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JPH07100476B2 - 可変比率式操舵装置 - Google Patents

可変比率式操舵装置

Info

Publication number
JPH07100476B2
JPH07100476B2 JP3061985A JP6198591A JPH07100476B2 JP H07100476 B2 JPH07100476 B2 JP H07100476B2 JP 3061985 A JP3061985 A JP 3061985A JP 6198591 A JP6198591 A JP 6198591A JP H07100476 B2 JPH07100476 B2 JP H07100476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gear
axis
outer periphery
handle
steering
Prior art date
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Expired - Fee Related
Application number
JP3061985A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH05330488A (ja
Inventor
カールソン ジョン
Original Assignee
テレフレックス インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by テレフレックス インコーポレイテッド filed Critical テレフレックス インコーポレイテッド
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Publication of JPH05330488A publication Critical patent/JPH05330488A/ja
Publication of JPH07100476B2 publication Critical patent/JPH07100476B2/ja
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  • Gear Transmission (AREA)
  • Mechanical Control Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遠隔制御式船舶用ステ
アリングシステムに関し、詳細には、ハンドルと方向舵
との間の機械的有利を備えた機械式ステアリング組立体
に関する。
【0002】
【従来の技術】機械式の船舶用ステアリング装置は、し
ばしば、ラック・ピニオン歯車タイプのものである。か
かるステアリング装置は、通常、ハンドルからの回転に
応答して出力歯車(すなわち、ラック歯車)に回転自在
に係合する回転歯車(すなわち、ピニオン歯車)を有す
る。出力歯車は、典型的にはかかる出力歯車に取付けら
れたケーブルを有し、このケーブルは、方向舵、或い
は、船舶用原動機の外側駆動体に取付けられた、方向
舵、或いは、船舶用原動機の外側駆体の運動を遠隔制御
するためのものである。方向舵、或いは、外側駆体は、
通常、垂直軸線を中心に回動し、これによって、水の流
れを方向決めする。
【0003】方向舵、或いは、外側駆体の回転が増す
と、通過した水によって供給される流れが増し、同様
に、必要とされるステアリング入力力を増大させる。言
い換えると、方向舵は水の流れに対して横になるから、
通過する水によって方向舵に置かれた力(すなわち、抵
抗)は増加する。このことは、ハンドルを回転させるの
に必要なトルクを増加させる。
【0004】知られている先行技術のステアリング装置
では、増加した方向舵の力を、多数の歯車機構によって
克服するが、かかる機構の大部分は、操作者による歯車
間の手動シフトを必要とする。
【0005】デュビン(Dubin) に特許された米国特許第
3225620 号は、かさ歯車を端に取付けたステアリングシ
ャフトを有する多比率式ステアリング装置を開示する。
かさ歯車はシャフトに連結された第2かさ歯車と係合
し、このシャフトは、一対の平歯車を回転させる。平歯
車は、調節ロッドに連結されたキーによってシャフトに
沿って摺動することができる。所望のステアリング比に
応じて、第1平歯車を第1ピニオン歯車と係合させ、或
いは、第2平歯車を第2ピニオン歯車と係合させる。両
方のピニオン歯車は第2シャフトを中心に回転し、この
第2シャフトにはねじ歯車が取付けられている。ねじ歯
車の回転は、出力軸歯車に変換され、かくして、出力シ
ュフトを回転させる。この装置の重大な欠陥は、可変比
率が2つの別個のシャフトに偏心的に取付けられた4つ
の別個の歯車の手動選択に応じていることである。
【0006】クリスチェンコ(Kulischenko) に対する米
国特許第4244316 号は、キーを有するハンドルに連結さ
れた入力シャフトを開示する。入力シャフトは、係合ピ
ンによって1つの、或いは、2つの異なる位置に係止す
ることができる。第1位置では、キーを有する入力シャ
フトが駆動プーリーに係合し、これにより、入力シャフ
トと駆動プーリーとの間に作動的に係合されたタイミン
グベルトによって駆動プーリーを回転させる。駆動式プ
ーリーは駆動プーリーよりも小さな直径を備え、かくし
て、駆動プーリーの1回転により、駆動式プーリーの多
数の回転を作り出すことになる。駆動式プーリーは、第
2駆動プーリーと同じシャフトを中心に回転する。第2
駆動プーリーにより、第2駆動式プーリーを、かかる第
2駆動プーリーと第2駆動式プーリーとの間に作動的に
係合された第2タイミングベルトによって、第2駆動プ
ーリーと一緒に回転させる。同様に、第2駆動プーリー
の1回転により、第2駆動式プーリーの多数の回転を作
り出すことになる。かくして、クリスチェンコの特許
は、ハンドルの1回転での第2駆動式プーリーの6回転
を開示する。第1位置での入力シャフトでは、操作者に
は、多数のプーリー・ベルト装置に亘って、機械的有利
が与えられる。更に、入力シャフトが第2位置にあると
きには、キーは、プーリー・ベルト装置から外され、こ
れによって、出力シャフトを直接回転させる。しかしな
がら、クリスチェンコの装置は、操作者に、機械的有利
を選択的に増大させ、或いは、減少させるために、多数
の歯車機構の間で手動で選択することを要求する同様な
欠陥がある。
【0007】
【発明の概要及び利点】第1軸線を中心に回転すること
ができるように支持された回転歯車手段を有し、ハンド
ルの回転入力に応答してステアリング要素を作動させる
タイプのボート用ステアリング組立体。回転歯車手段
は、第1軸線から半径方向に間隔を隔てた駆動外周部を
有する。組立体は、回転歯車手段と関連された、回転歯
車手段を第1軸線を中心に回転させるための入力手段を
有する。更に、組立体は出力歯車を有し、この出力歯車
は、駆動外周部に接触点で係合するための係合外周部を
有する。ボート用ステアリング組立体は、駆動外周部と
係合外周部が、第1軸線と接触点との間の距離が減少し
たときに、入力手段と出力歯車との梃比を増大させるた
め、回転歯車手段が回転するにつれ、第1軸線と接触点
との間の距離を自動的に変えるための輪郭を有すること
を特徴とする。
【0008】第1軸線と接触点との間の距離の自動変更
は、入力手段と出力手段との間での増大した梃比の有利
を提供する。言い換えると、操作者の機械的有利は、第
1軸線と接触点との間の距離が減少するにつれて、自動
的に変化する。機械的有利の増大により、操作者は、例
えば、シフト歯車に係合したり、その係合を解いたりす
る必要なしに、増大した方向舵の力を打ち消すことがで
きる。
【0009】本発明のその他の有利は、添付図面と関連
して考慮したときに、以下の詳細な説明を参照すること
によって、本発明がもっと良く理解されることになった
ときに、たやすく認識されることになろう。
【0010】
【実施例】ボート用ハンドル組立体が、図に全体的に1
0で示されている。組立体10は、入力と出力の比を自
動的に変えることによって高めた機械的有利を提供す
る。組立体10は、全体的に14で示した第1軸線に偏
心的に取付けられた円形歯車12と、部分的に正弦曲線
を描く外周部18を有する出力歯車16、16’とを有
する。
【0011】円形歯車12は、第1軸線14を中心に偏
心的に回転し、多数の半径方向に間隔を隔てた歯20を
有し、この歯20は、出力歯車16、16’に係合する
ための輪郭を有する駆動外周部21を構成する。更に、
第1軸線14は、かかる軸線に偏心的に取付けられたほ
ぼ円形の遊び歯車22を有する。第1軸線14は、遊び
シャフト24を有し、溶接、キー溝、或いは、その他の
先行技術で周知な適当な連結手段によって円形歯車12
及び遊び歯車24に接合される。遊び歯車22は、典型
的には円形歯車12よりも大きな直径のものであり、軸
歯車28に係合するための半径方向に間隔を隔てた多数
の歯26を有する。軸歯車28は、多数の半径方向に間
隔を隔てた歯30を有し、典型的にはボート用ハンドル
32に連結され、通常、円形歯車12よりも小さい直径
のものである。軸歯車28は全体的に34で示した第2
軸線を中心に回転し、この第2軸線34は、(図1に最
も良く示すように)第1軸線14から側方に間隔を隔て
られ、第1軸線14と平行である。第2軸線34は、ハ
ンドル32から延びるステアリングシャフト36であ
る。
【0012】軸歯車28と遊び歯車22の直径はどんな
寸法のものであっても良いが、代表的には、実質的に小
さな軸歯車28が大きな遊び歯車22に係合することに
より最良の入力比が提供されることが良く知られてい
る。
【0013】出力歯車の1つの実施例は、図1乃至図3
に示す直線歯車16を有する。直線歯車16は、実質的
に矩形であり、部分的に正弦曲線を描く輪郭によって構
成される係合外周部18を有する。部分的に正弦曲線を
描く輪郭18は、円形歯車12の歯20とかみ合うため
の多数の間隔を隔てた歯46を有する。図示した実施例
では、直線歯車16の部分的に正弦曲線を描く輪郭18
は、直線歯車16の中間部分に負の振幅部、すなわち、
下方湾曲部を有する。
【0014】直線歯車16は、ハウジング38内に摺動
自在に配置され、円形歯車12の回転運動を直線運動に
変換する。この直線運動は、典型的には、ハンドル用単
一ケーブル組立体40、或いは、在来の二重ケーブル組
立体(図示せず)を作動させるのに使用され、これによ
って、方向舵、或いは、船外機42(図3に最も良く示
す)を回動させる。ハンドル用ケーブル40は、先行技
術で周知なように、直線歯車16に位置決めされてい
る。更に、直線歯車16は、知られているように、直線
歯車の両側から延びる一対のケーブルの使用によって直
線運動を伝達する。
【0015】出力歯車の別の実施例は、同じ参照番号を
有する図4に示した楕円歯車16’を有する。楕円歯車
16’は、部分的に正弦曲線を描く外周部18’と、間
隔を隔てた多数の歯46’とを有する。外周部18’
は、部分的に正弦曲線を描き、これによって、円形歯車
12が回転するにつれて、第1軸線14と接触点52’
との間の距離を減ずる。
【0016】楕円歯車16’はかかる歯車に固定された
ヘリックス歯車54を有し、この歯車54は、ハンドル
用ケーブル40’を案内するための円周凹部56を有す
る。楕円歯車16’及びヘリックス歯車54’は、第3
軸線58を中心に偏心的に取付けられている。
【0017】上述のとおり、ハンドル用ケーブル40、
40’は、方向舵、或いは、船外機42(図3に最も良
く示す)を作動させるのに使用される。
【0018】操作では、船舶操作者は、ハンドルを廻し
て方向舵、或いは、船外機42を回動させ、これによっ
て、ボート50を位置決めする。ハンドル32が廻る
と、ステアリングシャフト36が回転し、かくして、か
かるシャフト36は軸歯車28を第2軸線34を中心に
回転させる。軸歯車28の歯26は、遊び歯車の歯26
に係合し、かくして、遊び歯車22を第1軸線14を中
心に偏心的に回転させる。遊び歯車22の回転数は、遊
び歯車の直径と軸歯車の直径の比に比例する。ここに述
べた手段は例に過ぎない。13の歯を持つ軸歯車と46
の歯を持つ遊び歯車により、ハンドルを3.83回転さ
せることによって、遊び歯車22が完全に1回転するこ
とになることがわかっている。円形歯車12は、幾何学
中心から0.635 cm(0.25インチ)喰い違い、直径が6.
35cm(2.5 インチ)である。遊び歯車22と円形歯車
12は遊びシャフト36に取付けられているから、遊び
歯車22の回転によって円形歯車12が回転することに
なる。遊びシャフト36は円形歯車12の幾何学中心か
ら側方に位置決めされているから、円形歯車12の回転
は中心から偏心的である。
【0019】円形歯車の歯20は、第1軸線14から最
大距離に位置した接触点52で直線歯車の歯46に係合
し、これによって、ボートをまっすぐな向きに差し向け
る。円形歯車12が回転すると、円形歯車12の偏心
と、直線歯車16の正弦曲線を描く輪郭18とが、接触
点52と第1軸線14との間の距離を自動的に変える。
図示した実施例では、第1軸線14が直線歯車16の正
弦曲線を描く輪郭18に近づくから、ハンドル32と直
線歯車16との挺比は高められる。高速度でのボートの
旋回半径が小さくなると、方向舵、或いは、船外機42
に及ぼされる流体力は増大し、これによって、ハンドル
32を廻すのに必要とされる力を増大させるから、梃比
を増すことが望ましい。ここで「梃比を増す」とは、支
点から作用点までの距離を短くして、物を移動させるの
に必要な力を減ずることを意味する。
【0020】従って、下方湾曲部の領域では直線歯車1
6を作動させるためには回転は少なくてすむが、駆動外
周部が直線歯車16の端部分に近づくにつれて回転が多
く必要とされる。
【0021】直線歯車16を作動させるときには、ケー
ブル40は、ボート50の後部に設置された方向舵42
を遠隔的に回動させる。上述したように、図示したケー
ブル40に加えて、直線歯車16はまた、知られている
ように、ボート50の後部まで延びる別のケーブルを有
しても良い。また、方向舵は、船内/外機、或いは、船
外機の外側駆動体であっても良い。
【0022】本発明を例示の仕方で説明してきたが、使
用した用語は、限定的な性質のものではなく、説明的な
性質を持つように意図されたことを理解すべきである。
【0023】本発明の多くの変更と変形が可能であるこ
とは上記教示に照らして明らかである。従って、参照番
号が、単に便宜のためのものであるに過ぎず、いかなる
仕方での制限もすることにならない特許請求の範囲の中
で、本発明を、特に説明したのとは異なった仕方で実施
することができることを理解すべきである。
【0024】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された歯車機構の正面図で
ある。
【図2】ボート用ハンドルと遠隔制御ケーブルを有す
る、図1に示したハンドル組立体の斜視図である。
【図3】図2に示した組立体を有するボートの平面図で
ある。
【図4】本発明に従って構成された第2実施例の歯車機
構の正面図である。
【符号の説明】
14 第1軸線 16、16’ 出力歯車手段 18、18’ 係合外周部 21 駆動外周部 32 ハンドル 42 ステアリング要素 52、52’ 接触点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドル32の回転入力に応答してステ
    アリング要素42を作動させるタイプのボート用ステア
    リング組立体であって、 ボート50と、 前記ボート50の運動を方向決めするための水中ステア
    リング要素42と、 前記ハンドル32と前記ステアリング要素42との間の
    運動を伝達するためのステアリングケーブル40と、 第1軸線14と、 遊びシャフト24を中心に偏心的に回転自在に配置され
    た円形中間遊び歯車22と、 前記遊び歯車22に作動連結され、前記第1軸線14を
    中心に回転できるように支持され、前記第1軸線14か
    ら半径方向に間隔を隔てられた多数の歯20を持つ駆動
    外周部21を有する円形回転歯車12と、 前記ハンドル32と作動連結され、前記遊び歯車22に
    作動係合する、前記円形回転歯車12を前記第1軸線を
    中心に回転させるための軸歯車28と、 間隔を隔てられた多数の歯46、46’を持つ部分的に
    正弦曲線を描く係合外周部18、18’を有する、接触
    点52、52’で前記駆動外周部21に係合するための
    出力歯車手段16、16’とを有する前記組立体におい
    て、 前記駆動外周部21と、前記係合外周部18、18’
    は、前記第1軸線14と前記接触点52、52’との間
    の距離が減少したときに、前記軸歯車28と前記出力歯
    車手段16、16’との梃比を増すため前記円形回転歯
    車12が回転するにつれて前記第1軸線14と前記接触
    点52、52’との間の距離を自動的に変えるための輪
    郭を有することを特徴とする前記組立体。
JP3061985A 1991-03-26 1991-03-26 可変比率式操舵装置 Expired - Fee Related JPH07100476B2 (ja)

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JPH05330488A JPH05330488A (ja) 1993-12-14
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