JP2589200Y2 - 圧縮空気用フィルタ装置 - Google Patents
圧縮空気用フィルタ装置Info
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- JP2589200Y2 JP2589200Y2 JP1993010621U JP1062193U JP2589200Y2 JP 2589200 Y2 JP2589200 Y2 JP 2589200Y2 JP 1993010621 U JP1993010621 U JP 1993010621U JP 1062193 U JP1062193 U JP 1062193U JP 2589200 Y2 JP2589200 Y2 JP 2589200Y2
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- compressed air
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- cylindrical body
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- Separating Particles In Gases By Inertia (AREA)
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
分等の蒸気乃至は液状粒子を、圧縮空気より分離、除去
する圧縮空気用フィルタ装置に関するものである。
力プラント等において用いられる種々の空気圧機器に対
して圧縮空気を供給するための管路上には、通常、それ
らの空気圧機器を保護したり、或いはそれら空気圧機器
による作業の向上を図るために、圧縮空気用フィルタ装
置が設けられており、該フィルタ装置によって、圧縮空
気中に含まれる水分や油分等の蒸気乃至は液状微粒子の
除去が行なわれるようになっている。
装置の一種として、フィルタ部分を装置から取り外し可
能なカートリッジとして構成したものがあり、また、か
かるカートリッジ式フィルタとしては、アルミニウム製
の筒体内に金属繊維や綿繊維等からなる所定の詰物が充
填された形態のものが知られている。即ち、このような
フィルタにあっては、詰物の汚れ具合に応じてフィルタ
交換を行なうことができ、それによって、常に良好なフ
ィルタ性能を維持することができる特徴を有しているの
である。
アルミニウム製であって、内部の詰物の汚れ具合が外部
から分からないために、標準的な交換期間を目安とし
て、フィルタ交換が行なわれている。このため、フィル
タの交換時期がきても、フィルタ交換を忘れたり、怠っ
たりする場合があった。また、使用状況によっては、フ
ィルタの詰物が短期間で汚れてしまい、標準的な交換期
間よりも早くフィルタ交換を行なう必要が生じるが、従
来では、実際の汚れ具合を把握する目安となるものがな
かったために、そのような状況に良好に対応することが
できなかった。そして、そのようにフィルタ交換が遅れ
がちになることによって、フィルタ性能が低下して、圧
縮空気が蒸気乃至は液状微粒子を含むようになったり、
圧縮空気の圧力が低下したりする問題を内在していたの
である。
を背景として為されたものであって、その解決課題とす
るところは、圧縮空気用フィルタ装置に用いられるカー
トリッジ式フィルタの筒体内に配された詰物の汚れ具合
を外部から分かるようにして、使用者がフィルタ交換の
時期を容易に判断し得るようにすることにある。
案にあっては、筒体と、該筒体内に充填される詰物と、
該筒体の両端部に取り付けられる押え板とからなるカー
トリッジを含んで構成され、圧縮空気を該カートリッジ
の筒体内部に導いて、前記詰物内を通過させることによ
り、該圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子を該
圧縮空気より分離せしめるようにした圧縮空気用フィル
タ装置にして、前記筒体が透明な合成樹脂にて形成され
ている一方、該筒体の外周面に、その全面を覆い且つそ
の両端部を巻き込むようにして、透明なプラスチックフ
ィルムが被着せしめられてなると共に、該フィルムの筒
体端部における巻き込み部が前記押え板にて該筒体端部
との間において挟持されていることを特徴とする圧縮空
気用フィルタ装置を、その要旨とするものである。
ルタ装置にあっては、カートリッジの透明な合成樹脂に
て形成された筒体を透して、外部より、内部に充填され
た詰物の汚れ状況を見ることができることから、使用者
が容易にフィルタの交換時期を判断することができる。
それによって、フィルタ交換を忘れたり、怠ったりする
ことが防止され、またフィルタ交換を早める必要がある
場合にも良好に対応することができ、適時にフィルタ交
換が為されるようになることから、良好なフィルタ性能
を維持し得ると共に、圧縮空気の圧力低下を良好に防止
することができる。
ィルムが被着されていることによって、かかるフィルタ
内の圧力が高まって、合成樹脂製の筒体が万一破裂する
ような事態が生じた場合にも、破片の飛散が防止され得
るようになっており、安全性が確保されているのであ
る。特に、本考案にあっては、該プラスチックフィルム
が筒体の両端部を巻き込むようにして被着され、且つそ
の巻き込み部が押さえ板にて筒体端部との間で挟持され
た構成を有していることから、プラスチックフィルムが
単に筒体の外周面を覆う場合よりも、耐衝撃性が効果的
に高められており、より有効に破片の飛散を防止するこ
とができる。
ために、本考案の代表的な実施例について、図面を参照
しつつ、詳細に説明することとする。
フィルタ装置の一具体例が示されている。かかるフィル
タ装置は、それぞれ略円筒形状を呈するカートリッジ式
の第一のフィルタ10及び第二のフィルタ12と、それ
らフィルタの軸方向一端側となる上端部に位置するマニ
ホルド14と、また下端部に位置する捕捉チャンバ20
とが、複数のボルト22によって一体的に連結された構
成とされている。そして、それによって、マニホルド1
4の導入口24から供給された空気が、第一のフィルタ
10、捕捉チャンバ20、第二のフィルタ12を経て、
マニホルド14の送出口26から送出される流体流路
が、フィルタ装置内に形成されているのである。
図1における左右方向両側部に、それぞれ、導入口24
及び送出口26が設けられていると共に、その底面側に
は、それら導入口24と送出口26とを、それぞれ第一
及び第二のフィルタ10,12に連通せしめる第一の凹
所28及び第二の凹所30が、形成されている。
6とベース18がパッキン56を介して接続されて、形
成されている。そして、該箱部材16の上部の壁面に、
2つの連通孔50,52が設けられ、該捕捉チャンバ2
0内をそれぞれ第一及び第二のフィルタ10,12に連
通せしめるようになっている。また、該ベース18の内
部には、ハニカム構造の多孔体58が収容されており、
更に該ベース18の底部には、底壁部を貫通して液排出
口60が形成されて、ドレン62が取り付けられてい
る。
に示されている如き構成を有し、透明な合成樹脂にて形
成された円筒状の筒体32内部には、ステンレス等の金
属繊維からなる糸条を編成乃至は織成した網状体を巻回
してなる巻回成形体が、第一の詰物34として充填され
ており、圧縮空気中の蒸気や液状微粒子に対して凝縮・
合体作用を及ぼすようになっている。なお、該筒体32
を形成する合成樹脂は、第一の詰物34の汚れ具合が外
部から分かるように、透明なものであれば特に限定はさ
れないが、耐衝撃性、耐薬品性、耐油性に優れる点で、
ポリカーボネート等が好ましく使用される。
面を覆い且つその両端部を巻き込むようにして、透明な
プラスチックフィルム35が被着せしめられている。そ
して、該筒体32の軸方向上下端には、ポリウレタン等
にて形成された、複数の通孔36を有する円板状の押え
板38が嵌着されており、該押え板38にて、前記プラ
スチックフィルム35の筒体端部における巻き込み部が
筒体端部との間で挟持せしめられるようになっている。
料としては、強度が高く、耐衝撃性に優れるものが好適
に使用され、例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)等が用いられる。また、かかるプラスチックフィル
ム35を筒体32に被着せしめるには、円筒状の押出し
材(厚さ:0.01〜0.1mm程度)として形成された
プラスチックフィルム35を、筒体32の外周面に嵌め
合わせ、熱収縮させることによって、極めて簡便に実施
することができる。
を変更した点を除いて、第一のフィルタ10と同様の構
成を有しているのである。即ち、透明な合成樹脂にて形
成された円筒状の筒体42内部には、綿繊維等からなる
糸条を編成乃至は織成した網状体を巻回してなる巻回成
形体が、第二の詰物44として充填されており、圧縮空
気中の液状微粒子に対して気化作用を及ぼすようになっ
ている。そして、図示はされていないが、該筒体42の
外周面には、その全面を覆い且つその両端部を巻き込む
ようにして、透明なプラスチックフィルムが被着せしめ
られており、また、該筒体42の軸方向上下端には、ポ
リウレタン等にて形成された、複数の通孔46を有する
円板状の押え板48が嵌着されており、該押え板48に
て、前記プラスチックフィルムの筒体端部における巻き
込み部が筒体端部との間で挟持せしめられているのであ
る。
0,12にあっては、フィルタ内部の詰物の汚れ具合
を、筒体32,42を透して外部から観察することがで
きると共に、プラスチックフィルム35の存在によっ
て、フィルタ内の圧力が高まって、万一合成樹脂製の筒
体32,42が破裂しても、その破片が飛散しないよう
になっているのである。しかも、第一及び第二のフィル
タ10,12を間に配した状態で、前記捕捉チャンバ2
0の箱部材16と前記マニホルド14とが、複数のボル
ト22にて螺着され、一体的に連結されていることによ
って、筒体32,42に被着されたプラスチックフィル
ム35の巻き込み部が押え板38,48にて強固に挟持
されるようになっていることから、プラスチックフィル
ム35の耐衝撃性が有利に高められているのである。
気用フィルタ装置にあっては、先ず、マニホルド14の
導入口24から供給された圧縮空気が、第一のフィルタ
10の第一の詰物34内を通過せしめられることによっ
て、圧縮空気中に含まれる水や油の蒸気乃至は液状微粒
子が、小滴に凝縮乃至は合体せしめられる。そして、小
滴(液体)は、流通圧縮空気によって捕捉チャンバ20
内に運び込まれるか、或いは第一の詰物34に付着し
て、該第一の詰物34を伝って流れ下り、捕捉チャンバ
20内に落下する。
の蒸気の凝縮乃至は合体は進行して、小滴状態の液体
は、重力と遠心力によってベース18の底面上に落下せ
しめられる。そして、多孔体58内に送られ、排出口6
0のドレン62を介して外部に排出されるのである。な
お、多孔体58内では実質的な空気運動が防止されてい
ることから、捕捉された液体の再蒸発が実質的に排除さ
れている。
内に導かれ、該圧縮空気中に液状の粒子として残存する
水分や油分は、第二の詰物44を通過する際に気化され
ることとなる。かくして、液状微粒子が除去された圧縮
空気が、マニホルド14の送出口26を通じて送出管路
に供給されるようになっているのである。
は、フィルタの詰物の汚れ具合に応じて、フィルタ交換
を実施することとなるが、第一のフィルタ10及び第二
のフィルタ12の何れについても、詰物の汚れ具合が外
部より確認できることから、フィルタ交換が実際の汚れ
具合に基づいて、適時に為されることとなり、優れたフ
ィルタ性能が維持され得ると共に、圧縮空気の圧力低下
が良好に防止され得るのである。また、第一、第二のフ
ィルタ10,12の筒体32,42が万一破裂するよう
な事態となった場合にも、プラスチックフィルム35の
存在によって、破片が飛散することが防止されることか
ら、安全が確保されているのである。
述したが、本考案が、そのような実施例の記載によっ
て、何等の制約をも受けるものでないことは、言うまで
もないところである。また、本考案には、上記の実施例
の他にも、本考案の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当
業者の知識に基づいて種々なる変更、修正、改良等を加
え得るものであることが、理解されるべきである。
ジ(第一、第二のフィルタ10,12)を備えた圧縮空
気用フィルタ装置に本考案を適用した例を示したが、本
考案は、カートリッジを一つ或いは三つ以上備えた装置
にも適用することができることは言うまでもない。ま
た、本考案は、カートリッジの交換サイクルが比較的短
いものについてより好ましく適用されるものであり、前
記実施例装置においては第一、第二のフィルタ10,1
2の何れにも適用されていたが、特に第二のフィルタ1
2に対して好ましく適用される。
された圧縮空気用フィルタ装置の一例を示す断面説明図
である。
大断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 筒体と、該筒体内に充填される詰物と、
該筒体の両端部に取り付けられる押え板とからなるカー
トリッジを含んで構成され、圧縮空気を該カートリッジ
の筒体内部に導いて、前記詰物内を通過させることによ
り、該圧縮空気中に存在する蒸気乃至は液状微粒子を該
圧縮空気より分離せしめるようにした圧縮空気用フィル
タ装置にして、 前記筒体が透明な合成樹脂にて形成されている一方、該
筒体の外周面に、その全面を覆い且つその両端部を巻き
込むようにして、透明なプラスチックフィルムが被着せ
しめられてなると共に、該フィルムの筒体端部における
巻き込み部が前記押え板にて該筒体端部との間において
挟持されていることを特徴とする圧縮空気用フィルタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010621U JP2589200Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 圧縮空気用フィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993010621U JP2589200Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 圧縮空気用フィルタ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663116U JPH0663116U (ja) | 1994-09-06 |
JP2589200Y2 true JP2589200Y2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=11755303
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993010621U Expired - Lifetime JP2589200Y2 (ja) | 1993-02-17 | 1993-02-17 | 圧縮空気用フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589200Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5204571B2 (ja) * | 2008-07-16 | 2013-06-05 | ユーテック株式会社 | 粉体電荷量測定用フィルタカートリッジ |
JP2016087556A (ja) | 2014-11-06 | 2016-05-23 | クノールブレムゼ商用車システムジャパン株式会社 | オイルキャッチ装置 |
JP2016087557A (ja) * | 2014-11-06 | 2016-05-23 | クノールブレムゼ商用車システムジャパン株式会社 | フィルタ及びオイルキャッチ装置 |
-
1993
- 1993-02-17 JP JP1993010621U patent/JP2589200Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0663116U (ja) | 1994-09-06 |
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JPH0127907Y2 (ja) |
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