JPH07104096A - 酸性溶液中のランタニド元素と超プルトニウム元素の溶媒抽出による相互分離法 - Google Patents
酸性溶液中のランタニド元素と超プルトニウム元素の溶媒抽出による相互分離法Info
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- JPH07104096A JPH07104096A JP24936893A JP24936893A JPH07104096A JP H07104096 A JPH07104096 A JP H07104096A JP 24936893 A JP24936893 A JP 24936893A JP 24936893 A JP24936893 A JP 24936893A JP H07104096 A JPH07104096 A JP H07104096A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 廃液を生じることなくTPEを選択的に抽出
し、連続処理工程に適合し、しかも安価な薬品を使用す
るランタニド元素と超プルトニウム元素の相互分離法を
提供する。 【構成】 ランタニド元素と超プルトニウム元素とを含
む酸性水溶液に、N−ヘテロ環状化合物と疎水性陰イオ
ンとを含む有機溶媒を添加して、超プルトニウム元素を
有機相に抽出することから成る、ランタニド元素と超プ
ルトニウム元素とを分離する方法。
し、連続処理工程に適合し、しかも安価な薬品を使用す
るランタニド元素と超プルトニウム元素の相互分離法を
提供する。 【構成】 ランタニド元素と超プルトニウム元素とを含
む酸性水溶液に、N−ヘテロ環状化合物と疎水性陰イオ
ンとを含む有機溶媒を添加して、超プルトニウム元素を
有機相に抽出することから成る、ランタニド元素と超プ
ルトニウム元素とを分離する方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、核燃料サイクルにおい
て、使用済み燃料の再処理によって発生する高レベル廃
棄物の処理・処分法に関するものであり、更に詳しく
は、酸性溶液中のランタニド元素とAmやCmのような
超プルトニウム元素とを溶媒抽出により相互分離する方
法に関する。
て、使用済み燃料の再処理によって発生する高レベル廃
棄物の処理・処分法に関するものであり、更に詳しく
は、酸性溶液中のランタニド元素とAmやCmのような
超プルトニウム元素とを溶媒抽出により相互分離する方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】核燃料サイクルにおいて、使用済み燃料
の再処理によって発生する高レベル廃棄物には多種類の
放射性核種が含まれている。特に、半減期が極めて長く
α線放出核種であるAmやCmのような超プルトニウム
元素については、他の核種から分離して処分することが
必要である。この目的のために、消滅法や宇宙投棄とい
った安全且つ確実な処分法が探求されている。それらの
方法では、化学的に類似の挙動をとり且つ高レベル廃棄
物中に多量に含まれるランタニド元素から、少量の超プ
ルトニウム元素を分離する工程が必要である。
の再処理によって発生する高レベル廃棄物には多種類の
放射性核種が含まれている。特に、半減期が極めて長く
α線放出核種であるAmやCmのような超プルトニウム
元素については、他の核種から分離して処分することが
必要である。この目的のために、消滅法や宇宙投棄とい
った安全且つ確実な処分法が探求されている。それらの
方法では、化学的に類似の挙動をとり且つ高レベル廃棄
物中に多量に含まれるランタニド元素から、少量の超プ
ルトニウム元素を分離する工程が必要である。
【0003】超プルトニウム元素(TPEともいう)と
ランタニド元素(REともいう)との相互分離法とし
て、以前から知られている方法では、溶液の中和処理を
要するか、又は高濃度の塩若しくはSCN-、N3-とい
った有害な錯イオンを利用する。
ランタニド元素(REともいう)との相互分離法とし
て、以前から知られている方法では、溶液の中和処理を
要するか、又は高濃度の塩若しくはSCN-、N3-とい
った有害な錯イオンを利用する。
【0004】以前から知られている方法には、例えばジ
−2−エチルヘキシルリン酸とジエチレントリアミン五
酢酸(DTPA)の抽出系を用いる方法(TALSPE
AK法)があるが、そこでは、抽出操作の前に、溶液の
pHをおおよそ3前後に中和しなければならない。ま
た、この場合に抽出されるのはREの方である。通常、
高レベル廃棄物(HLWともいう)中にはTPEの10
倍以上のREが含まれているので、そのREを抽出しな
ければならず好ましい方法とはいい難い。更に、この方
法では、残ったTPE水溶液の後処理が面倒であるとい
う問題もある。
−2−エチルヘキシルリン酸とジエチレントリアミン五
酢酸(DTPA)の抽出系を用いる方法(TALSPE
AK法)があるが、そこでは、抽出操作の前に、溶液の
pHをおおよそ3前後に中和しなければならない。ま
た、この場合に抽出されるのはREの方である。通常、
高レベル廃棄物(HLWともいう)中にはTPEの10
倍以上のREが含まれているので、そのREを抽出しな
ければならず好ましい方法とはいい難い。更に、この方
法では、残ったTPE水溶液の後処理が面倒であるとい
う問題もある。
【0005】最近の例では、フランスのMusikas
が導入したソフトな錯形成剤である、硫黄(S)や窒素
原子(N)を含むヘテロ環状化合物又はクラウンエーテ
ルの利用が有望視されている。例えば以下のような値が
報告されている。
が導入したソフトな錯形成剤である、硫黄(S)や窒素
原子(N)を含むヘテロ環状化合物又はクラウンエーテ
ルの利用が有望視されている。例えば以下のような値が
報告されている。
【0006】初期濃度0.0037〜0.0067M
HNO3 − 0.25M オルトフェナントロリン +
0.25M nonanoic acid − ニトロベ
ンゼン溶媒系では、分離係数DAm/DEu=β=16.5
〜18.5が得られている。
HNO3 − 0.25M オルトフェナントロリン +
0.25M nonanoic acid − ニトロベ
ンゼン溶媒系では、分離係数DAm/DEu=β=16.5
〜18.5が得られている。
【0007】また、0.1M HNO3 − 0.5M オ
ルトフェナントロリン − ジブチルリン酸(HDBP)
− ニトロベンゼン系では、0.1M HDBPの場
合、分配比DAm=1380、DEu=891(即ち分離係
数β=1.55)が得られており、0.001M HD
BPの場合、DAm=0.331、DEu=0.0676
(β=4.90)が得られている。
ルトフェナントロリン − ジブチルリン酸(HDBP)
− ニトロベンゼン系では、0.1M HDBPの場
合、分配比DAm=1380、DEu=891(即ち分離係
数β=1.55)が得られており、0.001M HD
BPの場合、DAm=0.331、DEu=0.0676
(β=4.90)が得られている。
【0008】更に、トリス(2,4,6−(2−ピリジ
ル))1,3,5−トリアジン(TPTZともいう)
と、ジノニルナフタレンスルホン酸(HDNNSともい
う)の系では、β=約10が得られている。しかし、T
PTZの分配比(DTPTZ)は約10でありTPTZの水
相への損失が大きく、またHDNNSは界面活性である
ので相分離が非常に悪い。但し、これの最大の利点は
0.125M HNO3溶液からでも分離ができることで
ある。
ル))1,3,5−トリアジン(TPTZともいう)
と、ジノニルナフタレンスルホン酸(HDNNSともい
う)の系では、β=約10が得られている。しかし、T
PTZの分配比(DTPTZ)は約10でありTPTZの水
相への損失が大きく、またHDNNSは界面活性である
ので相分離が非常に悪い。但し、これの最大の利点は
0.125M HNO3溶液からでも分離ができることで
ある。
【0009】一方、クラウン化合物と六塩素化−コバル
ト−ジカルボリド(CCDともいう)による分離系はロ
シアで開発された。18−crown−6とCCD系で
は、Am/Euの場合、分離係数β=約3.2が得られ
ており、もし、Euの初期濃度を0.5Mとすれば、β
=約6.0となり、0.5M HNO3 − 0.2M18
−crown−6 + 0.3M CCD − ニトロベン
ゼン系で分離ができる。この抽出系における18−cr
own−6の水相への損失は報告されていない。ロシア
では、実規模で実施されたが、β=3〜4はそれほど満
足できる程には大きくはない。
ト−ジカルボリド(CCDともいう)による分離系はロ
シアで開発された。18−crown−6とCCD系で
は、Am/Euの場合、分離係数β=約3.2が得られ
ており、もし、Euの初期濃度を0.5Mとすれば、β
=約6.0となり、0.5M HNO3 − 0.2M18
−crown−6 + 0.3M CCD − ニトロベン
ゼン系で分離ができる。この抽出系における18−cr
own−6の水相への損失は報告されていない。ロシア
では、実規模で実施されたが、β=3〜4はそれほど満
足できる程には大きくはない。
【0010】HLW中に多量に存在するREを有機相に
抽出する方法は、目的とする微量のTPEが他の不純物
と共に水相に残されるので、TPEを抽出分離する別の
工程が必要となる。また、中和前処理操作を必要とする
場合には多量のアルカリを溶液に添加する結果として、
大量の塩を含む廃液が生じるので好ましくない。
抽出する方法は、目的とする微量のTPEが他の不純物
と共に水相に残されるので、TPEを抽出分離する別の
工程が必要となる。また、中和前処理操作を必要とする
場合には多量のアルカリを溶液に添加する結果として、
大量の塩を含む廃液が生じるので好ましくない。
【0011】また、これまでに報告されているソフトな
錯形成剤やクラウン化合物を用いる抽出系では、TPE
が選択的に抽出されるが、REとTPEとの分離係数
(β)は十分に大きくない。TPTZは水相にも良く溶
け、損失が大きいので連続処理工程には適合しない。ま
た、クラウン化合物やTPTZは非常に高価な化学薬品
である。
錯形成剤やクラウン化合物を用いる抽出系では、TPE
が選択的に抽出されるが、REとTPEとの分離係数
(β)は十分に大きくない。TPTZは水相にも良く溶
け、損失が大きいので連続処理工程には適合しない。ま
た、クラウン化合物やTPTZは非常に高価な化学薬品
である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記問題点に鑑み、本
発明は廃液を生じることなくTPEを選択的に抽出し、
連続処理工程に適合し、しかも安価な薬品を使用するラ
ンタニド元素と超プルトニウム元素の相互分離法を提供
することを目的とする。
発明は廃液を生じることなくTPEを選択的に抽出し、
連続処理工程に適合し、しかも安価な薬品を使用するラ
ンタニド元素と超プルトニウム元素の相互分離法を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく、
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、N−ヘテロ環状
化合物と疎水性の大きな陰イオンとを組み合わせて抽出
溶媒として用いることにより、酸性溶液からでもTPE
のみを十分に高い分離度でイオン対抽出し得ることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、N−ヘテロ環状
化合物と疎水性の大きな陰イオンとを組み合わせて抽出
溶媒として用いることにより、酸性溶液からでもTPE
のみを十分に高い分離度でイオン対抽出し得ることを見
い出し、本発明を完成するに至った。
【0014】従って、本発明によれば、ランタニド元素
と超プルトニウム元素とを含む酸性水溶液に、N−ヘテ
ロ環状化合物と疎水性陰イオンとを含む有機溶媒を添加
して、超プルトニウム元素を有機相に抽出することから
成る、ランタニド元素と超プルトニウム元素とを分離す
る方法が提供される。
と超プルトニウム元素とを含む酸性水溶液に、N−ヘテ
ロ環状化合物と疎水性陰イオンとを含む有機溶媒を添加
して、超プルトニウム元素を有機相に抽出することから
成る、ランタニド元素と超プルトニウム元素とを分離す
る方法が提供される。
【0015】本発明においては、N−ヘテロ環状化合物
と疎水性陰イオンとを有機溶媒に溶かし、これをランタ
ニド元素と超プルトニウム元素とを含む酸性水溶液に接
触撹拌せしめる。その結果、超プルトニウム元素のみが
有機相に抽出され、大部分のランタニド元素は水相に残
る。
と疎水性陰イオンとを有機溶媒に溶かし、これをランタ
ニド元素と超プルトニウム元素とを含む酸性水溶液に接
触撹拌せしめる。その結果、超プルトニウム元素のみが
有機相に抽出され、大部分のランタニド元素は水相に残
る。
【0016】本発明において「ランタニド元素」とは、
58番元素であるセリウム(Ce)から71番元素であ
るルテチウム(Lu)に至る14元素をいい、HLW中
の代表的な元素としてユーロピウム(Eu)やネオジム
(Nd)がある。
58番元素であるセリウム(Ce)から71番元素であ
るルテチウム(Lu)に至る14元素をいい、HLW中
の代表的な元素としてユーロピウム(Eu)やネオジム
(Nd)がある。
【0017】本発明において「超プルトニウム元素」と
は、プルトニウムの原子番号である94よりも大きな原
子番号を有する元素をいい、HLW中の代表的な元素と
してはアメリシウム(Am)やキュリウム(Cm)があ
る。
は、プルトニウムの原子番号である94よりも大きな原
子番号を有する元素をいい、HLW中の代表的な元素と
してはアメリシウム(Am)やキュリウム(Cm)があ
る。
【0018】本発明においては、酸性水溶液中に含まれ
るランタニド元素は単独でもよく、または2種以上でも
よい。同様に、酸性水溶液中に含まれる超プルトニウム
元素は単独でもよく、または2種以上でもよい。
るランタニド元素は単独でもよく、または2種以上でも
よい。同様に、酸性水溶液中に含まれる超プルトニウム
元素は単独でもよく、または2種以上でもよい。
【0019】本発明において「酸性水溶液」とは、ラン
タニド元素及び超プルトニウム元素を溶解し得る酸の水
溶液をいい、その種類は問わない。従って、無機酸及び
有機酸の双方を含む。本発明においては、中和操作をす
ることなく、直接に酸性水溶液から溶媒抽出できること
が大きな特徴である。溶媒抽出の観点からは有機酸より
も無機酸を使用することが好ましく、例えば硝酸を使用
することが特に好ましい。酸の濃度に特に制限はない
が、約0.01〜約4M、特に約0.01〜約3Mの溶
液を用いることが好ましい。
タニド元素及び超プルトニウム元素を溶解し得る酸の水
溶液をいい、その種類は問わない。従って、無機酸及び
有機酸の双方を含む。本発明においては、中和操作をす
ることなく、直接に酸性水溶液から溶媒抽出できること
が大きな特徴である。溶媒抽出の観点からは有機酸より
も無機酸を使用することが好ましく、例えば硝酸を使用
することが特に好ましい。酸の濃度に特に制限はない
が、約0.01〜約4M、特に約0.01〜約3Mの溶
液を用いることが好ましい。
【0020】酸性溶液中の超プルトニウム元素の好まし
い濃度範囲は、疎水性陰イオンの濃度にも依存するが、
一般にトレース量から約10-2Mであることが好まし
い。一方、ランタニド元素の濃度には特に制限はなく、
超プルトニウム元素に対して相当多量に酸性溶液中に存
在していてもよい。
い濃度範囲は、疎水性陰イオンの濃度にも依存するが、
一般にトレース量から約10-2Mであることが好まし
い。一方、ランタニド元素の濃度には特に制限はなく、
超プルトニウム元素に対して相当多量に酸性溶液中に存
在していてもよい。
【0021】本発明において「N−ヘテロ環状化合物」
とは、少なくとも1個の窒素原子と炭素原子から構成さ
れる環から成る化合物及びその誘導体をいう。例えば、
ピロール、イミダソール、ピラゾール、3−ピロリン、
ピロリジン、ピリジン、ピリジミン、プリン、キノリ
ン、イソキノリン、カルバゾール、インドール、ビピリ
ジン、オルトフェナントロリン及びパラフェナントロリ
ン、並びにこれらの化合物のアルキル置換体等を使用す
ることができる。特に好ましいN−ヘテロ環状化合物
は、ピリジン、ビピリジン、オルトフェナントロリン及
びパラフェナントロリンからなる群から選択される。特
に、オルトフェナントロリンを使用することが好まし
い。
とは、少なくとも1個の窒素原子と炭素原子から構成さ
れる環から成る化合物及びその誘導体をいう。例えば、
ピロール、イミダソール、ピラゾール、3−ピロリン、
ピロリジン、ピリジン、ピリジミン、プリン、キノリ
ン、イソキノリン、カルバゾール、インドール、ビピリ
ジン、オルトフェナントロリン及びパラフェナントロリ
ン、並びにこれらの化合物のアルキル置換体等を使用す
ることができる。特に好ましいN−ヘテロ環状化合物
は、ピリジン、ビピリジン、オルトフェナントロリン及
びパラフェナントロリンからなる群から選択される。特
に、オルトフェナントロリンを使用することが好まし
い。
【0022】本発明において「疎水性陰イオン」とは、
疎水性が大きい負の電荷をもつイオンをいう。疎水性陰
イオンを有機溶媒に溶解せしめる場合には、例えば、ナ
トリウム塩やカリウム塩等の疎水性陰イオンの金属塩又
は遊離酸を用いる。本発明においては、疎水性陰イオン
として六塩素化−コバルト−ジカルボリド(CCD)並
びにテトラフェニルボラン及びその派生物を用いること
が好ましい。特に、CCDを用いることが好ましい。
疎水性が大きい負の電荷をもつイオンをいう。疎水性陰
イオンを有機溶媒に溶解せしめる場合には、例えば、ナ
トリウム塩やカリウム塩等の疎水性陰イオンの金属塩又
は遊離酸を用いる。本発明においては、疎水性陰イオン
として六塩素化−コバルト−ジカルボリド(CCD)並
びにテトラフェニルボラン及びその派生物を用いること
が好ましい。特に、CCDを用いることが好ましい。
【0023】本発明において用いられる有機溶媒は、N
−ヘテロ環状化合物及び疎水性陰イオンを溶解すること
ができ、且つ溶媒抽出に適したものであればその種類は
問わない。本発明においては、例えばニトロベンゼン、
四塩化炭素、ジエチルベンゼン又はイソプロピルベンゼ
ンを使用することが好ましい。
−ヘテロ環状化合物及び疎水性陰イオンを溶解すること
ができ、且つ溶媒抽出に適したものであればその種類は
問わない。本発明においては、例えばニトロベンゼン、
四塩化炭素、ジエチルベンゼン又はイソプロピルベンゼ
ンを使用することが好ましい。
【0024】有機溶媒中のN−ヘテロ環状化合物の濃度
は、約0.05M〜約0.25Mであることが好まし
く、疎水性陰イオンの濃度は約0.01M〜約0.2M
であることが好ましい。
は、約0.05M〜約0.25Mであることが好まし
く、疎水性陰イオンの濃度は約0.01M〜約0.2M
であることが好ましい。
【0025】超プルトニウム元素を溶媒抽出する際に
は、水相と有機相との容量比には特に制限はない。容量
比は好ましくはO/A=約10〜約0.1である。水相
と有機相とを混合した後に数分間、例えば5分間攬拌又
は振盪し、その後静置して両相を分離する。
は、水相と有機相との容量比には特に制限はない。容量
比は好ましくはO/A=約10〜約0.1である。水相
と有機相とを混合した後に数分間、例えば5分間攬拌又
は振盪し、その後静置して両相を分離する。
【0026】本発明の方法を、核燃料サイクルにおける
高レベル廃棄物の処理に利用する場合には、まず、3価
のREとTPEのみをトランス・ウラニウム・エクスト
ラクション(TRUEX)法のような抽出工程によって
共抽出−逆抽出し、しかる後に本発明の方法を用いて向
流多段抽出器による連続抽出工程を行う。
高レベル廃棄物の処理に利用する場合には、まず、3価
のREとTPEのみをトランス・ウラニウム・エクスト
ラクション(TRUEX)法のような抽出工程によって
共抽出−逆抽出し、しかる後に本発明の方法を用いて向
流多段抽出器による連続抽出工程を行う。
【0027】以下、実施例によって本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【0028】
【実施例1】241Amと152Euとを1Mの硝酸に溶解
し、次いで水で希釈して0.1Mの硝酸溶液を100m
l調製した。硝酸溶液中のAmの濃度はトレーサー量で
あり、Euの濃度は10-3Mであった。
し、次いで水で希釈して0.1Mの硝酸溶液を100m
l調製した。硝酸溶液中のAmの濃度はトレーサー量で
あり、Euの濃度は10-3Mであった。
【0029】ニトロベンゼンにオルトフェナントロリン
及びナトリウム型CCDを溶解し、100mlのニトロ
ベンゼン溶液を調製した。オルトフェナントロリンの濃
度は0.25Mであり、ナトリウム型CCDの濃度は
0.1Mであった。両溶液を分液漏斗に入れ5分間振盪
後、静置して水相と有機相とを分離した。両相のそれぞ
れのγ線放射能測定からAmとEuとの分配比を求め
た。その結果、DAm=106.8であり、DEu=2.7
1であった。従って、分離係数β=39.4が得られ
た。
及びナトリウム型CCDを溶解し、100mlのニトロ
ベンゼン溶液を調製した。オルトフェナントロリンの濃
度は0.25Mであり、ナトリウム型CCDの濃度は
0.1Mであった。両溶液を分液漏斗に入れ5分間振盪
後、静置して水相と有機相とを分離した。両相のそれぞ
れのγ線放射能測定からAmとEuとの分配比を求め
た。その結果、DAm=106.8であり、DEu=2.7
1であった。従って、分離係数β=39.4が得られ
た。
【0030】
【実施例2】有機相のナトリウム型CCDの濃度を0.
05Mとした以外は、実施例1と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DAm=2.47であり、DEu=0.09
53であった。従って、分離係数β=25.9が得られ
た。
05Mとした以外は、実施例1と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DAm=2.47であり、DEu=0.09
53であった。従って、分離係数β=25.9が得られ
た。
【0031】
【実施例3】Euに代えて、1×10-4MのCe(I
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0748であった。従って、
分離係数β=33.0が得られた。
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0748であった。従って、
分離係数β=33.0が得られた。
【0032】
【実施例4】Euに代えて、1×10-4MのGd(I
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0768であった。従って、
分離係数β=32.2が得られた。
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0768であった。従って、
分離係数β=32.2が得られた。
【0033】
【実施例5】有機相のナトリウム型CCDに代えてH型
CCDを用い(濃度0.1M)、オルトフェナントロリ
ンの濃度を0.0625Mとした以外は、実施例1と同
様の手順を繰り返した。その結果、DAm=1.70であ
り、DEu=1.25であった。従って、分離係数β=
1.36が得られた。
CCDを用い(濃度0.1M)、オルトフェナントロリ
ンの濃度を0.0625Mとした以外は、実施例1と同
様の手順を繰り返した。その結果、DAm=1.70であ
り、DEu=1.25であった。従って、分離係数β=
1.36が得られた。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、TPEとREとの定量
的な分離が可能であるβ>20が得られる。また、HD
NNSにおいて観察される様な相分離の困難性やTPT
Zにおいて観察される様な水相への損失はない。従っ
て、向流多段抽出器による連続抽出工程によりTPEの
高純度、高収率での分離回収が可能となる。
的な分離が可能であるβ>20が得られる。また、HD
NNSにおいて観察される様な相分離の困難性やTPT
Zにおいて観察される様な水相への損失はない。従っ
て、向流多段抽出器による連続抽出工程によりTPEの
高純度、高収率での分離回収が可能となる。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】超プルトニウム元素(TPEともいう)と
ランタニド元素(REともいう)との相互分離法とし
て、以前から知られている方法では、溶液の中和処理を
要するか、又は高濃度の塩若しくはSCN-、N3 -とい
った有害な錯イオンを利用する。
ランタニド元素(REともいう)との相互分離法とし
て、以前から知られている方法では、溶液の中和処理を
要するか、又は高濃度の塩若しくはSCN-、N3 -とい
った有害な錯イオンを利用する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】
【実施例3】Euに代えて、1×10-4MのCe(II
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0748であった。従って、
分離係数β=33.0が得られた。
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DCe=0.0748であった。従って、
分離係数β=33.0が得られた。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】
【実施例4】Euに代えて、1×10-4MのGd(II
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DGd=0.0768であった。従って、
分離係数β=32.2が得られた。
I)を用いた以外は、実施例2と同様の手順を繰り返し
た。その結果、DGd=0.0768であった。従って、
分離係数β=32.2が得られた。
Claims (4)
- 【請求項1】 ランタニド元素と超プルトニウム元素と
を含む酸性水溶液に、N−ヘテロ環状化合物と疎水性陰
イオンとを含む有機溶媒を添加して、超プルトニウム元
素を有機相に抽出することから成る、ランタニド元素と
超プルトニウム元素とを分離する方法。 - 【請求項2】 N−ヘテロ環状化合物が、ピリジン、ビ
ピリジン、オルトフェナントロリン及びパラフェナント
ロリンからなる群から選択される、請求項1に記載の方
法。 - 【請求項3】 疎水性陰イオンが六塩素化−コバルト−
ジカルボリド又はテトラフェニルボランである、請求項
1に記載の方法。 - 【請求項4】 酸性溶液が0.01〜3Mの硝酸水溶液
である、請求項1に記載の方法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24936893A JPH07104096A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 酸性溶液中のランタニド元素と超プルトニウム元素の溶媒抽出による相互分離法 |
US08/318,262 US5510091A (en) | 1993-01-05 | 1994-10-05 | Method of separating transplutonium elements from lanthanides in acidic solutions by solvent extraction |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24936893A JPH07104096A (ja) | 1993-10-05 | 1993-10-05 | 酸性溶液中のランタニド元素と超プルトニウム元素の溶媒抽出による相互分離法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07104096A true JPH07104096A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17191989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24936893A Pending JPH07104096A (ja) | 1993-01-05 | 1993-10-05 | 酸性溶液中のランタニド元素と超プルトニウム元素の溶媒抽出による相互分離法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5510091A (ja) |
JP (1) | JPH07104096A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114195A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-05-10 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 抽出分離方法 |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2296917B (en) * | 1994-12-21 | 1998-08-26 | Univ Reading | Separation of actinides from lanthanides using 1,3,5-triazine derivatives |
DE19810895C1 (de) * | 1998-03-13 | 2000-05-11 | Karlsruhe Forschzent | Verfahren zur Trennung der Transpultoniden von den Spaltlanthaniden durch selektive Extraktion |
RU2163403C2 (ru) * | 1999-02-23 | 2001-02-20 | Государственное унитарное предприятие Научно-производственное объединение "Радиевый институт им. В.Г. Хлопина" | Экстракционная смесь для одновременного выделения радионуклидов из жидких радиоактивных отходов (варианты) |
WO2002101182A2 (en) * | 2001-06-13 | 2002-12-19 | Billiton Sa Limited | Solvent extraction mixture comprising substituted imidazole or benzimidazole for the separation of groups of base metals |
CA2450443C (en) * | 2001-06-13 | 2009-12-15 | Bhp Billiton Sa Limited | Solvent extraction mixture for the purification of base metals |
CN103451427B (zh) * | 2013-09-24 | 2014-11-26 | 兰州大学 | 一种重稀土与轻稀土金属的分离方法及分离萃取剂 |
DK3509595T3 (da) | 2016-09-06 | 2023-01-23 | Univ California | Formuleringer af hydroxypyridonat-actinid/lanthanid-dekorporeringsmidler |
JP7323737B2 (ja) * | 2016-09-29 | 2023-08-09 | ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア | 液-液抽出による金属イオンの分離 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA955066A (en) * | 1970-05-28 | 1974-09-24 | Neil G. Siviour | Extraction of metals from solution |
FR2509282A1 (fr) * | 1981-07-09 | 1983-01-14 | Commissariat Energie Atomique | Procede de separation des actinides et des lanthanides presents a l'etat trivalent, dans une solution aqueuse acide |
US4876232A (en) * | 1987-09-28 | 1989-10-24 | Pedro B. Macedo | Supported heteropolycyclic compounds in the separation and removal of late transition metals |
US4867951A (en) * | 1988-03-31 | 1989-09-19 | The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy | Separation of actinides from lanthanides |
-
1993
- 1993-10-05 JP JP24936893A patent/JPH07104096A/ja active Pending
-
1994
- 1994-10-05 US US08/318,262 patent/US5510091A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007114195A (ja) * | 2005-09-26 | 2007-05-10 | National Univ Corp Shizuoka Univ | 抽出分離方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5510091A (en) | 1996-04-23 |
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