
じる。一定の稼動時間経過後ステアリング回路のクリー
ン通路に設けたドレーン口を開きオイルを抜く。オイル
タンク1内の油面は出口パイプ4から流出していくにつ
れ下がり、若干遅れてフィルタエレメント10内部に溜っ
たオイルは濾材を通過してオイルタンク2内に流れ出て
いき、金属粉や塵埃が含まれるオイルをオイルタンク2
内に出さない。キャップを外しフィルタエレメント10の
上端板14の取手20を持ってフィルタエレメント10を回動
し、オイル流入開口5より取り出し新しいフィルタエレ
メント10と交換する。交換する際下端板13に設けられた
流入開口16は、弁17でとじられており、たとえフィルタ
エレメント10内にオイルが少量残っていても連結パイプ
15からオイルタンク内に滴下することがない。
他の実施例として第3図に示すようにガイド18と弁17の
間にスプリング21を配設し、スプリング21の付勢により
弁17を流入開口16に押圧している。
間にスプリング21を配設し、スプリング21の付勢により
弁17を流入開口16に押圧している。
尚、弁17は板状のものに限らず、流入開口に当接する弾
丸状のものであってもよい。
丸状のものであってもよい。
(考案の効果) 以上のように本考案は、オイルタンク内に配設されるフ
ィルタエレメントの下端板に連結パイプを一体的に設
け、連結パイプをケーシングの入口パイプに着脱自在に
取付けるようにするとともに、下端板の内側に流入開口
をフィルタエレメントの内部方向に開く弁を配設し、被
処理流体がフィルタエレメント内に流入しないとき流入
開口を閉じるようにしたので、フィルタエレメントを取
外す際に残留オイルとともにフィルタエレメントの内部
に捕捉されている塵埃や金属粉や未清浄油が流入開口か
らハウジング内に滴下することがなく、ステアリング回
路中の摺動部が塵埃や金属粉によって磨耗されることが
ない。
ィルタエレメントの下端板に連結パイプを一体的に設
け、連結パイプをケーシングの入口パイプに着脱自在に
取付けるようにするとともに、下端板の内側に流入開口
をフィルタエレメントの内部方向に開く弁を配設し、被
処理流体がフィルタエレメント内に流入しないとき流入
開口を閉じるようにしたので、フィルタエレメントを取
外す際に残留オイルとともにフィルタエレメントの内部
に捕捉されている塵埃や金属粉や未清浄油が流入開口か
らハウジング内に滴下することがなく、ステアリング回
路中の摺動部が塵埃や金属粉によって磨耗されることが
ない。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案のオイルタンクの断面図、第2図はその
上面図、第3図は他の実施例そして第4図はステアリン
グの回路図である。 1……オイルタンク、2……ハウジング 3……入口パイプ、10……フィルタエレメント 13……下端板、15……連結パイプ 16……流入開口、17……弁 18……ガイド
上面図、第3図は他の実施例そして第4図はステアリン
グの回路図である。 1……オイルタンク、2……ハウジング 3……入口パイプ、10……フィルタエレメント 13……下端板、15……連結パイプ 16……流入開口、17……弁 18……ガイド
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F15B 1/26
Claims (1)
- 【請求項1】底部に入口パイプと出口パイプを有し、上
壁にキャップが装着されたオイル注入口を有するハウジ
ング内に、多孔を有する内筒の周りに濾材を配設しその
上端を上端板で、下端を流入開口を有する下端板で固着
したフィルタエレメントを、該エレメントの内部が前記
入口パイプの内部と連通するように配設したオイルタン
クにおいて、前記入口パイプの内周にねじ溝を形成する
とともに、フィルタエレメントの下端板の外側に、外周
にねじ溝を形成した連結パイプを一体的に設けて、該連
結パイプを前記入口パイプに螺着し、さらに下端板の内
側に前記流入開口をフィルタエレメントの内部方向に開
く弁を配設したことを特徴とするオイルタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988101468U JPH071343Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | オイルタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988101468U JPH071343Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | オイルタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0223275U JPH0223275U (ja) | 1990-02-15 |
JPH071343Y2 true JPH071343Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=31330492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988101468U Expired - Lifetime JPH071343Y2 (ja) | 1988-07-30 | 1988-07-30 | オイルタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071343Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5739990A (en) * | 1980-08-12 | 1982-03-05 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Manufacture of plate material for lithography |
JPS59110404U (ja) * | 1983-01-17 | 1984-07-25 | 日産自動車株式会社 | リザ−バタンク |
-
1988
- 1988-07-30 JP JP1988101468U patent/JPH071343Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0223275U (ja) | 1990-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1113020A (en) | Filter assembly with replaceable filter element | |
EP0501851B1 (en) | Reusable fluid filter having filtering and additive functions | |
US5298160A (en) | Filter housing with means to prohibit fluid flow | |
US3954621A (en) | Filtration system having prefilter and main filter | |
CN107530612B (zh) | 气压过滤器及过滤器元件 | |
US4271019A (en) | Filter unit for use in liquid purification apparatus | |
JPH0214708A (ja) | 三重濾過式使い捨て油フイルタ・ユニツト | |
US20110265655A1 (en) | Combination Filter | |
JPS643524B2 (ja) | ||
JP3415410B2 (ja) | 液体処理用のフィルタ | |
US11857896B2 (en) | Fluid filter for treating the fluid, a container comprising the same and air release device | |
US3288291A (en) | Bayonet filter device | |
US3529727A (en) | Suction filter | |
US4824567A (en) | Fuel oil filter assembly | |
JPH071343Y2 (ja) | オイルタンク | |
JP3394490B2 (ja) | 濾過装置 | |
JPH0338883B2 (ja) | ||
EP0947232B1 (en) | Oil removing filter with associated pressure valve for compressed air supply systems | |
JP2845924B2 (ja) | フィルターエレメント | |
JPH11104409A (ja) | 液体処理用のフィルタ | |
JP2589200Y2 (ja) | 圧縮空気用フィルタ装置 | |
JPH0427521Y2 (ja) | ||
JPH0379045B2 (ja) | ||
JP2846908B2 (ja) | 浄水器 | |
JPS6236500Y2 (ja) |