JPH0654008A - Bpsk復調器 - Google Patents
Bpsk復調器Info
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- JPH0654008A JPH0654008A JP4225282A JP22528292A JPH0654008A JP H0654008 A JPH0654008 A JP H0654008A JP 4225282 A JP4225282 A JP 4225282A JP 22528292 A JP22528292 A JP 22528292A JP H0654008 A JPH0654008 A JP H0654008A
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- JP
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- output
- binarizing
- signal
- flop
- flip
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/227—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation
- H04L27/2271—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals
- H04L27/2273—Demodulator circuits; Receiver circuits using coherent demodulation wherein the carrier recovery circuit uses only the demodulated signals associated with quadrature demodulation, e.g. Costas loop
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/0014—Carrier regulation
- H04L2027/0044—Control loops for carrier regulation
- H04L2027/0046—Open loops
- H04L2027/0051—Harmonic tracking
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 コスタスループ型復調部10からの同相成分
信号SIを対称2値化回路21で2値化し、直交成分信
号SQを非対称2値化回路22で2値化し、これらの2
値化回路21、22からの各出力を、フリップフロップ
23のそれぞれデータ入力、クロック入力とする。フリ
ップフロップ23からの出力を積分回路25で積分し、
積分値が所定の閾値THより大きいか否かをCPU28
で判別し、コスタスループ型復調部10がロック状態か
否かを判断する。 【効果】 簡単な構成で、ロック状態を検出できる。ま
た、疑似ロック状態も検出できる。
信号SIを対称2値化回路21で2値化し、直交成分信
号SQを非対称2値化回路22で2値化し、これらの2
値化回路21、22からの各出力を、フリップフロップ
23のそれぞれデータ入力、クロック入力とする。フリ
ップフロップ23からの出力を積分回路25で積分し、
積分値が所定の閾値THより大きいか否かをCPU28
で判別し、コスタスループ型復調部10がロック状態か
否かを判断する。 【効果】 簡単な構成で、ロック状態を検出できる。ま
た、疑似ロック状態も検出できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、BPSK(2相位相変
調)復調器に関する。
調)復調器に関する。
【0002】
【従来の技術】データ信号を伝送するための種々の通信
方式が知られているが、近年において、位相の変化を利
用してデータを伝送する位相変調(PSK:位相シフト
キーイング)方式が多く用いられるようになっている。
方式が知られているが、近年において、位相の変化を利
用してデータを伝送する位相変調(PSK:位相シフト
キーイング)方式が多く用いられるようになっている。
【0003】特に、移動体通信においては、2つの位相
変化を用いてデータを伝送する2相位相変調(BPS
K)方式を用いることが多く、その復調部には、コスタ
スループのような複合位相ロックループ回路(複合PL
L回路)を用いることが多い。これは、PLLの入力信
号の搬送周波数とPLLの電圧制御発振器(VCO)と
の各発振周波数及び各位相が一致すると、いわゆるロッ
ク状態になり、同期追尾しながらデータを復調するもの
である。
変化を用いてデータを伝送する2相位相変調(BPS
K)方式を用いることが多く、その復調部には、コスタ
スループのような複合位相ロックループ回路(複合PL
L回路)を用いることが多い。これは、PLLの入力信
号の搬送周波数とPLLの電圧制御発振器(VCO)と
の各発振周波数及び各位相が一致すると、いわゆるロッ
ク状態になり、同期追尾しながらデータを復調するもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の技術に
おいては、このロック状態を検出するために、Iチャン
ネル(同相成分)の信号と、Qチャンネル(直交成分)
の信号とをそれぞれ2乗する等の信号処理をしてロック
判定を行っていたため、ロック検出器の回路規模が膨大
となったり、計算が複雑になるという問題があった。
おいては、このロック状態を検出するために、Iチャン
ネル(同相成分)の信号と、Qチャンネル(直交成分)
の信号とをそれぞれ2乗する等の信号処理をしてロック
判定を行っていたため、ロック検出器の回路規模が膨大
となったり、計算が複雑になるという問題があった。
【0005】また、PLL型復調部を用いた場合、入力
信号の搬送波がVCOの発振周波数に対して高周波数方
向または低周波数方向にデータ伝送速度の周波数の1/
2の整数倍ずれると、PLLはあたかも正しい信号にロ
ックしたような状態、いわゆる疑似ロック状態となり、
この状態になるとデータが正常に読めなくなる。
信号の搬送波がVCOの発振周波数に対して高周波数方
向または低周波数方向にデータ伝送速度の周波数の1/
2の整数倍ずれると、PLLはあたかも正しい信号にロ
ックしたような状態、いわゆる疑似ロック状態となり、
この状態になるとデータが正常に読めなくなる。
【0006】従来の技術では、このような疑似ロック状
態と正常なロック状態との区別ができないロック検出器
も多く、システムによっては、ロック検出器以外に、疑
似ロック検出器を持たねばならない、という問題が生ず
る虞れもある。
態と正常なロック状態との区別ができないロック検出器
も多く、システムによっては、ロック検出器以外に、疑
似ロック検出器を持たねばならない、という問題が生ず
る虞れもある。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、簡単な回路構成で、ロック判別及び疑似
ロック判別が行えるようなBPSK復調器の提供を目的
とするものである。
たものであり、簡単な回路構成で、ロック判別及び疑似
ロック判別が行えるようなBPSK復調器の提供を目的
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るBPSK復
調器は、複合位相ロックループ回路を有して成るBPS
K復調器において、復調された同期成分信号を2値化す
る第1の2値化手段と、復調された同期成分信号を2値
化する第2の2値化手段と、上記第1の2値化手段の出
力をデータ入力とすると共に、上記第2の2値化手段の
出力をクロック入力とするフリップフロップと、上記フ
リップフロップの出力を積分する積分手段と、上記積分
手段の出力の絶対値が所定の閾値より大きいとき上記複
合位相ロックループが非ロック状態であると判断する判
断手段とを有して成ることにより、上述の課題を解決す
る。
調器は、複合位相ロックループ回路を有して成るBPS
K復調器において、復調された同期成分信号を2値化す
る第1の2値化手段と、復調された同期成分信号を2値
化する第2の2値化手段と、上記第1の2値化手段の出
力をデータ入力とすると共に、上記第2の2値化手段の
出力をクロック入力とするフリップフロップと、上記フ
リップフロップの出力を積分する積分手段と、上記積分
手段の出力の絶対値が所定の閾値より大きいとき上記複
合位相ロックループが非ロック状態であると判断する判
断手段とを有して成ることにより、上述の課題を解決す
る。
【0009】ここで、上記第2の2値化手段は、2値化
の閾値が信号の振幅の中心から外れている非対称2値化
手段であることが好ましい。また、上記積分手段は、上
記フリップフロップの出力の正負に応じて2値化する第
3の2値化手段と、この第3の2値化手段の出力を積分
するディジタル積分器とから成ることが好ましい。さら
に、上記非ロック状態のとき、上記複合位相ロックルー
プ回路を一旦オープンループとすることが好ましい。
の閾値が信号の振幅の中心から外れている非対称2値化
手段であることが好ましい。また、上記積分手段は、上
記フリップフロップの出力の正負に応じて2値化する第
3の2値化手段と、この第3の2値化手段の出力を積分
するディジタル積分器とから成ることが好ましい。さら
に、上記非ロック状態のとき、上記複合位相ロックルー
プ回路を一旦オープンループとすることが好ましい。
【0010】
【作用】同相信号成分と直交信号成分とを任意に2値化
し、その信号ヲフリップフロップに入力し、その出力を
2値化して積分することにより、ロック判定が行え、従
来のロック検出器に比べて非常に簡単な回路構成でロッ
ク検出及び疑似ロック検出が行える。
し、その信号ヲフリップフロップに入力し、その出力を
2値化して積分することにより、ロック判定が行え、従
来のロック検出器に比べて非常に簡単な回路構成でロッ
ク検出及び疑似ロック検出が行える。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係るBPSK復調器の一実
施例の概略構成を示すブロック回路図である。この図1
において、いわゆるコスタスループ型復調器10の入力
端子11には、上記BPSK方式により変調された信号
が供給され、Iチャンネルの乗算器12及びQチャンネ
ルの乗算器13にそれぞれ送られる。各乗算器12、1
3からの出力信号は、それぞれローパスフィルタ(LP
F)14、15に送られ、これらのLPF14,15か
らの各出力信号が乗算器16に送られて乗算される。こ
の乗算器16からの出力信号は、ループフィルタ17を
介してVCO(電圧制御発振器)18に送られ、VCO
18からの発振出力は、そのまま乗算器12に、またπ
/2移相器19を介して乗算器13に、それぞれ送られ
ている。
施例の概略構成を示すブロック回路図である。この図1
において、いわゆるコスタスループ型復調器10の入力
端子11には、上記BPSK方式により変調された信号
が供給され、Iチャンネルの乗算器12及びQチャンネ
ルの乗算器13にそれぞれ送られる。各乗算器12、1
3からの出力信号は、それぞれローパスフィルタ(LP
F)14、15に送られ、これらのLPF14,15か
らの各出力信号が乗算器16に送られて乗算される。こ
の乗算器16からの出力信号は、ループフィルタ17を
介してVCO(電圧制御発振器)18に送られ、VCO
18からの発振出力は、そのまま乗算器12に、またπ
/2移相器19を介して乗算器13に、それぞれ送られ
ている。
【0012】このコスタスループ型復調器10におい
て、入力端子11からのディジタル入力信号は、乗算器
12においてVCO18からの出力信号と乗算される。
また、乗算器13において、VCO18からの出力信号
がπ/2移相器19でπ/2遅延された信号と上記入力
信号とが乗算される。これらの乗算器12、13からの
出力信号は、LPF14、15により、それぞれ所定の
周波数以上の周波数成分が除去される。LPF14から
のIチャンネル乗算出力及びLPF15からのQチャン
ネル乗算出力は、それぞれ乗算器16に供給されて乗算
され、ループフィルタ17を介してVCO18に供給さ
れることで、VCO18の発振周波数及び位相が入力信
号の搬送波と一致するように制御される。
て、入力端子11からのディジタル入力信号は、乗算器
12においてVCO18からの出力信号と乗算される。
また、乗算器13において、VCO18からの出力信号
がπ/2移相器19でπ/2遅延された信号と上記入力
信号とが乗算される。これらの乗算器12、13からの
出力信号は、LPF14、15により、それぞれ所定の
周波数以上の周波数成分が除去される。LPF14から
のIチャンネル乗算出力及びLPF15からのQチャン
ネル乗算出力は、それぞれ乗算器16に供給されて乗算
され、ループフィルタ17を介してVCO18に供給さ
れることで、VCO18の発振周波数及び位相が入力信
号の搬送波と一致するように制御される。
【0013】なお、上記LPF14の出力信号は、コス
タスループ型復調器10の復調信号であり、再生データ
である。これは信号SIとして取り出され、後述するロ
ック検出部20の対称2値化回路21に送られる。一
方、LPF15からの出力信号は、信号SQとして、後
述するロック検出部20の非対称2値化回路22に送ら
れる。この説明においては、ディジタル信号を扱ってい
るものとし、説明を簡単にするために、SI、SQは+
7から−8までの16値軟判定信号であるものとしてい
る。
タスループ型復調器10の復調信号であり、再生データ
である。これは信号SIとして取り出され、後述するロ
ック検出部20の対称2値化回路21に送られる。一
方、LPF15からの出力信号は、信号SQとして、後
述するロック検出部20の非対称2値化回路22に送ら
れる。この説明においては、ディジタル信号を扱ってい
るものとし、説明を簡単にするために、SI、SQは+
7から−8までの16値軟判定信号であるものとしてい
る。
【0014】図2〜図4は、次のような状態での上記S
I、SQ信号を示している。先ず、図2はロック状態を
示している。このロック状態では、信号SIは既に復調
データとなっており、2値の+1、−1のデータにあわ
せて+7、−8程度の値を持つディジタル信号となる。
実際には信号強度により値は変わるが、説明の簡略化の
ため、図2のようになったと仮定する。信号SQは±1
または0というほぼ0に近い値になる。
I、SQ信号を示している。先ず、図2はロック状態を
示している。このロック状態では、信号SIは既に復調
データとなっており、2値の+1、−1のデータにあわ
せて+7、−8程度の値を持つディジタル信号となる。
実際には信号強度により値は変わるが、説明の簡略化の
ため、図2のようになったと仮定する。信号SQは±1
または0というほぼ0に近い値になる。
【0015】次に、図3はロックしていない状態を示し
ている。この図3の状態では、信号SI、SQ共に不定
である。ランダムに全ての値をとるような状態になる。
次に、図4は前述したような疑似ロック状態を示してい
る。この状態においては、正確にはどのような周波数関
係で疑似ロックするかによって状態が異なるのである
が、例えば、入力信号の搬送波がVCOの発振周波数に
対して高周波数方向または低周波数方向にデータの伝送
速度の周波数の1/2倍ずれると、図4に示すように、
SI、SQ共に、あたかもデータ伝送速度が2倍になっ
たように変化する。当然SIの信号は、データ復調され
ていない、無意味な信号である。
ている。この図3の状態では、信号SI、SQ共に不定
である。ランダムに全ての値をとるような状態になる。
次に、図4は前述したような疑似ロック状態を示してい
る。この状態においては、正確にはどのような周波数関
係で疑似ロックするかによって状態が異なるのである
が、例えば、入力信号の搬送波がVCOの発振周波数に
対して高周波数方向または低周波数方向にデータの伝送
速度の周波数の1/2倍ずれると、図4に示すように、
SI、SQ共に、あたかもデータ伝送速度が2倍になっ
たように変化する。当然SIの信号は、データ復調され
ていない、無意味な信号である。
【0016】再び図1に戻って、ロック検出器20は、
対称、非対称の各2値化回路21、22と、フリップフ
ロップ23と、数値変換回路24と、積分器25と、C
PU28とを有して構成されている。積分器25は、加
算器25と遅延素子27とから成っている。上記コスタ
スループ型復調器10からの上記信号SIは、対称2値
化回路21に入力される。この2値化回路21は、0以
上なら”H”(ハイレベル、例えば+5V)、0未満の
負の数なら”L”(ローレベル、例えば0V)を出力す
るものである。この2値化された出力は、フリップフロ
ップ23のデータ入力端子Dに送られる。上記コスタス
ループ型復調器10からの上記信号SQは、非対称2値
化回路22に入力される。この2値化回路22は、入力
信号の振幅の中心(ほぼ0)から外れた任意の閾値th
以上なら”H”(ハイレベル、例えば+5V)、上記閾
値th未満の負の数なら”L”(ローレベル、例えば0
V)を出力するように、非対称な2値化を行うものであ
る。この非対称2値化された出力は、フリップフロップ
23のクロック入力端子に送られる。フリップフロップ
23は、クロックの立ち上がりでデータを出力するよう
な一般的なD−フリップフロップである。フリップフロ
ップ23の出力は、数値変換回路24により、”
H”、”L”が、+1、−1に変換され、ディジタル積
分器25で積分され、その値の絶対値が所定の閾値TH
(上記閾値thとは異なる)を越えたか否かをCPU2
8が読み取って判断し、結果を出力端子29に出力す
る。
対称、非対称の各2値化回路21、22と、フリップフ
ロップ23と、数値変換回路24と、積分器25と、C
PU28とを有して構成されている。積分器25は、加
算器25と遅延素子27とから成っている。上記コスタ
スループ型復調器10からの上記信号SIは、対称2値
化回路21に入力される。この2値化回路21は、0以
上なら”H”(ハイレベル、例えば+5V)、0未満の
負の数なら”L”(ローレベル、例えば0V)を出力す
るものである。この2値化された出力は、フリップフロ
ップ23のデータ入力端子Dに送られる。上記コスタス
ループ型復調器10からの上記信号SQは、非対称2値
化回路22に入力される。この2値化回路22は、入力
信号の振幅の中心(ほぼ0)から外れた任意の閾値th
以上なら”H”(ハイレベル、例えば+5V)、上記閾
値th未満の負の数なら”L”(ローレベル、例えば0
V)を出力するように、非対称な2値化を行うものであ
る。この非対称2値化された出力は、フリップフロップ
23のクロック入力端子に送られる。フリップフロップ
23は、クロックの立ち上がりでデータを出力するよう
な一般的なD−フリップフロップである。フリップフロ
ップ23の出力は、数値変換回路24により、”
H”、”L”が、+1、−1に変換され、ディジタル積
分器25で積分され、その値の絶対値が所定の閾値TH
(上記閾値thとは異なる)を越えたか否かをCPU2
8が読み取って判断し、結果を出力端子29に出力す
る。
【0017】2値化回路21、22と数値変換回路24
は、例えばROMを用いて、入力信号をアドレスとして
入力し、ある値が入力されたら、上記”H”、”L”
や、+1、−1を出力するように構成すればよい。
は、例えばROMを用いて、入力信号をアドレスとして
入力し、ある値が入力されたら、上記”H”、”L”
や、+1、−1を出力するように構成すればよい。
【0018】従って、図2のロック状態においては、フ
リップフロップ23のデータ入力端子Dには、”
H”、”L”がランダムに入力され、クロック入力端子
には、SQが上記閾値thをほとんど越えないのでほと
んど”L”が入力される。フリップフロップ23の出力
は、上記クロックの立ち上がりがほとんどないので、”
H”か”L”かどちらかがコンスタントに出力される。
また、数値変換回路24からは、+1か−1かいずれか
がコンスタントに出力される。積分器25の出力は、も
し+1が入力されたならば、積分回数分の正の数にな
り、−1が入力されたならば、積分回数分の負の数とな
る。この絶対値を上記所定の閾値THと比べて、越えて
いれば、ロック状態にある、と判別するわけである。
リップフロップ23のデータ入力端子Dには、”
H”、”L”がランダムに入力され、クロック入力端子
には、SQが上記閾値thをほとんど越えないのでほと
んど”L”が入力される。フリップフロップ23の出力
は、上記クロックの立ち上がりがほとんどないので、”
H”か”L”かどちらかがコンスタントに出力される。
また、数値変換回路24からは、+1か−1かいずれか
がコンスタントに出力される。積分器25の出力は、も
し+1が入力されたならば、積分回数分の正の数にな
り、−1が入力されたならば、積分回数分の負の数とな
る。この絶対値を上記所定の閾値THと比べて、越えて
いれば、ロック状態にある、と判別するわけである。
【0019】図3のロックしていない状態にあっては、
フリップフロップ23のデータ入力端子D及びクロック
入力端子には、”H”、”L”がランダムに入力され
る。フリップフロップ23の出力は、上記クロックが立
ち上がるので、”H”か”L”がランダムに出力され
る。また、数値変換回路24からは、+1か−1がラン
ダムに出力される。積分器25の出力は、+1と−1と
がランダムに入力されるので、+1−1=0の計算が頻
繁に起こり、出力値は上記所定の閾値THを越えること
ができず、ロックしていない、と判別できるわけであ
る。
フリップフロップ23のデータ入力端子D及びクロック
入力端子には、”H”、”L”がランダムに入力され
る。フリップフロップ23の出力は、上記クロックが立
ち上がるので、”H”か”L”がランダムに出力され
る。また、数値変換回路24からは、+1か−1がラン
ダムに出力される。積分器25の出力は、+1と−1と
がランダムに入力されるので、+1−1=0の計算が頻
繁に起こり、出力値は上記所定の閾値THを越えること
ができず、ロックしていない、と判別できるわけであ
る。
【0020】また、図4の疑似ロック状態も、フリップ
フロップ23の入出力、数値変換回路24の動作及び積
分器25の動作等が上記ロックしていない場合と同様に
なり、ロックしていない、と判別できる。
フロップ23の入出力、数値変換回路24の動作及び積
分器25の動作等が上記ロックしていない場合と同様に
なり、ロックしていない、と判別できる。
【0021】ここで、上記非対称2値化の際の閾値th
は、図2の信号SQの最大値程度であればよい。具体的
には、例えば+2〜+3程度で十分である。また、正し
いロック状態のときは、積分器25の出力の絶対値は積
分回数にほぼ比例して大きくなるが、それ以外の状態の
場合にほぼ0に近い値が出力される。従って、上記閾値
THは、積分回数に応じて、これら2つの状態を区別で
きるような値に設定し、CPU28はこれらの情報を用
いて正しいロックか否かを判断し、その結果を出力端子
29に出力する。すなわち、以上の動作により、正しい
ロック状態の検出ができるのである。
は、図2の信号SQの最大値程度であればよい。具体的
には、例えば+2〜+3程度で十分である。また、正し
いロック状態のときは、積分器25の出力の絶対値は積
分回数にほぼ比例して大きくなるが、それ以外の状態の
場合にほぼ0に近い値が出力される。従って、上記閾値
THは、積分回数に応じて、これら2つの状態を区別で
きるような値に設定し、CPU28はこれらの情報を用
いて正しいロックか否かを判断し、その結果を出力端子
29に出力する。すなわち、以上の動作により、正しい
ロック状態の検出ができるのである。
【0022】次に、図5は、CPU28が正しいロック
状態ではないと判断したときの処理のための要部構成例
を示し、また図6はそのときの動作のフローチャートの
例を示している。
状態ではないと判断したときの処理のための要部構成例
を示し、また図6はそのときの動作のフローチャートの
例を示している。
【0023】先ず図5において、上記図1のコスタスル
ープ復調器10内のループフィルタ17からVCO18
までの経路中に切換スイッチ30を挿入接続し、被選択
端子aには入力端子31からの所定の制御電圧Vfrを供
給し、被選択端子bにはループフィルタ17からの出力
信号を供給する。そして、上記CPU28からの判別結
果出力信号に応じて、この切換スイッチ30を切り換え
制御する。上記制御電圧Vfrは、VCO18が自走周波
数を出力するような電圧に予め設定されているものであ
る。
ープ復調器10内のループフィルタ17からVCO18
までの経路中に切換スイッチ30を挿入接続し、被選択
端子aには入力端子31からの所定の制御電圧Vfrを供
給し、被選択端子bにはループフィルタ17からの出力
信号を供給する。そして、上記CPU28からの判別結
果出力信号に応じて、この切換スイッチ30を切り換え
制御する。上記制御電圧Vfrは、VCO18が自走周波
数を出力するような電圧に予め設定されているものであ
る。
【0024】CPU28は、図6のステップS1におい
て、積分器25の積分回数nが所定の積分回数Nに達し
たか否かを判別し、YESのときは次のステップS2に
進んで積分器25の出力の絶対値|x|が閾値THを越
えていない(NO)場合、ステップS3に進んで正しい
ロック状態ではないと判別し、切換スイッチ30で被選
択端子aを選択し、自走制御電圧VthをVCO18に供
給して上記コスタスループ全体をオープンループの状態
にする。次のステップS5で、所定時間だけ待機した
後、ステップS6に進んで、切換スイッチ30を被選択
端子bに戻して再びコスタスループの動作を開始させ
る。もし疑似ロックの状態に入っていた場合、この動作
によって正しいロック状態に引き戻すことが可能とな
る。すなわち、疑似ロックに入る確率は正しいロックに
入る確率に比べて低いので、この動作を繰り返すことに
よって、正しいロック状態に戻すことが可能となるわけ
である。疑似ロックではなく、単に引き込みに時間がか
かっている場合も、オープンループ状態にして、1度リ
セットしたほうがロックし易い場合が多い。
て、積分器25の積分回数nが所定の積分回数Nに達し
たか否かを判別し、YESのときは次のステップS2に
進んで積分器25の出力の絶対値|x|が閾値THを越
えていない(NO)場合、ステップS3に進んで正しい
ロック状態ではないと判別し、切換スイッチ30で被選
択端子aを選択し、自走制御電圧VthをVCO18に供
給して上記コスタスループ全体をオープンループの状態
にする。次のステップS5で、所定時間だけ待機した
後、ステップS6に進んで、切換スイッチ30を被選択
端子bに戻して再びコスタスループの動作を開始させ
る。もし疑似ロックの状態に入っていた場合、この動作
によって正しいロック状態に引き戻すことが可能とな
る。すなわち、疑似ロックに入る確率は正しいロックに
入る確率に比べて低いので、この動作を繰り返すことに
よって、正しいロック状態に戻すことが可能となるわけ
である。疑似ロックではなく、単に引き込みに時間がか
かっている場合も、オープンループ状態にして、1度リ
セットしたほうがロックし易い場合が多い。
【0025】次に、上記ステップS2でYES(積分値
が閾値THを越えている)の場合には、ステップS7に
進み、CPU28が正しいロック状態であると判別し、
ステップS8に進んでデータ復調を行う。以上の動作に
より、ロック検出及び疑似ロック検出回避が、簡単な回
路構成で可能となる。
が閾値THを越えている)の場合には、ステップS7に
進み、CPU28が正しいロック状態であると判別し、
ステップS8に進んでデータ復調を行う。以上の動作に
より、ロック検出及び疑似ロック検出回避が、簡単な回
路構成で可能となる。
【0026】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
るものではなく、例えば、数値変換回路は省略してもよ
く、積分器25は図示の構成に限定されないことはもち
ろんである。
るものではなく、例えば、数値変換回路は省略してもよ
く、積分器25は図示の構成に限定されないことはもち
ろんである。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係るBPSK復調器によれば、複合位相ロックルー
プ回路を有して成るBPSK復調器において、復調され
た同期成分信号を2値化する第1の2値化手段と、復調
された同期成分信号を2値化する第2の2値化手段と、
上記第1の2値化手段の出力をデータ入力とすると共
に、上記第2の2値化手段の出力をクロック入力とする
フリップフロップと、上記フリップフロップの出力を積
分する積分手段と、上記積分手段の出力の絶対値が所定
の閾値より大きいとき上記複合位相ロックループが非ロ
ック状態であると判断する判断手段とを有して成ってい
るため、従来のロック検出回路に比べて簡単な回路構成
で、ロック検出を行うことができ、またPLL型BPS
K復調部では避けることが困難な疑似ロックを検出する
ことも可能となる。
明に係るBPSK復調器によれば、複合位相ロックルー
プ回路を有して成るBPSK復調器において、復調され
た同期成分信号を2値化する第1の2値化手段と、復調
された同期成分信号を2値化する第2の2値化手段と、
上記第1の2値化手段の出力をデータ入力とすると共
に、上記第2の2値化手段の出力をクロック入力とする
フリップフロップと、上記フリップフロップの出力を積
分する積分手段と、上記積分手段の出力の絶対値が所定
の閾値より大きいとき上記複合位相ロックループが非ロ
ック状態であると判断する判断手段とを有して成ってい
るため、従来のロック検出回路に比べて簡単な回路構成
で、ロック検出を行うことができ、またPLL型BPS
K復調部では避けることが困難な疑似ロックを検出する
ことも可能となる。
【図1】本発明に係るBPSK復調器の一実施例の要部
の概略構成を示すブロック図である。
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】該実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図3】該実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図4】該実施例の動作を説明するための波形図であ
る。
る。
【図5】図1の要部の他の構成例示す図である。
【図6】該実施例の動作を説明するためのフローチャー
トである。
トである。
11・・・・・入力端子 12、13、16・・・・・乗算器 14、15・・・・・LPF(ローパスフィルタ) 17・・・・・ループフィルタ 18・・・・・VCO(電圧制御発振器) 21・・・・・対称2値化回路 22・・・・・非対称2値化回路 23・・・・・フリップフロップ 24・・・・・数値変換回路 25・・・・・積分回路 28・・・・・CPU
Claims (4)
- 【請求項1】 複合位相ロックループ回路を有して成る
BPSK復調器において、 復調された同期成分信号を2値化する第1の2値化手段
と、 復調された同期成分信号を2値化する第2の2値化手段
と、 上記第1の2値化手段の出力をデータ入力とすると共
に、上記第2の2値化手段の出力をクロック入力とする
フリップフロップと、 上記フリップフロップの出力を積分する積分手段と、 上記積分手段の出力の絶対値が所定の閾値より大きいと
き上記複合位相ロックループが非ロック状態であると判
断する判断手段とを有して成ることを特徴とするBPS
K復調器。 - 【請求項2】 上記第2の2値化手段は、2値化の閾値
が信号の振幅の中心から外れている非対称2値化手段で
あることを特徴とする請求項1記載のBPSK復調器。 - 【請求項3】 上記積分手段は、上記フリップフロップ
の出力の正負に応じて2値化する第3の2値化手段と、
この第3の2値化手段の出力を積分するディジタル積分
器とから成ることを特徴とする請求項1記載のBPSK
復調器。 - 【請求項4】 上記非ロック状態のとき、上記複合位相
ロックループ回路を一旦オープンループとすることを特
徴とする請求項1記載のBPSK復調器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225282A JPH0654008A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Bpsk復調器 |
US08/094,560 US5347228A (en) | 1992-07-31 | 1993-07-20 | BPSK demodulator using compound phase-locked loop |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4225282A JPH0654008A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Bpsk復調器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0654008A true JPH0654008A (ja) | 1994-02-25 |
Family
ID=16826897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4225282A Pending JPH0654008A (ja) | 1992-07-31 | 1992-07-31 | Bpsk復調器 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5347228A (ja) |
JP (1) | JPH0654008A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08265384A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-11 | Nec Corp | 復調装置 |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09509021A (ja) * | 1994-01-12 | 1997-09-09 | アールシーエー トムソン ライセンシング コーポレイシヨン | 高雑音環境用搬送波再生回路 |
US5528195A (en) * | 1995-05-09 | 1996-06-18 | Panasonic Technologies, Inc. | Selective type quadrature demodulator |
GB2382748A (en) * | 2001-11-28 | 2003-06-04 | Ipwireless Inc | Signal to noise plus interference ratio (SNIR) estimation with corection factor |
JP3841077B2 (ja) * | 2003-10-17 | 2006-11-01 | ソニー株式会社 | デジタル変調回路およびデジタル変調方法、デジタル復調回路およびデジタル復調方法、復調用キャリアの生成回路および生成方法、並びに復調用ビットクロックの生成回路および生成方法 |
DE602005006231T2 (de) * | 2005-02-28 | 2009-05-20 | Seiko Epson Corporation, Shinjuku | Verfahren und Vorrichtung zur kohärenten Demodulation von BPSK (binäre Phasensprungmodulation)-Signalen |
KR101022419B1 (ko) | 2009-02-04 | 2011-03-15 | 한국과학기술원 | 절대값 비교를 이용한 이진 위상편이변조 복조 장치 및 그 방법, 수신 장치 및 그 방법 |
KR101004101B1 (ko) * | 2009-04-16 | 2010-12-27 | 중앙대학교 산학협력단 | Ieee 802.15.4 lr-wpan bpsk 수신기를 위한 비동기 검파 장치 및 방법 |
US10009167B2 (en) * | 2015-11-11 | 2018-06-26 | Taiwan Semiconductor Manufacturing Co., Ltd. | Carrier synchronization device |
US10862720B2 (en) | 2018-10-08 | 2020-12-08 | Nxp B.V. | Phase locked loop frequency shift keying demodulator using an auxiliary charge pump and a differential slicer |
CN110138701A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-08-16 | 上海航天测控通信研究所 | 一种星载低码率bpsk解调科斯塔斯环电路 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2663177B1 (fr) * | 1990-06-06 | 1992-08-21 | France Telecom | Dispositif de recuperation d'une onde porteuse muni d'un moyen d'inhibition de faux accrochages en frequence. |
-
1992
- 1992-07-31 JP JP4225282A patent/JPH0654008A/ja active Pending
-
1993
- 1993-07-20 US US08/094,560 patent/US5347228A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08265384A (ja) * | 1995-03-22 | 1996-10-11 | Nec Corp | 復調装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5347228A (en) | 1994-09-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021112 |