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JPH07117502A - 車両のレイアウト構造 - Google Patents

車両のレイアウト構造

Info

Publication number
JPH07117502A
JPH07117502A JP26927793A JP26927793A JPH07117502A JP H07117502 A JPH07117502 A JP H07117502A JP 26927793 A JP26927793 A JP 26927793A JP 26927793 A JP26927793 A JP 26927793A JP H07117502 A JPH07117502 A JP H07117502A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cross member
differential gear
vehicle
propeller shaft
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26927793A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Wada
憲之 和田
Yasuo Eto
康生 江藤
Masanobu Fukushima
正信 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP26927793A priority Critical patent/JPH07117502A/ja
Publication of JPH07117502A publication Critical patent/JPH07117502A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Motor Power Transmission Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フロントデフに対して、その後方側トランス
ファーから前後2分割構造のプロペラシャフトを介して
駆動力を伝達するようにしてなる車両構造において、車
両正突時の衝撃エネルギーの効果的な吸収を可能とす
る。 【構成】 フロント側デイファレンシャルギヤに対し
て、その後方のパワーユニット側トランスファーから前
後2分割型のプロペラシャフトを介して駆動力を伝達す
るようにしてなる車両において、車幅方向に延び、上記
フロント側デイファレンシャルギヤの前端部を支持する
第1のクロスメンバーと、車幅方向に延び、上記フロン
ト側デイファレンシャルギヤの後端部を所定値以上の荷
重が作用した時に切り離し可能に支持する第2のクロス
メンバーとを設け、上記第1のクロスメンバーの支持点
を第2のクロスメンバーの支持点よりも下方位置に設定
し、フロントデフの駆動反力に対して有利な構成にする
とともにフロントデフの前傾回転、プロペラシャフトの
上方又は下方変形等を可能として衝撃エネルギーを吸収
させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、車両のレイアウト構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば実開昭62−72223号公報に
示されるように、車両の前車軸と後車軸との間にパワー
ユニットを設置し、該パワーユニットのトランスファー
から前後両方向に各々前後2分割構造のプロペラシャフ
トを延設して前後両車軸のディファレンシャルギヤ部に
当該パワーユニットからの駆動力を伝達するようにした
ものがある。
【0003】そして、該構成のプロペラシャフトは、そ
の中間側ユニバーサルジョイントによる連結部をセンタ
ーベアリングを介してパワープラント側に支持されてい
る。
【0004】このような車両のレイアウト構造によれ
ば、例えば車両の正突時などにおいて、フロント側ディ
ファレンシャルギヤが後退してきたとしても、その衝撃
エネルギーを上記2分割構造のプロペラシャフト連結部
を屈曲させることによって或る程度吸収させることがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に上記
フロント側ディファレンシャルギヤはその前端部側を前
方側第1のクロスメンバーに、また後端部側を後方側第
2のクロスメンバーに支持されているので、その後退時
の挙動は必ずしも規則的なものではなく、上記プロペラ
シャフトの変形挙動も安定したものとはなりにくい。
又、上記プロペラシャフトは、その中間側連結部を上記
のようにセンターベアリングを介してパワーユニット部
に支持されているので、拘束度が高い。
【0006】従って、十分な衝撃エネルギーの吸収効果
を実現し得ない問題がある。
【0007】また、上記ディファレンシャルギヤのクロ
スメンバーによる支持については、その駆動反力を効果
的に抑制できるマウント構造が要請されるとともにサス
ペンション系との関係をも考慮したコンパクトなレイア
ウト構造が望まれる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1〜5各項
記載の発明は、各々上記の問題を解決することを目的と
してなされたもので、それぞれ次のように構成されてい
る。
【0009】(1) 請求項1記載の発明の構成 この発明の車両のレイアウト構造は、フロント側ディフ
ァレンシャルギヤに対して、その後方のパワーユニット
側トランスファーから前後2分割構造のプロペラシャフ
トを介して駆動力を伝達するようにしてなる車両におい
て、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの前端部を支持する第1のクロスメンバー
と、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が作用した時に
切り離し可能に支持する第2のクロスメンバーとを設
け、上記第1のクロスメンバーのフロント側ディファレ
ンシャルギヤ前端部支持点を第2のクロスメンバーのフ
ロント側ディファレンシャルギヤ後端部支持点よりも下
方位置に設定して構成されている。
【0010】(2) 請求項2記載の発明の構成 この発明の車両のレイアウト構造は、フロント側ディフ
ァレンシャルギヤに対して、その後方のパワーユニット
側トランスファーから前後2分割構造のプロペラシャフ
トを介して駆動力を伝達するようにしてなる車両におい
て、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの前端部を支持する第1のクロスメンバー
と、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が作用した時に
切り離し可能に支持する第2のクロスメンバーと、車体
の傾斜を抑制するスタビライザとを設ける一方、上記第
2のクロスメンバーを上記プロペラシャフトの上方に位
置させるとともに上記スタビライザを上記プロペラシャ
フトの下方に位置させて構成されている。
【0011】(3) 請求項3記載の発明の構成 この発明の車両のレイアウト構造は、フロント側ディフ
ァレンシャルギヤに対して、その後方のパワーユニット
側トランスファーから前後2分割構造のプロペラシャフ
トを介して駆動力を伝達するようにしてなる車両におい
て、上記プロペラシャフトを回転可能に支持するセンタ
ーベアリング支持部が所定値以上の荷重が作用した時
に、その支持機能を喪失するように構成されている。
【0012】(4) 請求項4記載の発明の構成 この発明の車両のレイアウト構造は、フロント側ディフ
ァレンシャルギヤに対して、その後方のパワーユニット
側トランスファーから前後2分割構造のプロペラシャフ
トを介して駆動力を伝達するようにしてなる車両におい
て、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの前端部を支持する第1のクロスメンバー
と、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が作用した時に
切り離し可能に支持する第2のクロスメンバーとを設
け、上記第1のクロスメンバーのフロント側ディファレ
ンシャルギヤ前端部支持点を第2のクロスメンバーのフ
ロント側ディファレンシャルギヤ後端部支持点よりも下
方位置に設定するとともに上記プロペラシャフトを回転
可能に支持するセンターベアリング支持部が所定値以上
の荷重が作用した時に、その支持機能を喪失するように
構成されている。
【0013】(5) 請求項5記載の発明の構成 この発明の車両のレイアウト構造は、フロント側ディフ
ァレンシャルギヤに対して、その後方のパワーユニット
側トランスファーから前後2分割構造のプロペラシャフ
トを介して駆動力を伝達するようにしてなる車両におい
て、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの前端部を支持する第1のクロスメンバー
と、車幅方向に延び、かつ上記フロント側ディファレン
シャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が作用した時に
切り離し可能に支持する第2のクロスメンバーと、車体
の傾斜を抑制するスタビライザとを設ける一方、上記第
2のクロスメンバーを上記プロペラシャフトの上方に位
置させるとともに上記スタビライザを上記プロペラシャ
フトの下方に位置させ、かつ上記プロペラシャフトを回
転可能に支持するセンターベアリング支持部が所定値以
上の荷重が作用した時に、その支持機能を喪失するよう
に構成されている。
【0014】
【作用】本願の請求項1〜5各項記載の発明は、各々上
記の構成に対応して次のような作用を奏する。
【0015】(1) 請求項1記載の発明の作用 この発明の車両のレイアウト構造の場合、上述のよう
に、先ず第1のクロスメンバーのフロント側ディファレ
ンシャルギヤ前端部の支持点が第2のクロスメンバーの
フロント側ディファレンシャルギヤ後端部支持点よりも
低く設定されている。
【0016】したがって、上記フロント側ディファレン
シャルギヤの車両前進駆動時、タイヤ反力による当該フ
ロントデフ部のワインドアップ現象が生じても、該駆動
反力を同フロント側ディファレンシャルギヤの前後で逆
方向に効果的に押え込むことができるようになり、駆動
反力に対して有利な車両レイアウト構造にすることがで
きる。
【0017】しかも、その場合において、上記フロント
側ディファレンシャルギヤの後端部を支持する第2のク
ロスメンバーは、例えば車両正突時等において所定値以
上の後方荷重が作用したような場合には、当該フロント
側ディファレンシャルギヤを切り離し可能に支持させて
いるので、上記構成との組合わせによりフロント側ディ
ファレンシャルギヤを後方に移動させながら、上記2分
割構造のプロペラシャフト前部をフロント側ディファレ
ンシャルギヤ後端部とともに上方に屈曲させることがで
き、それにより十分な衝撃吸収ストロークを得て、車両
正突時の衝撃エネルギーの低減を図ることができる。
【0018】(2) 請求項2記載の発明の作用 この発明の車両のレイアウト構造では、上記同様のフロ
ント側ディファレンシャルギヤに対して、その後方のパ
ワーユニット側トランスファーから前後2分割構造のプ
ロペラシャフトを介して駆動力を伝達するようにしてな
る車両において、車幅方向に延び、かつ上記フロント側
ディファレンシャルギヤの前端部を支持する第1のクロ
スメンバーと、車幅方向に延び、かつ上記フロント側デ
ィファレンシャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が作
用した時に切り離し可能に支持する第2のクロスメンバ
ーと、車体の傾斜を抑制するスタビライザとを設け、上
記第2のクロスメンバーを上記プロペラシャフトの上方
に位置させるとともに上記スタビライザを上記プロペラ
シャフトの下方に位置させている。
【0019】したがって、上述のような車両正突時にお
いて、上記フロント側ディファレンシャルギヤの後端部
側支持部の第2のクロスメンバーとの連結を断った後、
同フロント側ディファレンシャルギヤ後端部と前後2分
割構造のプロペラシャフトの前部との連結部をその下方
側スタビライザまで屈曲当接させ、それによって十分な
衝撃吸収ストロークを確保して衝撃エネルギーの吸収を
図ることができる。この場合、上記連結部の上方への屈
曲変形は、上記第2のクロスメンバーがプロペラシャフ
ト上方にあるために規制される。
【0020】(3) 請求項3記載の発明の作用 この発明の車両のレイアウト構造では、上記のように、
フロント側ディファレンシャルギヤに対して、その後方
のパワーユニット側トランスファーから前後2分割構造
のプロペラシャフトを介して駆動力を伝達するようにし
てなる車両において、上記プロペラシャフトを回転可能
に支持するセンターベアリング支持部が所定値以上の荷
重が作用した時に、その支持機能を喪失するように構成
しており、プロペラシャフト支持部の拘束力を解除し、
前後2分割構造のプロペラシャフトの前後2本のシャフ
ト部材をその連結部付近から十分に下方に屈曲変形させ
て、できるだけ大きな衝撃吸収ストロークを実現し得る
ようにしている。したがって、より効果的な衝撃エネル
ギーの吸収を図ることができる。
【0021】(4) 請求項4記載の発明の作用 この発明の車両のレイアウト構造では、上述の如く、フ
ロント側ディファレンシャルギヤに対して、その後方の
パワーユニット側トランスファーから前後2分割構造の
プロペラシャフトを介して駆動力を伝達するようにして
なる車両において、車幅方向に延び、かつ上記フロント
側ディファレンシャルギヤの前端部を支持する第1のク
ロスメンバーと、車幅方向に延び、かつ上記フロント側
ディファレンシャルギヤの後端部を所定値以上の荷重が
作用した時に切り離し可能に支持する第2のクロスメン
バーとを設け、上記第1のクロスメンバーのフロント側
ディファレンシャルギヤ前端部支持点を第2のクロスメ
ンバーのフロント側ディファレンシャルギヤ後端部支持
点よりも下方位置に設定することによって上記請求項1
記載の発明の作用を実現するとともに、さらに上記プロ
ペラシャフトを回転可能に支持するセンターベアリング
支持部が所定値以上の荷重が作用した時に、その支持機
能を喪失するように構成することによって上記請求項3
記載の発明の作用を実現するようになっている。
【0022】従って、上記請求項1および3各項記載の
発明の両作用の組合せによる、より効果的な衝撃エネル
ギー吸収作用を奏することができる。
【0023】(5) 請求項5記載の発明の作用 この発明の車両のレイアウト構造では、上述のように、
フロント側ディファレンシャルギヤに対して、その後方
のパワーユニット側トランスファーから前後2分割構造
のプロペラシャフトを介して駆動力を伝達するようにし
てなる車両において、車幅方向に延び、かつ上記フロン
ト側ディファレンシャルギヤの前端部を支持する第1の
クロスメンバーと、車幅方向に延び、かつ上記フロント
側ディファレンシャルギヤの後端部を所定値以上の荷重
が作用した時に切り離し可能に支持する第2のクロスメ
ンバーと、車体の傾斜を抑制するスタビライザとを設
け、上記第2のクロスメンバーを上記プロペラシャフト
の上方に位置させるとともに上記スタビライザを上記プ
ロペラシャフトの下方に位置させることによって上記請
求項2記載の発明の作用を実現し、かつ上記プロペラシ
ャフトを回転可能に支持するセンターベアリング支持部
が所定値以上の荷重が作用した時に、その支持機能を喪
失するように構成することによって上記請求項3記載の
発明の作用を実現するようにしている。
【0024】従って、請求項2および3各項記載の発明
の両作用の組合せによる、より効果的な車両正突時の衝
撃エネルギー吸収作用を実現することができる。
【0025】
【発明の効果】以上の効果、本願発明の車両レイアウト
構造によれば、フロント側ディファレンシャルギヤの駆
動反力を抑制し得るための有効かつコンパクトなレイア
ウトとともに車両正突時の衝撃エネルギーの吸収に効果
の高い十分な衝撃吸収ストロークを有した車両構造を実
現し得るようになる。
【0026】
【実施例】
(1) 第1実施例(請求項1記載の発明に対応) 図1〜図7は、本願発明の第1実施例に係る車両のレイ
アウト構造を示している。
【0027】先ず図1および図2は、同レイアウト構造
を採用して構成された車両の前部車体部の構造を示して
いる。
【0028】図中、符号1A,1Bは当該車両の車体部
左右両側に位置して前後方向に延びる一対のサイドフレ
ームであり、該サイドフレーム1A,1Bの前端側に
は、その両端2a,2bが当該サイドフレーム1A,1Bと
直交するように車幅方向に延びる第1のクロスメンバー
(サスペンションクロスメンバー)2が設けられている。
また、その後端側には、さらに当該第1のクロスメンバ
ー2と所定の距離を置いて第2のクロスメンバー3が同
様の状態で設けられている。
【0029】一方、符号4は、当該車両の左右前車軸を
駆動するフロント側デイファレンシャルギヤ(以下、フ
ロントデフという)であり、該フロントデフ4は、その
前端部4a側下面部をデフマウントブラケット6により
上記第1のクロスメンバー2の下面部に第1のデフマウ
ントメンバー7を介して第1のデフマウントボルト28
で下方側から締結して支持されている。また同フロント
デフ4のジョイント部5の外端部も同様にジョイント部
支持ブラケット60を介して上記第1のクロスメンバー
2の下面部に連結支持されている。さらに、上記フロン
トデフ4は、その後端部4bの側面部を車体後方に延び
るデフ支持アーム8により第2のデフマウントメンバー
9を介して第2のデフマウントボルト30で上記第2の
クロスメンバー3の上面部に上方側から締結して支持さ
れている。
【0030】そして、該フロントデフ4の後端部4b側
入力軸(ドライブピニオンシャフト10a)10には第1
のユニバーサルジョイント11を介して図3に示すよう
な前後2分割構造を採用したプロペラシャフト12の前
方側第1のシャフト部材12Aの前端が連結されてい
る。
【0031】該プロペラシャフト12は、図3に示すよ
うに、前部側第1のシャフト部材12Aと後部側第2の
シャフト部材12Bとの相互に分割された前後2本のシ
ャフト部材よりなり、該第1、第2の2本のシャフト部
材12A,12Bを第2のユニバーサルジョイント13
を介して相互に連結して構成されている。
【0032】そして、図4に示すように、その第1のシ
ャフト部材12A前端側は、上記のように第1のユニバ
ーサルジョイント11を介して上記フロントデフ4の入
力軸10(ドライブピニオンシャフト10a)に連結され
ている一方、第2のシャフト部材12B後端側は図5に
示すように第3のユニバーシャルジョイント14を介し
てパワーユニット15側トランスファー16の出力軸部
(図示省略)に内部で連結されている。また、上記第2の
シャフト部材12Bの前部(第2のユニバーサルジョイ
ント13部直後)はセンターベアリング18およびセン
ターブラケット(プロペラシャフト支持部)19を介して
エンジン本体20側に回転可能に支持されている。
【0033】同センターブラケット19は、図3および
図4に示すように、センターベアリング18部の外側部
側半周部を覆った状態で、その上下両端側取付部19a,
19bをエンジン本体20側にボルト21a,21bにより
締結固定するようにしており、同センターブラケット1
9の上端側取付部19a側はエンジン本体20のシリン
ダブロック20a部に、一方下端側取付部19b側はオイ
ルパン20b上部にボルト22で固定された支持部材2
3の下端に対して締結固定されている。そして、上記セ
ンターブラケット19の上記上下両端側取付部19a,1
9bには上記各ボルト21a,21bの挿通孔部24a,24
bが形成されているが、該ボルト挿通孔部24a,24b部
は上記ボルト21a,21bの直径に対応した前後方向に
長いスリット形状により構成されている。
【0034】さらに、図4中において符号2は上述した
フロントデフ4の前端部4aを支持する車体側第1のク
ロスメンバー(サスペンションクロスメンバー)、また3
は同フロントデフ4の後端部4bを支持する上記第2の
クロスメンバー、さらに25は上記エンジン本体20の
下部に位置してエンジン本体20を支持する車体側エン
ジンマウントメンバー、さらに26は上記フロントデフ
4の後端部支持アーム8の下方に位置して設けられたス
タビライザである。
【0035】そして、本実施例の場合、図2に示すよう
に上記第1のクロスメンバー2と第2のクロスメンバー
3は、例えば第1のクロスメンバー2のデフ支持位置が
上記第2のクロスメンバー3のデフ支持位置よりも低く
なるようにして各々が設けられており、又その結果、上
記フロントデフ4の前端部4aを支持する第1のデフマ
ウントメンバー7の支持点位置が上記フロントデフ4の
後端部4bを支持する第2のデフマウントメンバー9の
支持点位置よりも低く設定されるようになっている。ま
た、該条件下において、上記第2のデフマウントメンバ
ー9を支持する上記デフ支持アーム8は、その前端部8
a側から後端8b側方向にアーチ状に弧を描いて高さが高
くなるように形成されており、当該高さが高くなった後
端部8bの下面に第2のデフマウントメンバー9を支持
しているとともに、同第2のデフマウントメンバー9は
上記第2のクロスメンバー3に対して断面鉤状の所定高
さのオフセット部材29および支持スリーブ31を介し
て上記フロントデフ4の前車軸中心Oを通る前後方向水
平軸L1−L2よりも上方に位置するようにして第2のマ
ウントボルト30を介して組付けられている。また、上
記フロントデフ4の上記入力軸10側ドライブピニオン
シャフト10aの軸心位置L3−L4は、上記フロントデ
フ4の前車軸中心Oを通る前後方向水平軸L1−L2より
も所定高さHだけ上方にオフセットして構成されてい
る。
【0036】この結果、先ず上記第1のクロスメンバー
2の設置位置が低いことにより、その上方に図2のS1
に示すような第1の余裕空間ができ、該第1の余裕空間
1内に上記フロントデフ4の前端部4a前方に位置させ
た状態でステアリング用のギヤボックス(ステアリング
ラック)34を設置することができる。
【0037】次に、上記フロントデフ4の後端部4b側
を支持する第2のデフマウントメンバー9が支持スリー
ブ31およびオフセット部材29により上記フロントデ
フ4の前車軸中心Oよりも上方にオフセットされている
とともに上記フロントデフ4のドライブピニオンシャフ
ト10aの軸心が前車軸の中心Oよりも上方に所定高さ
Hだけオフセットされていることにより、上記支持アー
ム8の下方に第2の余裕空間S2を形成することがで
き、該第2の余裕空間S2を利用してプロペラシャフト
12の下方に図示のようにサスペンション系のスタビラ
イザ26をコンパクトに組付けることができるようにな
る。
【0038】そして、一般に、フロントデフ4が前進駆
動された場合、そのタイヤ反力により前車軸中心Oを回
転中心として矢印M1方向のワインドアップ現象が生じ
るが、上記レイアウト構成では、上述のように第1のデ
フマウントメンバー7側が当該回転中心Oよりも低位置
の第1のクロスメンバー2下面側から、また第2のデフ
マウントメンバー9が当該回転中心Oよりも高位置の第
2のクロスメンバー3上面部側から、図2に示すように
各々同ワインドアップトルクを確実に支承する方向に受
け止めるので、その影響を受けることなく、本来の駆動
力を効果的に路面に伝えることができるようになる。
【0039】他方、以上の構成において、さらに本実施
例では、上記フロントデフ4の前端部4aおよびジョイ
ント部5を支持するデフマウントブラケット6およびジ
ョイント部支持ブラケット60の前端部は、そのボルト
挿通孔部6a,60aから前方に連続するスリット状の開
口部6b,60bが形成されており、フロントデフ4およ
びジョイント部5の第1のクロスメンバー2から後方へ
の切り離しが可能となっている一方、また上記フロント
デフ4の後端部4bを支持する第2のデフマウントメン
バー9のマウントボルト30は図1および図5に示すよ
うにオフセット部材29の上縁29a貫通部30aの所が
細く形成されており、上記フロントデフ4に車両正突時
の衝撃が作用して後退した時に該細径部30aの部分を
折曲して切り離すことにより、例えば図7に示すような
変形挙動を誘導することにより、衝撃吸収ストロークを
確保して当該車両正突時の衝撃エネルギーを有効に吸収
するようになっている。
【0040】すなわち、図1および図2、図3の各部の
組合せよりなる本実施例の車両のレイアウト構造を簡略
化して示すと先ず図6のようになる。
【0041】今、該図6の状態において、例えば当該車
両に正突が生じ、それによって上記第1のクロスメンバ
ー2が図7矢印(イ)に示すように後方に移動してきたと
すると、その衝撃エネルギーが上記フロントデフ4の前
方側デフマウントブラケット6(およびジョイント部支
持ブラケット60)を介して先ずフロントデフ4に入力
される。その結果、先ず上記フロントデフ4が所定量軸
方向に後退して上述の図5に矢印(ロ)で示すように上記
デフ支持アーム8が後方に押され、それによって次に後
方側第2のデフマウントメンバー9の第2のデフマウン
トボルト31がその細径部30aの所で切り離され、第
2のクロスメンバー3との連結が解除される。
【0042】その後、さらに上記第1のクロスメンバー
2が後退して直接上記フロントデフ4の前面に当たるよ
うになると、同フロントデフ4は略前車軸中心Oを中心
として矢印M2で示す前傾方向に回転し、その前端4b面
を上記ステアリング用のギヤボックス32に当接させて
以後の回転が係止されるとともに後端4b側プロペラシ
ャフト12の第1のシャフト部材12Aとの間を第1の
ユニバーサルジョイント11部を支点として図示のよう
に上方に屈曲させて効果的に衝撃エネルギーを吸収す
る。
【0043】その後、デフマウントブラケット6および
ジョイント部支持ブラケット60が第1のクロスメンバ
ー2から分離される。
【0044】なお、以上の構成では、フロントデフ後退
時における後方側第2のデフマウントメンバー9の切り
離しを、そのマウントボルト30の径を部分的に細くす
ることにより実現するようにしたが、該切り離し構造は
他の例として例えば図8および図9のようなマウント構
造を採用することによっても実現することができる。
【0045】すなわち、先ず図8のものは、上記同様の
機能を果たすオフセット部材(中間支持部材)を第2のク
ロスメンバー3上に起立する断面U字状の支持部材39
により形成し、該支持部材39の上端部39aに後方に
向けて支軸となるマウントボルト40を固定し、該マウ
ントボルト40にデフマウントメンバーを構成するラバ
ー部材41を装着するとともに該ラバー部材41の上面
部に対してデフ支持アーム8の後端部8b裏面に形成し
た段部面42を係合させてデフマウント部を構成してい
る。
【0046】したがって、該構成では、例えば同図8の
矢印(ロ)に示すように、デフ支持アーム8が所定値以上
の軸方向荷重で後方に押されると、その後端部8b側段
部面42が矢印(ハ)に示すような軌跡を描いて後方に外
れることになり、上記第1実施例の場合と同様の第2の
クロスメンバー3との切り離し作用が実現されることに
なる。
【0047】次に、図9のものは、基本的には上記第1
実施例の図5の構成を前提としているが、そのマウント
ボルト50の径を細くするのではなく、第2のクロスメ
ンバー3の上面部に別途マウントボルト50の支持部材
51を設けるとともに該マウントボルト支持部材51の
上縁支持部に後方に開口したスリット孔51aを形成
し、該スリット孔51a上面側に上記マウントボルト5
0の下端部をスリーブ52を介して支持するようにして
いる。
【0048】したがって、該構成では、例えば同図9に
矢印(ロ)で示すように支持アーム8後方に所定値以上の
軸方向荷重が作用すると、矢印(ニ)で示すように上記ス
リット孔51aの所からマウントボルト50が後方に外
れ、それによって第2のクロスメンバー3とフロントデ
フ4とが切り離されるようになり、上記第1実施例の場
合と全く同様の作用が実現される。
【0049】(2) 第2実施例(請求項2記載の発明に
対応) 次に、図10および図11は、本願発明の第2実施例に
係る車両のレイアウト構造を示している。
【0050】上記図1〜図6に示す第1実施例のレイア
ウトでは、第2のクロスメンバー3を前後2分割構造の
プロペラシャフト12の下方に設け、フロントデフ4の
後端部4bおよび第1のシャフト部材12Aの連結部を
上方側に屈曲させて衝撃吸収ストロークを得るようにし
たが、このような衝撃吸収ストロークの確保は又図10
に示すように上記第2のクロスメンバー3を上述したド
ライブピニオンシャフト10aの前後方向水平ラインL3
−L4よりも上方、つまりプロペラシャフト12よりも
上方に設置し、逆にプロペラシャフト12の上方への屈
曲を規制するとともに、その下方にスタビライザ26を
設置することにより、図11に示すようにフロントデフ
4の後端部4bおよび第1のシャフト部材12A連結部
を下方に屈曲させ、最終的にスタビライザ26に当てる
ように変形誘導することによって車両正突時の衝撃吸収
ストロークを得るとともにそのエネルギーを吸収させる
ようにしても良い。
【0051】該場合にも、上記フロントデフ4の後端部
4bを支持する第2のデフマウントメンバーは上記フロ
ントデフ4の初期後方移動によって切り離されるように
上記第1実施例同様の構造が採用されている。
【0052】(3) 第3実施例(請求項3記載の発明の
対応) さらに、図12〜図14は、本願発明の第3実施例に係
る車両のレイアウト構造を示している。
【0053】本実施例では、例えば図12に示すよう
に、プロペラシャフトとして上記同様の前後2分割構造
のプロペラシャフト12を採用するとともに、他方その
センターベアリング18およびセンターブラケット19
を当該プロペラシャフト12の前方側第1のシャフト部
材12Aの後部にストッパリング60を介して設け、さ
らにフロントデフ4の後端部4bを支持するデフ支持ア
ーム8を図15に示すように上記第1実施例とは逆に下
方側にアーチ状に曲げて形成することによって上述の第
1実施例のようなオフセット部材29を使用することな
くフロントデフ4下方側の第2のクロスメンバー3上に
第2のデフマウントメンバー9を介して支持するように
構成している。そして、第2のデフマウントメンバー9
の切り離し構造としては、上記第1実施例と同様の構造
が採用されている。
【0054】そして、また上記第1、第2実施例と異な
り上記センターブラケット19の上下両端側取付部19
a,19bのボルト挿通孔部24a,24bを前方側に完全に
開口したスリット孔とし、フロントデフ4後退時のセン
タブラケット19の下方への切り離し落下を可能とした
ことを特徴としている。
【0055】また、エンジン本体20のマウントメンバ
ー25をプロペラシャフト12中間部センターブラケッ
ト19手前の上方に設け、同プロペラシャフト12中間
部の上方への変形移動を規制している。
【0056】したがって、今、図13の状態において、
例えば当該車両に正突が生じ、それによって上記第1の
クロスメンバー2が図14の矢印(イ)に示すように後方
に移動してきたとすると、その衝撃エネルギーが上記フ
ロントデフ4の前方側デフマウントブラケット6を介し
て先ずフロントデフ4に入力される。その結果、上記フ
ロントデフ4が後退して図15に矢印(ロ)で示すように
デフ支持アーム8が後方に押され、それによって次に後
方側第2のデフマウントメンバー9の第2のデフマウン
トボルト30がその細径部30aの所で切り離される。
【0057】その後、さらに上記第1のクロスメンバー
2が後退して直接上記フロントデフ4の前面に当たるよ
うになると、上記プロペラシャフト12の第1のシャフ
ト部材12Aが後方に押されて上記ストッパリング60
を介しセンタブラケット19がボルト21a,21bから
後方に外れて落下する。その結果、第1のシャフト部材
12Aと第2のシャフト部材12Bが図示のように下方
に大きく屈曲させられて衝撃エネルギーを吸収する。
【0058】その後、デフマウントブラケット6が第1
のクロスメンバー2から分離される。
【0059】なお、該実施例においても、上記第2のデ
フマウントメンバー9部の構成は、上記図15の構成の
みに限られるものではなく例えば上記第1実施例の図8
に対応する図16の構成や同第1実施例の図9に対応す
る図17の構成を任意に採用することができることは言
うまでもない。
【0060】(4) 第4実施例(請求項4記載の発明に
対応) なお、上記図12〜図14に示す第3実施例のセンター
ブラケット切離し構造は、第4実施例として上記図1〜
図7に示す第1実施例のセンターブラケット19にも全
く同様に採用することができる。
【0061】そして、そのように構成すると、例えば図
18の仮想線に示すように、上記第1実施例の構成に基
く作用に加えて、さらに第1、第2の前後2本のシャフ
ト部材12A,12Bの下方への屈曲が可能になり、衝
撃吸収ストロークがより大きく拡大されるので、衝撃エ
ネルギーの吸収性能がより一層向上する。
【0062】(5) 第5実施例(請求項5記載の発明に
対応) なお、上記図12〜図14に示す第3実施例のセンター
ブラケット切離し構造は、第5実施例として上記図10
および図11に示す第2実施例のセンターブラケット1
9にも全く同様に採用することができる。
【0063】そして、そのように構成すると、例えば図
19の仮想線に示すように、上記第2実施例の構成に基
く作用が生じ、その後、センターブラケット19の切離
しによって、さらに第1、第2の前後2本のシャフト部
材12A,12B全体の下方への屈曲が可能になるの
で、衝撃吸収ストロークが一段と大きく拡大され、衝撃
エネルギーの吸収性能がより大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本願発明の第1実施例に係る車両のレ
イアウト構造を示す車体前部の底面図である。
【図2】図2は、同車体前部の側面図である。
【図3】図3は、同車体前部に配設されるプロペラシャ
フトの一部切欠側面図である。
【図4】図4は、同車体前部におけるエンジン本体への
プロペラシャフト取付部の断面図である。
【図5】図5は、同車体前部における後方側デフマウン
ト部の構造を示す断面図である。
【図6】図6は、同第1実施例の車両のレイアウト構造
の概略図である。
【図7】図7は、同図6の構造に対応した車両正突時の
衝撃エネルギー吸収作用を示す説明図である。
【図8】図8は、上記図1および図2における車両前部
車体の後方側デフマウント部の第1の変形例の構成を示
す断面図である。
【図9】図9は、同デフマウント部の第2の変形例を示
す断面図である。
【図10】図10は、本願発明の第2実施例に係る車両
のレイアウト構造の概略図である。
【図11】図11は、同図10の構造に対応した車両正
突時の衝撃エネルギー吸収作用を示す説明図である。
【図12】図12は、本願発明の第3実施例に係る車両
のレイアウト構造におけるプロペラシャフトの構成を示
す断面図である。
【図13】図13は、同第3実施例の車両のレイアウト
構造を示す概略図である。
【図14】図14は、同図13に対応した車両正突時の
衝撃エネルギー吸収作用を示す説明図である。
【図15】図15は、同第3実施例の車両のレイアウト
構造における後方側デフマウント部の構造を示す断面図
である。
【図16】図16は、同デフマウント部の第1の変形例
の構成を示す断面図である。
【図17】図17は、同デフマウント部の第2の変形例
を示す断面図である。
【図18】図18は、本願発明の第4実施例に係る車両
のレイアウト構造における車両正突時の衝撃エネルギー
吸収作用を示す概略説明図である。
【図19】図19は、本願発明の第5実施例に係る車両
のレイアウト構造における車両正突時の衝撃エネルギー
吸収作用を示す概略説明図である。
【符号の説明】
2は第1のクロスメンバー、3は第2のクロスメンバ
ー、4はフロントデフ、5は前車軸側ジョイント部、6
はデフマウントブラケット、8はデフ支持アーム、9は
第2のデフマウントメンバー、12はプロペラシャフ
ト、12Aは第1のシャフト部材、12Bは第2のシャ
フト部材、16はトランスファー、18はセンターベア
リング、19はセンターブラケット、20はエンジン本
体、26はスタビライザである。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロント側ディファレンシャルギヤに対
    して、その後方のパワーユニット側トランスファーから
    前後2分割構造のプロペラシャフトを介して駆動力を伝
    達するようにしてなる車両において、車幅方向に延び、
    かつ上記フロント側ディファレンシャルギヤの前端部を
    支持する第1のクロスメンバーと、車幅方向に延び、か
    つ上記フロント側ディファレンシャルギヤの後端部を所
    定値以上の荷重が作用した時に切り離し可能に支持する
    第2のクロスメンバーとを設け、上記第1のクロスメン
    バーのフロント側ディファレンシャルギヤ前端部支持点
    を第2のクロスメンバーのフロント側ディファレンシャ
    ルギヤ後端部支持点よりも下方位置に設定したことを特
    徴とする車両のレイアウト構造。
  2. 【請求項2】 フロント側ディファレンシャルギヤに対
    して、その後方のパワーユニット側トランスファーから
    前後2分割構造のプロペラシャフトを介して駆動力を伝
    達するようにしてなる車両において、車幅方向に延び、
    かつ上記フロント側ディファレンシャルギヤの前端部を
    支持する第1のクロスメンバーと、車幅方向に延び、か
    つ上記フロント側ディファレンシャルギヤの後端部を所
    定値以上の荷重が作用した時に切り離し可能に支持する
    第2のクロスメンバーと、車体の傾斜を抑制するスタビ
    ライザとを設ける一方、上記第2のクロスメンバーを上
    記プロペラシャフトの上方に位置させるとともに上記ス
    タビライザを上記プロペラシャフトの下方に位置させた
    ことを特徴とする車両のレイアウト構造。
  3. 【請求項3】 フロント側ディファレンシャルギヤに対
    して、その後方のパワーユニット側トランスファーから
    前後2分割構造のプロペラシャフトを介して駆動力を伝
    達するようにしてなる車両において、上記プロペラシャ
    フトを回転可能に支持するセンターベアリング支持部が
    所定値以上の荷重が作用した時に、その支持機能を喪失
    するように構成されていることを特徴とする車両のレイ
    アウト構造。
  4. 【請求項4】 フロント側ディファレンシャルギヤに対
    して、その後方のパワーユニット側トランスファーから
    前後2分割構造のプロペラシャフトを介して駆動力を伝
    達するようにしてなる車両において、車幅方向に延び、
    かつ上記フロント側ディファレンシャルギヤの前端部を
    支持する第1のクロスメンバーと、車幅方向に延び、か
    つ上記フロント側ディファレンシャルギヤの後端部を所
    定値以上の荷重が作用した時に切り離し可能に支持する
    第2のクロスメンバーとを設け、上記第1のクロスメン
    バーのフロント側ディファレンシャルギヤ前端部支持点
    を第2のクロスメンバーのフロント側ディファレンシャ
    ルギヤ後端部支持点よりも下方位置に設定するととも
    に、上記プロペラシャフトを回転可能に支持するセンタ
    ーベアリング支持部が所定値以上の荷重が作用した時
    に、その支持機能を喪失するように構成したことを特徴
    とする車両のレイアウト構造。
  5. 【請求項5】 フロント側ディファレンシャルギヤに対
    して、その後方のパワーユニット側トランスファーから
    前後2分割構造のプロペラシャフトを介して駆動力を伝
    達するようにしてなる車両において、車幅方向に延び、
    かつ上記フロント側ディファレンシャルギヤの前端部を
    支持する第1のクロスメンバーと、車幅方向に延び、か
    つ上記フロント側ディファレンシャルギヤの後端部を所
    定値以上の荷重が作用した時に切り離し可能に支持する
    第2のクロスメンバーと、車体の傾斜を抑制するスタビ
    ライザとを設ける一方、上記第2のクロスメンバーを上
    記プロペラシャフトの上方に位置させるとともに上記ス
    タビライザを上記プロペラシャフトの下方に位置させ、
    かつ上記プロペラシャフトを回転可能に支持するセンタ
    ーベアリング支持部が所定値以上の荷重が作用した時
    に、その支持機能を喪失するように構成したことを特徴
    とする車両のレイアウト構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0965476A3 (en) * 1998-06-16 2000-04-05 Fuji Jukogyo Kabushiki Kaisha A vehicle transmission support cross member

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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