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JPH0662625A - 水田作業機 - Google Patents

水田作業機

Info

Publication number
JPH0662625A
JPH0662625A JP21248992A JP21248992A JPH0662625A JP H0662625 A JPH0662625 A JP H0662625A JP 21248992 A JP21248992 A JP 21248992A JP 21248992 A JP21248992 A JP 21248992A JP H0662625 A JPH0662625 A JP H0662625A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
mud
arm
height
mud hardness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21248992A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Okuda
浩史 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP21248992A priority Critical patent/JPH0662625A/ja
Publication of JPH0662625A publication Critical patent/JPH0662625A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機体に作業装置を昇降操作自在に連結し、田
面から作業装置までの高さを検出する高さセンサーの検
出値に基づいて、作業装置が田面から設定高さに維持さ
れるように、作業装置を昇降操作する昇降制御手段を備
えた水田作業機において、泥の硬さの変化により昇降制
御手段の制御感度が自動的に変更・調節操作されるよう
に、又、泥の硬さの誤認を未然に防止できるようにす
る。 【構成】 泥圧に応じて上下動する接地式の泥硬さセン
サー1を機体側に昇降操作自在に連結して、昇降制御手
段により作業装置3が田面Gから設定高さに維持されて
いる状態において、泥硬さセンサー1が上方に移動する
と制御感度を鈍感側に変更操作し、逆に下方に移動する
と制御感度を敏感側に変更操作する。そして、作業装置
3が設定高さから上昇した状態において泥硬さセンサー
1が上方に移動すると、泥硬さセンサー1全体を持ち上
げ操作し、作業装置3が設定高さから下降した状態にお
いて泥硬さセンサー1が下方に移動すると、泥硬さセン
サー1全体を下降操作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、乗用型田植機や乗用型
直播機等のように、作業装置をアクチュエータにより昇
降操作自在に連結した乗用型の水田作業機に関する。
【0002】
【従来の技術】以上のような乗用型の水田作業機の一例
として乗用型田植機があり、この乗用型田植機では苗植
付装置(作業装置に相当)の昇降制御を行っている。そ
して、乗用型田植機の昇降制御機構の構成の一例が、実
開昭62−202117号公報に開示されている。この
構成では田面から苗植付装置までの高さを検出する高さ
センサーとして、田面に接地追従する接地フロート(前
記公報の第1図中の9)を苗植付装置に備えており、こ
の接地フロートの検出値に基づいて苗植付装置(前記公
報の第8図中の6)が田面から設定高さに維持されるよ
うに、苗植付装置をアクチュエータ(前記公報の第8図
中の11)により昇降操作している。
【0003】接地フロートを田面側に押圧するバネ(前
記公報の第1図中の17)の付勢力を、調節レバー(前
記公報の第1図中の22)により変更して昇降制御感度
を調節できるように構成している。この場合、田面の泥
が硬い状態ではバネの付勢力を強くして制御感度を鈍感
側に設定し、田面の泥が軟らかい状態ではバネの付勢力
を弱くして制御感度を敏感側に設定するのが一般的であ
る。そして、田面内に突入配置される接地式の泥硬さセ
ンサー(前記公報の第1図中の21)を苗植付装置に備
えている。これにより、泥硬さセンサーで田面の泥の硬
さを検出して、接地フロートを田面側に押圧するバネの
付勢力、つまり制御感度が調節レバーにより設定された
値から自動的に調節されるように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述の構造では、泥硬
さセンサーが苗植付装置に装備されている為に、次のよ
うな状態の生じる場合があった。前述の泥硬さセンサー
は、田面の泥が軟らかければ田面内に入り込んでいき、
田面の泥が硬ければ泥からの抵抗で上方に押し上げられ
るものであり、このようにして田面の泥の硬さを検出す
るものである。従って、植付走行中に泥硬さセンサーに
ワラ屑等が付着してくると、田面の泥がそれほど硬くな
いのに、泥硬さセンサーが押し上げられていき、田面の
泥が硬いものと誤認してしまう。又、植付走行中に泥硬
さセンサーだけが、局部的な田面の凹部に入り込んでし
まうと、田面の泥がそれほど軟らかくないのに、泥硬さ
センサーが下降して田面の泥が軟らかいものと誤認して
しまう。本発明は以上のような接地式の泥硬さセンサー
を使用した場合において、泥硬さの検出不良を防止する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな水田作業機において、次のように構成することにあ
る。つまり、機体に作業装置を第1アクチュエータによ
り昇降操作自在に連結し、田面から作業装置までの高さ
を検出する高さセンサーを作業装置に備えて、高さセン
サーの検出値に基づいて作業装置が田面から設定高さに
維持されるように、第1アクチュエータを操作する第1
昇降制御手段を備え、第2アクチュエータにより昇降操
作自在に機体に連結されたアームと、アームの先端に支
持されて田面内に突入配置されるもので、泥圧に応じて
アームに対し上下動する接地式の泥硬さセンサーと、ア
ームに対する泥硬さセンサーの上下位置を検出する位置
センサーとを備えて、第1昇降制御手段により作業装置
が田面から設定高さに維持されている状態において、泥
硬さセンサーがアームに対し所定位置から上方に移動す
ると、第1昇降制御手段の設定された制御感度を鈍感側
に変更操作し、逆に、泥硬さセンサーがアームに対し所
定位置から下方に移動すると、第1昇降制御手段の設定
された制御感度を敏感側に変更操作する感度変更手段を
備えると共に、作業装置が設定高さから上昇した状態に
おいて、泥硬さセンサーがアームに対し所定位置から上
方に移動すると、アームの上昇側に第2アクチュエータ
を作動させ、逆に、作業装置が設定高さから下降した状
態において、泥硬さセンサーがアームに対し所定位置か
ら下方に移動すると、アームの下降側に第2アクチュエ
ータを作動させる第2昇降制御手段を備えてある。
【0006】
【作用】本発明のように構成すると、例えば図1及び図
5に示すように高さセンサー(接地フロート16)の検
出値に基づいて、作業装置(苗植付装置3)が田面Gか
ら設定高さ(基準値)に維持される。このような作業装
置(苗植付装置3)の昇降制御中に、作業装置(苗植付
装置3)が田面Gから設定高さ(基準値)に維持されて
いる状態において、田面Gの泥が硬い場合にはその泥圧
により、泥硬さセンサー1が図1に示す所定位置からア
ーム2に対して上方に揺動する。この場合には、昇降制
御の制御感度が鈍感側に変更操作される。逆に、田面G
の泥が軟らかい場合には、泥硬さセンサー1が図1に示
す所定位置からアーム2に対して下方に揺動する。この
場合には、昇降制御の制御感度が敏感側に変更操作され
る。以上の状態が、通常の昇降制御が行われている状態
である。
【0007】次に、図1及び図5に示すように作業装置
(苗植付装置3)が設定高さ(基準値)から上昇した場
合、前述の通常の状態では泥硬さセンサー1は下降又は
所定位置に残るはずであるが、この状態で泥硬さセンサ
ー1が所定位置から上昇したとする。このような状態に
なると、田面Gの泥が硬くなったのではなく、作業走行
中にワラ屑等が泥硬さセンサー1に付着して、田面Gの
泥からワラ屑に掛かる圧力により、泥硬さセンサー1が
上昇したものと判断される。従って、この場合には昇降
制御の制御感度の変更操作は行われず、図1に示す第2
アクチュエータ11が上昇側に操作され泥硬さセンサー
1が持ち上げられて、泥硬さセンサー1に付着したワラ
屑が後方に流される。
【0008】逆に、作業装置(苗植付装置3)が設定高
さ(基準値)から下降した場合、前述の通常の状態では
泥硬さセンサー1は上昇又は所定位置に残るはずである
が、この状態で泥硬さセンサー1が下降したとする。こ
のような状態になると、田面Gの泥が軟らかくなったの
ではなく、作業走行中に泥硬さセンサー1だけが局部的
な田面Gの凹部に入り込んで下降したと判断される。従
って、この場合には昇降制御の制御感度の変更操作は行
われず、図1に示す第2アクチュエータ11が下降側に
操作され、泥硬さセンサー1が田面Gの局部的な凹部の
底に沿うようにする。
【0009】
【発明の効果】以上のように、泥硬さセンサーを作業装
置ではなく機体側に昇降操作自在に支持することによっ
て、泥硬さセンサーに付着したワラ屑を後方に流した
り、泥硬さセンサーを田面の凹部の底に沿わすことがで
きるようになって、泥硬さセンサーの検出不良による泥
硬さの誤認を防止し、この泥硬さの誤認に伴う昇降制御
の不良を未然に防止できるようになって、水田作業機の
昇降制御性能を向上させることができた。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 (1)図1に示すように装輪式の機体の後部に、苗植付
装置3(作業装置に相当)を第1リンク機構4及び油圧
シリンダ5(第1アクチュエータに相当)により、昇降
操作自在に連結して、乗用型の水田作業機の一例である
乗用型田植機を構成している。苗植付装置3は図1に示
すように、一対の植付アーム7を備えた植付ケース8
が、苗植付装置3の植付ミッションケース6の後部に回
転駆動自在に支持され、苗のせ台9が植付ミッションケ
ース6に対して左右に往復横送り駆動自在に支持されて
おり、植付ケース8の回転に伴い苗のせ台9から一対の
植付アーム7が交互に苗を取り出して田面Gに植え付け
て行くように構成されている。
【0011】図2及び図3に示すように、苗植付装置3
の左右中央に1個の接地フロート16(高さセンサーに
相当)が配置され、苗植付装置3の左右両横側部に左右
一対のサイドフロート(図示せず)が配置されており、
接地フロート16はその後部が、植付ミッションケース
6側の支持アーム17の横軸芯P2周りに揺動自在に支
持されている。図2及び図3に示すように、植付ミッシ
ョンケース6の前端に固定されたフレーム18に、天秤
状の第1アーム26及び第2アーム27が上下揺動自在
に支持され、第1及び第2アーム26,27の先端に平
面視L字状のブラケット28が支持されており、第1及
び第2アーム26,27によりブラケット28が平行に
上下動できるように支持されている。このブラケット2
8にポテンショメータ型式の第1センサー19が固定さ
れており、第1センサー19の検出アーム19aと接地
フロート16の前部とがロッド20により連結されてい
る。そして、接地フロート16の前部に支持されたロッ
ド23が、ブラケット28に固定されたブラケット24
に上下動自在に挿通されており、ロッド23とブラケッ
ト24との間に接地フロート16を下方側に付勢するバ
ネ21が設けられている。
【0012】図2及び図3に示すように、接地フロート
16用の支持アーム17の基部に植付深さの調節レバー
29が固定されている。これにより、調節レバー29を
上下に操作してレバーガイド30に係合固定することに
よって、支持アーム17の上下角度、つまり横軸芯P2
及び接地フロート16の位置を上下に変更し、後述のよ
うに苗の植付深さを変更する。この場合、図2に示すよ
うに調節レバー29のピン29aに第1アーム26の他
端が係合しており、調節レバー29を上下に操作し、横
軸芯P2及び接地フロート16の位置を上下に変更して
苗の植付深さを変更しても、これに伴い第1アーム26
及びブラケット28が上下に揺動操作されて、苗の植付
深さの変更に関係なく接地フロート16と第1センサー
19及びロッド23等の上下間隔を図3に示す間隔に維
持できるように構成している。
【0013】図1に示すように機体の後部下部から第2
リンク機構10が延出されており、この第2リンク機構
10を上下に揺動操作する電動シリンダ11(第2アク
チュエータに相当)が備えられている。第2リンク機構
10の後端のブラケット10aに、側面視L字状のアー
ム2が上下動自在で、一対のバネ13により図1の上下
中央位置に付勢された状態に支持されている。アーム2
の横軸芯P1周りに上下揺動自在、且つ、バネ(図示せ
ず)より下方揺動側に付勢されて、ソリ状の泥硬さセン
サー1が支持されており、この泥硬さセンサー1が田面
G内に突入配置されている。そして、横軸芯P1の位置
に、アーム2に対する泥硬さセンサー1の上下角度を検
出するポテンショメータ型式の第2センサー12(位置
センサーに相当)を備えている。
【0014】(2)次に、乗用型田植機における苗植付
装置3の通常の昇降制御の状態について説明する。図4
に示すように、接地フロート16の第1センサー19か
らの検出値、及び泥硬さセンサー1の第2センサー12
からの検出値が制御装置14に入力されており、昇降制
御の制御感度を人為的に設定変更可能な感度設定スイッ
チ15が備えられている。以上の構造により、図3及び
図4に示すように感度設定スイッチ15を標準に設定し
たとする。この状態において、植付走行に伴い接地フロ
ート16が田面Gに接地追従して行くと、第1センサー
19からの検出値に基づき、この検出値が基準値A1と
なるように(第1センサー19の検出アーム19aが図
3の基準値A1の姿勢となるように)、制御装置14に
より制御弁25が操作され油圧シリンダ5が伸縮操作さ
れて苗植付装置3が自動的に昇降操作される。これによ
り、苗植付装置3が田面Gから設定高さ(基準値)に自
動的に維持されて、苗の植付深さが設定値に維持され
る。
【0015】このような苗植付装置3の昇降制御中にお
いて、アーム2及び電動シリンダ11は図1に示す位置
(感度設定スイッチ15は標準)に固定されている。こ
の状態において図5及び図1に示すように、苗植付装置
3が設定高さ(基準値)から下降して、接地フロート1
6が苗植付装置3に対して上昇した場合に、泥硬さセン
サー1が上昇又は所定位置に残っていれば泥の硬さに特
に変化はなく、苗の深植え状態となって苗植付装置3が
上昇操作される。逆に、苗植付装置3が設定高さ(基準
値)から上昇して、接地フロート16が苗植付装置3に
対して下降した場合に、泥硬さセンサー1が下降又は所
定位置に残っていれば泥の硬さに特に変化はなく、苗の
浅植え状態となって苗植付装置3が下降操作されるので
ある(以上、第1昇降制御手段に相当)。
【0016】以上のように、アーム2及び電動シリンダ
11が図1に示す位置(感度設定スイッチ15は標準)
に固定された状態で、苗植付装置3の昇降制御中に、泥
硬さセンサー1により田面Gの泥の硬さが常時検出され
ている。図5及び図1に示すように苗植付装置3が田面
Gから設定高さ(基準値)に維持されている状態におい
て、田面Gの泥が硬い場合にはその泥圧により、泥硬さ
センサー1が図1に示す所定位置からアーム2に対して
上方に揺動する。この場合には、図3に示すように当初
の基準値A1が基準値A1’に変更される。
【0017】このような状態になると、第1センサー1
9からの検出値が基準値A1’となるように(第1セン
サー19の検出アーム19aが図3の基準値A1’の姿
勢となるように)、苗植付装置3が自動的に昇降操作さ
れる。この基準値A1’における接地フロート16の姿
勢は、図3に示す姿勢よりも上向きになるので、接地フ
ロート16の田面Gへの設定面積が減少すると共に、バ
ネ21が圧縮されてこのバネ21の付勢力が強められ
る。従って、この状態において接地フロート16の田面
Gへの接地追従感度、つまり昇降制御の制御感度が鈍感
側に変更操作されることになる(感度変更手段に相
当)。
【0018】逆に、図5及び図1に示すように苗植付装
置3が田面Gから設定高さ(基準値)に維持されている
状態において、田面Gの泥が軟らかい場合には、泥硬さ
センサー1が図1に示す所定位置からアーム2に対して
下方に揺動する。この場合には、図3に示すように当初
の基準値A1が基準値A1”に変更される。このような
状態になると、第1センサー19からの検出値が基準値
A1”となるように(第1センサー19の検出アーム1
9aが図3の基準値A1”の姿勢となるように)、苗植
付装置3が自動的に昇降操作される。この基準値A1”
における接地フロート16の姿勢は、図3に示す姿勢よ
りも下向きになるので、接地フロート16の田面Gへの
設定面積が増加すると共に、バネ21が延びてこのバネ
21の付勢力が弱められる。従って、この状態において
接地フロート16の田面Gへの接地追従感度、つまり昇
降制御の制御感度が敏感側に変更操作されることになる
(感度変更手段に相当)。以上の状態が、図5において
斜線で囲んでいる部分、及び「泥硬」「泥軟」の部分で
ある。
【0019】(3)前述の状態は感度設定スイッチ15
を標準に操作している状態である。この場合には、図3
に示すように昇降制御の基準値A1が標準の位置に設定
され、この標準の位置の基準値A1が、鈍感側及び敏感
側に変更操作される。これに対して、感度設定スイッチ
15を敏感側に操作して、これに対応する位置に例えば
基準値A2が設定されたとする。この状態では、前述の
ように接地フロート16が下向きになるので、苗植付装
置3の昇降操作が敏感に行われるのであり、第2センサ
ー12の検出に基づいて、基準値A2が図3の位置から
鈍感側及び敏感側に操作されるのである。
【0020】以上の昇降操作において、前述のように調
節レバー29を上下に操作し、横軸芯P2及び接地フロ
ート16の位置を、苗植付装置3に対して上下に変更し
てやる。このようにすれば、田面G(接地フロート1
6)に対して維持すべき苗植付装置3の設定高さ(基準
値)が上下に変更されて、苗の植付深さが変更される。
このように苗の植付深さを変更しても、これに関係なく
図2の第1及び第2アーム26,27の作用により、接
地フロート16と第1センサー19との上下間隔が図3
に示す間隔に維持されるので、感度設定スイッチ15で
設定している基準値(A1,A2等)に変化はない。
【0021】(4)次に、泥硬さセンサー1の検出不良
の状態について説明する。図5及び図1に示すように苗
植付装置3が設定高さ(基準値)から上昇して、接地フ
ロート16が苗植付装置3に対して下降した場合、前述
の通常の状態では泥硬さセンサー1は下降又は所定位置
に残るはずであるが、この状態で泥硬さセンサー1が所
定位置から上昇したとする。このような状態になると、
田面Gの泥が硬くなったのではなく、植付走行中にワラ
屑等が泥硬さセンサー1に付着して、田面Gの泥からワ
ラ屑に掛かる圧力により、泥硬さセンサー1が上昇した
ものと判断される。従って、この場合には接地フロート
16の基準値の変更による制御感度の変更操作は行われ
ず、図1に示す電動シリンダ11が上昇側に操作され泥
硬さセンサー1が持ち上げられて、泥硬さセンサー1に
付着したワラ屑が後方に流される。
【0022】逆に、苗植付装置3が設定高さ(基準値)
から下降して、接地フロート16が苗植付装置3に対し
て上昇した場合、前述の通常の状態では泥硬さセンサー
1は上昇又は所定位置に残るはずであるが、この状態で
泥硬さセンサー1が下降したとする。このような状態に
なると、田面Gの泥が軟らかくなったのではなく、植付
走行中に泥硬さセンサー1だけが局部的な田面Gの凹部
に入り込んで下降したと判断される。従って、この場合
には接地フロート16の基準値の変更による制御感度の
変更操作は行われず、図1に示す電動シリンダ11が下
降側に操作され、泥硬さセンサー1が田面Gの局部的な
凹部の底に沿うようにする(以上、第2昇降制御手段に
相当)。
【0023】(5)この乗用型田植機においては、一回
の植付行程が終了して畦際に達すると、油圧シリンダ5
により苗植付装置3を大きく上昇操作し、畦際で旋回し
て次の植付行程に入る。そして、図4に示すように、走
行用としてベルト式の無段変速装置17を装備してお
り、この無段変速装置17を電動シリンダ22により変
速操作している。従って、このように畦際に達して苗植
付装置3を大きく上昇操作した場合、図1に示す第2リ
ンク機構10及び電動シリンダ11を所定位置に戻し操
作してやれば、泥硬さセンサー1の第2センサー12の
検出値により、田面Gから耕盤Hまでの深さが推定でき
る。これにより、耕盤Hまでの深さが設定以上に深い場
合には、図4に示す電動シリンダ22により無段変速装
置17が所定の低速位置まで自動的に減速操作される。
逆に、耕盤Hまでの深さが浅い場合には、自動的な減速
操作は行われない。
【0024】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機における苗植付装置、第1及び第
2リンク機構、泥硬さセンサー付近の側面図
【図2】苗植付装置における接地フロート及び第1セン
サー付近の正面図
【図3】苗植付装置における接地フロート及び第1セン
サー付近の側面図
【図4】第1及び第2センサー、制御弁、電動シリン
ダ、感度設定スイッチ等の連係状態を示す図
【図5】接地フロート(苗植付装置)の上下位置と泥硬
さセンサーの上下位置との関係により行われる操作の状
態を示す図
【符号の説明】
1 泥硬さセンサー 2 アーム 3 作業装置 5 第1アクチュエータ 11 第2アクチュエータ 12 位置センサー 16 高さセンサー G 田面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体に作業装置(3)を第1アクチュエ
    ータ(5)により昇降操作自在に連結し、田面(G)か
    ら前記作業装置(3)までの高さを検出する高さセンサ
    ー(16)を前記作業装置(3)に備えて、前記高さセ
    ンサー(16)の検出値に基づいて前記作業装置(3)
    が田面(G)から設定高さに維持されるように、前記第
    1アクチュエータ(5)を操作する第1昇降制御手段を
    備え、 第2アクチュエータ(11)により昇降操作自在に機体
    に連結されたアーム(2)と、前記アーム(2)の先端
    に支持されて田面(G)内に突入配置されるもので、泥
    圧に応じて前記アーム(2)に対し上下動する接地式の
    泥硬さセンサー(1)と、前記アーム(2)に対する泥
    硬さセンサー(1)の上下位置を検出する位置センサー
    (12)とを備えて、 前記第1昇降制御手段により作業装置(3)が田面
    (G)から設定高さに維持されている状態において、前
    記泥硬さセンサー(1)がアーム(2)に対し所定位置
    から上方に移動すると、前記第1昇降制御手段の設定さ
    れた制御感度を鈍感側に変更操作し、逆に、前記泥硬さ
    センサー(1)がアーム(2)に対し所定位置から下方
    に移動すると、前記第1昇降制御手段の設定された制御
    感度を敏感側に変更操作する感度変更手段を備えると共
    に、 前記作業装置(3)が設定高さから上昇した状態におい
    て、前記泥硬さセンサー(1)がアーム(2)に対し所
    定位置から上方に移動すると、前記アーム(2)の上昇
    側に前記第2アクチュエータ(11)を作動させ、逆
    に、前記作業装置(3)が設定高さから下降した状態に
    おいて、前記泥硬さセンサー(1)がアーム(2)に対
    し所定位置から下方に移動すると、前記アーム(2)の
    下降側に前記第2アクチュエータ(11)を作動させる
    第2昇降制御手段を備えてある水田作業機。
JP21248992A 1992-08-10 1992-08-10 水田作業機 Pending JPH0662625A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21248992A JPH0662625A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 水田作業機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21248992A JPH0662625A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 水田作業機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0662625A true JPH0662625A (ja) 1994-03-08

Family

ID=16623502

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21248992A Pending JPH0662625A (ja) 1992-08-10 1992-08-10 水田作業機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662625A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10159606A (ja) * 1996-12-03 1998-06-16 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 電子ガバナー機構付エンジン搭載乗用田植機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH10159606A (ja) * 1996-12-03 1998-06-16 Yanmar Agricult Equip Co Ltd 電子ガバナー機構付エンジン搭載乗用田植機

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