JPH0648579A - 全天候型港湾荷役設備 - Google Patents
全天候型港湾荷役設備Info
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- JPH0648579A JPH0648579A JP21967792A JP21967792A JPH0648579A JP H0648579 A JPH0648579 A JP H0648579A JP 21967792 A JP21967792 A JP 21967792A JP 21967792 A JP21967792 A JP 21967792A JP H0648579 A JPH0648579 A JP H0648579A
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- coil
- cargo handling
- weather
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 船積み、陸揚げの荷役に際して、浜出し装置
と天井クレーンとの間にバッファ機能部分を設け、天井
クレーンに対するコイルの受渡しを常に一定した条件で
達成し、浜出し装置および天井クレーンが待機状態とな
るのを極力少なくすることにある。 【構成】 天井クレーン4を有する全天候バース1の岸
壁2に、上をコイルKを搭載する浜出し台車7が走行す
る浜出し路8を直角に敷設し、浜出し路8の浜出し位置
に近接して、船倉を覗く位置を含めた船28の側近に位
置し、船28との間で天井クレーン4によりコイルKの
受渡しを行う受け部16と、浜出し台車7との間で、コ
イルKの移載を行う中継荷役装置10を設けて構成し、
受け部16を中間バッファとして機能させることによ
り、天井クレーン4の単位積み込み作業時間の短縮と、
荷役機能部分が待機状態になるのを少なくする。
と天井クレーンとの間にバッファ機能部分を設け、天井
クレーンに対するコイルの受渡しを常に一定した条件で
達成し、浜出し装置および天井クレーンが待機状態とな
るのを極力少なくすることにある。 【構成】 天井クレーン4を有する全天候バース1の岸
壁2に、上をコイルKを搭載する浜出し台車7が走行す
る浜出し路8を直角に敷設し、浜出し路8の浜出し位置
に近接して、船倉を覗く位置を含めた船28の側近に位
置し、船28との間で天井クレーン4によりコイルKの
受渡しを行う受け部16と、浜出し台車7との間で、コ
イルKの移載を行う中継荷役装置10を設けて構成し、
受け部16を中間バッファとして機能させることによ
り、天井クレーン4の単位積み込み作業時間の短縮と、
荷役機能部分が待機状態になるのを少なくする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱延または冷延された
薄板製品であるコイルを、船積み、陸揚げする全天候型
港湾荷役設備に関するものである。
薄板製品であるコイルを、船積み、陸揚げする全天候型
港湾荷役設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コイルを船積み、陸揚げする港湾荷役設
備の従来技術としては、特開昭63−63838号公
報、特開平3−138223号公報、特開平3−227
829号公報、さらには特開平3−227830号公報
等に示された技術がある。
備の従来技術としては、特開昭63−63838号公
報、特開平3−138223号公報、特開平3−227
829号公報、さらには特開平3−227830号公報
等に示された技術がある。
【0003】特開昭63−63838号公報に示された
従来技術は、船に対するコイルの船積み、陸揚げを自走
移動可能である門型クレーンで達成し、この門型クレー
ンに対する岸壁でのコイルの受渡しは、倉庫と岸壁との
間を、コイルを搭載して走行移動する台車を介して達成
するものとなっている。
従来技術は、船に対するコイルの船積み、陸揚げを自走
移動可能である門型クレーンで達成し、この門型クレー
ンに対する岸壁でのコイルの受渡しは、倉庫と岸壁との
間を、コイルを搭載して走行移動する台車を介して達成
するものとなっている。
【0004】特開平3−138223号公報に示された
従来技術は、岸壁の浜出し位置に停止している台車との
間でのコイルの受渡しを、船の上方に架設状に設けられ
た取込み、取出し設備で行い、この取込み、取出し設備
のシフターと、取込み、取出し設備の両側に自走移動可
能に設けられ、船に対するコイルの積込み、積出しを行
う積込み、積出し設備との間でコイルの受渡しを行うこ
とにより、コイルの船積み、陸揚げを達成するものとな
っている。
従来技術は、岸壁の浜出し位置に停止している台車との
間でのコイルの受渡しを、船の上方に架設状に設けられ
た取込み、取出し設備で行い、この取込み、取出し設備
のシフターと、取込み、取出し設備の両側に自走移動可
能に設けられ、船に対するコイルの積込み、積出しを行
う積込み、積出し設備との間でコイルの受渡しを行うこ
とにより、コイルの船積み、陸揚げを達成するものとな
っている。
【0005】特開平3−227829号公報に示された
従来技術は、コイル受け台等の浜出し装置を、待機位置
から浜出し位置である荷役位置に移送し、天井クレーン
である取込み、取出し設備と積込み、積出し設備によ
り、荷役位置に位置している浜出し装置との間で船積
み、陸揚げを達成するものとなっている。
従来技術は、コイル受け台等の浜出し装置を、待機位置
から浜出し位置である荷役位置に移送し、天井クレーン
である取込み、取出し設備と積込み、積出し設備によ
り、荷役位置に位置している浜出し装置との間で船積
み、陸揚げを達成するものとなっている。
【0006】そして、特開平3−227830号公報に
示された従来技術は、船の上方を、船の幅方向に伸び、
かつ船の長さ方向に移動可能な天井クレーンである第1
ビームと第2ビームとを設け、第1ビームの岸壁側に、
岸壁の浜出し位置に移動させられたコイル受け台である
浜出し装置との間でコイルの受渡しを行うと共に、第1
ビームの非岸壁側に設けられた待機装置のコイル受台と
の間でコイルの移載をする取込み、取出し装置を設けて
取込み、取出し設備を構成し、また第2ビームに、待機
装置のコイル受台と船倉との間で、コイルの積込み、積
出しを行う積込み、積出し装置を設けて積込み、積出し
設備を構成したものとなっている。
示された従来技術は、船の上方を、船の幅方向に伸び、
かつ船の長さ方向に移動可能な天井クレーンである第1
ビームと第2ビームとを設け、第1ビームの岸壁側に、
岸壁の浜出し位置に移動させられたコイル受け台である
浜出し装置との間でコイルの受渡しを行うと共に、第1
ビームの非岸壁側に設けられた待機装置のコイル受台と
の間でコイルの移載をする取込み、取出し装置を設けて
取込み、取出し設備を構成し、また第2ビームに、待機
装置のコイル受台と船倉との間で、コイルの積込み、積
出しを行う積込み、積出し装置を設けて積込み、積出し
設備を構成したものとなっている。
【0007】上記した従来の全天候型港湾荷役設備は、
基本的には、移動して浜出し位置に位置した浜出し装置
と船との間での船積み、陸揚げを、天井クレーンで直接
達成するものとなっている。
基本的には、移動して浜出し位置に位置した浜出し装置
と船との間での船積み、陸揚げを、天井クレーンで直接
達成するものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来技術は、コイルの船積み、陸揚げ等の荷役を、コ
イルを搬送する台車とかコイル受け台等の浜出し装置
と、全天候バースの天井クレーンとの間で直接達成する
ものとなっているので、移動する浜出し装置を、浜出し
位置と云う特定された位置に正確に停止させる必要があ
り、このため浜出し装置の停止位置の位置出しを正確に
達成するための制御機能部分を必要とすると共に、位置
出しのための専用の操作を必要とすると云う面倒な問題
があった。
た従来技術は、コイルの船積み、陸揚げ等の荷役を、コ
イルを搬送する台車とかコイル受け台等の浜出し装置
と、全天候バースの天井クレーンとの間で直接達成する
ものとなっているので、移動する浜出し装置を、浜出し
位置と云う特定された位置に正確に停止させる必要があ
り、このため浜出し装置の停止位置の位置出しを正確に
達成するための制御機能部分を必要とすると共に、位置
出しのための専用の操作を必要とすると云う面倒な問題
があった。
【0009】また、浜出し位置には、一つの浜出し装置
だけしか停止することができないので、荷役作業の完了
した浜出し装置が浜出し位置から退くまで、次の浜出し
装置が浜出し位置に移動することができず、その結果、
浜出し装置が待機状態に置かれて荷役効率が低下すると
か、多数の浜出し装置を必要とするため、設備費が高騰
すると共に保守管理が面倒となると云う問題があった。
だけしか停止することができないので、荷役作業の完了
した浜出し装置が浜出し位置から退くまで、次の浜出し
装置が浜出し位置に移動することができず、その結果、
浜出し装置が待機状態に置かれて荷役効率が低下すると
か、多数の浜出し装置を必要とするため、設備費が高騰
すると共に保守管理が面倒となると云う問題があった。
【0010】さらに、複数の浜出し装置が、順に浜出し
位置に移動してくる構成となっているので、浜出し位置
に対する浜出し装置の移動路は、往路専用の移動路と、
復路専用の移動路とを必要とし、このためただでさえ狭
い岸壁スペースをさらに狭いものとすると云う重大な問
題があった。
位置に移動してくる構成となっているので、浜出し位置
に対する浜出し装置の移動路は、往路専用の移動路と、
復路専用の移動路とを必要とし、このためただでさえ狭
い岸壁スペースをさらに狭いものとすると云う重大な問
題があった。
【0011】そこで、本発明は、上記した従来技術にお
ける問題点を解消すべく創案されたもので、船積み、陸
揚げの荷役に際して、浜出し装置と天井クレーンとの間
にバッファ機能部分を設けることを技術的課題とし、も
って天井クレーンに対するコイルの受渡しを常に一定し
た条件で達成できるようにすると共に、浜出し装置が待
機状態となるのを極力少なくすることを目的とする。
ける問題点を解消すべく創案されたもので、船積み、陸
揚げの荷役に際して、浜出し装置と天井クレーンとの間
にバッファ機能部分を設けることを技術的課題とし、も
って天井クレーンに対するコイルの受渡しを常に一定し
た条件で達成できるようにすると共に、浜出し装置が待
機状態となるのを極力少なくすることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を達成す
るための本発明の手段は、船が着岸する岸壁に天井クレ
ーンを有する建屋を建てた全天候バースを有すること、
岸壁に、この岸壁に対して直角方向に浜出し路を敷設す
ること、この浜出し路上に、自走して全天候バースから
出入りするコイルを搭載可能である浜出し台車を設ける
こと、浜出し路の全天候バース内の搬送端である浜出し
位置に近接して位置し、船倉を覗く位置を含めた着岸し
ている船の側近に位置して、この船との間で天井クレー
ンによりコイルの受渡しを行う受け部と、浜出し位置に
停止した浜出し台車との間で、コイルの移載を行う中継
荷役装置(10)を設けること、にある。
るための本発明の手段は、船が着岸する岸壁に天井クレ
ーンを有する建屋を建てた全天候バースを有すること、
岸壁に、この岸壁に対して直角方向に浜出し路を敷設す
ること、この浜出し路上に、自走して全天候バースから
出入りするコイルを搭載可能である浜出し台車を設ける
こと、浜出し路の全天候バース内の搬送端である浜出し
位置に近接して位置し、船倉を覗く位置を含めた着岸し
ている船の側近に位置して、この船との間で天井クレー
ンによりコイルの受渡しを行う受け部と、浜出し位置に
停止した浜出し台車との間で、コイルの移載を行う中継
荷役装置(10)を設けること、にある。
【0013】受け部を、中継荷役装置の一部として構成
するのが有利である。
するのが有利である。
【0014】中継荷役装置を、浜出し路と平行に自走移
動可能とするのが便利である。
動可能とするのが便利である。
【0015】全天候バース内の浜出し路部の側近に、浜
出し台車との間でコイルの移載が可能である複数の浜出
しスキッドを、浜出し路に沿って設けると良い。
出し台車との間でコイルの移載が可能である複数の浜出
しスキッドを、浜出し路に沿って設けると良い。
【0016】浜出し路を二本平行に敷設し、この二本の
浜出し路の浜出し位置付近部間に、中継荷役装置を近接
して位置させるのが有効である。
浜出し路の浜出し位置付近部間に、中継荷役装置を近接
して位置させるのが有効である。
【0017】
【作用】着岸した船に対して、コイルの船積み、陸揚げ
の荷役を行うに際しては、まず受け部および中継荷役装
置を船の設定された側近に位置させる。この際、受け部
を中継荷役装置の一部として構成した場合には、中継荷
役装置の位置設定を達成するだけで、受け部の船に対す
る位置出しを設定通りに達成できる。
の荷役を行うに際しては、まず受け部および中継荷役装
置を船の設定された側近に位置させる。この際、受け部
を中継荷役装置の一部として構成した場合には、中継荷
役装置の位置設定を達成するだけで、受け部の船に対す
る位置出しを設定通りに達成できる。
【0018】この状態で、浜出し台車が浜出し路上を自
走して浜出し位置に停止すると、中継荷役装置により、
この浜出し台車と受け部との間でのコイルの移載を行
う。また、この浜出し台車と受け台との間の、中継荷役
装置によるコイルの移載とは別に、受け台と船との間
の、天井クレーンによるコイルの受渡しが行われる。
走して浜出し位置に停止すると、中継荷役装置により、
この浜出し台車と受け部との間でのコイルの移載を行
う。また、この浜出し台車と受け台との間の、中継荷役
装置によるコイルの移載とは別に、受け台と船との間
の、天井クレーンによるコイルの受渡しが行われる。
【0019】このため、受け部との間でのコイルの移載
の完了した浜出し台車は、受け台と船との間のコイル受
渡し作業に束縛されることなしに、直ちにコイルの移送
作業に従事することができる。同様に、受け部と船との
間のコイルの受渡し作業は、浜出し台車のコイル移送作
業に束縛されることなしに行うことができる。
の完了した浜出し台車は、受け台と船との間のコイル受
渡し作業に束縛されることなしに、直ちにコイルの移送
作業に従事することができる。同様に、受け部と船との
間のコイルの受渡し作業は、浜出し台車のコイル移送作
業に束縛されることなしに行うことができる。
【0020】受け部は、単にコイルを一時的に搭載保持
するだけのものなので、船に対してより接近して位置さ
せることが構造的に容易であり、それゆえ天井クレーン
による船と受け部との間でのコイルの受渡し作業に有利
な箇所に、受け部を位置させることが可能となる。
するだけのものなので、船に対してより接近して位置さ
せることが構造的に容易であり、それゆえ天井クレーン
による船と受け部との間でのコイルの受渡し作業に有利
な箇所に、受け部を位置させることが可能となる。
【0021】中継荷役装置を、浜出し路と平行に自走移
動可能に構成した場合には、潮の干満状態とか、船の荷
の積載状態等に合わせて、船に対する中継荷役装置の位
置を自在に設定することができ、これにより荷役作業の
安全性を高めることになる。
動可能に構成した場合には、潮の干満状態とか、船の荷
の積載状態等に合わせて、船に対する中継荷役装置の位
置を自在に設定することができ、これにより荷役作業の
安全性を高めることになる。
【0022】浜出し路の側近に、この浜出し路に沿って
複数の浜出しスキッドを設けた場合には、この複数の浜
出しスキッドが、浜出し台車と受け部との間のバッファ
として機能するので、例え受け部にコイルが在る状態で
も、全天候バースに対する浜出し台車によるコイルの移
送を継続することが可能である。
複数の浜出しスキッドを設けた場合には、この複数の浜
出しスキッドが、浜出し台車と受け部との間のバッファ
として機能するので、例え受け部にコイルが在る状態で
も、全天候バースに対する浜出し台車によるコイルの移
送を継続することが可能である。
【0023】さらに、浜出し路を二本平行に敷設し、こ
の二本の浜出し路の浜出し位置付近間に中継荷役装置を
近接して位置させた場合には、二本の浜出し路が一台の
中継荷役装置に対応することになるので、一本の浜出し
路上を往復移動してコイルを搬送する浜出し台車の搬送
効率の悪さ、すなわち浜出し台車の往路もしくは復路の
移動動作の一方が、コイルの搬送動作に寄与しない動作
となることによる搬送効率の悪さにも関わらず、中継荷
役装置による浜出し台車と受け部との間でのコイルの移
載作業を、中継荷役装置を待機状態とさせることなし
に、ほぼ連続して実施することができる。
の二本の浜出し路の浜出し位置付近間に中継荷役装置を
近接して位置させた場合には、二本の浜出し路が一台の
中継荷役装置に対応することになるので、一本の浜出し
路上を往復移動してコイルを搬送する浜出し台車の搬送
効率の悪さ、すなわち浜出し台車の往路もしくは復路の
移動動作の一方が、コイルの搬送動作に寄与しない動作
となることによる搬送効率の悪さにも関わらず、中継荷
役装置による浜出し台車と受け部との間でのコイルの移
載作業を、中継荷役装置を待機状態とさせることなし
に、ほぼ連続して実施することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照しな
がら説明する。図1は、本発明による全天候型港湾荷役
設備の基本的な構成の一実施例を示す正面図、図2は、
図1に示した実施例の要部平面図で、全天候バース1
は、岸壁2に建屋3を建てることにより構成され、建屋
3内の天井付近に設けられた天井クレーン4は、この全
天候バース1に出入りする船28のマストトップをかわ
す程度の高さ位置に、岸壁2に着岸した船28の幅方向
に伸長し、かつ岸壁2に沿って、すなわち船28の長手
方向に沿って自走移動可能に設けられている。
がら説明する。図1は、本発明による全天候型港湾荷役
設備の基本的な構成の一実施例を示す正面図、図2は、
図1に示した実施例の要部平面図で、全天候バース1
は、岸壁2に建屋3を建てることにより構成され、建屋
3内の天井付近に設けられた天井クレーン4は、この全
天候バース1に出入りする船28のマストトップをかわ
す程度の高さ位置に、岸壁2に着岸した船28の幅方向
に伸長し、かつ岸壁2に沿って、すなわち船28の長手
方向に沿って自走移動可能に設けられている。
【0025】浜出しレール8’により形成される浜出し
路8は、岸壁2に直交する方向に沿って、建屋3内の浜
出し位置から建屋3外の所望する箇所まで直線状に敷設
形成され、この浜出し路8の一対の浜出しレール8’を
間に位置させた状態で、中継荷役装置10の移動路を形
成する一対のレール17を、この浜出しレール8’と平
行に敷設している。
路8は、岸壁2に直交する方向に沿って、建屋3内の浜
出し位置から建屋3外の所望する箇所まで直線状に敷設
形成され、この浜出し路8の一対の浜出しレール8’を
間に位置させた状態で、中継荷役装置10の移動路を形
成する一対のレール17を、この浜出しレール8’と平
行に敷設している。
【0026】それゆえ、図1および図2に示した実施例
の場合、浜出し路8に沿って、岸壁2側から中継荷役装
置10と浜出し位置とが直列に位置することになるた
め、浜出し路8上を自走してコイルKを搬送する浜出し
台車7は、中継荷役装置10によるコイルKの移載動作
からすると、図1ないし図3に示すように、単にコイル
Kを搭載できる構成であれば良いことになるが、浜出し
台車7自体にコイルKの移載能力を持たせるために、親
台車70と子台車75とから構成するのが望ましい。
の場合、浜出し路8に沿って、岸壁2側から中継荷役装
置10と浜出し位置とが直列に位置することになるた
め、浜出し路8上を自走してコイルKを搬送する浜出し
台車7は、中継荷役装置10によるコイルKの移載動作
からすると、図1ないし図3に示すように、単にコイル
Kを搭載できる構成であれば良いことになるが、浜出し
台車7自体にコイルKの移載能力を持たせるために、親
台車70と子台車75とから構成するのが望ましい。
【0027】すなわち、図4ないし図6に示すように、
浜出し台車7は、親台車70と子台車75とから構成さ
れ、親台車70は、浜出し路8を形成する浜出しレール
8’上に車輪72を介して搭載した台車フレーム71上
に、浜出し路8方向に直交する方向に沿って子台車レー
ル74を設けると共に、一対の門型受け台73を立設
し、この一対の門型受け台73のコイル受け部分の間
に、子台車75の昇降受け台78が出入り自在な間隔を
形成して構成されている。
浜出し台車7は、親台車70と子台車75とから構成さ
れ、親台車70は、浜出し路8を形成する浜出しレール
8’上に車輪72を介して搭載した台車フレーム71上
に、浜出し路8方向に直交する方向に沿って子台車レー
ル74を設けると共に、一対の門型受け台73を立設
し、この一対の門型受け台73のコイル受け部分の間
に、子台車75の昇降受け台78が出入り自在な間隔を
形成して構成されている。
【0028】この親台車70の子台車レール74上を自
走自在に搭載された子台車75は、子台車レール74上
に車輪77を介して搭載したフレーム76に、一対のプ
ランジャ79により昇降変位する昇降受け台78を昇降
変位可能に組付けて構成されている。
走自在に搭載された子台車75は、子台車レール74上
に車輪77を介して搭載したフレーム76に、一対のプ
ランジャ79により昇降変位する昇降受け台78を昇降
変位可能に組付けて構成されている。
【0029】中継荷役装置10(図3参照)は、レール
17上に車輪12を介して搭載した本体フレーム11上
の中央に、拡縮トング等の吊り具15を組付けた旋回ア
ーム14を取付け、また本体フレーム11上の先端部
に、コイルKを安定して搭載保持する受け部16を設け
て構成されており、旋回アーム14は、その吊り具15
によりコイルKを吊り下げた状態で旋回して、浜出し位
置上の浜出し台車7と受け部16との間で、コイルKの
移載を達成する。
17上に車輪12を介して搭載した本体フレーム11上
の中央に、拡縮トング等の吊り具15を組付けた旋回ア
ーム14を取付け、また本体フレーム11上の先端部
に、コイルKを安定して搭載保持する受け部16を設け
て構成されており、旋回アーム14は、その吊り具15
によりコイルKを吊り下げた状態で旋回して、浜出し位
置上の浜出し台車7と受け部16との間で、コイルKの
移載を達成する。
【0030】天井クレーン4(図3参照)は、従来から
の一般的な天井クレーンと同じ構成となっており、主体
部分である梁に、拡縮トング等の吊り具6を昇降可能に
組付けた吊り機5を、この梁に沿って自走移動可能に取
付けて構成されている。
の一般的な天井クレーンと同じ構成となっており、主体
部分である梁に、拡縮トング等の吊り具6を昇降可能に
組付けた吊り機5を、この梁に沿って自走移動可能に取
付けて構成されている。
【0031】図7は、本発明による全天候型港湾荷役設
備の他の実施例を、コイルKの岸壁倉庫18と組合せた
場合の全体配置平面構成を示すもので、岸壁倉庫18の
2本平行に敷設された搬送路20は、倉庫建屋19の一
方端部から他方端部の略4分の1を残した位置まで延び
ており、この搬送路20の一方端部の直上には、岸壁2
とは反対側の陸側に位置する精整工場に接続され、かつ
搬送路20に直交している2本の平行な搬入路22の搬
出端部が位置し、さらに岸壁2側の搬送路20のやや他
方端部側寄りの箇所の側近に、2本の平行な浜出し路8
の一方端が位置している。
備の他の実施例を、コイルKの岸壁倉庫18と組合せた
場合の全体配置平面構成を示すもので、岸壁倉庫18の
2本平行に敷設された搬送路20は、倉庫建屋19の一
方端部から他方端部の略4分の1を残した位置まで延び
ており、この搬送路20の一方端部の直上には、岸壁2
とは反対側の陸側に位置する精整工場に接続され、かつ
搬送路20に直交している2本の平行な搬入路22の搬
出端部が位置し、さらに岸壁2側の搬送路20のやや他
方端部側寄りの箇所の側近に、2本の平行な浜出し路8
の一方端が位置している。
【0032】両搬入路22上には、それぞれ1台の自走
可能な搬入台車23が設けられており、この搬入台車2
3によるコイルKの搬出端は、両搬送路20の間の直上
に設定されており、この両搬入路22の搬出端直上に
は、搬入台車23上のコイルKを吊り上げ、搬入台車2
3が退いた後に搬送路20に吊り下ろす受入リフタ24
が設けられている。
可能な搬入台車23が設けられており、この搬入台車2
3によるコイルKの搬出端は、両搬送路20の間の直上
に設定されており、この両搬入路22の搬出端直上に
は、搬入台車23上のコイルKを吊り上げ、搬入台車2
3が退いた後に搬送路20に吊り下ろす受入リフタ24
が設けられている。
【0033】この受入リフタ24の直下の両搬送路20
間床面には、それぞれの搬入路22に対応して一対の受
入スキッド9cが、搬送路20に沿って配置されてい
る。
間床面には、それぞれの搬入路22に対応して一対の受
入スキッド9cが、搬送路20に沿って配置されてい
る。
【0034】2本の搬送路20を倉庫建屋19の中央に
敷設することにより、この倉庫建屋19の床面を陸側と
岸壁2側とに区画し、この区画された両床面にはコイル
置場25が多数区画形成されている。
敷設することにより、この倉庫建屋19の床面を陸側と
岸壁2側とに区画し、この区画された両床面にはコイル
置場25が多数区画形成されている。
【0035】陸側の搬送路20において、中央よりもや
や一方端側に寄った陸側側近には、同一搬送路20上の
搬送台車21間でのコイルKの移載を達成するための中
継スキッド9dが配置されていて、この中継スキッド9
dを境にして、陸側の倉庫建屋19内を、搬入側である
一方側を第1ゾーンに、そして他方側を第2ゾーンに区
画しており、第1ゾーンの陸側側近に複数並列に配置さ
れた一方の屋内スキッド9bに接近してトラック通路2
6が設けられており、第2ゾーンの搬送路20の端部の
陸側側近に複数並列に配置された他方の屋内スキッド9
bの近くにもトラック通路26が設けられている。
や一方端側に寄った陸側側近には、同一搬送路20上の
搬送台車21間でのコイルKの移載を達成するための中
継スキッド9dが配置されていて、この中継スキッド9
dを境にして、陸側の倉庫建屋19内を、搬入側である
一方側を第1ゾーンに、そして他方側を第2ゾーンに区
画しており、第1ゾーンの陸側側近に複数並列に配置さ
れた一方の屋内スキッド9bに接近してトラック通路2
6が設けられており、第2ゾーンの搬送路20の端部の
陸側側近に複数並列に配置された他方の屋内スキッド9
bの近くにもトラック通路26が設けられている。
【0036】なお、この屋内スキッド9bは、コイルK
の受入れ口および払出し口を形成するものであり、屋内
スキッド9bを利用して搬送台車21と倉庫クレーン2
7との間のコイルKの受渡しが達成される。
の受入れ口および払出し口を形成するものであり、屋内
スキッド9bを利用して搬送台車21と倉庫クレーン2
7との間のコイルKの受渡しが達成される。
【0037】また、岸壁2側の搬送路20において、中
央よりもやや他方端側に寄った岸壁2側側近に中継スキ
ッド9dが配置されていて、同様に岸壁2側の倉庫建屋
19内を第1ゾーンと第2ゾーンとに区画しており、第
1ゾーンの岸壁2側側近には複数並列に配置されて一方
の屋内スキッド9bが配置されており、第2ゾーンの搬
送路20端部の岸壁2側側近に複数並列に配置された他
方の屋内スキッド9bに接近してトラック通路26が設
けられている。
央よりもやや他方端側に寄った岸壁2側側近に中継スキ
ッド9dが配置されていて、同様に岸壁2側の倉庫建屋
19内を第1ゾーンと第2ゾーンとに区画しており、第
1ゾーンの岸壁2側側近には複数並列に配置されて一方
の屋内スキッド9bが配置されており、第2ゾーンの搬
送路20端部の岸壁2側側近に複数並列に配置された他
方の屋内スキッド9bに接近してトラック通路26が設
けられている。
【0038】トラック通路26を設けることにより、コ
イルKの受入れを、搬入路22と輸送トラックとを併用
して行うことができ、同様にコイルKの払出しを浜出し
路8と輸送トラックとを併用して行うことができ、コイ
ルKの取扱いをよりフレキシブルなものとしている。
イルKの受入れを、搬入路22と輸送トラックとを併用
して行うことができ、同様にコイルKの払出しを浜出し
路8と輸送トラックとを併用して行うことができ、コイ
ルKの取扱いをよりフレキシブルなものとしている。
【0039】各搬送路20に設けられた2台の搬送台車
21は、基本的には、一方の搬送台車21は、第1ゾー
ン側でのコイルKの搬送を担当し、他方の搬送台車21
は、第2ゾーン側でのコイルKの搬送を担当するように
取り決められており、これにより単一の搬送路20上に
おける2台の搬送台車21の衝突の発生を未然に防止す
るようにしている。
21は、基本的には、一方の搬送台車21は、第1ゾー
ン側でのコイルKの搬送を担当し、他方の搬送台車21
は、第2ゾーン側でのコイルKの搬送を担当するように
取り決められており、これにより単一の搬送路20上に
おける2台の搬送台車21の衝突の発生を未然に防止す
るようにしている。
【0040】この2台の搬送台車21に対して、2台の
倉庫クレーン27は、その移動範囲が第1ゾーンおよび
第2ゾーンに制限されることはない。
倉庫クレーン27は、その移動範囲が第1ゾーンおよび
第2ゾーンに制限されることはない。
【0041】浜出し路8の陸側端部と岸壁2側の搬送路
20との両方の側近に、各浜出し路8に対向して二つの
クロススキッド9fが設けられており、また両浜出し路
8の陸側端部側近には、複数並列に並べられた三群の搬
出スキッド9gが設けられており、両浜出し路8の間に
設けられた搬出スキッド9gは、両浜出し路8の浜出し
台車7とのコイルKの受渡しが可能となっている。
20との両方の側近に、各浜出し路8に対向して二つの
クロススキッド9fが設けられており、また両浜出し路
8の陸側端部側近には、複数並列に並べられた三群の搬
出スキッド9gが設けられており、両浜出し路8の間に
設けられた搬出スキッド9gは、両浜出し路8の浜出し
台車7とのコイルKの受渡しが可能となっている。
【0042】両搬送路20間の、クロススキッド9fに
対向した箇所、および他方端箇所に接続スキッド9eが
設けられており、この接続スキッド9eを中継すること
により、陸側の搬送路20の搬送台車21から岸壁2側
の搬送路20の搬送台車21にコイルKを移載すること
ができ、特にクロススキッド9fに対向した接続スキッ
ド9eでコイルKの移載を行う場合には、両搬送台車2
1を走行移動させることなしに、陸側の搬送路20の搬
送台車21からクロススキッド9fにコイルKを移載す
ることができる。
対向した箇所、および他方端箇所に接続スキッド9eが
設けられており、この接続スキッド9eを中継すること
により、陸側の搬送路20の搬送台車21から岸壁2側
の搬送路20の搬送台車21にコイルKを移載すること
ができ、特にクロススキッド9fに対向した接続スキッ
ド9eでコイルKの移載を行う場合には、両搬送台車2
1を走行移動させることなしに、陸側の搬送路20の搬
送台車21からクロススキッド9fにコイルKを移載す
ることができる。
【0043】浜出し路8の他方の搬送端である浜出し位
置部の側近には、複数並列に浜出しスキッド9aが設け
られており、浜出し台車7と中継荷役装置10との間の
コイルKの移載動作の調整用バッファを形成している。
また、中継荷役装置10は、2本の浜出し路8の浜出し
位置端部間に位置しており、各浜出し路8の浜出し台車
7との間でコイルKを移載ものとなっている。
置部の側近には、複数並列に浜出しスキッド9aが設け
られており、浜出し台車7と中継荷役装置10との間の
コイルKの移載動作の調整用バッファを形成している。
また、中継荷役装置10は、2本の浜出し路8の浜出し
位置端部間に位置しており、各浜出し路8の浜出し台車
7との間でコイルKを移載ものとなっている。
【0043】なお、搬入台車23は、単にコイルKを搭
載して自走する構造となっているのに対して、搬送台車
21は、略浜出し台車7と同じ構造となっているが、浜
出し台車7と搬送台車21とは、搭載するコイルKの姿
勢が90度異なるので、親台車70および子台車75の
コイルK受け部分の構成が90度変位した構成となって
いる。
載して自走する構造となっているのに対して、搬送台車
21は、略浜出し台車7と同じ構造となっているが、浜
出し台車7と搬送台車21とは、搭載するコイルKの姿
勢が90度異なるので、親台車70および子台車75の
コイルK受け部分の構成が90度変位した構成となって
いる。
【0044】また、浜出し台車7は、浜出しスキッド9
a、クロススキッド9f、搬出スキッド9gそして中継
荷役装置10との間でのコイルKの移載を、子台車75
にコイルKを搭載して行い、浜出し路8に沿ったコイル
Kの移送を、親台車70にコイルKを搭載して行う。同
様に、搬送台車21は、屋内スキッド9b、受入スキッ
ド9c、中継スキッド9d、接続スキッド9eそしてク
ロススキッド9fとの間でのコイルKの移載を、子台車
75をコイルKを搭載して行い、搬送路20に沿ったコ
イルKの移送を、親台車70にコイルKを搭載して行
う。
a、クロススキッド9f、搬出スキッド9gそして中継
荷役装置10との間でのコイルKの移載を、子台車75
にコイルKを搭載して行い、浜出し路8に沿ったコイル
Kの移送を、親台車70にコイルKを搭載して行う。同
様に、搬送台車21は、屋内スキッド9b、受入スキッ
ド9c、中継スキッド9d、接続スキッド9eそしてク
ロススキッド9fとの間でのコイルKの移載を、子台車
75をコイルKを搭載して行い、搬送路20に沿ったコ
イルKの移送を、親台車70にコイルKを搭載して行
う。
【0045】各スキッド9(図8なしい図10を参照)
は、倉庫建屋19の床面もしくは岸壁2に固定されたベ
ース90の上面中央に、子台車用レール92を敷設する
と共に、コイルKを搭載保持する一対の門型サドル91
を立設し、両門型サドル91の対向した端面間には、子
台車75の昇降受け台78が出入り自在な間隔が形成さ
れている。なお、両門型サドル91は、製作および取付
けを容易であるようにするため、二つに分割された構造
となっている。
は、倉庫建屋19の床面もしくは岸壁2に固定されたベ
ース90の上面中央に、子台車用レール92を敷設する
と共に、コイルKを搭載保持する一対の門型サドル91
を立設し、両門型サドル91の対向した端面間には、子
台車75の昇降受け台78が出入り自在な間隔が形成さ
れている。なお、両門型サドル91は、製作および取付
けを容易であるようにするため、二つに分割された構造
となっている。
【0046】なお、接続スキッド9eは、その子台車用
レール92が形成する走行路が、接続スキッド9eを全
通する必要があるが、他のスキッド9の子台車75の走
行路は全通する必要はない。また、クロススキッド9f
は、一対の門型サドル91をそれぞれ二分割し、この二
分割したそれぞれの門型サドル91間に子台車75の昇
降受け台78が出入りできる間隔を形成しており、かつ
子台車75の走行通路を上面に形成した床板の下に、こ
の床板を90度回動変位させることのできるターナ93
を設けて構成されている。
レール92が形成する走行路が、接続スキッド9eを全
通する必要があるが、他のスキッド9の子台車75の走
行路は全通する必要はない。また、クロススキッド9f
は、一対の門型サドル91をそれぞれ二分割し、この二
分割したそれぞれの門型サドル91間に子台車75の昇
降受け台78が出入りできる間隔を形成しており、かつ
子台車75の走行通路を上面に形成した床板の下に、こ
の床板を90度回動変位させることのできるターナ93
を設けて構成されている。
【0047】この図7の実施例において、搬送路20に
対して搬入路22は直交しており、同様に搬送路20に
対して浜出し路8も直交しているので、コイルKの向き
姿勢を、搬入路22を介して受入れた姿勢のまま、倉庫
建屋19内での移し替えの取扱い、そして浜出し路8か
らの搬出を含めた受入れから払出しの取扱いを行うこと
ができ、これによりコイルKの取扱い操作が簡単となる
と共に、取扱い設備の構成を簡単なものとすることがで
きる。
対して搬入路22は直交しており、同様に搬送路20に
対して浜出し路8も直交しているので、コイルKの向き
姿勢を、搬入路22を介して受入れた姿勢のまま、倉庫
建屋19内での移し替えの取扱い、そして浜出し路8か
らの搬出を含めた受入れから払出しの取扱いを行うこと
ができ、これによりコイルKの取扱い操作が簡単となる
と共に、取扱い設備の構成を簡単なものとすることがで
きる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、上記した構成となっているの
で、以下に示す効果を奏する。コイルの船積み、陸揚げ
の荷役を、コイルを移送する浜出し装置と天井クレーン
との間で直接行うのではなく、予め定位置に不動に配置
された受け部を中継して行うので、天井クレーンに対す
るコイル搬送装置である浜出し台車の停止位置を厳格に
設定する必要がなく、もって浜出し台車に対する制御機
能部分の構成を簡単にすることができると共に、浜出し
台車の操作を簡単なものとすることができる。
で、以下に示す効果を奏する。コイルの船積み、陸揚げ
の荷役を、コイルを移送する浜出し装置と天井クレーン
との間で直接行うのではなく、予め定位置に不動に配置
された受け部を中継して行うので、天井クレーンに対す
るコイル搬送装置である浜出し台車の停止位置を厳格に
設定する必要がなく、もって浜出し台車に対する制御機
能部分の構成を簡単にすることができると共に、浜出し
台車の操作を簡単なものとすることができる。
【0049】コイルの船積み、陸揚げを、受け部を中継
点として、この受け部にコイルを一時的に搭載して、こ
の受け部と浜出し台車との間でのコイルの移載を中継荷
役装置で行い、受け部と船との間でのコイルの受渡しを
天井クレーンで行うので、受け部を中間バッファとして
機能させることができ、もって浜出し台車および天井ク
レーン共に、一方の動作状況にその動作が束縛されるこ
とが少なく、これによりコイルの荷役動作を効率良く達
成することができる。
点として、この受け部にコイルを一時的に搭載して、こ
の受け部と浜出し台車との間でのコイルの移載を中継荷
役装置で行い、受け部と船との間でのコイルの受渡しを
天井クレーンで行うので、受け部を中間バッファとして
機能させることができ、もって浜出し台車および天井ク
レーン共に、一方の動作状況にその動作が束縛されるこ
とが少なく、これによりコイルの荷役動作を効率良く達
成することができる。
【0050】浜出し台車は、浜出し路上を往復移動して
コイルの搬送を行うので、一つの浜出し路に一台の浜出
し台車を設けるだけで良く、もって設備費用を低額にす
ることができると共に、浜出し台車の取扱いおよび保守
管理を簡単なものとすることができる。
コイルの搬送を行うので、一つの浜出し路に一台の浜出
し台車を設けるだけで良く、もって設備費用を低額にす
ることができると共に、浜出し台車の取扱いおよび保守
管理を簡単なものとすることができる。
【0051】浜出し台車は、一つの浜出し路を往復移動
してコイルの搬送を行うので、専用の往路と復路とを必
要とせず、もって狭い岸壁に対して浜出し路を無理な
く、好適に設けることができる。
してコイルの搬送を行うので、専用の往路と復路とを必
要とせず、もって狭い岸壁に対して浜出し路を無理な
く、好適に設けることができる。
【0052】浜出し路と、浜出し台車と、中継荷役装置
とそして受け部とを設けることにより、従来からの全天
候バースをそるまま利用して構成することができるの
で、新設、既設を問わず、好適にかつ簡単に実施するこ
とができる。
とそして受け部とを設けることにより、従来からの全天
候バースをそるまま利用して構成することができるの
で、新設、既設を問わず、好適にかつ簡単に実施するこ
とができる。
【図1】本発明の基本的な一実施例の構成を示す正面
図。
図。
【図2】図1に示した実施例の要部平面構成図。
【図3】図1に示した実施例の要部拡大正面図。
【図4】本発明に使用される浜出し台車の好ましい実施
例を示す全体正面図。
例を示す全体正面図。
【図5】図4に示した実施例の全体平面図。
【図6】図4に示した実施例の全体側面図。
【図7】本発明の他の実施例を、岸壁倉庫に組合せた構
成例の全体平面構成図。
成例の全体平面構成図。
【図8】本発明に使用される浜出しスキッドを含むスキ
ッドの一実施例を示す全体正面図。
ッドの一実施例を示す全体正面図。
【図9】図8に示したスキッドの全体平面図。
【図10】図8に示したスキッドの全体側面図。
1 ; 全天候バース 2 ; 岸壁 3 ; 建屋 4 ; 天井クレ
ーン 5 ; 吊り機 6 ; 吊り具 7 ; 浜出し台車 70; 親台車 71; 台車フレーム 72; 車輪 73; 門型受け台 74; 子台車レ
ール 75; 子台車 76; フレーム 77; 車輪 78; 昇降受け
台 79; プランジャ 8 ; 浜出し路 8’; 浜出しレール 9 ; スキッド 90; ベース 91; 門型サド
ル 92; 子台車用レール 93; ターナ 9a; 浜出しスキッド 9b; 屋内スキ
ッド 9c; 受入スキッド 9d; 中継スキ
ッド 9e; 接続スキッド 9f; クロスス
キッド 9g; 搬出スキッド 10;中継荷役装
置 11;本体フレーム 12; 車輪 13; 中継リフタ 14; 旋回アー
ム 15; 吊り具 16; 受け部 17; レール 18; 岸壁倉庫 19; 倉庫建屋 20; 搬送路 21; 搬送台車 22; 搬入路 23; 搬入台車 24; 受入リフ
タ 25; コイル置場 26; トラック
通路 27; 倉庫クレーン 28; 船 K ; コイル
ーン 5 ; 吊り機 6 ; 吊り具 7 ; 浜出し台車 70; 親台車 71; 台車フレーム 72; 車輪 73; 門型受け台 74; 子台車レ
ール 75; 子台車 76; フレーム 77; 車輪 78; 昇降受け
台 79; プランジャ 8 ; 浜出し路 8’; 浜出しレール 9 ; スキッド 90; ベース 91; 門型サド
ル 92; 子台車用レール 93; ターナ 9a; 浜出しスキッド 9b; 屋内スキ
ッド 9c; 受入スキッド 9d; 中継スキ
ッド 9e; 接続スキッド 9f; クロスス
キッド 9g; 搬出スキッド 10;中継荷役装
置 11;本体フレーム 12; 車輪 13; 中継リフタ 14; 旋回アー
ム 15; 吊り具 16; 受け部 17; レール 18; 岸壁倉庫 19; 倉庫建屋 20; 搬送路 21; 搬送台車 22; 搬入路 23; 搬入台車 24; 受入リフ
タ 25; コイル置場 26; トラック
通路 27; 倉庫クレーン 28; 船 K ; コイル
Claims (5)
- 【請求項1】 船(28)が着岸する岸壁(2) に天井クレー
ン(4) を有する建屋(3) を建てた全天候バース(1) を設
け、前記岸壁(2) に、該岸壁(2) に対して直角方向に浜
出し路(8) を敷設し、該浜出し路(8) 上に、コイル(K)
を搭載して自走して前記全天候バース(1) から出入りす
る浜出し台車(7) を設け、前記浜出し路(8) の前記全天
候バース(1) 内の搬送端である浜出し位置に近接して位
置し、前記着岸した船(28)の船倉を覗く位置を含めた前
記船(28)の側近に位置して、該船(28)との間で前記天井
クレーン(4) により前記コイル(K) の受渡しを行う受け
部(16)と、前記浜出し位置に停止した前記浜出し台車
(7) との間で、前記コイル(K) の移載を行う中継荷役装
置(10)を設けて成る全天候型港湾荷役設備。 - 【請求項2】 受け部(16)を、中継荷役装置(10)の一部
として構成した請求項1に記載の全天候型港湾荷役設
備。 - 【請求項3】 中継荷役装置(10)を、浜出し路(8) と平
行に自走移動可能とした請求項1または2に記載の全天
候型港湾荷役設備。 - 【請求項4】 全天候バース(1) 内の浜出し路(8) 部の
側近に、浜出し台車(7) との間でコイル(K) の移載が可
能である複数の浜出しスキッド(9a)を、前記浜出し路
(8) に沿って設けた請求項1または2または3に記載の
全天候型港湾荷役設備。 - 【請求項5】 浜出し路(8) を二本平行に敷設し、該二
本の浜出し路(8) の浜出し位置付近部間に、中継荷役装
置(10)を近接して位置させた請求項1または2または3
または4に記載の全天候型港湾荷役設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21967792A JPH0648579A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 全天候型港湾荷役設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21967792A JPH0648579A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 全天候型港湾荷役設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648579A true JPH0648579A (ja) | 1994-02-22 |
Family
ID=16739249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21967792A Pending JPH0648579A (ja) | 1992-07-27 | 1992-07-27 | 全天候型港湾荷役設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0648579A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531777A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-06 | Hitachi Ltd | Material handling apparatus for containers |
JPS6048829A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-16 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | コンテナ搬送,排出装置 |
JPH03227829A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-08 | Kawatetsu Unyu Kk | 浜出し装置の搬送設備 |
-
1992
- 1992-07-27 JP JP21967792A patent/JPH0648579A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5531777A (en) * | 1978-08-30 | 1980-03-06 | Hitachi Ltd | Material handling apparatus for containers |
JPS6048829A (ja) * | 1983-08-24 | 1985-03-16 | Shin Meiwa Ind Co Ltd | コンテナ搬送,排出装置 |
JPH03227829A (ja) * | 1990-02-01 | 1991-10-08 | Kawatetsu Unyu Kk | 浜出し装置の搬送設備 |
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