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JPH0710495U - 汚水ポンプ - Google Patents

汚水ポンプ

Info

Publication number
JPH0710495U
JPH0710495U JP3839993U JP3839993U JPH0710495U JP H0710495 U JPH0710495 U JP H0710495U JP 3839993 U JP3839993 U JP 3839993U JP 3839993 U JP3839993 U JP 3839993U JP H0710495 U JPH0710495 U JP H0710495U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
casing
groove
foreign matter
inner peripheral
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3839993U
Other languages
English (en)
Inventor
進 今井田
正英 小西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP3839993U priority Critical patent/JPH0710495U/ja
Publication of JPH0710495U publication Critical patent/JPH0710495U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 羽根車に設けた羽根35の縁部35aに対向
するケーシング31の内周面に、羽根車の入口側から出
口側に向かう複数の溝36を設ける。溝36の側壁面3
6a,36bを羽根車の回転方向に対向する方向に向け
て傾斜させて形成し、羽根車の回転方向における下手側
に位置する溝の開口縁部36cに鋭角なエッジを形成す
る。 【効果】 異物を溝内に導きやすく、さらに、羽根と開
口縁部との間に挟み込んだ異物を開口縁部36cのエッ
ジによって切断して細かくすることができ、異物を速や
かに通過させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、下水処理施設等において汚水の揚水に用いる汚水ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の下水処理施設等において用いる汚水ポンプとしては、図7に示すような 立軸斜流ポンプがある。図7において、揚水管1の下端側には吐出しボウル2お よび吸込ケーシング3を設けている。また、揚水管1の内部には水中軸受4で支 承して主軸5を設けており、主軸5の上端側を駆動装置(図示せず)に連結する とともに、下端側に羽根車6を設けている。さらに、吐出しボウル2の内側面に 固定羽根8を設けている。
【0003】 この構成においては、駆動装置(図示せず)により主軸5を介して羽根車6を 回転駆動し、吸込ケーシング3から吸い込んだ汚水9を吐出しボウル2から揚水 管1に吐出し、揚水管1を通して汚水9を揚水する。
【0004】 また、汚水ポンプとしては、図8に示すような横軸斜流ポンプがある。図8に おいて、吐出しボウル21は上ケーシング21aと下ケーシング21bとからな り、吐出しボウル21の上流側に接続して吸込ケーシング22を設けている。さ らに、吸込ケーシング22の内側面に案内羽根23を設けるとともに、吐出しボ ウル21の内側面に固定羽根24を設けている。そして、吸込ケーシング22の 側壁を貫通して吸込ケーシング22および吐出しボウル21内に主軸25を挿通 しており、主軸25の基端側を駆動装置(図示せず)に連結するとともに、水中 軸受26で支承する主軸25の先端側に羽根車27を設けている。
【0005】 この構成においては、駆動装置(図示せず)により主軸25を介して羽根車2 7を回転駆動し、吸込ケーシング22から吸い込んだ汚水28を吐出しボウル2 1から下流側の配管(図示せず)に吐出して汚水28を揚水している。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した立軸軸流ポンプおよび横軸斜流ポンプで扱う汚水は、繊維質 のごみ等の異物を含んでおり、この異物は汚水とともにケーシングの内部流路を 旋回流となって流れ、遠心力よってケーシングの内周面側に移動する。このため 、図9に示すように、立軸軸流ポンプを例にとって説明すると、吸込ケーシング 3と羽根車6との摺動部6aに異物Aが咬み込み、羽根車6ないし吸い込みケー シング3が損傷したり、過負荷により駆動装置がトリップする問題があった。
【0007】 本考案は上記課題を解決するもので、羽根車とケーシングの間における異物の 通過を容易ならしめ、異物の咬み込によるポンプの損傷および駆動装置のトリッ プを防止できる汚水ポンプを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本考案の汚水ポンプは、主軸の周囲に同心状の内 周面を形成するケーシングを配置し、ケーシング内に主軸の軸心廻りに回転する 羽根車を設け、羽根車に設けた羽根の縁部に対向するケーシングの内周面に、羽 根車の入口側から出口側に向かう複数の溝を設け、溝の側壁面を羽根車の回転方 向に対向する方向に向けて傾斜させて形成し、羽根車の回転方向における下手側 に位置する溝の開口縁部に鋭角なエッジを形成した構成としたものである。
【0009】
【作用】
上記した構成により、羽根車の回転によってケーシング内に吸い込んだ被駆動 流体は旋回流となってケーシング内を流動する。このとき、被駆動流体に含まれ た異物は旋回流により遠心力を受けてケーシングの内周面側に移動して溝内に流 入し、溝内を流れて羽根車を通過する。このため、羽根車の各羽根の縁部とケー シングの内周面との間に異物が咬み込まず、羽根車の円滑な回転を保障できる。
【0010】 しかも、溝が羽根の回転方向に対向するように開口し、溝の開口縁部に鋭角な エッジを形成しているので、異物を溝内に導きやすく、さらに、羽根と開口縁部 との間に挟み込んだ異物を開口縁部のエッジによって切断して細かくすることが でき、異物を速やかに通過させることができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図1は立軸軸流ポンプの 要部を示すものである。図1において、ケーシング31は被駆動流体32である 汚水の流路を形成しており、その内周面は主軸33と同心状をなしている。ケー シング31内には主軸33の先端にキー止めして羽根車34を配置しており、羽 根車34は主軸33の軸心廻りに回転する。また、主軸33の基端側には駆動装 置(図示せず)を連結している。
【0012】 そして、羽根車34の各羽根35の縁部35aに対向するケーシング31の内 周面31aには、羽根車34の入口側から出口側に向けて複数の溝36を設けて いる。この溝36は、図2に示すように、その側壁面36a,36bが羽根車3 4の回転方向に対向する方向に向けて傾斜しており、羽根車34の回転方向にお ける下手側に位置する側壁面36aとケーシング31の内周面31aとが形成す る開口縁部36cが鋭角なエッジを形成している。
【0013】 ところで、図3に示すように、ケーシング31内における被駆動流体32は、 羽根車34の回転方向に沿った周方向速度uと相対方向速度cとの合成により得 られる絶対方向速度Vをもって流れる。このため、図4に示すように、溝36は 、羽根車34の特性に起因して周速度方向ufと相対速度方向cfとから規定さ れる絶対速度方向Vfに沿って形成することが望ましい。また、本実施例は立軸 軸流ポンプの場合を示したが、横軸斜流ポンプにおいては下側のケーシングに設 ける溝をより深く形成する。
【0014】 図5は、羽根車34のより良い形状を示すものである。図5において、羽根車 34は出口側ほど径が小さくなるように、つまり各羽根35の縁部35aが被駆 動流体32の流れ方向の下流側ほどケーシング31の内周面31aから離間する ような形状をなしている。
【0015】 図6は、羽根車34と溝36のより良い形状の組み合わせを示すものである。 図6において、溝36は被駆動流体32の流れ方向の上流側ほど深く形成してい る。
【0016】 以下、上記構成における作用を説明する。回転装置(図示せず)により主軸3 3を介して羽根車34を回転駆動し、羽根車34の回転によってケーシング31 内に被駆動流体32を吸い込む。吸い込んだ被駆動流体32は旋回流となってケ ーシング31内を流動し、被駆動流体32に含まれた異物Aは旋回流により遠心 力を受けてケーシング31の内周面31a側に移動する。
【0017】 そして、異物Aは溝36内に流入し、溝36内を通って羽根車34を通過する 。このため、羽根車34の各羽根35の縁部35aとケーシング31の内周面3 1aとの間に異物Aが咬み込まず、羽根車34の円滑な回転を保障できる。しか も、各溝36は被駆動流体32の絶対速度方向に沿って形成しているので、溝3 6内に流入した異物Aが速やかに流れる。
【0018】 また、溝36が羽根35の回転方向に対向するように開口し、溝36の開口縁 部36cが鋭角なエッジを形成しているので、異物Aを溝36内に導きやすく、 しかも、羽根35と開口縁部36cとの間に挟み込んだ異物Aを開口縁部36c のエッジによって切断して細かくすることができ、異物Aをより速やかに通過さ せることができる。
【0019】 そして、羽根35の縁部35aが被駆動流体32の流れ方向の下流側ほどケー シング31の内周面31aから離間することにより、羽根35とケーシング31 の間に挟み込んだ異物Aの羽根車34の出口側への移動が容易となり、異物Aの 通過をより速やかに行うことができる。
【0020】 さらに、溝36を被駆動流体32の流れ方向の上流側ほど深く形成することに より、羽根車34の入口側において異物Aを溝36に導き易くなり、異物Aの咬 み込みの防止と円滑な通過を保証できる。
【0021】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、羽根車に対向するケーシングの内周面に複 数の溝を形成し、溝が羽根の回転方向に対向するように開口し、溝の開口縁部に 鋭角なエッジを形成しているので、異物を溝内に導きやすく、さらに、羽根と開 口縁部との間に挟み込んだ異物を開口縁部のエッジによって切断して細かくする ことができ、異物を速やかに通過させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す立軸軸流ポンプの要部
拡大図である。
【図2】同実施例における溝の形状を示す断面図であ
る。
【図3】同実施例における羽根車の模式図である。
【図4】同実施例における羽根とケーシングの関係を示
す展開図である。
【図5】本考案の他の実施例における立軸軸流ポンプの
要部拡大図である。
【図6】本考案のさらに他の実施例における立軸軸流ポ
ンプの要部拡大図である。
【図7】従来の立軸軸流ポンプの断面図である。
【図8】従来の横軸斜流ポンプの断面図である。
【図9】従来の立軸軸流ポンプの要部拡大図である。
【符号の説明】
31 ケーシング 31a 内周面 32 被駆動流体 33 主軸 34 羽根車 35 羽根 35a 縁部 36 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸の周囲に同心状の内周面を形成する
    ケーシングを配置し、ケーシング内に主軸の軸心廻りに
    回転する羽根車を設け、羽根車に設けた羽根の縁部に対
    向するケーシングの内周面に、羽根車の入口側から出口
    側に向かう複数の溝を設け、溝の側壁面を羽根車の回転
    方向に対向する方向に向けて傾斜させて形成し、羽根車
    の回転方向における下手側に位置する溝の開口縁部に鋭
    角なエッジを形成したことを特徴とする汚水ポンプ。
JP3839993U 1993-07-14 1993-07-14 汚水ポンプ Pending JPH0710495U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3839993U JPH0710495U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 汚水ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3839993U JPH0710495U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 汚水ポンプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0710495U true JPH0710495U (ja) 1995-02-14

Family

ID=12524223

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3839993U Pending JPH0710495U (ja) 1993-07-14 1993-07-14 汚水ポンプ

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JP (1) JPH0710495U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009174455A (ja) * 2008-01-25 2009-08-06 Hitachi Plant Technologies Ltd ポンプ
JP2010156267A (ja) * 2008-12-26 2010-07-15 Sanken Sangyo Co Ltd 非鉄金属溶湯移送装置
JP2019100271A (ja) * 2017-12-05 2019-06-24 株式会社荏原製作所 汚水用ポンプ
JP2021504626A (ja) * 2017-11-30 2021-02-15 エアロジェット ロケットダイン インコーポレイテッド 内部溝を有するハウジングを備えたポンプ

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