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JPH0645200U - 潤滑オイル供給装置用リリーフ弁 - Google Patents

潤滑オイル供給装置用リリーフ弁

Info

Publication number
JPH0645200U
JPH0645200U JP8243992U JP8243992U JPH0645200U JP H0645200 U JPH0645200 U JP H0645200U JP 8243992 U JP8243992 U JP 8243992U JP 8243992 U JP8243992 U JP 8243992U JP H0645200 U JPH0645200 U JP H0645200U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
inlet passage
valve
oil
valve hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8243992U
Other languages
English (en)
Inventor
利男 柴
Original Assignee
栃木富士産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 栃木富士産業株式会社 filed Critical 栃木富士産業株式会社
Priority to JP8243992U priority Critical patent/JPH0645200U/ja
Publication of JPH0645200U publication Critical patent/JPH0645200U/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Safety Valves (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 チェック弁の機能を兼ね備えたリリーフ弁を
提供する。 【構成】 ハウジング51と、このハウジング51内に
形成された弁孔52と、この弁孔52に対し該弁孔52
の長手方向一端側から他端側に互いに間隔をもって順番
に連通する入口通路53、出口通路55、リリーフ通路
56と、弁孔52内に収容されスプリング58によって
弁孔52の一端側に付勢され入口通路53からの流体圧
と前記スプリング58による付勢力とのバランスにより
弁孔52の長手方向に移動する弁体57とを有する。弁
体57は、入口通路53からの流体圧が所定の低圧未満
のとき入口通路53を塞ぐ位置に移動し、入口通路53
からの流体圧が所定の低圧以上で所定の高圧未満のとき
入口通路53と出口通路55とを連通する位置に移動
し、入口通路53からの流体圧が所定の高圧以上とき入
口通路53とリリーフ通路56とを連通する位置に移動
する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種機械の潤滑部分に潤滑オイルを供給する装置に用いられるリリ ーフ弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
潤滑オイル供給系を有した機械の例として、パートタイム式四輪駆動車におけ るトランスファ装置を図3、図4に示す。このトランスファ装置は、実開昭63 −166757号公報に開示されたものである。
【0003】 このトランスファ装置では、トランスファケース1内に、変速機2の出力軸3 と同一軸線上に配置された入力軸4と、該入力軸4の側方に入力軸4と平行に配 置された前輪側出力軸5と、入力軸4の後方に入力軸4と同一軸線上に配置され た後輪側出力軸6とが設けられている。入力軸4はベアリング7、8、9を介し て回転自在に支持され、また後輪側出力軸6はベアリング9、10を介して、前 輪側出力軸5はベアリング11、12、13を介して、それぞれ回転自在に支持 されている。
【0004】 入力軸4の変速機3側の端部には、エンジンから車輪に伝達される動力の伝達 比を低速状態及び高速状態に切り換えるための遊星歯車式の減速機構14が配設 されている。この減速機構14は、スリーブ15の操作により低速状態あるいは 高速状態に選択的に切り換えられ、切り換えられた状態で変速機2の出力を入力 軸4に伝達する。
【0005】 また、入力軸4の反対側の端部には遊星歯車式のセンタデフ16が配設され、 さらにこのセンタデフ16と前記減速機構14との間の入力軸4上には駆動側ス プロケット17が回転自在に支持されている。この駆動側スプロケット17は、 前輪側出力軸5に一体結合された被駆動側スプロケット18とチェーン19で連 結されている。
【0006】 これにより、入力軸4の動力は前記センタデフ16を介して後輪側出力軸6に 伝達され、必要に応じてセンタデフ16により差動分配がなされた上で動力が駆 動側スプロケット17、チェーン19、被駆動側18を介して前輪側出力軸5に 伝達される。
【0007】 また、前記ベアリング8と駆動側スプロケット17との間の入力軸4上には、 オイルポンプ20が配設されている。このオイルポンプ20は、トランスファケ ース1に固定されたハウジング21と、該ハウジング21内に嵌装され入力軸7 により回転駆動されるロータとを有している。
【0008】 図4に示すように、ハウジング21の下部には吸入口22が設けられ、該吸入 口22には吸入管23の一端が嵌合されている。吸入管23はトランスファケー ス1の内壁下面に沿って斜め下方に延びて、その先端は被駆動側スプロケット1 8に隣接配置されたオイルストレーナ24に接続されている。トランスファケー ス1の下部はオイルが貯留するオイルタンクとしての機能を持ち、前記オイルス トレーナ24は貯留オイル内に没するように配されている。
【0009】 一方、ハウジング21の上部にはオイル吐出口25が設けられている。このオ イル吐出口25は、入力軸4の内部に貫通形成されたオイル通路26を介して入 力軸4上の各潤滑部分(例えばベアリング8、9、10、減速機構14、センタ デフ16、スプロケット17等)に連通されており、オイルポンプ20の作動に よりトランスファケース1の底部に溜まるオイルを各潤滑部分に供給するように なっている。なお、オイルポンプ20のオイル吐出口25にはリリーフ弁27が 設けられている。
【0010】 以上説明したオイル供給系を簡略化すると、図2に示すようになる。この図に おいて、20はオイルポンプ、22はオイル吸入口、24はオイルストレーナ、 25はオイル吐出口、23は吸入管、26は入力軸内のオイル通路、27はリリ ーフ弁、30はトランスファケース1内の静的オイルレベルである。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、従来ではオイルポンプ20を駆動停止した場合、オイル通路(オイ ルストレーナ24から入力軸内のオイル通路26の先端までの全通路を指す)内 のオイルのレベルが、トランスファケース1の底部の静的オイルレベルまで下が ってしまっていた。このため、オイルポンプ20を再始動した場合、停止時のオ イルレベルから潤滑オイルを汲み上げて供給を始めなければならず、特にオイル 通路の長さが長い場合には、潤滑部分までオイルが行き渡るのに時間がかかると いう問題があった。
【0012】 これを防止するためには、オイル通路の途中にチェック弁を設けてオイルの戻 りを押さえればよいが、そうすると、リリーフ弁のほかにチェック弁も配置しな くてはならず、配置のための構造が複雑化するおそれがあった。
【0013】 本考案は、上記事情を考慮し、チェック弁の機能を兼ね備えたリリーフ弁を提 供し、オイルの戻りを防止すると共に、弁の配置に関する問題をなくすことを目 的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の潤滑オイル供給装置用リリーフ弁は、ハウジングと、このハウジング 内に形成された弁孔と、この弁孔に対し該弁孔の長手方向一端側から他端側に互 いに間隔をもって順番に連通する入口通路、出口通路、リリーフ通路と、前記弁 孔内に収容され、スプリングによって弁孔の一端側に付勢され、前記入口通路か らの流体圧と前記スプリングによる付勢力とのバランスにより弁孔の長手方向に 移動する弁体とを有し、前記入口通路からの流体圧が所定の低圧未満のとき前記 弁体が入口通路と出口通路の連通を遮断する位置に移動し、前記入口通路からの 流体圧が所定の低圧以上で所定の高圧未満のとき入口通路と出口通路とを連通す る位置に移動し、前記入口通路からの流体圧が所定の高圧以上とき入口通路とリ リーフ通路とを連通する位置に移動することを特徴としている。
【0015】
【作用】
上記構成のリリーフ弁は、入口通路をオイルポンプに接続し、出口通路を潤滑 部分に連通するオイル通路に接続して用いる。
【0016】 オイルポンプ駆動中は、入口通路のオイル圧の上昇により弁体が移動し、入口 通路と出口通路が連通して、オイルが出口通路から潤滑部分へと供給される。
【0017】 また、オイルポンプから入口通路へ入力されるオイルの圧力が所定以上に高く なると、さらに弁体が移動してリリーフ通路が開かれ圧力が逃がされ、出口通路 への圧力が常に一定の範囲内にコントロールされる。
【0018】 一方、オイルポンプが停止され、入口通路のオイル圧が低下すると、自動的に 弁体が入口通路と出口通路の連通を遮断する。そして、この弁体の遮断作用によ りオイルの戻りが阻止され、オイル通路中のオイルレベルがオイルポンプ停止時 の位置のまま維持される(チェック弁作用)。従って、この状態でオイルポンプ を再始動すると、その維持されたレベルからオイルの供給が開始され、潤滑部分 に素早くオイルが供給される。
【0019】
【実施例】
以下、本考案のリリーフ弁の一実施例を図1に基づいて説明する。
【0020】 このリリーフ弁50はハウジング51を有する。ハウジング50内には一端か ら他端に弁孔52が貫通形成されている。弁孔52の一端は入口通路53として 開口し、他端はスプリング受部材54により閉塞されている。
【0021】 ハウジング51には、弁孔52と直交する方向に出口通路55とリリーフ通路 56の2つの通路が形成されている。出口通路55とリリーフ通路56は、弁孔 52の長手方向に間隔をおいて形成されており、出口通路55は入口通路53側 に配置され、リリーフ通路56はスプリング受部材54側に配置されている。出 口通路55及びリリーフ通路56は共に、弁孔52の内壁に開口している。
【0022】 弁孔52内には、ゴム、樹脂、あるいは金属で形成されたボール状弁体57が 弁孔52の長手方向に沿って摺動自在に収容されている。また、ボール状弁体5 7とスプリング受部材54との間には、ボール状弁体57を入口通路53側に付 勢するスプリング58が介装されている。また、入口通路53には管路59が嵌 合されている。この管路59の先端は、ボール状弁体57が密着する弁座60と して構成されている。
【0023】 ボール状弁体57は、入口通路53から入力されるオイル圧とスプリング58 による付勢力とのバランスにより、弁孔52の長手方向に移動する。そして、入 口通路53からの流体圧が所定の低圧未満のとき、つまり入口通路53に接続さ れたオイルポンプが停止されたときには、ボール状弁体57が入口通路53を塞 ぐ位置(図の実線で示す位置)に移動する。また、入口通路53からの流体圧が 所定の低圧以上で所定の高圧未満のとき(通常時)には、入口通路53と出口通 路55とを連通する位置(図の点線で示す位置)に移動する。また、入口通路5 3からの流体圧が所定の高圧(リリーフ圧)以上ときには、入口通路53とリリ ーフ通路56とを連通する位置(図の二点鎖線で示す位置)に移動する。
【0024】 次に作用を説明する。
【0025】 このリリーフ弁50は従来と同じ位置に配置する。そして、入口通路53をオ イルポンプに接続し、出口通路55を入力軸のオイル通路26(図2参照)に接 続して用いる。
【0026】 オイルポンプ駆動中は、入口通路53のオイル圧の上昇により、ボール状弁体 57が点線位置へ移動し、入口通路53と出口通路55が連通して、オイルが出 口通路55から潤滑部分へと供給される。
【0027】 また、オイルポンプから入口通路53へ入力されるオイルの圧力が所定以上に 高くなると、さらにボール状弁体57が右方(二点鎖線の位置)に移動してリリ ーフ通路56が開かれ圧力が逃がされて、それにより出口通路55への圧力が常 に一定の範囲内にコントロールされる。
【0028】 一方、オイルポンプが停止され、入口通路53のオイル圧が低下すると、自動 的にボール状弁体57が実線で示す位置に移動し、入口通路53と出口通路55 の連通を遮断する。そして、このボール状弁体57のチェック作用によりオイル の戻りが阻止され、オイル通路中のオイルレベルがオイルポンプ停止時の位置の ままに維持される。従って、この状態でオイルポンプを再始動すると、その維持 されたレベルからオイルの供給が開始され、潤滑部分に素早くオイルが供給され る。
【0029】 なお、上記実施例では、弁体をボール状としたが、円柱形としてもよい。円柱 形の弁体を用いると、出口通路55と入口通路53とを同時に完全に塞ぐことが できる。
【0030】 また、上記実施例では、弁孔52の一端開口を入口通路53としたが、レイア ウト上の制約等により入口通路を他の2つの通路(出口通路55やリリーフ通路 56)を同じ向きに形成してもよい。
【0031】 また、本考案のリリーフ弁の配置位置はポンプの吐出側であればどこに設定し てもよく、図2で示すオイル通路26の先端に配置してもよい。
【0032】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のリリーフ弁は、リリーフ作用とともにチェック 弁の機能も果たすから、1個の弁の配置だけでオイルの戻りを押さえることがで きる。従って、このオイルの戻りを押さえる機能により、オイルポンプの再始動 時にも素早い動作で潤滑部にオイルを供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面図である。
【図2】従来の潤滑オイル供給系の簡略図である。
【図3】従来の潤滑オイル供給系を有した機械の例とし
て示すトランスファ装置の断面図である。
【図4】同トランスファ装置のIV−IV矢視図である。
【符号の説明】
50 リリーフ弁 51 ハウジング 52 弁孔 53 入口通路 55 出口通路 56 リリーフ通路 57 ボール状弁体 58 スプリング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、 このハウジング内に形成された弁孔と、 この弁孔に対し該弁孔の長手方向一端側から他端側に互
    いに間隔をもって順番に連通する入口通路、出口通路、
    リリーフ通路と、 前記弁孔内に収容され、スプリングによって弁孔の一端
    側に付勢され、前記入口通路からの流体圧と前記スプリ
    ングによる付勢力とのバランスにより弁孔の長手方向に
    移動する弁体とを有し、 前記入口通路からの流体圧が所定の低圧未満のとき前記
    弁体が入口通路と出口通路の連通を遮断する位置に移動
    し、 前記入口通路からの流体圧が所定の低圧以上で所定の高
    圧未満のとき入口通路と出口通路とを連通する位置に移
    動し、 前記入口通路からの流体圧が所定の高圧以上とき入口通
    路とリリーフ通路とを連通する位置に移動することを特
    徴とする潤滑オイル供給装置用リリーフ弁。
JP8243992U 1992-11-30 1992-11-30 潤滑オイル供給装置用リリーフ弁 Pending JPH0645200U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8243992U JPH0645200U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 潤滑オイル供給装置用リリーフ弁

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JP8243992U JPH0645200U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 潤滑オイル供給装置用リリーフ弁

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0645200U true JPH0645200U (ja) 1994-06-14

Family

ID=13774579

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8243992U Pending JPH0645200U (ja) 1992-11-30 1992-11-30 潤滑オイル供給装置用リリーフ弁

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JP (1) JPH0645200U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006526731A (ja) * 2003-06-02 2006-11-24 マン ウント フンメル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング サイクロン切換え装置

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