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JPH0685702U - 使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ - Google Patents

使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ

Info

Publication number
JPH0685702U
JPH0685702U JP3274793U JP3274793U JPH0685702U JP H0685702 U JPH0685702 U JP H0685702U JP 3274793 U JP3274793 U JP 3274793U JP 3274793 U JP3274793 U JP 3274793U JP H0685702 U JPH0685702 U JP H0685702U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chip
color
base material
ceramic layer
cutting tip
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3274793U
Other languages
English (en)
Inventor
利昭 木村
Original Assignee
サンドビツク株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンドビツク株式会社 filed Critical サンドビツク株式会社
Priority to JP3274793U priority Critical patent/JPH0685702U/ja
Publication of JPH0685702U publication Critical patent/JPH0685702U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用目的、或いは使用済みか否か等を外見
(表面色)から判断することができる切削用チップの提
供。 【構成】 チップ10は、母材のままの表面、又は母材
にコーティングされたセラミック層14の表面に母材又
はセラミック層14と異なる色の金属15が蒸着されて
いる。チップ10は、蒸着された金属15の色によっ
て、使用目的を判別することができる。使用済みのチッ
プの角11は、使用によって金属15が摩耗し、母材又
はセラミック層14が露出し、未使用の角11と異なる
色になる。このことによって、使用済みか否かを外見か
ら判別することができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、使用目的、或いは使用済みか否か等を外見(表面色)から判断する ことができるようにした切削用チップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切削用チップは、母材のままで使用されるか、或いは、母材にセラミッ ク層が化学蒸着法や物理蒸着法によってコーティングされ、チップの耐摩耗性、 耐熱性、切削性能等の向上が図られて使用されている。このため、チップの外見 は、母材やセラミック層の種類によって灰色、黒色、黄金色、赤銅色等の色にな っている。
【0003】 このようなチップは、使用目的、例えば、荒削り、仕上切削等の切削条件、鋼 ・鋳鉄・ステンレス等の相手材質、内径か外径か等の切削箇所等に応じて使い分 けなければならず、チップの使用済みか否かの判断も含めて、これらをチップの 外見から判断できるようにしたいという要求がある。 このため、従来は、チップをペイントで着色したり、チップに着色用のセラミ ック層を追加コーティングしたりして、チップの使用目的や使用・未使用を外見 から判別できるようにしている。 この着色用のセラミック層は、チップ表面のセラミック層と色が異なっており 、チップを使用すると、着色用のセラミック層が摩耗し、着色前のチップ表面の セラミック層が露出してチップの使用・未使用を外見から判別することができる ようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このようにペイントによって着色されたチップは、ペイントが剥が れ易いという問題点を有している。 又、着色用のセラミック層が追加コーティングされたチップは、着色コーティ ング前のチップの性能を維持することができないという問題点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、母材のままの、又は母材にセラミック層がコーティングされた切削 用チップにおいて、真空蒸着によって前記切削用チップの表面の色と異なる色の 金属で覆われている切削用チップにより、前記の課題を解決した。
【0006】
【作用】
真空蒸着された金属膜の厚みは、従来のペイント膜の厚みより薄いため、チッ プの寸法精度は維持される。 チップは、従来の着色用のセラミック層の替わりに、真空蒸着による金属膜で 覆われているが、真空蒸着前のチップの性能は維持される。 さらに、チップに蒸着された金属は、チップを使用しないかぎり、そのまま残 留しているため、同一のチップであっても外見から使用した部分と未使用の部分 との判別ができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1、図2に基づいて説明する。 チップ10は、作業員が一人で複数台の工作機械を使用しているラインで、切 削加工用に使用される。 チップ10は、三角形、四角形等の多角形に形成され、角11の部分でワーク を切削するようになっており、摩耗すると、取付け位置を替えて、新たな他の角 11で切削するようになっている。
【0008】 チップ10(図2参照)は、超硬合金の母材12に、例えば、炭化チタン層1 3と、炭窒化チタン、窒化チタン、又はアルミナ等のセラミック層14が順にコ ーティングされている。 なお、セラミック層14の炭化チタン(TiC)の色は灰色、炭窒化チタン( TiCN)の色は赤銅色、窒化チタン(TiN)の色は黄金色、アルミナ(Al 2O3)の色は黒色である。
【0009】 セラミック層14は、真空蒸着によって、アルミニウム、銅等の金属膜15で 覆われている。 蒸着されたアルミニウムの色は白銀色、銅の色は銅そのもの色であり、チップ の外見の色は、セラミック層14の色と異なる白銀色、又は、銅そのものの色に なっている。 なお、アルミニウム、銅の金属膜15は、母材12又は炭化チタン層13に真 空蒸着してもよい。 真空蒸着された金属膜15の厚みは、従来のペイント膜の厚みより薄い。
【0010】 チップ10は、使用されると、金属膜15が摩耗し、セラミック層14が露出 する。母材12に金属膜15が蒸着されているチップの場合は、母材が露出する 。又、炭化チタン層13に金属膜15が蒸着されているチップの場合は、炭化チ タン層13が露出する。
【0011】 従って、チップの表面の色を使用目的と対応させておくことによって、荒削り 用のチップであるか、仕上用のチップであるか等の判別を外見(表面色)から行 うことができる。 また、チップの表面の色と異なる色が露出している部分は、一度、切削加工に 使用された部分であり、外見から使用済みの部分と未使用の部分との区別をする ことができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案のチップは、次の効果を奏する。 (1) チップの表面の色によって、どのような切削に使用するチップであるかを 外見から判断することができる。 (2) 真空蒸着による金属膜の厚みは、従来のペイント膜より薄いため、チップ の寸法精度が損なわれるようなことがない。 (3) 真空蒸着によって母材又はセラミック層と異なる色の金属で覆われている ため、使用するとその金属が摩耗し、母材又はセラミック層が露出するため、使 用済み、未使用を照明環境の悪い場所においても外見から容易に判別することが できる。 (4) 金属は、真空蒸着によってチップを覆っているため、使用中に未使用の部 分まで剥げることがなく、チップを長期間使用しても、使用済み、未使用をチッ プの外見から容易に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のチップの斜視図である。
【図2】図1中2−2矢視断面図である。
【符号の説明】
10 チップ 12 母材 14 セラミック層 15 金属膜(金属)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】削除

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 母材のままの、又は母材にセラミック層
    がコーティングされた切削用チップにおいて、真空蒸着
    によって前記切削用チップの表面の色と異なる色の金属
    で覆われていることを特徴とする、切削用チップ。
  2. 【請求項2】 前記母材は超硬合金であり、前記セラミ
    ック層の材料は炭化チタン(TiC)、炭窒化チタン
    (TiCN)、窒化チタン(TiN)、又はアルミナ
    (Al2O3)であり、前記金属はアルミニウム又は銅
    である、請求項1の切削用チップ。
JP3274793U 1993-05-27 1993-05-27 使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ Pending JPH0685702U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3274793U JPH0685702U (ja) 1993-05-27 1993-05-27 使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ

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JP3274793U JPH0685702U (ja) 1993-05-27 1993-05-27 使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0685702U true JPH0685702U (ja) 1994-12-13

Family

ID=12367449

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3274793U Pending JPH0685702U (ja) 1993-05-27 1993-05-27 使用目的等を表面の色で判別可能にした切削用チップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0685702U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013505361A (ja) * 2009-09-23 2013-02-14 バルター アクチェンゲゼルシャフト 工具用被覆材
JP2015166116A (ja) * 2014-03-03 2015-09-24 新日鐵住金株式会社 超硬工具およびその製造方法
JP2018517578A (ja) * 2015-06-05 2018-07-05 グリーソン カッティング ツールズ コーポレイション 取り外し可能な情報保持具を持つ工具

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