JPH06508280A

JPH06508280A - 伸長パネルを有する弾性ウエスト部を備えた吸収材

Info

Publication number: JPH06508280A
Application number: JP5500949A
Authority: JP
Inventors: クリアー，サンドラ　ハインヅ; フォールコン，ダニエリア　スリース; ビューアル，ケネス　バークレイ
Original assignee: ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー
Priority date: 1991-06-13
Filing date: 1992-06-08
Publication date: 1994-09-22
Anticipated expiration: 2022-09-05
Also published as: EP0588955B1; MX9202893A; SG47643A1; HU217595B; HK1006400A1; NO934557L; HU9303562D0; KR100244552B1; PL170499B1; US5196000A; CZ282851B6; AU2225692A; SK141393A3; FI935549A; PT8528T; GR3021379T3; IE75891B1; CA2103271A1; JP2006320730A; FI935549A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】伸長パネルを有する弾性ウェスト部を備えた吸収材発明の領域本発明は、おしめ、失禁用ブリーフ、おしめホルダ、及びそれと同様なもののような吸収材、さらに着用する者に動的な着心地と、吸収材の改良された封じ込め特性とを与える弾性ウェスト部を備えた吸収材に関する。

発明の背景幼児や他の失禁をする者は、尿や他の体の排出物を受け、それを吸収するためにおしめのような吸収材を着用する。吸収材は排出された材料を収容し、着用者の体から、及び着用者の衣服及び着用者の衣服及び寝間着からこれらを分離するために機能する。多数の異なる基本的な設計を有する使い捨て可能な吸収材はすでに知られている。例えば、１９６７年１月３１日にダンカン及びベーカーに付与された「使い捨ておしめ」と題された米国特許第Ｒｅ２６，１５２号は、広く受け入れられ、商業的な成功を達成した使い捨て可能なおしめを開示している。１９７５年１月１４日にブエルに付与された「使い捨ておしめの収縮可能な側方部分」と題された米国特許第Ｒｅ２６，１５２号は、広く受け入れられ、商業的な成功を達成した弾性脚部カフを備えた使い捨ておしめを開示している。

しかしながら、吸収材は、着用中、着用者の体から離れて間隙をつくり、下がり、滑り落ちる傾向がある。この下がること／透き間ができること及びすべり摺動することは、着用者が、吸収材が体の排出物を受けたときに発生する下方への力によって、また着用者が呼吸し、移動し及び位置を変化するときに、着用者の相対運動によって生じ、また、この着用者の動きを受けるときに、吸収材それ自身の材料の変形によって生じる。吸収材が下がること／透き間ができること及びすべり摺動することは早期の漏れを生じ、ウェスト領域及び吸収材の脚部領域において着用者に吸収材がぴったりと密着しなくなる。

着用者の腰のまわりに吸収材をさらにきちんと合わせるために、ある商業的に利用可能な吸収材は、弾性ウェスト取り付は部を備えている。広く受け入れられ、商業的な成功を達成した弾性ウェスト取り付は部を有する使い捨て可能なおしめの一例は、１９８５年５月７日にキービト及びオステーハーゲに付与された米国特許第４゜５１５．５９５号に開示されている。弾性ウェスト取り付は部は、典型的には、トップシート及びバックシートの間に収縮可能に固定された弾性部材からなる弾性ウェストバンドを有する。従って、弾性ウェストバンドは、着用者の動きによって伸縮するように、また使用中着用者の腰のまわりに吸収材をぴったりと維持するように設計されている（すなわち、支持された動的な着心地を提供する）。

しかしながら、弾性ウェスト取り付は部を備えた吸収材は、使用中に下がること、透き間ができること及びすべり摺動する傾向があることが分かった。さらに、弾性ウェスト特徴部は、おしめの前方で着用者の腰のまわりにぴったり合わなくなるロールオーバーまたはロールインを行う傾向がある。

従って、さらにぴったり合い、漏れを少なくし、着心地のよい弾性ウェスト取り付は部を備えた吸収材を提供することが有利である。さらにおしめのウェストで下がり、間隙ができること、ロールオーバーまたはロールインが少なくなり、使用中に着用者上での吸収材または吸収コアの全体的なすベリ摺動が少なくなる吸収材を提供する。

従って、使用中に着用者のウェストのまわりで支持された動的な適合を行う吸収材を提供する。

さらに本発明の目的は、支持され動的な適応を行い、使用中に漏れに対する抵抗を行う独特の弾性ウェスト部を備えた吸収材を提供することである。

本発明の他の目的は、おしめの前方での下がり、緩み、ロールオーバーまたはロールインを少なくし、使用中の吸収材または吸収コアの全体的なすべり、摺動を減少させる吸収材を提供する。

本発明の他の目的は、弾性的なウェストバンドの領域の間で相対的に弾性的に曲がることができる、予備配置された弾性的なウェストバンドの弾性ヒンジ領域を提供することによってこ、のような支持された動的な適合を行い、この領域を基本的には使用中の構成に弾性的に戻すための回復力／モーメントを提供する弾性的なウェストバンドを備えた独特の弾性ウェスト部を提供することにある。

さらに本発明の目的は、支持された動的な適合を向上するために独特の弾性的なウェスト部の少なくとも一部を介して側方の張力をつくり、これを維持する閉鎖装置を提供することである。

本発明のこれら及び他の特徴は、次の詳細な説明を図面を参照しながら考慮するとき、さらに容易に明らかになる。

発　明　の　要　約本発明は、使い捨て可能なおしめ、失禁パンツ、おしめホルダ及びそれと同様なもののような吸収材を提供する。これは、弾性ウェストバンド並びに吸収材の収容特性を改良する独特の弾性ウェスト部を有する。このような吸収材は、液体浸透性トップシートと、液体不浸透性バックシートと、弾性ウェスト部と、少なくとも１つの弾性ウェストの一部を通って側方の張力を形成し、それを維持するための閉鎖装置とを有する。

弾性ウェスト部は、相互接続パネル領域と、相互接続パネル領域と収容組立体を接合する第１の可撓性を有するヒンジ領域と、前記成形パネル領域と前記相互接続パネル領域とを接合する第２の可撓性ヒンジ領域とからなる。弾性ウェストバンドは、成形パネル領域と、ウェストラインパネル領域と、成形パネル領域とウェストラインパネル領域とを接合する予備配置された、弾性的なウェストバンド可撓性ヒンジ領域とを有する。相互接続パネル領域は、弾性ウェストバンドが機能的な接触位置に移動して着用者のウェストに適合するように弾性ウェストバンドの回転及び移動を行うことができるように弾性ウェストバンドと収容組立体との間に可撓性のリンクを形成する。弾性ウェストバンドは、弾性的に収縮して着用者の腰に動的に適合するように設計されている。弾性可撓性ヒンジ領域は、規定された軸または領域のまわりでパネル領域が可撓性を有しながら曲がることができるように予備配置されており、特に弾性ウェストバンドが閉鎖装置によって予備張力をうけたときにパネル領域が前の使用形状に戻る回復力及び動きを生成するように弾性的である。従って、弾性ウェスト部は、着用者が座り、立ちまたは移動するときに着用者の腰とともに移動しそれに適合する。弾性ウェストバンドは、トップシートの一部と、好ましくは予備張力が付与されたバックシートの一部と、柔軟な部材と、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域の弾性を向上させる弾性部材とを有することが好ましい。

また吸収材は、弾性ウェストバンドを介して側方の張力を動的につくり、これを維持するために閉鎖装置（張力手段）を備えることが好ましい。閉鎖装置によって動的につくられ維持された側方の張力は、弾性ウェストバンドの伸長を行いそれによって弾性ウェストバンドが着用者の動きに合わせてさらに動的に伸縮することを可能にする。閉鎖装置は、２つの張力固定装置を有することが好ましい。

２つの張力固定装置は、ウェストの閉鎖体を形成するために側方の閉鎖及び腰の閉鎖装置を形成するための第１の固定装置を有する。第１の固定装置は、着用者におしめを維持するために側方の張力がおしめの周縁部のまわりに維持されるように重複した形状で第１と第２のウェスト領域を維持する。第１の固定装置は、固定部材と、好ましくはテープタブと、第１の固定部材と、側方の閉鎖体の種々に変化可能な位置決めを行うための第２の固定装置を有するランディング部材とを有する。ウェスト閉鎖装置は、ウェスト閉鎖体を形成するが、このウェスト閉鎖体は、吸収材の端部の縁部の一部を固定し、弾性ウェストバンドを介して動的に側方の張力をつくり、維持することによっておしめの下がり、透き間があくこと及び弾性ウェストバンドのロールオーバーにを小さくすることによっておしめの適合及び収容特性が改善される。ウェスト閉鎖装置は、弾性ウェストバンドの長手方向に整合した少なくとも１つの、好ましくは、一対の第１の取り付は部材と、少なくとも１つの第２の取り付は部材を有する。各取り付は部材は、変化可能な位置決めを行う、受動的に作動されるウェスト閉鎖体を提供するための補完的な固定手段に係合する固定手段を有する。この第１の取り付は部材は、フック固定材を有し、第２の固定材は、ループ固定材を有する。

本発明の特に好ましい実施例において、さらに、吸収材は第２のウェスト領域に配置された一対の弾性側方パネルを有する。弾性側方パネルは、最初におしめを着用者に心地よく適合し、これを維持することによってさらに快適でピッタリした適合を提供する弾性的に伸長可能な部材を提供する。さらの弾性側方パネルは、第１の固定装置とウェスト閉鎖装置の双方によってつくられ維持された張力を向上させる着用力（張力）を進展させてそれを維持する。この弾性側方パネルは、特に弾性ウェストバンドを予備配置する場合に助けとなり、さらに有効なおしめの適合を行う。各弾性側方パネルは、多数の形状で製造され、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層を有することが好ましい。また弾性側方パネルは、使用中に着用者の、へこみ、こすれ、すりむきを防ぐために側方パネルを通る張力が集中しないように着用者の足に隣接した延長パネルを有することが好ましい。

本発明は、「伸長おなかパネル」弾性ウェストバンドを有する他の弾性ウェスト部に関する。これらの好ましい実施例において、弾性ウェストバンドは、吸収材の下がり／すベリを減少させるように大きな伸長可能なウェストを有する着用者、特に大きい幼児に対応するために第１の固定装置によって設定された吸収材の寸法を越えて（おしめそれ自身の平坦な状態を越えて）よく延びることができる。弾性ウェストバンドの伸長力は、このような伸長に対応するために弾性側方パネルの伸長力以下である。この弾性ウェスト部の好ましい実施例において弾性ウェストバンドは、伸長可能な薄層から形成される。

この伸長可能な薄層は、すべてが機械的に伸長される弾性部材及びトップシート及びバックシートの一部からなる。好ましい実施例において、ウェストライン領域は、バックシートの一部を除去することによって形成される（ウィンドウ化）。また弾性ウェストバンドの形状は側方の方向に異なる伸長性を有する。

図面の簡単な説明本明細書は、本発明を形成するとみられる主題を特別に指摘し、明確に権利を請求するクレームで終結するが、本発明は、はぼ同一のエレメントを指定するために同様の参照符号が使用される添付図面に関連している次の説明からさらによく理解できよう。

第１図は、おしめの下層構造を明らかにするために、おしめの外面が見る者に面している、破断部分を備えた本発明の使い捨て可能なおしめの平面図である。

第２図は、第１図の切断線２−２に沿って切った第１図に示す使い捨て可能なおしめの部分断面図である。

第２Ａ図は、機械的な延びのパターンを示す使い捨てのおしめの予め引っ張られたバックシート部分の平面図である。

第２Ｂ図は、弾性ウェスト部のユ、レメントを示す第１のウェスト領域において、本発明の使い捨て可能なおしめの拡大平面図である。

第３図は、第１図の切断線３−３に沿って切った第１図に示す使いすて可能なおしめの部分断面図である。

第４Ａ図乃至第４Ｄ図は、（図面に示す）着用者が立った位置から座った位置に移動するとき、弾性ウェスト部の機能を簡単に運動学的に表した図面である。

第５図は、弾性を有するウェストバンドの他の構造を示す本発明の他の使い捨てのおしめの実施例の部分断面図である。

第５Ａ図は、弾性化されたウェストバンドの他の構造を示す本発明のさらに他の使い捨てのおしめの実施例の部分的な断面図である。

第６図は、側方の方向に異なる伸長性と「ウィンドウ付きの」弾性ウェスト部とを有する「伸長性おなかノくネル」の弾性ウェスト部を示す本発明の他の使い捨てのおしめの実施例の部分平面図である。

第７図は、第６図に示す弾性ウェスト部の他の実施例の部分平面図である。

第８図は、かみ合い波形ロールの一部を機械的に示す真空ウェブ拘束装置を使用する装置の簡単な斜視図である。

第８Ａ図は、おしめのウェブが最内端の波形ロールを包囲するようにするためにアイドラロールを使用する方法を示す第８図の線８Ａ−８Ａに沿って切った簡単な図面である。

第８Ｂ図は、おしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分がその間を通過するとき、波形ロールが互いにかみ合う程度を示す第８図に示されたインセット８Ｂで切られた大きく拡大された部分である。

第９図は、ここに開示された伸長処理が大きくなる間に使用される本発明の他のウェブ拘束装置を示す簡単な斜視図である。

第９Ａ図は、上端の波形ロール及び下端の波形ロールを接続する中心線に沿って第９図に示すインセット９Ａで切った高度に拡大された簡単な断面図である。

第１０図は、弾性ウェスト部からテストのサンプルをとるための場所を示す第１のウェスト領域における本発明の使い捨て可能なおしめの簡単な、部分的な拡大平面図である。

第１１図は、弾性ウェスト部のウェストバンド弾性ヒンジ領域の曲げ回復力を測定するための装置の斜視図である。

第１２図は、曲げテストの２つのサイクルの偏向力対偏向距離を表すグラフである。

第１３図は、弾性ウェスト部のパネル領域の縁部の圧縮堅さを決定するためのテスト手順によってつくられたテストサンプルの斜視図である。

第１４図は、弾性ウェスト部のパネル領域の縁部圧縮堅さを決定するための装置とテストサンプルが「セットアツプ」された上田尾を示す簡単な側面図である。

第１５図は、縁部の圧縮堅さの２つのサイクルの圧縮力対圧縮による移動を表すグラフである。

発明の詳細な説明ここに使用する、用語の「吸収材」は、体からの排泄物を吸収して吸収する装置に関し、特に体から排出された種々の排出物を吸収し、含むために着用者の体に接近して向き合うように配置された装置に関する。この用語の「使い捨て可能な」は、吸収材（すなわち、−回の使用の後に、捨てられ、好ましくは、環境的に矛盾のない方法でつくられ、廃棄されたものとして、洗って、元に戻し、再利用することのない吸収材を説明するために使用される）。「単一の」吸収材は、別れたホルダ及びライナのような別れた操作部品を必要とすることのないように全体が組み合わされるように一体化された別れた部品から形成される。本発明の吸収材の好ましい実施例は、第１図に示す単一の使い捨て可能な一体の吸収材、おしめ２０である。ここに使用するように、用語の「おしめ」は、通常、着用者の胴のまわりに着用する幼児及び失禁をする者によって着用される吸収材を意味する。しかしながら、また本発明は、失禁用ブリーフ、失禁用下着、おしめホルダ及びライナ、婦人用衛生下着及びそれと同様なもののような他の吸収材に適用可能である。

第１図は、平らに延ばされた収縮しない状態（すなわち、弾性体がゆるんだ状態であり側方パネルのない、弾性収縮状態）の本発明のおしめ２０の平面図であり、構造部分は、おしめ２０の構造をさらに明瞭に示すために破断されており、おしめ２０の部分は、着用者から離れるように面する外面５２が観察者に面している。第１図を参照すると、おしめ２０は、液体透過性トップシート２４、トップシートと接合された液体不透過性バックシート２６．トップシート２４とバックシート２６の間に配置された吸収コア２８からなる収容組立体２２、弾性側方パネル３０．弾性脚部カフ３２１弾性ウェスト部３４、参照符号３６で複数の全体を指示する２重のテンション固定装置からなる閉鎖装置とを有する収容組立体２２からなる。２つのテンション固定装置３６は、好ましくは第１の固定装置３６は、第１の固定装置３８とウェスト閉鎖装置４０とからなる。第１の固定装置３８は、一対の固定装置部材４２とランディング部材４４とを有することが好ましい。ウェスト閉鎖装置４０が第１図に示されており、それは、一対の第１の取り付は部材４６と第２の取り付は部材４８からなる。また、おしめ２０は各節１の取り付は部材４６に隣接して配置された位置決めバッチ５０を有する。

（第１図を見るものに面する）外面５２と、外面５２に面する内面５４と、第１のウェスト領域５６と、第１のウェスト領域５６に面する第２の領域５８と、参照符号６２で長手方向縁部を、参照符号６４で端部の縁部を示ずおしめ２０の外縁によって規定される周囲部６０とをｎするおしめ２０が第１図に示されている。（当業者は、おしめ２０が一対のウェスト領域とウェスト領域の間の股領域とを有するという観点で説明されることを認識するであろうが、この適用において、用語を簡単にするために、おしめ２０はウェスト領域を１つだけ有するように説明され、ウェスト領域の各々は、典型的には股領域の部分として指定されるおしめの一部を含む。）おしめ２０の内面５４は、使用中、着用者の体に隣接するように配置されたおしめ２０の部分を有する（すなわち、内面５４は、トップシート２４の少なくとも一部とトップシート２４に接合された他の部材によって形成される）。外面５２は、着用者の体から離れるように配置されたおしめ２０の部分を有しくすなわち、外面５２は、バックシート２６の少なくとも一部とバックシート２６に接合された他の部材によって形成される）。第１のウェスト領域５６及び第２のウェスト領域５８は、それぞれ、周囲部６０の端部の縁部６４からおしめ２０の側方の中心線６６に延びている。ウェスト領域の各々は、典型的には、中央領域６８と、ウェスト領域の外側の側方部分を有する一対の側方パネルとを有する。第１のウェスト領域５６内に配置された側方パネルは、参照符号７０で指定され、第２のウェスト領域５８の側方パネルは、参照符号７２によって指定される。（次に説明するように、特に注意しない場合は、おしめ２０は、各ウェスト領域の一対の側方パネルを有する。側方パネルまたは各側方パネルの対が同一である必要はないが、他のものと鏡像の関係であることが好ましい。）本発明の好ましい実施例において、第２のウェスト領域５８に配置された側方パネル７２は、側方の方向に延長可能な弾性を有する（すなわち、弾性化パネル３０）。

（側方の方向（Ｘ方向または幅）は、おしめ２０の側方の中央線６６に平行な方向に定義されており、長手方向（Ｘ方向または長さ）は、長手方向の中央線６７に平行な方向として定義され、軸線方向（Ｚ方向または厚さ）は、おしめ２０の厚さを通って伸びる方向として定義される）第１図は、トップシート２４とバックシート２６が通常、吸収コア２８の寸法より大きな長さ及び幅の寸法を有するおしめ２０の好ましい実施例を示す。トップシート２４及びバックシート２６は、吸収コア２８の縁部を越えて延び、おしめ２０の周囲６ｏを形成する。周囲部６０は、外側の周囲部、要するにおしめ２ｏの縁部を形成する。周囲部６０は、長手方向縁部６２と端部の縁部６４とからなる。

第２図は、第１のウェスト領域５６の第１図の断面線１−１に沿って切ったおしめ２ｏの断面図である。第２図は、弾性ウェスト部３４の弾性ウェストバンド３５の構造を示す。弾性ウェストバンド３５がその収縮されたまたは緩んだ状態で第２図に示されている。好ましくは、弾性ウェストバンド３５は、トップシート２４の一部と、機械的に引っ張られたバックシートの一部２６と、トップシート２４とバックシート２６との間に配置された弾性部材７６と、バックシート２６と弾性部材７６との間に配置された弾性部材７７とを有する２重の薄層材料からなる。また、弾性化ウェストバックシート３５は、固定部７８の領域を具備しており、その領域では、バックシート２６とトップシート２４が弾性部材７６と弾性部材７７との２重の薄層材料に接合されている。２重の薄層材料がその緩んだ状態にあるとき、トップシート２４とバックシート２６がひだを具備しているから、ブリーツ８０を形成する異なる固定具の領域が設けられる。

第３図は、第１図の線３−３に沿って切ったおしめ２０の部分断面図であり、第１のウェスト領域５６の好ましい弾性ウェスト部構造を示している。吸収コア２８は第３図に示されており、吸収コア２８のウェストの縁部８３を示す。トップシート２４及びバックシート２６は、吸収コア２８を包囲し、吸収コア２８のウェスト縁部８３を越えて長手方向の外側に延びており、ウェストフラップ８９及び端部の縁部６４を形成する。弾性ウェスト部３４は、少なくとも中央領域６８で吸収コア２８のウェスト縁部８３から長手方向外側に延びており、端部の縁部６４の少なくとも一部を形成している。弾性ウェスト部３４は、相互に接続するパネル領域１３０と、相互に接続されたパネル領域１３０と吸収コア２８のウェスト縁部８３に隣接する収容組立体２２とを接続する第１の可撓性ヒンジ領域１３２と、弾性ウェストバンド３５と、弾性化ウェスト３５と相互接続パネル１３０とを接合する第２の可撓性ヒンジ領域１３４とを有する。

第３図に示すように、弾性ウェストバンド３５は、形状パネル領域１３５と、ウェストラインパネル領域１３８と、形状パネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８を接合する予め配置された、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０とからなる。第３図に示すように、相互接続パネル領域１３０は、トップシート２４及びバックシート２６の一部からなり、弾性ウェストバンド３５は、トップシート２４とバックシート２６との一部と、弾性部材７６と弾性部材７７の２重の薄層材料とからなる。

第２Ｂ図は、種々の領域及び弾性ウェスト部３４のエレメントを示す第１のウェスト領域５６内の使い捨て可能なおしめ２０の簡単な部分拡大平面図である。吸収コア２８の全体が示され、ウェスト縁部８３と側縁８２とを有する。弾性ウェスト部材３４のパネル領域は、斜線領域によって表される。パネル領域は、相互接続パネル領域１３０と、成形パネル領域１３６とウェストラインパネル領域］３８とを有する弾性ウェストバンド３５とからなる。可撓性ヒンジ領域は、曲げ／たわみ変形部を呈するようにいくつかの大きな幅を有する領域または領域を有していても、ラインによって示されている。可撓性のヒンジ領域は、第１の可撓性ヒンジ領域１３２と、第２の可撓性ヒンジ領域１３４と、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０とからなる。弾性ウェストバンド３５によって側方の張力を維持し、つくるために弾性ウェストバンド３５と長手方向に整合した１対の第１の取り付は部材４６を有する閉鎖装置４６が示されている。

第１の取り付は部材４６は、好ましくは、別れたバッチ材料を有し、好ましくはバックシート２６に接合されたフック固定材料を有する。

おしめ２０の主本体（シャシ）を有するおしめ２０の収容組立体２２が第１図に示されている。収容組立体２２は、少なくとも１つの吸収コア２８と、好ましくはトップシート２４とバックシート２６とを有する外側カバ一層とを有する。吸収部材が別れたホルダ及びライナからなるとき、収容組立体２２は、通常ホルダ及びライナを有する（すなわち、収容組立体２２は、ホルダを形成するために１つまたはそれ以上の層の材料を有し、ライナはトップシート、バックシート及び吸収コアのような吸収材を有する）。単一の吸収材に関して、収容組立体２２は、複合したおしめ構造を形成するために付加された他の特徴を有するおしめの主構造を有する。従って、おしめ２０の収容組立体２２は、トップシート２４、バックシート２６及び吸収コア２８を有する。

吸収コア２８は、吸収装置であり、通常、圧縮可能であり、また変形可能であり、着用者の皮膚を刺激することがなく、尿及び他の体の排出物のような液体を吸収し及びそれを維持することができる。第１図に示すように、吸収コア２８は、下着面１００と、本体面１０１と、側方縁部８２と、ウェスト縁部８３とを有する。

吸収コア２８は、広範な大きさと形状（例えば、矩形、砂時計形状、Ｔ形状、非対称形状等）で、使い捨て可能なおしめで通常使用される広範な液体吸収材料及び通常エアフェルトと呼ばれる細かく砕かれた木のバルブのような他の吸収材内で使用される。他の適当な吸収材の例は、クレープセルロース詰め綿と、コツオーム（ｃｏｆｏｒｍ）、、クロスリンクセルロース繊維を含むメルトブロウボリマと、テラシュラップ及びテラシュ薄層、吸収発泡体、吸収スポンジ、超吸収ポリマ、吸収ゲル材料、または同等の材料または材料の組み合わせを含むテラシュを含む。吸収コアの構造及び構成は変化する（例えば、吸収コアは、変化するカリバ領域、ハイドロフィリック勾配と、超吸収勾配と、下方の平均濃度及び低い平均ベース重量獲得領域を有するか、または１つまたはそれ以上の層または構造体を有する）。しかしながら、吸収コアの全体の吸収容量は、設計負荷及びおしめ２０の意図された使用と矛盾しない。さらに、吸収コア２８の大きさ及び吸収容量は、幼児から大人にわたる範囲の着用者に対応するために変化する。

おしめ２０の好ましい実施例は、第１のウェスト領域５６では耳部１０２を有する非対称の偏向されたＴ形状の吸収コア２８を有するが、第２のウェスト領域５８ではほぼ矩形状である。この構成によって、第２のウェスト領域５８で弾性化側方パネル３０を広くすることができる。広く受け入れられ、商業的に成功した本発明の吸収コア２８として使用される例示としての吸収構造は、１９８６年９月９日にワイズマン及びゴールドマンに発行された「高濃度吸収構造」と題された米国特許第４゜６１０．６７８号、１９８７年６月１６日にワイズマン、ホートン及びゲレートに発行され、「２重層コアを備えた吸収材」と題された米国特許第４，６７３．４０２号で説明される。また、１９８９年１２月１９日にアンゲスタートに発行された「ダスティング層を有する吸収コア」は、本発明に使用される吸収構造を説明する。吸収：＋７２８ｉ；！、１９８９年５月３０日にアレマニー及びベルブに発行された「低濃度及び低ベース重量獲得ゾーン」と題された米国特許第４，８３４，７３５号で説明されている商業的に成功した部材が好ましい。これらは言及によってここに組み込まれている。

バックシート２６は、吸収コア２８の下着面１００に隣接して配置され、従来技術でよく知られているように取り付は装置（図示せず）によって好ましくは接続されている。例えば、バックシート２６は、接着剤の一様な連続層と、接着剤のパターン化された層と、別れたライン、螺旋、接着剤の点によって吸収コアに固定されている。満足のゆく接着剤は、オハイオ州センチュリーアドヘシブ社によって製造されるセンチユリ−５２２７、及びミネソタ州セントポールのＨ，Ｂフラー社によって製造されるＨＬ−１２５Ｂである。取り付は手段は、１９８６年ミネトラ、タッカに付与され、「使い捨て可能なウェスト収容下着」と題され、ここに組み込まれている米国特許第４，５７３，９８６号に開示されている。

フィラメントの開放パターンネットワークの例示としての取り付は手段は、１９７５年１０月７日にスプラーグＪｒ、に発行された米国特許第３，９１１．１７３号、１９８７年１１月２２日にツエツカーに付与された米国特許第４，７８５．９９６号、１９８９年６月２７日にベーレニッヒに発行された米国特許第４，８４２゜６６６号に示されている装置及び方法によって示されているようならせん形に渦巻かれた接着フィラメントのいくつかのラインを有する。これらの特許は言及することによってここに組み込まれている。別の案として、取り付ＩＪ手段は、この業界で知られるように加熱接着、圧力接着、超音波接着、動的な機械による接着、または他の適当な取り付は手段またはこれらの取り付は手段の組み合わせを含む。

バックシート２６は、液体（例えば、尿）に対して不透過性であり、薄いプラスティックフィルムから製造されることが好ましいが、他の可撓性の液体不透過性材料を使用することができる。ここで使用するような用語の「可撓性」は、柔軟な人間の体の形状及び外形に容易に適合する材料を呼ぶ。バックシート２６は、吸収コア２８内に吸収され、収容された排出液がベッドシートや下着のようなおしめ２０に接触するものを濡らすことを防止する。バックシート２６は、フィルムでコートされた不織布材料のようなポリエチレンまたはポリプロピレン、または合成材料の熱可塑性フィルムのような織物または不織布材料からなる。バックシートは約０．０１２ｍｍ（０，５ミル）から０．０５１ｍｍ　（２，０ミル）の厚さを有する熱可塑性フィルムである。

本発明の好ましい実施例において、バックシートの少なくとも一部分は、弾性化側方パネル３０を形成し、弾性ウェスト部と一致するバックシートの部分を予め引っ張るために機械的に引き伸ばされる。従って、バックシート２６は、長く引き伸ばされることが好ましく、さらに引っ張ることができることが好ましいが、可撓性を有することは必要ではなく、バックシート２６は、それが元の歪まない形状に完全に戻すように少なくとも永久的に細長くされる。好ましい実施例において、バックシートは、望ましくない破断または裂けが起こる事なく機械的に引っ張られる。従って、バックシート２６は、ＡＳＴＭＤ−６３８と矛盾しない方法を使用して測定されるような横断方向に少なくとも約４００％から約７００％で破壊するように最大源に細長くなることが好ましい。

従って、バックシートととして使用するためにポリマー製フィルムは、直線的な低い濃度のポリエチレンを多量に含む。特に、バックシート用の好ましい材料は、約４５−９０％のリニヤな低濃度のポリエチレン及び約１０−５５％のポリプロピレンからなる混合物を含む。

本発明のバックシートととして使用される例示としてのフィルムは、ブロウンフィルム用の指定ＲＲ８２２０及びカーストフィルム用のＲＲ５４７５の名称でインディアナ州テレホードのテレデガール工業によって製造されている。バックシート２６は、（典型的には、約０゜１２７ｍｍ　（５，５ミル）のカリパに）エンボスされることが好ましい。さらに、バックシート２６は、排出液がバックシート２６から抜けることを防止しながら、吸収コア２８から蒸気が逃げることができるように（すなわち、呼吸可能）する。

バックシート２６の大きさは、吸収コア２８の大きさと、選択された正確なおしめ設計によって決定される。

好ましい実施例において、バックシート２６は、全体のおしめの周囲６０のまわりに少なくとも約１．３ｃｍから約２．５ｃｍ（約０．５から約１．０インチ）の最小限の距離だけ吸収コアを越えて延びている変形された砂時計形状を有する。好ましくは、バックシート２６は、第２のウェスト領域５８の側方パネル７２が、第１のウェスト領域５６の側方パネル７０より側方の方向において広くなるように第２のウェスト領域５８の吸収コア２８より広い。

トップシート２４は、吸収コア２８の本体表面に隣接した位置に配置され、従来技術において既知の取り付は手段（図示せず）によって本体表面及びバックシート２６に接合される。適当な取り付は手段が、吸収コア２８にバックシート２６を接合することに関して説明される。ここに使用するように、用語の「接合」は、エレメントを他のエレメントに直接固定することによって他のエレメントに直接接合される構成と、エレメントを他のエレメントに固定する中間の部材に固定することによって他のエレメントに間接的に接合する構成を含む。本発明の好ましい実施例において、トップシート２４とバックシート２６は、おしめの周囲６０で互いに直接的に接合され、（図示しない）取り付は手段によってそれらを吸収コア２８に直接接合することによって間接的に接合される。

トップシート２４は、柔軟で柔らかい感触で着用者に刺激を与えないものである。さらに、トップシート２４は、液体（例えば尿）をその厚さを容易に突き抜けるように液体透過性を有する。適当なトップシートは多孔性発泡体、網状の発泡体、開ロブラスティックフィルム、自然の繊維（例えば、木または木綿繊維）の折られたまたは不織のウェブ、合成繊維（例えば、ポリエステルまたはポリプロピレン繊維）または、自然及び合成繊維の組み合わせのような広範な材料から製造される。好ましくは、トップシート２４は、吸収コア２８に含まれた液体から着用者の皮膚を離すために疎水性材料からつくられる。

本発明の好ましい実施例において、トップシート２４の少なくとも一部は、弾性化側方パネル３ｏを形成する「七ロストレイン」ストレッチ薄層を形成するために機械的に引っ張られる。従って、トップシート２４は、細長いことが好ましいが、さらには引っ張ることができることが好ましく、弾性的であることは必要ではなく、機械的に引き伸ばされるときに、トップシート２４は、それが完全に元の形状に戻らないように完全に細長い。好ましい実施例において、トップシート２４は、トップシートの好ましくない破壊または裂けがなく機械的に引っ張ることができる。従って、トップシート２４は、横断方向（側方に）の強度が小さい。

トップシート２４を製造するために使用される多数の製造技術がある。例えば、トップシートは、ファイバの不織ウェブである。トップシートが、不織ウェブであるとき、スパンボンド、カード、ウェットレイド、メルトブロウン、ハイドロエンタングル、これらの組み合わせ、またはそれと同等なもの、である。好ましいトップシートは、すかれ、織物技術の当業者に知られた方法で熱的に接着される。好ましいトップシートは、約２．２デニールのステーブル長さのポリプロピレン繊維からなる。

ここに使用されるような、用語の「ステーブル長さの繊維」は、少なくとも約１５．９ｍｍ　（０，６２５インチ）の所定の長さの繊維を言う。好ましくは、トップシートは１平方メートル当たり約１８から２５グラムの基本的な重量を有する。適当なトップシートは、マサチューセッツ州、ワールボールの国際紙会社の一部門の、ベラティック社によってＰ−８の指定の下に製造されている。

おしめ２０は、液体及び体からの排出液の収容性能を改良するために弾性化脚部カフ３２を有する。各弾性化された脚部カフ３２は、脚部領域の体の排出液の漏れを減少させるためにいくつかの異なる実施例を有する。

（脚部カフは時々、脚部バンド、サイドフラップ、バリヤカフ、または弾性カフと称される。）１９７５年１月１４日にブエルに発行された「使い捨て可能なおしめ用の収縮可能な側方部分」と題された米国特許第３゜８６０．００３号は、弾性化脚部カフ（ガスケットカフ）を提供するためにサイドフラップ及び１つまたはそれ以上の弾性部材を有する収縮可能な脚部開口部を備える使い捨て可能なおしめを開示する。１９９０年３月２０日にアジズ及びブラネイーに発行された「使い捨て可能なおしめ用の収縮可能な側方部分」と題された米国特許第４．９０９，８０３号は、脚部領域の収容性を改良するために「スタンドアップ」弾性化フラップを有する使い捨て可能なおしめを開示している。１９８７年９月２２日にローソンに発行された「２重カフを有する吸収材」と題された米国特許第４，６９５，２７８号は、ガスケットカフ及びバリヤカフを含む２重のカフを備えた使い捨て可能なおしめを開示している。１９８７年１１月３日にブエルに発行された「使い捨て可能なウェスト収容衣服」と題された米国特許第４．７０４．１１５号は、衣服内の自由な液体を収容するように構成された側縁の漏れガード溝を有する使い捨て可能なおしめまたは失禁用の衣服を開示する。これらの特許は、ここに組み込まれている。各弾性化脚部カフ３２は脚部バンド、サイドフラップ、バリヤカフまたは上述した弾性カフのいずれかに似るように構成されているが、上述した米国特許第４．９０９．８０３号に開示されたようなバリヤフラップ８５及びスペース弾性部材８６とからなる。好ましい実施例において、弾性化脚部カフ３２は、弾性ガスケットカフ１０４を有し、このカフ１０４は、上述した米国特許第４，６９５，２７８号に開示されたようなバリヤカフ８４の外側に配置された１つまたはそれ以上の弾性ストランド１０５を備えている。

さらに、おしめ２０は、体への適合と収容性を改良する弾性ウェスト部３４を有する。弾性ウェスト部３４は、少なく・とも中央領域６８で吸収コア２８のウェスト縁部８３の少なくとも１つから少なくとも長手方向外側に延びており、おしめ２０の端部の縁部６４の少なくとも一部を形成する。従って、弾性ウェスト部３４は、少なくとも吸収コア２８のウェスト縁部８３からおしめ２０の端部縁部６４に延び、隣接する着用者のウェストに隣接して配置されるようになっているおしめの部分を有する。

使い捨て可能なおしめは、１つが第１のウェスト領域に配置され、１つが第２のウェスト領域に配置されている２つのウェスト領域を有するように全体が構成されている。本発明の使い捨て可能なおしめは、着用者を包囲する単一の弾性ウェスト部を備えるように構成することができるが、弾性ウェスト部に関する説明は、一対の弾性ウェスト部を有するおしめ、少なくとも１つ及び好ましくは、本発明によって構成された双方の弾性ウェスト部を有するおしめに焦点を当てる。さらに、弾性ウェスト部またはその構成エレメントは、おしめ２ｏの収容組立体２２に固定された別のエレメントを有するが、弾性ウェスト部３４はバックシート２６またはトップシート２４のようなおしめの他のエレメント、好ましくは、バックシート２６及びトップシート２４の双方の延長部として構成される好ましい実施例に関して説明する。

弾性ウェスト部３４は、第３図に示すような弾性ウェストバンドと、弾性ウェストバンドと収容組立体とを接合する可撓性ヒンジ領域とのみを必要とするが、弾性ウェスト部３４は、好ましくは、いくつかの追加の領域を有する。特に、弾性ウェスト部３４は、相互接続パネル領域１３０と、相互接続パネル領域１３０と吸収コア２８のウェスト縁部８３に隣接した収容組立体２２を接合する第１の可撓性ヒンジ領域１３２と、弾性ウェストバンド３５と、弾性ウェストバンド３５と相互に接続されたパネル領域１３０とを接合する第２の可撓性ヒンジ領域１３４とを有する。相互接続されたパネル領域１３０は、弾性ウェストバンド３５と収容組立体２２との間に可撓性リンクを提供する。弾性ウェストバンド３５は、形成された領域のカバーを維持し、着用者のウェストに接触し、着用者の腰に動的に取り付けられ、取り付けを改良するために着用者の腰に動的に適合するように少なくとも側方の方向に弾性的に伸長可能である部材を提供する。第３図に示すように、弾性ウェストバンド３５は、成形パネル領域１３６と、ウェストラインパネル領域１３８と、成形パネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８とを接合する予め配置された、弾性的な、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０とを有する。ここで使用する「領域」は、弾性ウェスト部３４の領域またはエレメントを示すように使用される。弾性ウェスト部３４の領域は、別個の領域またはエレメントであるが、典型的には、弾性ウェスト部の領域は、隣接した領域と幾分重複する。（説明する目的で、領域は第３図においてかっこで描かれている）相互に接続するパネル領域１３０は、弾性ウェストバンドが作用する接触位置で移動し、着用者の腰に適合するように弾性ウェストバンド３５と収容組立体２２との間に連結を形成し、弾性ウェストバンド３５の回転及び移動を可能にするようにする。相互接続するパネル領域１３０は、可撓性を有することが好ましく、その可撓性によって自由にランダムにその長さを変形し、弾性ウェストバンド３５が着用者の腰に接触し続け、着用中、吸収コアがそれ自身を位置決めすることができるようにする。相互接続パネル領域１３０は、大きな縁部圧縮堅さを有し、好ましい実施例において、相互接続パネル領域は、可撓性を有し、相互接続パネル領域の縁部の堅さが、成形パネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８の双方の縁部圧縮堅さよりかなり小さいことが好ましい。相互接続パネル領域１３０は、約５０グラムｓｆ、さらに好ましくは約２５グラムｓｒ未満の縁部圧縮堅さを有する。典型的には、（トップシート２４の一部及びそれと−緒のバックシート２６の一部からなる）相互パネル領域の縁部圧縮堅さは、約１０グラムｓｆ’未満である。さらに、相互接続パネル領域１３０は、長手方向、側方の方向、または他の方向に弾性的に伸長可能であり、相互接続パネル領域は、弾性ウェストバンド３５と収容組立体２２との間に固定された寸法の長さを形成するために長手方向に伸長しないことが好ましい。

相互接続パネル領域１３０の長さは、中間の大きさのおしめにおいて、少なくとも約４．７５ｍｍ　（約３／１６インチ）が好ましく、さらに好ましくは、約６．２５ｍｍ（約１／４インチ）と約１２．５ｍｍ（約１／２インチ）である。

相互接続パネル領域１３０は、収容組立体２２及び／または弾性ウェストバンド３５に可撓性を有するように接合された別の材料からおしめ２ｏの他の延長部として構成されている。第３図に示す好ましい実施例において、相互接続パネル領域１３０は、吸収コア２８のウェスト縁部８３を越えて延びるトップシート２４とバックシート２６との双方の一部からなる。バックシート２６及びトップシート２４は互いに独立するよりもむしろ１つのユニットとして機能するように相互接続パネル領域１３０で（図示しない）取り付は手段によって（いっしょに接合され）互いに接合されることが好ましい。トップシート２４とバックシート２６を固定するための取り付は手段は、螺旋形または輪形状に配置された接着剤の開放パターンネットワークを有するが、前述したような他の取り付は手段も使用することができる。

相互に接続するパネル領域１３０は、可撓性ヒンジ領域（第１のヒンジ領域１３２と第２の可撓性ヒンジ領域のそれぞれ）によって成形パネル領域１３６と収容組立体と可撓性を有するように接合され、その結果、弾性ウェストバンド３５は、軸線方向（２方向に）移行し及び／または回転する。ここに使用するような、用語の［可撓性を有するような接合」は、パネル領域の間で相対的に曲がりたわむことができるようになっているパネル領域と収容組立体との間の接合を意味する。（以後、説明するように、この可撓性を有する曲げは、パネル領域がたわむことができる曲げを生じる力が除去されたとき、前の形状に戻るほどである必要はない。すなわち、弾性的である必要はない。）可撓性を有するヒンジ領域は、種々の方法で製造される。可撓性ヒンジ領域は、パネル領域の間に構造的に不連続な領域を有する。パネル領域の断面形状は、パネル領域の間で可撓性を有するように曲がることができるように変化する。例えば、パネル領域を形成する材料は、可撓性の曲げの軸線を形成するためにすかれ、圧縮され、エンボス加工され、折り目をつけられ、曲げられ、接着され、小さくされ、切断され、切りかかれ、スリットが形成され、または除去される。典型的には、これらの方法は、可撓外曲げが起こる特定のラインまたは軸線に応力／テンションを集中させる。減少した延長部のラインまたは拘束ラインがヒンジ領域を形成するために領域の間に形成される。別の案として、可撓性を有するヒンジ領域は、パネル領域の間の材料の非連続的な領域を有する。例えば、パネル領域をつくる材料は、パネル領域の間の可撓性の曲げを行うことができる異なる可撓性抵抗（領域の間の異なる曲げの堅さ）の領域を提供するために相対的に異なる曲率または弾性係数を有する第３図に示すように、弾性ウェストバンド３５（成形パネル領域１３６）と相互接続パネル領域１３０とを接合する第２の可撓性を有するヒンジ領域１３４は、相互接続領域１３０から伸縮部材７６と弾性部材７７とを除去することによって構造的な不連続性が生じる領域で形成される。従って、第２の可撓性ヒンジ領域１３４は、伸縮部材７６と弾性部材７７の底部の縁部に隣接するようにつくられる。相互接続パネル領域１３０と収容組立体２２を接合する第１の可撓性を有するヒンジ領域１３２は、相互接続パネル領域１３０から吸収コア２８がなくすことによって構造的な不連続性がある領域で形成される。

弾性ウェストバンド３５は、弾性的に膨張し収縮して着用者の腰に動的に合うようになっているおしめ２０の部分または領域である。弾性ウェストバンド３５は、相互接続パネル領域１３０に弾性的に接続された別のエレメントを有するが、弾性ウェストバンド３５はトップシート２４またはバックシート２６の延長部として形成されることが好ましく、さらにトップシート２４及びバ・ツクシート２６の延長部として形成されることが好ましい。

弾性ウェストバンド３５は、第２の可撓性を有するヒンジ領域１３４から、必ずしも必要ではないが、好ましくはおしめ２０の端部の縁部６４まで延びている部分である。第３図に示す好ましい実施例において、弾性ウェストバンド３５は、成形パネル領域１３６と、ウェストライン領域１３８と、成形パネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８を接合する予め配置された、弾性的なウェストバンドの可撓性を有するヒンジ領域１４０とからなる。

成形パネル領域１３６は、ウェストバンドの可撓性ヒンジ領域１４０と第２の可撓性のヒンジ領域１３４との間に配置されている弾性ウェストバンドの部分である。

従って、成形パネル領域１３６は、典型的には弾性ウェストバンド３５の「下方のセグメント」を形成する。成形パネル領域１３６は、使用中に弾性ウェストバンドの動的な伸縮を可能とするように少なくとも側方に弾性的に伸長可能である。後に説明するように、成形パネル領域１３６は、使用中、縛らず（ｒｏｐｅ）、変形せず、使用中、コンパクトであるように、また、使用中、弾性ウェストバンドの圧縮及びねじれに抵抗するようにその形状を維持するように比較的に大きな縁部圧縮堅さを有することが好ましい。

ウェストラインパネル領域１３８は、ウェストノくンドの可撓性のヒンジ領域１４０からおしめの端部の縁部に向かうように配置されている弾性ウェストバンド３５の部分である。従って、ウェストラインパネル領域１３８は、通常、弾性ウェストバンド３５の「上方セグメント」を規定する。このウェストラインパネル領域１３８は、少なくとも１つのおしめ２０の端部の縁部の一部を形成することが好ましい。ウェストラインパネル領域１３８は、着用者の腰にきちんと適応し、着用者の腰とともに動的に移動し、伸縮するように設計されている。ウェストラインパネル領域１３８は、少なくとも側方の方向に弾性的に伸長可能である。

成形パネル領域１３６及びウェストラインパネル領域１３８の縁部圧縮堅さは、各領域の圧縮変形及び曲げに対する弾性ウェストバンド３５の抵抗を決定する。

本発明の好ましい実施例によれば、成形パネル領域１３６は、おしめが着用されたとき、成形パネル領域が成形パネル領域へ適用される圧縮曲げ力に抵抗し、弾性ウェストバンドの形状を維持することができるようにする。また、成形パネル領域１３６は、好ましくは、ウェストラインパネル領域１３８の縁部圧縮堅さ以上の縁部圧縮堅さを有する。本発明の好ましい実施例によれば、成形パネル領域１３６及びウェストラインパネル領域１３８が同じ材料で作られているから、成形パネル領域１３６の縁部圧縮堅さは、ウェストラインパネル領域１３８の縁部圧縮堅さにほぼ等しい。成形パネル領域１３６は、１００グラムｓｒ以上の縁部圧縮堅さを有し、さらに１１５グラムｓｆが好ましく、約１３０グラムｓｒ以上が最も好ましい。典型的には、本発明の好ましい実施例において成形パネル領域１３６の縁部圧縮堅さは、約１３０と約１７０グラムｓｒの間である。弾性ウェスト部３４のパネル領域の縁部圧縮堅さは、以下に説明するような方法を使用して決定することができる。

ウェストラインパネル領域１３８は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０によって成形パネル領域１３６に弾性的に可撓性を有するような接合が行われる。

ここで使用するような用語の「弾性的に可撓性を有するような接合」は、力が適用されたとき、パネル領域の間に相対的な可撓性の曲げができるように、また力が取り除かれたときにパネル領域を基本的にはそれらの前の形状に弾性的に戻すように回復力及びモーメントを提供するようなパネル領域と収容組立体との間の接合を意味する。

この回復力及びモーメントは弾性ウェストバンド３５の機能時に重要であり、成形パネル領域１３６及びウェストラインパネル領域１３８は、前の使用中の（予め引っ張られた）形状をとり、弾性ウェストバンドは着用者の腰に着用している時間全体の間、着用者に関してほとんど滑らずに着用者の腰に従い、使用中に意図した機能を変えるように弾性化ウェストがしわにならないように、またひつくりかえらないようにする。

ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、使用中着用者の腰によって発生する力が成形パネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８との間に可撓性の曲げが起こることができるように、また、これらの力が回復力を与えることによって取り除かれるときに、成形パネル領域１３６及びウェストラインパネル領域１３８が基本的には前の使用中の形状に戻るように弾性を有する。

第１図乃至第３図に示す好ましい実施例において、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、弾性ウェストバンド３５に弾性部材７７を提供することによって弾性を有するように製造される。ウェストバンド可撓性ヒンジ領域のために必要な弾性を提供するために及びロールインまたはロールオーバーを少なくするためにおしめを着用中に出合う通常の力に打ち勝つように、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、約２０グラムｓＣｓさらに好ましくは約２５グラムｓｒ以上であり最も好ましくは、３０グラムｓｆ以上の曲げ可撓性回復力を有しなければならない。本発明の好ましい実施例において、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域は、約３０グラムｓｆ’と約５０グラムｓｒとの間の曲げ可撓性回復力を有する。可撓性ヒンジ領域、特にウェストバンド可撓性ヒンジ領域の曲げ可撓性回復力を測定する方法は、以下に説明する。

また、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０はウェストラインパネル領域１３８と成形パネル領域１３６が弾性ウェストバンド３５への力の適用において弾性ウェストバンド３５の規定された領域または軸線で可撓性を有するように曲がるように「予備配置されている」。また、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０を予め配置することによって、弾性ウェストバンドをつくる材料の可撓性を有する堅さを作り、またはそれを破壊することなく着用者の腰に従う。従って、「予備配置された」ウェストバンド可撓性ヒンジ領域は、使用中ランダムな領域または軸線で弾性ウェストバンドが曲がったり折れたりする傾向を少なくする。この「予備配置された」ウェストバンド可撓性ヒンジ領域は、規定されたヒンジ領域で可撓性の曲げ、偏向を保証するようにおしめの製造によって規定される。ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０それ自身の形成は、弾性ウェストバンド３５内の可撓性曲げの軸または領域を典型的に配置する。前に説明したように、可撓性を有するヒンジ領域は、構造的に非連続な領域または材料的に非連続な領域を含む。このような非連続の領域は、可撓性の曲げの軸線を規定する。

−例として、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、規定されたラインに沿って弾性ウェストバンドをエンボス加工し、ひだを形成し、折り曲げることによってつくられた軸またはラインを含む。例えば、弾性ウェストバンドは弾性ウェストバンドのウェストバンド可撓性ヒンジ領域を予備形成するか、または予備成形するために物品の包装の内側で製造者によって予め折られる。減少した延長部のライン（または反対のラインは延長可能であり、包囲領域は、延長不可能である）は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域を予備配置するためにそれらの間に構造上に非連続性を与える間隔を置いて離れたのりのバンドまたはライン、糸、または他の材料を提供することによってウェストバンド可撓性ヒンジ領域を形成する。

薄層または接着パターンまたは技術の変化は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域を形成する。前にここで述べた可撓性ヒンジ領域をつくる他の方法のいずれもウェストバンド可撓性ヒンジ領域を形成するために使用される。

第１図及び第２Ｂ図に示すような好ましい実施例において、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、成形パネル領域１３６及びウェストラインパネル領域１３８との間の構造的な非連続性によって形成される。第２Ｂ図に示すように、弾性ウェストバンド３５を形成する材料は、好ましくは別れた、間隔を置いた固定領域７９のパターンからなり、最も好ましくは、動的な機械的接着からなる固定部７８の領域で互いに固定される。

接着パターン及びウェストバンドのひだの成形との組み合わせ効果によって、弾性ウェストバンド３５は、接着剤が少ないパターン内の領域に沿ってさらに容品にたわんで曲がる傾向がある。従って、第２Ｂ図に示すような動的な機械的な接着用のパターンは、長手方向にずれるように設計されるが、弾性ウェストバンドに沿って長手方向に移動する側方のラインがウェストバンド可撓性ヒンジ領域の所望の場所でなく接着剤に出合うように重複する列になるように設計されてもよい。従って、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、固定領域７９の間隔のパターンでの非連続性（によって形成される）を形成する。

弾性ウェストバンド３５は、弾性側方パネルを形成することに関してここに開示されたものを含む多数の異なる形状によって製造される。第２図に示すような好ましい実施例において、弾性ウェストバンド３５は４つの薄層化された材料から製造されることが好ましい。弾性ウェストバンド３５は、トップシート２４の一部分、バックシート２６の一部分であって機械的に予備拘束された一部分、柔軟な部材７６、及び弾性部材７７からなる。

柔軟部材７６と弾性部材７７とは動的な機械的な接着によって接合されることが好ましく、それによってトップシート２４とバックシート２６が組み合わせられる前に、弾性的な薄層を形成する。この２層は、トップシート２４とバックシート２６との間に配置されることが好ましく、柔軟部材７７はバックシート２６に向かうように配置され、弾性部材７６は、トップシート２４に向がうように配置される。従って、弾性部材７６は、トップシート２４と予備拘束されたバックシート２６との間に配置されることが好ましく、柔軟部材７７は予備拘束されたバックシート２６と弾性部材７６との間に配置されることが好ましい。

弾性部材７６は、弾性ウェストバンド３５が側方に弾性的に伸長可能であるようにしくすなわち、側方に弾性的に伸長可能に）、また、実質的に拘束を受けない形状に収縮して戻ることができるようにトップシート２４とバックシート２６との間で弾性ウェストバンド３５に作動的に関連する。弾性部材７６は、多数の異なる方法で弾性化されたウェストバンド３５と作動的に関連する。

−例として、弾性部材は、弾性バンドを集め、または収縮するように弾性的に収縮可能な状態に作動的に関連する。（弾性部材が弾性的に収縮状態で吸収材内に固定される方法のさらに詳細な説明は、１９７５年１月１４日に発行された米国特許第３．８６０，００３号、及び１９７８年３月２８日にブエルに発行された米国特許第４．０８１，３０１号に開示されており、双方は、ここに組み入れられている。）例えば、弾性部材７６が、側方に延びる弾性部材７６によって弾性ウェストバンド３５内に収縮可能に取り付けられており、弾性化部材７６をトップシート２４とバックシート２６に取り付け、弾性化部材７６がその伸長または収縮方向を占めることができるようにする。

別の案として、弾性部材７６が張力を受けない間に弾性部材７６は、弾性部材７６をトップシート２４、バックシート２６またはその双方に固定することによって弾性ウェストバンド３５に作動的に関連する。薄層の少なくとも一部は薄層のトップシート２４及びバックシート２６部材を永久的に細長くするのに十分な程機械的に引っ張られ、次に複合または弾性的な薄層がその実質的に張力を受けない状態に戻る。弾性ウェストバンド３５は「ゼロストレイン」伸縮薄層に形成される。（以下に説明するように、別の案として、弾性薄層は、引っ張り状態に作動的に関連して、機械的に引っ張られ、予備張力を受けたストレッチ薄層を形成する。）第２図に示すように特に好ましい実施例において、弾性部材７６は、収縮を受けない状態で作動的に関連し、収縮するように処理される。この実施例において、弾性部材７６は、単一の方向に収縮し、加熱のような特定の処理に従って、弾性的になる材料から形成される。このような材料の例は、１９７４年６月２５日にマセンガレ等に発行された米国特許第３．８１９．４０１号及び１９７５年１０月１４日にコツ等に付与された米国特許第３，９１２，５６５号に開示されている。熱収縮可能な弾性部材を使用するための方法のさらに詳細な説明は、１９８５年５月７日にキービト及びオステルハーゲに付与された米国特許第４．５１５．５９５号に開示されており、この特許はここに組み込まれている。典型的には、トップシート２４．バックシート２６、弾性部材７６及び他の部材が、収縮しない状態でともに固定される。次に薄層が（加熱空気で）加熱され、弾性部材７６はその緩む方向または収縮方向に戻ることができる。

本発明で使用される弾性部材は、多数の異なる大きさ、形状、構成及び材料の形態をとる。例えば、弾性ウエストバンドは、トップシート及びバックシートの間で作動するように関連する１つまたは多数の弾性部材から形成され、弾性部材は幅及び長さが変化し、または弾性部材は、弾性材料の比較的に狭いストランドまたは弾性材料の広い領域のバッチからなる。弾性部材として使用するために適当な弾性材料は、日本のブリジストン社からプリジストンＳＧポリウレタン発泡体として入手可能なポリウレタンのような弾性発泡体である。弾性部材として使用するための他の適当な弾性材料は、「生きた」合成または天然ゴム、（熱収縮可能な弾性フィルムを含む）弾性フィルム、成形された弾性綿布またはそれと同様なものである。第２図に示すような特定の好ましい実施例において、弾性部材７６は、ニュージャジー州、フローアムパークのエクソン化学会社で入手可能な熱収縮可能な弾性フィルムを有する。

弾性部材７７は、弾性ウェストバンド３５に対する形状回復力及び曲げ堅さを改良する層である。弾性部材７７は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０が回復力／モーメントを提供するように長手方向（機械方向）に圧縮／よじれ抵抗を与える。また、弾性部材７７は、その弾性を最適化するために弾性ウェストバンド３５のプリーツ８０またはしわを幾分溝たすように２方向のバルクを提供するための比較的に高いカリパを備えている。

また弾性部材７７は、弾性ウェストバンド３５の外に液体が漏れないように疎水性であることが好ましい。特別に好ましい実施例によれば、弾性部材７７は、繊維が機械方向（おしめの長手方向）に向き、（側方の）ギヤザー抵抗を機械方向にわたって減少させる不織材料からなり、その結果、熱収縮性部材は、容易に収縮し、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０を曲げて規定された軸線のまわりの圧縮抵抗を向上させる。

弾性部材７７は第３図に示すように弾性部材７６とバックシート２６との間に配置されることが好ましいが、他の案として、弾性部材７７は、バックシート２６の外側、トップシート２４の外側でトップシート２４と弾性部材７６の間に、多数の他の形状で配置される。弾性部材７７は、好ましくは、バックシート２６と弾性部材７６との間に配置されて弾性ウェストバンド３５のバックシート側に大きい圧縮／ねじれ抵抗を与える。なぜならば、それは、弾性ウェストバンドの側方の軸線のまわりに曲げ抵抗を与えて弾性ウェストバンドを形成する薄層材料内の漏れを最適化し、減少させるために接着場所の間の長手方向の軸線のしわまたはプリーツ８０を満たすからである。

弾性部材７７は多数の異なる大きさ、形状、構成及び材料の形態をとる。例えば、弾性部材は、１つまたは多数の弾性部材から形成され、弾性部材は幅、長さ、厚さ及び形状が変化する。弾性部材７７は、弾性ウェストバンド内に配置された材料の別れた部分を含む。別の案として、弾性部材は、弾性部材７６、トップシート２４またはバックシート２６を含む弾性ウェストバンド３５をつくる材料のいずれかまたはすべての一部分を含む。特定の他の実施例において、弾性部材７７は、弾性部材７６と同じ部品を含み、弾性部材７６は、比較的厚い弾性発泡体を含む。

本発明の弾性ウェストバンド３５の弾性部材７７は、織られたウェブ、不織ウェブ、発泡体、２つまたはそれ以上の不織層の不織の薄層、綿布、少なくとも一方向に堅さを提供する波形材料、及び上記材料またはこの技術において既知の他の材料との組み合わせを含む。

弾性材料７７として特に好ましい材料は、疎水性の不織ウェブからなり、機械を横断する方向に少なくとも約４ｃｍ及び機械方向に少なくとも約１２ｃｍの（ＡＳＴＭＢ　１３８８−６４を使用して測定するとき）ドレイパビリティ　（ｄｒａｐａｂｉｌｉｔｙ）を有する。−例といての材料は、１平方ヤードについて約２０−４５グラムの範囲で基本的な重量を有する疎水性、不織カーブドウェブを含む。このファイバは、この方向にねじれ／圧縮抵抗を向上させるために機械方向に向けられる。不織ウェブは、ポリマコア材料及びコポリオレフィン鞘材料の３デニールバイコンポーネント繊維を含み、このような繊維は、ＣＥＬＢＯＮＤステーブル繊維としてホエット社から入手可能であり、またポリプロピレンコア材料用にポリエチレン鞘材料を含み、このような材料は、ダナクロンハーキュリー社から入手可能である。不織ウェブをカーディングして機械方向に向けた後、不織ウェブは、エアスルー接着処理を介して置かれ、弾性材料にバルク（ロフトまたは厚さ）を与えてその弾性を向上させる。（エアスルー接着されたパイコンポーネント熱可塑性樹脂ファイバの高いロフト不織布の例が１９８９年１０月２８日に二ニーカークに付与された米国特許第４゜８８３．７０７号に開示されており、ここに組み込まれている。）パイコンポーネント熱可塑性繊維のエアスルー接着された不織カードウェブは、ノースカロライナ州グリーンビルのファイバウェブノースアメリカ社、またはマサチューセッツ州ワルボールのベラチック社から入手可能である。

第２Ａ図に示すような本発明の好ましい実施例において、弾性ウェストバンド３５を形成するバックシート２６の部分は、「予備拘束」または「機械的に予備拘束」（すなわち、弾性ウェストバンド３５を形成するバックシートのこれらの部分を永久に細長くするためにある程度局所化されたパターンで機械的に伸長される）。予備拘束されたバックシートは弾性部材７６の伸長を改良するだけではなく、好ましい弾性部材７６の熱収縮をも改良する。第２Ａ図に示すような好ましい実施例において、予備拘束されたバックシートは、各リブ１４２と各列のリブの間にリブのパターン１４２（拘束された部分）及び拘束されない間隙１４４を形成する。このパターンは、バックシートを予備拘束するために使用する方法及び装置によって決定される。この好ましい実施例において、リブは、０．２５インチ（約６ｍｍ）の長さ、０．０３０インチ（約０．７５ｍｍ）の幅、０．１２５インチ（約３ｍｍ）の深さを有し、各リブの間の間隔は、０．１００インチ（約２．５ｍｍ）である。予備拘束されるバックシートの領域は、好ましくは長さが約１インチ（約２５ｍｍ）、幅が約５．５インチ（約１４０ｍｍ）になるように予備成形される。

本発明のバックシート２６は、バックシートを完成したおしめ製品を組み合わせる前に「ゼロストレイン」ストレッチ薄層弾性側方パネル３０の形成に関してここに述べた動作と同様な次第に大きくなる機械的なストレッチ装置を介してバックシートを配向することによって予備拘束される。ロール内に含まれる波形または溝突きのセグメントは、機械方向及び機械を横断する方向にリブのパターンを形成するために中断される。バックシートのウェブの整合は、予備成形されるバックシートの部分が、バックシートが最上端の波形ロールと波形または溝付きの最下端の波形ロールとの間を通過するとき、最上端の波形ロールに含まれる波形または溝付きのセグメントと一致する。別の案として、このバックシートは、この技術分野で知られているように深いエンボス技術を使用することによって予備拘束される。本発明のおしめを作るための好ましい実施例において、バックシートが予備成形された後、また波形の組み合わせロールからバックシートが除去された後に、連続的なスプレーのりがバックシートウェブに適用される。弾性部材と熱収縮可能な弾性部材を含む弾性薄層は、動的に機械的にトップシートに接合される。その結果生じるトップシート／弾性部材／弾性部材薄層は、おしめの予備成形されたバックシートに適合され、動的に機械的に接合された弾性ウェストバンド３５を形成する。このおしめウェブは、次に熱収縮可能な弾性部材を収縮するために熱収縮装置に送られる。

さらに弾性ウェストバンド３５は、第１図及び第２図に全体的に表示されるようにセグメント７８の横断領域を有する。固定部の横断領域のさらに詳細な説明及びそれらの他の構成は、１９８５年５月７日にキービト及びオスタハーゲに付与された米国特許第４．５１５゜５９５号に開示されている。固定部７８の横断領域は、基本的に弾性ウェストバンド３５特に弾性部材７６の全体にわたって延びている。用語の「基本的に全体にわたって」は、固定部の横断領域が、以下に説明する機能を提供するために幅にわたって十分に延びている限り、必ずしも弾性部材７６の幅全体にわたって延びる必要はないことを意味する。説明するように、固定部７８の横断領域は、基本的に、横の中心線６６に対して、また弾性ウェストバンド３５の横の範囲に直角に配置されている。

これが好ましい方向である。しかしながら、本発明の観点及び精神から離れずにその角度でないように構成することができる。

第１図及び２Ｂ図において、固定部７８の横断領域は、弾性ウェストバンド３５を形成するウェブ材料（好ましい実施例においてトップシート２４．バックシート２６及び弾性部材７７）を有効に取り付ける離れた固定領域７９として示される。別れた固定領域の形状は、変化するが、別れた固定領域７９は、円形、長円形、楕円形、矩形または正方形の形状が好ましい。別れた固定領域７９は、（ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０が形成される）（第２図に示すような）規則的に間隔を置いていることが好ましいが、不均一な間隔であってもよい。

固定領域７９を形成する他の手段は、当業者によって容易に選択される。取り付は手段の例は、接着剤による取り付け、熱シーリング、用材シーリング、ガス接着及びそれと同様なものを含む。好ましくは、固定部７８の横断領域は、１９９０年４月２４日にボール、ゴウレ及びシーブに付与された「動的で機械的な接着方法及び装置」と題された米国特許第４，９１９，７３８号に記載されているような動的で機械的な接着された楕円（丸い矩形の）別れた固定領域７９を有し、この領域は１つの行がない、すなわち不規則な間隔でに配置されウェストバンド可撓性領域１４０を形成している。固定領域７９は、約２．０ｍｍ　（約０．０７８インチ）がら約１．３ｍｍ（約０．５２インチ）離れていることが好ましく、横断方向の中心と中心が約７．Ｏｍｍ　（０，２７５インチ）から約８．９ｍｍ　（０，３７５インチ）だけ離れており、長手方向の中心から中心が約１．９ｍｍがら約３．８ｍｍ（０，１，５インチ）離れているのが好ましい。（接着されている側の１列は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０を形成するように中心がら中心に約１．Ｏｍｍ（約０．０４０インチ）から約３．８ｍｍ　（０，１５０インチ）の長手方向の間隙があるように各行において除去される。）最も好ましい実施例において、固定領域７９は、横断方向の中心から中心に約８．３ｍｍの間隔を、長手方向の中心から中心に約２．８ｍｍ　（０，１１２インチ）の間隔を有し、長手方向に隣接する列の間の中心から中心に約０．７１ｍｍ　（０，０２８インチ）の間隙空間を有する。

第２図に示すように、弾性部材７６の両側の固定領域７９は、整合する（すなわち、それらは同じ延長線女工にある）。これが好ましい方向であるが、トップシート２４から弾性薄層領域までの別れた固定領域７９は、バツクシート２６の隣接した固定領域７９から弾性薄層材料までずれている。

他の好ましい実施例において、第２のウェスト領域５８の弾性ウェストバンド（または弾性側方パネルがその中に配置されているならば、第１のウェスト領域５６）及び弾性側方パネル３０は、第２のウェスト領域５８の側方領域及び中央領域６８の双方においておしめ２０に対して弾性材料の１つの部分を固定することによって形成される。従って、弾性ウェストバンド３５及び弾性側方パネル３０は、一体の構造を形成するために同じ材料の部分から形成される。弾性ウェストバンド／側方パネル形状の一例が１９８９年８月１５日にウッド等に発行された前述した米国特許第４，８８７，０６７号に開示されている。

本発明の好ましい実施例において、弾性ウェストバンド３５は、横断方向に引っ張られるとき、長手方向の軸線に沿って異なる伸長性を有する。弾性ウェストバンド３５の異なる伸長性は、一部分が長手方向の軸線に沿って他方の部分より大きく横断方向に伸びることが可能になる。弾性ウェストバンドの異なる伸長性は、弾性ウェストバンドが異なる形状になり、着用者が移動し、座り及び立つときに着用者の腹とともに各腸し移動することができるようにする腹に順応する弾性ウェストバンド「伸長おなかパネル」を提供する。弾性ウェストバンドが横断方向に伸長するときに長手方向の軸線に沿って異なる伸長性は、弾性側方パネル３ｏに関して説明したような多数の方法によって達成される。第６図に示すように、好ましい異なる伸縮性を有する弾性ウェストバンドは、５角形の形状を有する。おしめ２ｏは、弾性ウェストバンド３５を通して弾性的に側方のテンションをつくり、これを維持するために閉鎖装置（テンション手段）を備えるのが好ましい。閉鎖装置によって動的につくられ、維持される側方のテンションは、弾性ウェストバンド３５を伸長させ、着用者の動的な伸長及び収縮を行うことができるようにする。弾性ウェストバンドの間隙は、伸縮の開始によって減少する。なぜならば、おしめが着用者に最初に取り付けられるとき、及び使用中の双方着用者の腰にきちんと適合するように張力を保持するからである。さらに、弾性ウェストバンドのロールオーバーは、閉鎖装置によってつくられ／維持されたテンションによって減少する。従って、閉鎖装置は、おしめの適合及び収容特性を改良する。閉鎖装置は、接着性のテープタブ、機械的な閉鎖タブ、固定位置のファスナーまたはこの技術分野でよく知られているような弾性ウェストバンドに張力を与える他の手段のような多数の形状をとるが、第１図に示すように、少なくとも１つの、典型的には一対の、第１の取り付は部材４６と、少なくとも１つの１つの第２の取り付は部材４８とを有することが好ましい。特に、閉鎖装置は、追加的におしめ２０が２つの張力固定装置３６を有する第１の固定装置３８を有する。

２つのテンション固定装置を有するおしめの好ましい実施例は、これと同時に出願された「動的弾性ウェストバンド適合を有する吸収材」米国特許出願Ｐ＆Ｇ社ケース番号４４１２に開示されており、その明細書及び図面はここに組み込まれている。

２つの固定装置３６は、側方の閉鎖体及び腰部の閉鎖体の双方を形成する。２つのテンション固定装置３６は、腰の閉鎖体を提供するために側方の閉鎖体及び腰部の閉鎖装置４０を提供するための第１の固定装置３８を有する。第１の固定装置３８は、側方のテンションがおしめの周囲に維持されておしめを着用者に維持するように第１の腰領域５６及び第２の腰領域５８を維持する。腰閉鎖装置４０は、弾性ウェストバンド３５の隙間、下がり及びロールオーバーを小さくすることによっておしめ　、２０の適合及び収容特性を改良するように弾性ウェストバンド３５を介して側方のテンションを動的に維持し／形成する腰部閉鎖体を形成する。

第１図に示すように、第１の固定装置３８は、第２のウェスト領域５８の各長手方向の縁部６２に隣接して配置された固定部材４２と、外面５２の一部を形成するように第１の腰の領域５６内に配置された少なくとも１つのランディング部材４４とを有する。各固定部材４２は、テープタブ９２及び第１の固定部材１１２を含む。好ましくは、ランディング部材４４は、固定部材４２の第１の固定部材１１２と係合可能な補完的な第２の固定部材１１４を有する。第１と第２の固定装置の各々がフック及びループ固定材料を有する機械的な閉鎖エレメントを有する一例としての第１の固定装置は、１９８９年９月２６日にスフリップに発行された「使い捨て可能な吸収材用の接着テープ廃棄手段を有する機械的な固定装置」と題された米国特許第４，８６９．７２４号に開示されている。機械的な閉鎖エレメントを利用する第１の固定装置は、１９８９年７月１１日にスフリップに付与された「改良された固定装置を有する使い捨て可能なおしめ」と題された米国特許第４，８４６．８１５号及び１９９０年１月１６日にネステガードに付与された「改良された固定部分を有する使い捨て可能なおしめ」と題された米国特許第４．８４９，０６０号に開示されている。接着／機械的な閉鎖エレメントの組み合わせを有する第１の固定装置は、１９９０年８月７日にバトレールに付与された「圧力検出接着ファスナ及びそれを製造する方法」と題された米国特許第４，９４６，５２７号に開示されている。これらの特許はここに組み入れられている。第１図に示すような本発明の好ましい実施例において、第１の固定装置３８は接着テープタブ固定装置を有し、この固定装置は、接着取り付は層９６を有するテ−ブタブと、バックシート２６に接合された補強ストリップ１１６を有するランディング部材４４とを有する。

このような接着テープタブによる固定装置は、１９７４年１０月１９日にブエルに付与された「使い捨て可能なしめのテープ固定装置」と題された米国特許第３゜８４８．５９４号に開示されており、接着テープタブ、補強ストリップ及び記し手段は、１９８７年５月５日にヒロツ及びロバートソンに付与された「吸収材」と題された米国特許第８１４．６６２，８７５号に開示されている。これらの特許の各々はここの組み込まれている。

第１の固定装置３８の各固定部材４２は、おしめ２０用の固定部好ましくは、変化する位置の側方閉鎖体を提供するようにランディング部材に係合する固定手段を提供するようになっている。従って、固定部材４２は、少なくとも１つの固定部材からなる。また、各固定部材４２は、適切な側方閉鎖体の適合を達成するためにランディング部材４４に隣接した固定部材を位置決めする手段を有することが好ましい。従って、固定部材４２は、（）おしめの内面の一部を形成するように配置された固定部材のバッチまたはストリップまたは（）その上に配置された固定部材を有するテープのようなおしめ上の側方の閉鎖体を達成するための既知の構成または手段を有する。

第１図に示すように、各固定部材４２は、テープタブ９２である。テープタブの既知の構成及び構造は、本発明において使用される。例えば、提示的なテープタブは１９７４年１０月１９日にブエルに発行され、前述した米国特許第３，８４８，５９４号に詳細に説明されており、それは、ここに組み込まれている。特に好ましいテープタブ９２は、固定面９８とバック面９９とを有する。

固定面９８は、本発明のランディング部材４４に係合するようになっているテープタブ９２の表面である。従って、テープタブ９２の固定面９８は、おしめ２０の内面５４に向くように配置されている。バック面９９は、固定面９８に対向し、おしめ２０の外面５２に面する。バック面９９は、おしめ２０の着用中全体的に表面を向くようにさらされる。

好ましいテープタブ９２は、固定部分９３をつくるためにおしめ２０のバックシート２６に接合される（すなわち、製造中、テープタブ９２の一端がおしめ２０に接合される）ものである。テープタブ９２は、タブ部分゛　９４である他のエレメントである（すなわち、おしめ２０の長手方向の縁部６２を越えて外側に伸びており、着用者におしめを固定する際に着用者がつかむテープタブ９２の端部）。テープタブ９２の末端部９７は、腹を赤くすることを防ぐために着用者の皮膚に接触する隅の縁部が粗くなる可能性をなくすために隅が丸くなっている。また、本発明の好ましいテープタブ９２は、おしめ２０のトップシート２４に接合されたリリース部分９５を有する。リリース部分９５は、使用の前に接着取り付は層９６が汚れるかはがれることから保護するように製造中に内側に折り曲げられるようにする。このリリース部分９５は、弾性の側方のパネル部材９０の一部上に併置されるようにおしめ２０の長手方向の縁部６２から内側に伸びることが好ましく、テープタブ９２によって支持される負荷が弾性の側方パネル部材９０に転送され、負荷（着用の応力）をさらに有効に配分する。また、タブ部分９４は、着用者がタブ部分９４を最初に容易に把持することができるように幅がリリース部分９５より短いことが好ましい。

固定部材４２の固定部は、固定部材４２とランディング部材４４の補完的な固定部との間で閉鎖体を形成する。

従って、固定部は、第１のウェスト領域５６と第２のウェスト領域５８を重複するように維持して、おしめ２０用の固定部の側面閉鎖体を提供するようにランディング部材４４の補完的な固定部と係合する手段を提供する。

さらに、おしめは、異なる大きさの着用者に当てはまり、固定装置は簡単で使用が容易であることが好ましい。従って、固定部材は、おしめが一連の大きさに適合し、最小の努力で固定するのに簡単であるように閉鎖体の領域への位置決めを変化させることができなければならない。

従って、固定部材は、以下に説明するように調整可能な固定閉鎖体を達成するためによく知られた取り付は部のいずれかの取り付は手段を有する。このような固定部を調整可能に位置決めする手段は、この技術分野で知られている圧力検知接着剤のような接着剤取り付は層と、フック固定剤またはループ固定材料のような機械的閉鎖エレメントと、この技術分野において知られているような接着材料、またはウェスト閉鎖装置４０に関して以下に述べるような接着／機械的閉鎖エレメントの組み合わせを含む。

固定部材は、固定部材４２または、固定部材４２を備えた単一部材に関連するように接合された別の部材であるように固定部材４２上に配置されている。例えば、トップシート２４またはバックシート２６は、ランディング部材４４に機械的に係合された材料から製造される（トップシート２４またはバックシート２６は、単一の固定部材である）。別の案として材料の別のパッチまたはストリップは、固定部材４２（別の固定部材）に接合されている。好ましくは、第１の固定部材１１２は、テープタブ９２上に配置され、それに接合された接着取り付は層、または機械的な閉鎖エレメントのような別の材料である。第１の固定部材１１２は、固定面９８を形成するためにタブ部分９４上にコートされた接着取り付は層９６を有する。

さらに第１の固定部材１１２は、固定部材４２上のいずれかに配置されている。

例えば、第１の固定部材１１２は、長手方向の縁部６２に隣接した第２のウェスト領域５８の側方パネル７２内に配置される。（この構造の例は、１９８９年９月９日にコツプに発行された米国特許第４．６１０，６８２号及び１９６４年７月２１日にファリスに発行された米国特許第３．１４１゜１６１号に開示されており、この各々は組み入れられている）固定部材４２がテープタブ９２を有するとき、第１の固定部材１１２は、タブ部分９４の固定面９８の少なくとも一部またはそのすべてに配置されていることが好ましい。第１の固定部材１１２は、接着取り付は層を有する接着／機械的閉鎖エレメントと、固定面９８上のタブ部分９４の他の領域にテープタブ９２の末端縁部９７に隣接して配置された機械的な閉鎖エレメントとの組み合わせを有する。この構成の例示的な実施例は、１９８９年９７月２６にスフリップに付与された「使い捨ての吸収材用の接着テープ廃棄手段を備えた機械的な固定装置」と題された米国特許第４，８６９．７２９号に開示されている。

第１の固定装置３８のランディング部材４４は、それ自身を固定部材４２に固定して、側方の閉鎖を行い、第１のウェスト領域５６及び第２のウェスト領域５８を重複する関係に維持するための手段を提供する。ランディング部材４４は、側方の閉鎖を、好ましくは側方の変化可能な位置決めを行うように固定部材４２に係合する限り、おしめ２ｏ上にいずれに配置されてもよい。例えば、ランディング部材４４は、第１のウェスト領域５６の外面５２の一部を形成し、第２のウェスト領域５８の内面５４の一部を形成するように、または固定部材４２に係合するように配置されたおしめの他の部分またはエレメント上に配置される。なぜならば、ランディング部材４４は、固定部材４２を最適にはめられるように配置する適当な場所を決定するがら、ランディング部材４４は、おしめが一連の大きさにはまり、第１のウェスト領域５６と第２のウェスト領域５８との間に重複が達成され、側方の閉鎖が形成されるとき、ウェスト閉鎖システム４０の部材がウェストの閉鎖体を形成するように互いに係合するように配置されることが好ましい。ランディング部材４４は、第１のウェスト領域５６で長手方向の中心線６７に関して中心が定められ、はぼ長手方向の縁部６２に向かって側方の外側に伸びている。

ランディング部材４４は、おしめ２ｏに接合された別の別れたエレメントか、またはおしめ２ｏのエレメントと単一の材料の一部である。ランディング部材４４は、例えばトップシート２４、またはバックシート２６からなる。ランディング部材４４は、大きさ、形状が変化するが、おしめ２０を着用者に最適に合わせることを可能にする、第１のウェスト領域５６のバックシート２６に接合された１つまたはそれ以上の材料のバッチを有する。

第１図に示すようなおしめ２０の好ましい実施例において、ランディング部材４４は、細長い矩形状であり、前に説明したような接着取り付は手段（図示せず）によって第１のウェスト領域５６の中央領域６８のバックシート２６に固定される。ランディング部材４４は固定部材４２（第１の固定部材１１２）の固定部に係合可能な固定部（第２の固定部材１１４）を有する。従って、ランディング部材４４の固定部材（第２の固定部材１１４）は、固定部材４２の固定部（第１の固定部材１１２）にしっかりと固定することができる広範な材料及び形状から製造される。

固定部材４２の第１の固定部材１１２が接着取り付は層９６を有するとき、ランディング部材４４の第２の固定部材１１４は、補強ストリップ１１６及び／またはバックシート２６を有することが好ましい。固定部材４２の第１の固定部材１１２は、機械的な閉鎖エレメントを有し、第２の固定部材は、機械的な閉鎖エレメントを有し、第２の固定部材１１４は、機械的な閉鎖エレメントを有する。従って、第１の固定部材１１２は、フック固定材料を有し、第２の固定部材１１４は、ループ固定材料を有することが好ましい。

第１図に示すような本発明の好ましい実施例において、ランディング部材４４は、テープタブ９２の接着取り付は層９６に取り外し可能に係合することができる補強ストリップ１１６からなる。補強ストリップ１１６は、おしめ２０のバックシート２６に固定された多数の形状及び材料を有する。補強ストリップ１１６は、おしめ２゜の外面５２の一部を形成するためにバックシート２６の一部に固定された別の部材が好ましい。好ましい補強ストリップ１１６は、２つの軸線方向を向いている１枚のポリプロピレンのフィルムである。

また補強ストリップ１１６は、着用者がおしめをつけることを補助して最適な腰の適合及び脚への開放的な着用感を得るための目印手段を具備していることが好ましい。目印手段１１８は、ライン、図形、装飾設計、シンボル、スクリプト、カラーコード、他のマーキングであってよく、それらは、他の固有のまたは追加の表示を有してもよく、特定のテープファスナーのための所望の固定点を迅速に探し、着用者におしめを個別的につける補助をする。このような表示手段１１８は、１９８７年５月５日にヒロツ及びロバートソンに不要された「吸収材」と題された米国特許第４，６６２，８７５号に完全に開示されており、ここに組み込まれている。本発明の表示手段は、異なる形状、色、及びセサミストリートまたはディズニーのキャラクタのようなものの組み合わせが好ましい。

２つのテンション固定装置３６は、おしめ２０の端部の縁部６４に隣接した腰の閉鎖を行うための腰の閉鎖装置１４０を有する。腰の閉鎖は、端部の縁部６４の間隔の一部を備え付ける。さらに、おしめ２ｏは、弾性ウェストバンド３５からなるとき、腰の閉鎖は、弾性ウェストバンド３５を介して側方のテンションを動的につくり、これを持する。

ウェスト閉鎖は、おしめ２０の端部の縁部の一部を、好ましくは、固定し、弾性ウェストバンド３５の伸長可能な間隙の一部を留める。（すなわち、ウェスト閉鎖装置４０の第１及び第２の取り付は部は、弾性ウェストバンド３５と弾性側方パネル３０の位置関係を固定するように作用する。ここに使用される用語の「固定」は、取り付は部材が、閉鎖が行われるとき取り付は部材の間でスリップまたは移動がほとんど起こらないように十分な配分された抵抗で閉鎖体を形成する調整可能な位置決めファスナーを行うことである。弾性ウェストバンド３５と弾性側方パネル３０との位置的な関係（すなわち、第１の固定部材４６の固定領域の間の形状関係）は、第１の固定装置３８によって形成される側方の閉鎖体によって達成された周囲の寸法からはっきりした（長手方向に間隔を置いた）おしめ２０の端部の縁部６４に隣接して形成されたウェストの周縁方向の寸法の規定された寸法を形成する。この明瞭に形成されたウェストの周縁方向の寸法によっておしめ２０の上端（端部の縁部６４）で必要な適合寸法をつくり、維持する。従って、本発明のウェスト閉鎖システム４０は、おしめ２ｏの端部縁部６４（上方縁部）の伸長不可能な嵌合を維持するために弾性ウェストバンド（例えば、ウェストシールドまたは伸長不可能なウェスト部）を使用しないおしめに使用することが有利である。また、弾性ウェストバンド３５内でつくられた最初の予備張力を向上させるために弾性ウェストバンド３５と弾性側方パネル３ｏとの間にシェア力（張力）を伝達するための手段を提供する。

また、ウェスト閉鎖は、弾性ウェストバンド３５を通って側方の張力をつくり、これを維持する。ウェスト閉鎖は、おしめを最初に取り付けるときに弾性ウェストバンド３５が着用者の腰にきちんと合うことができるように弾性ウェストバンド３５に最初の予備張力の一部分（側方の張力）を与える。使用中、弾性ウェストバンド３５は、腰の閉鎖によってその中に作られた予備張力の一部分を維持する。弾性ウェストバンドは、その中につくられた予備張力の一部分を維持するから、使用中におしめを着用者の腰にきちんと合わせるように着用者の動きに応じて弾性的に伸長収縮を繰り返すことができる。

弾性ウェストバンドは、特に、着用している状態において、着用者の腰の動きに従うことが可能になるように、その張力を受けない状態（すなわち、予備張力がゼロになるように）に収縮しなければならない。なぜならば、取り付は部材が係合したままであり、着用者がさらに動き及び活動することによって弾性ウェストバンド内に予備張力が再び形成されるからである。（これは、着用者に動的に適合するためにさらに収縮することができないように予備張力を受けないほとんどの従来の弾性ウェストバンドに対比される。）この張力の最初の予備張力及び維持は、弾性ウェストバンドの隙間を少なくし、さらによく維持することがで、きる。さらに腰の閉鎖によってつくられ維持される側方゛の張力は、ウェストバンドの「ロール−オーバー（ころがり）」の発生を少なくし、それに対向する弾性ウェストバンド内の回復力を提供する。従って、ウェスト閉鎖装置４０は、最初の腰の領域におしめの動的な適合及び収容性を改良するために着用者の腰のまわりに閉鎖体を提供する。

第１図に示すように、ウェスト閉鎖装置４０は、少なくとも１つの、好ましくは、一対の第１の取り付は部材４６及び少なくとも１つの第２の取り付は部材４８を有する。第１図に示すように、第１の取り付は部材４６は、ウェスト閉鎖装置４０によって動的につくられ／維持された側方の張力が使用中弾性ウェストバンド３５を通して伸びるように弾性ウェストバンド３５に長手方向に整合する。さらに、ウェスト閉鎖装置４０の取り付は部材は、おしめのはっきりと規定された腰の周縁方向の寸法と、側方の張力の２つのはっきりした領域を与えるために第１の取り付は装置３８の固定部材４２とランディング部材４４から長手方向に間隔を置いている。第１の固定装置３８によってつくられる張力の領域は、着用者に衣服を固定し、腰の閉鎖装置によって動的につくられ、腰の閉鎖装置４０によってつくられ、維持される張力の領域は着用中上力の腰の閉鎖体を動的に維持する。

少なくとも２つの取り付は領域１２２は、腰の閉鎖体が形成されるとき、取り付は部材によってつくられる。

これらの２つの固定領域は、固定領域１２２の間に配置された弾性ウェストバンド３５の少なくとも一部またはすべてによって互いに側方に離されている。これらの固定領域の側方の間隔は、多数の異なる方法によって形成される。例えば、固定領域１２２の間の側方の空間は、互いに側方に間隔を置いた一対の第１の取り付は部材４６と、第１の取り付は部材４６によって調整可能に位置決めすることができる第２の取り付は部材４８（例えば、第２の取り付は部材は比較的広い）とを有するウェスト閉鎖装置４０を提供することによって固定される。

この実施例において、第１の取り付は部材４６の側方の空間は、固定領域の側方の空間を決定して設定する。別の実施例において、ウェスト閉鎖装置４０は、互いに側方に間隔を置いた一対の第２の取り付は部材４８と、第１の取り付は部材４８によって調整可能に位置決めすることができる第１の取り付は部材４６（例えば、第１の取り付は部材は比較的広い）とを有する。この実施例において、固定領域の側方の間隔は、着用者の腰のサイズ及びおしめの全体の寸法及び形状によって決定される。

なぜならば、第２の取り付は部材４８が第１の取り付は部材４６に係合する場所は、第２の腰の領域５８の側方のパネルと第１のウェスト領域５６の側方のパネルの重複の度合いに依存するからである。

固定領域１２２の好ましい側方の間隔は、腰へのおしめの適合及び収容性を改良する弾性ウェストバンド内の有効な引っ張りの量を与えながら、側方の閉鎖が形成されたときにウェスト閉鎖体の受動的な作動が可能になり、回復できないロールオーバーを生じる弾性ウェストバンド３５の傾向を少なくするために着用者の腰に適用される通常の力を維持することを保証するように設計される。

ウェストバンドの回復を行い、張力が付与されたウェストバンドがすべること（すなわち、回復不可能なロールオーバー）を最小限にするために、固定領域の側方の空間は最小限の維持されることが好ましい。しかしながら、弾性ウェストバンドの最大限の引っ張りを得るために、固定領域の側方の空間が最大であるように選択されることが望ましい。従って、固定領域の側方の空間は、正常な力を維持するための必要性と、弾性ウェストバンドの引っ張りの有効な量を提供する必要性とが均衡を取るように選択される。

幼児の平均の大きさく５．４ｋｇから約１０．８ｋｇ）のために設計された第１図の好ましい実施例において、固定領域１２２の間（第１の取り付けの部材４６の間）の側方の間の空間は少なくとも約２５ｍｍである。さらに、側方の空間は、少なくとも約５Ｑｍｍである。第１図に示す実施例において、第１の取り付は部材４６の側方の空間は、約１００ｍｍと約２００ｍｍとの間が最も好ましい。

固定領域１２２の側方の空間は、１つの固定領域の固定部の最も内側のライン（すなわち、長手方向の中心ライン６７に最も近いライン）から弾性ウェストが収縮した状態での他の固定領域の固定部の最内端のラインまでの距離を測定することによって決定される。従って、第１図に示す実施例において、側方の空間は、一方の第１の取り付は部材４６の最内端の縁部から他方の取り付は部材４６の最内端の縁部までの距離を測定することによって決定される。

各取り付は部材は、変化可能に位置決めを行い受動的に作動するウェスト閉鎖体を形成するために補完的に固定する手段に係合する固定装置を有する。ここで使用する用語の「変化可能な位置決めを行う」閉鎖体は、部材の少なくとも一方の位置が使用者が多数の異なる場所で閉鎖体を形成することができるように広範に変化することができる固定装置を意味する。従って、例えば部材の１の取り付は部材４６の間の側方の空間は、弾性ウェストバンド３５に予備張力を与え、腰の閉鎖体が受動的な作動を行うように固定される）、他方の部材は固定された部材に対して取り付は部材の場所を変化することができる。これとは対照的に、閉鎖が形成される毎に部材が特定の場所で接合しなければならない（例えば、スナップ及びバックルで）ように対になるエレメントの双方が所定の位置に固定されることを必要とする固定された位置決め閉鎖体がある。また、ウェスト閉鎖体装置４０は、受動的に作動するウェスト閉鎖体を提供する。「受動的に作動する」ことは、第１の固定装置３８を使用して最初の正しい体及び脚部の適合（側方の閉鎖）が行われた後に、着用者によってそれ以上の労力をほとんど必要としないで機能的な腰の閉鎖が達成されることを意味する。

腰の閉鎖装置４０の受動的な作動は、それ以上の労力をほとんど必要としないでしっかりと固定を行うことができるように互いに係合するだけでなく、弾性ウェストバンド３５内で側方の張力をつくり維持する構成でおしめに位置ぎめされる取り付は部材を必要とする。

第１図に示すように、取り付は部材は、機械的な閉鎖エレメントを含むことが好ましい。ここに使用するように、用語の「機械的な閉鎖エレメント」は、位置ぎめが変化可能な閉鎖体を提供するために互いに機械的に係合する固定装置を意味する。従って、機械的な閉鎖体エレメントは、ＶＥＬＣＲＯまたは他のフック及びループ材料のような機械的な係合によって位置決めが変化することができる閉鎖体を達成することができる既知の手段を有する。

第１の取り付は部材４６は、機械的な閉鎖エレメントを有し、第２の取り付は部材４８は「同一の」補完的な機械的な閉鎖エレメントまたは「独特の」補完的な機械的な閉鎖エレメントを含む。ここに使用する用語の「同一の」補完的な機械的な閉鎖エレメントは、第１の部材と第２の部材の係合エレメントが相互に固定される同じ形状または構造を有する機械的な固定装置を規定するように使用される。このような装置の例は、１９８２年４月１６日にブラウン等に付与された「成形ファスナー用に使用された２つのストリップ材料」と題された米国特許第４，３２２．８７５号に開示されている。用語の「独特の」補完的な機械的な閉鎖エレメントは、第１の部材が第２の部材と異なるが、フック材料及びループ固定材料のような材料と係合可能である機械的な固定装置を定義する。例えば、第２の取り付は部材４８は、ループ固定材料を有し、第１の固定部材４６はフック固定材料及びその逆のものを有する。

ここに使用する用語の「フック固定材料」は、係合エレメントを有する材料を指定するのに使用される。従って、フック固定材料は、おす型のファスナーを指定する。

また、用語の「フック」の使用は、その意味において制限されるべきではなく、係合エレメントがループ固定材料または他のフック固定材料のような補完的な機械的閉鎖エレメントに係合することになっているかぎりどのような形状でもよいことを理解すべきである。

フック固定材料は、固定閉鎖体を形成するためにループ固定材料の繊維エレメントに機械的に係合する。従って、本発明によるフック固定材料は、広い範囲の材料で製造することができる。適当な材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレンまたはこれらの組み合わせ、またはこの技術分野で吉の他の材料を含む。

適当なフック固定材料は、ミネシタ州セントポールのミネソタマイニング製造会社から入手可能な「スコッチメイト」ブランド第ＦＪ３４０２号のような商業的に入手可能なバッキング材から突出している多数の成形された係合エレメントを有する。別の案として、係合エレメントはフック形、「Ｔ」形、マツシュルーム形、またはこの技術分野でよく知られた他の形状を有する。例示的なフック固定材料は、１９８９年７月１１日にスフリップに発行された「改良された固定装置を有する使い捨て可能なおしめ」と題され、ここの組み込まれている米国特許第４゜８４６．８１５号に開示されている。

第１図に示すような特に好ましいフック固定材料は、熱可塑性材料から形成されたフォーク状のプロング１２０のアレイを有する。特に、熱によって溶融する接着性熱可塑性材料、特にポリエステル及びポリアミド熱溶融性接着剤は、フック固定材料のフォーク状の器具を形成するためによく適している。このプロング１２０は、別のユニットの基板上に溶融状態の熱可塑性材料を印刷し、分離の前に熱可塑性材料の一部を引き伸ばすことができる方法で材料を切断し、引き伸ばされた溶融材料を「冷却して」プロングを形成する変形グラビア印刷処理を使用して製造することが好ましい。この好ましいフック固定材料及びこのようなフック固定材料の製造方法及び装置は、１９９０年８月８日に公開されたブロクター＆ギャンブル社のヨーロッパ特許出願０３８１０８７号にさらに詳細に開示されている。その出願はここに組入れらでいる。

ループ固定材料は、フック固定材料の係合エレメントに係合する多数の繊維エレメントを提供する。ループ固定材料は、繊維エレメント、好ましくはループを形成するために広範な材料から製造される。このような適当材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、このような材料の組み合わせ、またはこの技術分野で既知の他の材料を含む。適当なループ固定材料は、ミネソタ州セントポールミネソタマイニング及び製造社から入手可能な「スコッチメート」ブランドのナイロンで織られたループで指定された商業的に入手可能な材料のバッキング材から突出している多数の繊維ループを有する。他の商業的に入手可能なループ固定材料は、複数のナイロンフィラメントループを有するトリコットニット織物を含み、この織物は、ノースカロライナ州グリーンズボロのギルフォードミルから入手可能な「ギルフォードＮｏ。

１６１１０Ｊで指定された商業的に利用可能な材料のナイロンのバッキングから突出している複数のナイロンフィラメントループを有する。１つの例示的な伸長不可能なループ固定材料及びループ固定材料をつくる方法は、１９８８年１１月２日に公開されたブロクター＆ギャンブル社のヨーロッパ特許出願０２８９１９８号にさらに詳細に開示されている。その出願は、ここに組いれられている。また、適当なループ固定材料は、この技術分野において織られた、または不織繊維、またはこの技術分野でよく知られた繊維材料またはループ材料の他のタイプである。ここのループ固定材料として使用するために適当な不織材料の例は、おしめ２０のトップシート２４として使用される材料に関して説明した。

繊維エレメント、好ましくはループを形成するために広範な材料から製造される。このような適当材料は、ナイロン、ポリエステル、ポリプロピレン、このような材料の組み合わせ、またはこの技術分野で既知の他の材料を含む。適当なループ固定材料は、ミネソタ州セントボールミネソタマイニング及び製造社から入手可能な「スコッチメート」ブランドのナイロンで織られたループで指定された商業的に入手可能な材料のバッキング材から突出している多数の繊維ループを有する。他の商業的に入手可能なループ固定材料は、複数のナイロンフィラメントループを有するトリコットニット織物を含み、この織物は、ノースカロライナ州グリーンズボロのギルフォードミルから入手可能な「ギルフォードＮｏ、１６１１０Ｊで指定された商業的に利用可能な材料のナイロンのバッキングから突出している複数のナイロンフィラメントループを有する。１つの例示的な伸長不可能なループ固定材料及びループ固定材料をつくる方法は、１９８８年１１月２日に公開されたブロクター＆ギャンブル社のヨーロッパ特許出願０２８９１９８号にさらに詳細に開示されている。その出願は、ここに組いれられている。また、適当なループ固定材料は、この技術分野において織られた、または不織繊維、またはこの技術分野でよく知られた繊維材料またはループ材料の他のタイプである。

ここのループ固定材料として使用するために適当な不織材料の例は、おしめ２０のトップシート２４として使用される材料に関して説明した。

好ましい実施例において、ループ固定材料は、トップシート２４の不織材料によって形成される。

別の案として、取り付は装置は、接着取り付は層（接着材料の層）を有する。本発明で使用する接着剤は、小さい圧力のみを適用することによって大気温度で表面に接着するようになっている圧力検知接着剤が好ましい。

特に接着取り付は層としてここに使用することが好ましい接着剤は、この業界で知られている熱溶融圧力検出接着剤である。例示としての熱溶融圧力検出接着剤は、フィンドレイ９９０またはＨ−２０８５の商品名でウィスコンシン州エルムグローブのフィントレー接着剤会社によって市販されているタシフィア（ｔａｃｉｆｉｅｒｓ）及び他の添加剤を備えたクレイトンベースの接着剤である。

取り付は部材は、接着剤及び機械的な閉鎖体が組み合わされている。例え゛ば、取り付は部材は、フック固定剤及びフック固定剤と併置された接着剤取り付は層またはフック固定剤の一部上にコートされた接着剤の層を有するフック固定剤のような組み合わせの固定具を有する。

組み合わせられた機械的な／接着装置を有する一例としての固定具は、１９９０年８月７日にバトレールに付与され、ここに組み込まれている米国特許第４，９４６゜５２７号に開示された織られた固定面を備えた圧力検知接着剤固定具である。

取り付は部材は、受動的に作動されることができる種々の固定具を提供するために従来の技術で知られた他の接着材料を含む。さらに接着ストリップまたは材料は、発泡体、クレープのようなゴムまたはラテックスゴム、他の接着剤、または高度にスタティックなビニール材料である。高度にスタティックなビニール材料の別れたファスナーは、１９９０年１２月２５日にマクラーレン及びクラインスミスに付与され、ここに組み入れられている米国特許第４，９７９，６１３号に完全に開示されている。

取り付は部材は、おしめ２０に接合された別れたエレメントを有するか、またはおしめの他の部材の一方と単一のエレメントであってもよい。例えば、トップシート２４は、他の取り付は部材（例えば、フック固定材料）に機械的に係合することができる材料（例えば、不織ウェブ）から製造してもよい。さらにバックシート２６は、ウェブから形成され、ウェブは前述したバトレールに付与された米国特許第４，９４６．５２７号に示されるような組み合わせられた機械的及び接着材ファスナー（取り付は部材）を形成するためにバックシートの表面の一部上にコートされた接着材の層によって織られたパターンを有する。これらの場合の各々の場合において、取り付は部材は、おしめの他の部材と単一性がある。別の案として、取り付は部材は、おしめに接合された別のストリップまたはバッチを有する。第１図に示すような好ましい実施例において、各第１の取り付は部材４６は、外面の一部を形成するためにバックシート２６に接合されたフック固定材料の別れたバッチを有し、第２の取り付は部材４８は、第２のウェスト領域５８のトップシート２４の一部を有する一体のエレメントである。

平均の大きさのおしめの特別に好ましい実施例において、ウェスト閉鎖体装置４０は、一対の第１の取り付は部材４６を有する。各第１の取り付は部材４６は、フック固定材料の約１９ｍｍのバッチにおいて、（すなわち、長手方向の中心線６７にほぼ直角に）約１２ｍｍの広さを有する。第１の取り付は部材４６は、好ましくは約１７１ｍｍの側方の空間を有するように配置されている。

各第１の取り付は部材４６は、端部の縁部６４から長手方向に間隔をおいている。（おしめの端部の縁部から第１の取り付は部材の最も接近した縁部まで測定された）第１の取り付は部材の長手方向の間隔があまり小さいと、第１の取り付は部材はおしめの上に高く出て着用者の皮膚に接触する位置に達する。長手方向の間隔があまり大きいと、第１の取り付は部材は、弾性ウェストバンドのロールオーバーが起こる程度に低くなる。第１の取り付は部材は、おしめの端部の縁部から約３ｍｍ　（１／８インチ）から約１５ｍｍ（５／８インチ）離れるのが好ましく、さらに好ましいのは約６ｍｍ（１／４インチ）である。第１の取り付は部材４６に使用されるフック固定材料は、バッキング材に経営された熱可塑性プロング１２０のアレイを有し、各フックの固定材料のプロング１２０は、係合手段がおしめ２０の長手方向中心線６７に向かって内側に面している。また、ウェスト閉鎖装置４０は、トップシート２４の不織材料の一部によって形成されたループ固定材料を有する単一の第２の取り付は部材４８からなる。

さらに、おしめ２０は、第１の取り付は部材４６に隣接するように配置された位置決めバッチ５０を有する。

この位置決めバッチ５０は、２方向（厚さ方向）に第１の取り付は部材４６を持ち上げ、第１の取り付は部材４６を第２の取り付は部材４８にさらによく接触することができるようにまたウェスト閉鎖装置を（余り労力を必要としないで）さらに容易に閉鎖することができるようにする。従って、ウェスト閉鎖装置４０は、さらに有効に受動的に作用する。また位置決めバッチ５０は、可撓性具フラップ８８が第１の取り付は部材上に折れ曲がる傾向を少なくし、おしめの適用中にフックがかみ合い固定される可撓性の剛性領域を提供する。従って、位置決めバッチ５０は、第１の取り付は部材４６までＺ方向に積み上げられる他のエレメントを有することができる。

第１図に示すように、位置決めバッチ５０の各々は、第１の取り付は部材４６の下に配置された矩形状の材料を有する。位置決めバッチ５０は、第１の取り付は部材４６の真下に配置されているが、位置決めバッチ５０は、トップシート２４とバックシート２６との間に配置されることが好ましい。着用者の腰の周りに可撓性を有する剛性の周縁部を形成するために、位置決めバッチの側方の縁部は、弾性ウェストバンド部材７６の側縁７５に僅かに重複するように当接することができる。位置決めバッチ５０は、弾性発泡体の３２ｍｍの長さにおいて３８ｍｍの幅を有する。さらに好ましくは、おしめの製造中、位置決めバッチ５０は、弾性側方パネル部材９ｏと同じ材料で形成され、おしめの弾性側方パネル９ｏと隣接するおしめの位置決めバッチ５ｏは、おしめが完成した後、切断される同じ材料から形成される。従って、位置決めバッチ５０は、おしめ２０の端部の縁部６４がらおしめ２０の中心に向かって内側に伸びている。

好ましい実施例において、おしめは、第２のウェスト領域５８に配置された弾性側方パネル３０を有する。

（ここで使用するように、用語の「配置された」は、おしめのエレメントがおしめの他のエレメントと単一性を有するものとして、またはおしめの他のエレメントに接合された別のエレメントととして特定の位置、または場所に形成され、接合され及び位置決めされることを意味する。）弾性側方パネル３０は、弾性側方パネルがおしめの足部を伸縮させることが可能であるから、着用者に最初に気持ちよくおしめを付け、おしめに排出液が負荷されたとき時間の経過とともにその着用感を維持することによってさらに快適なおしめの適合を行う弾性的に伸長可能な特徴を提供する。さらに、弾性側方パネル３゜は、着用者におしめを維持し、腰の適合を向上させるために第１の固定装置３８とウェスト閉鎖装置４ｏの双方によって形成され及び維持される張力を向上させる着用力（張力）を形成し、維持する。弾性側方パネル３ｏは、特に弾性ウェストバンド３５に予備張力を与える助けとなる。なぜならば、弾性側方パネルが収縮したとき張力が弾性側方パネル３０がらウェスト閉鎖装置４ｏを通って弾性ウェストバンド３４に伝達されように着用者におしめ２０を適用するとき着用者は典型的には弾性側方パネル３０を引き伸ばすからである。さらに弾性側方パネル３０は、たとえ着用者が使用中に他方ではなく、一方の弾性側方パネル３０を引くならば、おしめ２ｏが着用中、自己調整を行うから、さらにおしめの有効な適用を提供する。好ましくは、本発明のおしめ２ｏは、第２のウェスト領域５８に配置された弾性側方パネル３ｏを有し、別の案としておしめ２０は、第１のウェスト領域に、または第１のウェスト領域５６と第２のウェスト領域５８の双方に配置された弾性側方パネル３ｏを備えている。

弾性側方パネル３０は、多数の形状で製造されるが、おしめの耳部（耳フラップ）に配置された弾性側方パネルを有するおしめの一例は、１９８９年８月１５日にウッド等に付与された「耳部を有する使い捨て可能なおしめ」と題された米国特許第４，８５７．０６７号に開示され、ここに組み入れられている。別の案として、弾性側方パネル３０は、多数の他の形状で形成されている。

例えば、１９８３年５月３日にシアファラに付与された米国特許第４，３８１，７８１号は、弾性部材が非弾性部材によって拘束されるようにおしめのトップシートとバックシートの双方の開口部に配置される弾性ウェストを有するおしめを開示している。シアファラ等の特許は、弾性部材と同じ領域でおしめのトップシート及びバックシート部分の双方を除去する重要性を開示しているが、本発明において、トップシートとバックシートの同一の部分を１つだけ取り除くかまたは全く取り除かないとき、特に弾性部材を収容するおしめ部分に、以下に説明する、次第に増大するストレッチ操作を行うとき、満足のゆく弾性機能が得られることが分かった。弾性側方パネルを示すおしめの他の実施例は、１９９０年７月３日にパンボンペル等に発行された米国特許第４，９３８．７５３号に示されている。この特許は、別の伸縮可能な部材を衣服の本体の側縁に取り付けることによって形成された伸長可能な側方パネルを備えたパンツ状の衣服を開示している。

従って、本発明の弾性側方パネル３０は、おしめに接合された弾性的に伸長可能な別の部材または薄層を有する。第１図に示すように、各弾性側方パネル３０は、耳フラップ８８と、それと作動的に関連する弾性側方パネル９０とを有する。

第１図に示すように、容具のフラップ８８は、吸収コア２８の側縁８２に沿って、そこからおしめ２ｏの長手方向の縁部６２の側方の外側に伸びている側方パネル７２の部分を有する。耳フラップ８８は、おしめ２ｏの端部の縁部６４から脚部の開口部を形成するおしめ２゜の長手方向の縁部６２の部分まで長手方向に伸びている（長手方向の縁部６２のこのセグメントは、脚部の縁部１０６として指定される）。本発明の好ましい実施例において、第２のウェスト領域５８の各耳フラップ８８は、吸収コア２８の側縁８２を越えて伸びているトップシート２４とバックシート２６の部分によって形成されている。　本発明の好ましい実施例において、弾性側方部材９０は、弾性側方パネル３０が側方に弾性的に伸長可能になるように、好ましくはトップシート２４とバックシート２６との間で耳フラップ８８のおしめ２０に作動的に関連する。ここに使用する用語の「弾性的に伸長可能な」は、引っ張り力（典型的には側方パネル及びウェストバンド用の側方の引っ張り力）が加えられたとき、少なくとも一方向（好ましくは側方パネル及びウェストバンドの側方に）に細長くなり、張力が除去されたときほぼ前の大きさ及び形状に戻るおしめのセグメントまたは部分を意味する。通常、本発明において使用される弾性材料は、引っ張ってすぐに解放したとき約５秒以内に元の形状の少なくとも７５％まで収縮して回復する（すなわち、「スナッピイ弾性」）。

弾性側方パネル部材９０は、多数の異なる方法で耳フラップ８８に作動的に関連する。例えば、弾性側方パネル９０は、耳フラップ８８を集め、収縮するように弾性的に収縮した状態で作動的に関連する。（弾性材料が弾性的に収縮した状態で固定される方法の詳細な説明は、１９７５年１月１４にブエルに付与された米国特許第３゜８６０．００３号及び１９７８年３月２８日にブエルに付与された米国特許第４，０８１，３０１号に開示されており、その双方はここに組み入れられている）。例えば、弾性側方パネル部材９０は、弾性側方パネル部材９０を側方に延ばし、弾性側方パネル部材９０をトップシート２４及びバックシート２６の双方またはいずれかに接合し、弾性側方パネル部材が緩んだまたは収縮した向きを占めることができるようにすることによって耳フラップ８８に収縮可能に固定される。

別の案として、弾性側方パネル９０は、収縮しない状態で作動的に関連し、次に収縮するように処理される。

例えば、弾性側方パネル部材９０は、方向性のない状態で収縮し、加熱のような特定の処理によって弾性的になる材料から形成することができる。このような材料の例は、１９７４年７月２５日マセンガーレ等に付与された米国特許第３．８１９，４０１号及び１９７５年１０月５６５号に開示されている。熱収縮可能な弾性部材を使用するための詳細な説明は、１９８５年５月７日にキービト及びオステルハーゲに付与された米国特許第４゜５１５．５９５号に開示されており、ここに組み込まれている。典型的には、トップシート、バックシート弾性パネル部材及び他の部材は、収縮しない状態でともに固定されている。次に薄層が（加熱された空気で）加熱され、弾性側方パネル部材は、解放または収縮された方向に戻ることができるようにする。

特に好ましい実施例において、弾性双方パネル部材９０は、弾性側方パネル部材９０が実質的に張力を受けない状態にある間にトップシート２４．バックシート２６またはその双方に弾性側方パネル部材９０を接合することによって耳フラップ８８に作動的に関連する。その結果束じる弾性側方パネル部材９０を含む複合弾性薄層の少なくとも一部は、薄層のトップシート及びバックシート部材（非弾性部材）を永久に細長くするのに十分な機械的な引つ張りを受ける。次に複合弾性薄層はほぼ張力を受けない状態に戻ることができる。弾性側方パネルは「ゼロストレイン」ストレッチ薄層になるように形成される。（別の案として、弾性側方パネル部材は、張力を受けた状態で作動的に関連し、機械的に引っ張られるが、これを「ゼロストレイン」ストレッチ薄層とは称さない。）ここに使用するように用語「ゼロストレイン」ストレッチ薄層は、実質的に張力を受けない「ゼロストレイン」の状態の間、共通面の少なくとも一部に沿って互いに固定された材料の少な（とも２層からなる薄層を称し、その層の内一方は、伸縮可能な弾性材料（すなわち、加えられた張力が解放された後に張力を受けない大きさに実質的に戻る）と、伸長可能な第２の層とからなり、第２の層の伸縮時に、加えられた張力が解放されたときに元の変形を受けない形状に少なくとも完全には戻らない程度に第２の層が永久的に細長くなるようになっている。その結果、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層は、少なくとも最初の伸長点まで最初の伸長方向に弾性的に伸長可能にされる。このような「ゼロストレイン」ストレッチ薄層の例は、３月３０日にガリガン等に付与された米国特許第２，０７５，１８９号、１９６２年３月１３日にバーウッドに付与された米国特許第３゜０２５．１９９号、１．９８０年１月２４日にシソンに付与された米国特許第４，２０９．５６３号及び１９８９年３月３０日のサベーに付与された米国特許第４゜８３４．７４１号に開示され、これらの各々はここに組み込まれている。

トップシート、バックシート及びそれらの間に配置された弾性部材の外に「ゼロストレイン」をつくるために使用される特に好ましい方法及び装置は、かみ合い波形ロールを使用して機械的に部材を伸縮させる。おしめの部分を機械的に伸縮する適当な装置及び方法の説明は、これまでに言及した１９７８年８月１５日にシソンに付与された米国特許第４，１０７．３６７号及び１９８９年３月３０日にサベーに付与された米国特許第４゜８３４．７４１号に開示されている。特に好ましい装置及び方法は、１９９１年２月２８日にジエラルドＭ、ウェーバー等によって出願されたＰ＆Ｇケース４３３９の「ゼロストレインストレッチ薄層ウェブに弾性を与えるためにそれを次第に引っ張るための改良された方法及び装置」と題された米国特許出願第０７／６６２．５３６号、１９９１年２月２８日にケネースＢ、ブエル等によって出願されたＰ＆Ｇケース４３４０の「ゼロストレインストレッチ薄層ウェブに程度が変化する弾性を与えるために不均一な方法でそれを次第に引っ張るための改良された方法及び装置」と題された米国特許出願第０７／６６２．５３７号、１９９１年２月２８日にジェラルドＭ、ウェーバ− 等によって出願されたＰ＆Ｇケース４３４１の「ウェブを破壊することなくゼロストレインストレッチ薄層ウェブに弾性を与えるためにそれを連続して引っ張るための改良された方法及び装置」と題された米国特許出願第０７／６６２，５４３号に開示されており、それの明細書及び図面はここに組み込まれている。

本発明の「ゼロストレイン」ストレッチ薄層弾性側方パネルをつくる際に使用される特に好ましい次第に増大する伸長装置の詳細を第８図を参照して説明する。

「ゼロストレイン」側方パネルウェブを含む完全に組み立てられたおしめウェブ８１０は増大する引っ張り装置を介して送られる。

第８図を参照すると、実質的に張力が加えられていない弾性側方パネル部材（弾性バッチ８０４）を含むおしめウェブ８１０のタイミングは、実質的に張力が加えられていない弾性側方バッチ８０４が、おしめウェブ８１０が最上端の波形ロール８２５のセグメント８２４と連続的に波形で溝付きの最下端のロール８２１との間を通過するとき最上端の波形ロール８２５上に収容された波形または溝付きのセグメント８２４とほぼ一致するようなタイミングである。本方法及び装置の好ましい実施例において、溝付きセグメント８２４は、おしめ２０の弾性パッチ８０４に隣接しているトップシート２４及びバックシート２６の部分に対しである程度の伸長性を付与するために機械方向に測定して弾性パッチ８０４より全体として長さが長い（すなわち、伸長パネル１１０が形成される。さらに、溝付きセグメント８２４は、隣接するおしめの第１のウェスト領域まで伸びるような十分な長さではないことが好ましい。なぜならば、隣接するおしめの位置決めバッチ５０を形成する弾性パッチ８０４の部分のある程度の弾性を弾性を付与しないことが好ましいからである。最上端及び最下端の波形ロールの補完的な溝の正確な形状、間隔及び深さは、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分で必要とされる弾性量としての要因に応じて変化するが、はぼ０．１５０（０，３８１センチメートル）インチのピーク−ピーク溝ピッチ、ピークで測定されたほぼ１２度の内角及びほぼ０．３００インチ（０，７６２センチメートル）のピーク−谷溝深さが本発明の好ましい実施例において使用された。前述した波形ロールは、典型的には、はぼ０゜０１０インチ（０，０２５４センチメートル）の半径を呈し、隣接した波形部の間に形成された内側の溝は、典型的には、はぼ０．０４０インチ（０，１０１６センチメードル）の半径を有する。波形ロールは、それらの対向するピークが約０．１５０インチ（０，３８１センチメートル）と約０．１７５インチ（０，４４４５センチメートル）との間の深さまで互いに重複するように調整されるときに、良好な弾性特性は、１ミルの厚さのポリマーのバックシートと１平方ヤードにおいて約１８から２０グラムの範囲の基本的な重量と、ポリプロピレン繊維からなる不織布のトップシートにそれらの両面上にほぼ連続的に接着された８０ミルの厚さの弾性ポリウレタン発泡体バッチからなる本発明の薄層ウェブにおいてつくられる。

もちろん、所望ならば、できあがった「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブにおいて多少の体長性をっくるために前述した波形ロール上で対向する山の重複する程度は調整することができる。前述したロール形状及び薄層ウェブ構造において、ピーク−ピークが重複する深さは、約０．０５０インチ（０，１２７センチメードル）から約０．２２５インチ（０，５７１５センチメートル）の範囲が有効である。第８Ａ図から分かるように、おしめウェブ８１０は、アイドラローラ８７２，８７４によって最下端の波形ロールを包み、最下端のロール８２１上の溝の各連続的な組に直に隣接して配置された（第８図に示す）作動真空ポート８２２をカバーするようにされる。上端の波形ロール８２５上の溝付きセグメント８２４とほぼ一致するように配置された真空ポート８２２は、ロール８２１を通って一対の真空マニフォルド８２６に内側に接続されており、このマニフォルド８２６は、おしめのウェブが上端の波形ロール８２５の溝付きセグメントによって作用されるときおしめウェブ８１０に対する吸引を行う。

張力を受けない弾性パッチ８０４をトップシートウェブ８０６及びバックシートのウェブ８０５に固定するために使用されるのりまたはトップシートウェブとバックシートウェブの一致した部分を互いに固定するために使用するのりのいずれかが堆積することを最小にするために、最上端ロール８２５上の溝付きセグメント８２４と、最下端ロール８２１の連続的な溝８２３は、テフロンのような底摩擦材料、またはイリノイ州モリスのマイクロ商社から入手可能なパーマロンＮｏ、５０３のスプレーコーティングでコートされた底摩擦材料からなる。

最下端ロール８２１の真空ポート８２２は、真空が作動するおしめウェブ８１０の部分を支持するため、またウェブに真空が作用したときはいつでもハニカムにわたるウェブの横方向へのすべりまたは動きを実質的に防止するためにウェブに対する良好な把持面を提供するため１：０．０９０インチ（０，２２８６センチメードル）の多孔性材料によってカバーされることが好ましい。

最適な環境において、弾性パッチ８０４を含む側方パネルの「ゼロストレイン」部分に付与されることができる次第に増加する最大限の引っ張りが最上端の波形ロール８２５のセグメント８２４の溝と、最下端の波形ロール８２１の連続的な溝８２３との間の係合の深さによって決定される。しかしながら、伸縮薄層ウェブが、かみ合う波形ロールの間を通過するときにウェブが伸縮する方向とほぼ平行な方向にすべりまたは収縮することを防止しない限り、最適な伸縮が実現できないことが分かった。従って、最も好ましい形態において、ウェブの増大する伸縮操作は、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層を含む３つのすべての層の最外端部分が第８Ｂ図の断面に示されるように連続して配置されたかみ合う波形ロールの組の間を通過するときに伸縮の所望の方向に平行な方向におしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層がすべりまたは収縮することを防止するために拘束される間に実行される。

しかしながら、所望ならば、本発明は、伸長可能な、または引っ張り可能な層またはその複合層のみを拘束することによって実施され、増大する伸縮動作中に、すなわち、弾性バッチの最も外側の部分を拘束することは必ずしも必要なことではない。後者の意味において、延長可能なまたは引っ張り可能な層は、増大する引っ張り力の処理の間、永久的に細長くされるが、伸縮引っ張り力が除去されるとき、できあがる「ゼロストレイン」伸縮薄層ウェブの２方向の容積は、いくぶん小さくなる。これは、弾性バッチがこのような処理の間、小さい程度の最初の伸縮を受けるという事実による。従って、それがその歪められない形状に戻るとき、同じ量の引っ張りを受けるのみである。

前述したタイプの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層の実施例は、特に弾性バッチの対向縁部に直に隣接する領域において細長いウェブまたはウェブにおいである程度の均衡しない局所化された拘束を示す。不透明なポリマーのバックシートの場合に、これらの不均衡に拘束された部分は、破壊が起こらないにもかかわらず、それらが透明になる程十分に薄くなる。このような場合において、おしめのウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分の機能（例えば、不浸透性）は害されることはない。後者のタイプの実施例は、できあがったおしめの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分の美的な外観がおしめの設計または形状によって見るものがら隠されるか、またはもし見ることができるとしても、おしめの使用者にとって関心がないものとして設計される。

本発明の他の実施例において、１つまたはそれ以上の延長可能な非弾性ウェブの破壊は、できあがった「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分を意図された目的のために受け入れることができないようにはしない（例えば、パックシートウェブの破壊は、薄層ウェブの１つの他の層が完成した品物に所望の機能を提供するがぎり意図した目的のための薄層のウェブの機能を必ずしも破壊しない）。例えば、延長可能なバックシートウェブにおけるある程度の破壊は、弾性バッチが液体不浸透性材料を有するならば、できあがったおしめウェブの不浸透性を破壊しない）。特に、問題の層の間にほぼ連続する接着剤を使用する「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブの実施例に関して真実である。なぜならば、増大する伸縮の後に、層が比較的接近して接着されることによってこのような損傷がエンドユーザーまたは着用者によって検出されることが困難になる。

第８−８Ｂ図に示すようなおしめウェブ８１０が最上端のパックシートウェブ８０５の存在によって空気通路に対してほぼ不浸透性を有するから、所望ならば、多孔性ハニカム材料によってカバーされた真空ボート８２２は、最下端の波形ロール８２１の機械方向を向いた溝８２３の各組に直に隣接して使用される。弾性バッチ８０４が空気の通路に対して十分に浸透性を有するならば、真空によって発生された吸引力は、バックシート８０５の重複部分をしっかりと把持するようにトップシートウェブ８０６及び弾性バッチ８０４を通過する。この場合、おしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブの３つの層のすべては増大する伸縮操作中に拘束される。

弾性バッチが空気の通路に対して十分に透過性を有しないならば、（ａ）吸引力がトップシートウェブ８０６を通ってバックシートのウェブ８０５上に作用するように真空ボート８２２及び重複するハニカム材料８４４を弾性バッチ８０４の対向縁部の外側に配置するか、（ｂ）おしめのウェブの対向面上に作用することができる適当な固定装置によっておしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分を有する３つの層のすべてを拘束するかのいずれかが必要である。

多孔性のハニカム材８４４を介して作用する真空ボート８２２を介して第８−８Ｂ図に示すおしめウェブ８１０に加えられる吸引力は、実質的に張力を受けない弾性バッチ８０４を収容するおしめウェブ８１０が最下端の波形ロール８２１の連続的な溝８２３と最上端の波形ロール８２５の溝付きセグメント８２４との間を通過するときに、側方の内側方向にすべり、または収縮することを防止する。

弾性バッチ８０４を含むおしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分は、連続したウェブストレッチ操作の間側方に拘束されるから、拘束部分の中間に配置された「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブのすべての部分は、ウェブが最下端の波形ロール８２１の連続的な溝８２３と最上端の波形ロール８２５の溝付きセグメント８２４との間を通過するときにほぼ一様な増大する伸長を受ける。

これは、伸長中に弾性バッチに固定された延長可能なトップシートとバックシートを可能な最も大きい程度の延長を行わせることによって増大するウェブ伸長操作の有効性を最大限にするだけではなく、弾性バッチの対向する周縁部分に直に隣接する領域で固定されるトップシート及び／またはバックシートの不釣り合いな高度な拘束を実質的に防止する。

第９図は、使用することができる他の増大するウェブ伸長装置を開示する。弾性的に収縮可能な一対のディスク９４０が最上端の波形ロール９２５の溝突きセグメント９２４の各側に隣接して取り付けられている。圧縮可能なディスク９４０は、それらがおしめウェブ９１０をきつく把持し、それを第９Ａ図の断面図に示すように最下端の波形ロール９２１の一致した溝なし部分に対してしっかりと保持されるような十分に大きな直径を有する。

第８図の実施例の真空ボート及び多孔性のハニカム材料と同様に、圧縮可能なディスク９４０と最下端のロール９２１の同一の溝なし部分によってつくられた固定作用によって、おしめウェブ９１０の弾性パッチ９０４を含む部分がウェブがかみ合う波形ロールの間を通過するとき、引っ張られる方向に平行な方向に収縮することを防止する。第９図の実施例は、空気の通過に対して透過性または不透過性のウェブを含む薄層構造体で容易に使用される。

当業者によって理解できるように、前述した拘束方法は、製造されるおしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分で説明した利点をつくるために個別にまたは互いに組み合わせて使用される。

ここに含まれた説明から、改良された方法及び装置は、別に別れた「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブ部分の全体またはその１つまたはそれ以上の部分を含む一連のおしめをつくるために使用されることは明らかである。

互いにほぼ平行に整合された波形部を有する一対のかみ合い波形ロールが添付図面に開示されているが、本発明は、波形部が互いに平行な向きではない波形ロールの対を使用することも容易に実施することができることは理解できよう。さらに、波形ロールの対の波形部は、必ずしも、機械方向または横断方向のいずれかに平行に整合する必要はない。例えば、ここに開示した「ゼロストレイン」ストレッチ薄層を使用して製造された１つの使用のおしめにおいて曲線からなるウェストバンドまたはレグバンド部分が望ましいならば、おしめウェブの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分を次第に引き伸ばすために使用する波形ロールの対のかみ合い歯が直線でなくむしろ所望の曲線に沿って弾性を形成する所望の曲線形状に配置される。ここに開示した好ましい方法は、かみ合う円筒形の波形ロールを使用するが、ウェブ拘束の原理は、ウェブまたは品物の「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分を次第に大きく引き伸ばすためにかみ合いプラテンを使用する断続的なスタンプ操作を使用して実行することもできる。この断続的なスタンプ操作の場合において、次第に大きく引き伸ばされる「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブの部分は、かみ合いプラテンが引き伸ばしの方向に平行な方向にすべりまたは収縮を起こすように十分な力をウェブに加えることが可能になる前に、適当な真空または固定装置によって正しく拘束されることが必要なだけである。

弾性側方パネル部材９０は、トップシート、２４　、バックシート２６のいずれか、または断続的な接続形状または、はぼ連続的な接続形状のいずれがを使用する双方に接続可能である。ここに使用するように、用語の「断続的に」接続された薄層ウェブは、層が、最初に、別れて間隔を置いた点で互いに接続された薄層ウェブ、または層が、別れた間隔を置いた領域で互いに接続されていない薄層ウェブを意味する。逆に「実質的に連続して」−続された薄層ウェブは、層が最初に表面の領域にわたってほぼ連続的に接続される薄層ウェブを意味する。断続的に接続された構成は、層内のほぼ非弾性的なウェブが破れることなく、比較的に細長くされ、または引っ張ることができ、完成された層において２方向の高度な容積が所望のものである場合に「ゼロストレイン」薄層ウェブにおいて望ましい。連続的な接続構成は、「ゼロストレイン」薄層ウェブの場合において、完成した薄層の２方向の容積が第１に重要なものはなく、薄層内の比較的非弾性的な１つまたはそれ以上のウェブが破れることなく細長くされ、または引っ張られることが困難である場合に望ましいことが分かっている。ウェブが破れることなく細長くされ、または引っ張られることが困難である場合において、はぼ連続的な接続構成は、次第に大きく引き伸ばされる操作の後に、すべての薄層の層を比較的密着した接着するように維持する。従って、１つまたはそれ以上の比較的非弾性的なウェブが次第に大きく引き伸ばされる引き伸ばし中に破れた点に損傷を受けるならば、比較的非弾性のウェブの損傷を受けた部分が弾性層に比較的接近するように行われる接着は、損傷が起こったことをユーザが知覚することを困難にする。もし、比較的非弾性のウェブの破壊がウェブの意図された機能（不浸透性）を損なわないとすれば、次第に大きく引き伸ばされる伸長操作の間に比較的非弾性のウェブに起こる損傷は、最終的な製品において否定的なものとして知覚されない。

従って、特に好ましい「ゼロストレイン」ストレッチ薄層における連続的な接続構成の使用から生じる予期できない利点は、それによっておしめの製造者が本発明の薄層に有効に使用される広範な非弾性ウェブから選択することができることである。基本的には、本発明の「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブにおいてあまり引っ張ることができるとは思えないような比較的弾性的なウェブを使用することを可能にする。従って、特に断らない限り、ここで使用する用語の「引っ張り可能な」は、次第に大きく引き伸ばされる伸長操作中にある程度薄くされ、損傷を受ける比較的非弾性ウェブを除外することを意図するものではない。

本発明の好ましい実施例において、弾性側方パネル部材９０は、接着剤を使用してトップシート２４及びバックシート２６の双方にほぼ連続的に接合される。引っ張り力を受けない弾性側方パネル部材９０が配置される所定の領域にほぼ一様な連続的な接着剤の層を形成するために、接着剤アプリケータが使用される。特に好ましい実施例において、選択された接着剤は、引き伸ばし可能であり、接着剤アプリケータは、溶融吹き付は適用装置を有する。

はぼ連続的に接着された「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブをつくるために特に適している１つの溶融吹き付は適用装置は、ジジージア州ゲインズビルのＪ＆Ｍ研究所から入手可能な溶融吹き付は適用装置モデルＮｏ、ＧＭ−５０−２ −１−ＧＨがある。この装置は、機械を横断する方向に測定して１インチ（２，５４センチメートル）毎に２０のオリフィスを有するノズルを使用し、各オリフィスは直径が０．０２０インチ（０，０５０８センチメートル）である。ウィスコンシン州Ｅ１ｍグローブのフレンドリ接着剤会社から入手可能なフレンドリＨ −２１７６溶融接着剤は、はぼ３４０”　Ｆの温度に加熱され、１インチ平方（２，５４センチメートル平方）当たりほぼ７．５乃至１０ミリグラムの割合でバックシート及び／またはトップシートに吹き付けられる。

温度が約４２５”Ｆ及びほぼ圧力が５０ｐｓｉｐの加熱圧縮空気が、接着剤ノズルの第２のオリフィスを通って噴射され、レイダウン操作中に接着剤の小繊維を均一に配分する助けとされる。おしめの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分が次第に大きく引き伸ばされるまでかかる時間の間にバックシート２６に熱い接着剤を緊密に接触させることによってバックシート２６を柔らかくする。従来のポリエチレンのバックシート材料としてのいくつかのウェブにおいて、この柔軟化は、ウェブが次第に大きく引き伸ばされる引き伸ばし処理の間にバックシートへの損傷を最小限にする利点があることが分かっている。これは、問題のウェブがある機能（例えば不浸透性）をおしめに付与する状況において特に重要である。

別の案として、弾性パネル部材９０及びおしめ２０の「ゼロストレイン」部分を有する他の部材は、加熱されない接着剤、熱接合、圧力接合、超音波接合、動的な機械的な接合またはこの技術分野で知られている他の方法を使用して互いに断続的にまたは連続的に接合される。

弾性側方パネル部材９０は、多数の異なる大きさ、形状、構成及び材料の形態をとる。例えば、弾性側方パネル３０は、各耳部フラップ８８に作動的に関連する１つまたは複数の弾性側方パネル部材９０から形成される。

弾性側方パネルは、幅及び長さが変化する。弾性側方パネル部材は、比較的狭い弾性材料のストランドまたは比較的広い弾性パッチからなる。弾性側方パネル部材９０（特に「ゼロストレイン」ストレッチ薄層）として使用するために特に適当な１つの材料は、少なくとも約４００％で破れる伸長限度及び張力を受けない長さのラムの伸長力とを有する弾性発泡体である。弾性側方パネル部材として使用されるに適している例示として（ａ）好ましくは、はぼ５０ミルのカリパ及び１立方フイート（０，０２８立方メートル）当たり１３．３ボンドの質量（０，２１４ｇ／ｃｍ３　）とを有するクロスリンクされた天然ゴム発泡体を含み、このような材料は、ロードアイランドのミドルタウンのフルフレックス社から入手可能であり、またはオハイオ州フレモントのルドローコンボジット社から商品名ベビーフオームで販売されている。また（ｂ）１立方フイート当たり、はぼ２．０６ポンド（０，３３ｇ／ｃｍ３　）の質量を有し、このようなものは、商品名プリジストンＳＧポリウレタン発泡体として日本の横浜にあるブリジストン社から入手可能であり、またポリウレタン発泡体Ｎｏ、４０３１０の商品名の下に販売されているニューシャーシー州バラマスのゼネラルフオームから入手可能である。弾性側方パネル部材９０として使用される適当な他の適当な弾性材料は、「生の」合成または天然のゴム、他の合成または天然のゴムの発泡体、（熱収縮可能な弾性フィルムを含む）弾性フィルム、弾性綿布、弾性的に織られたウェブ、または不織ウェブ、弾性不織薄層のような弾性合成物、またはそれと同等なものを含む。

第１図に示すように、弾性側方パネル９０は、弾性材料のパッチ（弾性バッチ）からなり、この弾性ノ（・ソチは、第２のウェスト領域５８の耳部フラップ８８の長さの大部分にわたって延びている。おしめが製造されるときに、弾性バッチは、１つのおしめの弾性側方パネル部材９０を形成するだけではなく隣接するおしめの第１のウェスト領域５６に位置決めパッチ５０を形成するように配置される。

従って、前述したウッド等の特許に開示されたような高速で弾性側方パネル部材をおしめに固定する際の整合に関する問題が除去される。従って、弾性側方パネル部材９０は、耳部フラップ８８の脚部の縁部１０６に向かって内側におしめ２０の端部の縁部６４から延びている。

弾性側方パネル部材９０の長さ及び幅は、おしめの機能的な設計によって決定される。

弾性側方パネル部材９０は、耳部フラップ８８の全体の長さにわたって長さ方向に延びているが、弾性側方パネル部材９０は、延長パネル１１０を形成するように耳部フラップ８８の長さの一部を通るようにのみ延びていることが好ましい。

第１図に示すように、延長パネル１１０、すなわち、弾性側方パネル部材９０のベース縁部１０８から耳部フラップ８８の脚部縁部１０６に長手方向に延びる弾性側方パネルの部分は、少なくとも伸長可能な程度に機械的に引き伸ばすことができる（すなわち、延長パネル１１０をつくる材料は、予備拘束され永久的に細長くされる）。この「予備拘束」された延長パネルは、弾性側方パネルの「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分が伸ばされたときに、足の皮膚に刺激を与え赤くすることがある、着用者の足の領域の近くに過剰な張力を発生することなく弾性側方パネルの部分を有効に細長くする。（すなわち、「予備拘束」された延長パネルがない場合は、弾性側方パネルが伸長されるとき、延長パネル１１０を通るラインに沿って張力が集中され、弾性側方パネルが着用者の皮膚をへこませ、こすってすりむく場合がある。）弾性側方パネル３０の延長パネル１１０を予備拘束する多数の方法があるが、延長パネル１１０は、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層部分で実行される機械的な機械的な引っ張りと同じ方法で予備拘束することが好ましい。第１図に示す好ましい実施例において、弾性側方パネル３０の延長パネル１１０は、多数の異なる材料から形成することができるが、延長パネル１１０は、耳部フラップ８８を形成するトップシート２４とバックシート２６の部分から形成することができる。

伸長力、伸長係数及び利用可能な引っ張り（伸長）、及び収縮力、弾性しわ、弾性ヒステリシス及び弾性側方パネル３０の収縮率を含む伸長特性は、弾性側方パネル３０とおしめ２０の双方の機能において重要な要因である。伸長特性は、おしめの着用者に使用中に近くされる「引っ張り程度」を与える。また、それらは、適用される引っ張りの適当な程度を達成するためのおしめの能力に影響を与える（すなわち、使用中におしめの張力が「正常に」知覚される場合、結果として生じる伸長の全体量は、心地よい着用感を達成し維持するために望ましいものである。比較的高い係数を有効に弾性側方パネルは、着用者の皮膚を赤くし、比較的低い伸長係数は、着用者の下がり、滑りを生じる。伸長があまりに小さい弾性側方パネルは、適当な水準の体の適合感を達成することがなく、着て身につけるためのおしめとして不愉快なものとする。非常に低い収縮力、または小さい弾性、または小さい弾性クリープまたは弾性ヒステリシスを有する弾性側方パネルを備えたおしめは、着用者の指定の位置に着用され、あまり望ましくない適合感及び収容性を生じる着用者上の下がりとすべりを招く傾向がある。

本発明の弾性側方パネル３０において、伸長力及び伸長係数が規定された範囲内にあることが好ましいことが分かった。この伸長力は、約２５０グラムｓｆ以上であることが好ましい。これらの伸長力は、約０．２５インチ（６，２５ｍｍ）と約１，２５インチ（３１，２５ｍｍ）の間の伸長部で発生されるのが好ましい。好ましい実施例において、弾性側方パネルは、約０．２５インチ（６，２５ｍｍ）及び約０６７５インチ（１８，７５ｍｍ）の間の伸長部で約２５０グラムｓｆと約５００グラムｓｆとの間の伸長力を有することが好ましい。

部において、それが予備的に伸長された状態から収縮されることができるときに、弾性材料が与える力（収縮力）より大きく弾性材料が軸線方向に延びることが要求される。前の曲線は、「ロード曲線」と呼ばれ、後者の曲線は「アンロード曲線」と呼ばれる。「ロード」伸長力（伸長力）は、おしめを着用者につけるために弾性側方パネルが伸長されるときに、着用者によって感じられる。

一旦おしめが着けられると、着用者は、さらに「アンロード」収縮力（収縮力）を感じる。従って、ヒステリシスロスは、収縮力が着用者のおしめが下がり、すべるように十分に低くなる程には大きくはない。

支持された応力及び張力を受けるすべての弾性材料は、時間とともに力を減少させる（すなわち、弾性クリープ）。従って、時間の経過において着用の力の減少が着用の安定感のために必要な最小限の力量下に低下しないように保証することが望ましい。従って、弾性クリープは、最小限に維持する必要がある。本発明の好ましい実施例において、弾性材料の最終的な長さは、３０分間張力がかかったときに元の長さの約１．２倍以下である。

弾性ウェストバンド３５の伸長力及び有効な伸長は、弾性ウェストバンド３５と弾性側方パネル３０の双方の性能において重要である。弾性ウェストバンド３５の伸長力は、弾性側方パネル３０の伸長力より大きいが、本発明の好ましい実施例において、所望の伸長において弾性ウェストバンド３５の伸長力は、所望の伸長において各弾性側方パネル３０の伸長力以下である。弾性側方パネル３０の伸長力より小さい伸長力を有する弾性ウェストバンド３５は、おしめが幼児の上で移動することなく容易な腹の動きを行うことができるようにする。弾性側方パネルのさらに大きな伸長力は、おしりの上及び腹の下で小さい距離的な変化を可能にし、着用者の上でおしめの張力を快適に維持する。この設計によって、使用中に着用者の下がり、緩み、おしめまたは吸収コアの全体的なすべり滑動及びおしめの前部でのロールオーバー及びロールインの低減によって、さらによいおしめの適合感、少ない漏れ、改良されたおしめのはき心地を与える。

ここに説明するように、第６図は、本発明の他の実施例を示しており、この実施例において、形成された「伸長おなかパネル」は、ここで説明した改良された性能を提供するために弾性側方パネルより小さい伸長力（及び／またはさらに大きい有効伸長）を有する。

また弾性側方パネル３０は、側方に延びるときに、長手方向の軸線に沿って異なる伸長性を具備している。ここに使用する用語の「異なる伸長性」は、引つ張りの方向にほぼ垂直に向いている軸線に沿って種々の点で引つ張りの方向に測定するとき、非一様な弾性伸長特性の文科の変化する弾性係数または有効な伸長またはその双方を含む。異なる伸長性は、弾性側方パネル３ｏにおいて、おしめ２０の端部の縁部６４から耳部フラップ８８の脚部の縁部１０６に向かって測定するときに、弾性側方パネルの少なくとも一部を介して側方の伸長性が長手方向に変化するように設計されることが好ましい。側方に延ばされたとき、長手方向の軸線に沿った異なる伸長性は、おしめの支持された適合を推進し、腰及び足のまわりの漏れを減少させるように着用者のおしりのまわりにおしめを固定しながら、使用中、弾性側方パネルが異なる方向に延び、着用者の腰に適合することができるようにする。このような構造は、着用者が移動し、位置を変えるとき（立ち、座り、寝る）、着用者の体の大きさの変化に適応するために、おしりの領域をさらに「伸長」させることを可能にする。他の実施例において、おしめ２０の端部の縁部６４に隣接する弾性側方パネル部材の部分の側方の伸長性がある程度減少すると、弾性ウェストバンド３４全体によるさらに大きな伸長を必要になり、弾性ウェストバンド３４のさらに局所化された引っ張り及びさらに大きい柔軟なおなかの適合感が得られる。

異なる伸長性は、多数の異なる方法によって達成される。弾性側方パネル３０は、組み合わせられた複数の弾性材料、弾性材料のための複数の構成を有し、または弾性側方パネルをつくる他の弾性材料の伸長特性は不均一であってもよい。

異なる伸長性は、弾性側方パネル３ｏにおいて、おしめ２０の端部の縁部６４がら耳部フラップ８８の脚部の縁部１０６に向かって測定するときに、弾性側方パネルの少なくとも一部を介して側方の伸長性が長手方向に変化するように設計されることが好ましい。側方に延ばされたとき、長手方向の軸線に沿った異なる伸長性は、おしめの支持された適合を推進し、腰及び足のまわりの漏れを減少させるように着用者のおしりのまわりにおしめを固定しながら、使用中、弾性側方パネルが異なる方向に延び、着用者の腰に適合することができるようにする。

このような構造は、着用者が移動し、位置を変えるとき（立ち、座り、寝る）、着用者の体の大きさの変化に適応するために、おしりの領域をさらに「伸長」させることを可能にする。他の実施例において、おしめ２ｏの端部の縁部６４に隣接する弾性側方パネル部材の部分の側方の伸長性がある程度減少すると、弾性ウェストバンド３４全体によるさらに大きな伸長を必要になり、弾性ウェストバンド３４のさらに局所化された引っ張り及びさらに大きい柔軟なおなかの適合感が得られる。

異なる伸長性は、多数の異なる方法によって達成される。弾性側方パネル３ｏは、組み合わせられた複数の弾性材料、弾性材料のための複数の構成を有し、または弾性側方パネルをつくる他の弾性材料の伸長特性は不均一であってもよい。

例えば、異なる伸長性は、弾性材料を使用することによって弾性側方パネルの隣接部分において達成することができ、この弾性材料は、多少変化する側方の伸長性が、隣接部分より弾性側方パネルの一部分において達成されるような変化する収縮力、係数または他の固有の特性を有する。また、弾性材料は、異なる伸長性を得るために異なる長さ、大きさ及び形状を有する。弾性側方パネルを形成する材料の特性を変化させる他の方法は当業者が知っているような方法が使用される。

「ゼロストレイン」ストレッチ薄層に異なる伸長性を付与するための特に好ましい方法及び装置は、少なくとも１つの組のかみ合い波形ロールを通って「ゼロストレイン」ストレッチ薄層を通過させることであり、少なくとも１つの波形ロールは、「ゼロストレイン」ストレッチ薄層ウェブに接触する点に沿って波形の非一様な輪郭を有する。その結果、ロールの組の間を通る薄層ウェブ部分は非均− に引き延ばされる。これは、非均−な輪郭の波形にほぼ直角な方向に不均一に弾性化される「ゼロストレイン」ストレッチ薄層をつくる。

おしめ２０は、ウェスト領域の１つ、好ましくは第２のウェスト領域５８を着用者の背中の下に位置決めし、着用者の足の間におしめの残りの部分を引くことによって着用者に着けられ、その結果、他のウェスト領域、好ましくは第１のウェスト領域５６が着用者の前の部分に配置される。テープタブ９２のタブ部分９４は、リリース部分９５から解放される。おしめは、タブ部分９４を把持しながら、着用者のまわりで弾性側方パネル３０を包む。弾性側方パネル３０は、典型的には着用者の大きさ及び形に適応するようにこの操作中に延長され、引っ張られる。第１の固定部材１１２、接着取り付は層９６は、ランディング部材４４の第２の固定部材１１４に固定されて側方の閉鎖を行う。本発明の好ましい実施例において、側方の閉鎖が形成されると、また、ウェストの閉鎖は、「自動的に」閉鎖され、すなわち、ウェストの閉鎖はそれに従って、受動的に行われる。ウェストの閉鎖体は、第１の取り付は部材４６と第２の取り付は部材４８との係合によって形成される。ウェストの閉鎖体の形成によって、弾性ウェストバンド３５は、ここに説明した適合及び収容性に関する利点を提供するように予備張力が加えられる。

第４Ａ図乃至第４Ｂ図に示すように、本発明の弾性ウェスト部３４は、着用者が立ち、座りまたは座った後に立つときに、端部の縁部が着用者のへそに関して同じ関係にあるように着用者の腰とともに移動し、それに適合する。従って、次の説明は、へそに関する相対的な動きに関する。第４Ａ図に示すように、ウェストパネル領域１３８は、着用者の腰に接触し、最初に適用したような閉鎖装置によって弾性ウェストバンドで生じた張力の結果、腰にきちんと適合する。第４Ｂ図を参照すると、着用者が座り始めたときに、相互接続パネル領域１３０は、第１の可撓性のヒンジ領域１３２のまわり及び第２の可撓性のヒンジ領域１３４のまわりで回転して最初は中にあったパネルの外側に弾性ウェストバンドを移動させる。

吸収コアのウェスト縁部はへそに向かって動く傾向がある。第４Ｃ図を参照すると、着用者は座り続けるにつれて、吸収コアはへそに向かってさらに押され、相互接続パネル領域１３０は、吸収コアのまわりでたわんで折れる傾向がある。また、着用者の腹は、外側に押され始め、予備配置されたウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０のまわりで成形パネル領域１３６に関してウェストラインパネル領域１３８をたわむように偏向させる。着用者が完全に座った状態の第４Ｄ図を参照すると、吸収コアは、腹に対してさらに押され、相互接続パネル領域１３０は、吸収コアの内部に対して全体的にたわむ。成形バネる領域１３６は、腹の内側部分に接触するように可撓的に偏向され、ウェストラインパネル領域１３８は、完全に押され、予備配置された弾性ウェストバンドの可撓性ヒンジ領域１４０のまわりでたわむように偏向して着用者の突き出した腰に適応する。従って、弾性ウェストバンドと着用者の腰の間のきちんとした適合が維持される。着用者が座った状態から立つときに、この状態は逆の順序で繰り返され、ウェストバンドの可撓性ヒンジ領域１４０の弾性は、回復力及び運動を提供し、それによってウェストラインパネル領域１３８が、着用者が立ち続けるときに着用者の腰への接触を維持し続け、成形されたパネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８とを腰に対する使用中の（予備張力を有する）形状に戻し、摩擦によって、最後に弾性ウェストバンドと着用者の腰との間で緊密な接触を維持しながらほぼ元の位置まで相互接続パネル領域１３０を引っ張る。幾度かの着用サイクルの後に、第４Ｂ図に示すような状態と同じような状態は、立っている間に「中立」の位置になり、着用者の他の動きは、第４Ｂ図乃至第４Ｄ図に示すサイクルににている。

第５図は、本発明の弾性ウェストバンド用の他の構成を示す。弾性ウェストバンド３５は、バックシートの一部と、好ましくは予備張力を受けたトップシート２４の一部と、弾性部材７６と対面部材５０１とを有する弾性薄層とからなる。弾性部材７６は、バックシート２６と対面部材５０１との間に配置され、トップシート２４は、バックシート２６と弾性部材７６との間に配置される。

弾性ウェストバンド６３５は、ともに接合されたトップシート２４とバックシート２６を備え、別の段階において弾性部材７６と対面部材５０１の２つの薄層を形成し、トップシート／バックシートの組み合わせのトップシート２４に２層の材料を接合し、対面部材５０１が着用者の皮膚に接触するように弾性部材７６がトップシート２４に面するおしめを製造することによって形成することが好ましい。この実施例において、弾性部材７６は、前述したような熱収縮性の弾性材料であることが好ましい。対面部材５０１は、トップシート２４として有効な材料に関して前述した材料のような柔らかい刺激のない材料が好ましい。対面部材５０１は、トップシート２４として使用することが好ましい不織材料と同様の不織材料が好ましい。

第５Ａ図は、本発明の弾性ウェストバンドのさらに他の構造である。弾性ウェストバンド５３５は、好ましくは予備張力を受けたバックシート２６の一部と、対面部材５０１と、バックシート２６と対面部材５０１との間に配置された弾性部材７６と、バックシート２６と弾性部材７６との間に配置されたトップシート２４の一部と、トップシート２４と弾性部材７６との間に配置された弾性部材７７とから形成される。弾性ウェストバンド５３５は、３層の対面部材５０１と、弾性部材７６と、弾性部材７７とが形成され、トップシート２４に固定されることを除いて第５図に示す実施例に関して説明したと同様な方法で、前述したと同様の材料で形成されることが好ましい。

第６図は、本発明のおしめ及び弾性ウェスト部の他の実施例を示す。弾性ウェスト部は、収容組立体２２にたわむことかできるようにに接合された比較的大きい縁部圧縮剛性を有する相互接続パネル領域１３０と、相互接続パネル領域１３０にたわむことができるように接続された「伸長おなかパネル」弾性ウェストバンド６３５と、相互接続パネル領域１３０と収容組立体２２とをたわむことができるように第１の可撓性ヒンジ領域１３２と、弾性ウェストバンド６３５と相互接続パネル領域１３０とをたわむことができるように接続する第２の可撓性ヒツジ領域１３４とを有する。第６図に示すように、弾性ウェストバンド６３５は、「伸長おなかパネル」を形成するために「５角形」の形状を有する。弾性ウェストバンドは、腹の動きの領域の下に形成された第１の側方の閉鎖を行うように長い（長手方向の寸法）。（長手方向の内側の端部の縁部６４から測定して）弾性ウェストバンド６３５の最も長い寸法は、約３８ｍｍ　（１，５インチ）と約８８ｍｍ　（３，５インチ）との間が好ましいが、さらに好ましくは、中間の大きさのおしめにおいて、約５０ｍｍ　（１，５インチ）と約５７ｍｍ　（２，２５インチ）との間が好ましい。この形状は、着用者の腹とともに移動し、伸長するウェストバンドと、端部の縁部６４に隣接する弾性ウェストバンドの部分が端部の縁部６４から離れた隣接位置よりさらに伸長可能であるような異なる側方の延長性とを提供する。弾性ウエストバンドパネル領域１３８と、予備張力を与えられた弾性的なウェストバンドの可撓性ヒンジ領域１４０とからなる。吸収コア２８のウェスト縁部６４は、おしめの端部の縁部６４（直線）にほぼ平行であり、さらに深い「伸長おなかパネル」を提供するために縁部の端部６４がら長手方向にさらに離れるように移動する。（中間の大きさのおしめにおいて、吸収コア２８のウェストの縁部８３は、端部の縁部６４から長手方向に離れるように約５０ｍｍ（１，５インチ）と約５７ｍｍ　（２，２５インチ）との間に配置されることが好ましい。）第６図に示すおしめの実施例は、第１の固定装置の変形された形状のランディング部材６４４と、バックシート２６上に配置された長手方向に長い第１の取り付は部材６４６と、第１の取り付は部材６４６の各々に隣接して配置された側方に広い位置決めバッチ６５０とを有する。

弾性ウェストバンド６３５は、バックシート２６の一部と、トップシート２４の一部と、トップシート２４とバックシート２６との間に配置された弾性部材７６と、バックシート２６と弾性部材７６との間に配置された弾性部材７７とから構成されることが好ましい。弾性部材７６は、弾性発泡体からなり、弾性部材７７は、前述したような不織層からなることが好ましい。弾性部材７６と弾性部材７７の２層の弾性材料は、弾性ウェストバンド６３５の機械的に伸長された縁部を越えて延びており、相互接続パネル領域１３０の一部と収容組立体２２の一部を形成する。なぜならば、吸収コア２８のウェスト縁部８３を越えて長手方向内側に延びていることが好ましい。２層の薄層弾性材料と吸収コア２８との重複は、相互接続パネル領域１３０を堅くし、この実施例において弾性ウェストバンド６３５のロールオーバーが起こる可能性を減少させるために設計されている。（好ましい中間の大きさのおしめにおいて、弾性材料と吸収コアとの間の重複は、Ｏｍｍから６ｍｍ（１層４インチ）である。

）好ましくは、弾性ウェストバンド６３５は、弾性ウェストバンドは、おしめの元の平坦な状態から越えて拡張されることができるようにストレッチ薄層を有することが好ましい。弾性ウェストバンド６３５は、好ましくは（最も好ましくは引っ張られた状態で）トップシートとバックシートとの間に弾性材料を固定することによって、弾性ウェストバンドを形成するために望ましい形状に弾性ウェスト部の部分を（弾性側方パネルに関して前述したように）機械的に引っ張ることによって製造される。

（すなわち、波形ロールの溝及びランドは弾性ウェストバンドの所望な５角形の形状に対応する。）このストレッチ薄層（好ましくは、機械的に、引っ張られ、予備張力をかけられたストレッチ薄層）は、（おしめ自身の平坦な状態を越えて）端部の縁部６４の最初の寸法を越えて第１の閉鎖装置によって形成されたおしめの周囲の寸法を越えて弾性ウェストバンドの拡張が良好に行われることを可能にする。（すなわち、弾性ウェストバンドは、着用者の腹の運動に従うように（おしめを最初の形成する材料の寸法を越えても）側方の閉鎖部の固定された寸法の周縁の大きさを越えるように伸長することができる。

またこの伸長は、弾性ウェスト部に「窓を設ける」ことによって（ストレッチ薄層において）改良される。この実施例において、相互接続パネル領域１３０は、比較的剛性を有し、成形されたパネル領域１３６とウェストラインパネル領域１３８より大きな圧縮堅さを有する。

（従って、この弾性ウェスト部は、第４Ａ図乃至第４Ｄ図に示すものとは異なるように作用する。）さらに、相互接続のパネル領域１３０の相対的な堅さは、弾性ウェストバンド６３５の能力を向上させて、第１の側方閉鎖体の寸法を越えて膨張する。相互接続パネル領域１３０は、トップシート２４の一部と、バックシート２６の一部と、弾性部材７６及び弾性部材７７を有する弾性部材の一部と、ランディング部材６４４の一部とからなる。

なぜならば、ランディング部材６４４の形状は、弾性ウェストバンド６３５の形状に適合するように変形されるからである。またランディング部材は、吸収コア２８のウェスト縁部８３を越えて延びており、収容組立体２２の一部を形成している。好ましくは、ランディング部材６４４は、吸収コア２８のウェスト縁部８３を越えて延びており、腹が動く領域の下に（すなわち、弾性ウェストバンドの下に）第１の側方の閉鎖体（第１の張力ライン）を配置するように第１の閉鎖装置の下方の傾斜が可能になることを可能にする。テープタブの頂部の縁部（端部の縁部に最も近い縁部）は、この下方の傾斜を形成するために端部の縁部からさらに長手方向に離れるように配置されている。このテープタブは、好ましい中間の大きさのおしめの端部の縁部から長手方向に約３９ｍｍ（約１．５６インチ）のところに配置されることが好ましい。

弾性ウェストバンド６３５の成形パネル領域１３６は、バックシート２６の一部と、トップシート２４の一部と、弾性部材７６の一部と、弾性部材７７の一部とからなる。

ウェストラインパネル領域１３８は、トップシート２４の一部と弾性部材７６の一部と、弾性部材７７の一部とからなる。ウェストラインパネル領域１３８は、それがこの領域から除去されるからバックシート２６の一部は有しない。予備配置された弾性ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、ウェストラインパネル領域１３８のバックシートの除去によって構造的な不連続性によって形成される（ウィンドウ付き弾性ウェストバンド）。最も好ましくは、弾性ウェストバンド用の伸長力は、２５ｍｍ　（１インチ）から約７６ｍｍ　（３，０インチ）の延長部で約７５グラムｓｆと約２５０グラムｓｆとの間からあり、さらに好ましくは約２５ｍｍ　（１インチ）と約５０ｍｒｒｘ　（２インチ）との間が好ましい。弾性ウェスト部の好ましい実施例において、バックシートのセグメントは除去されてウェストラインパネル領域を形成するから、ウェストラインパネル領域の伸長力は、成形パネル領域の伸長力未満である。（また、縁部圧縮堅さは、このウィンドウの形成によって変化する。）ウェストラインパネル領域の伸長力は、弾性ウェストバンドのこれらの所望の使用伸長で約７５グラムｓｆと約１７５グラムｓｆとの間が好ましく、成形パネル領域の伸長力は、これらの所望の使用伸長で約１７５グラムｓｆと約２２５グラムｓｆとの間が好ましい。最も好ましいのは、ウェストラインパネル領域の弾性ウェストバンドの伸長力は、５０ｍｍ　（２インチ）の伸長で約１５０グラムｓｆであり、成形パネル領域において５０ｍｍ　（２インチ）の伸長で約２００グラムである。これは弾性側方パネルの伸長力に対するもので、弾性側方パネルが約６ｍｍ　（０゜２５インチ）から約７６ｍｍ　（３インチ）の間の伸長で約２５０グラムｓｆ、約６ｍｍ　（０，２５インチ）から約１９ｍｍ　（０，７５インチ）の間の伸長で約２５０ｇｆから約５００ｇｆの間が好ましい。

位置決めバッチ６５０は、弾性ウェストバンド６５３の弾性部材７６の側縁７５に当接しそれを越えて伸びている。位置決めバッチ６５０は、弾性部材７６に使用すると同じ弾性材料を有することが好ましい。事実位置決めパラ千６５０は、所望ならば弾性部材７６の一部を有する。位置決めバッチの配置は第１のサイドパネル７０にさらに剛性を加え、弾性部材７６と位置決めバッチ６５０との間のひだで第１のサイドパネル７０の折れ曲がりを減するさらに堅い剛性のパネルを提供する。中間の大きさのおしめの好ましい実施例において、位置決めバッチは、Ｏｍｍから約３．１ｍｍ　（１／８インチ）弾性部材に重複する。

第６図に示す実施例の第１の取り付は部材４６は、弾性ウェストバンドの所望の形状によって、深い弾性ウェストバンドの大きな領域に予備張力を与える必要性及び第１の固定領域の好ましい下方の固定部によって、長手方向に長いことが好ましい。中間の大きさのおしめの好ましい実施例において、第１の取り付は部材は、２５ｍｍ（約１インチ）の長さが好ましい。

第７図は、第６図に示す弾性ウェスト部の他の実施例を示す。第７図に示すように、吸収コア２８のウェスト縁部７８３の形状は弧状の形状である。弧状の形状の吸収コアは耳部７００を有し、この耳部７００は弾性ウェストバンド７３５を越えて延び、弾性ウェストバンドの一部の境界を形成し、弾性ウェストバンド７３５に隣接する領域を堅くし、さらに収容性を追加する。

さらに他の実施例において、弾性ウェストバンドは、不織材料からなる弾性部材が第２図に示すようなバックシートと弾性部材との間ではなくトップシートと弾性部材との間に間挿されていることを除いて第２図で示すものと同様なもので形成される。

弾性ウェスト部の他の実施例は、追加的にウェストカップ部からなる。このようなウェストカップ部は、１９８８年５月１０日にローソンに発行された米国特許第４．７３４，２４６号及び１９９０年８月２１日に出願されたロバートソンによる米国特許第０７１５７１゜０００号に開示されており、その各々は、ここに組み込まれている。ウェストキャップは、弾性ウェストバンドを形成する弾性材料または弾性薄層の延長部として形成される。弾性ウェスト部は、吸収コアのウェスト縁部から長手方向内側に延びているウェストカップ領域を有する。ウェストカップ領域は、近接縁部を有する障壁部材を有し、障壁部材は、体の排出液を収容するための溝を形成するために吸収コアから（Ｚ方向）から間隔をあけることができるウェスト縁部及び端末縁部に隣接して収容組立体（好ましくはトップシート）に接続されている。

可撓性曲げ試験可撓性曲げ試験は、マサチューセッツ州、カントンのインストロンから入手可能なＩ　Ｎ　Ｓ　Ｔ　ＲＯＮ　モテル５４０２、特別の移動「Ｔ−ロッド」及び５別のテストサンプルホルダとを有する。第１１図に示すように、ｒＴ−ロッドＪ　１１０１は、ともに直角に取り付けられた１／４インチ（６，３５ｍｍ）の直径の一対の金属ロッドを有する。好ましくは、駆動ロッド（ロッドの長いほうは約１２５ｍｍ（約５．２５インチ））は、ブツシュロッド１１０３（短い方のロッドは、約７５ｍｍ（約３インチ））の周縁に適合するために傾斜しており、これら２つは、互いにのりずけ、溶接及び／またはねじ込まれている。駆動ロッド１１０２の反対の端部は、テストサンプルホルダ１１０４は、サポートロッド１１０８を位置決めし及び支持するために固定ベース１１０５を有する。

固定ベース１１０５は、ベース１１０６とベース１１０６上に平行に取り付けられた２つの矩形のサポート１１０７とを有する。ベース１１０６とサポート１１０７は、各々約１／２インチ（１，２７センチメードル）から３／８インチ（０，９５２５センチメートル）の厚さのＬＥＸＡＮ　（プレキシグラス）から構成されることが好ましい。支持ロッド１１０８（ｒＴ−バー」及び約１５０ｍｍ（約６インチ）な長さの同じ材料）は、固定ベース１１０５の各サポート上に取り付けられている。サポートロッド１１０８は、中心から中心に１６ｍｍ離れるように取り付けられている。第１１図に示すように、「Ｔ−ロッドＪ　１１０１は、支持ロッド１１０８の間に中心がある。ｌＮ５ＴＲＯＮは、５００グラムＳｆのフルスケールで２０ｍｍ／分のクロスヘッド速度、４００ｍｍ／分のチャート速度に設定される。Ｉ　Ｎ５ＴＲＯＮはクロスヘッドユニットが、６　ｍ　ｍ下方及び後方に移動し、チャートは、クロスヘッドユニットが下方及び後方に移動するように設定される。

第１０図に示すように、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０は、サンプル１０００内に中心があることが好ましいが、いくつかのサンプルは、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域を有さないように、テストされるサンプル１０００は弾性ウェスト部３４からとられる。サンプル１０００は、最小１．６　ｍ　ｍの長さがであり、好ましくは２５ｍｍまたはいずれかの有効長及び５０ｍｍの幅（横断方向）である。第１１に示すように、サンプル１０００は、ウェストバンド可撓性ヒンジ領域１４０がＴ−ロッド１１０１の真下になるように支持ロッド１１０８上に中心が配置される。サンプル１０００の外面（典型的にはバックシートの側方）は、Ｔロッド１１０１に向かって配置される。

Ｔロッド１１０１は、数グラム（１から４グラムｓｆ）の軽い予備負荷でサンプル１０００の頂部で「ゼロ化」される。これは、サンプルの曲がりを取り出し、サンプルとＴロッドとの良好な接触を保証する。各サンプルは、６ｍｍの送行サイクルで２回移動し、そのサイクルの間で３０秒停止する。全体で１０のサンプルが走行する。

Ｔバーの偏向力（グラムｓｆ）対Ｔバーの偏向距離（ｍｍ）のグラフが描かれる。２つのサイクルを示すサンプルの代表的な走行が第１２図に示される。各サイクルの４ｍｍ及び５ｍｍの偏向力は、回復力曲線によって決定される。４ｍｍ及び５ｍｍの回復偏向力は、回復偏向力のサイクルを計算するために平均化される。回復偏向力のサイクルの双方の平均は、サンプル回復偏向力を決定する。構造用の曲げ可撓性回復力は、１０サンプルにおけるサンプル回復偏向力の値の平均である。

縁部圧縮堅さテスト縁部圧縮堅さテストは、マサチューセッツ州カントンのインストロン社から入手可能なインストロンモデルを使用する。第１３図に示すように、サンプル１００２は、１インチ（２５ｍｍ）ｘ　２インチ（５０ｍｍ）Ｘｉ／１６インチ（１，５６ｍｍ）のアルミニウムの平板に取り付けのりによって接着される。接着のり１３０２は、ベルビレのハートマン接着剤会社からレッド０４００１のダブルバブルバックとして入手可能な高速硬化エポキシである。

Ｉ　Ｎ５ＴＲＯＮは、圧縮ロードセルを備えている。

（ロードセル及びｌＮ５ＴＲＯＮジヨーフラツトプレートは、平坦性及びスクエアネスにおいてチェックしなければならない）ＩＮＳＴＲＯＮは、５ｍｍ／分のクロスヘッドの速度、２５０　ｍｍ／分のチャート速度、（必要ならば）１００または５００グラムの完全スケールに設定される。サイクルの長さは、クロスヘッドユニットの下降及びバックに従うチャートによって３．５ｍｍ下方及び後方に移動する。

第１０図に示すように、テストされるサンプルは、サンプル１００２は、ウェストラインパネル領域１３８または形成パネル領域１３６テストされる領域に依存して相互接続パネル領域１３０における弾性ウェスト部３４からとられる。

取り付は接着剤１３０２は、ドクタブレードを使用してプレー）１３００に固定され、約３／８インチ（８，５ｍｍ）の幅及び０．０２０インチから約０．０３０インチ（０，５から０．７５ｍｍ）の高さのフ・ソトブリントを形成する。サンプル１００２は、取り付は接着剤１３０２内に配置され、サンプルの片側のプロ・ツクにプレート１３００に直角に保持されている。これらのブロックは、それらが取り付けのりに入らないように基部で解放される。（約１分またはそれ以上）取り付けのりが因ます時間が経過した後に、取り付けのりが完全に固まることができるように約２４時間または１昼夜にわたって７３度Ｆ、５０％の比較的湿気の多い室内に配置される。

取り付けられたサンプルは、第１４図に示すようなｌＮ５ＴＲＯＮの下方にジョー１４００上に配置される。

このサンプルは、ｌＮ５ＴＲＯＮをゼロに設定するために１から４グラムｓｆで予備付加される。各サンプルは３．０ｍｍの偏向サイクルで２回走行し、そのサイクルの間に３０秒がかけられる。５つのサンプルがテストされる。圧縮力（グラムｓｆ）対圧縮距離（ｍｍ）のグラフが示される。２つのサイクルを示すサンプルの代表的な行程が第１５図に示される。行程ごとのピークの力は、２つのサイクルの間に発生される最も高い力として測定される。５つのサンプル毎のピークの圧縮力の平均は、領域の縁部の圧縮力の堅さである。

伸長力テスト弾性側方パネル３０及び弾性ウェストバンド３５の双方における伸長力のテストは、マサチューセッツ州のカントンのインストロン社から入手可能なｌＮ５ＴＲＯＮモデル４５０２を使用する。

Ａ１弾性側方パネルｌＮ５ＴＲＯＮは、１０００グラムｓｆの完全スケールで、１００ｍｍ／分のクロスヘッド速度、５００ｍｍ／分のチャート速度に設定される。ｌＮ５ＴＲＯＮは、側方パネルの完全な弾性伸長を行うことができる。（もし、側方パネルの伸長が上方の制限部より小さいならば、テストは、この伸長で停止される。なぜならば、非伸長領域での伸長力が計算に入れられるべきでない、すなわらである。

）テストされるサンプルは、実際のおしめ自身で決定される。標準の３インチ（７５ｍｍ）の固定が長手方向の中央ライン６７の側方に最も接近した側方の作動ストレッチ部分の縁部に隣接して弾性側方パネル３０に取り付けられる。最も多い状況において、この縁部は弾性側方パネル部材９０の側縁９１に対応している。

標準の１インチ（２５ｍ　ｍ　）のクランプが、弾性側方パネル３０の作動ストレッチ部分の対抗縁部に取り付けられている（典型的には、弾性側方パネル部材９０の側縁９１′）１インチのクランプは、３インチのクアンブの領域内にあるように配置され、弾性側方パネル３０に隣接して配置された第１の固定装置３８の部材の長手方向に整合される。従って、好ましい実施例において、１インチのクランプは、おしめをつけるときに、ｌＮ５ＴＲＯＮによって加えられる力がユーザーによって加えられる力と同様になるように固定部材４２．テープタブ９２と長手方向に整合する。

各サンプルは、弾性側方パネルの作動弾性部分の設計された完全な伸長部まで走行サイクルを介して走行される。（また、サンプルは、収縮力を測定するために収縮することが可能である。）伸長力（グラムｓｆ）対伸長が走行される。所定の伸長での伸長力は、１０のサンプルにおける平均値である。

Ｂ８弾弾性ウェストバンドＮ５ＴＲＯＮは、５００グラムｓｆの完全スケールで、５００ｍｍ／分のクロスヘッド速度、５００ｍｍ／分のチャート速度に設定される。ｌＮ５ＴＲＯＮＩ！、’７エストバンドの完全な弾性伸長を行うことができる。

（もし、ウェストバンドの伸長が上方の制限部より小さいならば、テストは、この伸長で停止される。なぜならば、非伸長領域での伸長力が計算に入れられるべきでない、すなわち設計された非使用の伸長の制限に達するべきでないからである。）テストされるサンプルは、弾性ウェストバンド３５、好ましくは（特定のパネル領域がテストされる場合を除いて）弾性ウェストバンドの上方の縁部に隣接したウェストバンド３５からとられる。このサンプルは、１００ｍｍ（約４インチ）のサンプル幅をテストするように約２５ｍｍ　（１インチ）の長さく長手方向）及び約１２５ｍｍから約１５０ｍｍの幅（側方の方向）が好ましい。

テストされる弾性ウェストバンド３５またはパネル領域が２５ｍｍ　（１インチ）のサンプルが得ることができないように、２５ｍｍ　（１インチ）の長さく長手方向）未満ならば、テストはこの変形された大きさのサンプルを使用して実行されるが、これは好ましい状況ではない。

サンプルの両端を標準の１インチ（２５ｍ　ｍ　）のクランプを使用して固定し、クランプの間は４インチ（１００ｍｍ）である。（サンプルの領域は、接合場所を除いて非伸長可能であってはならない）。

各サンプルは、弾性ウェストバンドサンプルの所望の完全な伸長まで走行サイクルを通って走行する。（このサンプルは、収縮力を測定するために収縮することが可能である。）伸長力（グラムｓｆ）対伸長（ｍｍ）のグラフが形成される。

全部で１０のサンプルが走行される。

所定の伸長での伸長力は、１０のサンプルにおける平均値である。

本発明の特に好ましい実施例を開示して説明したが、本発明の精神及び観点から離れずに変形及び変更が行われることは当業者にとって明らかである。従って、クレムによってこの発明の観点内の変形及び変形をカバーすることが意図されている。

Ｆｉｇ、　１３６．４０．４６特表十〇−５０８２８０（８７）Ｆｉｇ、　８ＡＦｉｇ、　８ＢＴ−バーそらし距離（ｍｍ）ム圧縮変位（ｍｍ）、、−Ａ、、、、、、、、ＰＣＴ／ＵＳ　９２１０４７６８フロントページの続き（８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＳＥ）、０Ａ（ＢＦ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、ＣＩ、ＣＭ、ＧＡ、ＧＮ、ＭＬ、　ＭＲ，ＳＮ、ＴＤ、ＴＧ）、ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＣＡ、　Ｃ３，ＦＩ、　ＨＵ、ＪＰ。

ＫＰ、ＫＲ，ＬＫ、ＭＧ、ＭＮ、ＭＷ、ＮＯ，ＰＬ、　ＲＯ，ＲＵ、５Ｄ（７２）発明者　ビュニアル、ケネス　パークレイアメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、ブロックドーフ、ドライブ、２１８

Claims

【特許請求の範囲】

１．第１のウエスト領域及び第２のウエスト領域を有する使い捨て可能な吸収材料、好ましくは、単一の使い捨て可能な吸収材であって、液体浸透性トップシートと、前記トップシートと接合された液体不浸透性ッバクシートと前記トップシートと前記バックシートとの間に配置されかつ側線及びウエスト縁部を有する吸収コアとを有する収容組立体と、前記吸収コアの前記ウエスト縁部の１方から長手方向外側に少なくとも伸びており、弾性ウエストバンドを有する弾性ウエスト部とを有する使い捨て吸収材において、前記弾性ウエストバンドの伸長力は、２５ｍｍと５０ｍｍの間の伸長、好ましくは２５ｍｍと７６ｍｍとの間の伸長で、４００グラムｓｆ以下、好ましくは３５０グラムｓｆ、さらに好ましくは３００グラムｓｆ、最も好ましくは７５グラムｓｆと２５０グラムｓｆとの間にあり、少なくとも前記弾性ウエストバンドの少なくとも一部を通って側方の張力をつくり、それを維持するための吸収材上に配置された閉鎖装置を有することを特徴とする使い捨て可能な吸収材。
２．前記弾性ウエスト部は、弾性ウエストバンドを有し、前記弾性ウエストバンドは、（ｉ）少なくとも側方の方向に弾性的に伸長可能な成形パネル領域と、（ｉｉ）前記成形パネル領域に弾性的にたわむことができるように、少なくとも側方に弾性的に伸長可能なウエストラインパネル領域と、（ｉｉｉ）力が加えられた時に前記成形パネル領域と前記ウエストライン領域との間で相対的にたわむことができるようにし、また力が除去されたとき、前の使用中の形状に前記成形パネル領域と前記ウエストラインパネル領域とを弾性的に戻す回復力及び動きを提供し、２０グラムｓｆ、好ましくは２５グラムｓｆ、さらに好ましくは３０グラムｓｆ以上の曲げ弾性回復力を有する、前記成形パネルと前記ウエストラインパネル領域とを接合する予備配置された弾性ウエストバンド可撓性ヒンジ領域とを有する請求項１に記載の吸収材。
３．前記弾性ウエスト部は、前記収容組立体に可撓性を有するように接合された相互接続パネル領域と、前記相互接続パネル領域を前記収容組立体に接合する可撓性を有する第１のヒンジ領域と、前記成形パネル領域と前記相互接続パネル領域とを接合する可撓性を有する第２のヒンジ領域とからなる請求項２に記載の吸収材。
４．前記相互パネル領域の縁部圧縮竪さは、前記成形パネル領域の縁部圧縮竪さより大きく、好ましくは、前記相互パネル領域の縁部圧縮堅さは、ウエストラインパネル領域の縁部圧縮堅さより大きく、さらに好ましくは前記成形パネル領域の伸長力は、前記ウエストラインパネル領域の伸長力より大きい請求項３に記載の吸収材。
５．前記成形パネル領域の伸長力は、２５ｍｍと５０ｍｍとの間の伸長で、好ましくは２５ｍｍと７６ｍｍとの間の伸長で１７５グラムｓｆと２２５グラムｓｆとの間にあり、前記ウエストラインパネル領域の伸長力は、２５ｍｍと５０ｍｍとの間の伸長で、好ましくは２５ｍｍと７５ｍｍとの間の伸長で７５グラムｓｆと１７５グラムｓｆとの間にある請求項２，３または４に記載の吸収材。
６．前記弾性ウエストバンドは、吸収材の元の平坦な状態を越えて伸びることができるようにストレッチ薄層、好ましくは、ゼロストレインストレッチ薄層または機械的に伸長される予備張力を受けたストレッチ薄層である請求項１から５のいずれか１項に記載の吸収材。
７．前記弾性ウエストバンドは、（ａ）前記バックシートの一部と、前記トップシートの一部と、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された弾性部材とを有し、好ましくは、窓付き弾性ウエストバックシートを形成するために前記バックシートの一部が前記弾性ウエストバンド内で除去されているか、または（ｂ）前記バックシートの一部と、前記トップシートの一部と、前記トップシートと前記バックシートとの間に配置された弾性部材と、前記トップシートと前記弾性部材との間に配置された弾性部材とを有する請求項１から６のいずれか１項に記載の吸収材。
８．前記吸収コアの前記側縁の一部に沿ってそこから側方の外側の前記第２のウエスト領域内に配置された弾性側方パネルを有し、弾性側方パネルの各々は、少なくとも側方に弾性的に伸長可能である請求項１から７に記載の吸収材。
９．前記弾性側方パネルの各々の伸長力は、６ｍｍと７６ｍｍとの間の伸長で、２５０グラムｓｆ以上であり、好ましくは１６ｍｍと１９ｍｍとの間の伸長で２５０グラムｓｆと５００グラムｓｆとの間にあり、前記弾性ウエストバンドの伸長力は、２５ｍｍと５０ｍｍとの間の伸長で、好ましくは２５ｍｍと７５ｍｍとの間の伸長で７５グラムｓｆと２５０グラムｓｆとの間にある請求項８に記載の吸収材。
１０．前記閉鎖装置は、（ａ）着用者の上に吸収材を維持するために吸収材の周縁部のまわりに側方の張力が維持されるように前記第１のウエスト領域と前記第２のウエスト領域を重複する形状に維持することによって吸収材用の側方の閉鎖体を形成する第１の固定装置であって、（ｉ）前記第２のウエスト領域内に前記長手方向の縁部の各々に隣接して配置された固定部材と、（ｉｉ）前記固定部材に係合可能であり、前記第１のウエスト領域に配置された少なくとも１つのランディング部材とを有する第１の固定装置と、（ｂ）前記弾性ウエストバンドの少なくとも一部を通る側方の張力を動的につくって維持する吸収材用を変化可能に位置決めし、受動的に作動するウエスト閉鎖体を提供するためのウエスト閉鎖装置であって、（ｉ）第１のウエスト領域内に配置され、前記弾性ウエストバンドに長手方向に整合するように配置され、各々が材料を固定するフックを有する少なくとも１つの一対の第１の固定装置と、（ｉｉ）第１の閉鎖体が形成されたときに、少なくとも一部の前記弾性ウエストを通って側方の張力を動的につくって維持するために前記第１の固定装置に係合した前記第２の固定装置が前記弾性ウエストバンドに長手方向に係合した少なくとも２つの固定領域を付加するように前記第２のウエスト領域に配置されかつ前記第１の取り付け部材と係合するループ固定材料を有する少なくとも１つの第２の取り付け部材とを有するウエスト閉鎖装置とを有する２つの張力固定装置を有する請求項１から９項のいずれか１項に記載の吸収部材。
１１．前記弾性部材は、前記吸収コアの前記ウエスト縁部の一部に当接してそれに重複し、さらに前記第１の取り付け部材に隣接して配置された位置決めパッチを有し、前記位置決めパッチは、前記弾性部材に長手方向に整合され、前記弾性部材に長手方向に重複している請求項１０に記載の吸収材。
１２．前記吸収コアのウエスト縁部は、前記弾性ウエストバンドの一部と境界をつける弧形状を有する請求項１から１１のいずれか１項に記載の吸収材。
１３．前記弾性ウエストバンドは、側方に伸長されるときにその長手方向に沿って異なる伸長性を有する請求項１から１２のいずれか１項に記載の吸収材。