JPH0676738A - カラー蛍光面の形成方法及び電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面 - Google Patents
カラー蛍光面の形成方法及び電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面Info
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- JPH0676738A JPH0676738A JP4225994A JP22599492A JPH0676738A JP H0676738 A JPH0676738 A JP H0676738A JP 4225994 A JP4225994 A JP 4225994A JP 22599492 A JP22599492 A JP 22599492A JP H0676738 A JPH0676738 A JP H0676738A
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- phosphor screen
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ファインストライプの蛍光体を高精度に混色
を生じることなく形成して高品位なカラー蛍光面を得ら
れるようにし、ディスプレイ内の真空度を損なうことが
なく均一な蛍光面を形成できるようにする。 【構成】 蛍光パネルの内面に各色蛍光体に対応する複
数の透明電極を形成し各透明電極上に蛍光体を選択的に
被着形成するカラー蛍光面の形成方法において、蛍光パ
ネル10の内面に各色蛍光体に対応する複数の透明電極1
(1B,1G,1R) を形成した後、水溶性或いは非水溶性の電
着液11中で、蛍光体を被着しない電極(1B,1R) に、0又
はこの蛍光体を被着する電極(1G)とは逆バイアスの電圧
を印加する。
を生じることなく形成して高品位なカラー蛍光面を得ら
れるようにし、ディスプレイ内の真空度を損なうことが
なく均一な蛍光面を形成できるようにする。 【構成】 蛍光パネルの内面に各色蛍光体に対応する複
数の透明電極を形成し各透明電極上に蛍光体を選択的に
被着形成するカラー蛍光面の形成方法において、蛍光パ
ネル10の内面に各色蛍光体に対応する複数の透明電極1
(1B,1G,1R) を形成した後、水溶性或いは非水溶性の電
着液11中で、蛍光体を被着しない電極(1B,1R) に、0又
はこの蛍光体を被着する電極(1G)とは逆バイアスの電圧
を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種ディスプレイのカ
ラー蛍光面の形成方法と、その電子源として電界放出型
カソードを用いる電界放出型ディスプレイFED(Fiel
d Emission Display)のカラー蛍光面に係わる。
ラー蛍光面の形成方法と、その電子源として電界放出型
カソードを用いる電界放出型ディスプレイFED(Fiel
d Emission Display)のカラー蛍光面に係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管におけるカラー
蛍光面の形成方法としては、電着法や印刷法等がある
が、一般には主としてスラリー法が用いられている。ス
ラリー法は、蛍光体と感光性結合材から成る蛍光体スラ
リーを蛍光パネル内面に塗布し、乾燥後色選択電極を通
して露光し、現像して所定の位置に蛍光体を形成するも
ので、例えば緑、青及び赤の各色蛍光体より成るカラー
蛍光面の場合は各色毎に上述の工程を繰り返して形成し
ている。
蛍光面の形成方法としては、電着法や印刷法等がある
が、一般には主としてスラリー法が用いられている。ス
ラリー法は、蛍光体と感光性結合材から成る蛍光体スラ
リーを蛍光パネル内面に塗布し、乾燥後色選択電極を通
して露光し、現像して所定の位置に蛍光体を形成するも
ので、例えば緑、青及び赤の各色蛍光体より成るカラー
蛍光面の場合は各色毎に上述の工程を繰り返して形成し
ている。
【0003】しかしながらこのスラリー法による場合
は、各色蛍光体間を隙間なく高精度に蛍光面を形成する
ことが困難であること、また結合材として有機系の材料
を使用しているがこの材料を焼成工程で燃焼するのみで
は完全に除去することができない。例えば上述のFED
におけるカラー蛍光面を形成する場合、ディスプレイ内
を10-8Torr程度の超高真空に保持することが必要
となるが、スラリー法では上述したように蛍光体が放出
ガスを生じさせて真空度の劣化を引き起こすという不都
合を有する。
は、各色蛍光体間を隙間なく高精度に蛍光面を形成する
ことが困難であること、また結合材として有機系の材料
を使用しているがこの材料を焼成工程で燃焼するのみで
は完全に除去することができない。例えば上述のFED
におけるカラー蛍光面を形成する場合、ディスプレイ内
を10-8Torr程度の超高真空に保持することが必要
となるが、スラリー法では上述したように蛍光体が放出
ガスを生じさせて真空度の劣化を引き起こすという不都
合を有する。
【0004】また電着法は、塗布しようとする蛍光体を
水溶性或いは非水溶性の電着液中に分散させて蛍光体を
正または負に帯電させ、この電着液中に被電着体即ちパ
ネル内面の透明電極と、その対極とを対向配置して、蛍
光体が正に帯電している場合は透明電極側を負電位、対
極側を正電位として(蛍光体が負に帯電している場合は
これとは逆の電位となる)蛍光面を形成するもので、例
えば本出願人の出願に係る特公昭60−11415号公
報に提案されているように、ストライプ透明電極上に
緑、青及び赤色蛍光体より成るカラー蛍光面の場合は
緑、青及び赤毎に上記工程を繰り返して形成することが
できる。
水溶性或いは非水溶性の電着液中に分散させて蛍光体を
正または負に帯電させ、この電着液中に被電着体即ちパ
ネル内面の透明電極と、その対極とを対向配置して、蛍
光体が正に帯電している場合は透明電極側を負電位、対
極側を正電位として(蛍光体が負に帯電している場合は
これとは逆の電位となる)蛍光面を形成するもので、例
えば本出願人の出願に係る特公昭60−11415号公
報に提案されているように、ストライプ透明電極上に
緑、青及び赤色蛍光体より成るカラー蛍光面の場合は
緑、青及び赤毎に上記工程を繰り返して形成することが
できる。
【0005】しかしながらこの電着法による場合、各色
の蛍光体を順次電着法によって被着することから、蛍光
体の混色が発生し易く、輝度の低下や色純度の劣化を招
来する恐れがあり、200μm程度以下の特に100μ
m以下のストライプ幅になると精度良く電着形成するこ
とができないなどの欠点を有する。
の蛍光体を順次電着法によって被着することから、蛍光
体の混色が発生し易く、輝度の低下や色純度の劣化を招
来する恐れがあり、200μm程度以下の特に100μ
m以下のストライプ幅になると精度良く電着形成するこ
とができないなどの欠点を有する。
【0006】一方印刷法は、蛍光体とビヒクル(結合
材)からなる高粘性を有する液状の蛍光体材料をパネル
内面の所定の位置にスクリーン印刷し、乾燥後焼成して
蛍光体層を形成する方法で、例えば緑、青及び赤色蛍光
体より成るカラー蛍光面の場合は、上述の乾燥迄の工程
を例えば緑、青及び赤の各色毎に工程を繰り返して行
い、その後焼成を行って形成する。
材)からなる高粘性を有する液状の蛍光体材料をパネル
内面の所定の位置にスクリーン印刷し、乾燥後焼成して
蛍光体層を形成する方法で、例えば緑、青及び赤色蛍光
体より成るカラー蛍光面の場合は、上述の乾燥迄の工程
を例えば緑、青及び赤の各色毎に工程を繰り返して行
い、その後焼成を行って形成する。
【0007】ところがこの印刷法による場合においても
以下に述べる種々の問題が生じる。例えば蛍光パネルは
やや内側に湾曲しているため、印刷用のマスクをこのパ
ネル内面に密着させることができず、幅狭のストライプ
電極パターンを高精度に形成することが困難である。ま
た焼成後の蛍光体に有機物質が残留して真空度を損なう
恐れがあること、更にパネル内を超高真空に維持するた
めにはパネル内間隔を保持するための300μm程度の
高さの支柱(リブ)を形成する必要があるが、このリブ
を形成した後にこの印刷法によって蛍光面を形成するこ
とはその高さによる立体的な影響から実際上不可能であ
り、上述のFEDの蛍光面を作製する場合に適用するこ
とは難しい。
以下に述べる種々の問題が生じる。例えば蛍光パネルは
やや内側に湾曲しているため、印刷用のマスクをこのパ
ネル内面に密着させることができず、幅狭のストライプ
電極パターンを高精度に形成することが困難である。ま
た焼成後の蛍光体に有機物質が残留して真空度を損なう
恐れがあること、更にパネル内を超高真空に維持するた
めにはパネル内間隔を保持するための300μm程度の
高さの支柱(リブ)を形成する必要があるが、このリブ
を形成した後にこの印刷法によって蛍光面を形成するこ
とはその高さによる立体的な影響から実際上不可能であ
り、上述のFEDの蛍光面を作製する場合に適用するこ
とは難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述したよ
うなカラー蛍光面の形成方法において、微細なピッチの
いわゆるファインストライプの蛍光体を高精度に混色を
生じることなく形成して高品位なカラー蛍光面を得られ
るようにし、またディスプレイ内の真空度を損なうこと
のない材料を用いて、FEDにおいて超高真空を保持す
るためのリブを形成する場合においてもその立体的な影
響を受けることなく均一な蛍光面が得られるようにす
る。
うなカラー蛍光面の形成方法において、微細なピッチの
いわゆるファインストライプの蛍光体を高精度に混色を
生じることなく形成して高品位なカラー蛍光面を得られ
るようにし、またディスプレイ内の真空度を損なうこと
のない材料を用いて、FEDにおいて超高真空を保持す
るためのリブを形成する場合においてもその立体的な影
響を受けることなく均一な蛍光面が得られるようにす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明カラー蛍光面の形
成方法は、その一例の模式的な説明図を図1に示すよう
に、蛍光パネルの内面に、各色蛍光体に対応する複数の
透明電極を形成し、各透明電極上に蛍光体を選択的に被
着形成するカラー蛍光面の形成方法において、この蛍光
パネル10の内面に、各色蛍光体に対応する複数の透明
電極1(1B,1G,1R)を形成した後、水溶性或い
は非水溶性電着液11中で、蛍光体を被着しない電極、
この場合1B及び1Rに、0又はこの蛍光体を被着する
電極この場合1Gとは逆バイアスの電圧を印加する。
成方法は、その一例の模式的な説明図を図1に示すよう
に、蛍光パネルの内面に、各色蛍光体に対応する複数の
透明電極を形成し、各透明電極上に蛍光体を選択的に被
着形成するカラー蛍光面の形成方法において、この蛍光
パネル10の内面に、各色蛍光体に対応する複数の透明
電極1(1B,1G,1R)を形成した後、水溶性或い
は非水溶性電着液11中で、蛍光体を被着しない電極、
この場合1B及び1Rに、0又はこの蛍光体を被着する
電極この場合1Gとは逆バイアスの電圧を印加する。
【0010】また本発明は、上述のカラー蛍光面の形成
方法において、上述の透明電極1をストライプ状とし、
且つその幅を200μm以下として構成する。
方法において、上述の透明電極1をストライプ状とし、
且つその幅を200μm以下として構成する。
【0011】更にまた本発明は、蛍光パネル10がその
内部の高真空に耐えるようにその内面に柱を形成した
後、上述のカラー蛍光面の形成方法によってカラー蛍光
面を形成する。
内部の高真空に耐えるようにその内面に柱を形成した
後、上述のカラー蛍光面の形成方法によってカラー蛍光
面を形成する。
【0012】また本発明電界放出型ディスプレイのカラ
ー蛍光面は、上述のカラー蛍光面の形成方法によって形
成する。
ー蛍光面は、上述のカラー蛍光面の形成方法によって形
成する。
【0013】
【作用】上述したように、本発明は、蛍光パネル10の
内面に透明電極1を形成した後、水溶性或いは非水溶性
電着液を用いるいずれの電着法においても、蛍光体を被
着しない電極に、0又は逆バイアスの電圧を印加する新
規な電着手法を用いるものであり、これによって非選択
電極への電気泳動による蛍光体の付着を確実に回避でき
ることから、高精度で且つ均一な電着を行うことがで
き、混色のない蛍光面の形成が可能となる。またこのと
き有機材料による蛍光体を用いることなく蛍光面を形成
でき、蛍光体による真空度の低下を回避できる。
内面に透明電極1を形成した後、水溶性或いは非水溶性
電着液を用いるいずれの電着法においても、蛍光体を被
着しない電極に、0又は逆バイアスの電圧を印加する新
規な電着手法を用いるものであり、これによって非選択
電極への電気泳動による蛍光体の付着を確実に回避でき
ることから、高精度で且つ均一な電着を行うことがで
き、混色のない蛍光面の形成が可能となる。またこのと
き有機材料による蛍光体を用いることなく蛍光面を形成
でき、蛍光体による真空度の低下を回避できる。
【0014】また本発明は、透明電極1をストライプ状
とし、その幅を200μm以下として上述の形成方法に
よりカラー蛍光面を形成することによって、高解像度の
カラーディスプレイを得ることができる。
とし、その幅を200μm以下として上述の形成方法に
よりカラー蛍光面を形成することによって、高解像度の
カラーディスプレイを得ることができる。
【0015】更に本発明は、蛍光パネル10がこの蛍光
パネル10内の高真空に耐えるようにその内面に柱を形
成した後、上述のカラー蛍光面の形成方法によってカラ
ー蛍光面を形成することから、蛍光面形成後の損傷を回
避することができる。
パネル10内の高真空に耐えるようにその内面に柱を形
成した後、上述のカラー蛍光面の形成方法によってカラ
ー蛍光面を形成することから、蛍光面形成後の損傷を回
避することができる。
【0016】また本発明電界放出型ディスプレイのカラ
ー蛍光面は、上述の形成方法により作製することによっ
て、高解像度の薄型平面ディスプレイを得ることができ
る。
ー蛍光面は、上述の形成方法により作製することによっ
て、高解像度の薄型平面ディスプレイを得ることができ
る。
【0017】
【実施例】本実施例においては、電界放出型ディスプレ
イFEDのカラー蛍光面を形成する場合を説明する。F
EDは、カソードの大きさが数μm以下程度とされた微
小サイズのいわゆるスピント(Spindt)型の電界放出型
マイクロカソードを用いて電子を取り出し、これを蛍光
体に加速照射することによって発光表示させる薄型の平
面表示装置である。
イFEDのカラー蛍光面を形成する場合を説明する。F
EDは、カソードの大きさが数μm以下程度とされた微
小サイズのいわゆるスピント(Spindt)型の電界放出型
マイクロカソードを用いて電子を取り出し、これを蛍光
体に加速照射することによって発光表示させる薄型の平
面表示装置である。
【0018】図2にその一例の分解斜視図を示すよう
に、このFEDにおいては例えばR,G,B(赤、青、
緑)の三原色の各蛍光体素子がITO(In、Snの混
合酸化物)等より成る透明電極(図示せず)を介してス
トライプ状に配列されてカラー蛍光面21が形成される
光透過性の蛍光パネル2と、電界放出型カソードを有す
る電極構体15が形成された背面パネル16とがシール
材等により気密に封止され、所定の真空度に保持されて
構成される。図示しないが各パネル10及び16はその
間隔を一定に保持するために所要の高さの柱いわゆるリ
ブを介して封止される。
に、このFEDにおいては例えばR,G,B(赤、青、
緑)の三原色の各蛍光体素子がITO(In、Snの混
合酸化物)等より成る透明電極(図示せず)を介してス
トライプ状に配列されてカラー蛍光面21が形成される
光透過性の蛍光パネル2と、電界放出型カソードを有す
る電極構体15が形成された背面パネル16とがシール
材等により気密に封止され、所定の真空度に保持されて
構成される。図示しないが各パネル10及び16はその
間隔を一定に保持するために所要の高さの柱いわゆるリ
ブを介して封止される。
【0019】電極構体15としては、背面パネル16の
内面上に例えば図2においてx軸で示す方向に延長する
帯状のカソード電極17がストライプ状に平行配列さ
れ、これらカソード電極17上に絶縁層18を介してカ
ソード電極17の延長方向とほぼ直交するy軸方向に、
同様に帯状のゲート電極19がストライプ状に平行配列
されて成る。
内面上に例えば図2においてx軸で示す方向に延長する
帯状のカソード電極17がストライプ状に平行配列さ
れ、これらカソード電極17上に絶縁層18を介してカ
ソード電極17の延長方向とほぼ直交するy軸方向に、
同様に帯状のゲート電極19がストライプ状に平行配列
されて成る。
【0020】そして各カソード電極17とゲート電極1
9との互いの交叉部10に、蛍光面1におけるR,G,
Bで示す三原色の各蛍光体素子に対応するように所定の
開口幅wを有するカソードホール11が例えば複数個穿
設され、これらカソードホール11内においてカソード
電極17上にそれぞれ例えば図3にその要部の略線的拡
大斜視図を示すように、円錐状の電界放出型カソード1
2が被着形成されて電極構体5が構成される。図3にお
いて、図2に対応する部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。
9との互いの交叉部10に、蛍光面1におけるR,G,
Bで示す三原色の各蛍光体素子に対応するように所定の
開口幅wを有するカソードホール11が例えば複数個穿
設され、これらカソードホール11内においてカソード
電極17上にそれぞれ例えば図3にその要部の略線的拡
大斜視図を示すように、円錐状の電界放出型カソード1
2が被着形成されて電極構体5が構成される。図3にお
いて、図2に対応する部分には同一符号を付して重複説
明を省略する。
【0021】そして本発明においては、ストライプ状の
蛍光体素子R,G,Bを、図1に示すように各色蛍光体
に対応する複数の透明電極1(1B,1G,1R)を形
成した後、水溶性或いは非水溶性電着液11中で、蛍光
体を被着しない電極、この場合1B及び1Rに、0又は
この蛍光体を被着する電極この場合1Gとは逆バイアス
の電圧を印加する。
蛍光体素子R,G,Bを、図1に示すように各色蛍光体
に対応する複数の透明電極1(1B,1G,1R)を形
成した後、水溶性或いは非水溶性電着液11中で、蛍光
体を被着しない電極、この場合1B及び1Rに、0又は
この蛍光体を被着する電極この場合1Gとは逆バイアス
の電圧を印加する。
【0022】このような透明電極1の形成方法として
は、例えば図4に示すように、ストライプ状の透明電極
1を順次被着形成した後、同色に対応する電極どうしを
共通接続して形成することができる。即ち、先ずITO
等の透明導電層を全面的に被着した後、全面的にフォト
レジストを塗布してストライプ状のクロムマスクパター
ン等を用いてプロキシミティ露光法、密着露光法又はス
テッパー法等により露光した後、現像、エッチング及び
レジスト剥離工程を経て、例えば緑、青及び赤に対応し
て1G,1B及び1Rが順次形成されたストライプ状の
透明電極1を形成する。
は、例えば図4に示すように、ストライプ状の透明電極
1を順次被着形成した後、同色に対応する電極どうしを
共通接続して形成することができる。即ち、先ずITO
等の透明導電層を全面的に被着した後、全面的にフォト
レジストを塗布してストライプ状のクロムマスクパター
ン等を用いてプロキシミティ露光法、密着露光法又はス
テッパー法等により露光した後、現像、エッチング及び
レジスト剥離工程を経て、例えば緑、青及び赤に対応し
て1G,1B及び1Rが順次形成されたストライプ状の
透明電極1を形成する。
【0023】Tg,Tb及びTrはそれぞれ緑、青及び
赤に対応して導出される端子を示し、それぞれ各透明電
極1のうち一つの電極を他の電極に比し延長して形成す
ることによって構成する。この例においては図4におい
て左端から緑、青及び赤より成る1トリオ毎に各端子を
導出させた例であるが、導出位置はこれに限ることな
く、又その間隔も2トリオ毎とする等種々の変形が可能
である。この場合各電極1の幅wを例えば50μm、電
極間の間隔dを例えば50μm、1トリオ間の間隔Lを
例えば80μmとして形成した。
赤に対応して導出される端子を示し、それぞれ各透明電
極1のうち一つの電極を他の電極に比し延長して形成す
ることによって構成する。この例においては図4におい
て左端から緑、青及び赤より成る1トリオ毎に各端子を
導出させた例であるが、導出位置はこれに限ることな
く、又その間隔も2トリオ毎とする等種々の変形が可能
である。この場合各電極1の幅wを例えば50μm、電
極間の間隔dを例えば50μm、1トリオ間の間隔Lを
例えば80μmとして形成した。
【0024】そして、このストライプ状透明電極1の一
端に、これと直交する方向(水平方向)に延長するガラ
スペースト等より成る絶縁性物質枠3を、例えば各色の
電極1G,1B,1Rに対応してコンタクトホール2
G、2B及び2Rがそれぞれ水平方向に配列されるパタ
ーンとして印刷法等によりパターニング、乾燥及び焼成
を行って形成する。このようなパターンは、例えば図5
Aに示すように、コンタクトホール2G、2B及び2R
に対応する位置がマスク部6とされた例えば網目状の絶
縁性物質用マスク5を用いてパターニングすることがで
きる。
端に、これと直交する方向(水平方向)に延長するガラ
スペースト等より成る絶縁性物質枠3を、例えば各色の
電極1G,1B,1Rに対応してコンタクトホール2
G、2B及び2Rがそれぞれ水平方向に配列されるパタ
ーンとして印刷法等によりパターニング、乾燥及び焼成
を行って形成する。このようなパターンは、例えば図5
Aに示すように、コンタクトホール2G、2B及び2R
に対応する位置がマスク部6とされた例えば網目状の絶
縁性物質用マスク5を用いてパターニングすることがで
きる。
【0025】そして更にこの上に、上述の水平方向即ち
透明電極1と直交する方向に延長する導電性金属又はカ
ーボンペースト等より成る導電性物質4を、同様に印刷
法等により例えば図5Bに示すストライプ状の導電性物
質用マスク7を用いてパターニング、乾燥及び焼成して
形成することができ、これによって各色に対応する透明
電極1G,1B及び1Rを電気的に接続させて、端子T
g、Tb及びTrのみによって端子導出を行うことがで
きる。
透明電極1と直交する方向に延長する導電性金属又はカ
ーボンペースト等より成る導電性物質4を、同様に印刷
法等により例えば図5Bに示すストライプ状の導電性物
質用マスク7を用いてパターニング、乾燥及び焼成して
形成することができ、これによって各色に対応する透明
電極1G,1B及び1Rを電気的に接続させて、端子T
g、Tb及びTrのみによって端子導出を行うことがで
きる。
【0026】このような構成とすることによって、例え
ば画素数の比較的多い高品位のキャラクターディスプレ
イ、画素数640×480程度以上のTV表示などを行
う場合に端子数の増大を避けることができ、端子耐電圧
の信頼性やファインピッチな配線の信頼性を確保するこ
とができる。
ば画素数の比較的多い高品位のキャラクターディスプレ
イ、画素数640×480程度以上のTV表示などを行
う場合に端子数の増大を避けることができ、端子耐電圧
の信頼性やファインピッチな配線の信頼性を確保するこ
とができる。
【0027】次に、図6にその略線的拡大斜視図を示す
ように、三色のストライプより成る1トリオ毎の間隙
に、印刷法等によって柱23いわゆるリブを形成する。
この柱23は、例えば絶縁性ガラスペースト等を重ね塗
り印刷することにより、例えばその直径φを50μm、
高さ300μm程度として1トリオ毎のストライプ状の
間隙に、所定の間隔をもって複数個配置形成する。
ように、三色のストライプより成る1トリオ毎の間隙
に、印刷法等によって柱23いわゆるリブを形成する。
この柱23は、例えば絶縁性ガラスペースト等を重ね塗
り印刷することにより、例えばその直径φを50μm、
高さ300μm程度として1トリオ毎のストライプ状の
間隙に、所定の間隔をもって複数個配置形成する。
【0028】そしてこのように透明電極1が形成された
蛍光パネル10を、所要の色の蛍光粉体を分散させた電
着液11を注入した電着槽9内に図1に示す如く配置し
て、この蛍光粉体の色に対応する透明電極1に対して順
次緑、青及び赤の各色蛍光体の電着を行う。蛍光体とし
ては、例えば緑色としてZnS:Cu,Al等、青色と
してZnS:Ag,Cl等、赤色としてY2 O2 S:E
u,CdS等、また他の色として例えばZnS:Mn、
Y2 O3 :Eu、ZnO:Zn等、溶媒に溶出し易い粉
体を除いてほとんどの半導体及び絶縁体を電着法に用い
ることができる。図1において8は電着の際に蛍光パネ
ル上の電極1とは逆の極性とする対極、12は電着液1
1の撹拌子、13Aは電着用の電源、13B及び13C
はそれぞれ逆バイアス印加用の電源を示す。
蛍光パネル10を、所要の色の蛍光粉体を分散させた電
着液11を注入した電着槽9内に図1に示す如く配置し
て、この蛍光粉体の色に対応する透明電極1に対して順
次緑、青及び赤の各色蛍光体の電着を行う。蛍光体とし
ては、例えば緑色としてZnS:Cu,Al等、青色と
してZnS:Ag,Cl等、赤色としてY2 O2 S:E
u,CdS等、また他の色として例えばZnS:Mn、
Y2 O3 :Eu、ZnO:Zn等、溶媒に溶出し易い粉
体を除いてほとんどの半導体及び絶縁体を電着法に用い
ることができる。図1において8は電着の際に蛍光パネ
ル上の電極1とは逆の極性とする対極、12は電着液1
1の撹拌子、13Aは電着用の電源、13B及び13C
はそれぞれ逆バイアス印加用の電源を示す。
【0029】このような構成において、先ずパネル10
を緑色蛍光粉体を分散した電着液11、例えば陰極電着
においては電解質として硝酸アルミニウム、硝酸マグネ
シウム、硝酸ランタニウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び硝酸トリウム等、また分散材としてグリセ
リン、溶媒としてイソプロピルアルコール、アセトン等
を含む電着液11に入れ、端子Tgを介して第1のスト
ライプ状透明電極1Gに負電位(直流電圧)、端子T
b、Trを介して他のストライプ状透明電極1B、1R
に0または正電位(逆バイアス電圧)を印加し、その対
極8に正電位を印加して、電極1Gにのみ緑色蛍光粉体
を電着し、緑色蛍光体膜を形成する。その後、ストライ
プ状透明電極1間及び上述の柱23にファンデルワール
ス力等の非静電的作用により付着したごく少量の蛍光粉
体等を除去するためパネル10をアルコール等で洗浄
し、次いで熱風乾燥する。
を緑色蛍光粉体を分散した電着液11、例えば陰極電着
においては電解質として硝酸アルミニウム、硝酸マグネ
シウム、硝酸ランタニウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び硝酸トリウム等、また分散材としてグリセ
リン、溶媒としてイソプロピルアルコール、アセトン等
を含む電着液11に入れ、端子Tgを介して第1のスト
ライプ状透明電極1Gに負電位(直流電圧)、端子T
b、Trを介して他のストライプ状透明電極1B、1R
に0または正電位(逆バイアス電圧)を印加し、その対
極8に正電位を印加して、電極1Gにのみ緑色蛍光粉体
を電着し、緑色蛍光体膜を形成する。その後、ストライ
プ状透明電極1間及び上述の柱23にファンデルワール
ス力等の非静電的作用により付着したごく少量の蛍光粉
体等を除去するためパネル10をアルコール等で洗浄
し、次いで熱風乾燥する。
【0030】次に、青色蛍光粉体を分散して電着液11
にこの蛍光パネル10を入れ、端子1を介して青色に対
応する各透明電極1Bに負電位、他の透明電極1G及び
1Rに0または正電位(逆バイアス電位)、更に対極8
に正電位を与えて電極1B上に青色蛍光粉体のみを電着
し、上述の緑色蛍光膜には全く混色なく青色蛍光膜を形
成することができる。そしてこの場合もアルコール等で
洗浄した後熱風乾燥する。
にこの蛍光パネル10を入れ、端子1を介して青色に対
応する各透明電極1Bに負電位、他の透明電極1G及び
1Rに0または正電位(逆バイアス電位)、更に対極8
に正電位を与えて電極1B上に青色蛍光粉体のみを電着
し、上述の緑色蛍光膜には全く混色なく青色蛍光膜を形
成することができる。そしてこの場合もアルコール等で
洗浄した後熱風乾燥する。
【0031】更に、パネル10を赤色蛍光粉体を分散し
た電着液11に入れ、端子Trを介して赤色に対応する
各透明電極1Rに負電位、他の透明電極1G及び1Bに
0または正電位(逆バイアス電位)、更に対極8に正電
位を与えて電極1R上に赤色蛍光粉体のみを電着し、上
述の緑色蛍光膜及び青色蛍光膜には全く混色なく赤色蛍
光膜を形成することができる。この場合も同様にアルコ
ール等で洗浄した後熱風乾燥する。
た電着液11に入れ、端子Trを介して赤色に対応する
各透明電極1Rに負電位、他の透明電極1G及び1Bに
0または正電位(逆バイアス電位)、更に対極8に正電
位を与えて電極1R上に赤色蛍光粉体のみを電着し、上
述の緑色蛍光膜及び青色蛍光膜には全く混色なく赤色蛍
光膜を形成することができる。この場合も同様にアルコ
ール等で洗浄した後熱風乾燥する。
【0032】陰極電着においては、水等の電気分解及び
電解質(フリーイオン)の陰極における電気化学的反応
により陰極側にH2 等が発生し、ITOより成る透明電
極1を還元させてしまうという欠点を有するが、電着液
の前処理を行うことによってこれを避けることは可能で
ある。即ち水分除去、電解処理等や電解質フリーイオン
を除去するとか電着液の上澄み液を交換するなどの処理
を行うことにより透明電極1の白色化を回避することが
できる。
電解質(フリーイオン)の陰極における電気化学的反応
により陰極側にH2 等が発生し、ITOより成る透明電
極1を還元させてしまうという欠点を有するが、電着液
の前処理を行うことによってこれを避けることは可能で
ある。即ち水分除去、電解処理等や電解質フリーイオン
を除去するとか電着液の上澄み液を交換するなどの処理
を行うことにより透明電極1の白色化を回避することが
できる。
【0033】また、各蛍光体の塗膜値は電着時間、電界
強度や蛍光体量等で制御することができ、例えば電着用
電源の直流電界が50V/cmである場合、15μmを
付着させるには30秒間の電着で可能である。また、逆
バイアス電位は0〜500V程度、アルコール等の洗浄
所要時間は30秒程度である。
強度や蛍光体量等で制御することができ、例えば電着用
電源の直流電界が50V/cmである場合、15μmを
付着させるには30秒間の電着で可能である。また、逆
バイアス電位は0〜500V程度、アルコール等の洗浄
所要時間は30秒程度である。
【0034】更に上述の例においては水溶液系の陰極電
着を行う場合であるが、ニトロセルロースを含むケトン
系電着液等の非水溶液系の陽極電着を行う場合において
も、逆バイアスを非選択電極に印加することによって、
上述の例と同様に混色を避けて高精度に蛍光体を被着す
ることができる。
着を行う場合であるが、ニトロセルロースを含むケトン
系電着液等の非水溶液系の陽極電着を行う場合において
も、逆バイアスを非選択電極に印加することによって、
上述の例と同様に混色を避けて高精度に蛍光体を被着す
ることができる。
【0035】そしてこのようにして形成されたカラー蛍
光パネル10を、図2において説明した上述の電界放出
型カソードを配置したパネルとガラス接着材等によって
その間隔を300μm程度に保持して接合した後、内部
を10-8Torr程度に排気して、電界放出型ディスプ
レイFEDを構成する。
光パネル10を、図2において説明した上述の電界放出
型カソードを配置したパネルとガラス接着材等によって
その間隔を300μm程度に保持して接合した後、内部
を10-8Torr程度に排気して、電界放出型ディスプ
レイFEDを構成する。
【0036】そしてそれぞれ直交する2方向に延長する
カソード17とゲート電極19とを選択して電圧を順次
印加し、その交叉部22の電界放出型カソード21から
電子を放出して各色に対応する蛍光体を発光させること
によって、信号に対応するカラー映像表示を行うことが
できる。
カソード17とゲート電極19とを選択して電圧を順次
印加し、その交叉部22の電界放出型カソード21から
電子を放出して各色に対応する蛍光体を発光させること
によって、信号に対応するカラー映像表示を行うことが
できる。
【0037】このカラー表示方法としては、選択された
交叉部22の各カソードと一色の蛍光体とを対応させる
方法と、各カソードと複数の色蛍光体とを対応させるい
わゆる色選別方法がある。この場合の色選別の動作を図
7及び図8を用いて説明する。
交叉部22の各カソードと一色の蛍光体とを対応させる
方法と、各カソードと複数の色蛍光体とを対応させるい
わゆる色選別方法がある。この場合の色選別の動作を図
7及び図8を用いて説明する。
【0038】図7において、蛍光パネル10の内面の複
数のストライプ状の透明電極1は図7と直交する方向に
延長し、上述したようにこの上に各色に対応するR,
G,Bの蛍光体が順次配列されて形成され、各色の電極
はそれぞれ赤色はTr、緑色はTg、青色はTbの端子
に集約されて成る。対向する背面パネル16上には、上
述したようにカソード電極17及びゲート電極19が直
交してストライプ状に設けられ、このカソード電極17
−ゲート電極19間に108 〜109 V/mの電界強度
を加えると、各電極の交叉部22に形成された電界放出
型カソード(図示せず)から電子が放出される。一方透
明電極1即ちアノード電極とカソード電極17間とのに
は100〜1000Vの電圧を印加して電子を加速し、
蛍光体を発光させる。図7の例においては赤色蛍光体R
にのみ電圧印加して電子を矢印eで示すように加速させ
た場合を示している。
数のストライプ状の透明電極1は図7と直交する方向に
延長し、上述したようにこの上に各色に対応するR,
G,Bの蛍光体が順次配列されて形成され、各色の電極
はそれぞれ赤色はTr、緑色はTg、青色はTbの端子
に集約されて成る。対向する背面パネル16上には、上
述したようにカソード電極17及びゲート電極19が直
交してストライプ状に設けられ、このカソード電極17
−ゲート電極19間に108 〜109 V/mの電界強度
を加えると、各電極の交叉部22に形成された電界放出
型カソード(図示せず)から電子が放出される。一方透
明電極1即ちアノード電極とカソード電極17間とのに
は100〜1000Vの電圧を印加して電子を加速し、
蛍光体を発光させる。図7の例においては赤色蛍光体R
にのみ電圧印加して電子を矢印eで示すように加速させ
た場合を示している。
【0039】このように、三端子化された各色RGBを
時系列で選択することによってカラー表示を行うことが
できる。各カソード電極列上のある一点のカソード、ゲ
ート及びアノード(蛍光体ストライプ)のNTSC方式
での色選別タイミングチャートを図8に示す。各カソー
ド電極17を1Hの周期で線順次駆動させるときに、各
色蛍光体R,G,Bに対しそれぞれ周期HのうちH/3
ずつ+hVの信号を与え、一方ゲート信号及びカソード
信号をH/3周期でゲート信号として+αV、カソード
信号として−αV〜−βVを同期してそれぞれ与え、ゲ
ート−カソード間電圧Vpp=+2αVのときに電子を放
出して、H/3毎に選択されるRGBの各蛍光体を発光
させて色選別を行うことができ、これによりフルカラー
表示を行うことができる。
時系列で選択することによってカラー表示を行うことが
できる。各カソード電極列上のある一点のカソード、ゲ
ート及びアノード(蛍光体ストライプ)のNTSC方式
での色選別タイミングチャートを図8に示す。各カソー
ド電極17を1Hの周期で線順次駆動させるときに、各
色蛍光体R,G,Bに対しそれぞれ周期HのうちH/3
ずつ+hVの信号を与え、一方ゲート信号及びカソード
信号をH/3周期でゲート信号として+αV、カソード
信号として−αV〜−βVを同期してそれぞれ与え、ゲ
ート−カソード間電圧Vpp=+2αVのときに電子を放
出して、H/3毎に選択されるRGBの各蛍光体を発光
させて色選別を行うことができ、これによりフルカラー
表示を行うことができる。
【0040】尚、上述の例においてはFEDに適用した
場合について説明したが、本発明はその他各種ディスプ
レイにおけるカラー蛍光面、特にその蛍光体が200μ
m以下程度とされるいわゆるファインストライプの蛍光
面を形成する場合に本発明を適用しすることができ、ま
たその形成方法としても種々の変更が可能であることは
いうまでもない。
場合について説明したが、本発明はその他各種ディスプ
レイにおけるカラー蛍光面、特にその蛍光体が200μ
m以下程度とされるいわゆるファインストライプの蛍光
面を形成する場合に本発明を適用しすることができ、ま
たその形成方法としても種々の変更が可能であることは
いうまでもない。
【0041】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば蛍光体
を電着により形成するにあたって非選択電極に0または
逆バイアスを印加することによって、混色を確実に回避
することができ、特にファインストライプの蛍光体を高
精度に混色なく被着できて、高品位なカラー蛍光面が容
易に得られる。
を電着により形成するにあたって非選択電極に0または
逆バイアスを印加することによって、混色を確実に回避
することができ、特にファインストライプの蛍光体を高
精度に混色なく被着できて、高品位なカラー蛍光面が容
易に得られる。
【0042】更に、有機系材料を用いることなく蛍光面
を形成でき、ディスプレイ内の超高真空を維持すること
が可能となる。
を形成でき、ディスプレイ内の超高真空を維持すること
が可能となる。
【0043】また真空に抗して蛍光パネルを支える柱を
このパネル内面に形成する場合においてもその立体的な
影響を受けることなく、均一な蛍光体膜を形成すること
ができる。
このパネル内面に形成する場合においてもその立体的な
影響を受けることなく、均一な蛍光体膜を形成すること
ができる。
【0044】また本発明によれば、ファインストライプ
の蛍光体が高精度に混色なく被着されて電界放出型ディ
スプレイのカラー蛍光面を得ることができる。
の蛍光体が高精度に混色なく被着されて電界放出型ディ
スプレイのカラー蛍光面を得ることができる。
【0045】更にまた、電着の際に各色毎の端子を集約
することによって端子の本数を蛍光体色と同数にまで減
じることができ、ファインストライプの蛍光体の場合特
にその端子数の低減化により実装空間を拡大して外部回
路との接続の信頼性を向上することができる。
することによって端子の本数を蛍光体色と同数にまで減
じることができ、ファインストライプの蛍光体の場合特
にその端子数の低減化により実装空間を拡大して外部回
路との接続の信頼性を向上することができる。
【0046】更にRGB三端子化することにより色選別
が容易となり、フルカラー表示を行うことができる。
が容易となり、フルカラー表示を行うことができる。
【図1】カラー蛍光面の形成方法の一例の説明図であ
る。
る。
【図2】電界放出型ディスプレイの一例の分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】電界放出型ディスプレイの一例の要部の略線的
拡大斜視図である。
拡大斜視図である。
【図4】カラー蛍光面の形成方法の一例の説明図であ
る。
る。
【図5】カラー蛍光面の形成方法の一例の説明図であ
る。
る。
【図6】カラー蛍光面の一例の略線的拡大斜視図であ
る。
る。
【図7】RGB三端子切り換えによる色選別の説明図で
ある。
ある。
【図8】色選別のタイミングチャートを示す図である。
1 透明電極 1G 透明電極 1B 透明電極 1R 透明電極 8 対極 9 電着槽 10 蛍光パネル 11 電着液
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】しかしながらこのスラリー法による場合
は、各色蛍光体間を隙間なく高精度に蛍光面を形成する
ことが困難であること、また結合材として有機系の材料
を使用しているがこの材料を焼成工程で燃焼するのみで
は完全に除去することができない。例えば上述のFED
におけるカラー蛍光面を形成する場合、ディスプレイ内
を10-8Torr程度の超高真空に保持することが必要
となるが、スラリー法では上述したように蛍光面からの
放出ガスによって真空度の劣化を引き起こすという不都
合を有する。
は、各色蛍光体間を隙間なく高精度に蛍光面を形成する
ことが困難であること、また結合材として有機系の材料
を使用しているがこの材料を焼成工程で燃焼するのみで
は完全に除去することができない。例えば上述のFED
におけるカラー蛍光面を形成する場合、ディスプレイ内
を10-8Torr程度の超高真空に保持することが必要
となるが、スラリー法では上述したように蛍光面からの
放出ガスによって真空度の劣化を引き起こすという不都
合を有する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】ところがこの印刷法による場合においても
以下に述べる種々の問題が生じる。例えば印刷法では、
印刷用のマスクをこのパネル内面に密着させることがで
きず、幅狭のストライプ電極パターンを高精度に形成す
ることが困難である。また焼成後の蛍光体に有機物質が
残留して真空度を損なう恐れがあること、更にパネル内
を超高真空に維持するためにはパネル内間隔を保持する
ための300μm程度の高さの支柱(リブ)を形成する
必要があるが、このリブを形成した後にこの印刷法によ
って蛍光面を形成することはその高さによる立体的な影
響から実際上不可能であり、上述のFEDの蛍光面を作
製する場合に適用することは難しい。
以下に述べる種々の問題が生じる。例えば印刷法では、
印刷用のマスクをこのパネル内面に密着させることがで
きず、幅狭のストライプ電極パターンを高精度に形成す
ることが困難である。また焼成後の蛍光体に有機物質が
残留して真空度を損なう恐れがあること、更にパネル内
を超高真空に維持するためにはパネル内間隔を保持する
ための300μm程度の高さの支柱(リブ)を形成する
必要があるが、このリブを形成した後にこの印刷法によ
って蛍光面を形成することはその高さによる立体的な影
響から実際上不可能であり、上述のFEDの蛍光面を作
製する場合に適用することは難しい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】上述したように、本発明は、蛍光パネル10の
内面に透明電極1を形成した後、水溶性或いは非水溶性
電着液を用いるいずれの電着法においても、蛍光体を被
着しない電極に、0又は逆バイアスの電圧を印加する新
規な電着手法を用いるものであり、これによって非選択
電極への電気泳動による蛍光体の付着を確実に回避でき
ることから、高精度で且つ均一な電着を行うことがで
き、混色のない蛍光面の形成が可能となる。またこのと
き有機結合材を含む蛍光体を用いることなく蛍光面を形
成でき、放出ガスによる真空度の低下を回避できる。
内面に透明電極1を形成した後、水溶性或いは非水溶性
電着液を用いるいずれの電着法においても、蛍光体を被
着しない電極に、0又は逆バイアスの電圧を印加する新
規な電着手法を用いるものであり、これによって非選択
電極への電気泳動による蛍光体の付着を確実に回避でき
ることから、高精度で且つ均一な電着を行うことがで
き、混色のない蛍光面の形成が可能となる。またこのと
き有機結合材を含む蛍光体を用いることなく蛍光面を形
成でき、放出ガスによる真空度の低下を回避できる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】そして各カソード電極17とゲート電極1
9との互いの交叉部10に、蛍光面1におけるR,G,
Bで示す三原色の各蛍光体素子に対応するように所定の
開口幅wを有するカソードホール20が例えば複数個穿
設され、これらカソードホール20内においてカソード
電極17上にそれぞれ例えば図3にその要部の略線的拡
大斜視図を示すように、円錐状の電界放出型カソード2
1が被着形成されて電極構体15が構成される。図3に
おいて、図2に対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
9との互いの交叉部10に、蛍光面1におけるR,G,
Bで示す三原色の各蛍光体素子に対応するように所定の
開口幅wを有するカソードホール20が例えば複数個穿
設され、これらカソードホール20内においてカソード
電極17上にそれぞれ例えば図3にその要部の略線的拡
大斜視図を示すように、円錐状の電界放出型カソード2
1が被着形成されて電極構体15が構成される。図3に
おいて、図2に対応する部分には同一符号を付して重複
説明を省略する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】このような構成において、先ずパネル10
を緑色蛍光粉体を分散した電着液11、例えば陰極電着
においては電解質として硝酸アルミニウム、硝酸マグネ
シウム、硝酸ランタニウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び硝酸トリウム等、また分散材としてグリセ
リン、溶媒としてイソプロピルアルコール、アセトン、
アミルアルコール等を含む電着液11に入れ、端子Tg
を介して第1のストライプ状透明電極1Gに負電位(直
流電圧)、端子Tb、Trを介して他のストライプ状透
明電極1B、1Rに0または正電位(逆バイアス電圧)
を印加し、その対極8に正電位を印加して、電極1Gに
のみ緑色蛍光粉体を電着し、緑色蛍光体膜を形成する。
その後、ストライプ状透明電極1間及び上述の柱23に
ファンデルワールス力等の非静電的作用により付着した
ごく少量の蛍光粉体等を除去するためパネル10をアル
コール等で洗浄し、次いで熱風乾燥する。
を緑色蛍光粉体を分散した電着液11、例えば陰極電着
においては電解質として硝酸アルミニウム、硝酸マグネ
シウム、硝酸ランタニウム、水酸化ナトリウム、水酸化
カリウム及び硝酸トリウム等、また分散材としてグリセ
リン、溶媒としてイソプロピルアルコール、アセトン、
アミルアルコール等を含む電着液11に入れ、端子Tg
を介して第1のストライプ状透明電極1Gに負電位(直
流電圧)、端子Tb、Trを介して他のストライプ状透
明電極1B、1Rに0または正電位(逆バイアス電圧)
を印加し、その対極8に正電位を印加して、電極1Gに
のみ緑色蛍光粉体を電着し、緑色蛍光体膜を形成する。
その後、ストライプ状透明電極1間及び上述の柱23に
ファンデルワールス力等の非静電的作用により付着した
ごく少量の蛍光粉体等を除去するためパネル10をアル
コール等で洗浄し、次いで熱風乾燥する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】陰極電着においては、水等の電気分解及び
電解質(フリーイオン)の陰極における電気化学的反応
により陰極側にH2 等が発生し、ITOより成る透明電
極1を還元させてしまうという欠点を有するが、電着液
の前処理を行うことによってこれを避けることは可能で
ある。即ち水分除去、電解処理等や電解質フリーイオン
を除去するとか電着液の上澄み液を交換するなどの処理
を行うことにより透明電極1の不透明化を回避すること
ができる。
電解質(フリーイオン)の陰極における電気化学的反応
により陰極側にH2 等が発生し、ITOより成る透明電
極1を還元させてしまうという欠点を有するが、電着液
の前処理を行うことによってこれを避けることは可能で
ある。即ち水分除去、電解処理等や電解質フリーイオン
を除去するとか電着液の上澄み液を交換するなどの処理
を行うことにより透明電極1の不透明化を回避すること
ができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0040
【補正方法】変更
【補正内容】
【0040】尚、上述の例においてはFEDに適用した
場合について説明したが、本発明はその他各種ディスプ
レイにおけるカラー蛍光面、特にその蛍光体が200μ
m以下程度とされるいわゆるファインストライプの蛍光
面を形成する場合に本発明を適用することができ、また
その形成方法としても種々の変更が可能であることはい
うまでもない。
場合について説明したが、本発明はその他各種ディスプ
レイにおけるカラー蛍光面、特にその蛍光体が200μ
m以下程度とされるいわゆるファインストライプの蛍光
面を形成する場合に本発明を適用することができ、また
その形成方法としても種々の変更が可能であることはい
うまでもない。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0042
【補正方法】変更
【補正内容】
【0042】更に、有機系結合材料を用いることなく蛍
光面を形成でき、ディスプレイ内の超高真空を維持する
ことが可能となる。
光面を形成でき、ディスプレイ内の超高真空を維持する
ことが可能となる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
Claims (4)
- 【請求項1】 蛍光パネルの内面に、各色蛍光体に対応
する複数の透明電極を形成し、上記各透明電極上に蛍光
体を選択的に被着形成するカラー蛍光面の形成方法にお
いて、 上記蛍光パネルの内面に、各色蛍光体に対応する複数の
透明電極を形成した後、 水溶性或いは非水溶性電着液中で、 上記蛍光体を被着しない電極に、0又は上記蛍光体を被
着する電極とは逆バイアスの電圧を印加することを特徴
とするカラー蛍光面の形成方法。 - 【請求項2】 上記透明電極をストライプ状とし、その
幅を200μm以下とすることを特徴とする上記請求項
1に記載のカラー蛍光面の形成方法。 - 【請求項3】 上記蛍光パネルが上記蛍光パネル内の高
真空に耐えるように上記蛍光パネル内面に柱を形成した
後、上記カラー蛍光面を形成することを特徴とする上記
請求項1に記載のカラー蛍光面の形成方法。 - 【請求項4】 上記請求項1に記載のカラー蛍光面の形
成方法によってカラー蛍光面が形成されて成ることを特
徴とする電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225994A JPH0676738A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | カラー蛍光面の形成方法及び電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225994A JPH0676738A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | カラー蛍光面の形成方法及び電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676738A true JPH0676738A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=16838130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4225994A Pending JPH0676738A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | カラー蛍光面の形成方法及び電界放出型ディスプレイのカラー蛍光面 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676738A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001110303A (ja) * | 1999-08-12 | 2001-04-20 | Samsung Sdi Co Ltd | 電気泳動法を利用したカーボンナノチューブフィールドエミッタの製造方法 |
WO2013178618A3 (de) * | 2012-05-29 | 2014-07-17 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Verfahren zum herstellen eines bauelementes und vorrichtung zum herstellen eines bauelementes |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4225994A patent/JPH0676738A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20150015018A (ko) * | 2012-05-29 | 2015-02-09 | 오스람 옵토 세미컨덕터스 게엠베하 | 컴포넌트를 생성하기 위한 프로세스 및 컴포넌트를 생성하기 위한 장치 |
CN104395507A (zh) * | 2012-05-29 | 2015-03-04 | 奥斯兰姆奥普托半导体有限责任公司 | 组件的制造方法和组件的制造装置 |
CN104395507B (zh) * | 2012-05-29 | 2017-10-20 | 奥斯兰姆奥普托半导体有限责任公司 | 组件的制造方法和组件的制造装置 |
US10091890B2 (en) | 2012-05-29 | 2018-10-02 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Process of producing a component and apparatus that produces a component |
US10091889B2 (en) | 2012-05-29 | 2018-10-02 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Process of producing a component and apparatus that produces a component |
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