JPH0669513A - Mosパワー・トランジスタ・デバイス - Google Patents
Mosパワー・トランジスタ・デバイスInfo
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- JPH0669513A JPH0669513A JP5088938A JP8893893A JPH0669513A JP H0669513 A JPH0669513 A JP H0669513A JP 5088938 A JP5088938 A JP 5088938A JP 8893893 A JP8893893 A JP 8893893A JP H0669513 A JPH0669513 A JP H0669513A
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- 238000002955 isolation Methods 0.000 claims 3
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims 2
- 239000000463 material Substances 0.000 claims 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 229910021420 polycrystalline silicon Inorganic materials 0.000 description 3
- 210000000746 body region Anatomy 0.000 description 2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/0203—Particular design considerations for integrated circuits
- H01L27/0248—Particular design considerations for integrated circuits for electrical or thermal protection, e.g. electrostatic discharge [ESD] protection
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L27/00—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate
- H01L27/02—Devices consisting of a plurality of semiconductor or other solid-state components formed in or on a common substrate including semiconductor components specially adapted for rectifying, oscillating, amplifying or switching and having potential barriers; including integrated passive circuit elements having potential barriers
- H01L27/0203—Particular design considerations for integrated circuits
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 過負荷や短絡に対して極めて有効に保護でき
るMOSパワー・トランジスタ・デバイスを得る。 【構成】 デバイス(3,3')は、ソース領域(24)、ゲート
領域(27)及びドレイン領域(13a,15a)を有し、前記ソー
ス領域及び前記ドレイン領域がチップ(10)に形成される
MOSトランジスタと、前記チップに集積され、前記M
OSトランジスタによって部分的に囲まれ、且つ前記ソ
ース領域に直結されたエミッタ領域(19)及びベース端子
(13)を定めるベース領域(18)を有するバイポーラ・トラ
ンジスタとを備えている。
るMOSパワー・トランジスタ・デバイスを得る。 【構成】 デバイス(3,3')は、ソース領域(24)、ゲート
領域(27)及びドレイン領域(13a,15a)を有し、前記ソー
ス領域及び前記ドレイン領域がチップ(10)に形成される
MOSトランジスタと、前記チップに集積され、前記M
OSトランジスタによって部分的に囲まれ、且つ前記ソ
ース領域に直結されたエミッタ領域(19)及びベース端子
(13)を定めるベース領域(18)を有するバイポーラ・トラ
ンジスタとを備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MOSパワー・トラ
ンジスタ・デバイスに関するものである。
ンジスタ・デバイスに関するものである。
【0002】
【従来の技術】バイポーラ・パワー・トランジスタに適
用された様な温度検知用デバイスは既に知られている。
例えば、「アイイーイーイー・ジャーナル・オブ・ソリ
ッドステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid-
State Circuits)」、第SC−22巻、第1号(19
87年2月号)に掲載されたロバート・ジェイ・ウィド
ラー(Robert J.Widlar)及びミネオ・ヤマタケ共著
の論文“ピーク温度制限を用いるパワー・トランジスタ
用ダイナミック安全領域保護”を参照されたい。このよ
うなデバイスは、能動エミッタ近くのバイポーラ・パワ
ー・トランジスタ全体に分布されたPN接合から成る。
上記論文に述べられた代表的な応用では、制限温度に達
した時に、接合での電圧降下がゼロである様に、接合は
電流源によってバイアスされる。演算増巾器は、接合端
子に入力接続され、そして制限温度を越える時に温度調
整するためにパワー・トランジスタのベース回路の制御
を引き継ぐ。しかしながら、その様な解決策はMOSパ
ワー・トランジスタには適用できない。
用された様な温度検知用デバイスは既に知られている。
例えば、「アイイーイーイー・ジャーナル・オブ・ソリ
ッドステート・サーキッツ(IEEE Journal of Solid-
State Circuits)」、第SC−22巻、第1号(19
87年2月号)に掲載されたロバート・ジェイ・ウィド
ラー(Robert J.Widlar)及びミネオ・ヤマタケ共著
の論文“ピーク温度制限を用いるパワー・トランジスタ
用ダイナミック安全領域保護”を参照されたい。このよ
うなデバイスは、能動エミッタ近くのバイポーラ・パワ
ー・トランジスタ全体に分布されたPN接合から成る。
上記論文に述べられた代表的な応用では、制限温度に達
した時に、接合での電圧降下がゼロである様に、接合は
電流源によってバイアスされる。演算増巾器は、接合端
子に入力接続され、そして制限温度を越える時に温度調
整するためにパワー・トランジスタのベース回路の制御
を引き継ぐ。しかしながら、その様な解決策はMOSパ
ワー・トランジスタには適用できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】MOSパワー・トラン
ジスタは、短絡や過負荷(これはMOSトランジスタを
集積するチップの温度をかなり上昇させる)の場合に、
デバイスが消費できる最多電力を越えること(そしてこ
れはドレイン・ソース電圧の変動につれて一定である)
によって損傷されると知られている。この問題を克服す
るために、種々の保護策がとられたが、どれも有効でな
かった。
ジスタは、短絡や過負荷(これはMOSトランジスタを
集積するチップの温度をかなり上昇させる)の場合に、
デバイスが消費できる最多電力を越えること(そしてこ
れはドレイン・ソース電圧の変動につれて一定である)
によって損傷されると知られている。この問題を克服す
るために、種々の保護策がとられたが、どれも有効でな
かった。
【0004】そこで、この発明の目的は、過負荷や短絡
に対して極めて有効に保護できるMOSパワー・トラン
ジスタ・デバイスを得ることである。
に対して極めて有効に保護できるMOSパワー・トラン
ジスタ・デバイスを得ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、請求
項1記載のMOSパワー・トランジスタ・デバイスが提
供される。
項1記載のMOSパワー・トランジスタ・デバイスが提
供される。
【0006】この発明の一面によれば、温度検知用バイ
ポーラ・トランジスタは集積され且つMOSパワー・ト
ランジスタの内側に適切に置かれ、MOSパワー・トラ
ンジスタを集積するチップ内側の温度を検知し、そして
最高許容温度を越える場合に温度が更に上昇しない様に
MOSパワー・トランジスタのゲート・ソース電圧降下
を調整する。
ポーラ・トランジスタは集積され且つMOSパワー・ト
ランジスタの内側に適切に置かれ、MOSパワー・トラ
ンジスタを集積するチップ内側の温度を検知し、そして
最高許容温度を越える場合に温度が更に上昇しない様に
MOSパワー・トランジスタのゲート・ソース電圧降下
を調整する。
【0007】
【実施例】この発明の2つの好ましい実施例を、添付図
面について説明する。
面について説明する。
【0008】図1において、1は過負荷又は短絡から保
護されるべきMOSパワー・トランジスタを示す。図1
に示す様に、バイポーラNPNトランジスタ2も設けら
れている。このバイポーラ・トランジスタ2では、その
コレクタ領域がMOSトランジスタ1のゲート領域に接
続されると共にゲート端子Gにも接続され、そのエミッ
タ領域がMOSトランジスタ1のソース領域に接続され
ると共にソース端子Sにも接続され、且つそのベース領
域がそれ自身の端子つまりベース端子Bに接続されてい
る。MOSトランジスタ1にはドレイン端子Dもある。
護されるべきMOSパワー・トランジスタを示す。図1
に示す様に、バイポーラNPNトランジスタ2も設けら
れている。このバイポーラ・トランジスタ2では、その
コレクタ領域がMOSトランジスタ1のゲート領域に接
続されると共にゲート端子Gにも接続され、そのエミッ
タ領域がMOSトランジスタ1のソース領域に接続され
ると共にソース端子Sにも接続され、且つそのベース領
域がそれ自身の端子つまりベース端子Bに接続されてい
る。MOSトランジスタ1にはドレイン端子Dもある。
【0009】バイポーラ・トランジスタ2は、温度セン
サになり、且つMOSトランジスタ1の内側に形成され
た絶縁ポケット中に集積されて4端子のMOSパワー・
トランジスタ・デバイス3を作る。このデバイス3は、
集積されているので、MOSトランジスタ1の温度を検
出できる。
サになり、且つMOSトランジスタ1の内側に形成され
た絶縁ポケット中に集積されて4端子のMOSパワー・
トランジスタ・デバイス3を作る。このデバイス3は、
集積されているので、MOSトランジスタ1の温度を検
出できる。
【0010】デバイス3の一実施例は図3に示されてお
り、この図3はMOSトランジスタ1の、バイポーラ・
トランジスタ2を集積化する部分を通るチップ10の断
面を示す。
り、この図3はMOSトランジスタ1の、バイポーラ・
トランジスタ2を集積化する部分を通るチップ10の断
面を示す。
【0011】図3は接地されたP型基板11を示し、こ
の基板11上にN型エピタキシャル層12が拡がってい
る。基板11とエピタキシャル層12によって形成され
た接合を横切って埋没N+型層13a,13bが延びて
いる。エピタキシャル層12と一緒に、埋没層13aは
MOSトランジスタ1のドレイン領域を形成するが、埋
没層13bはバイポーラ・トランジスタ2のコレクタ領
域を形成する。エピタキシャル層12は、基板11から
エピタキシャル層12で定められた上面まで延びるP型
絶縁領域14によって互いに絶縁された多数のポケット
に分けられる。詳しく云うと、上からのぞいた時に、1
つの絶縁領域14aは、MOSトランジスタ1を有する
ポケット12aからバイポーラ・トランジスタ2を有す
るポケット12bを切り離す様に埋没層13aと13b
の間に部分的に挿入されたループを定め、且つポケット
12bを全側面で囲む。
の基板11上にN型エピタキシャル層12が拡がってい
る。基板11とエピタキシャル層12によって形成され
た接合を横切って埋没N+型層13a,13bが延びて
いる。エピタキシャル層12と一緒に、埋没層13aは
MOSトランジスタ1のドレイン領域を形成するが、埋
没層13bはバイポーラ・トランジスタ2のコレクタ領
域を形成する。エピタキシャル層12は、基板11から
エピタキシャル層12で定められた上面まで延びるP型
絶縁領域14によって互いに絶縁された多数のポケット
に分けられる。詳しく云うと、上からのぞいた時に、1
つの絶縁領域14aは、MOSトランジスタ1を有する
ポケット12aからバイポーラ・トランジスタ2を有す
るポケット12bを切り離す様に埋没層13aと13b
の間に部分的に挿入されたループを定め、且つポケット
12bを全側面で囲む。
【0012】埋没層13a,13bは、それぞれN+型
シンカー(sinker)15a,15bによってドレイン・
コンタクト16、コレクタ・コンタクト17へ接続され
ている。
シンカー(sinker)15a,15bによってドレイン・
コンタクト16、コレクタ・コンタクト17へ接続され
ている。
【0013】ポケット12bは、バイポーラ・トランジ
スタ2の、コンタクト20へ接続されたP型ベース領域
18、及びコンタクト21へ接続されたN+型エミッタ
領域19を有する。
スタ2の、コンタクト20へ接続されたP型ベース領域
18、及びコンタクト21へ接続されたN+型エミッタ
領域19を有する。
【0014】ポケット12aはP型ボディ領域23を有
し、その各々は、MOSトランジスタ1のソース領域を
形成し且つそれぞれの接点に接続された一対のN+型領
域24を有する。エピタキシャル層12によって定めら
れた表面上の、隣接し合うボディ領域23のソース領域
24間に多結晶シリコンのゲート領域27が設けられて
いる。このゲート領域27は酸化物層28中に埋めら
れ、この酸化物層28は上述したコンタクトを除きエピ
タキシャル層12の全面を覆う。酸化物層28の内部に
は、デバイス3の接合を保護するために多結晶シリコン
電界プレート保護領域29も設けられている。
し、その各々は、MOSトランジスタ1のソース領域を
形成し且つそれぞれの接点に接続された一対のN+型領
域24を有する。エピタキシャル層12によって定めら
れた表面上の、隣接し合うボディ領域23のソース領域
24間に多結晶シリコンのゲート領域27が設けられて
いる。このゲート領域27は酸化物層28中に埋めら
れ、この酸化物層28は上述したコンタクトを除きエピ
タキシャル層12の全面を覆う。酸化物層28の内部に
は、デバイス3の接合を保護するために多結晶シリコン
電界プレート保護領域29も設けられている。
【0015】図3に示した様に、酸化物層28の上方に
は、ソース領域24を互いに接続すると共にエミッタ領
域19及びソース端子Sに接続するための接続部30
と、ゲート領域27を互いに接続すると共にコレクタ領
域15b,13b及びゲート端子Gに接続するための接
続部31と、ドレイン領域15a,13aを互いに接続
すると共にドレイン端子Dに接続するための接続部32
と、ベース領域18をベース端子Bに接続するための接
続部33とが設けられている。これら接続部は、大電流
用にメタライズされて良く且つ小電流用(この場合はゲ
ート接続部)に多結晶シリコン層で作られて良い。製造
法次第では2種類のメタライズを行うこともできる。
は、ソース領域24を互いに接続すると共にエミッタ領
域19及びソース端子Sに接続するための接続部30
と、ゲート領域27を互いに接続すると共にコレクタ領
域15b,13b及びゲート端子Gに接続するための接
続部31と、ドレイン領域15a,13aを互いに接続
すると共にドレイン端子Dに接続するための接続部32
と、ベース領域18をベース端子Bに接続するための接
続部33とが設けられている。これら接続部は、大電流
用にメタライズされて良く且つ小電流用(この場合はゲ
ート接続部)に多結晶シリコン層で作られて良い。製造
法次第では2種類のメタライズを行うこともできる。
【0016】図2は図1に示したデバイス3の1つの可
能な用途を示し、こゝで4はMOSトランジスタ1をド
ライブするための普通の回路を示し、そして5はバイポ
ーラ・トランジスタ2のベース端子Bとソース端子Sの
間に接続されてバイポーラ・トランジスタ2のベース・
エミッタ接合を基準電圧VREFまでバイアスするための
電圧源を示す。
能な用途を示し、こゝで4はMOSトランジスタ1をド
ライブするための普通の回路を示し、そして5はバイポ
ーラ・トランジスタ2のベース端子Bとソース端子Sの
間に接続されてバイポーラ・トランジスタ2のベース・
エミッタ接合を基準電圧VREFまでバイアスするための
電圧源を示す。
【0017】図2の回路において、もしIMAXがドライ
ブ回路4によって供給される最大電流であるならば、基
準電圧VREFは室温でバイポーラ・トランジスタ2をオ
フに保つ様に選ばれ且つ最高許容温度TUMでIC=IMAX
のコレクタ電流を生じさせる。
ブ回路4によって供給される最大電流であるならば、基
準電圧VREFは室温でバイポーラ・トランジスタ2をオ
フに保つ様に選ばれ且つ最高許容温度TUMでIC=IMAX
のコレクタ電流を生じさせる。
【0018】こうすることにより、正常動作状態では、
バイポーラ・トランジスタ2はオフであり、且つMOS
トランジスタ1は正常に動作する。しかしながらMOS
トランジスタ1の温度が例えば短絡又は過負荷によって
生じられた過剰電力消費のせいで上がると、バイポーラ
・トランジスタは温度TUMまで徐々に導通し始め、この
温度TUMに達するとドライブ回路4によって供給される
最大電流IMAXを吸収するので、ドライブ回路4とは無
関係にMOSトランジスタ1のゲート・ソース接合にお
ける電圧降下を制御する。この段階で、バイポーラ・ト
ランジスタ2のコレクタ・エミッタ間電圧降下と等しく
なる様にゲート・ソース接合での電圧降下VGSを設定す
るのはバイポーラ・トランジスタ2である。
バイポーラ・トランジスタ2はオフであり、且つMOS
トランジスタ1は正常に動作する。しかしながらMOS
トランジスタ1の温度が例えば短絡又は過負荷によって
生じられた過剰電力消費のせいで上がると、バイポーラ
・トランジスタは温度TUMまで徐々に導通し始め、この
温度TUMに達するとドライブ回路4によって供給される
最大電流IMAXを吸収するので、ドライブ回路4とは無
関係にMOSトランジスタ1のゲート・ソース接合にお
ける電圧降下を制御する。この段階で、バイポーラ・ト
ランジスタ2のコレクタ・エミッタ間電圧降下と等しく
なる様にゲート・ソース接合での電圧降下VGSを設定す
るのはバイポーラ・トランジスタ2である。
【0019】図4は、MOSトランジスタ1のドライブ
回路が差動段(PチャネルMOS又はバイポーラPNP
トランジスタ)から成る用途に適したデバイスの第2実
施例を示す。この場合には、もしバイポーラ・トランジ
スタ2のコレクタが差動段の出力端子に直結されるなら
ば、温度センサ2による差動段の不平衡のために、バイ
ポーラ・トランジスタ2のコレクタ端子Cは、MOSト
ランジスタ1のゲート端子Gで短絡される代わりに、デ
バイス3’の外部に在る。
回路が差動段(PチャネルMOS又はバイポーラPNP
トランジスタ)から成る用途に適したデバイスの第2実
施例を示す。この場合には、もしバイポーラ・トランジ
スタ2のコレクタが差動段の出力端子に直結されるなら
ば、温度センサ2による差動段の不平衡のために、バイ
ポーラ・トランジスタ2のコレクタ端子Cは、MOSト
ランジスタ1のゲート端子Gで短絡される代わりに、デ
バイス3’の外部に在る。
【0020】この場合、デバイス3’は、図5に示す様
なドライブ回路に接続されるのが望ましい。図5におい
て、ドライブ回路4’は、電流IMAXを供給するバイア
ス電流源36及び一対のPNPトランジスタ37,38
から成る差動段35と、NPNトランジスタ39及びダ
イオード接続されたNPNトランジスタ40から成る差
動単一出力変換段とを備えている。もう少し詳しく説明
すれば、電流源36は電源ラインとトランジスタ37,
38の相互接続されたエミッタとの間に置かれ、トラン
ジスタ37,38のエミッタはバイポーラ・トランジス
タ2のコレクタ端子Cにも接続され、トランジスタ37
のベース端子は差動段35の入力端子になり、トランジ
スタ38のベース端子はMOSトランジスタ1のドレイ
ン端子Dに接続され、トランジスタ37のコレクタはト
ランジスタ39のコレクタ及びMOSトランジスタ1の
ゲート端子Gに接続され、トランジスタ39のエミッタ
は接地され、トランジスタ39のベースはダイオード接
続されたトランジスタ40のベースに接続され、そして
このトランジスタ40のコレクタはトランジスタ38の
コレクタに接続されている。MOSトランジスタ1のゲ
ート端子Gと接地の間には大電力用抵抗41が設けら
れ、そしてこゝでもバイポーラ・トランジスタ2のベー
ス端子Bとソース端子Sの間に電圧源5が接続されてい
る。
なドライブ回路に接続されるのが望ましい。図5におい
て、ドライブ回路4’は、電流IMAXを供給するバイア
ス電流源36及び一対のPNPトランジスタ37,38
から成る差動段35と、NPNトランジスタ39及びダ
イオード接続されたNPNトランジスタ40から成る差
動単一出力変換段とを備えている。もう少し詳しく説明
すれば、電流源36は電源ラインとトランジスタ37,
38の相互接続されたエミッタとの間に置かれ、トラン
ジスタ37,38のエミッタはバイポーラ・トランジス
タ2のコレクタ端子Cにも接続され、トランジスタ37
のベース端子は差動段35の入力端子になり、トランジ
スタ38のベース端子はMOSトランジスタ1のドレイ
ン端子Dに接続され、トランジスタ37のコレクタはト
ランジスタ39のコレクタ及びMOSトランジスタ1の
ゲート端子Gに接続され、トランジスタ39のエミッタ
は接地され、トランジスタ39のベースはダイオード接
続されたトランジスタ40のベースに接続され、そして
このトランジスタ40のコレクタはトランジスタ38の
コレクタに接続されている。MOSトランジスタ1のゲ
ート端子Gと接地の間には大電力用抵抗41が設けら
れ、そしてこゝでもバイポーラ・トランジスタ2のベー
ス端子Bとソース端子Sの間に電圧源5が接続されてい
る。
【0021】図5のデバイス3’も図2のデバイス3と
同じ仕方で動作する。即ち、温度TUMに達すると、デバ
イス3’は、MOSトランジスタ1のゲート・ソース電
圧降下を制御してどんな温度上昇も防止する様に電流源
36の供給する最大電流IMA Xを吸収するが、不平衡が
無ければ差動段35はTUMより低い温度(正常な動作状
態)に在る。
同じ仕方で動作する。即ち、温度TUMに達すると、デバ
イス3’は、MOSトランジスタ1のゲート・ソース電
圧降下を制御してどんな温度上昇も防止する様に電流源
36の供給する最大電流IMA Xを吸収するが、不平衡が
無ければ差動段35はTUMより低い温度(正常な動作状
態)に在る。
【0022】
【発明の効果】この発明に係るデバイスの利点は以上の
説明から明らかであろう。特に、このデバイスは、有効
なSOA(安全動作領域)保護、トラブルの無いレイア
ウト、及び良好なMOSトランジスタ/バイポーラ・ト
ランジスタ面積比を提供する。
説明から明らかであろう。特に、このデバイスは、有効
なSOA(安全動作領域)保護、トラブルの無いレイア
ウト、及び良好なMOSトランジスタ/バイポーラ・ト
ランジスタ面積比を提供する。
【0023】その上、デバイスの安全動作を確保する制
御回路はその設計が極めて簡単であるので、信頼性が高
く且つ製造費が安い。
御回路はその設計が極めて簡単であるので、信頼性が高
く且つ製造費が安い。
【0024】慣用の保護回路と違い、こゝに述べた解決
策は、大きな誘導性負荷が在っても、MOSトランジス
タの大出力容量を充分に開発する。
策は、大きな誘導性負荷が在っても、MOSトランジス
タの大出力容量を充分に開発する。
【0025】この発明の範囲から逸脱することなく、こ
ゝに説明して図示した様なデバイスに種々の変更を行え
ることは当業者には明らかであろう。
ゝに説明して図示した様なデバイスに種々の変更を行え
ることは当業者には明らかであろう。
【図1】この発明に係るデバイスの第1実施例を示す回
路図である。
路図である。
【図2】図1のデバイスの応用例を示す回路図である。
【図3】図1のデバイスを集積するチップの断面図であ
る。
る。
【図4】第2実施例を示す回路図である。
【図5】図4のデバイスの応用例を示す回路図である。
1 MOSトランジスタ 2 バイポーラ・トランジスタ 3,3’ デバイス S ソース端子 G ゲート端子 D ドレイン端子 B ベース端子 10 チップ 11 基板 12 エピタキシャル層 12b ポケット 13a,15a ドレイン領域 13b,15b コレクタ領域 14a 絶縁領域 18 ベース領域 19 エミッタ領域 24 ソース領域 27 ゲート領域 30〜33 接続部 35 差動部 37,38 トランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エドアルド・ボッティ イタリア国、27029 ヴィジェヴァノ、ヴ ィア・バットゥ 16/D
Claims (11)
- 【請求項1】 ソース端子(S)、ゲート端子(G)、ドレイ
ン端子(D)にそれぞれ接続されたソース領域(24)、ゲー
ト領域(27)、ドレイン領域(12a,13a,15a)を有するMO
Sパワー・トランジスタ(1)を備え、前記ソース領域及
び前記ドレイン領域が半導体材料のチップ部分(10)に形
成されるMOSパワー・トランジスタ・デバイス(3,3')
において、前記チップ部分に集積され、前記MOSパワ
ー・トランジスタによって少なくとも部分的に囲まれ、
且つ前記ソース領域に直結されたエミッタ領域(19)及び
前記デバイスの第4の端子(B)を定めるベース領域(18)
を有するバイポーラ・トランジスタから成る温度センサ
(2)を更に備えたことを特徴とするMOSパワー・トラ
ンジスタ・デバイス。 - 【請求項2】 前記バイポーラ・トランジスタがNPN
トランジスタであることを特徴とする請求項1のMOS
パワー・トランジスタ・デバイス。 - 【請求項3】 前記バイポーラ・トランジスタは、前記
ゲート領域に接続されたコレクタ領域(13b,15b)を有す
ることを特徴とする請求項1又は2のMOSパワー・ト
ランジスタ・デバイス。 - 【請求項4】 前記ベース領域が電圧源(5)の第1端子
に接続され、その第2端子が前記ソース領域及びエミッ
タ領域(19)に接続されていることを特徴とする請求項1
ないし請求項3のいずれかのMOSパワー・トランジス
タ・デバイス。 - 【請求項5】 前記コレクタ領域は、前記チップ部分の
上方に延びる接続部(31)によって前記ゲート領域に直結
されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4の
いずれかのMOSパワー・トランジスタ・デバイス。 - 【請求項6】 前記コレクタ領域が前記デバイスの第5
の端子(C)を定めることを特徴とする請求項1ないし請
求項4のいずれかのMOSパワー・トランジスタ・デバ
イス。 - 【請求項7】 相互接続された端子を有する一対のトラ
ンジスタ(37,38)から成る差動段(35)を備えたドライブ
回路(4')に接続された、請求項6のMOSパワー・トラ
ンジスタ・デバイスにおいて、前記第5の端子が前記一
対のトランジスタの相互接続された端子に接続されてい
ることを特徴とするMOSパワー・トランジスタ・デバ
イス。 - 【請求項8】 前記チップ部分は、第1の導電型(P)の
基板(11)と、反対の導電型(N)から成り、前記ソース領域
及び前記ドレイン領域を有すると共にループ中に延び且
つ多数のソース領域(24)及びドレイン領域(12a,13a,15
a)によって囲まれた少なくとも1つの分離領域(14a)を
有すエピタキシャル層(12)とを備え、前記分離領域は、
前記バイポーラ・トランジスタの前記コレクタ領域、前
記ベース領域及び前記エミッタ領域を有するエピタキシ
ャル・ポケット(12b)を前記エピタキシャル層の残部か
ら電気的に切り離すことを特徴とする請求項1ないし請
求項7のいずれかのMOSパワー・トランジスタ・デバ
イス。 - 【請求項9】 前記基板と前記エピタキシャル層の接合
を横切って、前記反対の導電型の埋没層(13a,13b)が設
けられ、これら埋没層のうちの一方(13b)は前記分離領
域によって囲まれ且つ前記デバイスの大きな表面へシン
カー(15b)によって接続された前記コレクタ領域を定
め、前記エピタキシャル・ポケットは前記第1の導電型
の前記ベース領域を有し、そして前記ベース領域は前記
反対の導電型の前記エミッタ領域を収容することを特徴
とする請求項8のMOSパワー・トランジスタ・デバイ
ス。 - 【請求項10】 前記エピタキシャル層の上方に、前記
ソース領域を前記エミッタ領域へ接続する導電性材料の
第1の接続部(30)が延びていることを特徴とする請求項
8又は請求項9のMOSパワー・トランジスタ・デバイ
ス。 - 【請求項11】 前記エピタキシャル層の上方におい
て、多数のゲート領域(27)が導電性材料の第2の接続部
(31)によって前記コレクタ領域へ接続されていることを
特徴とする請求項10のMOSパワー・トランジスタ・
デバイス。
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