JPH07118723B2 - 通信コントローラ - Google Patents
通信コントローラInfo
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- JPH07118723B2 JPH07118723B2 JP4119232A JP11923292A JPH07118723B2 JP H07118723 B2 JPH07118723 B2 JP H07118723B2 JP 4119232 A JP4119232 A JP 4119232A JP 11923292 A JP11923292 A JP 11923292A JP H07118723 B2 JPH07118723 B2 JP H07118723B2
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- Japan
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- session
- sna
- communication controller
- alternative
- network
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/14—Session management
- H04L67/141—Setup of application sessions
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L9/00—Cryptographic mechanisms or cryptographic arrangements for secret or secure communications; Network security protocols
- H04L9/40—Network security protocols
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L67/00—Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
- H04L67/14—Session management
- H04L67/148—Migration or transfer of sessions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Computer Security & Cryptography (AREA)
- Computer And Data Communications (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデータ通信分野に係り、
更に詳細には、少なくとも1つのホストコンピュータ又
はサーバで実行されているアプリケーションプログラム
と、X25パケット交換ネットワークへ接続された多数
のデータ端末装置(DTE)との間で、システム・ネッ
トワーク・アーキテクチャ(SNA)ネットワークへ接
続された仮想回線によって提供される通信を可能にする
ための通信コントローラに係るものである。
更に詳細には、少なくとも1つのホストコンピュータ又
はサーバで実行されているアプリケーションプログラム
と、X25パケット交換ネットワークへ接続された多数
のデータ端末装置(DTE)との間で、システム・ネッ
トワーク・アーキテクチャ(SNA)ネットワークへ接
続された仮想回線によって提供される通信を可能にする
ための通信コントローラに係るものである。
【0002】
【従来の技術】電気通信ネットワークの利用性、即ち、
ユーザがネットワークの1つのエレメントでの故障にも
かかわらず瞬時に電気通信ネットワークによってデータ
を伝送及び受信する可能性は、電気通信分野において非
常に興味深い点である。電気通信ユーザは、ネットワー
クによる通信で必要とされる応答時間に特に敏感であ
る。一般的に言って、約1分の応答時間は、高優先の対
話型サービスにとって容認できる最大の遅延であると考
えられる。このような必要条件は、電気通信ネットワー
クが、電気通信ネットワークで生じ易く且つ電気通信を
妨害し易い種々の故障及び停止を管理できることを意味
する。
ユーザがネットワークの1つのエレメントでの故障にも
かかわらず瞬時に電気通信ネットワークによってデータ
を伝送及び受信する可能性は、電気通信分野において非
常に興味深い点である。電気通信ユーザは、ネットワー
クによる通信で必要とされる応答時間に特に敏感であ
る。一般的に言って、約1分の応答時間は、高優先の対
話型サービスにとって容認できる最大の遅延であると考
えられる。このような必要条件は、電気通信ネットワー
クが、電気通信ネットワークで生じ易く且つ電気通信を
妨害し易い種々の故障及び停止を管理できることを意味
する。
【0003】図1は、ホストコンピュータ又はサーバ1
00及び101と、遠隔のデータ端末装置(DTE)1
10との間でX25電気通信ネットワーク109による
通信を可能にするシステム・ネットワーク・アーキテク
チャ(SNA)ネットワークの一例を示している。ホス
トコンピュータ(例えば、IBM3090コンピュー
等)100は、局部フロントエンド通信コントローラ
(IBM3745等)105へ電気通信チャネル102
によって接続される。同様に、ホストコンピュータ10
1は、第2の局部フロントエンド通信コントローラ10
6へ第2の電気通信チャネル104によって接続される
と共に、例えば、第3のチャネル103によって通信コ
ントローラ105へも接続される。ホストコンピュータ
100及び101には、クレジットカード又はエアーラ
イン電気通信システムアプリケーション等、それぞれの
アプリケーションプログラムがロードされる。当該の例
では同じ位置にある通信コントローラ105及び106
には、電気通信分野で周知のネットワーク制御プログラ
ム(NCP)がロードされる。フロントエンドコントロ
ーラ105及び106は、SNAネットワーク112に
よって、2つの遠隔の電気通信コントローラ107及び
108のセットへ接続される。電気通信コントローラ1
07及び108には、ネットワーク制御プログラム(N
CP)及び電気通信ソフトウェア(以下、NCPパケッ
ト交換インターフェース又はNPSIと言う)がロード
され、X25タイプのネットワーク109へのアクセス
を可能にする。これによって、DTE110はホストコ
ンピュータ100及び101と通信できるようになる。
電気通信ネットワークへ接続することのできるホストコ
ンピュータの数は2つに限らないことに注意すべきであ
る。電気通信ネットワークのエレメント(X25ネット
ワークへのアクセスを提供するエレメントを除く、ホス
ト、チャネル、リンク又は任意の中間ノード通信コント
ローラ等のエレメント)の故障が生じたと仮定すると、
エンドユーザは、ネットワークによって再び通信できる
ようになる前に、当該のエレメントが修復されるまで
(長時間を要するかもしれないが)待機しなければなら
ない。
00及び101と、遠隔のデータ端末装置(DTE)1
10との間でX25電気通信ネットワーク109による
通信を可能にするシステム・ネットワーク・アーキテク
チャ(SNA)ネットワークの一例を示している。ホス
トコンピュータ(例えば、IBM3090コンピュー
等)100は、局部フロントエンド通信コントローラ
(IBM3745等)105へ電気通信チャネル102
によって接続される。同様に、ホストコンピュータ10
1は、第2の局部フロントエンド通信コントローラ10
6へ第2の電気通信チャネル104によって接続される
と共に、例えば、第3のチャネル103によって通信コ
ントローラ105へも接続される。ホストコンピュータ
100及び101には、クレジットカード又はエアーラ
イン電気通信システムアプリケーション等、それぞれの
アプリケーションプログラムがロードされる。当該の例
では同じ位置にある通信コントローラ105及び106
には、電気通信分野で周知のネットワーク制御プログラ
ム(NCP)がロードされる。フロントエンドコントロ
ーラ105及び106は、SNAネットワーク112に
よって、2つの遠隔の電気通信コントローラ107及び
108のセットへ接続される。電気通信コントローラ1
07及び108には、ネットワーク制御プログラム(N
CP)及び電気通信ソフトウェア(以下、NCPパケッ
ト交換インターフェース又はNPSIと言う)がロード
され、X25タイプのネットワーク109へのアクセス
を可能にする。これによって、DTE110はホストコ
ンピュータ100及び101と通信できるようになる。
電気通信ネットワークへ接続することのできるホストコ
ンピュータの数は2つに限らないことに注意すべきであ
る。電気通信ネットワークのエレメント(X25ネット
ワークへのアクセスを提供するエレメントを除く、ホス
ト、チャネル、リンク又は任意の中間ノード通信コント
ローラ等のエレメント)の故障が生じたと仮定すると、
エンドユーザは、ネットワークによって再び通信できる
ようになる前に、当該のエレメントが修復されるまで
(長時間を要するかもしれないが)待機しなければなら
ない。
【0004】更に、上記に引用したアプリケーションの
ようないくつかのアプリケーションでは、ホスト100
及び101は、両者によって更新可能なただ1つのデー
タベースを共用していることが多い。エアライン予約ア
プリケーションは、IBMトランザクション処理機能等
の適切なソフトウェアによって同一のデータベースへア
クセスできる種々のホストコンピュータで実行されるこ
とが多い。このような場合には、1つのホスト(例えば
ホスト100)で実行されている通信及び伝送制御プロ
グラムが、制御処理装置(CPU)のバッファ記憶装置
のオーバロードのため、もはや新しい入電を管理できな
くなることは明らかである。このような事象の結果、た
とえ他の現存のホストコンピュータがトランザクション
を処理するために必要な資源を有していても、当該のホ
スト100について1つの補足トランザクションの処理
を要求するユーザは、ホスト101との通信を妨げられ
ることになる。この場合、1つのホストコンピュータの
オーバーロードは、エンドユーザに見えるネットワーク
の全体的な利用性に影響を及ぼす。
ようないくつかのアプリケーションでは、ホスト100
及び101は、両者によって更新可能なただ1つのデー
タベースを共用していることが多い。エアライン予約ア
プリケーションは、IBMトランザクション処理機能等
の適切なソフトウェアによって同一のデータベースへア
クセスできる種々のホストコンピュータで実行されるこ
とが多い。このような場合には、1つのホスト(例えば
ホスト100)で実行されている通信及び伝送制御プロ
グラムが、制御処理装置(CPU)のバッファ記憶装置
のオーバロードのため、もはや新しい入電を管理できな
くなることは明らかである。このような事象の結果、た
とえ他の現存のホストコンピュータがトランザクション
を処理するために必要な資源を有していても、当該のホ
スト100について1つの補足トランザクションの処理
を要求するユーザは、ホスト101との通信を妨げられ
ることになる。この場合、1つのホストコンピュータの
オーバーロードは、エンドユーザに見えるネットワーク
の全体的な利用性に影響を及ぼす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】先行技術では、利用性
が高く、経路再指定(re-routing)の可能性が改良さ
れ、X25勧告に従う仮想回線(VC)のSNAセッシ
ョンへの接続を可能にする通信コントローラは提供され
ていない。従って、本発明の目的は、このような通信コ
ントローラを提供することである。
が高く、経路再指定(re-routing)の可能性が改良さ
れ、X25勧告に従う仮想回線(VC)のSNAセッシ
ョンへの接続を可能にする通信コントローラは提供され
ていない。従って、本発明の目的は、このような通信コ
ントローラを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、少な
くとも1つのホストサーバで実行されているアプリケー
ションプログラムと通信コントローラとの間に所定のS
NAセッションを設定するための手段と、所定のSNA
セッションに少なくとも1つの仮想回線をリンクするた
めの手段と、を含む通信コントローラを提供することに
よって、先行技術で提起された問題を解決する。コント
ローラには、前記の予め設定されたSNAセッションの
それぞれに対して代替バックアップセッションの優先リ
ストを定義する代替セッションテーブルのセットを記憶
するための手段と、1つのSNAセッションで1つの事
件(incident)の発生を検出するための手段と、事件の
主体である前記セッションへリンクされた仮想回線を、
対応する代替セッションテーブルに定義された1つのバ
ックアップセッションへ切り換えるための手段と、が更
に含まれる。この利点の結果、代替セッションは予め設
定されているので、仮想回線は、更なる遅延を必要とせ
ずに、1つの代替セッションへ直ちに接続できる。そし
て、迅速なエンドユーザ再接続が可能になる。本発明は
特に、請求項1に記載されている。
くとも1つのホストサーバで実行されているアプリケー
ションプログラムと通信コントローラとの間に所定のS
NAセッションを設定するための手段と、所定のSNA
セッションに少なくとも1つの仮想回線をリンクするた
めの手段と、を含む通信コントローラを提供することに
よって、先行技術で提起された問題を解決する。コント
ローラには、前記の予め設定されたSNAセッションの
それぞれに対して代替バックアップセッションの優先リ
ストを定義する代替セッションテーブルのセットを記憶
するための手段と、1つのSNAセッションで1つの事
件(incident)の発生を検出するための手段と、事件の
主体である前記セッションへリンクされた仮想回線を、
対応する代替セッションテーブルに定義された1つのバ
ックアップセッションへ切り換えるための手段と、が更
に含まれる。この利点の結果、代替セッションは予め設
定されているので、仮想回線は、更なる遅延を必要とせ
ずに、1つの代替セッションへ直ちに接続できる。そし
て、迅速なエンドユーザ再接続が可能になる。本発明は
特に、請求項1に記載されている。
【0007】好ましい実施例では、コントローラには、
1つのセッションで故障の発生を検出すると共に、1つ
のホストサーバへロードされた1つのアプリケーション
プログラムから伝送され、前記アプリケーションプログ
ラムがオーバーロードされてこのアプリケーションプロ
グラムへの任意の追加のVC接続を拒絶することを示す
メッセージの発生も検出するための手段が含まれる。
1つのセッションで故障の発生を検出すると共に、1つ
のホストサーバへロードされた1つのアプリケーション
プログラムから伝送され、前記アプリケーションプログ
ラムがオーバーロードされてこのアプリケーションプロ
グラムへの任意の追加のVC接続を拒絶することを示す
メッセージの発生も検出するための手段が含まれる。
【0008】コントローラは、多数の仮想回線をただ1
つのSNAセッションに集中するための手段を含むこと
が好ましい。従って、SNAセッションの数が実質的に
減少されるので、遠隔コントローラ内の莫大な量の記憶
装置を節約することができる。ユーザは、予め設定され
た多数の代替バックアップセッションを任意のセッショ
ンに対して定義することによって、ネットワーク挙動を
彼の要求へ適応させることができる。
つのSNAセッションに集中するための手段を含むこと
が好ましい。従って、SNAセッションの数が実質的に
減少されるので、遠隔コントローラ内の莫大な量の記憶
装置を節約することができる。ユーザは、予め設定され
た多数の代替バックアップセッションを任意のセッショ
ンに対して定義することによって、ネットワーク挙動を
彼の要求へ適応させることができる。
【0009】
【実施例】本発明に従うコントローラを含む電気通信ネ
ットワークの動作の始めに、通信コントローラには、ネ
ットワーク制御プログラムがロードされる。また、遠隔
コントローラ107及び108には、顧客の要求に従っ
て、図4〜図7に関して後述されるテーブルがロードさ
れる。
ットワークの動作の始めに、通信コントローラには、ネ
ットワーク制御プログラムがロードされる。また、遠隔
コントローラ107及び108には、顧客の要求に従っ
て、図4〜図7に関して後述されるテーブルがロードさ
れる。
【0010】図2は、本発明に従うX25及びSNAネ
ットワークによるデータ転送を説明するフローチャート
を示す。1つのDTE110と、例えばホストサーバ1
00等の1つのホストサーバとの通信は、このデータ端
末装置(DTE)からエンドユーザによって発行された
ログオン要求によって開始される。ログオン要求の結
果、 CALL REQUEST (呼出要求)メッセージがX25ネ
ットワーク109によって専用の遠隔通信コントローラ
(例えばコントローラ107)へ伝送される(ステップ
200)。伝送された CALL REQUEST メッセージは、特
に、2つの独特のフィールドを含んでいる。第1のフィ
ールドは、 CALL REQUEST メッセージが伝送される、通
信コントローラ107へ対応する1本のラインの呼出番
号を示す。一方、第2のユーザフィールド(以下、呼出
ユーザデータ(CUD)と称する)は、ホスト100又
は101にロードされた通信及び伝送プログラム、又は
より一般的には、ユーザが接続を望むアプリケーション
・プログラムを識別する。ホストサーバ100、101
等には、例えばショートトランザクションによって特徴
付けられるクレジットカード通信プログラム又はエアラ
イン予約通信プログラム等の膨大な数の種々の通信及び
伝送プログラムがロードされることがわかるに違いな
い。SNA及びX25ネットワークへの接続を可能にす
る遠隔通信コントローラ107は、各CUD毎に1つの
関連SNAセッション(LU)を示すアドレステーブル
1を使用する。この第1のテーブルは、入力の CALL RE
QUEST のCUDフィールドと、ホストサーバ100又は
101で要求される通信及び伝送制御プログラムとの通
信を可能にする仮想回線のために使用されるセッション
(LU)と、の間のマッピングを定義する。この第1の
テーブルは、DTEと、以下に詳述するように顧客が定
義することのできるホストサーバ内のアプリケーション
プログラムと、の間のデータの経路指定(routing )を
示す。従って、全てのX25遠隔通信コントローラ10
7又は108は、ホストサーバで実行中のアプリケーシ
ョンプログラム毎に少なくとも1つの予め設定されたS
NAセッションを有する。ネットワークが初期化される
と、この第1のアドレステーブル及び以下に説明される
テーブルが通信コントローラにロードされ、周知の通信
ルール及び手順に従ってネットワークオペレータがSN
Aセッションを起動する。SNAネットワークの起動
は、例えば、ホストサーバ100で実行されるアプリケ
ーションプログラムによって発生される BIND (結び付
ける)コマンド等の、特定のSNAコマンドの伝送によ
って特に達成される。この BIND コマンドは、当該のS
NAセッションが設定されていて、且つデータの伝送の
ために使用できることを遠隔通信コントローラへ示すた
めに、SNAネットワーク112を通って遠隔通信コン
トローラ107又は108へ伝送される。SNAコマン
ドのセット及びSNAセッションの説明は特に、”IBM
Technical Overview GC-3073-1”の11頁の「システム・
ネットワーク・アーキテクチャ(SystemsNetwork Archi
tecture)」という文献に見られる。DTE110から
発行された CALL REQUEST が受信されると、そのメッセ
ージは次に、CCITT勧告に従って遠隔通信コントロ
ーラによって INCOMING CALLと考えられ、後者のメッセ
ージは遠隔通信コントローラ(この例では107)によ
って処理される。コントローラ107内に設置されたプ
ロセッサは、X25に対するCCITT勧告で説明され
るように論理チャネルグループ数(LCGN)及び論理
チャネル数(LCN)によって特徴付けられるX25仮
想回線(VC)上で受信されるこの入電を、そのVCに
対応するVCテーブル4へ関連付ける。以下に明らかに
なるように、LCGN/LCN識別子はライン番号を特
徴付けるMCH識別子と関連し、これらは何れも、全て
のVCテーブル4の第1のフィールド内へ記憶される識
別子を構成する。次に、プロセッサは第2のフィールド
の内容を読み込み(ステップ201)、アドレステーブ
ル1内でどのSNAセッションが当該のCUDのために
使用されるかを決定する(ステップ202)。SNAセ
ッションが識別されると、そのセッションが設定されて
いるか、且つ GO 状態にあるか否かを決定するために、
プロセッサはその状態をチェックする(ステップ20
3)。SNAセッションは、その物理的資源がオーバー
ロードしたときに、ホストサーバ100によって NOGO
状態にされることができる。実際に、ホストサーバ10
0又は101が、アプリケーションプログラムがどんな
追加の入電をも支援できなくなると(例えば、ホストサ
ーバ100又は101内のバッファ記憶装置がオーバー
ロードした場合、あるいは中央処理装置のオーバーロー
ドの場合)、ホストサーバ100又は101は、遠隔通
信コントローラ107及び108へ1つ又はそれ以上の
セッションで NOGO コマンドを伝送し、追加のVCがも
う受け取られないことを遠隔通信コントローラへ示す。
このような NOGO コマンド、又は逆に言うと逆 GO コマ
ンドが受信されると、遠隔コントローラは、当該のセッ
ションに関する SESSIONテーブル2の内容を更新する。
もし NOGO コマンドが受信されないと、省略による状態
は INGO に設定される。もう1度図2を参照して、もし
コントローラ107で実行するプロセッサによって、セ
ッションが設定され且つ INGO 状態であるとわかると、
プロセスはステップ205へ進み、仮想回線(VC)が
当該の LU-LUセッションへリンクされる。即ち、VCテ
ーブルが更新され、その仮想回線から当該の LU-LUセッ
ションへ入ってくる任意のメッセージの経路指定を可能
にする。これは、当該の LU-LUセッションに対応するセ
ッションテーブル2の開始アドレスをテーブル4の第2
のフィールドに記憶することによって達成される。
ットワークによるデータ転送を説明するフローチャート
を示す。1つのDTE110と、例えばホストサーバ1
00等の1つのホストサーバとの通信は、このデータ端
末装置(DTE)からエンドユーザによって発行された
ログオン要求によって開始される。ログオン要求の結
果、 CALL REQUEST (呼出要求)メッセージがX25ネ
ットワーク109によって専用の遠隔通信コントローラ
(例えばコントローラ107)へ伝送される(ステップ
200)。伝送された CALL REQUEST メッセージは、特
に、2つの独特のフィールドを含んでいる。第1のフィ
ールドは、 CALL REQUEST メッセージが伝送される、通
信コントローラ107へ対応する1本のラインの呼出番
号を示す。一方、第2のユーザフィールド(以下、呼出
ユーザデータ(CUD)と称する)は、ホスト100又
は101にロードされた通信及び伝送プログラム、又は
より一般的には、ユーザが接続を望むアプリケーション
・プログラムを識別する。ホストサーバ100、101
等には、例えばショートトランザクションによって特徴
付けられるクレジットカード通信プログラム又はエアラ
イン予約通信プログラム等の膨大な数の種々の通信及び
伝送プログラムがロードされることがわかるに違いな
い。SNA及びX25ネットワークへの接続を可能にす
る遠隔通信コントローラ107は、各CUD毎に1つの
関連SNAセッション(LU)を示すアドレステーブル
1を使用する。この第1のテーブルは、入力の CALL RE
QUEST のCUDフィールドと、ホストサーバ100又は
101で要求される通信及び伝送制御プログラムとの通
信を可能にする仮想回線のために使用されるセッション
(LU)と、の間のマッピングを定義する。この第1の
テーブルは、DTEと、以下に詳述するように顧客が定
義することのできるホストサーバ内のアプリケーション
プログラムと、の間のデータの経路指定(routing )を
示す。従って、全てのX25遠隔通信コントローラ10
7又は108は、ホストサーバで実行中のアプリケーシ
ョンプログラム毎に少なくとも1つの予め設定されたS
NAセッションを有する。ネットワークが初期化される
と、この第1のアドレステーブル及び以下に説明される
テーブルが通信コントローラにロードされ、周知の通信
ルール及び手順に従ってネットワークオペレータがSN
Aセッションを起動する。SNAネットワークの起動
は、例えば、ホストサーバ100で実行されるアプリケ
ーションプログラムによって発生される BIND (結び付
ける)コマンド等の、特定のSNAコマンドの伝送によ
って特に達成される。この BIND コマンドは、当該のS
NAセッションが設定されていて、且つデータの伝送の
ために使用できることを遠隔通信コントローラへ示すた
めに、SNAネットワーク112を通って遠隔通信コン
トローラ107又は108へ伝送される。SNAコマン
ドのセット及びSNAセッションの説明は特に、”IBM
Technical Overview GC-3073-1”の11頁の「システム・
ネットワーク・アーキテクチャ(SystemsNetwork Archi
tecture)」という文献に見られる。DTE110から
発行された CALL REQUEST が受信されると、そのメッセ
ージは次に、CCITT勧告に従って遠隔通信コントロ
ーラによって INCOMING CALLと考えられ、後者のメッセ
ージは遠隔通信コントローラ(この例では107)によ
って処理される。コントローラ107内に設置されたプ
ロセッサは、X25に対するCCITT勧告で説明され
るように論理チャネルグループ数(LCGN)及び論理
チャネル数(LCN)によって特徴付けられるX25仮
想回線(VC)上で受信されるこの入電を、そのVCに
対応するVCテーブル4へ関連付ける。以下に明らかに
なるように、LCGN/LCN識別子はライン番号を特
徴付けるMCH識別子と関連し、これらは何れも、全て
のVCテーブル4の第1のフィールド内へ記憶される識
別子を構成する。次に、プロセッサは第2のフィールド
の内容を読み込み(ステップ201)、アドレステーブ
ル1内でどのSNAセッションが当該のCUDのために
使用されるかを決定する(ステップ202)。SNAセ
ッションが識別されると、そのセッションが設定されて
いるか、且つ GO 状態にあるか否かを決定するために、
プロセッサはその状態をチェックする(ステップ20
3)。SNAセッションは、その物理的資源がオーバー
ロードしたときに、ホストサーバ100によって NOGO
状態にされることができる。実際に、ホストサーバ10
0又は101が、アプリケーションプログラムがどんな
追加の入電をも支援できなくなると(例えば、ホストサ
ーバ100又は101内のバッファ記憶装置がオーバー
ロードした場合、あるいは中央処理装置のオーバーロー
ドの場合)、ホストサーバ100又は101は、遠隔通
信コントローラ107及び108へ1つ又はそれ以上の
セッションで NOGO コマンドを伝送し、追加のVCがも
う受け取られないことを遠隔通信コントローラへ示す。
このような NOGO コマンド、又は逆に言うと逆 GO コマ
ンドが受信されると、遠隔コントローラは、当該のセッ
ションに関する SESSIONテーブル2の内容を更新する。
もし NOGO コマンドが受信されないと、省略による状態
は INGO に設定される。もう1度図2を参照して、もし
コントローラ107で実行するプロセッサによって、セ
ッションが設定され且つ INGO 状態であるとわかると、
プロセスはステップ205へ進み、仮想回線(VC)が
当該の LU-LUセッションへリンクされる。即ち、VCテ
ーブルが更新され、その仮想回線から当該の LU-LUセッ
ションへ入ってくる任意のメッセージの経路指定を可能
にする。これは、当該の LU-LUセッションに対応するセ
ッションテーブル2の開始アドレスをテーブル4の第2
のフィールドに記憶することによって達成される。
【0011】更に、VCテーブル4の第1のフィールド
にロードされた識別子LCGN /LCN/MCH は、当該のVC
に対応するパケットと共に、それを解析可能なホストサ
ーバへ伝送される。逆に、ホストサーバは、コントロー
ラ107がこの仮想回線に対応する適切なVCテーブル
4を見つけて、それに対してパケットを転送するよう
に、識別子 LCGN /LCN /MCH を当該のVCと関連して
いるパケットへ挿入する。従って、種々の仮想回線から
入ってくるデータのパケットが同一の LU-LUセッション
上で転送されるので、多数の仮想回線をただ1つの LU-
LUセッションに集中することが提供される。種々の仮想
回線を単一の LU-LUセッション上に集中させる問題は、
特に、”IBM Technical Disclosure Bulletin, Vol. 3
3, No. 9,263-265頁 (1991年 2月) ”の「高速トランザ
クション処理インターフェース(Fast Transaction Pro
cessing Interface )」という文献で扱われている。ク
レジットカード又は航空会社の予約アプリケーション等
の多くのトランザクションは、交換されるパケットの長
さが短いので、集中プロセスは、ホストと遠隔通信コン
トローラ107との間で交換される経路情報単位(PI
U)の減少を必要とするので、コントローラ及びホスト
サーバ内のプロセッサの性能が改良される。更には、た
だ1つの LU-LUセッション上のトラフィックは増大する
が、セッションの総数は実質的に減少するので、セッシ
ョンをより設定し易くなると共にセッションをセットア
ップするのに要する全時間が減少される。本発明による
と、遠隔通信コントローラ107は、1つの所定の LU-
LUセッション上で故障が生じた場合に使用可能な代替バ
ックアップセッションを定義する代替セッションテーブ
ル3を必要とする。SNAネットワークで必要とされる
少数の LU-LUセッションによって、それぞれの顧客は、
彼の要求に従って代替バックアップセッションテーブル
3を容易に定義し管理することができる。また、少数の
LU-LUセッションによって、顧客は、それぞれの所定 L
U-LUセッションに対して多数の代替バックアップセッシ
ョンを定義することもできるので、伝送されたPIUの
経路再指定の可能性が増大すると共に、電気通信ネット
ワークの全体の利用性が改良される。多数の代替バック
アップセッションは、セッションの全体数が少ないの
で、多量の記憶装置を要求することなく提供される。ス
テップ206では、当該の LU-LUセッションがPIU毎
に幾つかのパケットのブロック化を実行すべきか否かを
決定するために、テストが実行される。これを達成する
ために、遠隔コントローラ107内で実行されるプロセ
ッサは、時間単位に対する伝送されたパケット数の比の
平均を演算することによって、当該のセッション上にあ
るトラフィックを測定する。次に、プロセッサは、この
演算結果と、顧客によって定義され遠隔コントローラ1
07と関連する記憶装置内へロードされた所定値とを比
較する。もし演算結果が後者の所定しきい値より低いこ
とがわかると、セッションは非ブロック状態であると考
えられ、プロセスはステップ207へ進む。ステップ2
07において、コントローラ107で実行されるプロセ
ッサは、前述の参考文献「IBMシステム・ネットワー
ク・アーキテクチャ」の101頁で説明されているよう
に、1つの LU-LUセッションで伝送される基本のSNA
エレメント内に在る経路情報単位を組み立てる。これを
達成するために、プロセッサは、 LU-LUセッションで伝
送されるべきパケットへ適切なヘッダを加え、対応する
通信エレメント(即ち、SNAネットワーク112、局
部通信コントローラ105、チャネル102)を介し
て、当該のセッションでPIUをホストサーバ100へ
伝送する(ステップ208)。反対に、ステップ206
の演算結果が所定のしきい値以上であることがわかる
と、セッションはブロック状態にあると考えられ、プロ
セスはステップ209へ進む。ステップ209におい
て、1つのPIUの組み立てが現在進行中であるか否か
を決定するためにテストが実行される。進行中であると
決定された場合、プロセッサはステップ210へ進む。
ステップ210において、プロセッサは、もし新しいパ
ケットが加えられた場合にはPIUの長さを計算し、後
者の値を、遠隔コントローラ107に関連するメモリに
記憶された所定の「最大要求単位サイズ(MRUS)」
と比較する。「最大要求単位サイズ」は、顧客がネット
ワークを彼の要求へ適合するためにプログラム可能なパ
ラメータであると共に、所定のSNAセッションの BIN
D コマンド特徴内へ伝送されるパラメータである。もし
計算された長さが「最大要求単位サイズ」より大きいこ
とがわかると、プロセッサは、依然として待機している
未決定のPIUを直接伝送し(ステップ211)、ま
た、新しく受信されたパケットへ新しいヘッダを付ける
ことによって、新しいPIUの組み立てを開始する(ス
テップ212)。計算された長さが特定の「最大要求単
位サイズ」以下である場合には、プロセッサは待機中の
現存のPIUへ新しいパケットを接続する(ステップ2
13)。現在のパケットが処理されると、プロセッサは
X25ネットワークから入力される新しいパケットを待
つ(ステップ214)。本発明の好ましい実施例では、
遠隔コントローラ107にはタイマが含まれており、こ
のタイマはブロック化されたセッション状態で動作す
る。タイマは、決定されたPIUがコントローラ内でブ
ロック化されている時間を連続的に測定し、その値を、
顧客によって指定されコントローラのメモリ内へロード
された所定のしきい値と比較する。タイマがしきい値に
到達するとすぐ、進行中の未決定PIUが、どんな長さ
のSNAセッション上でも、更なる遅延を伴わずに伝送
される。従って、もしパケット数についてのトラフィッ
クが少ないと、タイマによって、1つのパケットがブロ
ック化されている時間が長すぎないことが保証される。
本発明の好ましい実施例では、しきい値は100ミリ秒
の倍数である。DTE110によって発行された CALL
REQUEST (又は入電)を特に含むPIUは、ホストサー
バ100によって受信される。ホストサーバ100内で
実行中のアプリケーションプログラムは、種々のパケッ
ト、特にログオン要求を発行したDTEから入ってくる
入電を処理する。次に、トランザクションを要求したエ
ンドユーザがアプリケーションとの通信を許可されたか
否かを特に決定するために、ホストサーバ内で一連の内
部テストが実行される。次に、ホストサーバ100は、
通信が受入れられるか拒絶されるかを示す応答メッセー
ジを伝送する。後者のメッセージは、SNA及びX25
ネットワークを介してDTEへ伝送される。上述のよう
に、メッセージには、コントローラ107が当該のVC
に対応する適切なVCテーブル4を見つけられるように
する識別子LCGN /LCN /MCH が含まれる。接続及び通
信が許可されたと仮定すると、CLEAR REQUEST (クリア
要求)コマンドが発行される(ステップ218)まで、
DTEはホストサーバ100と、データを伝送したり受
信したりする(ステップ219)。ステップ203で実
行されたテストによって、セッションが設定されていな
いこと又はセッションが NOGO 状態にあることが明らか
になった場合には、プロセッサはステップ204へ進行
して、顧客によって指定されコントローラ107のメモ
リへロードされた代替セッションの優先リストを含む代
替セッションテーブル3を調べる。次にステップ215
において、プロセッサは、当該の LU-LUセッションに対
する代替セッションのリストに現れる第1のエレメント
が設定されていて且つ INGO 状態にあるか否かをチェッ
クする。第1のエレメントが設定されていて且つ INGO
状態にある場合、プロセスはステップ205へ進み、当
該のVCテーブル4の第2のフィールドの更新によっ
て、仮想回線がその LU-LUセッションへリンクされる。
逆の場合、プロセッサはテーブル3のリストの追加項目
がまだトライ可能か否かをチェックする(ステップ21
6)。もしもう1つの項目がリストに存在すると、プロ
セッサは、その次の項目を読み込んで、対応する LU-LU
セッションが設定され INGO 状態であるかどうかを見る
ために、ステップ204へ戻る。テーブル3に項目がも
う実際に存在しないと、プロセッサはステップ217へ
進み、遠隔通信コントローラは、CALL REQUESTが失敗し
たことをDTE110に示すために、 CLEAR REQUESTに
よって仮想回線をクリアする。セッションの数は、仮想
回線毎に1つのセッションである代わりに、ホスト当
り、より正確にはアプリケーションプログラム当り1つ
又は数個に限られているので、代替セッションテーブル
3の使用は、実質的な量のメモリ装置及び処理電力を要
求することなく、障害の場合にセッションの経路再指定
を容易に管理する可能性を顧客へ提供することに注意す
べきである。本発明の好ましい実施例では、代替セッシ
ョンテーブルによって、1つの所定の LU-LUセッション
に対して27の代替セッションテーブルのセットを指定
することができるようになる。これによって、ネットワ
ークの種々のエレメントの相互接続能力が実質的に増大
し、従って、トラブルの場合のネットワークの全体的な
利用性が増大する。
にロードされた識別子LCGN /LCN/MCH は、当該のVC
に対応するパケットと共に、それを解析可能なホストサ
ーバへ伝送される。逆に、ホストサーバは、コントロー
ラ107がこの仮想回線に対応する適切なVCテーブル
4を見つけて、それに対してパケットを転送するよう
に、識別子 LCGN /LCN /MCH を当該のVCと関連して
いるパケットへ挿入する。従って、種々の仮想回線から
入ってくるデータのパケットが同一の LU-LUセッション
上で転送されるので、多数の仮想回線をただ1つの LU-
LUセッションに集中することが提供される。種々の仮想
回線を単一の LU-LUセッション上に集中させる問題は、
特に、”IBM Technical Disclosure Bulletin, Vol. 3
3, No. 9,263-265頁 (1991年 2月) ”の「高速トランザ
クション処理インターフェース(Fast Transaction Pro
cessing Interface )」という文献で扱われている。ク
レジットカード又は航空会社の予約アプリケーション等
の多くのトランザクションは、交換されるパケットの長
さが短いので、集中プロセスは、ホストと遠隔通信コン
トローラ107との間で交換される経路情報単位(PI
U)の減少を必要とするので、コントローラ及びホスト
サーバ内のプロセッサの性能が改良される。更には、た
だ1つの LU-LUセッション上のトラフィックは増大する
が、セッションの総数は実質的に減少するので、セッシ
ョンをより設定し易くなると共にセッションをセットア
ップするのに要する全時間が減少される。本発明による
と、遠隔通信コントローラ107は、1つの所定の LU-
LUセッション上で故障が生じた場合に使用可能な代替バ
ックアップセッションを定義する代替セッションテーブ
ル3を必要とする。SNAネットワークで必要とされる
少数の LU-LUセッションによって、それぞれの顧客は、
彼の要求に従って代替バックアップセッションテーブル
3を容易に定義し管理することができる。また、少数の
LU-LUセッションによって、顧客は、それぞれの所定 L
U-LUセッションに対して多数の代替バックアップセッシ
ョンを定義することもできるので、伝送されたPIUの
経路再指定の可能性が増大すると共に、電気通信ネット
ワークの全体の利用性が改良される。多数の代替バック
アップセッションは、セッションの全体数が少ないの
で、多量の記憶装置を要求することなく提供される。ス
テップ206では、当該の LU-LUセッションがPIU毎
に幾つかのパケットのブロック化を実行すべきか否かを
決定するために、テストが実行される。これを達成する
ために、遠隔コントローラ107内で実行されるプロセ
ッサは、時間単位に対する伝送されたパケット数の比の
平均を演算することによって、当該のセッション上にあ
るトラフィックを測定する。次に、プロセッサは、この
演算結果と、顧客によって定義され遠隔コントローラ1
07と関連する記憶装置内へロードされた所定値とを比
較する。もし演算結果が後者の所定しきい値より低いこ
とがわかると、セッションは非ブロック状態であると考
えられ、プロセスはステップ207へ進む。ステップ2
07において、コントローラ107で実行されるプロセ
ッサは、前述の参考文献「IBMシステム・ネットワー
ク・アーキテクチャ」の101頁で説明されているよう
に、1つの LU-LUセッションで伝送される基本のSNA
エレメント内に在る経路情報単位を組み立てる。これを
達成するために、プロセッサは、 LU-LUセッションで伝
送されるべきパケットへ適切なヘッダを加え、対応する
通信エレメント(即ち、SNAネットワーク112、局
部通信コントローラ105、チャネル102)を介し
て、当該のセッションでPIUをホストサーバ100へ
伝送する(ステップ208)。反対に、ステップ206
の演算結果が所定のしきい値以上であることがわかる
と、セッションはブロック状態にあると考えられ、プロ
セスはステップ209へ進む。ステップ209におい
て、1つのPIUの組み立てが現在進行中であるか否か
を決定するためにテストが実行される。進行中であると
決定された場合、プロセッサはステップ210へ進む。
ステップ210において、プロセッサは、もし新しいパ
ケットが加えられた場合にはPIUの長さを計算し、後
者の値を、遠隔コントローラ107に関連するメモリに
記憶された所定の「最大要求単位サイズ(MRUS)」
と比較する。「最大要求単位サイズ」は、顧客がネット
ワークを彼の要求へ適合するためにプログラム可能なパ
ラメータであると共に、所定のSNAセッションの BIN
D コマンド特徴内へ伝送されるパラメータである。もし
計算された長さが「最大要求単位サイズ」より大きいこ
とがわかると、プロセッサは、依然として待機している
未決定のPIUを直接伝送し(ステップ211)、ま
た、新しく受信されたパケットへ新しいヘッダを付ける
ことによって、新しいPIUの組み立てを開始する(ス
テップ212)。計算された長さが特定の「最大要求単
位サイズ」以下である場合には、プロセッサは待機中の
現存のPIUへ新しいパケットを接続する(ステップ2
13)。現在のパケットが処理されると、プロセッサは
X25ネットワークから入力される新しいパケットを待
つ(ステップ214)。本発明の好ましい実施例では、
遠隔コントローラ107にはタイマが含まれており、こ
のタイマはブロック化されたセッション状態で動作す
る。タイマは、決定されたPIUがコントローラ内でブ
ロック化されている時間を連続的に測定し、その値を、
顧客によって指定されコントローラのメモリ内へロード
された所定のしきい値と比較する。タイマがしきい値に
到達するとすぐ、進行中の未決定PIUが、どんな長さ
のSNAセッション上でも、更なる遅延を伴わずに伝送
される。従って、もしパケット数についてのトラフィッ
クが少ないと、タイマによって、1つのパケットがブロ
ック化されている時間が長すぎないことが保証される。
本発明の好ましい実施例では、しきい値は100ミリ秒
の倍数である。DTE110によって発行された CALL
REQUEST (又は入電)を特に含むPIUは、ホストサー
バ100によって受信される。ホストサーバ100内で
実行中のアプリケーションプログラムは、種々のパケッ
ト、特にログオン要求を発行したDTEから入ってくる
入電を処理する。次に、トランザクションを要求したエ
ンドユーザがアプリケーションとの通信を許可されたか
否かを特に決定するために、ホストサーバ内で一連の内
部テストが実行される。次に、ホストサーバ100は、
通信が受入れられるか拒絶されるかを示す応答メッセー
ジを伝送する。後者のメッセージは、SNA及びX25
ネットワークを介してDTEへ伝送される。上述のよう
に、メッセージには、コントローラ107が当該のVC
に対応する適切なVCテーブル4を見つけられるように
する識別子LCGN /LCN /MCH が含まれる。接続及び通
信が許可されたと仮定すると、CLEAR REQUEST (クリア
要求)コマンドが発行される(ステップ218)まで、
DTEはホストサーバ100と、データを伝送したり受
信したりする(ステップ219)。ステップ203で実
行されたテストによって、セッションが設定されていな
いこと又はセッションが NOGO 状態にあることが明らか
になった場合には、プロセッサはステップ204へ進行
して、顧客によって指定されコントローラ107のメモ
リへロードされた代替セッションの優先リストを含む代
替セッションテーブル3を調べる。次にステップ215
において、プロセッサは、当該の LU-LUセッションに対
する代替セッションのリストに現れる第1のエレメント
が設定されていて且つ INGO 状態にあるか否かをチェッ
クする。第1のエレメントが設定されていて且つ INGO
状態にある場合、プロセスはステップ205へ進み、当
該のVCテーブル4の第2のフィールドの更新によっ
て、仮想回線がその LU-LUセッションへリンクされる。
逆の場合、プロセッサはテーブル3のリストの追加項目
がまだトライ可能か否かをチェックする(ステップ21
6)。もしもう1つの項目がリストに存在すると、プロ
セッサは、その次の項目を読み込んで、対応する LU-LU
セッションが設定され INGO 状態であるかどうかを見る
ために、ステップ204へ戻る。テーブル3に項目がも
う実際に存在しないと、プロセッサはステップ217へ
進み、遠隔通信コントローラは、CALL REQUESTが失敗し
たことをDTE110に示すために、 CLEAR REQUESTに
よって仮想回線をクリアする。セッションの数は、仮想
回線毎に1つのセッションである代わりに、ホスト当
り、より正確にはアプリケーションプログラム当り1つ
又は数個に限られているので、代替セッションテーブル
3の使用は、実質的な量のメモリ装置及び処理電力を要
求することなく、障害の場合にセッションの経路再指定
を容易に管理する可能性を顧客へ提供することに注意す
べきである。本発明の好ましい実施例では、代替セッシ
ョンテーブルによって、1つの所定の LU-LUセッション
に対して27の代替セッションテーブルのセットを指定
することができるようになる。これによって、ネットワ
ークの種々のエレメントの相互接続能力が実質的に増大
し、従って、トラブルの場合のネットワークの全体的な
利用性が増大する。
【0012】図3は、ネットワークに障害が発生したと
きの、本発明に従う方法の動作を説明している。ネット
ワークでセッション障害が発生すると、遠隔コントロー
ラ107は、例えば、ネットワークのエレメントの1つ
から、1つのセッションが停止の主体であること示す U
NBIND (非バインド)コマンドを受け取る(ステップ3
00)。このような場合に発生するSNAメッセージの
通信は、上記文献「IBMシステム・ネットワーク・ア
ーキテクチャ」で特に説明されている。次に、UNBIND
コマンドの主体であるセッションは、もはや設定されな
いと考えられる。そしてステップ301では、プロセッ
サは、 DISRUPTION (中断)フラグの値をチェックし
て、エンドユーザのマニュアル介入を要求することな
く、セッション障害が代替セッションテーブル3で決定
された代替バックアップセッションへの直接切換を必要
とすべきか否かを決定する。また逆に言うと、セッショ
ン障害の結果、全てのDTE110をログオフし、エン
ドユーザに別の接続を再要求するように頼むべきかどう
かを決定する。1つの決定された値へ DISRUPTION フラ
グを設定することは、エンドユーザに、事件が彼に報告
されるべきかどうか、また彼のマニュアル介入を要求す
べきかどうかを選択する可能性を提供する。もしユーザ
が事件の報知を決定すると、プロセスはステップ302
へ進み、プロセッサは、未決定のPIUの組み立てに関
係するメモリの一部を開放することによって未決定のP
IUをパージする。次にステップ303で、プロセッサ
は全ての仮想回線(VC)をチェックして、VCが、障
害の主体である LU-LUセッションと関連しているか否か
を見る。障害セッションに関係する全てのVCに対し
て、プロセッサは、そのVCが障害を起こした LU-LUセ
ッションともはや関連しないことを示すために、VCテ
ーブル4の第2のフィールドを更新する(ステップ30
4)。そして、仮想回線は、CLEAR REQUEST によってク
リアされる(ステップ305)。
きの、本発明に従う方法の動作を説明している。ネット
ワークでセッション障害が発生すると、遠隔コントロー
ラ107は、例えば、ネットワークのエレメントの1つ
から、1つのセッションが停止の主体であること示す U
NBIND (非バインド)コマンドを受け取る(ステップ3
00)。このような場合に発生するSNAメッセージの
通信は、上記文献「IBMシステム・ネットワーク・ア
ーキテクチャ」で特に説明されている。次に、UNBIND
コマンドの主体であるセッションは、もはや設定されな
いと考えられる。そしてステップ301では、プロセッ
サは、 DISRUPTION (中断)フラグの値をチェックし
て、エンドユーザのマニュアル介入を要求することな
く、セッション障害が代替セッションテーブル3で決定
された代替バックアップセッションへの直接切換を必要
とすべきか否かを決定する。また逆に言うと、セッショ
ン障害の結果、全てのDTE110をログオフし、エン
ドユーザに別の接続を再要求するように頼むべきかどう
かを決定する。1つの決定された値へ DISRUPTION フラ
グを設定することは、エンドユーザに、事件が彼に報告
されるべきかどうか、また彼のマニュアル介入を要求す
べきかどうかを選択する可能性を提供する。もしユーザ
が事件の報知を決定すると、プロセスはステップ302
へ進み、プロセッサは、未決定のPIUの組み立てに関
係するメモリの一部を開放することによって未決定のP
IUをパージする。次にステップ303で、プロセッサ
は全ての仮想回線(VC)をチェックして、VCが、障
害の主体である LU-LUセッションと関連しているか否か
を見る。障害セッションに関係する全てのVCに対し
て、プロセッサは、そのVCが障害を起こした LU-LUセ
ッションともはや関連しないことを示すために、VCテ
ーブル4の第2のフィールドを更新する(ステップ30
4)。そして、仮想回線は、CLEAR REQUEST によってク
リアされる(ステップ305)。
【0013】DISRUPTIVE フラグが非中断オプション、
即ち遠隔コントローラ107が仮想回線を代替バックア
ップセッションへ自動的に切換ることを要求されるオプ
ション、に対応する状態にある場合、ステップ301の
テストの結果、プロセッサはステップ306へ進む。ス
テップ306では、プロセッサは、設定されていると同
時に INGO 状態である1つの代替セッションを代替セッ
ションのリスト内に見つけるために、図2のステップ2
04、215及び216と同様に、代替セッションテー
ブル3をアドレス指定する。次にステップ307では、
代替セッションテーブル3で指定された全ての代替セッ
ションが成功することなくチェックされたか否かを決定
するために、テストが実行される。もし、代替セッショ
ンが設定されておらず、且つ INGO 状態にあることが発
見されると、プロセッサは上記のステップ302へ進
み、その結果必然的に、仮想回線がクリアされる。この
ような事は、非常に希である。何故なら、ネットワーク
の動作に伴われる少数のセッションによって、顧客は、
1つのセッションに対して多数の代替セッションを定義
できるからである。上述のように、多数の経路再指定の
可能性を与える本発明の好ましい実施例では、代替セッ
ションの数は27に固定されている。テーブル3のリス
トの中で1つの代替セッションが設定されて且つ INGO
状態であると発見されるという最も可能性の高い場合に
は、プロセッサはステップ308へ進んで、進行中の未
決定のPIUを検索して、図5のテーブル2のPIUフ
ィールドを更新することによって、それを後者の代替セ
ッションに転送する(ステップ309)。次にステップ
310では、プロセッサは全ての仮想回線について、そ
の仮想回線が障害セッションと関連していないことをチ
ェックする。もし当該の仮想回線が障害セッションと関
連していると、プロセッサは、その仮想回線を障害セッ
ションへアンリンクする(ステップ311)と共に、代
替セッションへリンクする(ステップ312)。これ
は、VCテーブル4の第2のフィールドの更新によって
達成される。
即ち遠隔コントローラ107が仮想回線を代替バックア
ップセッションへ自動的に切換ることを要求されるオプ
ション、に対応する状態にある場合、ステップ301の
テストの結果、プロセッサはステップ306へ進む。ス
テップ306では、プロセッサは、設定されていると同
時に INGO 状態である1つの代替セッションを代替セッ
ションのリスト内に見つけるために、図2のステップ2
04、215及び216と同様に、代替セッションテー
ブル3をアドレス指定する。次にステップ307では、
代替セッションテーブル3で指定された全ての代替セッ
ションが成功することなくチェックされたか否かを決定
するために、テストが実行される。もし、代替セッショ
ンが設定されておらず、且つ INGO 状態にあることが発
見されると、プロセッサは上記のステップ302へ進
み、その結果必然的に、仮想回線がクリアされる。この
ような事は、非常に希である。何故なら、ネットワーク
の動作に伴われる少数のセッションによって、顧客は、
1つのセッションに対して多数の代替セッションを定義
できるからである。上述のように、多数の経路再指定の
可能性を与える本発明の好ましい実施例では、代替セッ
ションの数は27に固定されている。テーブル3のリス
トの中で1つの代替セッションが設定されて且つ INGO
状態であると発見されるという最も可能性の高い場合に
は、プロセッサはステップ308へ進んで、進行中の未
決定のPIUを検索して、図5のテーブル2のPIUフ
ィールドを更新することによって、それを後者の代替セ
ッションに転送する(ステップ309)。次にステップ
310では、プロセッサは全ての仮想回線について、そ
の仮想回線が障害セッションと関連していないことをチ
ェックする。もし当該の仮想回線が障害セッションと関
連していると、プロセッサは、その仮想回線を障害セッ
ションへアンリンクする(ステップ311)と共に、代
替セッションへリンクする(ステップ312)。これ
は、VCテーブル4の第2のフィールドの更新によって
達成される。
【0014】図4、図5、図6及び図7は、本発明に従
う経路再指定プロセスの管理を可能にするコントローラ
107によって使用されるテーブルの好ましい実施例を
示している。図4は、遠隔コントローラによって受け取
られた CALL REQUEST から抽出された全てのCUDへ、
関連のセッションテーブル2のアドレスを与えるアドレ
ステーブルを示す。本発明の好ましい実施例では、CU
Dは1バイトであり、図5に示されるような1つのセッ
ションテーブルのアドレスを記憶するコントローラメモ
リ内の位置のアドレス610又は611に対応する値を
演算するためにプロセッサによって処理される。単一の
LU-LUセッション(例えばセッション1)上で種々の仮
想回線を集中するプロセスは、異なる位置610、61
1、・・・にセッション1テーブルの同一アドレスを記
憶することによって、容易に達成することができる。1
つのセッションテーブル620の構造は、図5に説明さ
れている。全てのセッションテーブル(例えばセッショ
ン1テーブル)はコントローラのメモリの一部に配置さ
れ、その一部は、アドレステーブル1の第2のフィール
ド610、611によって与えられたアドレスで始ま
る。全てのセッションテーブルには、対応するセッショ
ン(この例ではセッション1)が INGO 状態であるか N
OGO 状態であるか、即ち、ホストサーバが追加のセッシ
ョンを受け入れないことを遠隔コントローラへ報知した
か否かを示す第1のフィールド621と、当該のセッシ
ョンが設定されているか否かを示す第2のフィールド6
22と、セッション1に対応する代替セッションテーブ
ルの開始アドレスを示す第3のフィールド623と、こ
のセッションに関係する未決定のPIUのコントローラ
メモリ内のアドレスを示す第4のフィールド624と、
が含まれる。
う経路再指定プロセスの管理を可能にするコントローラ
107によって使用されるテーブルの好ましい実施例を
示している。図4は、遠隔コントローラによって受け取
られた CALL REQUEST から抽出された全てのCUDへ、
関連のセッションテーブル2のアドレスを与えるアドレ
ステーブルを示す。本発明の好ましい実施例では、CU
Dは1バイトであり、図5に示されるような1つのセッ
ションテーブルのアドレスを記憶するコントローラメモ
リ内の位置のアドレス610又は611に対応する値を
演算するためにプロセッサによって処理される。単一の
LU-LUセッション(例えばセッション1)上で種々の仮
想回線を集中するプロセスは、異なる位置610、61
1、・・・にセッション1テーブルの同一アドレスを記
憶することによって、容易に達成することができる。1
つのセッションテーブル620の構造は、図5に説明さ
れている。全てのセッションテーブル(例えばセッショ
ン1テーブル)はコントローラのメモリの一部に配置さ
れ、その一部は、アドレステーブル1の第2のフィール
ド610、611によって与えられたアドレスで始ま
る。全てのセッションテーブルには、対応するセッショ
ン(この例ではセッション1)が INGO 状態であるか N
OGO 状態であるか、即ち、ホストサーバが追加のセッシ
ョンを受け入れないことを遠隔コントローラへ報知した
か否かを示す第1のフィールド621と、当該のセッシ
ョンが設定されているか否かを示す第2のフィールド6
22と、セッション1に対応する代替セッションテーブ
ルの開始アドレスを示す第3のフィールド623と、こ
のセッションに関係する未決定のPIUのコントローラ
メモリ内のアドレスを示す第4のフィールド624と、
が含まれる。
【0015】1つの代替セッションテーブル3の構造
が、図6に示されている。本発明の好ましい実施例で
は、全ての代替セッションテーブルは、n個のフィール
ドのセット(例えば27フィールドのセット)を含み、
各フィールドは、可能なバックアップセッションである
と顧客によって定義された1つのセッションテーブルの
開始アドレスを示している。従って、1つのセッション
代替セッションテーブルへ切り換えるプロセスは、容易
に提供される。遠隔コントローラは、ステップ200と
同様に CALL REQUEST を受け取ると、後者はCUDを抽
出して、1つの LU-LUセッションのフィールド610又
は611・・・のアドレスをそのメモリから直接得る。
ステップ203で実行されるテストは、当該のセッショ
ンのフィールド621及び622を読み取って、仮想回
線がその LU-LUセッションへリンクされることが可能か
否かを決定することによって達成される。ステップ20
3で実行されたテストが失敗すると、プロセッサは、当
該の LU-LUセッションに対応する代替セッションテーブ
ル3の内容を読み込むために、セッションテーブルの第
3のフィールド623を読み込む。プロセッサは次に、
代替セッションテーブル2のアドレスを見つけるために
代替セッションテーブル3の第1のフィールドを読み込
む。この代替セッションは、後者が設定され INGO 状態
であるか否かをステップ215に従って決定するために
解析される。これは、代替セッションテーブルの第1の
フィールド621及び第2のフィールド622を読み込
むことによって、再度達成される。テーブル3の第1の
代替セッションが設定されていない、又は NOGO 状態に
あると仮定すると、プロセッサは代替セッションテーブ
ル3のリストの第2のエレメントを読込み、第2の代替
セッションのアドレスを見つけてチェック等を行う。従
って、1つの所定のセッションに対して多数の代替バッ
クアップセッションの定義及び管理を可能にする簡単な
メカニズムが提供される。 LU-LUセッションの数が大幅
に減少されるので、代替バックアップセッションが顧客
によって定義及び編成されることによって、彼が彼の要
求に従って経路指定プロセスを適応させることが可能に
なる。
が、図6に示されている。本発明の好ましい実施例で
は、全ての代替セッションテーブルは、n個のフィール
ドのセット(例えば27フィールドのセット)を含み、
各フィールドは、可能なバックアップセッションである
と顧客によって定義された1つのセッションテーブルの
開始アドレスを示している。従って、1つのセッション
代替セッションテーブルへ切り換えるプロセスは、容易
に提供される。遠隔コントローラは、ステップ200と
同様に CALL REQUEST を受け取ると、後者はCUDを抽
出して、1つの LU-LUセッションのフィールド610又
は611・・・のアドレスをそのメモリから直接得る。
ステップ203で実行されるテストは、当該のセッショ
ンのフィールド621及び622を読み取って、仮想回
線がその LU-LUセッションへリンクされることが可能か
否かを決定することによって達成される。ステップ20
3で実行されたテストが失敗すると、プロセッサは、当
該の LU-LUセッションに対応する代替セッションテーブ
ル3の内容を読み込むために、セッションテーブルの第
3のフィールド623を読み込む。プロセッサは次に、
代替セッションテーブル2のアドレスを見つけるために
代替セッションテーブル3の第1のフィールドを読み込
む。この代替セッションは、後者が設定され INGO 状態
であるか否かをステップ215に従って決定するために
解析される。これは、代替セッションテーブルの第1の
フィールド621及び第2のフィールド622を読み込
むことによって、再度達成される。テーブル3の第1の
代替セッションが設定されていない、又は NOGO 状態に
あると仮定すると、プロセッサは代替セッションテーブ
ル3のリストの第2のエレメントを読込み、第2の代替
セッションのアドレスを見つけてチェック等を行う。従
って、1つの所定のセッションに対して多数の代替バッ
クアップセッションの定義及び管理を可能にする簡単な
メカニズムが提供される。 LU-LUセッションの数が大幅
に減少されるので、代替バックアップセッションが顧客
によって定義及び編成されることによって、彼が彼の要
求に従って経路指定プロセスを適応させることが可能に
なる。
【0016】VCテーブル4の構造は図7に示されてい
る。VCテーブル4は、全ての仮想回線に対して、識別
子 LCGN /LCN /MCH が記憶されている第1のフィール
ドを有している。 LCGN /LCN は特にVC接続を識別
し、MCH はライン数を識別する。VCテーブル4は、仮
想回線がリンクされた LU-LUセッションに対応するセッ
ションテーブル2の開始アドレスを与える第2のフィー
ルドを有する。
る。VCテーブル4は、全ての仮想回線に対して、識別
子 LCGN /LCN /MCH が記憶されている第1のフィール
ドを有している。 LCGN /LCN は特にVC接続を識別
し、MCH はライン数を識別する。VCテーブル4は、仮
想回線がリンクされた LU-LUセッションに対応するセッ
ションテーブル2の開始アドレスを与える第2のフィー
ルドを有する。
【0017】
【発明の効果】上記に説明したように、本発明の通信コ
ントローラによって、X25勧告に従う仮想回線(V
C)をSNAセッションへ迅速に接続できるようになっ
た。この通信コントローラは、利用性が高く、経路再指
定(re-routing)の可能性が改良されるという利点を有
する。
ントローラによって、X25勧告に従う仮想回線(V
C)をSNAセッションへ迅速に接続できるようになっ
た。この通信コントローラは、利用性が高く、経路再指
定(re-routing)の可能性が改良されるという利点を有
する。
【図1】SNAネットワーク及びX25ネットワークを
含む電気通信ネットワークを示す。
含む電気通信ネットワークを示す。
【図2】本発明に従うX25及びSNAネットワークに
よるデータ転送を説明するフローチャートを示す。
よるデータ転送を説明するフローチャートを示す。
【図3】1つのセッションで事件が生じたときに、本発
明に従うコントローラに関係する動作を説明するフロー
チャートである。
明に従うコントローラに関係する動作を説明するフロー
チャートである。
【図4】経路再指定プロセスに伴われるアドレステーブ
ルを示す。
ルを示す。
【図5】経路再指定プロセスに伴われるセッションテー
ブルを示す。
ブルを示す。
【図6】経路再指定プロセスに伴われる代替セッション
テーブルを示す。
テーブルを示す。
【図7】経路再指定プロセスに伴われるVCテーブルを
示す。
示す。
100、101 ホストコンピュータ 105、106 局部フロントエンド通信コントロー
ラ 107、108 電気通信コントローラ 109 X25ネットワーク 112 SNAネットワーク 110 データ端末装置 620 セッションテーブル
ラ 107、108 電気通信コントローラ 109 X25ネットワーク 112 SNAネットワーク 110 データ端末装置 620 セッションテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジャン−ジャック シャルトル フランス、06370 ムアンズ−サルトウ、 シェメ デ ラ フォー デ ファデス 229 (72)発明者 エリック レブリン フランス、06640 サント ジャネット、 リ サント バルブ 9 (72)発明者 ギ プラトル フランス、06610 ラ ゴード、アヴェニ ューマルセル パグノル、バスティズ デ ルトワル 25 (72)発明者 アラン レ フランス、83700 サント−ラファエル、 アヴェニュー スィリー−アンドレ ペ レ、レ オズ デ ブロウリス 15 (56)参考文献 特開 平3−63744(JP,A) Telesis,Vol.15,No.2 (1988)、”DPN SNA Multi host:The Marriage o f IBM SNA and X.25 n etworks”P.45−54
Claims (5)
- 【請求項1】 第1のSNAサブネットワーク及び第2
のX25パケット交換ネットワークを含む電気通信ネッ
トワークにおいて、少なくとも1つのホストコンピュー
タで実行されているアプリケーションプログラムと、前
記X25パケット交換ネットワークへ接続された多数の
データ端末装置(DTE)との間の通信を可能にし、仮
想回線(VC)によって通信を行う通信コントローラで
あって、 前記通信コントローラと前記アプリケーションプログラ
ムとの間に所定のSNAセッションを設定する手段と、 所定のSNAセッションに少なくとも1つの仮想回線を
リンクする手段と、 前記予め設定されたSNAセッションのそれぞれに対し
て代替バックアップセッションの優先リストを定義する
代替セッションテーブルのセットを記憶する手段と、 1つのSNAセッションで1つの事件が発生したことを
検出する手段と、事件の主体である前記セッションへリ
ンクされた仮想回線を、対応する代替セッションテーブ
ルに定義された1つのバックアップセッションへ切り換
える手段と、 を備えた通信コントローラ。 - 【請求項2】 1つのセッションでの障害から成る事件
を検出する手段を含む請求項1記載の通信コントロー
ラ。 - 【請求項3】 前記ホストサーバの1つへロードされた
1つのアプリケーションプログラムから伝送されたメッ
セージを検出する手段を含むと共に、前記メッセージ
は、前記アプリケーションプログラムがオーバーロード
されて、このアプリケーションプログラムへの任意の追
加の仮想回線の接続を受け入れないことを示す請求項1
記載の通信コントローラ。 - 【請求項4】 複数の仮想回線をただ1つのSNAセッ
ションに集中する手段を含む請求項1記載の通信コント
ローラ。 - 【請求項5】 少なくとも前記ホストサーバの全てのア
プリケーションプログラムに対して、関連するSNAセ
ッションを示す第1のアドレステーブルと、 全てのSNAセッションに対して、関連する代替セッシ
ョンテーブルのアドレスとセッションの状態とを示す第
2のセッションテーブルのセットと、代替セッションテーブルのセットであって、代替セッシ
ョンテーブルの各々は対応するセッションと関連付けら
れ、代替セッションテーブルの各々はセッションで事件
が生じたときに使用されるべき代替セッションの優先リ
ストを示す、 代替セッションテーブルのセットと、 を記憶する手段を更に含む請求項1記載の通信コントロ
ーラ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR91480096:6 | 1991-06-28 | ||
EP91480096A EP0520117A1 (en) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | Communication controller allowing communication through an X25 network and an SNA network |
FR914800966 | 1991-06-28 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05153167A JPH05153167A (ja) | 1993-06-18 |
JPH07118723B2 true JPH07118723B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=8208712
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4119232A Expired - Lifetime JPH07118723B2 (ja) | 1991-06-28 | 1992-05-12 | 通信コントローラ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5426773A (ja) |
EP (1) | EP0520117A1 (ja) |
JP (1) | JPH07118723B2 (ja) |
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1991
- 1991-06-28 EP EP91480096A patent/EP0520117A1/en not_active Ceased
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1992
- 1992-05-12 JP JP4119232A patent/JPH07118723B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-06-23 US US07/902,640 patent/US5426773A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH05153167A (ja) | 1993-06-18 |
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