JPH0648584A - ペーパーフィーダーの挿入トレイ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】異なるサイズまたはタイプのコピーシートの送
給を必要とするとき大形コピーシートの処理を最小限に
抑えるために、挿入可能なコピーシートトレイ。 【構成】このコピーシートトレイ８は、送給目的で既に
コピーシートトレイにあるコピーシートの上部に挿入さ
れ、一旦異なるサイズまたはタイプのコピーシートの必
要枚数を送給されると除去される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は印刷機に関し、より詳細にはかか
る機械と共に使用される挿入トレイに関する。

【０００２】ゼログラフィーまたはその他同様の像複写
技術では、静電潜像はかかる光伝導体のような電荷保持
面上に形成される。前記光伝導体は、一般的に導電性バ
ッキングに接着された光導電性絶縁材料から成る。この
光伝導体は先ず均一の電荷を付与され、その後光伝導体
は複写されるべき原稿文書の光像に露光される。こうし
て形成された静電潜像は、この目的のために特に設計さ
れた多数の着色樹脂のいずれか１つを適用することによ
り可視となる。再使用可能な光導電性表面の場合、より
一般的には可視像を形成するトナーと呼ばれる着色樹脂
は、平坦な紙に転写される。

【０００３】理解されるべきことは、本発明の目的とし
て、静電潜像は電子的に格納または発生された情報から
発生させることができること、およびデジタル情報は像
発生電子装置および光学装置により英数字像に変換でき
ることである。しかしながら、そのような像発生電子お
よび光学装置は本発明の部分を何ら形成しない。

【０００４】ペーパーフィーダーは、コピーシートを高
速度で送給しそれにより機械の生産量を高めるために、
先に述べたタイプのプリンタまたはコピー機と共に自動
駆動ロールで使用される。これらのフィーダーは、大形
シートを低コストの低速機械で送給することに使用する
点で評価するとき、高価で扱い難く労力が厳しい。例え
ば、米国特許第４，５３８，７９９号は、トレイキャリ
ッジにより一方のトレイを他方のトレイの上に支持され
トレイキャリッジから個別に摺動して引き出すように配
置された２個のトレイを具備するコピー機械のシート送
給装置を開示している。送給装置は、いずれかのトレイ
を送給手段と係合させることができるようにしてある。
さらに、これらの低速機械のいくつかにおいて大形のコ
ピーシート（例えば、１１×１７″（２７．９×４３．
２ｃｍ）、１２×１８″（３０．５×４５．７ｃｍ）、
１８×２４″（４５．７×６１ｃｍ）、２４×３６″
（６１×９１．４ｃｍ）、３６×４８″（９１．４×１
２２ｃｍ）等）を送給することが益々一般的となってき
た。しかしながら、この適用に対し先行技術のシートフ
ィーダーを使用することはよくみても困難であった。
“Ｃ”、“Ｄ”、“Ｅ”サイズコピーシートを送給する
場合の問題の１つは、例えばコピーシートの“Ｄ”サイ
ズスタックをコピーシートのＢサイズスタックと交換す
るためには、媒体トレイからの“Ｄ”サイズ媒体を処理
し新しいＢサイズ媒体をその中に入れるという大きな労
苦を取り除かねばならない。この労力的に厳しく扱い難
いプロセスを所望の媒体サイズの各交換ごとに繰り返さ
ねばならない。従って、大形文書コピー機においてコピ
ー媒体を交換する上で一層容易且つ扱い難さの小さいプ
ロセスを必要とする。

【０００５】従って、この要求に答えるために本発明に
従い、コピー媒体保持部分と、すべて該媒体保持部分に
関連した直立側部と端部分と下向き前端部とから成るペ
ーパーフィーダーの挿入トレイを開示する。使用に際
し、ペーパーフィーダーの挿入トレイに所望のサイズの
コピー媒体を充填し、機械の媒体トレイにおいて現存の
コピー媒体の上部に挿入する。挿入トレイの下向き端部
は、機械の送給ロールに関してコピー媒体を配置する。

【０００６】この明細書に組込みこれの一部を構成する
添付図面は本発明の好適実施例を例示し、明細書と共に
本発明の原理を説明する役目を果たす。

【０００７】図１は、本発明に従って製造された装置の
一実施例の斜視図であり、大形コピーシート媒体を小さ
なマシンフットプリントを維持しつつ複写機の中に送給
する実施例である。

【０００８】図２は、図１の機械の部分概略側面図であ
り、現存のコピー媒体の上部に取付けられた本発明のコ
ピー媒体挿入トレイを示す。

【０００９】図３および４は、図１および２のプリンタ
に使用した可撓コピーペーパートレイの拡大概略側面図
で、図３には「使用中」の状態を、また図４にはコピー
シート装填状態を示す。

【００１０】図５は、「使用中」状態における本発明の
コピー媒体挿入トレイの拡大概略斜視図を示す。

【００１１】次に添付図面に例示した本発明の好適実施
例について詳細に説明する。

【００１２】図面の図１および２を参照すれば、一例と
して自動ゼログラフィック複写または印刷機械が示され
ており、この機械は全体を符号８で示され、本発明の媒
体挿入トレイ構造物を組込んでいる。

【００１３】機械８は適当なフレームまたはハウジング
１０を有し、該ハウジング内には機械のゼログラフィッ
クセクション１３が作動可能に支持されている。ゼログ
ラフィックセクション１３はスタンド１１に支持されて
いる。要約すれば、当業者に周知の通り、機械のゼログ
ラフィックセクション１３は、ここでは回転可能な感光
体１４の態様で示した記録部材を具備する。図示した一
例の装置では、感光体１４は光導電性表面１６を有する
ドラムを包含する。ベルト、ウェブ等のようなその他の
感光体タイプのものも、代わりとすることが考えられ
る。感光体１４の周縁付近に作動可能に配置してあるの
は、均一の電荷を感光体１４の光導電性表面１６上に付
着させるための帯電コロトロン１９を具備する帯電部１
８と、先に帯電した光導電性表面１６を被コピー即ち複
写文書の像射線に露光させる露光部２２と、光導電性表
面１６上に生成された静電潜像をトナーにより現像する
現像部２４と、光導電性表面１８上の現像像と同期関係
で前方にもたらされるコピーシート１７のような適当な
コピー基板材料に現像像を転写するための転写コロトロ
ン２９、３０を具備した転写部２８と、光導電性表面１
６から余剰現像剤を除去し該光導電性表面上の残留電荷
を中性化するためのクリーニングブレードおよび放電コ
ロトロン３６を具備することができる清掃部３４であ
る。

【００１４】コピーシート１７は、アイドラ１５０と、
慣用のコントローラ（図示せず）により制御される位置
決め／駆動ロール１６０とによって転写部２８に前進さ
れ、シートガイド４２、４３は転写部２８に至る前にシ
ートを約１８０°転回させるように案内する役目を果た
す。転写に続き、シート１７は定着部４８に向け前方に
運ばれ、該定着部においてトナー像が定着ロール４９に
よって定着される。定着ロール４９は、ロール４９の内
部に配設したランプ４７のような適当なヒーターによっ
て加熱される。定着後、コピーシート１７はキャッチト
レイ９０内に排出される。

【００１５】透明プラテン５０は、文書が定速タイプの
移送装置５４によって走査地点５２を越えて移動される
際に文書を支持する。理解される通り、走査地点５２は
実際には、プラテン５０に沿った所望地点においてプラ
テン５０の幅を横切って延びる走査ラインであり、前記
所望地点では文書は移送装置５４によりプラテン５０に
沿って移動される際にラインごとに走査される。移送装
置５４は、それぞれ走査地点５２の両側に入口および出
口文書送給ロール対５５、５６を有し、文書を所定速度
でプラテン５０を横切って移動させる。露光ランプ５８
は、走査地点５２でプラテン５０の裸状領域を照明する
ために設けられている。走査された文書ラインからの像
射線は、勾配指標（gradient index) ファイバーレンズ
アレイ６０により露光部２２に伝達され、移動する感光
体１４の光導電性表面を露光する。

【００１６】現像部２４は現像剤ハウジング６５を具備
し、該ハウジングの下部は多量の現像剤をキャニスター
６７内に保有するためのサンプ６６を形成する。当業者
であれば理解される通り、現像剤は、大きなキャリア粒
子と小さいトナー即ちインク粒子の混合物から成る。回
転可能な磁気ブラシ現像ロール６８は、現像剤ハウジン
グ６５において光導電性表面１６に対し所定の作動関係
に配設され、該ロール６８はサンプ６６からの現像剤を
感光体１４に対し現像する関係にもたらし光導電性表面
１６に形成されている静電潜像を現像する役割を果た
す。機械の機能のすべては慣用のコントローラまたはマ
イクロプロセッサによって制御される。

【００１７】図１〜４に示す通り、自動シートフィーダ
ー８０は、ゼログラフィックプロセッサハウジング１０
と支持スタンド１１との間に配置され、コピーシートを
スタック状に支持するための慣用的に加熱される二部分
の後退可能なトレイ８１を具備する。二部分トレイ８１
の第１の部分８２は非可撓であって、コピーシートを実
質上水平面に支持するのに使用され、一方、二部分トレ
イ８１の第２の部分８３は適当な慣用手段によりピボッ
ト８４で第１の部分８２に枢着され、該第２の部分に取
付けられたカムフォロアー部材８５がフレーム部材８７
に支持されたカム部材８６と接触するようになるとき弧
８９に沿って撓むようになっており、それによりトレイ
が図３に示すようにハウジング１０の下方の作動位置に
あるとき、トレイ８１に挿入されたコピーシートの後端
部分を屈曲あるいは湾曲状態に支持する。可撓トレイ８
１は、全体としてユニットの後部を延長することなく機
械ベース１１に文書帰還機能を具備することが可能であ
り、それによりユニットのフットプリントを増加しそれ
の撓む特徴がコピーシートを吹き分け、それにより分け
られたコピーシートがもつエッジの接着を解き、その結
果、多重シート送給を最小限に抑えることによりコピー
シートの送給を強化するという点で従来のコピーシート
トレイに勝る利点を有する。さらに、トレイは、コピー
シートの装填を必要とするときにアクセスが容易なよう
にスタンド即ちテーブル１１により支持されるとともに
該テーブル上に位置決めされている。

【００１８】コピーシートトレイ８１は、コピーシート
が排出されたときフィーダーフレーム１１から引き出さ
れ、該コピーシートトレイの可撓部分８３は水平位置に
対し角度をもった位置からピボット地点８４のまわりに
枢動する。同じ動作は、異なるサイズのコピーシートを
トレイ内に入れようとするときに行う。

【００１９】図３および４に説明すれば、コピーシート
トレイ８１は、図１のレール１７０上を矢印Ｃおよび
Ｃ’の方向に滑動するようになっている。コピーシート
の挿入目的で、トレイ８１は図４に矢印Ｃ’で示した左
方の開位置に引張られ、ハウジング８８は矢印Ｅの方向
に想像で示した位置に回転し、該位置はフィーダー７５
を膜体７０上のコピーシートの交換に支障のないように
移動させる位置である。膜体７０はトレイ部分８２の底
部に接着し該底部に沿って延び、さらにトレイの回転可
能部分８３の中に延びているもののこれには接着してい
ない。膜体はポリウレタンのような可撓材料でできてお
り、トレイが図３に示した使用位置にあるとき、周囲の
外側トレイ８１からコピーシート１７を封止する役割を
果たす。コピーシートをトレイ内に入れた後、該トレイ
をレール１７０に沿って機械８の後部に向かって図３の
位置に押す。この動作によりフィーダー７５を矢印Ｆの
方向に回転してコピーシート１７の上部に配置させ、コ
ピーシートをバッフル７７に沿って矢印Ｇの方向にアイ
ドラローラ１５０と位置決めロール１６０との間に形成
された間隙に送給する。

【００２０】機械に既にあるトレイから異なるサイズの
コピー媒体を送給する必要があるとき要求されたコピー
媒体の取扱いの時間および煩雑さを少なくするために、
オペレータがフィーダー８０にある現存の媒体上に挿入
する一層小さい媒体２００のための低価格のトレイを開
示する。この媒体挿入トレイはペーパーフィーダートレ
イに既存するコピー媒体の上部に直接合わせるため、媒
体インサート２００を小さい媒体用に使用するとき大形
で媒体の取扱いが難しいトレイを移動させる必要があ
る。挿入トレイ２００は、ペーパーフィーダートレイ内
のコピーシートの上方空間が許容し得る多数のコピーシ
ートを保持できる。トレイ２００は個別に調整可能なサ
イドガイドをもち媒体のサイズのグルーピング内でサイ
ズの変化を許容することができる。上部シートを送給す
る際媒体を保持する目的で所望とあれば、トレイ２００
の直立サイド２０３、２０５の内面に減速パッドを使用
できる。

【００２１】図５に示す通り、コピー媒体挿入トレイ２
００は、サイド２０３、２０５を接続した媒体支持表面
２０１並びに後端部材２０７を具備する。下向きリップ
部材２０２は支持表面２０１の前部に接続され、挿入ト
レイ内のコピー媒体を機械８の送給ロールに関して正し
く配置するために機械に現存するコピー媒体スタックの
前部に接して配設されている。

【００２２】この装置を使用するのにオペレータが必要
とするのは、装填した挿入トレイ２００を乾燥した貯蔵
場所に置くだけである。次いで、特定サイズのコピー媒
体を必要とするとき、オペレータはフィーダードロワー
８０を開け、単に必要とするコピー媒体サイズを内部に
入れたトレイ２００を、リップ２０２を媒体１７の前部
に接した状態でフィーダーの現像媒体１７の上部上に置
く、フィーダードロワーを閉じる。こうして新しいコピ
ー媒体は使用準備が整う。前述ステップを逆にすれば、
フィーダーを戻して通常の媒体を送給する。コピー媒体
挿入トレイ２００はより小さいコピー媒体に対し安全な
保管および取扱いの特徴を提供する。小さいコピー媒体
は、しばしば損傷することとなり、顧客がそれを使用と
してそれが詰まったりあるいはそれ以外に受入れ不能な
コピーであるとき、顧客を失望させその後出費させる。
端的に言えば、挿入トレイ２００はフィーダートレイで
あるとともに保管トレイである。便宜上、種々のサイズ
の挿入トレイをトレイ１４２上に重ねて示してある。

【００２３】作用について説明すれば、文書は機械８の
中に矢印Ａの方向に挿入される。文書は、所定地点に進
み、コピーシートの送給を停止する。送給ロールの自動
的な作動は、コピーシートを、矢印Ｂで示したようにト
レイ８０または２００のいずれかの外側に約４〜６″
（１０．２〜１５．２ｃｍ）、機械の位置決めロール内
に進める。マイクロプロセッサは文書とコピーシートを
互いに同期して始動させ、図１に示すように、文書は矢
印Ａの方向に走行しコピーシートはフィーダートレイ８
０または挿入トレイ２００から矢印Ｂの方向に走行す
る。このプロセスは、必要に応じて、要求されたコピー
の数反復される。

【００２４】以上の通り、機械が、約２４×３６″（６
０．１×９１．４ｃｍ）の大形“Ｄ”サイズコピー媒体
をフィーダーから除去する必要なく、約１８×２４″
（４５．７×６０．１ｃｍ）の大形コピーシート例えば
“Ｃ”サイズに印刷できる低価格且つ効率的なコピー媒
体挿入トレイを開示した。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明に従って製造された装置の一実施例の
斜視図であり、大形コピーシート媒体を小さなマシンフ
ットプリントを維持しつつ複写機の中に送給する実施例
である。

【図２】 図１の機械の部分概略側面図であり、現存の
コピー媒体の上部に取付けられた本発明のコピー媒体挿
入トレイを示す。

【図３】 図１および２のプリンタに使用した可撓コピ
ーペーパートレイの拡大概略側面図で、「使用中」の状
態を示す。

【図４】 図１および２のプリンタに使用した可撓コピ
ーペーパートレイの拡大概略側面図で、コピーシート装
填状態を示す。

【図５】 「使用中」状態における本発明のコピー媒体
挿入トレイの拡大概略斜視図を示す。

【符号の説明】

８ 印刷機械、１０ ハウジング、１１ スタンド、１
３ ゼログラフィックセクション、１４ 感光体、１
６，１８ 光導電性表面、１７ コピーシート、１９
帯電コロトロン、２２ 露光部、２４ 現像部、２８
転写部、２９，３０転写コロトロン、３６ 放電コロト
ロン、４２，４３ シートガイド、４７ランプ、４９
定着ロール、５０ 透明プラテン、５２ 走査地点、５
４ 移送装置、５５，５６ ロール対、５８ 露光ラン
プ、６０ レンズアレイ、６６サンプ、６７ キャニス
ター、６８ 磁気ブラシ現像ロール、７０ 膜体、７５
フィーダー、７７ バッフル、８０ 自動シートフィー
ダー、８１ トレイ、８２ 第１の部分、８３ 第２の
部分、８４ ピボット、８５ カムフォロアー部材、８
７ フレーム部材、１５０ アイドラ、１６０ 位置決
め／駆動ロール、１７０ レール、２００ トレイ、２
０１ 媒体支持表面、２０２ 下向きリップ部材、２０
３，２０５ サイド

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 次のものを含む、コピー媒体挿入トレ
   イ：コピー媒体のスタックを水平面に支持する第１の部
   分；及び前記第１の部分に接続され、前記第１の部分か
   ら送給するためのコピー媒体のスタックを位置決めする
   ために前記第１の部分に関して直角に形成された第２の
   部分。